(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023126105
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】印刷装置、及び、返し部材
(51)【国際特許分類】
B41F 15/12 20060101AFI20230831BHJP
B41F 15/44 20060101ALI20230831BHJP
B41F 15/08 20060101ALI20230831BHJP
【FI】
B41F15/12 A
B41F15/44 A
B41F15/08 303E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022171866
(22)【出願日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】P 2022028855
(32)【優先日】2022-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000250502
【氏名又は名称】理想科学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(72)【発明者】
【氏名】兼平 正巳
(72)【発明者】
【氏名】竹澤 清
(72)【発明者】
【氏名】戸島 隆人
(72)【発明者】
【氏名】高橋 和之
(72)【発明者】
【氏名】椎名 健介
【テーマコード(参考)】
2C035
【Fターム(参考)】
2C035AA06
2C035FD01
2C035FD05
2C035FD15
2C035FD29
2C035FD37
2C035FD43
(57)【要約】
【課題】印刷装置及び返し部材において、スキージング後のペーストを印刷範囲に簡単に戻す。
【解決手段】印刷装置の一例であるスクリーン印刷装置1のスキージ部10は、下方の印刷位置P11において、スキージング方向D1にインクI(ペースト)のスキージングを行う。返し部20は、スキージ部10よりもスキージング方向D1に配置され、下方の返し位置P21において、インクIをスキージング方向D1とは反対の戻り方向D2に押し返すように移動する。返し部20は、スキージング方向に直交する幅方向D3における印刷範囲Saの外側のインクIを、返し位置P21において戻り方向D2に移動しながら幅方向D3における印刷範囲Saの内側へ寄せるように、幅方向D3において印刷範囲Saの外側から内側にかけてスキージング方向D1に傾斜している返し部本体21を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下方の印刷位置において、スキージング方向にペーストのスキージングを行うスキージ部と、
前記スキージ部よりも前記スキージング方向に配置され、下方の返し位置において、ペーストを前記スキージング方向とは反対の戻り方向に押し返すように移動する返し部とを備え、
前記返し部は、前記スキージング方向に直交する幅方向における印刷範囲の外側のペーストを、前記返し位置において前記戻り方向に移動しながら前記幅方向における前記印刷範囲の内側へ寄せるように、前記幅方向において前記印刷範囲の外側から内側にかけて前記スキージング方向に傾斜している返し部本体を有する
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記スキージ部は、前記印刷位置において、スクリーン上のペーストのスキージングを行い、前記スクリーンから離隔した上方の待機位置において、前記戻り方向に移動し、
前記返し部は、前記スクリーンから離隔した上方の待機位置において、前記スキージング方向に移動し、前記返し位置において、前記返し部本体が前記スクリーンの前記印刷範囲の外側のペーストを、前記印刷範囲の内側へ寄せる
ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記返し部本体は、前記幅方向の両側から中心にかけて前記スキージング方向に傾斜し、平面視においてV字形状を呈する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
【請求項4】
前記返し部は、前記返し部本体の前記幅方向両側に固定され、前記返し部本体から前記幅方向の両側へのペーストのはみ出しを抑制する1対の両端部材を有する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
【請求項5】
前記スキージ部は、前記印刷位置においてペーストのスキージングを行うスキージ本体と、当該スキージ本体の前記幅方向両側に固定され、前記スキージ本体から前記幅方向の両側へはみ出したペーストを前記スキージ本体の前記戻り方向側に寄せる1対の掻き取り部材を有し、
前記返し部の下端は、前記幅方向において、前記スキージ部の下端における両端と同じ位置又はそれよりも外側に亘って延びる
ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
