(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012659
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】制御プログラム、交流支援方法及び交流支援システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20230119BHJP
G06Q 10/105 20230101ALI20230119BHJP
【FI】
G06Q10/06
G06Q10/10 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021116232
(22)【出願日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】520496235
【氏名又は名称】株式会社World Life Mapping
(74)【代理人】
【識別番号】100150072
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 賢司
(74)【代理人】
【識別番号】100170748
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100185719
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 悠樹
(72)【発明者】
【氏名】下田 彬
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】ユーザ間の交流を適切に支援可能な制御プログラム、交流支援方法及び交流支援システムを提供する。
【解決手段】制御プログラムは、ユーザ間の交流を支援するシステムを実現するコンピュータによって実行される。この制御プログラムは、第1ユーザのユーザ情報を取得するステップと、ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を第1ユーザに提示するステップとをコンピュータに実行させる。この制御プログラムによれば、第1ユーザのユーザ情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【選択図】
図5A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ間の交流を支援する制御プログラムであって、
第1ユーザのユーザ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を前記第1ユーザに提示するステップとをコンピュータに実行させる、制御プログラム。
【請求項2】
前記支援情報は、交流頻度に関する情報、交流時間に関する情報、交流タイミングに関する情報、交流相手に関する情報、及び、前記第1ユーザの勤務形態に関する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記勤務形態としては、在宅勤務及び出社勤務が含まれ、
前記ユーザ情報に基づいて、前記支援情報として前記第1ユーザの前記勤務形態を提示するステップを前記コンピュータに実行させる、請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザの性格傾向を示す情報である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記第1ユーザの性格傾向に応じて前記第2ユーザとの交流頻度が変わるように前記支援情報を前記第1ユーザに提示するステップを前記コンピュータに実行させる、請求項4に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記第1ユーザの外向性が低い場合には、前記第1ユーザの外向性が高い場合よりも性格傾向又は趣味の前記第1ユーザとの一致度が高いユーザを前記第2ユーザとして選定するステップを前記コンピュータに実行させる、請求項4又は請求項5に記載の制御プログラム。
【請求項7】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザの性格傾向、及び、前記第1ユーザが所属する職場における出社人数を示す情報である、請求項3に記載の制御プログラム。
【請求項8】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザが出社することによる前記第1ユーザのストレス値の変化を示す情報である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項9】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザの体調及び精神状態を示す情報である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
【請求項10】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザのスケジュール情報である、請求項3に記載の制御プログラム。
【請求項11】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザの通勤に関する情報である、請求項3に記載の制御プログラム。
【請求項12】
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの関係性を示す情報であり、
前記第2ユーザの前記勤務形態を示す情報と前記ユーザ情報とに基づいて、前記支援情報として前記第1ユーザの前記勤務形態を提示するステップを前記コンピュータに実行させる、請求項3に記載の制御プログラム。
【請求項13】
ユーザ間の交流を支援する交流支援方法であって、
コンピュータが、
第1ユーザのユーザ情報を取得するステップと、
前記ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を前記第1ユーザに提示するステップとを実行する、交流支援方法。
【請求項14】
ユーザ間の交流を支援する交流支援システムであって、
第1ユーザのユーザ情報を取得する取得部と、
前記ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を前記第1ユーザに提示する提示部とを備える、交流支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラム、交流支援方法及び交流支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2013-97663号公報(特許文献1)は、在宅決定装置を開示する。この在宅決定装置は、会社における電力使用量を効率的に削減するという観点から、勤務者に対して在宅勤務指示を通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に在宅勤務が行なわれると、在宅勤務が行なわれない場合と比較して、勤務者間における交流機会が減少する。上記特許文献1に開示されている在宅決定装置においては、勤務者(ユーザ)に在宅勤務を指示するか否かの判断が会社における電力使用量の観点から行なわれており、勤務者間の交流という観点で適切な支援が行なわれていない。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザ間の交流を適切に支援可能な制御プログラム、交流支援方法及び交流支援システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従う制御プログラムは、ユーザ間の交流を支援する。この制御プログラムは、第1ユーザのユーザ情報を取得するステップと、ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を第1ユーザに提示するステップとをコンピュータに実行させる。
【0007】
この制御プログラムによれば、第1ユーザのユーザ情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0008】
上記制御プログラムにおいて、支援情報は、交流頻度に関する情報、交流時間に関する情報、交流タイミングに関する情報、交流相手に関する情報、及び、第1ユーザの勤務形態に関する情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0009】
上記制御プログラムにおいて、勤務形態としては、在宅勤務及び出社勤務が含まれ、上記制御プログラムは、ユーザ情報に基づいて、支援情報として第1ユーザの勤務形態を提示するステップをコンピュータに実行させてもよい。
【0010】
この制御プログラムによれば、第1ユーザのユーザ情報に基づいて第1ユーザの勤務形態が提示されるため、ユーザ間の交流に関し第1ユーザに適切な支援を提供することができる。
【0011】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザの性格傾向を示す情報であってもよい。
【0012】
この制御プログラムによれば、第1ユーザの性格傾向に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0013】
上記制御プログラムは、第1ユーザの性格傾向に応じて第2ユーザとの交流頻度が変わるように支援情報を第1ユーザに提示するステップをコンピュータに実行させてもよい。
【0014】
この制御プログラムによれば、第1ユーザの性格傾向に合った頻度で第2ユーザとの交流が行なわれるように支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0015】
上記制御プログラムは、第1ユーザの外向性が低い場合には、第1ユーザの外向性が高い場合よりも性格傾向又は趣味の第1ユーザとの一致度が高いユーザを第2ユーザとして選定するステップをコンピュータに実行させてもよい。
【0016】
