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特開2023-127682情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023127682
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20230101AFI20230907BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022031517
(22)【出願日】2022-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】518410711
【氏名又は名称】menu株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】三谷 達生
(72)【発明者】
【氏名】山田 泰光
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049CC51
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コンボ注文に関する適切な処理を行う情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置、1又は複数のユーザ端末、1又は複数のクルー端末及び1又は複数の店舗装置を備える情報処理システムにおいて、情報処理装置1は、商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部111と、ユーザ端末における第一店舗の選択を受信する選択受信部121と、選択受信部121が選択情報を受信したことに対応し、店舗情報格納部111に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部131とを具備する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末における第一店舗の選択情報を受信する選択受信部と、
前記選択受信部が前記選択情報を受信したことに対応し、商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、前記第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記注文関連処理部は、
前記選択受信部が前記選択を受け付けたことに対応し、前記店舗情報格納部を参照し、第二準備時間情報を含む1以上の第二店舗属性値が推薦条件を満たす第二店舗を決定する第二店舗決定手段と、
前記第二店舗決定手段が決定した前記第二店舗の1以上の店舗属性値を前記店舗情報格納部から取得する属性値取得手段と、
前記属性値取得手段が取得した前記1以上の店舗属性値を前記ユーザ端末に送信するレコメンド手段とを具備する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
ユーザ識別子とユーザ位置情報とを含む1以上のユーザ情報が格納されるユーザ情報格納部と、
クルーの位置を特定するクルー位置情報をクルー端末から受信するクルー位置受信部とをさらに具備し、
前記注文関連処理部は、
前記ユーザ端末に対応するユーザの前記ユーザ位置情報、前記クルー位置情報、前記第一店舗の第一店舗位置情報と第一準備時間情報、および前記第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する元情報取得手段と、
前記元情報取得手段が取得した前記ユーザ位置情報、前記クルー位置情報、前記第一店舗位置情報と前記第一準備時間情報、および前記第二店舗位置情報と前記第二準備時間情報を用いて、前記クルーが前記第一店舗と前記第二店舗の両方に立ち寄り、前記ユーザ位置情報が特定する位置までの経路を特定する経路情報を取得する経路取得手段と、
前記経路取得手段が取得した経路情報を前記クルー端末に送信する経路送信手段とを具備し、
前記経路取得手段は、
前記ユーザ位置情報、前記クルー位置情報、前記第一店舗位置情報、および前記第二店舗位置情報が同じでも、前記第一準備時間情報と前記第二準備時間情報とにより、立ち寄る店舗の順番が異なるように経路情報を取得する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記注文関連処理部は、
前記第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する元情報取得手段と、
前記第二店舗位置情報および前記第二準備時間情報を用いて、前記第二店舗が商品の準備の開始時情報を決定する時刻決定手段と、
前記時刻決定手段が決定した開始時情報を用いて、第二店舗装置に前記商品の準備の開始を指示する指示情報を送信する指示送信手段とを具備する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
少なくとも一つの前記店舗情報は、2以上の商品情報を有し、
前記2以上の商品情報のうちのいずれか2以上の各商品情報に異なる準備時間情報が対応付いており、
前記選択受信部は、
前記ユーザ端末における前記第一店舗の第一商品の選択情報を受信し、
前記注文関連処理部は、
前記第一店舗の前記第一商品に対応する第一準備時間情報と、前記第二店舗の前記第二準備時間情報とを用いて、前記注文関連処理を行う請求項1から請求項4いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記選択受信部は、
前記ユーザ端末における前記第一店舗の第一商品の選択情報を受信し、
前記注文関連処理部は、
前記選択受信部が受信した選択に対応する前記第一商品の数を取得し、当該数に応じた第一準備時間情報を取得し、当該第一準備時間情報と、前記第二店舗の前記第二準備時間情報とを用いて、前記注文関連処理を行う請求項1から請求項5いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記注文関連処理部は、
前記第一店舗の第一店舗位置情報と前記第二店舗の第二店舗位置情報とを前記店舗情報格納部から取得し、当該第一店舗位置情報と当該第二店舗位置情報とを用いて、前記第一店舗と前記第二店舗との距離を取得し、当該距離と前記第二準備時間情報とを用いて、前記注文関連処理を行う請求項1から請求項6いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第二店舗決定手段は、
前記第一店舗位置情報と前記ユーザ位置情報とを用いて、前記第一店舗と前記ユーザの位置である配達先との経路を特定する経路情報を取得し、当該経路情報が特定する経路上の第二店舗位置情報に対応する第二店舗を決定する請求項2記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第二店舗決定手段は、
前記第一店舗の1以上の第一店舗属性値と前記第二店舗の1以上の第二店舗属性値とを用いて、前記推薦条件を満たす前記第二店舗を決定する請求項2記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第二店舗決定手段は、
前記第一店舗の1以上の第一店舗属性値が除外条件に合致する場合、前記第二店舗を決定せず、
前記レコメンド手段は、
前記第二店舗決定手段が前記第二店舗を決定しない場合は、前記1以上の店舗属性値を前記ユーザ端末に送信しない請求項2記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第二店舗決定手段は、
第二店舗の1以上の第二店舗属性値が除外条件に合致する場合、当該第二店舗は決定しない請求項2記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第一店舗および前記第二店舗に対する商品の注文情報を受信する注文受信部と、
前記注文受信部が注文情報を受信したことに応じて、注文があった旨の情報を第一店舗の第一店舗装置および前記第二店舗の第二店舗装置に送信する注文送信部と、
前記第一店舗の第一店舗装置から注文を受け付けるか否かの受付情報を受信する受付受信部と、
前記受付情報が前記注文を受け付けない旨の情報である場合、前記第二店舗への注文をキャンセルするキャンセル処理を行うキャンセル部とをさらに具備する請求項1から請求項11いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部と、選択受信部と、注文関連処理部とにより実現される情報処理方法であって、
前記選択受信部が、ユーザ端末における第一店舗の選択情報を受信する選択受信ステップと、
前記注文関連処理部が、前記選択受信ステップで前記選択情報を受信したことに対応し、前記店舗情報格納部に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、前記第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部とを具備する情報処理方法。