【請求項6】
前記スキージ部は、前記印刷位置においてペーストのスキージングを行うスキージ本体と、当該スキージ本体の前記幅方向両側に固定され、前記スキージ本体から前記幅方向の両側へはみ出したペーストを前記スキージ本体の前記戻り方向側に寄せる1対の掻き取り部材と、前記1対の掻き取り部材を着脱可能に固定するための1対の挟持部とを有し、
前記1対の挟持部のそれぞれは、前記スキージ本体に固定された部材又は前記スキージ本体である被挟持部を挟持する1対の挟持板と、当該1対の挟持板に挟持力を与える弾性体と、当該弾性体による挟持力に抗して前記1対の挟持板による挟持を解除するためのつまみ部分とを含む
ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
【請求項7】
スキージング方向にペーストのスキージングを行うスキージ部よりも前記スキージング方向に配置され、下方の返し位置において、ペーストを前記スキージング方向とは反対の戻り方向に押し返すように移動する返し部材であって、
前記スキージング方向に直交する幅方向における印刷範囲の外側のペーストを、前記返し位置において前記戻り方向に移動しながら前記幅方向における前記印刷範囲の内側へ寄せるように、前記幅方向において前記印刷範囲の外側から内側にかけて前記スキージング方向に傾斜している返し部本体を有する
ことを特徴とする返し部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキージングによって印刷を行う印刷装置、及び返し部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スクリーン印刷装置において、メインスキージの端部から横漏れしたクリーム半田をスクリーンの内側に戻して循環させる補助スキージを備えるスクリーン印刷装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の補助スキージを備えるスクリーン印刷装置では、補助スキージがクリーム半田をスクリーンの内側に戻すが、戻されたクリーム半田は、スクリーンのパターン孔形成領域の外側に位置する。そのため、戻されたクリーム半田をパターン孔形成領域上で再利用することができない。
【0005】
ところで、一般的な機械擦りスクリーン印刷装置では、人の手によりスクリーン版の上にインクを載せて印刷を行うが、スキージから幅方向の外側にインクがはみ出る。このようにはみ出たインクは、版上の印面に戻ることはなく、戻すためには機械の停止中に、又は機械の動作中のタイミングを見計らって、人がヘラ等で印面にインクを載せなおす。多枚数の印刷を行う印刷装置においては、インクの載せなおしを色の種類だけ複数回行うために、印刷に携わる人の増員が必要になったり、装置を一時停止させる場合に生産性が落ちたりする。
【0006】
本発明の目的は、スキージング後のペーストを印刷範囲に簡単に戻すことができる印刷装置及び返し部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、印刷装置は、下方の印刷位置において、スキージング方向にペーストのスキージングを行うスキージ部と、前記スキージ部よりも前記スキージング方向に配置され、下方の返し位置において、ペーストを前記スキージング方向とは反対の戻り方向に押し返すように移動する返し部とを備え、前記返し部は、前記スキージング方向に直交する幅方向における印刷範囲の外側のペーストを、前記返し位置において前記戻り方向に移動しながら前記幅方向における前記印刷範囲の内側へ寄せるように、前記幅方向において前記印刷範囲の外側から内側にかけて前記スキージング方向に傾斜している返し部本体を有する。
【発明の効果】
【0008】
前記態様によれば、スキージング後のペーストを印刷範囲に簡単に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置を示す斜視図である。
【
図4】一実施の形態におけるスキージ部及び第1連結部を示す斜視図である。
【
図5】一実施の形態における返し部及び第2連結部を示す斜視図である。
【
図6】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置の制御構成を示す図である。
【
図7】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置を示す平面図である。
【
図8A】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作を説明するための
図7のVIII-VIII断面図(その1)である。
【
図8B】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作を説明するための
図7のVIII-VIII断面図(その2)である。
【
図8C】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作を説明するための