この制御プログラムによれば、外向性の低いユーザに関してもより適切な他ユーザとの交流の支援を行なうことができる。
【0017】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザの性格傾向、及び、第1ユーザが所属する職場における出社人数を示す情報であってもよい。
【0018】
この制御プログラムによれば、第1ユーザの性格傾向及び職場の出社人数に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザの性格傾向及び職場の出社人数を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0019】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザが出社することによる第1ユーザのストレス値の変化を示す情報であってもよい。
【0020】
この制御プログラムによれば、第1ユーザが出社することによる第1ユーザのストレス値の変化に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザのストレス値の変化を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0021】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザの体調及び精神状態を示す情報であってもよい。
【0022】
この制御プログラムによれば、第1ユーザの体調及び精神状態に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザの体調及び精神状態を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0023】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザのスケジュール情報であってもよい。
【0024】
この制御プログラムによれば、第1ユーザのスケジュールに応じて適切な勤務形態が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザのスケジュールを考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0025】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザの通勤に関する情報であってもよい。
【0026】
この制御プログラムによれば、第1ユーザの通勤に関する情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザの通勤に関する情報を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0027】
上記制御プログラムにおいて、ユーザ情報は、第1ユーザと第2ユーザとの関係性を示す情報であり、制御プログラムは、第2ユーザの勤務形態を示す情報とユーザ情報とに基づいて、支援情報として第1ユーザの勤務形態を提示するステップをコンピュータに実行させてもよい。
【0028】
この制御プログラムによれば、第1ユーザと第2ユーザとの関係性を示す情報、及び、第2ユーザの勤務形態を示す情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、第1ユーザと第2ユーザとの間の交流を第2ユーザの状況を考慮した上で適切に支援することができる。
【0029】
本発明の他の局面に従う交流支援方法は、ユーザ間の交流を支援する方法である。この交流支援方法においては、コンピュータが、第1ユーザのユーザ情報を取得するステップと、ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を第1ユーザに提示するステップとを実行する。
【0030】
この交流支援方法によれば、第1ユーザのユーザ情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0031】
本発明の他の局面に従う交流支援システムは、ユーザ間の交流を支援する。この交流支援システムは、取得部と、提示部とを備える。取得部は、第1ユーザのユーザ情報を取得する。提示部は、ユーザ情報に基づいて、第2ユーザとの交流に関する支援情報を第1ユーザに提示する。
【0032】
この交流支援システムによれば、第1ユーザのユーザ情報に基づいて第2ユーザとの交流に関する支援情報が第1ユーザに通知されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、ユーザ間の交流を適切に支援可能な制御プログラム、交流支援方法及び交流支援システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図2】サーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図4】端末のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図5A】ユーザに提示される支援情報の内容の決定手順の一例を示すフローチャートである。
【
図5B】ユーザに提示される支援情報の内容の決定手順の他の一例を示すフローチャートである。
【
図6】実施の形態2におけるサーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図7A】ストレス推移情報TBの一例を示す図である。
【
図8】実施の形態2における、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。
【
図9】実施の形態3におけるサーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図11】実施の形態3における、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。
【
図12】実施の形態4におけるサーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図13】スケジュール情報TBの一例を示す図である。
【
図14】実施の形態4における、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。
【
図15】実施の形態5におけるサーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図17】実施の形態5における、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。
【
図18】実施の形態6におけるサーバのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
【
図20】実施の形態6における、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0036】
[1.実施の形態1]
<1-1.交流支援システムの概要>
図1は、本実施の形態1に従う交流支援システム10を模式的に示す図である。交流支援システム10は、例えば、組織の一例である会社(企業)CM1において、社員間の交流を支援するために用いられる。例えば、社員間の交流は、出社して実際に会うことによるコミュニケーション又はオンライン通話等を通じて行なわれる。交流支援システム10においては、例えば、オンライン通話機能が設けられている。
【0037】
図1に示されるように、交流支援システム10は、サーバ100と、複数の端末200とを含んでいる。端末200は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット又はスマートフォンで構成される。複数の端末200の各々は、交流支援システム10のユーザによって使用される。サーバ100と各端末200とは、ネットワークN1(例えば、インターネット)を通じて通信可能である。
【0038】
この例において、交流支援システム10のユーザは、例えば、会社CM1の社員である。各ユーザの勤務形態としては、出社勤務と在宅勤務とがある。出社勤務のユーザは職場において端末200を使用し、在宅勤務のユーザは職場以外の場所(例えば、自宅、旅先)において端末200を使用する。
【0039】
交流支援システム10において、ユーザ(社員)は、端末200を介して、自身に関する情報(以下、「入力情報」とも称する。)をサーバ100へ送信する。入力情報の一例としては、ユーザの性格を分析するために必要な情報、ユーザのストレス状態を分析するために必要な情報、勤務形態に関する申請情報、ユーザの体調を分析するために必要な情報、ユーザのスケジュールに関する情報、ユーザの通勤経路に関する情報、及び、ユーザ間の関係性を分析するために必要な情報が挙げられる。
【0040】
サーバ100においては、入力情報に基づいて、例えば、各ユーザの性格、各ユーザのストレス状態、及び、ユーザ間の関係性が分析される。本明細書においては、該分析結果を示す情報及び入力情報を含む概念が「ユーザ情報」とも称される。交流支援システム10においては、ユーザ情報に基づいて、ユーザ間の交流に関する支援が行なわれる。例えば、該支援は、支援情報を各ユーザの端末200に表示させることによって行なわれる。
【0041】
例えば、ユーザの性格に応じて必要な交流支援の内容は変わる。例えば、外向性の高いユーザは、他のユーザとのコミュニケーションを好み、コミュニケーションを通じて活力を得る傾向がある。外向性の高いユーザは他のユーザとのコミュニケーションを好むことが多いため、外向性の高いユーザにとってはコミュニケーションの機会が積極的に提供されることが好ましい。
【0042】
一方、外向性の低いユーザは、必ずしも他のユーザとのコミュニケーションを通じて活力を得られるわけではなく、自分自身で活力の源を見つけに行く傾向がある。外向性の低いユーザは他のユーザとのコミュニケーションを必ずしも好むとは限らないため、外向性の低いユーザにとってはコミュニケーションの機会の提供が抑制されることが好ましい。これにより、外向性の高いユーザ及び外向性の低いユーザの各々の精神状態が健康に保たれる。
