(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125613
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】システム
(51)【国際特許分類】
B65G 1/04 20060101AFI20230831BHJP
B65G 1/137 20060101ALI20230831BHJP
【FI】
B65G1/04 521
B65G1/137 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029816
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】小島 秀隆
(72)【発明者】
【氏名】朝日 一隆
【テーマコード(参考)】
3F022
3F522
【Fターム(参考)】
3F022FF01
3F022JJ13
3F022LL16
3F022MM08
3F022MM43
3F022NN03
3F022NN05
3F022PP04
3F022QQ17
3F522AA02
3F522BB01
3F522BB35
3F522CC05
3F522DD02
3F522DD22
3F522DD29
3F522DD32
3F522DD37
3F522EE15
3F522GG44
3F522JJ02
(57)【要約】
【課題】高さ方向に並べて収納されている容器に効果的に物品を区分することができるシステムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、システムは、棚と、リーダと、自動搬送装置と、エレベータと、プロセッサと、を備える。棚は、高さ方向に並べて容器を収納する。リーダは、物品を識別するコードを読み取る。自動搬送装置は、前記物品を搬送する。エレベータは、前記自動搬送装置を昇降する。プロセッサは、前記コードに基づいて、前記物品を投入する容器が在る棚の位置を特定し、前記特定された棚の位置に基づいて、前記物品を積載している前記自動搬送装置を上昇させ、上昇した前記自動搬送装置に、前記物品を前記容器へ投入させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高さ方向に並べて容器を収納する棚と、
物品を識別するコードを読み取るリーダと、
前記物品を搬送する自動搬送装置と、
前記自動搬送装置を昇降するエレベータと、
前記コードに基づいて、前記物品が投入される容器が在る棚の位置を特定し、
前記特定された棚の位置に基づいて、前記物品を積載している前記自動搬送装置を上昇させ、
上昇した前記自動搬送装置に、前記物品を前記容器へ投入させる、
プロセッサと、
を備えるシステム。
【請求項2】
前記棚は、前記容器を積載する複数の棚段を備え、
前記プロセッサは、前記容器の階数を特定する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記容器を積載する棚段の階数を示す高さ情報を格納するメモリを備え、
前記プロセッサは、
前記物品が投入される容器を特定し、
前記高さ情報に基づいて、特定された前記容器の階数を特定する、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記容器に物品を投入可能な高さ位置に前記自動搬送装置を支持する走行レールを備え、
前記エレベータは、前記走行レールの高さ位置に前記自動搬送装置を上昇させる、
請求項1乃至3の何れか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記棚は、水平方向に並べて前記容器を収納し、
前記走行レールは、前記水平方向に設けられている、
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記走行レールは、コードを備え、
前記自動搬送装置は、前記コードを読み取ることで、前記容器に物品を投入可能な位置に移動する、
請求項4又は5に記載のシステム。
【請求項7】
前記自動搬送装置は、前記容器の上部から前記物品を投入する、
請求項1乃至6の何れか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記自動搬送装置は、
前記物品を積載するトレイと、
前記トレイを回動する駆動機構と、
から構成される、
請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記物品を前記自動搬送装置に積載する積載装置を備える、
請求項1乃至8の何れか1項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
高さ方向に並べて収納されているトートなどの容器から物品をピッキングするシステムが提供されている。そのようなシステムは、ピッキングする物品を格納する容器を払い出して当該容器から物品をピッキングする。
【0003】