図7のVIII-VIII断面図(その3)である。
【
図8D】一実施の形態に係るスクリーン印刷装置の動作を説明するための
図7のVIII-VIII断面図(その4)である。
【
図9】一実施の形態の変形例におけるスキージ部及び第1連結部を示す斜視図である。
【
図10】一実施の形態の変形例におけるスキージ部及び第1連結部を示す平面図である。
【
図11】一実施の形態の変形例におけるスキージ本体及び第1連結部を示す斜視図である。
【
図12】一実施の形態の変形例における挟持部及び掻き取り部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態に係る印刷装置及び返し部材について、スクリーン印刷装置1及び返し部20を一例として、図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は、一実施の形態に係るスクリーン印刷装置1を示す斜視図である。
【0012】
なお、
図1並びに後述する
図2~
図5及び
図7~
図8Dに示す前後、左右、上下の各方向は、スキージ部10のスキージング方向D1を前方とした場合の一例であり、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
【0013】
図1に示すスクリーン印刷装置1は、スキージ部10と、返し部(返し部材)20と、第1連結部30(
図4にのみ図示)と、第2連結部40とを備える。また、
図6に示すように、スクリーン印刷装置1は、制御部51と、記憶部52と、インターフェース部53と、水平駆動部61と、昇降駆動部62とを備える。
【0014】
スキージ部10は、
図1及び後述する
図8Bに示す下方の印刷位置P11と、後述する
図8Cに示すようにスクリーンCから離隔した上方の待機位置P12とに上下方向に移動する。
【0015】
スキージ部10は、スキージ本体11と、1対の掻き取り部材12,13とを有する。
【0016】
スキージ部10は、下方の印刷位置P11において、スキージ本体11によってスクリーンSを下方に押圧しながら、スキージ本体11によってスキージング方向D1(前方)にスクリーンS上のインクI(ペーストの一例)のスキージングを行う。また、スキージ部10は、上方の待機位置P12において、スキージング方向D1とは反対の戻り方向D2(後方)に移動する。スクリーンSは、矩形枠状のスクリーン枠Fの底面に張り付けられており、スクリーンSの印刷範囲Sa(
図5に細い破線で図示)には、製版によって印刷対象部分に穿孔が形成されている。また、
図1に示す状態のスクリーン枠Fは、例えば、Tシャツ等の図示しない被印刷媒体の上に固定されている。なお、ペーストは、インクIに限らず、プリント基板へ印刷を行うための半田などの他の材料であってもよい。また、ペーストは、スクリーンS上に供給されるものに限られず、スクリーンS以外の部材の印刷範囲Sa上で、スキージ部10によってスキージングが行われてもよい。
【0017】
スキージ本体11は、上下左右方向に拡がる例えばゴム製の板材であり、下端よりも上端がスキージング方向D1側に位置するように傾斜している。このように下端よりも上端がスキージング方向D1側に位置するように傾斜しているのは、1対の掻き取り部材12,13も同様である。スキージ本体11及び1対の掻き取り部材12,13の下端と上端との間の傾斜角度は、調整可能であるとよい。
【0018】
図1~
図3に示すように、1対の掻き取り部材12,13は、幅方向D3(左右方向)におけるスキージ本体11の両側に固定されている。幅方向D3は、スキージング方向D1と上下方向とに直交する方向である。
【0019】
例えば、
図2及び
図3に示すように、1対の掻き取り部材12,13のそれぞれは、傾斜部分12a,13aと、2つの長孔12b,12b,13b,13bとを有する。
【0020】
図1及び
図7に示すように、傾斜部分12a,13aは、スキージ本体11から幅方向D3の外側へはみ出したインクIをスキージ本体11の後方(戻り方向D2)に寄せるために(
図7における幅方向D3の内側へ矢印のように寄せられた斜視部分のインクI参照)、幅方向D3の内側にかけて戻り方向D2側に傾斜している。なお、1対の掻き取り部材12,13とスキージ本体11との隙間が狭いとインクIの流動性が悪くなり、インクIが1対の掻き取り部材12,13を乗り越えるおそれがあるため、1対の掻き取り部材12,13とスキージ本体11との隙間は、例えば、10mm以上とするとよい。また、1対の掻き取り部材12,13は、スキージ部10が印刷位置P11にあるとき、スクリーンSとの間に所定の間隙(一例としては、0.5mm~1.0mm)を隔てて位置する。
【0021】
図2及び
図3に示すように、2つの長孔12b,12b,13b,13bは、掻き取り部材12,13の上部において上下方向に延びるように設けられている。掻き取り部材12,13は、ネジ14,15によって、スキージ本体11とともに