【0043】
交流支援システム10においては、ユーザ情報に基づいて、他のユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示される。支援情報の一例としては、在宅勤務及び出社勤務のいずれかをユーザに勧める情報、在宅勤務及び出社勤務の各々の比率を提案する情報、特定のユーザと会話することを勧める情報、及び、特定のユーザとの通話又はビデオ通話を勧める情報が挙げられる。上述のように、例えば、これらの情報は、各ユーザの端末200に表示される。交流支援システム10によれば、ユーザ情報に基づいて他のユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。その結果、各ユーザの精神状態を健康に保つことができる。また、組織の構成員全体のパフォーマンスを向上させることができる。以下、交流支援システム10についてより詳細に説明する。
【0044】
<1-2.構成>
(1-2-1.サーバの構成)
図2は、サーバ100のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。本実施の形態1において、サーバ100は、例えば、汎用コンピュータによって実現される。
【0045】
図2に示されるように、サーバ100は、制御部110と、通信I/F(interface)140と、記憶部120とを含んでいる。各構成は、バスを介して電気的に接続されている。
【0046】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112及びROM(Read Only Memory)113等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行なうように構成されている。
【0047】
通信I/F140は、ネットワークN1を通じて、各端末200(
図1)と通信するように構成されている。通信I/F140は、例えば、有線LAN(Local Area Network)モジュール又は無線LANモジュールで構成される。
【0048】
記憶部120は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120は、例えば、制御プログラム121を記憶している。制御プログラム121がCPU111によって実行されることによって、サーバ100における各種機能が実現される。
【0049】
記憶部120は、さらに、性格情報TB(table)122及び支援情報TB129を記憶している。性格情報TB122は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。支援情報TB129は、各ユーザに提示される支援情報を管理する。
【0050】
図3Aは、性格情報TB122の一例を示す図である。
図3Aに示されるように、性格情報TB122は、入力情報に基づいて分析された各ユーザの性格情報を管理する。性格情報TB122は、例えば、各ユーザのビッグファイブ性格特性(Big Five personality traits)に関する情報(外向性、調和性、誠実性、神経症的傾向、経験への開放性)を管理する。この例においては、各要因(外向性、調和性、誠実性、神経症的傾向、経験への開放性)に関する傾向の強さが数値化されている。数値が大きいほど、該要因に関する傾向が強いことを意味する。なお、性格情報TB122において管理される性格情報は、必ずしもビッグファイブ性格特性である必要はなく、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)、キャリアアンカー、IM性格検査、NEO-FFI、NEO-PI-R、EQ(Emotional Intelligence)、IQ(Intelligence Quotient)、SAT、GMAT、SPI、ホランドの六角形モデル、自己肯定感を示す指標等であってもよい。
【0051】
図3Bは、支援情報TB129の一例を示す図である。
図3Bに示されるように、支援情報TB129は、各ユーザに提示される支援情報を管理する。支援情報は、サーバ100において生成される。例えば、支援情報として、お勧めの勤務形態が各ユーザに提示される場合を考える。この場合に、支援情報は、例えば、ある日のお勧めの勤務形態が出社勤務であるか在宅勤務であるかを示す情報である。また、例えば、支援情報は、今後一週間の各曜日におけるお勧めの勤務形態を示す情報である。ユーザ毎の支援情報が、支援情報TB129において管理される。
【0052】
(1-2-2.端末の構成)
図4は、端末200のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。上述のように、端末200は、例えば、PC、タブレット又はスマートフォンによって実現される。
【0053】
図4に示されるように、端末200は、制御部210と、通信I/F240と、表示部250と、受付部260と、撮像部270と、記憶部220とを含む。端末200において、各構成はバスを介して電気的に接続されている。
【0054】
制御部210は、CPU211、RAM212及びROM213等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行なうように構成されている。通信I/F240は、ネットワークN1を介して、例えば、サーバ100と通信するように構成されている。通信I/F240は、例えば、有線LANモジュール又は無線LANモジュールで構成される。
【0055】
表示部250は、画像を表示するように構成されている。表示部250は、例えば、液晶モニタや有機EL(Electro Luminescence)モニタ等のモニタで構成される。
【0056】
受付部260は、ユーザからの入力を受け付けるように構成されている。受付部260は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス及びマイクの一部又は全部で構成される。サーバ100から送られてきた質問に対するユーザによる回答は、例えば、受付部260を介して行なわれる。
【0057】
撮像部270は、静止画像又は動画像を撮像し、画像データを生成するように構成されている。撮像部270は、例えば、イメージセンサーを含むカメラモジュールで構成され、ユーザの画像を撮像する。
【0058】
記憶部220は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部220は、例えば、制御プログラム221を記憶するように構成されている。制御プログラム221がCPU211によって実行されることによって、端末200における各種機能が実現される。
【0059】
<1-3.動作>
図5Aは、ユーザに提示される支援情報の内容の決定手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100の制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0060】
図5Aを参照して、制御部110は、性格情報TB122を参照することによって、支援情報の提示先であるユーザの性格傾向情報を取得する(ステップS100)。制御部110は、取得された性格傾向情報に基づいて、ユーザに提示する支援情報の内容を決定する(ステップS110)。決定された支援情報は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、決定された支援情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、支援情報が示す内容を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0061】
支援情報の内容には、例えば、他ユーザとのお勧めの交流頻度に関する情報、他ユーザとのお勧めの交流時間に関する情報、他ユーザとのお勧めの交流タイミングに関する情報、お勧めの交流相手に関する情報、及び、お勧めの勤務形態に関する情報のうちの少なくとも1つが含まれる。支援情報は、例えば、ユーザの端末200の表示部250に表示されることによって、ユーザに提示される。
【0062】
他ユーザとの交流頻度に関する情報は、例えば、他ユーザと実際に会って話す又はオンライン通話する頻度に関する情報である。他ユーザとの交流頻度に関する情報の一例としては、1回/日、3回/週、及び、10回/月が挙げられる。他ユーザとの交流時間に関する情報は、例えば、他ユーザと実際に会って話す又はオンライン通話する場合の1回あたりの時間に関する情報である。他ユーザとの交流時間に関する情報の一例としては、10分、30分、1時間及び3時間が挙げられる。
【0063】
他ユーザとの交流タイミングに関する情報は、例えば、他ユーザと実際に会って話す又はオンライン通話する日時に関する情報である。交流相手に関する情報は、例えば、交流相手である他ユーザが誰であるかを示す情報である。ユーザの勤務形態に関する情報は、例えば、ユーザにとってお勧めの勤務形態を示す情報である。勤務形態としては、在宅勤務及び出社勤務が含まれる。
【0064】
ステップS110においては、例えば、ユーザの外向性が高いほど、高い交流頻度がお勧めの頻度としてユーザに提示されてもよい。一方、ユーザの外向性が低いほど(内向性が高いほど)、低い交流頻度がお勧めの頻度としてユーザに提示されてもよい。例えば、ユーザの外向性が高い場合に、ユーザの外向性が低い場合と比較して、高い頻度で他ユーザとのビデオ通話が自動的に設定又は開始されてもよい。各ユーザの性格傾向に合った頻度で他ユーザとの交流が行なわれるように支援情報を各ユーザに提示することによって、各ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0065】