しかしながら、従来、システムは、高さ方向に並べて収納されているトートに物品を投入して物品を区分することができないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するため、高さ方向に並べて収納されている容器に効果的に物品を区分することができるシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、システムは、棚と、リーダと、自動搬送装置と、エレベータと、プロセッサと、を備える。棚は、高さ方向に並べて容器を収納する。リーダは、物品を識別するコードを読み取る。自動搬送装置は、前記物品を搬送する。エレベータは、前記自動搬送装置を昇降する。プロセッサは、前記コードに基づいて、前記物品を投入する容器が在る棚の位置を特定し、前記特定された棚の位置に基づいて、前記物品を積載している前記自動搬送装置を上昇させ、上昇した前記自動搬送装置に、前記物品を前記容器へ投入させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る区分システムの構成例を概略的に示す側面図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る区分システムの構成例を概略的に示す上面図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る区分システムの制御系の構成例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る区分制御装置の構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係るエレベータの構成例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るAGVの側面図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るAGVの構成例を示すブロック図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るAGVの動作例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る区分指定情報の例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る行先情報の例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る区分制御装置の動作例を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、実施形態に係る区分システムの全体の構成例を概略的に示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
実施形態に係る区分システムは、物品を区分する。区分システムは、物品の宛先などに基づいて、物品をトート(容器)に投入する。区分システムは、自動搬送装置(Automatic Guided Vehicle(AGV))を用いて、物品をトートに投入する。区分システムは、棚などを用いて、トートを水平方向及び高さ方向に並べて収納する。
たとえば、区分システムは、物流センタ又は倉庫などで用いられる。
【0009】
図1は、実施形態に係る区分システム100を概略的に示す側面図である。また、
図2は、区分システム100を概略的に示す上面図である。
【0010】
図1及び
図2が示すように、区分システム100は、積載装置1、リーダ3、走行レール5、走行レール6、トート8、エレベータ10及び棚20などを備える。
なお、区分システム100は、
図1及び
図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、区分システム100から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0011】
棚20は、複数のトート8を収納する。棚20は、Z軸方向(高さ方向)に複数の棚段21を備える。
【0012】
各棚段21は、トート8を積載する。ここでは、各棚段21は、X軸方向及びY軸方向(水平方向)に二次元的に複数のトート8を積載する。たとえば、棚段21は、所定の大きさの矩形の板から構成される。
【0013】
棚20は、複数の棚段21を備えることで、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に複数のトート8を並べて収納することができる。
【0014】
トート8は、物品を投入される容器である。トート8は、上面を開放した箱状に形成される。即ち、トート8は、上部から物品を投入される構造を有する。
【0015】
棚20に隣接してエレベータ10が設置されている。
エレベータ10は、後述する区分制御装置30の制御に従って、AGV7をZ軸方向に搬送する。即ち、エレベータ10は、AGV7を昇降する。エレベータ10は、地上から、AGV7が物品をトート8に投入可能な高さまでAGV7を昇降させる。
【0016】
エレベータ10は、積載台15及び2つのガイドレール16などから構成される。
積載台15は、AGV7を積載する。ここでは、積載台15は、1つのAGV7を積載する。たとえば、積載台15は、1つのAGV7を積載可能な大きさの矩形の板から構成される。また、積載台15は複数のAGV7を積載しても良い。
【0017】
また、積載台15は、AGV7がY軸方向から進入又は退却可能な構造を有する。
【0018】
積載台15は、一辺を1つのガイドレール16に接続し、対向する他辺を他方のガイドレール16に接続する。即ち、積載台15は、ガイドレール16の間に形成されている。
【0019】
ガイドレール16は、Z軸方向に延びる部材から構成される。ガイドレール16は、積載台15の移動方向をガイドする。即ち、積載台15は、ガイドレール16に沿って上下に移動する。
【0020】
