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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012639
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】選別装置
(51)【国際特許分類】
   B07B 13/16 20060101AFI20230119BHJP
   B07B 13/08 20060101ALI20230119BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20230119BHJP
【FI】
B07B13/16 A
B07B13/08 Z
B65G47/46 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021116184
(22)【出願日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】000004617
【氏名又は名称】日本車輌製造株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000534
【氏名又は名称】弁理士法人真明センチュリー
(72)【発明者】
【氏名】松木 覚
【テーマコード(参考)】
3F015
4D021
【Fターム(参考)】
3F015AA07
3F015CA03
3F015DA01
3F015EA03
4D021JA04
4D021JB03
4D021KA12
4D021LA01
4D021NA03
(57)【要約】
【課題】混合米を効率良く選別できる選別装置を提供すること。
【解決手段】仕切板14は、その上端面から山形状に突出し、混合米の移送方向に並ぶ複数の凸部14aを備えるので、選別板20と分配部10(仕切板14)との一体的な揺動により、仕切板14に引っ掛かった異物Fが複数の凸部14aを順次乗り越えながら仕切板14の下流側に移送される。分配部10は、仕切板14の下流側に隣接して配置される排出口15を備えるので、仕切板14の下流側に移送された異物Fを排出口15から排出できる。これにより、仕切板14に異物が引っ掛かった状態で留まることを抑制できるので、各選別板20に適切な量の混合米を供給できる。よって、混合米を効率良く選別できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
玄米および籾が混合された混合米を分配する分配部と、その分配部から分配される前記混合米を揺動によって玄米および籾に選別する複数の選別板と、を備え、
前記分配部が、水平方向に延びる移送路と、その移送路における前記混合米の移送方向と直交する水平方向に並べて設けられ、前記移送路の下流部分を前記選別板に繋ぐ複数の供給路と、それら複数の供給路を仕切る複数の第1仕切板と、を備え、
前記分配部を前記選別板と一体的に揺動させることにより、前記移送路上で前記混合米を移送する選別装置において、
前記第1仕切板の上端面には、前記移送方向に並ぶ複数の山形状の第1凸部が形成され、
前記分配部は、前記移送方向における前記第1仕切板の下流側に隣接して配置される排出口を備えることを特徴とする選別装置。
【請求項2】
前記移送路側から前記排出口側にかけて複数の前記第1凸部の頂の高さが徐々に高く形成されることを特徴とする請求項1記載の選別装置。
【請求項3】
前記移送路には、前記移送方向に並ぶ複数の山形状の第2凸部が形成され、
最も前記移送路側に位置する前記第1凸部の頂の高さが、最も前記第1仕切板側に位置する前記第2凸部の頂よりも低く形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の選別装置。
【請求項4】
前記分配部は、前記供給路および前記排出口を仕切る第2仕切板を備え、
最も前記排出口側に位置する前記第1凸部の頂の高さが、前記第2仕切板の上端よりも高く形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の選別装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、選別装置に関し、特に、混合米を効率良く選別できる選別装置に関する。
【背景技術】
【0002】
籾を籾摺した後の玄米および籾の混合物(以下「混合米」と称す)を選別板に供給し、その選別板を揺動させることで混合米から玄米および籾を選別する選別装置が知られている。例えば特許文献1には、複数の揺動選別盤2(選別板)の各々に混合米を分配する揺動分配箱6(分配部)を備える選別装置が記載されている。この選別装置の揺動分配箱6は、分配筒13から混合米が供給される波形底板7(移送路)を備え、波形底板7には、複数の山形の凸部が混合米の移送方向に並べて設けられている。
【0003】