【請求項14】
商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、
ユーザ端末における第一店舗の選択を受信する選択受信部と、
前記選択受信部が前記選択情報を受信したことに対応し、前記店舗情報格納部に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、前記第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配達する商品の注文に関係する処理を行う情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食品の配達を支援するシステムがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2021-500684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、コンボ注文に関する適切な処理ができなかった。なお、コンボ注文とは、2つの店舗を利用した注文、または2以上の店舗を利用した注文である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報処理装置は、商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部と、ユーザ端末における第一店舗の選択情報を受信する選択受信部と、選択受信部が選択情報を受信したことに対応し、店舗情報格納部に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部とを具備する情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、店舗における商品の準備時間を考慮するために、コンボ注文に関する適切な処理ができる。
【0007】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、注文関連処理部は、選択受信部が選択を受け付けたことに対応し、店舗情報格納部を参照し、第二準備時間情報を含む1以上の第二店舗属性値が推薦条件を満たす第二店舗を決定する第二店舗決定手段と、第二店舗決定手段が決定した第二店舗の1以上の店舗属性値を店舗情報格納部から取得する属性値取得手段と、属性値取得手段が取得した1以上の店舗属性値をユーザ端末に送信するレコメンド手段とを具備する情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、店舗における商品の準備時間を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0009】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、ユーザ識別子とユーザ位置情報とを含む1以上のユーザ情報が格納されるユーザ情報格納部と、クルーの位置を特定するクルー位置情報をクルー端末から受信するクルー位置受信部とをさらに具備し、注文関連処理部は、ユーザ端末に対応するユーザのユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗の第一店舗位置情報と第一準備時間情報、および第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する元情報取得手段と、元情報取得手段が取得したユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗位置情報と第一準備時間情報、および第二店舗位置情報と第二準備時間情報を用いて、クルーが第一店舗と第二店舗の両方に立ち寄り、ユーザ位置情報が特定する位置までの経路を特定する経路情報を取得する経路取得手段と、経路取得手段が取得した経路情報をクルー端末に送信する経路送信手段とを具備し、経路取得手段は、ユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗位置情報、および第二店舗位置情報が同じでも、第一準備時間情報と第二準備時間情報とにより、立ち寄る店舗の順番が異なるように経路情報を取得する情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、店舗における商品の準備時間を考慮した適切な経路をクルーに伝えることができる。
【0011】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、注文関連処理部は、第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する元情報取得手段と、第二店舗位置情報および第二準備時間情報を用いて、第二店舗が商品の準備の開始時情報を決定する時刻決定手段と、時刻決定手段が決定した開始時情報を用いて、第二店舗装置に商品の準備の開始を指示する指示情報を送信する指示送信手段とを具備する情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、店舗における商品の準備時間を考慮した準備開始の指示ができる。
【0013】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、少なくとも一つの店舗情報は、2以上の商品情報を有し、2以上の商品情報のうちのいずれか2以上の各商品情報に異なる準備時間情報が対応付いており、選択受信部は、ユーザ端末における第一店舗の第一商品の選択情報を受信し、注文関連処理部は、第一店舗の第一商品に対応する第一準備時間情報と、第二店舗の第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行う情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、店舗における商品ごとの準備時間を考慮するために、コンボ注文に関する適切な処理ができる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、選択受信部は、ユーザ端末における第一店舗の第一商品の選択情報を受信し、注文関連処理部は、選択受信部が受信した選択に対応する第一商品の数を取得し、数に応じた第一準備時間情報を取得し、第一準備時間情報と、第二店舗の第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行う情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、店舗における商品の注文数に応じた適切な準備時間を取得できるため、コンボ注文に関するより適切な処理ができる。
【0017】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、注文関連処理部は、第一店舗の第一店舗位置情報と第二店舗の第二店舗位置情報とを店舗情報格納部から取得し、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報とを用いて、第一店舗と第二店舗との距離を取得し、距離と第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行う情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、第一店舗と第二点@男との距離と第二準備時間情報とを考慮するために、コンボ注文に関するより切な処理ができる。
【0019】
また、本第八の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、第二店舗決定手段は、第一店舗位置情報とユーザ位置情報とを用いて、第一店舗とユーザの位置である配達先との経路を特定する経路情報を取得し、経路情報が特定する経路上の第二店舗位置情報に対応する第二店舗を決定する情報処理装置である。
【0020】
かかる構成により、配達先までの経路を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0021】
また、本第九の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、第二店舗決定手段は、第一店舗の1以上の第一店舗属性値と第二店舗の1以上の第二店舗属性値とを用いて、推薦条件を満たす第二店舗を決定する情報処理装置である。
【0022】
かかる構成により、第一店舗と第二店舗の属性値を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0023】
また、本第十の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、第二店舗決定手段は、第一店舗の1以上の第一店舗属性値が除外条件に合致する場合、第二店舗を決定せず、レコメンド手段は、第二店舗決定手段が第二店舗を決定しない場合は、1以上の店舗属性値をユーザ端末に送信しない情報処理装置である。