ガイドレール16には、Y軸方向に延びる走行レール5が形成されている。また、走行レール5は、棚段21ごとに形成されている。
【0021】
走行レール5は、AGV7がY軸方向に移動するためのレールである。走行レール5は、AGV7がトート8に物品を投入可能な高さに支持する。走行レール5は、2本のレールから構成される。走行レール5間の幅は、AGV7の車輪の幅に対応する。
【0022】
また、走行レール5には、コード51が添付されている。
コード51は、X軸方向に並ぶトート8の一行を識別する識別子をエンコードして得られたコードである。コード51は、トート8の一行に対応する位置(
図2では、行の左端)に添付されている。
【0023】
コード51は、棚段21における所定の領域(たとえば、一行のトート8を積載可能な領域)を識別する識別子をエンコードして得られたコードであってもよい。
【0024】
走行レール5は、各行に対してコード51を備えるものであってもよい。また、走行レール5は、いくつかの行に対してコード51を備えるものであってもよい。
【0025】
また、走行レール5には、X軸方向に延びる複数の走行レール6が形成されている。また、走行レール6は、トート8の行ごとに形成されている。
【0026】
走行レール6は、AGV7がX軸方向に移動するためのレールである。走行レール6は、AGV7がトート8に物品を投入可能な高さに支持する。即ち、走行レール6は、AGV7が物品をトート8に投入可能な位置に移動するためのレールである。
【0027】
走行レール6は、上面から見た場合に、Y軸方向にトート8の行と交互に形成されている。走行レール6の幅は、AGV7の車輪の幅に対応する。
【0028】
また、走行レール6には、コード61が添付されている。
コード61は、トート8を識別する識別子をエンコードして得られたコードである。コード61は、トート8に対応する位置(
図2では、トート8の上部)に添付されている。
【0029】
コード61は、棚段21における所定の領域(たとえば、1つのトート8を積載可能な領域)を識別する識別子をエンコードして得られたコードであってもよい。
【0030】
走行レール6は、各トート8に対してコード61を備えるものであってもよい。また、走行レール6は、いくつかのトート8に対してコード61を備えるものであってもよい。
【0031】
また、地上には、積載装置1が形成されている。
積載装置1は、地上に存在するAGV7に物品を積載する装置である。積載装置1は、積載領域4に存在するAGV7に物品を積載する。
【0032】
たとえば、積載装置1は、上位の装置などから物品を受領する。積載装置1は、受領された物品をAGV7に積載する。
【0033】
積載装置1は、物品を積載するロボットなどから構成されるものであってもよい。また、積載装置1は、物品を積載するオペレータを含むものであってもよい。
物品には、物品を識別する識別子をエンコードして得られたコードが添付されている。ここでは、コードは、バーコード又は二次元コードである。
【0034】
リーダ3は、積載装置1がAGV7に積載する物品のコードを読み取る。リーダ3は、積載装置1がAGV7に物品を積載する前に物品のコードを読み取るものであってもよし、AGV7に積載された物品のコードを読み取るものであってもよい。
【0035】
リーダ3は、読み取られたコードをデコードして得られた識別子を区分制御装置30に送信する。
たとえば、リーダ3は、カメラとコードを照らすライトとから構成される。
【0036】
なお、物品には、コードとして、文字列、数値、記号又はそれらの組合せが添付されるものであってもよい。
【0037】
AGV7は、区分制御装置30の制御に従って、物品を積載して搬送する自動走行車である。AGV7は、積載装置1からの物品を受領する。AGV7は、エレベータ10に乗り所定の高さまで上昇する。所定の高さまで上昇すると、AGV7は、走行レール5及び6上を移動して、トート8に物品を投入可能な位置に移動する。当該位置に移動すると、AGV7は、受領された物品をトート8に投入する。
AGV7については、後に詳述する。
【0038】
次に、区分システム100の制御系について説明する。
図3は、区分システム100の制御系を示す。
図3が示すように、区分システム100は、積載装置1、上位装置2、リーダ3、AGV7及び区分制御装置30などを備える。上位装置2は、区分制御装置30に接続する。区分制御装置30は、積載装置1、リーダ3、エレベータ10、及びAGV7に接続する。
【0039】
なお、区分システム100は、
図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、区分システム100から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0040】
上位装置2は、トート8の識別子と区分先とを対応付けた区分指定情報(高さ情報)と、物品の識別子(ID)と行先とを対応付けた行先情報と、を区分制御装置30に送信する。区分指定情報及び行先情報については、後述する。
【0041】
たとえば、上位装置2は、WMS(Warehouse Management System)である。たとえば、上位装置2は、PCなどから構成される。
【0042】
区分制御装置30は、積載装置1、リーダ3、AGV7及びエレベータ10などを制御する。たとえば、区分制御装置30は、AGV7のコントローラとして機能する。即ち、区分制御装置30は、AGV7の移動、及び物品の投入などを制御する。たとえば、区分制御装置30は、WCS(Warehouse Control System)である。