そして、揺動分配箱6が揺動選別盤2と共に一体的に揺動可能に構成されているため、その揺動によって混合米が波形底板7の凸部を順次乗り越えながら排出口A~F(選別板への供給路)側に移送される。排出口A~Fは、各揺動選別盤2に繋がっているため、排出口A~Fから流下する混合米を揺動選別盤2に供給できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭55-053590号公報(例えば、第2頁14行目~第4頁11行目、第1~3図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の技術では、各排出口A~F(選別板への供給路)を仕切る仕切板に異物が引っ掛かると、適切な量の混合米を各選別板に供給できなくなるため、混合米を効率良く選別できないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、混合米を効率良く選別できる選別装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明の選別装置は、玄米および籾が混合された混合米を分配する分配部と、その分配部から分配される前記混合米を揺動によって玄米および籾に選別する複数の選別板と、を備え、前記分配部が、水平方向に延びる移送路と、その移送路における前記混合米の移送方向と直交する水平方向に並べて設けられ、前記移送路の下流部分を前記選別板に繋ぐ複数の供給路と、それら複数の供給路を仕切る複数の第1仕切板と、を備え、前記分配部を前記選別板と一体的に揺動させることにより、前記移送路上で前記混合米を移送するものであり、前記第1仕切板の上端面には、前記移送方向に並ぶ複数の山形状の第1凸部が形成され、前記分配部は、前記移送方向における前記第1仕切板の下流側に隣接して配置される排出口を備える。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の選別装置によれば、第1仕切板は、その上端面から山形状に突出し、混合米の移送方向に並ぶ複数の第1凸部を備えるので、分配部(第1仕切板)の揺動により、第1仕切板に引っ掛かった異物が複数の第1凸部を順次乗り越えながら第1仕切板の下流側に移送される。分配部は、第1仕切板の下流側に隣接して配置される排出口を備えるので、第1仕切板の下流側に移送された異物を排出口から排出できる。これにより、第1仕切板に異物が引っ掛かった状態で留まることを抑制できるので、各選別板に適切な量の混合米を供給できる。よって、混合米を効率良く選別できるという効果がある。
【0009】
請求項2記載の選別装置によれば、請求項1記載の選別装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。移送路側から排出口側にかけて複数の第1凸部の頂の高さが徐々に高く形成されるので、第1仕切板に引っ掛かった異物が複数の第1凸部を登るようにして排出口側に移送される。これにより、複数の第1凸部の頂の高さが水平方向に一定である場合に比べ、異物に乗った混合米が排出口に移送されるまでの間に払い落とされ易くなる。よって、混合米が排出口から排出されることを抑制できるという効果がある。
【0010】
請求項3記載の選別装置によれば、請求項2記載の選別装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。移送路には、移送方向に並ぶ複数の山形状の第2凸部が形成されるので、移送路で移送される混合米に異物が混入している場合に、その異物が複数の第2凸部を順次乗り越えながら下流側に移送される。最も移送路側に位置する第1凸部の頂の高さが、最も第1仕切板側に位置する第2凸部の頂よりも低く形成されるので、移送路と第1仕切板との境界部分に位置する第1凸部および第2凸部の谷間に異物が引っ掛かることを抑制できる。よって、異物が排出口側に移送され易くなるという効果がある。
【0011】
請求項4記載の選別装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の選別装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。分配部は、供給路および排出口を仕切る第2仕切板を備え、最も排出口側に位置する第1凸部の頂の高さが、第2仕切板の上端よりも高く形成されるので、第1仕切板(第1凸部)上で移送された異物が第2仕切板に引っ掛かることを抑制できる。よって、異物が排出口から排出され易くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態における選別装置の正面図である。
図2】(a)は、図1のIIa-IIa線における分配部の部分拡大断面図であり、(b)は、図2(a)のIIb-IIb線における分配部の部分拡大断面図である。
図3】(a)は、第1の変形例における分配部の部分拡大断面図であり、(b)は、第2の変形例における分配部の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、選別装置1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態における選別装置1の正面図である。なお、図1では、選別装置1の筐体の一部を破断して図示している。
【0014】
図1に示すように、選別装置1は、玄米および籾が混合された混合米を分配部10を介して選別板20に供給し、選別板20を揺動させることで混合米から玄米および籾を選別するための装置である。分配部10の受入口11に供給される混合米は、図示しない籾摺装置で籾が籾摺(脱ぷ)されたものである。