また、例えば、ユーザの外向性が高いほど、長い時間がお勧めの交流時間としてユーザに提示されてもよい。一方、ユーザの外向性が低いほど、短い交流時間がお勧めの交流時間としてユーザに提示されてもよい。例えば、ユーザの外向性が高い場合に、ユーザの外向性が低い場合と比較して、長時間の他ユーザとのビデオ通話が自動的に設定又は開始されてもよい。
【0066】
また、交流タイミングに関して、例えば、気持ちの切り替えが上手なユーザであれば、一週間のうち月曜日から他ユーザと交流することが勧められてもよい。気持ちの切り替えが上手なユーザは、休日から平日(勤務日)になった際に、働くための気持ちの切り替えがより早くでき、平日となってすぐの月曜日から精神が安定していると考えられるためである。一方、気持ちの切り替えが下手なユーザであれば、一週間のうち月曜日からは他ユーザとの交流が勧められず、例えば、水曜日から他ユーザとの交流が勧められてもよい。気持ちの切り替えが下手なユーザは、休日から平日(勤務日)になった際に、働くための気持ちの切り替えがなかなかできず、平日となってすぐの月曜日には精神が安定していない場合もあるためである。
【0067】
また、例えば、ユーザの外向性が高いほど、交流相手の選択肢の幅が広くなってもよい。すなわち、ユーザの外向性が高いほど、例えば、あまり仲の良くない人、又は、性格傾向若しくは趣味の一致度が低い人が交流相手として提示されやすくなってもよい。一方、ユーザの外向性が低いほど、交流相手の選択肢の幅が狭くなってもよい。すなわち、ユーザの外向性が低いほど、仲の良い人、又は、性格傾向、趣味、興味、抱えている問題、業務内容、出身(例えば、出身地、出身校)の一致度が高い人が交流相手として提示されやすくなってもよい。また、ユーザの外向性が低い場合に、これらの一致度が高い他のユーザが存在しないときは、交流が行なわれなくてもよい。
【0068】
これにより、外向性の低いユーザに関してもより適切な他ユーザとの交流の支援を行なうことができる。また、例えば、ビデオ通話で交流が行なわれる場合に、外向性が高いユーザには必ずしも交流相手の情報が交流前に予め通知されないが、外向性が低いユーザには交流相手の情報が交流前に予め通知されるような構成であってもよい。
【0069】
また、例えば、ユーザの外向性が高いほど、出社勤務が勧められやすくなってもよい。一方、ユーザの外向性が低いほど、在宅勤務が勧められやすくなってもよい。外向性の高いユーザは、出社して他のユーザとコミュニケーションをとることによって、精神状態を良好に保てることが多い一方、外向性の低いユーザは、出社して他のユーザとコミュニケーションをとることによって、却って疲れてしまうことが多いためである。ユーザ情報に基づいて各ユーザの勤務形態を提示することによって、ユーザ間の交流に関し各ユーザに適切な支援を提供することができる。
【0070】
また、ステップS110においては、例えば、ユーザの開放性(経験への開放性)が高いほど、高い交流頻度がお勧めの頻度としてユーザに提示されてもよい。例えば、開放性の高いユーザは、異質な相手(例えば、キャリアアンカー(キャリアに関する価値観)、趣味趣向の一致度が低いユーザ)から活力を得られる可能性が高いため、異質な相手との高い交流頻度がお勧めの頻度として提示されてもよい。一方、ユーザの開放性が低いほど(内向性が高いほど)、低い交流頻度がお勧めの頻度としてユーザに提示されてもよい。ただし、ユーザの開放性が低い場合であっても、交流相手が同質なユーザ(例えば、キャリアアンカーの一致度が高いユーザ)であれば、高い交流頻度がお勧めの頻度として提示されてもよい。各ユーザの性格傾向に合った頻度で他ユーザとの交流が行なわれるように支援情報を各ユーザに提示することによって、各ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0071】
また、ステップS110においては、例えば、MBTI、キャリアアンカー、IM性格検査、NEO-FFI、NEO-PI-R、EQ、IQ、多様性許容度、ホランドの六角形モデル又は自己肯定感を示す指標に基づいて支援情報の内容が決定されてもよい。また、各性格傾向に関する情報が複合的に考慮されて、支援情報の内容が決定されてもよい。上述のように、決定された支援情報は、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。
【0072】
このように、交流支援システム10によれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10によれば、各ユーザの性格傾向に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、各ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0073】
交流支援システム10の使用例について次に説明する。例えば、6人のグループにおいて使用する場合を考える。交流支援システム10においては、例えば、どのくらいの期間でユーザ間の交流を行なうかが設定可能である。例えば、5週間かけて、グループのユーザ同士を総当たりで交流させると設定する。このような事前設定が行なわれた状態で、交流支援システム10において支援情報の内容が決定され、支援情報が各ユーザに提示される。例えば、交流支援システム10においては、1週間毎に次の1週間の支援情報が決定される。例えば、決定された1週間分の支援情報が各ユーザに提示される。各ユーザが支援情報の内容に従うことによって、グループ内における交流を促すことができる。
【0074】
なお、「総当たり」となっていても、例えば、条件の合う相手がいないような場合に無理矢理交流を行なわせる必要はない。例えば、外向性の低いユーザに関し、相性の良い相手が存在せず、結果的に交流が行なわれなくてもよい。また、例えば、外向性の高いユーザに関し、外向性の低いユーザよりも多い回数の交流が行なわれるように支援情報が生成されてもよい。
【0075】
図5Bは、ユーザに提示される支援情報の内容の決定手順の他の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100の制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0076】
図5Bを参照して、制御部110は、性格情報TB122を参照することによって、支援情報の提示先であるユーザの性格傾向情報を取得する(ステップS200)。制御部110は、出社人数情報を取得する(ステップS210)。サーバ100においては、例えば、各ユーザの入力情報(例えば、勤務形態の申請情報)に基づいて、各日における出社人数に関する情報が管理されている。制御部110は、取得された性格傾向情報及び出社人数情報に基づいて、ユーザに提示する支援情報の内容を決定する(ステップS220)。決定された支援情報は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。
【0077】
例えば、ステップS220において、ユーザの外向性が基準値よりも高い場合に出社人数が基準出社人数よりも多いときはユーザに出社勤務が勧められ、ユーザの外向性が基準値よりも高い場合に出社人数が基準出社人数以下であるときはユーザに在宅勤務が勧められてもよい。一方、ユーザの外向性が基準値よりも低い場合に出社人数が基準出社人数よりも多いときはユーザに在宅勤務が勧められ、ユーザの外向性が基準値よりも低い場合に出社人数が基準出社人数以下であるときはユーザに出社勤務が勧められてもよい。外向性が高いユーザは出社人数が多い環境から元気をもらいやすい一方、外向性が低いユーザは出社人数が多い環境からプレッシャーを受けやすいからである。一方、外向性が高いユーザは出社人数が少ない環境から良い影響を受けにくい一方、外向性が低いユーザは出社人数が少ない環境から活力を得やすいからである。
【0078】
このように、交流支援システム10によれば、各ユーザの性格傾向及び職場の出社人数に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、各ユーザの性格傾向及び職場の出社人数を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0079】
<1-4.特徴>
以上のように、本実施の形態1に従う交流支援システム10によれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10によれば、各ユーザの性格傾向に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、各ユーザの性格傾向を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0080】
[2.実施の形態2]
上記実施の形態1に従う交流支援システム10においては、主に各ユーザの性格傾向に基づいて、他ユーザとの交流に関する支援情報の内容が決定された。しかしながら、支援情報の内容を決定する際に考慮する情報は、ユーザの性格傾向に限られない。本実施の形態2に従う交流支援システム10Aにおいては、主に出社に伴うユーザのストレス値の変化に基づいて支援情報の内容が決定される。以下、交流支援システム10Aについて説明する。なお、上記実施の形態1と同一の内容に関しては説明を繰り返さない。
【0081】
<2-1.サーバの構成>
図6は、交流支援システム10Aに含まれるサーバ100Aのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図6に示されるように、サーバ100Aは、記憶部120Aを含んでいる。記憶部120Aは、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120Aは、例えば、制御プログラム121Aを記憶している。制御プログラム121AがCPU111によって実行されることによって、サーバ100Aにおける各種機能が実現される。
【0082】