【0043】
次に、区分制御装置30について説明する。
図4は、区分制御装置30の構成例を示すブロック図である。
図4が示すように、区分制御装置30は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、通信部35、AGVインターフェース36、操作部37及び表示部38などを備える。
【0044】
プロセッサ31と、ROM32、RAM33、NVM34、AGVインターフェース36、通信部35、操作部37及び表示部38と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、区分制御装置30は、
図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、区分制御装置30から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0045】
プロセッサ31は、区分制御装置30全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ31は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ31は、内部メモリ、ROM32又はNVM34が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0046】
なお、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0047】
ROM32は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、区分制御装置30の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0048】
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、プロセッサ31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、プロセッサ31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0049】
NVM34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM34は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM34は、区分制御装置30の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
NVM34は、区分指定情報及び行先情報を格納する。
【0050】
通信部35は、積載装置1、上位装置2、リーダ3及びエレベータ10などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部35は、ネットワークを通じて積載装置1、上位装置2、リーダ3及びエレベータ10などとデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、通信部35は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートするインターフェースである。
【0051】
なお、通信部35は、積載装置1と通信するためのインターフェースと上位装置2と通信するためのインターフェースとリーダ3と通信するためのインターフェースとエレベータ10と通信するためのインターフェースとから構成されるものであってもよい。
【0052】
AGVインターフェース36は、AGV7と通信するためのインターフェースである。AGVインターフェース36は、有線又は無線でAGV7に接続する。たとえば、AGVインターフェース36は、無線LAN接続をサポートするものであってもよい。
【0053】
操作部37は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部37は、入力された操作を示す信号をプロセッサ31へ送信する。操作部37は、タッチパネルから構成されてもよい。
【0054】
表示部38は、プロセッサ31からの画像データを表示する。たとえば、表示部38は、液晶モニタから構成される。操作部37がタッチパネルから構成される場合、表示部38は、操作部37と一体的に形成されてもよい。
【0055】
なお、通信部35とAGVインターフェース36とは、一体的に形成されるものであってもよい。
【0056】
次に、エレベータ10の制御系について説明する。
図5は、エレベータ10の制御系の構成例を示す。
図5が示すように、エレベータ10は、プロセッサ11、メモリ12、通信部13、駆動機構14及び積載台15などを備える。
【0057】
プロセッサ11と、メモリ12、通信部13及び駆動機構14とは、互いに通信可能に接続する。駆動機構14は、積載台15と物理的に接続する。
【0058】
なお、エレベータ10は、
図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したりエレベータ10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0059】