図4に示す第1連結部30に固定されている。これにより、長孔12b,12b,13b,13bにおけるネジ14,15の位置によって、傾斜部分12a,13a(スキージ本体11)のスクリーンSとの隙間を調整することができる。
【0022】
図1及び
図5に示す返し部20は、
図5に示す下方の返し位置P21と、
図1に示すようにスクリーンSから離隔した上方の待機位置P22とに上下方向に移動する。
【0023】
返し部20は、返し部本体21と、1対の両端部材22,23とを有する。
【0024】
返し部20は、スキージ部10よりもスキージング方向D1に配置され、下方の返し位置P21において、スキージ本体11のスキージングによってスキージング方向D1に押されたインクI(
図5に太い破線で図示)を戻り方向D2に押し返すように移動する。また、返し部20は、上方の待機位置P22において、スキージング方向D1に移動する。
【0025】
返し部本体21は、返し部20が返し位置P21にあるとき、スクリーンSとの間に所定の間隙(一例としては、0.5mm~1.0mm)を隔てて位置する。そして、返し部本体21は、スキージ部10のスキージングによって幅方向D3におけるスクリーンSの印刷範囲Sa(
図5参照)の外側に寄せられたインクIを、返し位置P21において戻り方向D2に移動しながら幅方向D3における印刷範囲Saの内側へ寄せるように、幅方向D3において印刷範囲Saの外側から内側にかけて前方(スキージング方向D1)に傾斜している。なお、返し部本体21の幅方向D3に対する傾斜角度は、大きくなりすぎると、インクIの渦が発生し難くなり、均一に印刷範囲SaにインクIを残すことができなくなるため、25度以下とするとよい。また、返し部本体21は、幅方向D3において印刷範囲Saの外側から内側にかけて前方に湾曲しながら傾斜していてもよい。
【0026】
望ましくは、
図7に示すように、返し部本体21は、幅方向D3の両側から中心(VIII-VIII切断線の位置)にかけてスキージング方向D1(D1)に傾斜し、平面視においてV字形状を呈するとよい。但し、例えば、返し部本体21の幅方向D3の両側部分のそれぞれにおいて、印刷範囲Saの外側から内側にかけて一部のみ傾斜していてもよい。
【0027】
1対の両端部材22,23は、返し部本体21の幅方向D3の両側に固定された板材であり、例えば、幅方向D3の外側に傾斜しながら戻り方向D2(後方)に延びる。これにより、1対の両端部材22,23は、返し部本体21から幅方向D3の両側へのインクIのはみ出しを抑制する。例えば、
図1及び
図5に示すように、1対の両端部材22,23のそれぞれは、幅方向D3に長い長孔22a,23aを有する。両端部材22は、ネジ24,25によって返し部本体21に固定されている。なお、長孔22a,23aにおけるネジ24,25の位置によって、両端部材22,23の幅方向D3の位置を調整することができる。
【0028】
なお、1対の両端部材22,23(下端)は、幅方向D3において、スキージ部10(掻き取り部材12,13)の下端における両端と同じ位置又はそれよりも外側に亘って延びることが望ましい。
【0029】
返し部20は、スキージ部10とは反対側である前方(スキージング方向D1)に設けられた水平板26を有する。返し部20は、この水平板26においてネジ27によって第2連結部40に固定されている。
【0030】
図4に示すようにスキージ部10が固定された第1連結部30と、
図1及び
図5に示すように返し部20が固定された第2連結部40とは、
図6に示す後述する水平駆動部61に連結されてスキージング方向D1及び戻り方向D2に移動可能であるとともに、後述する昇降駆動部62に連結されて昇降可能である。
【0031】
図6に示す制御部51は、スクリーン印刷装置1の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を有する。例えば、制御部51は、水平駆動部61及び昇降駆動部62を制御する。
【0032】
記憶部52は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などのメモリを有する。
【0033】
インターフェース部53は、外部機器との各種情報の授受を行う。
【0034】
水平駆動部61は、モータ等のアクチュエータであり、第1連結部30及び第2連結部40を例えば一体にスキージング方向D1及び戻り方向D2に移動させる。これにより、第1連結部30に固定されたスキージ部10、及び、第2連結部40に固定された返し部20が、スキージング方向D1及び戻り方向D2に移動する。
【0035】
昇降駆動部62は、モータ等のアクチュエータであり、第1連結部30及び第2連結部40を昇降させる。これにより、第1連結部30に固定されたスキージ部10、及び、第2連結部40に固定された返し部20が、上下方向に移動する。例えば、昇降駆動部62は、第1連結部30(スキージ部10)を上昇させるのと同時に第2連結部40(返し部20)を下降させ、第1連結部30(スキージ部10)を下降させるのと同時に第2連結部40(返し部20)を上昇させる。