【0024】
かかる構成により、第一店舗の属性値を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0025】
また、本第十一の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、第二店舗決定手段は、第二店舗の1以上の第二店舗属性値が除外条件に合致する場合、第二店舗は決定しない情報処理装置である。
【0026】
かかる構成により、第二店舗の属性値を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0027】
また、本第十二の発明の情報処理装置は、第一から第十一いずれか1つの発明に対して、第一店舗および第二店舗に対する商品の注文情報を受信する注文受信部と、注文受信部が注文情報を受信したことに応じて、注文があった旨の情報を第一店舗の第一店舗装置および第二店舗の第二店舗装置に送信する注文送信部と、第一店舗の第一店舗装置から注文を受け付けるか否かの受付情報を受信する受付受信部と、受付情報が注文を受け付けない旨の情報である場合、第二店舗への注文をキャンセルするキャンセル処理を行うキャンセル部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0028】
かかる構成により、コンボ注文における適切なキャンセル処理ができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明による情報処理装置によれば、コンボ注文に関する適切な処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
図2】同情報システムAのブロック図
図3】同情報処理装置1のブロック図
図4】同情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート
図5】同レコメンド処理の例について説明するフローチャート
図6】同第二店舗決定処理の例について説明するフローチャート
図7】同注文処理の例について説明するフローチャート
図8】同クルー決定処理の例について説明するフローチャート
図9】同配達支援処理の例について説明するフローチャート
図10】同順序決定処理の例について説明するフローチャート
図11】同準備支援処理の例について説明するフローチャート
図12】同キャンセル処理の例について説明するフローチャート
図13】同ユーザ端末2の動作例について説明するフローチャート
図14】同クルー端末3の動作例について説明するフローチャート
図15】同店舗装置4の動作例について説明するフローチャート
図16】同店舗管理表を示す図
図17】同ユーザ管理表を示す図
図18】同クルー管理表を示す図
図19】同注文管理表を示す図
図20】同画面例を示す図
図21】同画面例を示す図
図22】同画面例を示す図
図23】同画面例を示す図
図24】同コンピュータシステムの概観図
図25】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0032】
(実施の形態1)
本実施の形態において、商品を準備する準備時間情報が管理されており、ユーザが選択した第一店舗に対して、店舗の準備時間情報を用いて、第二店舗の商品の注文に関係する注文関連処理を行う情報処理装置を含む情報システムについて説明する。なお、注文関連処理は、例えば、後述するレコメンド処理、後述するクルー支援処理、後述する店舗支援処理である。
【0033】
また、本実施の形態において、商品に対応付けて準備時間情報が管理されており、ユーザが選択した商品に対応する準備時間情報を用いて、1以上の第二店舗を選択する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0034】
また、本実施の形態において、一の店舗における注文商品の数に応じて、当該一の店舗の準備時間情報を動的に変更する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0035】
また、本実施の形態において、第一店舗と第二店舗との距離をも考慮した注文関連処理を行う情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0036】
また、本実施の形態において、第一店舗と配達先との経路をも考慮した注文関連処理を行う情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0037】
また、本実施の形態において、第一店舗と第二店舗との属性値を用いて、第二店舗を選択する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0038】
また、本実施の形態において、第一店舗の属性値を用いて、第二店舗を選択しない情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0039】
また、本実施の形態において、第二店舗の属性値を用いて、当該第二店舗を選択しない情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0040】
さらに、本実施の形態において、第一店舗からの否認の情報が受信された場合に、第二店舗への注文に対するキャンセル処理を行う情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0041】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0042】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、1または2以上のユーザ端末2、1または2以上のクルー端末3、1または2以上の店舗装置4を備える。
【0043】
情報処理装置1は、ユーザからの注文情報を受信し、店舗に当該注文情報を送信し、かつクルーに店舗からの商品の取得およびユーザへの商品の配達を依頼するためのサーバである。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であるが、その種類は問わない。なお、商品とは、配達対象の物であり、例えば、弁当、料理、食品であるが、問わない。店舗は、商品を販売する店であり、例えば、レストラン、料理屋等であるが、コンビニエンスストア等でも良く、その種類は問わない。
【0044】
ユーザ端末2は、商品を注文するユーザが使用する端末である。なお、ユーザは、顧客と言っても良い。ユーザ端末2は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、パソコンであるが、その種類は問わない。
【0045】
クルー端末3は、クルーが使用する端末である。クルーとは、ここでは、注文された商品の配達員である。クルーは、店舗から商品を受け取り、ユーザに配達する者である。クルー端末3は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末であるが、パソコンでも良く、その種類は問わない。
【0046】
店舗装置4は、商品の準備の指示を受信する装置である。店舗装置4は、例えば、店舗に設置されている端末であるが、店舗で使用されるサーバでも良い。店舗装置4は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、パソコンであるが、クラウドサーバ、ASPサーバ等でも良く、その種類は問わない。
【0047】
情報処理装置1と1以上の各ユーザ端末2、情報処理装置1と1以上の各クルー端末3、および情報処理装置1と1以上の各店舗装置4とは、インターネットやLAN等のネットワークにより、通信可能である。
【0048】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報処理装置1のブロック図である。
【0049】
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、店舗情報格納部111、ユーザ情報格納部112、クルー情報格納部113、および注文情報格納部114を備える。受信部12は、選択受信部121、クルー位置受信部122、注文受信部123、および受付受信部124を備える。処理部13は、注文関連処理部131、およびキャンセル部132を備える。注文関連処理部131は、第二店舗決定手段1311、属性値取得手段1312、レコメンド手段1313、元情報取得手段1314、経路取得手段1315、経路送信手段1316、時刻決定手段1317、および指示送信手段1318を備える。送信部14は、注文送信部141を備える。
【0050】
ユーザ端末2は、ユーザ格納部21、ユーザ受付部22、ユーザ処理部23、ユーザ送信部24、ユーザ受信部25、およびユーザ出力部26を備える。
【0051】