プロセッサ11は、エレベータ10全体の動作を制御する。たとえば、プロセッサ11は、区分制御装置30の制御に従って、積載台15を昇降する。
【0060】
たとえば、プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)などから構成される。また、プロセッサ11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などから構成されるものであってもよい。また、プロセッサ11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)などから構成されるものであってもよい。
【0061】
メモリ12は、種々のデータを格納する。たとえば、メモリ12は、ROM、RAM及びNVMとして機能する。
たとえば、メモリ12は、制御プログラム及び制御データなどを記憶する。制御プログラム及び制御データは、エレベータ10の仕様に応じて予め組み込まれる。たとえば、制御プログラムは、エレベータ10で実現する機能をサポートするプログラムなどである。
【0062】
また、メモリ12は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、メモリ12は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0063】
通信部13は、区分制御装置30と通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部13は、ネットワークを通じて区分制御装置30とデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、通信部13は、有線又は無線のLAN接続をサポートするインターフェースである。
【0064】
駆動機構14は、プロセッサ11からの制御に従って積載台15を昇降する。駆動機構14は、ガイドレール16に沿って積載台15を昇降する。駆動機構14は、積載台15を該当する行先階の走行レール5の高さまで上昇させる。
たとえば、駆動機構14は、モータと積載台15を持ち上げるワイヤとから構成される。
【0065】
次に、AGV7について説明する。
図6は、AGV7を概略的に示す側面図である。
図6が示すように、AGV7は、タイヤ70、ベース701、トレイ704及びリーダ705などを備える。
【0066】
ベース701は、AGV7を移動させる移動機構として機能する。ベース701は、タイヤ70が形成されている。ベース701は、タイヤ70を駆動して、前進、後退又は方向転換などを行う。
【0067】
タイヤ70は、AGV7をX軸方向及びY軸方向に移動させる。タイヤ70は、X軸方向に進行するためのタイヤと、Y軸方向に進行するためのタイヤとから構成される。
【0068】
ベース701の上部には、トレイ704が形成されている。
トレイ704は、物品を積載する。トレイ704は、水平に形成されている。トレイ704は、一辺を固定した状態で傾斜する。即ち、トレイ704は、斜めに傾く構造を有する。
【0069】
また、ベース701の底部には、リーダ705が形成されている。
リーダ705は、コード51又はコード61を読み取る。リーダ705は、コード51又はコード61をデコードして得られた情報を後述するプロセッサ71に送信する。
【0070】
たとえば、リーダ705は、下方を向くカメラとコード51又はコード61を照らすライトとから構成される。
【0071】
次に、AGV7の制御系について説明する。
図7は、AGV7の構成例を示すブロック図である。AGV7は、プロセッサ71、ROM72、RAM73、NVM74、通信部75、駆動機構76、バッテリー78、充電機構79、タイヤ70、トレイ704及びリーダ705などを備える。
【0072】
プロセッサ71とROM72、RAM73、NVM74、通信部75、駆動機構76及びリーダ705とは、互いに通信可能に接続する。また、駆動機構76は、タイヤ70及びトレイ704と物理的に接続する。バッテリー78と充電機構79とは、電気的に接続する。
【0073】
プロセッサ71は、AGV7全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ71は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ71は、内部メモリ、ROM72又はNVM74が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0074】
たとえば、プロセッサ71は、CPUである。なお、プロセッサ71は、LSI、ASIC、又はFPGA等のハードウエアにより実現されてもよい。
【0075】
ROM72は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM72は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM73は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM73は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
【0076】
NVM74は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、NVM74は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ71での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