【0015】
選別装置1には、複数段(本実施形態では、7段)の選別板20が上下に重ねて設けられ、それら複数の選別板20は、選別装置1の土台となるベース部30に支持される。ベース部30は、各選別板20を揺動方向Dで揺動させるためのモータなどの駆動手段(図示せず)を備えている。
【0016】
選別板20には、分配部10が一体的に連結されているため、選別板20の揺動に伴って分配部10も揺動する。詳細は後述するが、分配部10の内部には、左右方向(選別板20の揺動方向Dと略平行な水平方向)に延びる移送路12(図2(b)参照)が形成されているため、分配部10の揺動方向Dにおける揺動によって混合米が移送路12の下流側(図1の左側)に移送される。
【0017】
移送路12の下流側には、各選別板20に繋がる供給路13の入口(図2参照)が隣接して形成されており、この供給路13の出口が選別板20の上流部分(図1の紙面垂直方向奥側の端部)における左端側に接続される。なお、図1では、最も上段に位置する選別板20に接続された供給路13が図示されているが、他の選別板20にも同様の位置に供給路13が形成されている。これにより、供給路13から各選別板20の上面(選別面)に混合米が供給される。
【0018】
選別板20は、その上流側から下流側(図1の紙面垂直方向奥側から手前側)にかけて下降傾斜し、且つ、左端側から右端側にかけて下降傾斜している。即ち、選別板20は、供給路13側を上流とした対角方向に下降傾斜している。そして、その傾斜に沿う揺動方向Dで選別板20が揺動するため、混合米が選別板20を流下する際には、玄米に比べて重い籾は、供給路13から選別板20の対角方向に向けて流下する。一方、比較的軽い玄米は、供給路13から概ね真っすぐ選別板20を流下する。これにより、混合米から玄米および籾を選別できる。
【0019】
次いで、図2を参照して、選別装置1の分配部10の詳細構成について説明する。図2(a)は、図1のIIa-IIa線における分配部10の部分拡大断面図であり、図2(b)は、図2(a)のIIb-IIb線における分配部10の部分拡大断面図である。なお、図2(b)では、混合米に混入する異物Fの外形を2点鎖線で模式的に図示している。
【0020】
図2に示すように、選別装置1の分配部10は、左右方向に延びる箱状に形成されており、この分配部10の上面に受入口11が形成される。受入口11は、分配部10の内部の空間を外部に繋いでおり、受入口11の下方には左右方向に延びる移送路12が形成される。なお、以下の説明では、移送路12における混合米の移送方向(図2の左右方向)を単に「混合米の移送方向」と記載して説明する。
【0021】
移送路12は、山形状に突出する凸部12aを備えている。凸部12aは、混合米の移送方向に複数(本実施形態では、12個)並べて設けられ、これら複数の凸部12aの各々は、混合米の移送方向と直交する方向に延びている(図2(a)参照)。そして、上述した通り、分配部10が選別板20と共に揺動方向Dで揺動するため、この揺動によって混合米が複数の凸部12aを順次乗り越えながら移送路12の下流側(図2の左側)に移送される。
【0022】
移送路12の下流側の端部に隣接して複数(本実施形態では7本)の供給路13が形成され、これら複数の供給路13は、それぞれが下方に延びつつ別々の選別板20(図1参照)に接続される。各供給路13は、混合米の移送方向と直交する方向(図2(a)の上下方向)に並ぶ複数(本実施形態では、6枚)の仕切板14によって仕切られている。
【0023】
分配部10に投入される混合米には、石などの異物Fが混入している場合があり、この異物Fは、混合米と同様、分配部10の揺動によって複数の凸部12aを順次乗り越えながら供給路13(仕切板14)側に移送される(移送経路A参照)。よって、供給路13の開口寸法よりも大きい異物Fが仕切板14に引っ掛かることがある。
【0024】
これに対して本実施形態では、各仕切板14の各々の上端面には、混合米の移送方向に並ぶ複数の山形状の凸部14aが形成されるので、分配部10の揺動方向Dにおける揺動により、仕切板14に引っ掛かった異物Fが複数の凸部14aを順次乗り越えながら仕切板14の下流側に移送される(移送経路B参照)。
【0025】
仕切板14の下流側には、下方側に開口を有する排出口15が隣接して配置され、排出口15は、分配部10の内部の空間を外部に接続している。よって、仕切板14上で移送された異物Fを排出口15から外部に排出できる。これにより、仕切板14に異物Fが引っ掛かった状態で留まることを抑制できるので、各選別板20(図1参照)に適切な量の混合米を供給できる。よって、混合米を効率良く選別できる。
【0026】
また、複数の凸部14aのうち、最も移送路12側に位置する凸部14aの頂は、移送路12の最も仕切板14側に位置する凸部12aの頂よりも低く形成される。これにより、移送路12と仕切板14との境界部分に位置する凸部12a,14aの谷間に異物Fが引っ掛かることを抑制できる。よって、異物Fを排出口15側に向けて確実に移送できる。
【0027】