【0036】
次に、
図8A~
図8Dを参照しながら、スクリーン印刷装置1の動作を説明する。
【0037】
まず、
図8Aに示すように、印刷開始時には、スキージ部10は、下方の印刷位置P11に位置し、返し部20は、上方の待機位置P22に位置する。そして、
図8Aには図示しないが、スクリーンS上にはインクIが載せられている。
【0038】
次に、
図8Bに示すように、スキージ部10及び返し部20がスキージング方向D1に移動するように、上述の制御部51が水平駆動部61を制御する。これにより、スキージ本体11がスクリーンS上のインクIのスキージングを行い、
図5に示す印刷範囲SaにインクIを供給する。また、上述のように、1対の掻き取り部材12,13(
図8A~
図8Dでは一方の掻き取り部材12のみ表れる。)がスキージ本体11から幅方向D3の外側へはみ出したインクIをスキージ本体11の後方(戻り方向D2)に寄せる。
【0039】
印刷が終了すると、
図8Cに示すように、スキージ部10が上方の待機位置P12に上昇し、返し部20が下方の返し位置P21に下降するように制御部51が昇降駆動部62を制御する。
【0040】
次に、
図8Dに示すように、スキージ部10及び返し部20が戻り方向D2に移動するように、上述の制御部51が水平駆動部61を制御する。これにより、返し部本体21が、スキージ部10のスキージングによって幅方向D3におけるスクリーンSの印刷範囲Sa(
図5参照)の外側に寄せられたインクI(
図8Dに太い破線で図示)を、戻り方向D2に移動しながら幅方向D3における印刷範囲Saの内側へ寄せる。
【0041】
その後、スキージ部10が印刷開始位置まで戻ると、
図8Aに示すように、スキージ部10が下方の印刷位置P11に下降し、返し部20が上方の待機位置P22に上昇するように制御部51が昇降駆動部62を制御する。これにより、次の印刷を行うことができる。
【0042】
以上説明した本実施の形態では、スクリーン印刷装置1は、スキージ部10と、返し部20とを備える。スキージ部10は、下方の印刷位置P11において、スキージング方向D1にインクI(ペーストの一例)のスキージングを行う。返し部20は、スキージ部10よりもスキージング方向D1に配置され、下方の返し位置P21において、インクIをスキージング方向D1とは反対の戻り方向D2に押し返すように移動する。返し部20は、スキージング方向D1に直交する幅方向D3における印刷範囲Saの外側のインクIを、返し位置P21において戻り方向D2に移動しながら幅方向D3における印刷範囲Saの内側へ寄せるように、幅方向D3において印刷範囲Saの外側から内側にかけてスキージング方向D1に傾斜している返し部本体21を有する。また、本実施の形態に係る返し部材は、上記の返し部20である。
【0043】
このように、スキージ部10のスキージングによって幅方向D3における印刷範囲Saの外側に寄せられたインクIを、返し部20によって印刷範囲Saの内側へ寄せることができる。そのため、人の手で印刷範囲Saの外側のインクIを、印刷範囲Saに戻す作業を省略しながら、印刷範囲Sa上でインク枯れが生じるのを回避することができる。よって、本実施の形態によれば、スキージング後のインクI(ペースト)を印刷範囲Saに簡単に戻すことができる。これにより、印刷に携わる人の増員が必要になったり、装置を一時停止させる場合に生産性が落ちたりするのを回避することができる。なお、500グラムのインクI(白色プラスチゾルインク)をスクリーンSの印刷範囲Sa(無製版)に載せた状態で、スキージ部10及び返し部20を通常の印刷時と同様のスキージング方向D1及び戻り方向D2の往復動作を20回繰り返す実験を行ったところ、スキージ部10と返し部20との間に460グラムのインクIが残った(一部はスクリーンSのメッシュの間に入り込んだ)。一方、返し部20に代えて、幅方向D3に平行に配置した幅方向D3の長さが返し部本体21と同じ板材を用いるとともに、1対の掻き取り部材12,13を省略して同じ実験を行ったところ、スキージ本体11と上記板材との間に100グラムしかインクIが残らなかった。
【0044】
また、本実施の形態では、スキージ部10は、印刷位置P11において、スクリーンS上のインクIのスキージングを行い、スクリーンSから離隔した上方の待機位置P12において、反対の戻り方向D2に移動する。返し部20は、スクリーンSから離隔した上方の待機位置P22において、スキージング方向D1に移動し、返し位置P21において、返し部本体21がスクリーンSの印刷範囲Saの外側のインクIを、印刷範囲Saの内側へ寄せる。これにより、スクリーン印刷において、スクリーンS上でのスキージング後のインクIをスクリーンSの印刷範囲Saに簡単に戻すことができる
【0045】
また、本実施の形態では、返し部本体21は、幅方向D3の両側から中心にかけてスキージング方向D1に傾斜し、平面視においてV字形状を呈する。これにより、返し部本体21の幅方向D3の中心側でインクIの保持量を増やすことができる。また、インクIが返し部本体21から幅方向D3の外側に溢れるのを防ぐことができる。