記憶部120Aは、さらに、ストレス推移情報TB123及び勤務形態情報TB124を記憶している。ストレス推移情報TB123及び勤務形態情報TB124の各々は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。
【0083】
図7Aは、ストレス推移情報TB123の一例を示す図である。
図7Aに示されるように、ストレス推移情報TB123は、各ユーザの各日におけるストレス値を管理する。例えば、ストレス値を分析するために必要な情報は、各ユーザによって端末200を介して毎日入力される。ストレス値は、例えば、ストレスチェックや気分を聞く質問、心の健康度を聞く質問等を含むメンタル状態に関する質問に対する各ユーザの回答(入力情報)から算出される。入力情報には、例えば、食事に関する情報、生理周期に関する情報等が含まれてもよい。
【0084】
また、ストレス値は、例えば、センサによって取得されたユーザ情報(心拍数、血圧、体温、呼吸頻度、睡眠時間、生活習慣、悩み度等)の分析結果から算出されてもよいし、カメラ画像認識によって得られた表情を含む身体の特徴データ等の分析結果から算出されてもよい。また、ストレス値は、上記入力情報、ユーザ情報及び特徴データの一部又は全部の分析結果を統合することによって算出されてもよい。すなわち、ストレス値は、ユーザの精神的な状態を少なくとも部分的に示す指標であってもよいし、ユーザの肉体的な状態を少なくとも部分的に示す指標であってもよいし、ユーザの精神的及び肉体的な状態を少なくとも部分的に示す指標であってもよい。なお、
図7Aに示される例においては、ストレス値が高いほどユーザが強いストレスを感じていることを示す。
【0085】
図7Bは、勤務形態情報TB124の一例を示す図である。
図7Bに示されるように、勤務形態情報TB124は、各ユーザの各日における勤務形態(出社勤務又は在宅勤務)を管理する。勤務形態に関する情報は、例えば、勤務形態に関する申請情報(入力情報)に基づいて生成される。
【0086】
<2-2.動作>
図8は、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100Aの制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0087】
図8を参照して、制御部110は、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、出社に伴うストレス値の変化量を算出する(ステップS300)。例えば、制御部110は、ストレス推移情報TB123及び勤務形態情報TB124を参照することによって、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、勤務形態とストレス値との相関関係を見出す。例えば、出社勤務時のストレス値と在宅勤務時のストレス値とを比べることによって、勤務形態とストレス値との相関関係が見出される。なお、この相関関係は、必ずしもストレス推移情報TB123及び勤務形態情報TB124を参照することによって見出される必要はなく、例えば、各ユーザの性格傾向、職場の心理的安全性等に基づいて予測的に見出されてもよい。制御部110は、見出された相関関係に基づいて、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、出社に伴うストレス値の変化量を算出する。
【0088】
制御部110は、算出された出社に伴うストレス値の変化量に基づいて、在宅勤務及び出社勤務のいずれをユーザに勧めるかを決定する(ステップS310)。例えば、制御部110は、出社に伴い上昇するストレス値が所定値以上であるユーザには在宅勤務を勧め(例えば、職場の心理的安全性が低い場合)、出社に伴い上昇するストレス値が所定値未満であるユーザには出社勤務を勧めてもよい(例えば、職場の心理的安全性が高い場合)。
【0089】
また、例えば、制御部110は、出社に伴いストレス値が大きく上昇するユーザに関して、出社に伴いストレス値が大きく上昇しないユーザと比較して、在宅勤務を勧めやすくしてもよい。一方、例えば、制御部110は、出社に伴いストレス値が大きく上昇しないユーザに関して、出社に伴いストレス値が大きく上昇するユーザと比較して、出社勤務を勧めやすくしてもよい。決定された支援情報(お勧めの勤務形態を示す情報)は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、決定された支援情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、支援情報が示す内容を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0090】
<2-3.特徴>
以上のように、本実施の形態2に従う交流支援システム10Aによれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10Aによれば、ユーザが出社することによる該ユーザのストレス値の変化に基づいて、他ユーザとの交流に関する支援情報(在宅勤務及び出社勤務のいずれを勧めるかを示す情報)がユーザに提示されるため、ユーザのストレス値の変化を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0091】
[3.実施の形態3]
本実施の形態3に従う交流支援システム10Bにおいては、主にユーザの現在の精神状態及び体調に基づいて支援情報の内容が決定される。以下、交流支援システム10Bについて説明する。なお、上記実施の形態1,2と同一の内容に関しては説明を繰り返さない。
【0092】
<3-1.サーバの構成>
図9は、交流支援システム10Bに含まれるサーバ100Bのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図9に示されるように、サーバ100Bは、記憶部120Bを含んでいる。記憶部120Bは、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120Bは、例えば、制御プログラム121Bを記憶している。制御プログラム121BがCPU111によって実行されることによって、サーバ100Bにおける各種機能が実現される。
【0093】
記憶部120Bは、さらに、ストレス推移情報TB123及び体調情報TB125を記憶している。ストレス推移情報TB123及び体調情報TB125の各々は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。
【0094】
図10は、体調情報TB125の一例を示す図である。
図10に示されるように、体調情報TB125は、各ユーザの各日における体調を示す数値情報(以下、「体調情報」とも称する。)を管理する。例えば、体調情報を算出するために必要な情報は、各ユーザによって端末200を介して毎日入力される。体調情報は、例えば、体調を聞く質問に対する各ユーザの回答(入力情報)から算出される。
【0095】
また、体調情報は、例えば、センサによって取得されたユーザ情報(心拍数、血圧、体温、呼吸頻度、睡眠時間、生活習慣、悩み度等)の分析結果から算出されてもよいし、カメラ画像認識によって得られた表情を含む身体の特徴データ等の分析結果から算出されてもよい。また、体調情報は、上記入力情報、ユーザ情報及び特徴データの一部又は全部の分析結果を統合することによって算出されてもよい。なお、
図10に示される例においては、体調情報が示す数値が高いほどユーザの体調が良いことを示す。
【0096】
<3-2.動作>
図11は、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100Bの制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0097】
図11を参照して、制御部110は、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、ストレス推移情報TB123を参照することによってストレス値を取得する(ステップS400)。なお、ストレス値は、ユーザの今日のストレス値であってもよいし、複数の日(例えば、1週間)におけるストレス値の平均値であってもよいし、所定日数前の日のストレス値であってもよいし、ストレス値の変動値であってもよいし、予測される将来的なストレス値であってもよい。将来的なストレス値は、例えば、該ユーザの過去のストレス値の推移、該ユーザの今後のスケジュール、天気予報、生理周期等の情報に基づいて推定される。
【0098】
制御部110は、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、体調情報TB125を参照することによって体調情報を取得する(ステップS410)。なお、体調情報は、ユーザの今日の体調情報であってもよいし、複数の日(例えば、1週間)における体調情報の平均値であってもよいし、所定日数前の日の体調情報であってもよいし、体調情報の変動値であってもよいし、予測される将来的な体調情報であってもよい。将来的な体調情報は、例えば、該ユーザの過去の体調情報の推移、該ユーザの今後のスケジュール、天気予報、生理周期等の情報に基づいて推定される。
【0099】
制御部110は、取得されたストレス値及び体調情報に基づいて、在宅勤務及び出社勤務のいずれをユーザに勧めるかを決定する(ステップS420)。例えば、制御部110は、ストレス値が所定ストレス値よりも高い、又は、体調情報が基準値よりも低い場合にユーザに在宅勤務を勧めてもよい。また、制御部110は、ストレス値が所定ストレス値以下、かつ、体調情報が基準値以上である場合にユーザに出社勤務を勧めてもよい。決定された支援情報(お勧めの勤務形態を示す情報)は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、決定された支援情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、支援情報が示す内容を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司又はエグゼクティブ(例えば、人事本部長等の勤務形態の決定に関係する上役)の端末200に送信されてもよい。また、例えば、お勧めの勤務形態と異なる勤務形態の承認申請がユーザから上司になされた場合に、例えば、上司の端末200においてアラート表示が行なわれてもよい。
