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特開2023-127523自然エネルギーの潮汐の力で、空気を圧縮して海水を高く押し上げ高低さを大きくして(潮汐・浮力)水力発電とする技術の提供を致します。
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  • 特開-自然エネルギーの潮汐の力で、空気を圧縮して海水を高く押し上げ高低さを大きくして(潮汐・浮力)水力発電とする技術の提供を致します。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023127523
(43)【公開日】2023-09-13
(54)【発明の名称】自然エネルギーの潮汐の力で、空気を圧縮して海水を高く押し上げ高低さを大きくして(潮汐・浮力)水力発電とする技術の提供を致します。
(51)【国際特許分類】
   F03B 13/26 20060101AFI20230906BHJP
【FI】
F03B13/26
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022044617
(22)【出願日】2022-03-01
(71)【出願人】
【識別番号】522046966
【氏名又は名称】舩田 三千▲徳▼
(71)【出願人】
【識別番号】522046977
【氏名又は名称】舩田 文恵
(71)【出願人】
【識別番号】522046988
【氏名又は名称】舩田 眞世
(72)【発明者】
【氏名】舩田 雅徳
【テーマコード(参考)】
3H074
【Fターム(参考)】
3H074AA06
3H074AA12
3H074BB10
3H074BB11
3H074CC01
3H074CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】潮汐の力で空気の圧縮をして海水を高く押し上げることにより発電する、水力発電装置を提供する。
【解決手段】潮の干満を利用して高床式構造物内部の空気を圧縮するエネルギー源とし、圧縮した空気により3分割した水槽内の1つの水槽の水面を押し下げることにより、連結管を通り別の水槽に海水が移動する。海水が移動した水槽の水面高さは上昇する。上昇した水面との高低差を利用して、水車を回し水力発電を行うことを可能とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(技術分野)
(0004)
図面により説明させて頂きます。エネルギー源となります空気の圧縮を致します。▲1▼高床式構造物の造りと水力発電水槽等の装置は(特願2022-15959)と同じでありますが、海水の押し上げ方法に、仕様の相違があります。
▲1▼の密閉をされた高床式の構造物内の空気が干潮時から満潮時に向かいますと圧縮をされてきます。
次に▲2▼の高床式の密閉をされた構造物であります。干潮時前6hr前後に▲2▼内部に簡易水門、自然流入口より満水状態で海水が貯水されています。▲1▼の圧縮空気が▲1▼▲2▼▲エ▼連結管を通り、密閉された▲2▼水槽内の海面を押し下げます。押し下げた分▲ウ▼仕切り壁底部分より▲ア▼→▲イ▼へ海水が移動上昇します。▲イ▼は開放されていますが、▲1▼の圧力程の上昇率ですから▲イ▼の壁が2.5~3.0mと致しますと▲1▼の圧縮度3.0m位圧縮をされますと▲2▼→▲3▼へ海水が移動します。▲3▼の水槽は3分割の水槽としています。▲2▼→移動をする▲X▼水槽は、通常満潮時水位くらいを底面とする水槽とします。他2つの水槽は、水力発電の最低有効落差の確保と満潮時水位の確保ができたら▲Y▼▲Z▼との間の仕切り簡易水門を閉とします。干潮に向かいましては▲X▼▲Z▼の水門を開け海水の合流をさせます。この事で高低差を通常水位より何mも高くする事ができます。▲1▼の水圧分、水位が高くなる事となりますのでエネルギー源となります。▲1▼高床式構造物は丈夫な造りで満潮時海面より上部内面壁を少し高く作り、広い面積が必要です。風圧発電をしない場合でも上部に連結管他、排気口(バルブ付)及び風圧発電用の配管設備の設置も対応可能となる造りとします。▲2▼も満潮前後までに満水(貯水)をする為に自然流入口、及び水門が必要となります。この▲1▼▲2▼▲3▼の連携によって(潮汐・浮力)水力発電となります。
海に囲まれた我が国での莫大なエネルギーを秘めた海洋での(潮汐・浮力)水力発電の提供を致します。
【発明の詳細な説明】
【発明が解決しようとする課題】
(発明の効果)実施例
