(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023126070
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】レーザー光を使用した光信号無線通信
(51)【国際特許分類】
H04B 10/11 20130101AFI20230831BHJP
【FI】
H04B10/11
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022063660
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
5K102
【Fターム(参考)】
5K102AA26
5K102AL21
5K102PB01
5K102PH31
(57)【要約】
【課題】 有線通信において電気(信号)通信よりも、光(信号)通信の方が高速大容量のデータ通信が可能であるように、無線通信においても電波(信号)通信よりも、光(信号)通信の方が格段に高い通信環境を実現できるが、通信経路上の障害物を回り込めず通信が遮断される問題や長距離へ届く光源の問題などにより、無線通信における光(信号)通信は難しいという課題があった。
【解決手段】レーザー光の照射装置と受光装置を使い、レーザー光を光(信号)として用いることによって課題を解決する。レーザー光は、非常に指向性が高く光源から長距離を拡散せず直進する。
このレーザー光と中継基地局、レーザー光発信装置の移動などにより、これまで難しかった光(信号)の通信による無線通信の実現という課題を解決する。
又、レーザー光の受光装置の信号変換技術に蛍光体を使用し、エレクトロ・ルミネセンスの技術で通信装置(送受信装置)とレーザー光の信号変換を行う。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザー光の照射装置とレーザー光の受光(受信)装置を使用して、レーザー光を用いた光信号による通信(データの送受信)を、無線で(光ファイバーケーブルを使用せず)行う方法。
レーザー光を使用して光信号による無線通信を行う方法。
(レーザー光の受光(受信)装置は、パラボラ反射鏡を使用した受光装置、光学レンズを使用した受光装置など発信された光信号を効率良く受光する方式が複数あるが、その方式は限定されない。又、可視光、赤外線など使用するレーザー光の波長も限定されない。)
【請求項2】
レーザー光の受光装置の信号変換技術として蛍光体を使用する方法。
光信号無線通信における信号変換技術として、蛍光体の物質特性を利用したエレクトロ・ルミネセンスの技術を使用する方法。
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した装置、設備。
【請求項4】
請求項3に記載の装置、設備を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザー光の特性と光(信号)通信技術及び、エレクトロ・ルミネセンス技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザー光の特性
【0003】
光通信技術
【0004】
エレクトロ・ルミネセンスの技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の無線通信は、主に電波(信号)を使用していた。データの通信(送受信)に使用する媒質は、電波(信号)よりも、光(信号)の方が高速大容量の通信(送受信)が実現できるが、光を使う場合、電波と違い送信装置と受信装置の通信経路上の障害物を回り込んで進行できないことによる通信遮断の問題や長距離へ届く光源の問題などから屋内など近距離での利用に限定され、屋外の長距離の光信号による無線通信は難しいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
レーザー光照射装置とレーザー光受光(受信)装置を使用して、レーザー光の照射(発光)と点滅によって光信号を通信する(送受信する)。
レーザー光は、指向性が非常に高く光源から長距離を拡散せず直進する。
通信経路上の障害物の問題に対しては、例えば通信衛星と地上間をレーザー光で通信する場合、雲や雨などがあっても屈折や乱反射などが起きにくく、突き抜けて直進が可能である。
建造物や地形などの通信障害物がある場合は、中継基地局設置で対応する。
又、レーザー光の受光装置の信号変換技術に蛍光体を使用し、蛍光体の物質特性(電圧をかけると発光し、光を照射すると発電する)を利用したエレクトロ・ルミネセンスの技術で、電気信号によって制御される通信装置とレーザー光の信号変換を行う。
このレーザー光の特性と中継基地局、レーザー光発信装置の移動などにより、これまで難しかった光信号による屋外の長距離無線通信の課題を解決する。