【0100】
<3-3.特徴>
以上のように、本実施の形態3に従う交流支援システム10Bによれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10Bによれば、ユーザの体調及び精神状態に基づいて、他ユーザとの交流に関する支援情報がユーザに提示されるため、ユーザの体調及び精神状態を考慮した上でユーザ間の交流をより適切に支援することができる。
【0101】
[4.実施の形態4]
本実施の形態4に従う交流支援システム10Cにおいては、主にユーザのスケジュールに基づいて支援情報の内容が決定される。以下、交流支援システム10Cについて説明する。なお、上記実施の形態1-3と同一の内容に関しては説明を繰り返さない。
【0102】
<4-1.サーバの構成>
図12は、交流支援システム10Cに含まれるサーバ100Cのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図12に示されるように、サーバ100Cは、記憶部120Cを含んでいる。記憶部120Cは、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120Cは、例えば、制御プログラム121Cを記憶している。制御プログラム121CがCPU111によって実行されることによって、サーバ100Cにおける各種機能が実現される。
【0103】
記憶部120Cは、さらに、スケジュール情報TB126を記憶している。スケジュール情報TB126は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。
【0104】
図13は、スケジュール情報TB126の一例を示す図である。
図13に示されるように、スケジュール情報TB126は、各ユーザの各日のスケジュールを管理する。スケジュール情報TB126は、例えば、スケジュール126X1,126X2,126X3を含む。スケジュール126X1,126X2,126X3は、それぞれ別々のユーザのスケジュールを管理する。各ユーザのスケジュールは、例えば、各ユーザによって端末200を介して入力される。
【0105】
各スケジュールにおいては、各時間帯に行なわれる業務内容が管理されている。業務内容としては、例えば、ユーザが1人で行なう個人業務と、複数のユーザが協力して行なう複数人業務とがある。複数人業務には、例えば、出社勤務することが効率に寄与する出席者3人以下の会議、及び、出社勤務することがより効率に寄与する出席者4人以上の会議が含まれる。なお、複数人業務であっても、リモート会議が可能なので、在宅勤務で複数人業務を行なうことは可能である。
【0106】
制御部110は、例えば、以下の式(1)に基づいて出社ポイントを算出する。
【0107】
出社ポイント=(出席者4人以上の会議の時間)×2+(出席者3人以下の会議の時間)×1-(個人業務の時間)×2 ・・・(1)
【0108】
例えば、制御部110は、出社ポイントが0より大きい場合に出社勤務をユーザに勧める。一方、制御部110は、出社ポイントが0以下である場合に在宅勤務をユーザに勧める。制御部110は、スケジュール情報TB126を参照することによって、各ユーザに関し、日毎に出社ポイントを算出することができる。
【0109】
<4-2.動作>
図14は、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100Cの制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0110】
図14を参照して、制御部110は、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、スケジュール情報TB126を参照することによってスケジュール情報を取得する(ステップS500)。制御部110は、取得されたスケジュール情報に基づいて、勤務形態を勧める対象の日に関し、出社ポイントを算出し、出社ポイントが0より大きいか否かを判定する(ステップS510)。
【0111】
出社ポイントが0より大きいと判定されると(ステップS510においてYES)、ユーザの出社によって業務効率が十分に向上する可能性が高いため、制御部110は、出社勤務をユーザに勧める処理を実行する(ステップS520)。例えば、制御部110は、支援情報TB129においてお勧めの勤務形態として出社勤務を登録し、出社勤務を勧める旨をユーザの端末200の表示部250に表示させるための処理を実行する。出社勤務を勧める情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、出社勤務を勧める情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、出社勤務を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0112】
一方、出社ポイントが0以下であると判定されると(ステップS510においてNO)、ユーザの出社によって業務効率が十分には向上しない可能性が高いため、制御部110は、在宅勤務をユーザに勧める処理を実行する(ステップS530)。例えば、制御部110は、支援情報TB129においてお勧めの勤務形態として在宅勤務を登録し、在宅勤務を勧める旨をユーザの端末200の表示部250に表示させるための処理を実行する。在宅勤務を勧める情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、在宅勤務を勧める情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、在宅勤務を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0113】
<4-3.特徴>
以上のように、本実施の形態4に従う交流支援システム10Cによれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10Cによれば、ユーザのその日の業務内容に応じて適切な勤務形態がユーザに提示されるため、ユーザのその日の業務内容を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0114】
[5.実施の形態5]
本実施の形態5に従う交流支援システム10Dにおいては、主にユーザの通勤経路に基づいて支援情報の内容が決定される。以下、交流支援システム10Dについて説明する。なお、上記実施の形態1-4と同一の内容に関しては説明を繰り返さない。
【0115】
<5-1.サーバの構成>
図15は、交流支援システム10Dに含まれるサーバ100Dのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図15に示されるように、サーバ100Dは、記憶部120Dを含んでいる。記憶部120Dは、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120Dは、例えば、制御プログラム121Dを記憶している。制御プログラム121DがCPU111によって実行されることによって、サーバ100Dにおける各種機能が実現される。
【0116】
記憶部120Dは、さらに、通勤情報TB127を記憶している。通勤情報TB127は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。
【0117】
図16は、通勤情報TB127の一例を示す図である。
図16に示されるように、通勤情報TB127は、各ユーザの通勤に関する情報を管理する。通勤情報TB127は、例えば、各ユーザの通勤距離、通勤時間及び通勤経路の各々に関する情報を含む。各ユーザの通勤情報は、例えば、各ユーザによって端末200を介して入力される。
【0118】
<5-2.動作>
図17は、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100Dの制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0119】
図17を参照して、制御部110は、勤務形態を勧める対象であるユーザに関して、通勤情報TB127を参照することによって通勤情報を取得する(ステップS600)。制御部110は、取得された通勤情報に基づいて、在宅勤務及び出社勤務のいずれをユーザに勧めるかを決定する(ステップS610)。
【0120】
例えば、制御部110は、ユーザの通勤時間が所定時間よりも長い場合に、ユーザの通勤時間が所定時間以下である場合と比較して、在宅勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。また、制御部110は、ユーザの通勤時間が所定時間以下である場合に、ユーザの通勤時間が所定時間よりも長い場合と比較して、出社勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。
【0121】
また、制御部110は、ユーザの通勤経路上に存在する通勤に対する障害の大きさに応じて、出社勤務を勧めるか在宅を勧めるかを決定してもよい。例えば、制御部110は、ユーザの通勤経路に乗車率が所定率以上となる区間が含まれている場合に、ユーザの通勤経路に乗車率が所定率以上となる区間が含まれていない場合と比較して、在宅勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。また、制御部110は、ユーザの通勤経路に乗車率が所定率以上となる区間が含まれていない場合に、ユーザの通勤経路に乗車率が所定率以上となる区間が含まれている場合と比較して、出社勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。