【0046】
また、本実施の形態では、返し部20は、返し部本体21の幅方向D3両側に固定され、返し部本体21から幅方向D3の両側へのインクIのはみ出しを抑制する1対の両端部材22,23を有する。これにより、インクIが返し部本体21から幅方向D3の外側に溢れるのを防ぐことができる。
【0047】
また、本実施の形態では、スキージ部10は、印刷位置P11においてインクIのスキージングを行うスキージ本体11と、このスキージ本体11の幅方向D3両側に固定され、スキージ本体11から幅方向D3の両側へはみ出したインクIをスキージ本体11の戻り方向D2側に寄せる1対の掻き取り部材12,13を有する。返し部20の下端は、幅方向D3において、スキージ部10の下端における両端と同じ位置又はそれよりも外側に亘って延びる。これにより、スキージ本体11によって幅方向D3の外側に寄せられたインクIを1対の掻き取り部材12,13及び返し部20によって幅方向D3の内側に寄せることができる。
【0048】
次に、
図9~
図12を参照しながら、本実施の形態の変形例におけるスキージ部110について説明する。なお、本変形例で説明する構成以外の構成は、上述のスクリーン印刷装置1のものと同様にすることができる。
【0049】
図9及び
図10は、本変形例におけるスキージ部110及び第1連結部130を示す斜視図である。
【0050】
図11は、本変形例におけるスキージ本体111及び第1連結部130を示す斜視図である。
【0051】
図12は、本変形例における挟持部115及び掻き取り部材113を示す斜視図である。
【0052】
なお、
図9~
図12に示す前後、左右、上下の各方向は、スキージ部110のスキージング方向D1を前方とした場合の一例であり、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
【0053】
図9及び
図10に示すスキージ部110は、スキージ本体111と、1対の掻き取り部材112,113と、1対の挟持部114,115とを有する。
【0054】
スキージ部110は、上述のスキージ部10と同様に、
図1及び
図8Bに示す下方の印刷位置P11において、スキージ本体111によってスクリーンSを下方に押圧しながら、スキージ本体111によってスキージング方向D1(前方)にスクリーンS上のインクI(ペースト)のスキージングを行う。また、スキージ部110は、スキージ部10と同様に、
図8Cに示す上方の待機位置P12において、スキージング方向D1とは反対の戻り方向D2(後方)に移動する。スキージ本体111は、上述のスキージ本体11と同様にすることができる。
【0055】
図9及び
図10に示すように、1対の掻き取り部材112,113は、幅方向D3(左右方向)におけるスキージ本体111の両側に固定されている。左側の掻き取り部材112は、左側の挟持部114と一体に設けられ、右側の掻き取り部材113は、右側の挟持部115と一体に設けられている。なお、掻き取り部材112,113は、挟持部114,115とは別体に設けられていてもよい。その場合、掻き取り部材112,113は、挟持部114,115に固定されるか、或いは、挟持部114,115によって後述する被挟持部とともに挟持されるとよい。
【0056】
図9に示すように、1対の掻き取り部材112,113のそれぞれは、上述の傾斜部分12a,13aと同様の傾斜部分112a,113aを有する。
【0057】
掻き取り部材112,113は、挟持部114,115によって着脱可能に第1連結部130に固定されている。この第1連結部130は、
図11に示すように、下方に延びる1対の二股部分132,132がスキージ本体111を挟み込んだ状態で、複数のネジ131によって二股部分132,132が接近するように固定されることによって、二股部分132,132の間にスキージ本体111を保持する。そのため、第1連結部130は、スキージ本体111を保持するホルダと呼ぶこともできる。また、第1連結部130は、被挟持部の一例であり、第1連結部130には、1対の挟持部114,115によって掻き取り部材112,113が着脱可能に固定される。なお、被挟持部としては、スキージ本体111に固定された部材(例えば第1連結部130)であってもよいし、スキージ本体111(例えば、ゴム製の板材を保持する図示しない部分)であってもよい。また、1対の挟持部114,115が第1連結部130を挟持するため、ネジ131を省略して挟持部114,115が二股部分132,132を挟持することで、スキージ本体111を保持してもよい。
【0058】
1対の挟持部114,115のそれぞれは、1対の挟持板114a,114a,115a,115aと、ねじりバネ114b,115bと、ピン114c,115cと、1対のつまみ部分114d,114d,115d,115dとを含む。挟持部114,115のそれぞれは、クリップと呼ぶことが出来る。
【0059】
挟持部114と挟持部115とは、左右対称に同一のものとすることができるため、