また、複数の供給路13と排出口15との間には、それらを仕切る仕切板16が形成されているが、複数の凸部14aのうち、最も排出口15側に位置する凸部14aの頂は、仕切板16の上端よりも高く形成される。これにより、仕切板14の凸部14a上で移送された異物Fが仕切板16に引っ掛かることを抑制できるので、排出口15から異物Fを確実に排出できる。
【0028】
ここで、図2(b)に示す例では、異物Fの外形を円形で図示しているが、異物Fの種類によっては外形が複雑な場合もあり、この場合、異物Fに乗った混合米が異物Fと共に排出口15から排出されることがある。
【0029】
これに対して本実施形態では、移送路12側から排出口15側にかけて複数の凸部14aの頂の高さが徐々に高くなっている。即ち、複数の凸部14aの頂を含む仮想平面が移送路12側から排出口15にかけて上昇傾斜しているので、仕切板14に引っ掛かった異物Fが複数の凸部14aを登るようにして排出口15側に移送される(移送経路B参照)。これにより、複数の凸部14aの頂の高さが水平方向に一定である場合に比べ、異物Fに乗った混合米が排出口15に移送されるまでの間に払い落とされ易くなる。よって、混合米が異物Fと共に排出口15から排出されることを抑制できる。
【0030】
本実施形態では、混合米の移送方向において、各仕切板14の凸部14aが同位相となる位置に形成され、且つ、混合米の移送方向と直交する方向(図2(b)の紙面垂直方向)に並ぶ各凸部14aの頂が一定の高さであるが、この凸部14aの変形例について、図3を参照して説明する。なお、上記実施形態と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図3(a)は、第1の変形例における分配部210の部分拡大断面図であり、図3(b)は、第2の変形例における分配部310の部分拡大断面図である。
【0031】
図3(a)に示すように、第1の変形例の分配部210は、混合米の移送方向において、一の仕切板14の凸部14aに対し、隣り合う他の仕切板14の凸部14bが位相をずらして配置される。つまり、混合米の移送方向と直交する水平方向視(図3(a)の紙面垂直方向視)において、凸部14bの頂が凸部14aの頂同士の間(中間位置)に配置される。
【0032】
この第1の変形例によれば、上記実施形態のように各仕切板14の凸部14aが同位相となる位置に形成される場合に比べ、凸部14a,14b上で異物が姿勢を変化させながら移送され易くなる。よって、異物に乗った混合米が排出口15に移送されるまでの間に払い落とされ易くなるので、混合米が異物と共に排出口15から排出されることを抑制できる。
【0033】
図3(b)に示すように、第2の変形例の分配部310は、混合米の移送方向において、一の仕切板14の凸部14aの頂の高さが一定の勾配で排出口15に向けて上昇傾斜するのに対し、隣り合う他の仕切板14の凸部14bの頂が高低差を有しながら排出口15に向けて上昇傾斜している。つまり、凸部14aの頂に沿う仮想平面に対し、一部の凸部14bの頂が該仮想平面よりも低く形成される一方、その頂が低い凸部14bに隣り合う凸部14bの頂は該仮想平面上に位置している。
【0034】
この第2の変形例においても、上記実施形態のように混合米の移送方向と直交する方向に並ぶ各凸部14aの頂が一定の高さである場合に比べ、凸部14a,14b上で異物が姿勢を変化させながら移送され易くなる。よって、異物に乗った混合米が排出口15に移送されるまでの間に払い落とされ易くなるので、混合米が異物と共に排出口15から排出されることを抑制できる。
【0035】
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
【0036】
上記実施形態では、移送路12側から排出口15側にかけて複数の凸部14aの頂の高さが徐々に高く形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、複数の凸部14aの頂の高さは、移送路12側から排出口15側にかけて一定の構成でも良く、徐々に低く形成される構成でも良い。
【0037】
上記実施形態では、混合米の移送方向に並ぶ複数の山形状の凸部12aが移送路12に形成され、最も移送路12側に位置する凸部14aの頂の高さが、最も仕切板14側に位置する凸部12aの頂よりも低い場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、移送路12の凸部12aを省略しても良い。また、最も移送路12側に位置する凸部14aの頂の高さが、最も仕切板14側に位置する凸部12aの頂と同じ高さに(又は、それよりも高く)形成される構成でも良い。
【0038】
上記実施形態では、最も排出口15側に位置する凸部14aの頂の高さが、仕切板16の上端よりも高く形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、最も排出口15側に位置する凸部14aの頂の高さが、仕切板16の上端と同じ高さに(又は、それよりも低く)形成される構成でも良い。
【符号の説明】
【0039】
1 選別装置
10,210,310 分配部
12 移送路
12a 凸部(第2凸部)
13 供給路
14 仕切板(第1仕切板)
14a,14b 凸部(第1凸部)
15 排出口
16 仕切板(第2仕切板)
20 選別板
図1
図2
図3