【0122】
また、例えば、制御部110は、ユーザの通勤経路に渋滞発生率が所定率以上となる区間が含まれている場合に、ユーザの通勤経路に渋滞発生率が所定率以上となる区間が含まれていない場合と比較して、在宅勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。また、制御部110は、ユーザの通勤経路に渋滞発生率が所定率以上となる区間が含まれていない場合に、ユーザの通勤経路に渋滞発生率が所定率以上となる区間が含まれている場合と比較して、出社勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。
【0123】
また、例えば、制御部110は、ユーザの通勤経路上の歩道のうち所定以上に混雑する区間が含まれている場合に、ユーザの通勤経路上の歩道のうち所定以上に混雑する区間が含まれていない場合と比較して、在宅勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。また、制御部110は、ユーザの通勤経路上の歩道のうち所定以上に混雑する区間が含まれていない場合に、ユーザの通勤経路上の歩道のうち所定以上に混雑する区間が含まれている場合と比較して、出社勤務をユーザに勧める割合を高めてもよい。
【0124】
また、例えば、制御部110は、ユーザの通勤経路に緊急事態宣言(例えば、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項の規定に基づく緊急事態宣言)が発令されている地域が含まれている場合に、在宅勤務をユーザに勧めてもよい。また、制御部110は、ユーザの通勤経路に緊急事態宣言が発令されている地域が含まれていない場合に、出社勤務をユーザに勧めてもよい。決定された支援情報(お勧めの勤務形態を示す情報)は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、決定された支援情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、支援情報が示す内容を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0125】
<5-3.特徴>
以上のように、本実施の形態5に従う交流支援システム10Dによれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10Dによれば、ユーザの通勤に関する情報に基づいて、他ユーザとの交流に関する支援情報がユーザに提示されるため、ユーザの通勤に関する情報を考慮した上でユーザ間の交流を適切に支援することができる。
【0126】
[6.実施の形態6]
本実施の形態6に従う交流支援システム10Eにおいては、主にユーザと他ユーザとの関係性及び他ユーザの勤務形態に基づいて支援情報の内容が決定される。以下、交流支援システム10Eについて説明する。なお、上記実施の形態1-5と同一の内容に関しては説明を繰り返さない。
【0127】
<6-1.サーバの構成>
図18は、交流支援システム10Eに含まれるサーバ100Eのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図18に示されるように、サーバ100Eは、記憶部120Eを含んでいる。記憶部120Eは、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。記憶部120Eは、例えば、制御プログラム121Eを記憶している。制御プログラム121EがCPU111によって実行されることによって、サーバ100Eにおける各種機能が実現される。
【0128】
記憶部120Eは、さらに、勤務形態情報TB124及び関係性情報TB128を記憶している。勤務形態情報TB124及び関係性情報TB128の各々は、入力情報、又は、入力情報に基づいて生成された情報を管理する。
【0129】
図19は、関係性情報TB128の一例を示す図である。
図19に示されるように、関係性情報TB128は、ユーザ間の関係性に関する数値情報を管理する。関係性の一例としては、ユーザ間の仲の良さ、ユーザ間の相性、ユーザ間の対立度、ユーザ間に存在する萎縮度等が挙げられる。関係性に関する数値情報は、例えば、他のユーザとの関係性に関する質問に対する各ユーザの回答(入力情報)に基づいて算出される。また、関係性に関する数値情報は、例えば、あるユーザとあるユーザとの関係性に関する質問が第三者(例えば、ユーザ)に対してなされ、その第三者による回答に基づいて算出されてもよい。
【0130】
図19に示される例では、例えば、ユーザ間の仲の良さが数値化されている。例えば、ユーザAから見た場合に、ユーザBとの仲の良さは8点であり、ユーザAとユーザBとの仲の良さは良好(〇)である。一方、ユーザAから見た場合に、ユーザCとの仲の良さは3点であり、ユーザAとユーザCとの仲の良さは不良(×)である。例えば、11点以上は「〇〇」であり、7点以上10点以下は「〇」である。5点及び6点は「△」であり、3点及び4点は「×」であり、0点以上2点以下は「××」である。すなわち、この例では、点数が高いほどユーザ間の仲の良さが良好であることを示す。この他にも、上述のユーザ間の相性、ユーザ間の対立度、ユーザ間に存在する萎縮度等に関する情報が管理されてもよい。例えば、ユーザ間における確執が深刻であるほど、ユーザ間の対立度として高い数値が割り当てられてもよい。
【0131】
なお、関係性の良好度及び不良度の各々は、ユーザ同士の潜在的な関係性に基づいて判定されてもよい。例えば、各ユーザの性格傾向に基づいて関係性の良好度及び不良度が判定されてもよいし、各ユーザの価値観の一致度に基づいて関係性の良好度及び不良度が判定されてもよい。また、ユーザ同士の潜在的な関係性の良好度及び不良度の各々は、例えば、趣味、趣向、キャリアアンカー等の一致度又は不一致度に基づいて判定されてもよい。例えば、互いに会ったことがあるユーザ間だけでなく、今まで一度も互いに会ったことがないユーザ間であっても、潜在的な関係性に基づいて関係性の良好度及び不良度が判定されてもよい。
【0132】
<6-2.動作>
図20は、ユーザに勧める勤務形態の決定手順を示すフローチャートの一例である。このフローチャートに示される処理は、例えば、サーバ100Eの制御部110によって所定頻度で実行される。所定頻度の一例は、1日1回である。また、各ユーザ(社員)について、必ず出社勤務しなければならない日、及び、必ず在宅勤務しなければならない日の情報は、例えば、このフローチャートに示される処理が実行される前に予めサーバ100に登録される。この登録処理は、例えば、ユーザ本人が行なってもよいし、ユーザの上司が行なってもよい。
【0133】
図20を参照して、制御部110は、制御部110は、関係性情報TB128を参照することによって、お勧めの勤務形態の提示先であるユーザと他ユーザとの関係性情報を取得する(ステップS700)。制御部110は、勤務形態情報TB124を参照することによって、各ユーザの勤務形態情報を取得する(ステップS710)。制御部110は、取得された関係性情報及び勤務形態情報に基づいて、ユーザに勧める勤務形態を決定する(ステップS720)。
【0134】
例えば、制御部110は、ユーザと特定の他のユーザとの関係性の良好度が所定条件を満たす場合に(仲が所定よりも良い、相性が所定よりも良い、親睦度が所定値よりも高い等)、該特定の他のユーザが出社勤務であるときは、出社勤務をユーザに勧めてもよい。また、制御部110は、ユーザと特定の他のユーザとの関係性の不良度が所定条件を満たす場合に(仲が所定よりも悪い、相性が所定よりも悪い、親睦度が所定値よりも低い等)、当該特定の他のユーザが出社勤務である場合に、在宅勤務をユーザに勧めてもよい。また、例えば、制御部110は、ユーザに指導担当者が割り当てられている場合に、該指導担当者が出社勤務である場合に、ユーザに出社勤務を勧めてもよい。
【0135】
また、例えば、制御部110は、全ユーザについて総当たりで関係性の良好度を算出し、会社全体における良好度のトータルスコアが最大になるように各ユーザに勧める勤務形態を決定してもよい。交流の実現確率に基づいて、交流によって得られる活力を推定し、推定された活力をトータルスコアを算出する際に考慮してもよい。例えば、交流の実現確率(例えば、会社における物理的な席配置から予測)と当該ユーザ同士の関係性良好度とを乗算し、それを上記関係性の良好度としてトータルスコアの算出に用いても良い。当該トータルスコアが高いほど、交流によって得られる活力がより大きいと考えられる。
【0136】
決定された支援情報(お勧めの勤務形態を示す情報)は、例えば、支援情報TB129に登録される。また、決定された支援情報は、通信I/F140を介して対象ユーザの端末200へ送信され、端末200の表示部250に表示される。なお、決定された支援情報は、例えば、対象ユーザの上司の端末200にも送信されてもよい。また、例えば、支援情報が示す内容を実現する権限を対象ユーザが有していない場合に、対象ユーザに権限を付与することを促す情報が上司の端末200に送信されてもよい。
【0137】
<6-3.特徴>
以上のように、本実施の形態6に従う交流支援システム10Eによれば、ユーザ情報に基づいて他ユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示されるため、ユーザ間の交流を適切に支援することができる。また、交流支援システム10Eによれば、ユーザと他のユーザとの関係性を示す情報、及び、他のユーザの勤務形態を示す情報に基づいて他のユーザとの交流に関する支援情報がユーザに提示されるため、ユーザと他のユーザとの間の交流を他のユーザの状況を考慮した上で適切に支援することができる。
【0138】
[7.変形例]
以上、実施の形態1-6について説明したが、本発明は、上記実施の形態1-6に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。
【0139】
<7-1>