クルー端末3は、クルー格納部31、クルー受付部32、クルー処理部33、クルー送信部34、クルー受信部35、およびクルー出力部36を備える。
【0052】
店舗装置4は、店舗格納部41、店舗受付部42、店舗処理部43、店舗送信部44、店舗受信部45、および店舗出力部46を備える。
【0053】
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述する店舗情報、後述するユーザ情報、後述するクルー情報、各種の画面情報である。画面情報とは、画面を構成する情報である。画面情報は、例えば、HTML、XML、プログラム等により記述されている情報であるが、実現方法やデータ構造等は問わない。画面情報は、例えば、注文画面情報、第二店舗推薦画面情報、後述する店舗詳細画面情報である。注文画面情報は、ユーザ端末2において注文画面を構成するための情報である。注文画面とは、配達する商品の注文をするための画面である。第二店舗推薦画面情報は、第二店舗を推薦する画面の情報である。なお、第二店舗を推薦するための情報は、注文画面情報が含んでいても良い。
【0054】
店舗情報格納部111には、2以上の店舗情報が格納される。店舗情報とは、店舗に関する情報である。店舗情報は、2以上の店舗属性値を有する。店舗属性値とは、店舗の属性情報である。店舗属性値は、例えば、準備時間情報、店舗種類、第一フラグ、第二フラグ、店舗位置情報、店舗名、営業時間、店舗画像である。準備時間情報とは、商品の準備時間を特定する情報である。準備時間情報は、例えば、店舗における準備時間を代表する値(例えば、一商品の平均の準備時間、最大の準備時間)である。準備時間情報は、例えば、「10分」「30分」「1分」である。店舗種類とは、店舗の種類を特定する情報である。店舗種類は、例えば、「日本料理」「ハンバーガーショップ」「寿司」「コンビニエンスストア」である。第一フラグは、店舗が提供する商品が調理を必要とするか否かを示す情報である。第一フラグは、例えば、コンビニエンスストアであるか否かを示す情報である。第二フラグは、店舗が特別な店舗であるか否か(例えば、至高の銘店であるか否か)を示す情報である。第二フラグは、例えば、「特別(例えば、値が「1」)」「通常(例えば、値が「0」)」のいずれかである。店舗位置情報とは、店舗の位置を特定する情報である。店舗位置情報は、例えば、住所、(緯度,経度)である。店舗画像は、店舗に関する画像であり、例えば、店舗の写真、店舗のイメージイラスト、商品の写真である。
【0055】
店舗情報は、1または2以上の商品情報を含むことは好適である。商品情報とは、店舗における配達対象の商品に関する情報である。商品情報は、店舗属性値である、と考えても良い。商品情報は、例えば、商品識別子と1以上の商品属性値を有する。商品識別子とは、商品を識別する情報である。商品識別子は、例えば、商品ID、商品名である。商品属性値とは、商品の属性の情報である。商品属性値は、例えば、商品名、価格、種類識別子、商品画像である。商品識別子とは、商品を識別する情報であり、例えば、商品IDであるが、商品名でも良い。種類識別子は、商品の種類を識別する情報である。商品画像は、商品の画像であり、例えば、商品の写真、商品のイラストである。
【0056】
ユーザ情報格納部112には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子と1以上のユーザ属性値とを有する。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、氏名、電話番号、メールアドレスである。1以上のユーザ属性値は、ユーザ位置情報を含む。ユーザ位置情報とは、ユーザの位置を特定する情報である。ユーザ位置情報は、配達先を特定する情報である。ユーザ位置情報は、例えば、住所、(経度,緯度)であるが。1以上のユーザ属性値は、例えば、氏名、年齢、性別、電話番号、メールアドレスを有する。
【0057】
クルー情報格納部113は、1または2以上のクルー情報が格納される。クルー情報とは、クルーに関する情報である。クルー情報は、例えば、クルー識別子と1以上のクルー属性値とを有する。クルー識別子とは、クルーを識別する情報である。クルー識別子は、例えば、クルーID、氏名、電話番号、メールアドレスである。1以上のクルー属性値は、クルー位置情報を含む。クルー位置情報とは、クルーの位置を特定する情報である。クルー位置情報は、例えば、(経度,緯度)であるが、位置を特定する他の情報でも良い。1以上のクルー属性値は、例えば、氏名、年齢、性別、電話番号、メールアドレス、ポイント、報酬額を有する。なお、ポイントとは、商品の配達により、クルーが取得した報酬(ポイント)である。報酬額とは、商品の配達により、クルーが取得した金額である。
【0058】
注文情報格納部114には、1または2以上の注文情報が格納される。注文情報は、ユーザの注文に関する情報である。注文情報は、例えば、注文識別子、ユーザ識別子、1または2以上の商品識別子、クルー識別子、注文日時、配達時刻を有する。注文識別子とは、注文を識別する情報である。注文識別子は、例えば、IDである。ここでのユーザ識別子は、注文したユーザを識別する情報である。ここでの1以上の各商品識別子は、ユーザが注文した商品を識別する情報である。商品識別子には、店舗識別子が対応付いている。注文情報は、商品識別子に対応付く店舗識別子を有しても良い。ここでのクルー識別子は、当該注文情報に対応する1以上の商品の配達者を識別する情報である。
【0059】
受信部12は、各種の情報や指示を受信する。各種の情報や指示は、例えば、店舗情報、ユーザ情報、クルー情報、後述する選択、クルー位置情報、後述する注文情報、後述する受付情報、各種の指示である。各種の指示は、例えば、注文画面送信指示、注文終了指示である。
【0060】
注文画面送信指示とは、注文画面情報の送信の指示である。受信部12は、ユーザ端末2から注文画面送信指示を受信する。
【0061】
注文終了指示とは、注文を終了する指示である。受信部12は、ユーザ端末2から注文終了指示を受信する。
【0062】
受信部12は、ユーザ端末2からユーザ情報を受信する。受信部12は、クルー端末3からクルー情報を受信する。受信部12は、店舗装置4から店舗情報を受信する。
【0063】
選択受信部121は、ユーザ端末2における第一店舗の選択情報を受信する。選択情報とは、ユーザにより選択された第一店舗を特定する情報である。選択情報は、例えば、第一店舗識別子を有する。選択情報は、例えば、第一店舗識別子に対応付く、商品識別子を有する。選択情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。なお、第一店舗とは、注文時にユーザが第一に選択した店舗である。また、後述する第二店舗とは、第一店舗の選択以降にユーザが選択する候補の店舗、または第一店舗の選択以降にユーザが選択した店舗である。
【0064】
ここでの第一店舗の選択は、店舗の選択であるが、第一店舗で販売する商品の選択でも良い。選択情報は、後述する注文情報でも良い。受信される選択情報は、ユーザの選択を特定する情報である。選択情報は、例えば、ユーザ端末2において、ユーザがカートに商品を入れる操作に基づいて、ユーザ端末2から送信される。選択情報は、例えば、2以上の店舗から一の店舗をユーザが選択する操作に基づいて、ユーザ端末2から送信される。選択情報は、例えば、2以上の商品から一の商品をユーザが選択する操作に基づいて、ユーザ端末2から送信される。
【0065】
クルー位置受信部122は、クルー位置情報をクルー端末3から受信する。クルー位置受信部122は、例えば、定期的にクルー位置情報を受信する。クルー位置受信部122は、例えば、常時、クルー位置情報を受信する。ただし、クルー位置受信部122が、クルー位置情報を受信する頻度やトリガーは問わない。
【0066】
注文受信部123は、ユーザ端末2から商品の注文情報を受信する。注文情報は、注文したユーザと、ユーザが注文した商品と、注文先の店舗とを特定できる情報である。注文情報は、通常、商品識別子を有する。注文情報は、例えば、店舗識別子を有する。注文受信部123は、コンボ注文の注文情報を受信することは好適である。注文情報は、第一店舗および第二店舗に対する注文の情報であることは好適である。注文情報は、通常、ユーザ識別子に対応する。注文情報は、ユーザ識別子を含んでも良い。注文情報は、例えば、「<商品><商品ID>G001<店舗識別子>S001</商品> <商品><商品ID>G002<店舗識別子>S002</商品> <商品><商品ID>G003<店舗識別子>S002</商品>」である。
【0067】
受付受信部124は、店舗装置4から受付情報を受信する。受付情報とは、店舗が注文を受け付けるか否かを示す情報である。受付情報は、例えば、許可「1」、または否認「0」である。許可「1」は、注文を受け付けることを意味する。否認「0」は、食材を使い果たした、売り切れ等により、注文を受け付けられないことを意味する。受付受信部124は、第一店舗の第一店舗装置4から受付情報を受信する。受付受信部124は、第二店舗の第二店舗装置4から受付情報を受信しても良い。
