(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125701
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】自動精算機
(51)【国際特許分類】
G07D 11/14 20190101AFI20230831BHJP
【FI】
G07D11/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029946
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】520321535
【氏名又は名称】株式会社知財事業研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100170449
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英彦
(72)【発明者】
【氏名】大賀 信幸
【テーマコード(参考)】
3E141
【Fターム(参考)】
3E141AA01
3E141AA08
3E141BA12
3E141DA06
3E141FA01
3E141FJ01
3E141FL01
3E141LA63
(57)【要約】 (修正有)
【課題】屋外に設置された自動精算機において、雨天の場合でも紙幣を濡らすことなく、容易に投入できる自動精算機を提供する。
【解決手段】自動精算機は、屋外に設置される。自動精算機は、下方から上方に向けて紙幣を投入される紙幣投入口と、前記紙幣投入口を下面に設けられた上側筐体部とを備える。前記した自動精算機は、前記上側筐体部の前面に設けられた硬貨投入口を備える。前記上側筐体部の前面に設けられた表示部を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外に設置される精算機であって、
下方から上方に向けて紙幣を投入される紙幣投入口と、
前記紙幣投入口を下面に設けられた上側筐体部とを備える、自動精算機。
【請求項2】
前記上側筐体部の前面に設けられた硬貨投入口を備える、請求項1に記載の自動精算機。
【請求項3】
前記上側筐体部の前面に設けられた表示部を備える、請求項1または2に記載の自動精算機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣により料金の精算が可能な自動精算機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、駐車場や駐輪場、有料道路等には、その料金を精算するための自動精算機が設置されている。
【0003】
そのような自動精算機は、生産を行う者に対向する前面に、紙幣投入口をはじめ、硬貨投入口、モニタ、磁気カードリーダ、非接触リーダ等が設けられている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、自動精算機の設置場所が屋外の場合、自動精算機の前面に設けられた紙幣投入口においては、雨天の場合に、雨水等により、紙幣が濡れてしまい、紙幣投入口に投入しずらくなるといった課題があった。
【0006】
そのような課題を解決するために、紙幣投入口に開閉可能なカバーを設けた自動精算機もある。しかし、そのような自動精算機では、カバーを片手で開いた状態で、もう一方の片手で紙幣を投入する必要があり、紙幣投入作業が迂遠となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る自動精算機は、屋外に設置される。自動精算機は、下方から上方に向けて紙幣を投入される紙幣投入口と、前記紙幣投入口を下面に設けられた上側筐体部とを備える。
【0008】
(2)前記した自動精算機は、前記上側筐体部の前面に設けられた硬貨投入口を備える。
【0009】
(3)前記上側筐体部の前面に設けられた表示部を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、屋外に設置された自動精算機において、雨天の場合でも紙幣を濡らすことなく、容易に投入できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態における自動精算機の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態に係る自動精算機Sについて図面を参照して説明する。
【0013】
自動精算機Sは、屋外駐車場や駐輪場、有料道路等に運賃や料金を徴収するために設置される。
【0014】
自動精算機Sは、側面16視で逆L字型の筐体1と、紙幣を投入する紙幣投入口2と、硬貨を投入する硬貨投入口3と、金額などを表示する表示部4とを備える。
【0015】
筐体1は、上下方向に延在する主筐体部11と、主筐体部11の上部から前方に延在する上側筐体部12とを備える。筐体1は、従来よく知られる自動精算機Sの制御部等が内蔵されている。上側筐体部12は、矩形の断面で延在し、上面13、下面14、前面15、一対の側面16を有する。
【0016】
紙幣投入口2は、矩形の断面で延在する上側筐体部12の下面14に設けられている。紙幣投入口2は、下方から上方に向けて紙幣を投入することができる。紙幣投入口2は、上側筐体部12の下面14に設けられていることにより、雨天であっても紙幣を濡らすことなく投入することができる。
【0017】
硬貨投入口3および表示部4は、主筐体部11から前方に延在する上側筐体部12の端面である前面15に設けられている。硬貨は雨水で濡れても自動精算機Sへの投入に影響がない。
【0018】
表示部4は、自動精算機Sにより清算する金額等を表示する。表示部4は、従来よくしられるモニタであり、自動精算機Sの運用に必要な情報を表示できる。
【0019】
本実施形態において、硬貨投入口3および表示部4は、上側筐体部12の前面15に設けられる形態について説明した。しかし、硬貨投入部3および表示部4は、主筐体部11の前面に設けられてもよい。
【0020】
本実施形態において、自動精算機Sは、紙幣投入口2に加え、硬貨投入口3、表示部4を備える形態について説明した。しかし、自動精算機Sは、磁気カードリーダ、非接触リーダ等のように、自動精算機としての他の機能を実現するための構成を備えていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は、屋外の自動精算機Sに利用できる。
【符号の説明】
【0022】
S 自動精算機
1 筐体
2 紙幣投入口
3 硬貨投入口
4 表示部
11 主筐体部
12 上側筐体部
13 上面
14 下面
15 前面
16 側面