図12を参照しながら、一方の挟持部115について説明する。
図12に示すように、1対の挟持板115a,115aは、互いに対向する面にゴムシートRが貼り付けられている(後方の挟持板115aに貼り付けられたゴムシートRのみ図示)。そして、1対の挟持板115a,115aは、上述のように被挟持部(例えば第1連結部130)を挟持する。ここで、
図10に示すように、挟持部114,115が第1連結部130のネジ131を挟み込む場合でも、挟持板114a,115aにゴムシートRが貼り付けられているため、挟持部114,115の位置ズレを抑制することができる。一例ではあるが、ゴムシートRは、1.0mmの厚さを有し、ゴム硬度30度のクロロプレン製である。
【0060】
1対の挟持板115a,115aは、上下方向に延びるピン115cによって上下方向を回転中心として回転可能に連結されている。ピン115cには、ねじりバネ115bが配置されている。このねじりバネ115bは、1対の挟持板115a,115aに挟持力を与える弾性体の一例であり、1対の挟持板115a,115aを互いに接近する方向に付勢する。
【0061】
1対の挟持板115a,115aのそれぞれの右側(ピン115cよりも右側)には、例えば、挟持板115a,115aと一体の板状部分をなすように、つまみ部分115d,115dが設けられている。このつまみ部分115d,115dは、ねじりバネ115bによる挟持力に抗して例えば手動で1対の挟持板115a,115aによる挟持を解除するためのものであり、人の指先の少なくとも一部でつまむことができるものであるとよい。
【0062】
ところで、スキージ本体111は、例えば、第1連結部130の向きを変更することで、鉛直面に対する傾斜角度を調整可能である。この傾斜角度は、例えば、15度、20度、25度などである。
【0063】
しかしながら、第1連結部130の向きを変更することでスキージ本体111の傾斜角度を調整した場合、掻き取り部材112,113の下端が水平にはならなくなる。そのため、例えば、上述の
図1~
図3に示す掻き取り部材12,13では、ネジ14,15が取り外され、スキージ本体11の傾斜角度に合わせた掻き取り部材12,13に交換される。
【0064】
本変形例では、挟持部114,115のつまみ部分114d,114d,115d,115dをつまむ作業者が、目視で掻き取り部材112,113の下端がスクリーンSとの間に上記の所定の間隙を隔てて水平となるように、挟持部114,115の傾斜角度や高さを調整することで、挟持部114,115と一体の掻き取り部材112,113の下端を水平となるように調整する。そのため、
図1~
図3に示すネジ14,15や掻き取り部材12,13の長孔12b,13bが不要となる。なお、掻き取り部材112,113の下端の調整時には、掻き取り部材112,113とスクリーンSとの間に、掻き取り部材112,113とスクリーンSとの間の所定の間隙に対応する厚さの薄板を配置し、この薄板に掻き取り部材112,113の下端の全体が接触するように挟持部114,115(掻き取り部材112,113)の傾斜角度や高さを調整してもよい。
【0065】
以上説明した本変形例では、スキージ部110は、印刷位置P11においてインクIのスキージングを行うスキージ本体111と、このスキージ本体111の幅方向D3両側に固定され、スキージ本体111から幅方向D3の両側へはみ出したインクIをスキージ本体111の戻り方向D2側に寄せる1対の掻き取り部材112,113と、この1対の掻き取り部材112,113を着脱可能に固定するための1対の挟持部114,115とを有する。1対の挟持部114,115のそれぞれは、スキージ本体111に固定された部材(例えば第1連結部130)又はスキージ本体111である被挟持部を挟持する1対の挟持板114a,115aと、この1対の挟持板114a,115aに挟持力を与える弾性体の一例であるねじりバネ114b,115bと、このねじりバネ114b,115bによる挟持力に抗して1対の挟持板114a,115aによる挟持を解除するためのつまみ部分114d,115dとを含む。
【0066】
このように、つまみ部分114d,115dを含む1対の挟持部114,115によって掻き取り部材112,113を着脱可能に固定することで、スキージ本体111の鉛直方向に対する傾斜角度を調整しても、掻き取り部材112,113の下端を水平(スクリーンS)に対して平行に調整することができる。また、掻き取り部材112,113の高さを調整することもできる。そのため、スキージ本体111の傾斜角度に合った掻き取り部材112,113への交換を省略することができる。更には、挟持部114,115は、被挟持部の長さや形状などによらず、被挟持部を挟持することができるため、第1連結部130やスキージ本体111の種類によらず同一の挟持部114,115を用いることができる。なお、上述の実験と同様に、500グラムのインクI(白色プラスチゾルインク)をスクリーンSの印刷範囲Sa(無製版)に載せた状態で、スキージ部110及び返し部20を通常の印刷時と同様のスキージング方向D1及び戻り方向D2の往復動作を20回繰り返す実験を行ったところ、挟持部114,115(掻き取り部材112,113)が外れたり位置ずれしたりするなどの不具合は見られず、スキージ部110と返し部20との間に約460グラムのインクIが残るという同様の実験結果が得られた。