【0068】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、注文関連処理部131、キャンセル部132が行う処理である。
【0069】
注文関連処理部131は、第二店舗の第二準備時間情報を用いて、注文関連処理を行う。注文関連処理部131は、第一店舗の第一準備時間情報と第二店舗の第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行っても良い。注文関連処理部131は、第一店舗の第一商品に対応する第一準備時間情報と、第二店舗の第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行っても良い。注文関連処理とは、第二店舗の商品の注文処理に関係する処理である。
【0070】
注文関連処理部131は、選択受信部121が選択情報を受信したことに対応し、第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行うことは好適である。
【0071】
注文関連処理部131は、選択受信部121が受信した選択情報に対応する第一商品の数を取得し、当該数に応じた第一準備時間情報を取得し、当該第一準備時間情報と、第二店舗の第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行うことは好適である。第一準備時間情報は、第一店舗の準備時間情報である。また、数に応じた第一準備時間情報とは、当該数が時間増加条件(例えば、商品数が閾値(例えば、「5」)以上)を満たした場合に、店舗情報格納部111に格納されている店舗情報が有する準備時間情報に対して、時間増加条件に対応する時間(例えば、10分、商品数×閾値時間(例えば、2分))を加算した時間を特定する情報である。
【0072】
注文関連処理部131は、第一店舗の第一店舗位置情報と第二店舗の第二店舗位置情報とを店舗情報格納部111から取得し、当該第一店舗位置情報と当該第二店舗位置情報とを用いて、第一店舗と第二店舗との距離を取得し、当該距離と第二準備時間情報とを用いて、注文関連処理を行う。なお、距離は、物理的距離(長さ)であることが好適であるが、移動時間(時間的距離)でも良い。
【0073】
なお、注文関連処理は、例えば、後述するレコメンド処理、後述する配達支援処理、後述する準備支援処理である。
【0074】
レコメンド処理とは、ユーザが選択した第一店舗に対応する第二店舗を、ユーザに推薦する処理である。レコメンド処理は、第二店舗決定手段1311、属性値取得手段1312、およびレコメンド手段1313により行われる処理である。
【0075】
注文関連処理部131は、タイミング条件に合致する場合のみレコメンド処理を行うことは好適である。タイミング条件とは、レコメンド処理を行うタイミングであることを決定するための条件である。タイミング条件は、例えば、ユーザにより第一店舗が選択されていることである。第一店舗が選択されていることは、例えば、第一店舗識別子が図示しないバッファに一時蓄積されていることである。第一店舗が選択されていることは、ユーザが第一店舗で販売されている商品が選択されているでも良い。タイミング条件は、例えば、ユーザが一の商品を注文したことでも良い。かかる場合、タイミング条件は、例えば、注文商品の商品識別子が受信されたことである。なお、商品識別子は、店舗識別子に対応付く情報である。タイミング条件は、例えば、特定の指示がユーザ端末2から受信されたことである。特定の指示は、特定の画面の送信指示である。特定の画面は、例えば、店舗詳細画面、商品選択画面であるが、問わない。
【0076】
配達支援処理は、元情報取得手段1314、経路取得手段1315、および経路送信手段1316により行われる処理である。
【0077】
準備支援処理は、時刻決定手段1317、および指示送信手段1318により行われる処理である。
【0078】
第二店舗決定手段1311は、店舗情報格納部111を参照し、第二準備時間情報を含む1以上の第二店舗属性値が推薦条件を満たす第二店舗を決定する。第二準備時間情報とは、第二店舗の準備時間情報である。第二店舗決定手段1311は、通常、選択受信部121が選択情報を受信したことに対応し、推薦条件を満たす第二店舗を決定する。
【0079】
推薦条件とは、第二店舗をユーザに推薦するための条件である。第二店舗の推薦とは、第二店舗の商品の推薦も含む概念であっても良い。推薦条件は、例えば、第二準備時間情報が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第一準備時間情報と第二準備時間情報との差異が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報との差異(両店舗の距離)が閾値以下または閾値より小さく、かつ第二準備時間情報が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報との差異(両店舗の距離)が閾値以下または閾値より小さく、かつ第一準備時間情報と第二準備時間情報との差異が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第二店舗位置情報が第一店舗と配達先との経路上に存在する地点を示す情報であり、かつ第二準備時間情報が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第二店舗位置情報が第一店舗と配達先との経路に存在する地点を示す情報であり、かつ第一準備時間情報と第二準備時間情報との差異が閾値以下または閾値より小さいことである。推薦条件は、例えば、第二店舗を含めた2以上の店舗を経由した場合に、当該第二店舗を除く店舗のみを経由した場合と比較して増加する距離が閾値以下または閾値より小さいことである。なお、推薦条件は、種々考えられ、問わない。
【0080】
第二店舗決定手段1311は、第一店舗位置情報とユーザ位置情報とを用いて、第一店舗と配達先との経路を特定する経路情報を取得し、当該経路情報が特定する経路上の第二店舗位置情報に対応する1または2以上の第二店舗を決定する。
【0081】
なお、第二店舗決定手段1311は、選択受信部121が受信した選択情報に対応する第一店舗識別子と対になる第一店舗位置情報と、当該選択情報に対応するユーザ識別子と対になるユーザ位置情報とを取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、第一店舗位置情報が示す位置を始点とし、ユーザ位置情報が示す位置を終点とする経路情報を取得する。なお、2つの地点の位置を用いて、当該2点間の経路を示す経路情報を取得する技術は公知技術である。また、第二店舗決定手段1311は、1以上の各第二店舗情報が有する第二店舗位置情報が、取得した経路情報が示す経路に存在するか否かを判断し、経路に存在する店舗を第二店舗として決定する。なお、経路に存在することは、経路上に存在することに加えて、経路から閾値以内の距離でも良い。
【0082】
第二店舗決定手段1311は、例えば、第一店舗の店舗位置情報が特定する位置からユーザ位置情報が特定する配達先までの第一の経路情報を取得する。また、第二店舗決定手段1311は、例えば、第一店舗と第二店舗の2つの店舗を経由して配達先までの第二の経路情報を取得する。なお、2つの店舗の順序は、順序決定処理により決定された順序であることは好適であるが、問わない。次に、第二店舗決定手段1311は、例えば、第二の経路情報と第一の経路情報との差異が閾値以内または閾値より小さい場合に、当該第二店舗を決定する。なお、ここで、第二の経路情報と第一の経路情報との差異は、距離でも良いし、時間でも良い。また、第二の経路情報と第一の経路情報との差異において、予め格納されている第二店舗のピックアップ時間を含めても良い。また、第二店舗のピックアップ時間は、2以上の店舗に対して共通の情報でも良いし、第二店舗に対応して管理されている固有の情報でも良い。
【0083】
第二店舗決定手段1311は、第一店舗の1以上の第一店舗属性値と第二店舗の1以上の第二店舗属性値とを用いて、推薦条件を満たす第二店舗を決定する。推薦条件は、例えば、「第一店舗位置情報が特定する位置と第二店舗位置情報が特定する位置との距離が閾値以内または閾値より小さいこと」である。また、推薦条件は、例えば、「第一店舗の第一店舗種類と第二店舗の第二店舗種類とが異なること」である。なお、推薦条件は、複数の条件をANDで組み合わせた条件であることは好適である。
【0084】
第二店舗決定手段1311は、第一店舗の1以上の第一店舗属性値が除外条件に合致する場合、第二店舗を決定しないことは好適である。除外条件は、例えば、第二フラグが「特別」であることである。第二フラグ「特別」は、例えば、至高の銘店、または超高級店を意味する。
【0085】
第二店舗決定手段1311は、第二店舗の1以上の第二店舗属性値が除外条件に合致する場合、当該第二店舗は決定しない。除外条件は、例えば、第二フラグが「特別」であることである。また、第二店舗は決定しないことは、第二店舗を推薦する店舗として選択しないことである。