【0077】
通信部75は、無線LANアクセスポイントなどを通じて区分制御装置30などとデータを送受信するインターフェースである。たとえば、通信部75は、無線LAN接続をサポートする。
【0078】
駆動機構76は、タイヤ70を駆動する。駆動機構76は、タイヤ70を回転させるモータ等であり、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転又は停止する。モータの動力は、タイヤ70に伝達される。このようなモータからの動力により、AGV7は、目的位置へ移動する。
【0079】
また、駆動機構76は、トレイ704を駆動する。たとえば、駆動機構76は、トレイ704を傾斜させる。たとえば、駆動機構76は、トレイ704を駆動させるモータ等である。
【0080】
なお、駆動機構76は、タイヤ70を駆動させるための機構と、トレイ704を駆動させるための機構と、から構成されるものであってもよい。
【0081】
バッテリー78は、各部に電力を供給する。充電機構79は、充電ステーションとバッテリー78とを接続する機構であり、バッテリー78は、充電機構79を介して充電ステーションなどから供給される電力により充電される。
【0082】
なお、AGV7は、
図6及び
図7が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、AGV7から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0083】
プロセッサ71は、加速、減速、停止、方向転換、及びトレイ704の動作に必要な演算及び制御などの処理を行う。プロセッサ71は、区分制御装置30などからの制御信号に基づき、ROM72又はNVM74等に記憶されたプログラムを実行することにより、駆動信号を生成し各部に出力する。
【0084】
次に、AGV7が物品をトート8に投入する動作例について説明する。
図8は、AGV7が物品をトート8に投入する動作例について説明するための図である。
【0085】
図8が示すように、AGV7は、トレイ704上に物品Pを積載する。この時、トレイ704は、水平である。
【0086】
この状態で、AGV7のプロセッサ71は、駆動機構76を制御して、AGV7をトート8に物品を投入可能な位置まで移動する。AGV7を当該位置まで移動すると、プロセッサ71は、駆動機構76を制御してトレイ704を傾斜させる。即ち、プロセッサ71は、トレイ704を傾かせる。
【0087】
トレイ704が傾斜すると、トレイ704上の物品Pは、トレイ704からすべり落ちる。その結果、物品Pは、トート8に投入される。
【0088】
次に、区分指定情報について説明する。
区分指定情報は、各トート8に指定されている区分先を示す。また、区分指定情報は、各トート8の階数を示す。
【0089】
図9は、区分指定情報の構成例を示す。
図9が示すように、区分指定情報は、「識別子」と「区分先」とを対応付けて格納する。
【0090】
「識別子」は、トート8を識別する識別子である。ここでは、「識別子」は、文字列及び数値から構成される。また、「識別子」は、トート8が設置されている棚段の階数(トートの高さ)を示す。たとえば、「識別子」の所定の桁は、トート8の階数を示す。
なお、「識別子」の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0091】
「区分先」は、トート8に指定されている区分先を示す。ここでは、「区分先」は、文字列及び数値から構成される。たとえば、「区分先」は、ZIPCODEなど、物品の行先に対応する。なお、「区分先」の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0092】
次に、行先情報について説明する。
行先情報は、物品の行先を示す。ここでは、行先情報は、行先として、物品のZIPCODEを示す。
【0093】
図10は、行先情報の構成例を示す。
図10が示すように、行先情報は、「ID」と「ZIPCOCE」とを対応付けて格納する。
【0094】
「ID」は、物品を識別するIDである。ここでは、「ID」は、数値から構成される。なお、「ID」の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0095】
「ZIPCODE」は、物品の宛先を示す。たとえば、「ZIPCODE」は、物品に添付された帳票などから読み取られた情報である。
なお、行先情報が行先として示す情報は、特定の構成に限定されるものではない。
【0096】
次に、区分制御装置30が実現する機能について説明する。区分制御装置30が実現する機能は、プロセッサ31が内部メモリ、ROM32又はNVM34などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0097】
まず、プロセッサ31は、区分指定情報及び行先情報を取得する機能を有する。
プロセッサ31は、通信部35を通じて区分指定情報及び行先情報を上位装置2から受信する。プロセッサ31は、通信部35を通じて上位装置2からプッシュ通知で区分指定情報及び行先情報を受信してもよい。また、プロセッサ31は、通信部35を通じて、区分指定情報及び行先情報を要求するリクエストを上位装置2に送信してもよい。
【0098】