*1mの空気で1mの水を押し上げる事から▲1▼内の空気を5.0mの海水が上昇してきますと、圧縮をされた空気が▲イ▼の海水を5.0m押し上げる事となります。
通常海水の干満差が5.0mでありますと、更にその上に約5.0mの海水が上昇しますので干満差10.0mとなります。
に1m位の直径18mmエスロンパイプを溶接して、私80kgが乗りますと水はエスロンパイプの先から出るものと思いましたが、20~30cm位の上昇でした。この事から▲1▼の圧縮度が5.0mでありますと▲イ▼の海面上昇は5.0mとなります。
【課題を解決する為の手段】
図面により説明させて頂きます。潮汐の干満の力で密閉をされた▲1▼内部の空気を圧縮する事をエネルギー源として、この掛かる圧力を▲エ▼▲1▼→▲2▼連結管を通し密閉された▲2▼水槽の海水を押し下げ水槽内壁面下部より▲イ▼に向かい、上昇圧力として水位を上昇させます。
空気1mの体積で水1mの体積を押し上げる事ができることから▲1▼に仮に5.0mの圧力が加われば約5.0mの海水を押し上げることが出来ます。この上昇をさせた海水を▲3▼の3分割をした▲X▼水槽に▲U▼を閉として流入をさせます。この▲X▼水槽は底面高さ水位が通常満潮時と同様としています。▲Y▼▲Z▼は▲T▼自然流入口▲W▼簡易水門より海水が流入致します。満潮になりますと▲V▼▲W▼簡易水門を閉とします。▲P▼水車は▲S▼バルブを閉としています。満潮になりますと▲U▼簡易水門を開け▲X▼▲Z▼の海水を合流させます。これにより水車に掛かる高低差が決まります。干潮前後3~4hr位で▲S▼バルブを開け稼動をします。時間の経過で▲Y▼▲Z▼の水位が同等となりますと▲V▼簡易水門を開け、通常満潮時海水を、最低有効落差まで運転をします。
一方▲2▼は満潮前後に▲オ▼▲カ▼自然流入口簡易水門を開け、満水状態として貯水をします。▲ケ▼排気口も満水まで開放します。
▲1▼高床式構造物内部の地下海水も干潮に向かい水位が下がりますので▲キ▼排気口を開け空気の吸入をします。風力発電とする場合は満潮に向かいましては▲1▼→▲2▼に移動をした残りの余剰圧縮空気で、干潮に向かいましては吸引圧力で▲R▼からの連結装置を取り付け、風圧発電とする事が出来ます。▲1▼▲2▼▲3▼連携をした作業となります。自然エネルギーの力で、社会に貢献できる技術の提供を致します。
【産業上の利用可能性】
私達は11年前の東日本大震災で津波が起き、多大な被害と尊い人命が数多く失われた事実を目の当たりにしました。また、福島原子力発電の事故が起き,天災の影響とは言え、人の作った先端技術を止める事が出来ない事を、取り返しの出来ない事故が起きた事を知りました。
また、最近の知見では、テレビニュース等で風力が弱く、思い通りに動かない南の海の魚が、東北、北海道で獲れる等、不思議な事象が表れているように思えます。
私達の周りには沢山の出来事がニュースで溢れています。私は枯渇する事のない海洋での(潮汐・浮力)水力発電の提案、提供を致します。1日2回6hrごとに干満差があり設備、機器に故障がない限り稼動を致します。また、海岸線に近い内陸地であっても、地下海水の活用で、潮汐力による空気の圧縮で、海水の上昇を致します。より高くなった干満差での(潮汐・浮力)水力発電を致します。また、空気の圧縮を致しますので、風力発電もできます。他、発電に限らず、小規模でありますと水産物関係、また河川が近くにありますと海水、水を上昇させる事が出来ますので、農業用水、都市部への防火用水の貯水等、発電と併用をしての、社会活動にも貢献でき、応用範囲は広いと思います。
【図面の簡単な説明】
図1】▲1▼高床式構造物で、潮汐の圧力で密閉された内部の空気を圧縮します。▲2▼水漏れのない水槽です。▲1▼より圧縮空気を受入▲イ▼から海水を排出します。▲3▼3分割した水槽です。▲X▼は底面の高さを高くしています。▲Y▼▲Z▼は通常海水が満潮時まで流入します。▲W▼外海から海水を入れる簡易水門です。▲V▼▲Y▼▲Z▼を仕切る簡易水門です。▲U▼▲Z▼に満潮時まで外海より海水が入れば開として▲X▼▲Z▼の水位を高くします。▲T▼自然流入口です。▲S▼水車のバルブです。運転前に開とします。▲P▼水車です。▲R▼風圧発電用の配管設備です。▲ア▼密閉された水槽です。▲イ▼上部が開放されています。▲ウ▼▲ア▼▲イ▼の仕切りです。下部分のみ開になっています。▲エ▼▲1▼の圧縮空気と▲2▼水槽に送る連結配管です。▲オ▼自然流入口です。▲カ▼外海水を入れる為の水門です。▲キ▼排気口となります。▲ク▼水車上部の建屋で計器、発電機等を設置します。▲ケ▼排気口です。
図1