【0086】
属性値取得手段1312は、第二店舗決定手段1311が決定した1以上の各第二店舗の1以上の店舗属性値を店舗情報格納部111から取得する。なお、ここの1以上の店舗属性値は、例えば、店舗画像、店舗名、1以上の商品情報である。
【0087】
レコメンド手段1313は、属性値取得手段1312が取得した1以上の第二店舗の店舗属性値をユーザ端末2に送信する。第二店舗決定手段1311が2以上の第二店舗を決定した場合、レコメンド手段1313は、2以上の各第二店舗が区別可能なように、各第二店舗の1以上の店舗属性値をユーザ端末2に送信することは好適である。
【0088】
レコメンド手段1313は、第二店舗決定手段1311が第二店舗を決定しない場合は、1以上の店舗属性値をユーザ端末2に送信しない。例えば、第二店舗決定手段1311が、第一店舗の1以上の第一店舗属性値が除外条件に合致すると判断した場合、レコメンド手段1313は、1以上の店舗属性値をユーザ端末2に送信しない。
【0089】
また、レコメンド手段1313が第二店舗の1以上の店舗属性値をユーザ端末2に送信するタイミングは問わない。
【0090】
レコメンド手段1313は、例えば、ユーザから特定の画面の送信指示が受信された場合、推薦する第二店舗の1以上の店舗属性値を含めた画面情報であり、当該送信指示に対応する画面情報をユーザ端末2に送信する。
【0091】
元情報取得手段1314は、1または2以上の元情報を取得する。元情報とは、注文関連処理を行う際に使用される情報である。元情報は、例えば、配達支援処理、準備支援処理を行う際に使用される情報である。元情報は、例えば、ユーザ属性値、クルー属性値、または店舗属性値である。
【0092】
元情報取得手段1314は、ユーザ端末2に対応するユーザのユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗の第一店舗位置情報と第一準備時間情報、および第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する。
【0093】
元情報取得手段1314は、ユーザ端末2に対応するユーザ識別子と対になるユーザ位置情報、および第二店舗の第二店舗位置情報と第二準備時間情報とを取得する。
【0094】
経路取得手段1315は、元情報取得手段1314が取得したユーザ位置情報、クルー位置情報、店舗位置情報を用いて、クルーが店舗に立ち寄り、ユーザ位置情報が特定する位置までの経路を特定する経路情報を取得する。つまり、注文が一店舗の商品の注文である場合、経路取得手段1315は、クルー位置情報が特定する位置から店舗位置情報が特定する位置、および当該店舗位置情報が特定する位置からユーザ位置情報が特定する位置までの経路情報を取得する。
【0095】
注文がコンボ注文である場合、経路取得手段1315は、元情報取得手段1314が取得したユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗位置情報と第一準備時間情報、および第二店舗位置情報と第二準備時間情報を用いて、クルーが第一店舗と第二店舗の両方に立ち寄り、ユーザ位置情報が特定する位置までの経路を特定する経路情報を取得する。
【0096】
経路取得手段1315は、ユーザ位置情報、クルー位置情報、第一店舗位置情報、および第二店舗位置情報が同じでも、第一準備時間情報と第二準備時間情報とに応じて、立ち寄る店舗の順番が異なるように経路情報を取得することは好適である。
【0097】
立ち寄る店舗の順番が異なることは、例えば、以下のようなことである。経路取得手段1315は、例えば、原則、第一店舗と第二店舗とのうち、配達先(ユーザ位置情報が示す地点)から遠い店舗に立ち寄った後に、配達先から近い店舗に行く経路情報を取得する。しかし、経路取得手段1315は、例えば、第一店舗と第二店舗とのうち、配達先から遠い店舗の準備時間が長く、第一準備時間情報と第二準備時間情報との差異が閾値以上の場合、配達先から近い店舗に立ち寄った後に、配達先から遠い店舗に行く経路情報を取得する。経路取得手段1315は、例えば、配達先から遠い店舗の準備時間と近い店舗の準備時間との差異が、配達先から遠い店舗と近い店舗との往復の移動時間を超える場合、配達先から近い店舗に立ち寄った後に、配達先から遠い店舗に行く経路情報を取得する。経路取得手段1315は、例えば、第一準備時間情報と第二準備時間情報とが同じである場合、配達先から遠い店舗に立ち寄った後に、配達先から近い店舗に行く経路情報を取得する。
【0098】
経路取得手段1315は、通常、ユーザ位置情報が特定する配達先までの経路を特定する経路情報を取得する。また、経路取得手段1315は、通常、クルー位置情報が特定する位置から最初に行く店舗の店舗位置情報が特定する位置までの経路を特定する経路情報を取得する。
【0099】
経路取得手段1315は、(1)クルー位置情報が特定する位置、(2)最初に行く店舗の店舗位置情報が特定する位置、(3)次に行く店舗の店舗位置情報が特定する位置、(4)ユーザ位置情報が特定する配達先までの経路((1)(2)(3)(4)と移動する経路)を特定する経路情報を取得することは好適である。なお、経路情報は、経路を特定する情報であれば良い。経路情報は、例えば、クルー端末3で表示されている地図上に経路を表示するための情報である。
【0100】
経路送信手段1316は、経路取得手段1315が取得した経路情報をクルー端末3に送信する。
【0101】
時刻決定手段1317は、第二店舗位置情報、および第二準備時間情報を用いて、第二店舗の開始時情報を決定する。時刻決定手段1317は、例えば、元情報取得手段1314が取得したクルー位置情報、第二店舗位置情報、および第二準備時間情報を用いて、第二店舗の開始時情報を決定する。時刻決定手段1317は、例えば、元情報取得手段1314が取得したユーザ位置情報、第二店舗位置情報、および第二準備時間情報を用いて、第二店舗の開始時情報を決定する。開始時情報とは、商品の準備を開始する時を特定する情報である。開始時情報は、商品の準備を開始する時刻でも良いし、商品の準備を開始するまでの時間(現在時刻からの時間)等でも良い。
【0102】
時刻決定手段1317は、例えば、クルー位置情報が特定する位置から第二店舗位置情報が特定する位置までの移動時間を取得する。また、時刻決定手段1317は、「現在時刻+移動時間-第二準備時間情報が特定する時間」により、準備開始時刻である開始時情報を取得する。また、時刻決定手段1317は、例えば、「移動時間-第二準備時間情報が特定する時間」により、準備を開始するまでの時間である開始時情報を取得する。
【0103】
時刻決定手段1317は、例えば、第二店舗位置情報が特定する位置からユーザ位置情報が特定する位置までの移動時間を取得する。また、時刻決定手段1317は、注文情報が有する配達時刻を取得する。次に、時刻決定手段1317は、「配達時刻-移動時間-第二準備時間情報が特定する時間」により、準備開始時刻である開始時情報を取得する。また、時刻決定手段1317は、例えば、「(配達時刻-移動時間-第二準備時間情報が特定する時間)-現在時刻」により、準備を開始するまでの時間である開始時情報を取得する。
【0104】
時刻決定手段1317は、例えば、クルー位置情報が特定する位置から第一店舗位置情報が特定する位置までの第一移動時間を取得する。また、時刻決定手段1317は、例えば、第一店舗における商品のピックアップのための時間であるピックアップ時間(例えば、固定時間であり、例えば、「3分」)を取得する。また、時刻決定手段1317は、例えば、第一店舗位置情報が特定する位置から第二店舗位置情報が特定する位置までの第二移動時間を取得する。次に、時刻決定手段1317は、例えば、「現在時刻+第一移動時間+ピックアップ時間+第二移動時間-第二準備時間情報が特定する時間」により、準備開始時刻である開始時情報を取得する。
【0105】
時刻決定手段1317は、例えば、「第一移動時間+ピックアップ時間+第二移動時間-第二準備時間情報が特定する時間」により、準備を開始するまでの時間である開始時情報を取得する。
【0106】
なお、時刻決定手段1317は、ピックアップ時間を考慮せずに、開始時情報を取得しても良い。
【0107】
指示送信手段1318は、時刻決定手段1317が決定した開始時情報を用いて、指示情報を第二店舗装置4に送信する。指示情報とは、商品の準備の開始を指示するための情報である。開始時情報を用いて送信することは、開始時情報を用いて構成された指示情報を送信することでも良いし、開始時情報が特定するタイミングで指示情報を送信することでも良い。指示情報は、当該店舗に注文された商品の情報を有しても良い。
【0108】
指示送信手段1318は、例えば、開始時情報を含む指示情報(例えば、「15:25分から調理を開始してください」「35分後に調理を開始してください」)を第二店舗装置4に送信する。
【0109】