上記実施の形態1-6の各々においては、異なるパラメータ(例えば、性格傾向、出社に伴うストレス値の変化、現在の体調及び精神状態、スケジュール、通勤情報、及び、他ユーザとの関係性及び該他ユーザの勤務形態)に基づいて、他のユーザとの交流に関する支援情報が各ユーザに提示された。しかしながら、各実施の形態において、これらのパラメータのうち複数のパラメータが考慮されて、支援情報が各ユーザに提示されてもよい。
【0140】
例えば、ユーザの性格傾向とユーザの現在の精神状態とに基づいて、支援情報の内容が決定されてもよい。この場合に、例えば、外向性が高いユーザの精神状態がやや悪い場合には出社勤務がユーザに提示される一方、外向性が低いユーザの精神状態がやや悪い場合には在宅勤務がユーザに提示されてもよい。さらに、外向性が低いユーザの精神状態が良い場合には出社勤務がユーザに提示されてもよい。
【0141】
<7-2>
また、上記実施の形態1-6においては、組織の一例として会社が挙げられたが、組織は必ずしも会社である必要はない。例えば、組織は、世界(国際連合)、国家、自治体、学校又は町内会であってもよい。
【0142】
<7-3>
上記実施の形態1においては、ユーザの性格傾向に基づいて、他のユーザとの交流に関する支援情報の内容が決定された。しかしながら、支援情報の内容はユーザの性格傾向のみから決定される必要はない。例えば、各ユーザの忙しさが考慮されてもよい。例えば、各ユーザの忙しさに関する情報は、忙しさに関する質問に対する各ユーザの回答に基づいて取得される。例えば、制御部110は、ビデオ通話を行なうユーザが忙しい程又はユーザの所属するチームの忙しさの平均値が高い程、ビデオ通話の頻度を減らし、ビデオ通話の時間を減らす決定をしてもよい。
【0143】
例えば、忙しさに関する質問に対する各ユーザの回答は、毎週月曜日に取得されてもよい。得られた回答に基づいて、他ユーザとの交流頻度等が決定されてもよい。また、サーバ100において、例えばスケジュール情報TB126(
図13)が管理されており、各ユーザのスケジュール情報と得られた回答とに基づいて、ユーザ間のオンライン通話の予定が自動的に設定されてもよい。例えば、オンライン通話を行なう各ユーザの予定がない時間帯に、オンライン通話の予定が自動的に設定されてもよい。
【0144】
<7-4>
また、上記実施の形態1に従う交流支援システム10において、例えば、ユーザ間におけるコミュニケーション(例えば、対面による会話又はビデオ通話)が提案された場合に、サーバ100によって、コミュニケーション時の話題もあわせて提案されてもよい。この場合に、例えば、社内の心理的安全性が低い場合には、プライベートなより深い話題を共有することにユーザが恐怖とためらいを覚え得るため、雑談のみを行なうことが提案されてもよい。また、外向性の低いユーザに対しては、同質な他のユーザとの共通事項に関する話題の雑談のみを行なうことが提案されてもよい。多様性受容度が低いユーザに関しては、異質だと感じることに対してお互いが抵抗を覚える可能性があるため、共通する趣味や共通する点に関する話題のみを行なうことが提案されてもよい。また、社内の心理的安全性が高い場合、又は、各々が業績を向上させていく上で競争関係にない場合には業務内容に関する話題を行なうことが提案されてもよい。社内の心理的安全性が高い場合、お互いの信頼関係がより高いと考えられるため、雑談と仕事の話が混じっても、楽しい会話の雰囲気等が崩れないと考えられるためである。
【0145】
また、サーバ100によってゲーム(例えば、ボードゲーム)を行なうことが提案されてもよい。また、サーバ100によって、ユーザ間で一緒に遊ぶゲームが提供されてもよい。
【0146】
<7-5>
また、上記実施の形態1に従う交流支援システム10において、各ユーザの性格傾向に関し、以下のような考えに基づいて支援情報の内容が決定されてもよい。例えば、MBTIにおけるINFJ,ENFJ,ENFP,ESFJ,ESFPに該当する人に関し、例えば、同系統の人と話す機会を増やすような制御が行なわれてもよい。また、異なる価値観に触れることで新規な考えを持たせるために、異系統の人と話す機会を設けてもよい。また、異系統の特定の人と相性が良いような場合には、その人と話す機会が設けられてもよい。INFPをENFJがサポートすると相乗効果が生まれる等、補完又は相乗が特定の組合せ間で生じ得る。このような、補完又は相乗が生じ得る組合せが生じるように、支援情報が生成されてもよい。また、例えば、INFP(理想主義を持ち、自分の価値観と自分の大事にする人達に忠実)同士であっても、価値観が異なる場合、お互いを排他する可能性があるため、お互いがINFPでキャリアアンカーが異なる場合に、その2人における交流を避けるように支援情報が生成されてもよい。
【0147】
例えば、IQ試験、EQ試験、玉手箱試験、SPI試験、GMAT又はSATの結果に基づいて支援情報の内容が決定されてもよい。例えば、IQの近い人同士の交流が積極的に行なわれるように支援情報が生成されてもよい。思考の速度、理解力等が一致し、話が合うかもしれないためである。IQに差があっても、IQの低い人の方がOpen Mind(他者の優位を受け入れる性格)であれば、その二人の交流が積極的に行なわれてもよい。また、例えば、EQの近い人同士の交流が積極的に行なわれるように支援情報が生成されてもよい。EQが高い人は他者の感情を察知しつつ話すため、EQが高い人同士は相性が良い。
【0148】
また、キャリアアンカーの一致度が高い2人の交流が積極的に行なわれるように支援情報が生成されてもよい。キャリアアンカーの一致度が高い2人は、価値観が近いため、話が合う可能性が高いためである。一方、ユーザの思考を特定のものに限らせないために、キャリアアンカーの一致度の低い他ユーザとの交流機会も交流支援システム10によって時々設けられてもよい。この場合に、例えば、開放性が高いユーザにはキャリアアンカーの一致度の低いユーザとの交流がより高頻度に提供され、開放性が低いユーザにはキャリアアンカーの一致度の低いユーザとの交流がより低頻度に提供されるように支援情報が生成されてもよい。また、社会的興味、企業的興味の高いユーザ間の交流が積極的に行なわれるように支援情報が生成されてもよい。このようなユーザは、人と関わることを好み、そこから活力を得られる可能性が高いと考えられるためである。また、多様性許容度の低いユーザについては、同質の人とのみ繋がるように支援情報が生成されてもよい。
【0149】
例えば、EQの高い人とEQの低い人とを交流させる支援情報を生成し、EQの低い人のEQを高めることによって、組織の底上げを行なってもよい。この場合に、EQの高い人の疲労が大きいため、EQの高い人同士の交流も適度に織り交ぜ、EQの高い人を回復させるような支援情報が生成されてもよい。
【0150】
また、本質的自己肯定感という他者受け入れ指標が低いユーザ同士の交流が行なわれにくくなるように支援情報が生成されてもよい。お互いが自己のプライドのために傷つけ合う可能性があるためである。また、もしこのようなユーザ同士を交流させる場合には、キャリアアンカー等がかなり近いユーザ同士に限定してもよい。お互いの価値観を認めやすくなることにより、上記傷つけ合う可能性が低くなると考えられるためである。なお、本質的自己肯定感という他者受け入れ指標が低いユーザとは、例えば、自己肯定感が低く、他者との比較によって、自己の存在を確信しようとすることで、他者を受け入れることが苦手なユーザのことをいう。
【0151】
<7-6>
上記実施の形態1-6において、出社勤務可能人数又は在宅勤務可能人数が予め決まっていてもよい。その上で、交流支援システムによって、性格傾向等が考慮された上で、出社勤務又は在宅勤務の権限が一部のユーザにのみ付与されてもよい。
【0152】
<7-7>
上記実施の形態1-6において、例えば、ストレス値、精神状態、渋滞情報、スケジュール等は、過去、現在、未来のいずれのものであっても適用可能である。例えば、ストレス値であれば、ユーザの今日のストレス値であってもよいし、複数の日(例えば、1週間)におけるストレス値の平均値であってもよいし、所定日数前の日のストレス値であってもよいし、ストレス値の変動値であってもよいし、予測される将来的なストレス値であってもよい。将来的なストレス値は、例えば、ユーザの過去のストレス値の推移、ユーザの今後のスケジュール、天気予報、生理周期等の情報に基づいて推定される。例えば、低気圧によって頭痛などになりやすいユーザに関し、低気圧が当該ユーザのいる地域にとある日に接近する場合、その日は、当該ユーザのストレスが高くと推定される。
【0153】
<7-8>
上記実施の形態1において、ユーザ間の交流は、例えば、対面での会話、通話又はビデオ通話で行なわれるとした。しかしながら、交流の方法はこれに限定されない。例えば、ユーザ間の交流は、ヴァーチャル空間又はリアル空間におけるアバターを介した通話又は会話によって行なわれてもよい。例えば、リアル空間におけるアバターの一例としては、遠隔操作ロボットが挙げられる。
【0154】
<7-9>
上記実施の形態4において、出社ポイントの計算は、会議における議題を考慮して行なわれてもよい。各会議の議題に関する情報は、例えば、ユーザが端末200を介して事前にサーバ100へ登録してもよい。例えば、開発会議等の複数人によって多様なディスカッションが活発に行なわれる会議が予定されている場合には、出社ポイントが多めに加算されてもよい。オンラインミーティングは音声が通りにくく、また、状況にあわせて頻繁に多様なオンラインミーティングを設定するのは面倒であることが予想されるためである。
【符号の説明】
【0155】
10 交流支援システム、100 サーバ、110,210 制御部、111,211 CPU、112,212 RAM、113,213 ROM、120,220 記憶部、121,221 制御プログラム、122 性格情報TB、123 ストレス推移情報TB、124 勤務形態情報TB、125 体調情報TB、126 スケジュール情報TB、127 通勤情報TB、128 関係性情報TB、129 支援情報TB、140,240 通信I/F、200 端末、250 表示部、260 受付部、270 撮像部、CM1 会社、N1 ネットワーク。