区分指定情報及び行先情報を受信すると、プロセッサ31は、区分指定情報及び行先情報をNVM34に格納する。
【0099】
また、プロセッサ31は、物品が投入されるトート8を特定する機能を有する。
ここでは、AGV7は、積載領域4に存在するものとする。なお、AGV7が積載領域に存在しない場合、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、AGV7を積載領域4に移動させる。
【0100】
プロセッサ31は、積載装置1を用いて、1つの物品をAGV7のトレイ704に投入する。物品をトレイ704に投入すると、プロセッサ31は、リーダ3を用いて投入された物品のコードを読み取って、物品のIDを取得する。
【0101】
物品のIDを取得すると、プロセッサ31は、行先情報を参照して、取得されたIDに対応する「ZIPCODE」を取得する。「ZIPCODE」を取得すると、プロセッサ31は、取得された「ZIPCODE」に対応する「区分先」を特定する。
【0102】
「区分先」を特定すると、プロセッサ31は、区分指定情報を参照して、取得された「区分先」に対応する「識別子」を、当該物品が投入されるトート8の識別子として取得する。なお、プロセッサ31は、当該トート8を含む一行の識別子をさらに取得してもよい。
【0103】
また、プロセッサ31は、特定されたトート8が積載されている棚段21の階数を特定する機能を有する。
【0104】
当該物品が投入されるトート8の識別子を取得すると、プロセッサ31は、当該識別子に基づいて当該トート8が積載されている棚段21の階数を特定する。たとえば、プロセッサ31は、当該識別子の所定の桁の値に基づいて、階数を特定する。
【0105】
また、NVM34は、トート8の識別子とトート8の階数とを対応付けた情報を格納するものであってもよい。
プロセッサ31は、当該情報を参照して、当該トート8の階数を特定してもよい。
【0106】
また、プロセッサ31は、エレベータ10を用いて、特定された階数にAGV7を上昇させる機能を有する。
【0107】
階数と特定すると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、物品を積載したAGV7をエレベータ10の積載台15まで移動させる。当該AGV7を積載台15まで移動させると、プロセッサ31は、エレベータ10を制御して、特定された階数に当該AGV7を上昇させる。
【0108】
ここでは、プロセッサ31は、当該トート8の階数に対応する走行レール5の高さまで当該AGV7を上昇させる。即ち、プロセッサ31は、当該トート8に物品を投入可能な高さの走行レール6に繋がる走行レール5の高さまで当該AGV7を上昇させる。
【0109】
また、プロセッサ31は、AGV7にトート8に物品を投入させる機能を有する。
当該AGV7を上昇させると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7を走行レール5に沿ってY軸方向に移動させる。プロセッサ31は、当該トート8を含む一行の前まで当該AGV7を移動させる。
【0110】
ここで、AGV7のプロセッサ71は、積載台15から当該一行までの距離に基づいて、AGV7をY軸方向に移動させてもよい。また、プロセッサ71は、リーダ705を用いてコード51を読み取って、当該一行の前までAGV7を移動させてもよい。
【0111】
当該一行の前まで当該AGV7を移動させると、プロセッサ31は、当該AGV7を走行レール6に沿ってX軸方向に移動させる。プロセッサ31は、当該トート8に物品を投入可能な位置まで当該AGV7を移動させる。
【0112】
ここで、AGV7のプロセッサ71は、走行レール5から当該位置までの距離に基づいて、AGV7をX軸方向に移動させてもよい。また、プロセッサ71は、リーダ705を用いてコード61を読み取って、当該位置までAGV7を移動させてもよい。
【0113】
当該位置まで当該AGV7を移動させると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7に物品を投入させる。即ち、プロセッサ31は、当該AGV7のトレイ704を傾斜させる。当該AGV7のトレイ704が回動することで、トレイ704上の物品は、当該トート8に投入される。
【0114】
当該AGV7に物品を投入させると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて当該AGV7を積載領域4に戻す。
【0115】
即ち、プロセッサ31は、当該AGV7を走行レール5まで移動させる。当該AGV7を走行レール5まで移動させると、プロセッサ31は、当該AGV7を積載台15まで移動させる。当該AGV7を積載台15まで移動させると、プロセッサ31は、エレベータ10を制御して、積載台15を地上まで降下させる。積載台15を地上まで降下させると、プロセッサ31は、当該AGV7を積載領域4まで移動させる。
【0116】
次に、区分制御装置30の動作例について説明する。
図11は、区分制御装置30の動作例について説明するためのフローチャートである。
【0117】
まず、区分制御装置30のプロセッサ31は、通信部35を通じて区分指定情報及び行先情報を上位装置2から受信する(S11)。区分指定情報及び行先情報を上位装置2から受信すると、プロセッサ31は、区分指定情報及び行先情報をNVM34に格納する(S12)。
【0118】