指示送信手段1318は、例えば、開始時情報が特定するタイミングで、指示情報を第二店舗装置4に送信する。指示送信手段1318は、例えば、開始時情報が特定する時刻に指示情報(例えば、「今から調理を開始してください」)を第二店舗装置4に送信する。指示送信手段1318は、例えば、開始時情報が特定する時刻より閾値時間前(例えば、5分前)に指示情報(例えば、「5分後までに調理を開始してください」)を第二店舗装置4に送信する。
【0110】
キャンセル部132は、第一店舗から注文を受け付けない旨(例えば、「否認」)の受付情報が受信された場合に、第二店舗に対して行われた注文をキャンセルする処理を行う。なお、かかる処理をキャンセル処理と言う。キャンセル処理は、完了した注文をキャンセルするための処理でも良いし、注文処理の途中の処理を中断し、注文が無かったこととするための処理等でも良い。
【0111】
キャンセル部132は、第二店舗から注文を受け付けない旨(例えば、「否認」)の受付情報が受信された場合に、第一店舗に対して行われた注文をキャンセルする処理を行っても良い。ただし、キャンセル部132は、第二店舗から注文を受け付けない旨の受付情報が受信された場合に、第一店舗に対して行われた注文をキャンセルする処理を行わないことは好適である。
【0112】
キャンセル部132は、受付受信部124が受信した受付情報が注文を受け付けない旨の情報(例えば、「否認」)である場合、キャンセル処理を行う。キャンセル処理とは、第二店舗への注文をキャンセルするための処理である。キャンセル処理は、第一店舗への注文をキャンセルするための処理を含むことは好適である。キャンセル処理は、例えば、第二店舗の店舗装置4に当該注文のキャンセルを通知することである。キャンセル処理は、例えば、第二店舗への当該注文がキャンセルになった旨の情報を格納部11に書き込むことである。キャンセル処理は、例えば、ユーザ端末2に注文がキャンセルになったことを示す情報を送信する処理を含む。キャンセル処理は、例えば、クルー端末3に注文がキャンセルになったことを示す情報を送信する処理を含む。
【0113】
送信部14は、各種の情報を送信する。送信部14は、例えば、ユーザ端末2に画面情報、注文情報を受信した旨の情報を送信する。送信部14は、例えば、配達のオファーを示すオファー情報、配達の依頼をクルー端末3に送信する。送信部14は、例えば、注文があった旨の情報を店舗装置4に送信する。
【0114】
注文送信部141は、注文受信部123が注文情報を受信したことに応じて、当該注文情報に対応する1以上の各店舗の店舗装置4に注文があった旨の情報を送信する。各店舗に対応する注文情報は、店舗注文情報と言う。店舗注文情報は、通常、当該店舗に対して注文された商品の情報を含み、他の店舗に対して注文された商品の情報を含まない。
【0115】
注文がコンボ注文である場合、注文送信部141は、注文受信部123が注文情報を受信したことに応じて、注文があった旨の情報を第一店舗の第一店舗装置4および第二店舗の第二店舗装置4に送信する。なお、かかる第一店舗および第二店舗は、当該注文情報に対応する店舗である。注文情報に対応する店舗は、例えば、注文情報が有する商品識別子と対になる店舗識別子で識別される店舗、または注文情報が有する店舗識別子で識別される店舗である。
【0116】
注文送信部141は、コンボ注文である場合と、コンボ注文でない場合とで、注文に関する異なる情報を送信することは好適である。コンボ注文である場合、注文送信部141は、コンボ注文であるので、注文が確定していない旨の情報を送信することは好適である。
【0117】
ユーザ端末2を構成するユーザ格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子である。
【0118】
ユーザ受付部22は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報や指示は、例えば、上述した選択、注文情報、ユーザ情報、注文終了指示である。注文終了指示とは、商品の注文を終了する指示である注文終了指示は、例えば、注文のためのアプリケーションを停止する指示である。
【0119】
端末(ユーザ端末2、クルー端末3、店舗装置4)における受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0120】
端末における各種の情報や指示の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0121】
ユーザ処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ユーザ受付部22が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、ユーザ受信部25が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0122】
ユーザ送信部24は、各種の情報や指示を送信する。各種の情報や指示は、例えば、選択情報、注文情報、ユーザ情報、注文終了指示である。
【0123】
ユーザ受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、各種の画面情報、注文が受け付けられた旨の情報である。
【0124】
ユーザ出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、各種の画面、注文が受け付けられた旨の情報である。
【0125】
なお、端末における出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0126】
クルー端末3を構成するクルー格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、クルー識別子である。
【0127】
クルー受付部32は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報や指示は、例えば、受任指示、クルー情報である。
【0128】
受任指示とは、配達のオファーを受けるか否かを示す情報である。受任指示は、例えば、配達のオファーを受ける旨の情報(例えば、「受任」)、または配達のオファーを受けない旨の情報(例えば、「否認」)である。
【0129】
クルー処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、クルー受付部32が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、クルー受信部35が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、クルー位置情報を取得する処理である。かかる処理は、通常、クルー処理部33を構成するGPS受信機を用いて実現される。
【0130】
クルー送信部34は、各種の情報や指示を送信する。各種の情報や指示は、例えば、配達のオファーを受ける旨の情報、クルー位置情報、クルー情報である。
【0131】
クルー受信部35は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、各種の画面情報、オファー情報である。
【0132】
クルー出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、各種の画面、オファー情報である。
【0133】
店舗装置4を構成する店舗格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、店舗識別子である。
【0134】
店舗受付部42は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報や指示は、例えば、受付情報、店舗情報である。
【0135】
店舗処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、店舗受付部42が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、店舗受信部45が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0136】
店舗送信部44は、各種の情報や指示を送信する。各種の情報や指示は、例えば、受付情報、店舗情報である。
【0137】
店舗受信部45は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、各種の画面情報、注文情報、指示情報である。
【0138】
店舗出力部46は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、各種の画面、注文情報、指示情報である。
【0139】
格納部11、店舗情報格納部111、ユーザ情報格納部112、クルー情報格納部113、ユーザ格納部21、クルー格納部31、および店舗格納部41は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0140】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0141】