【0067】
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0068】
[付記1]
下方の印刷位置において、スキージング方向にペーストのスキージングを行うスキージ部と、
前記スキージ部よりも前記スキージング方向に配置され、下方の返し位置において、ペーストを前記スキージング方向とは反対の戻り方向に押し返すように移動する返し部とを備え、
前記返し部は、前記スキージング方向に直交する幅方向における印刷範囲の外側のペーストを、前記返し位置において前記戻り方向に移動しながら前記幅方向における前記印刷範囲の内側へ寄せるように、前記幅方向において前記印刷範囲の外側から内側にかけて前記スキージング方向に傾斜している返し部本体を有する
ことを特徴とする印刷装置。
【0069】
[付記2]
前記スキージ部は、前記印刷位置において、スクリーン上のペーストのスキージングを行い、前記スクリーンから離隔した上方の待機位置において、前記戻り方向に移動し、
前記返し部は、前記スクリーンから離隔した上方の待機位置において、前記スキージング方向に移動し、前記返し位置において、前記返し部本体が前記スクリーンの前記印刷範囲の外側のペーストを、前記印刷範囲の内側へ寄せる
ことを特徴とする付記1記載の印刷装置。
【0070】
[付記3]
前記返し部本体は、前記幅方向の両側から中心にかけて前記スキージング方向に傾斜し、平面視においてV字形状を呈する
ことを特徴とする付記1又は2記載の印刷装置。
【0071】
[付記4]
前記返し部は、前記返し部本体の前記幅方向両側に固定され、前記返し部本体から前記幅方向の両側へのペーストのはみ出しを抑制する1対の両端部材を有する
ことを特徴とする付記1又は2記載の印刷装置。
【0072】
[付記5]
前記スキージ部は、前記印刷位置においてペーストのスキージングを行うスキージ本体と、当該スキージ本体の前記幅方向両側に固定され、前記スキージ本体から前記幅方向の両側へはみ出したペーストを前記スキージ本体の前記戻り方向側に寄せる1対の掻き取り部材を有し、
前記返し部の下端は、前記幅方向において、前記スキージ部の下端における両端と同じ位置又はそれよりも外側に亘って延びる
ことを特徴とする付記1又は2記載の印刷装置。
【0073】
[付記6]
前記スキージ部は、前記印刷位置においてペーストのスキージングを行うスキージ本体と、当該スキージ本体の前記幅方向両側に固定され、前記スキージ本体から前記幅方向の両側へはみ出したペーストを前記スキージ本体の前記戻り方向側に寄せる1対の掻き取り部材と、前記1対の掻き取り部材を着脱可能に固定するための1対の挟持部とを有し、
前記1対の挟持部のそれぞれは、前記スキージ本体に固定された部材又は前記スキージ本体である被挟持部を挟持する1対の挟持板と、当該1対の挟持板に挟持力を与える弾性体と、当該弾性体による挟持力に抗して前記1対の挟持板による挟持を解除するためのつまみ部分とを含む
ことを特徴とする付記1又は2記載の印刷装置。
【0074】
[付記7]
スキージング方向にペーストのスキージングを行うスキージ部よりも前記スキージング方向に配置され、下方の返し位置において、ペーストを前記スキージング方向とは反対の戻り方向に押し返すように移動する返し部材であって、
前記スキージング方向に直交する幅方向における印刷範囲の外側のペーストを、前記返し位置において前記戻り方向に移動しながら前記幅方向における前記印刷範囲の内側へ寄せるように、前記幅方向において前記印刷範囲の外側から内側にかけて前記スキージング方向に傾斜している返し部本体を有する
ことを特徴とする返し部材。
【符号の説明】
【0075】
1 スクリーン印刷装置
10 スキージ部
11 スキージ本体
12,13 掻き取り部材
12a,13a 傾斜部分
12b,13b 長孔
14,15 ネジ
20 返し部
21 返し部本体
22,23 両端部材
22a,23a 長孔
24,25 ネジ
26 水平板
27 ネジ
30 第1連結部
40 第2連結部
51 制御部
52 記憶部
53 インターフェース部
61 水平駆動部
62 昇降駆動部
D1 スキージング方向
D2 戻り方向
D3 幅方向
110 スキージ部
111 スキージ本体
112,113 掻き取り部材
112a,113a 傾斜部分
114,115 挟持部
114a,115a 挟持板
114b,115b ねじりバネ
114c,115c ピン
114d,115d つまみ部分
130 第1連結部
131 ネジ
132 二股部分
I インク(ペースト)
P11 印刷位置
P12 待機位置
P21 返し位置
P22 待機位置
F スクリーン枠
R ゴムシート
S スクリーン
Sa 印刷範囲