区分指定情報及び行先情報をNVM34に格納すると、プロセッサ31は、積載装置1を用いて、1つの物品をAGV7のトレイ704に積載する(S13)。1つの物品をAGV7のトレイ704に積載すると、プロセッサ31は、リーダ3を用いて当該物品のコードを読み取ってIDを取得する(S14)。
【0119】
IDを取得すると、プロセッサ31は、当該物品が投入されるトート8及び当該トート8の階数を特定する(S15)。当該トート8及び階数を特定すると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7を積載台15まで移動させる(S16)。
【0120】
当該AGV7を積載台15まで移動させると、プロセッサ31は、エレベータ10を制御して、積載台15を当該階数まで上昇させる(S17)。積載台15を当該階数まで上昇させると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7を当該トート8に物品を投入可能な位置まで移動させる(S18)。
【0121】
当該AGV7を当該位置まで移動させると、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7に物品を投入させる(S19)。当該AGV7に物品を投入させると、プロセッサ31は、すべての物品の区分が完了したかを判定する(S20)。
【0122】
物品の区分が全て完了していないと判定すると(S20、NO)、プロセッサ31は、AGVインターフェース36を通じて、当該AGV7を積載領域4まで戻す(S21)。当該AGV7を積載領域4まで戻すと、プロセッサ31は、S13に戻る。
【0123】
物品の区分が完了したと判定すると(S20、YES)、プロセッサ31は、動作を終了する。
【0124】
なお、プロセッサ31は、複数の物品について複数のAGV7を用いてS13乃至S19を同時並行して実行してもよい。
【0125】
また、区分システム100は、複数の積載装置1を備えるものであってもよい。この場合、区分制御装置30のプロセッサ31は、空いている積載装置1の積載領域4にAGV7を戻してもよい。
【0126】
また、区分システム100は、複数のエレベータを備えるものであってもよい。
また、区分システム100は、複数の棚20を備えるものであってもよい。また、棚20は、3段以上の棚段21を備えるものであってもよい。
【0127】
複数の積載装置1、及び、複数のエレベータ10を備えた構成例の上面図を
図12に示す。
【0128】
トート8について
Tijk: XYZの原点に近いものから i=1, j=1, k=1 とする。つまり最下層の最左端、最下端のトート番号は T(1,1,1) と表現される。T(i,j,k) の3D位置座標をT(i,j,k)=x, y, z と表現する。
【0129】
【0130】
トートTijkに商品が区分される統計的な頻度確率をwijkとする。
【0131】
【0132】
頻度確率情報は、区分制御装置30の中のNVM34に格納されている。
【0133】
エレベータ10について
X原点側=最左端からE1,E2…Emとする。全数は、Mとする。エレベータE(m) の位置座標をE(m)= x, y (z=0) と表現する。
【0134】
【0135】
積載装置1について
X原点側=最左端からI1,I2・・・Unとする。全数は、Nとする。
【0136】
積載装置I(n)の位置座標をI(n)=x,y (Z=0)と表現する。
【0137】
【0138】
トート8の配置(総数とZ方向の階数、X,Y,Zの配置)、入力装置の総数N、各x、y位置及び、エレベータの総数M並びY位置が確定した場合、エレベータ10の配置位置xについては下記に依り決定する。(x位置は下記とする)。つまり、AGV7の総移動距離が最小となるようにエレベータ位置E(m)を配置する。
【0139】
【0140】
また、AGV7は、物品を積載するベルトを備えるものであってもよい。この場合、AGV7は、ベルトを回転させて物品をトート8に投入する。また、ベルトは、複数個の物品を積載するものであってもよい。AGV7は、ベルトの移動量を制御して、物品を1つずつ異なるトート8に投入するものであってもよい。
【0141】
以上のように構成された区分システムは、高さ方向にトートを並べて格納する棚を備える。また、区分システムは、物品が投入されるトートの高さを取得する。区分システムは、トートの高さに基づいて、エレベータを用いて物品を積載しているAGVを上昇させる。区分システムは、上昇したAGVを制御して、AGVにトートへ物品を投入させる。その結果、区分システムは、高さ方向に並べられたトートに効果的に物品を投入して区分することができる。
【0142】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0143】
1…積載装置、2…上位装置、3…リーダ、4…積載領域、5…走行レール、6…走行レール、7…AGV、8…トート、10…エレベータ、11…プロセッサ、12…メモリ、13…通信部、14…駆動機構、15…積載台、16…ガイドレール、20…棚、21…棚段、30…区分制御装置、31…プロセッサ、32…ROM、33…RAM、34…NVM、35…通信部、36…AGVインターフェース、37…操作部、38…表示部、51…コード、61…コード、70…タイヤ、71…プロセッサ、72…ROM、73…RAM、74…NVM、75…通信部、76…駆動機構、78…バッテリー、79…充電機構、100…区分システム、701…ベース、704…トレイ、705…リーダ。