受信部12、選択受信部121、クルー位置受信部122、注文受信部123、受付受信部124、ユーザ受信部25、クルー受信部35、および店舗受信部45は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0142】
処理部13、注文関連処理部131、キャンセル部132、第二店舗決定手段1311、属性値取得手段1312、元情報取得手段1314、経路取得手段1315、時刻決定手段1317、ユーザ処理部23、クルー処理部33、および店舗処理部43は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0143】
レコメンド手段1313、経路送信手段1316、指示送信手段1318、送信部14、注文送信部141、ユーザ送信部24、クルー送信部34、および店舗送信部44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0144】
ユーザ受付部22、クルー受付部32、および店舗受付部42は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0145】
ユーザ出力部26、クルー出力部36、および店舗出力部46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0146】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0147】
(ステップS401)受信部12は、ユーザ端末2から注文画面送信指示を受信したか否かを判断する。注文画面送信指示を受信した場合はステップS402に行き、受信しなかった場合はステップS414に行く。
【0148】
(ステップS402)処理部13は、注文画面送信指示に対応する注文画面情報を格納部11から取得する。
【0149】
(ステップS403)選択受信部121は、第一店舗の選択情報を受信したか否かを判断する。かかる選択情報を受信した場合はステップS404に行き、受信しなかった場合はステップS407に行く。
【0150】
(ステップS404)注文関連処理部131は、タイミング条件に合致するか否かを判断する。タイミング条件に合致する場合はステップS405に行き、タイミング条件に合致しない場合はステップS406に行く。
【0151】
(ステップS405)注文関連処理部131は、ステップS403で受信された選択情報に対応するレコメンド処理を行う。レコメンド処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0152】
(ステップS406)注文関連処理部131は、ステップS403で受信された第一店舗の選択情報に対応する第一店舗識別子を図示しないバッファに一時蓄積する。ステップS403に戻る。
【0153】
(ステップS407)注文受信部123は、ユーザ端末2から注文情報を受信したか否かを判断する。注文情報を受信した場合はステップS408に行き、受信しなかった場合はステップS411に行く。
【0154】
(ステップS408)処理部13は、ステップS407で受信された注文情報に対応する注文処理を行う。注文処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0155】
(ステップS409)注文関連処理部131は、タイミング条件に合致するか否かを判断する。タイミング条件に合致する場合はステップS410に行き、タイミング条件に合致しない場合はステップS403に戻る。
【0156】
(ステップS410)注文関連処理部131は、ステップS407で受信された注文情報に対応するレコメンド処理を行う。ステップS403に戻る。なお、レコメンド処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0157】
(ステップS411)受信部12は、特定の指示を受信したか否かを判断する。特定の指示を受信した場合はステップS412に行き、受信しなかった場合はステップS413に行く。
【0158】
(ステップS412)注文関連処理部131は、ステップS411で受信された特定の指示に対応するレコメンド処理を行う。ステップS403に戻る。なお、レコメンド処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。また、ここで、注文関連処理部131は、特定の指示に対応する処理であり、レコメンド処理以外の処理を行っても良い。
【0159】
(ステップS413)受信部12は、注文終了指示を受信したか否かを判断する。注文終了指示を受信した場合はステップS401に戻り、受信しなかった場合はステップS403に戻る。
【0160】
(ステップS414)クルー位置受信部122は、クルー識別子に対応付いたクルー位置情報を受信したか否かを判断する。クルー位置情報を受信した場合はステップS415に行き、受信しなかった場合はステップS416に行く。なお、クルー位置受信部122は、1以上の各クルー端末3から、継続して、現在のクルーの位置を示すクルー位置情報を受信することは好適である。
【0161】
(ステップS415)処理部13は、ステップS414で受信されたクルー位置情報を、クルー識別子に対応付けて一時蓄積する。なお、処理部13は、例えば、クルー位置情報をクルー情報格納部113に蓄積する。
【0162】
(ステップS416)受付受信部124は、店舗装置4から「否認」を示す受付情報を受信したか否かを判断する。「否認」を示す受付情報を受信した場合はステップS417に行き、受信しなかった場合はステップS401に戻る。
【0163】
(ステップS417)キャンセル部132は、キャンセル処理を行う。ステップS401に戻る。キャンセル処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0164】
なお、図4のフローチャートにおいて、受信部12が店舗情報、ユーザ情報、またはクルー情報を受信した場合、処理部13は受信された情報を格納部11に蓄積する。
【0165】
また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0166】
次に、ステップS405のレコメンド処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0167】
(ステップS501)第二店舗決定手段1311は、第二店舗決定処理を行う。第二店舗決定処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、第二店舗決定処理とは、第一店舗の選択に応じて、ユーザに推薦する第二店舗を決定する処理である。
【0168】
(ステップS502)属性値取得手段1312は、ステップS501で1以上の第二店舗が決定されたか否かを判断する。第二店舗が決定された場合はステップS503に行き、第二店舗が決定されなかった場合はステップS508に行く。
【0169】
(ステップS503)属性値取得手段1312は、カウンタiに1を代入する。
【0170】
(ステップS504)属性値取得手段1312は、ステップS501で決定された第二店舗のうちで、i番目の第二店舗が存在するか否かを判断する。i番目の第二店舗が存在する場合はステップS505に行き、存在しない場合はステップS507に行く。
【0171】
(ステップS505)属性値取得手段1312は、i番目の第二店舗の第二店舗識別子と対になる1以上の第二店舗属性値を店舗情報格納部111から取得する。
【0172】
(ステップS506)属性値取得手段1312は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS504に行く。
【0173】
(ステップS507)レコメンド手段1313は、ステップS505で取得した1以上の各第二店舗の1以上の第二店舗識別子を用いて、画面情報を構成する。なお、かかる画面情報は、第二店舗推薦画面情報である。ステップS509に行く。
【0174】
(ステップS508)処理部13は、今までのユーザの操作に応じた画面情報を格納部11から取得する。
【0175】
(ステップS509)レコメンド手段1313は、ステップS507で構成された画面情報をユーザ端末2に送信する、または、送信部14は、ステップS508で取得された画面情報をユーザ端末2に送信する。上位処理にリターンする。
【0176】
次に、ステップS501の第二店舗決定処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0177】
(ステップS601)第二店舗決定手段1311は、受信された選択情報に対応する第一店舗の第一店舗識別子を取得する。なお、第二店舗決定手段1311は、例えば、選択情報に含まれる第一店舗識別子を取得する、または選択情報に含まれる商品識別子と対になる第一店舗識別子を店舗情報格納部111から取得する。
【0178】
(ステップS602)第二店舗決定手段1311は、第一店舗識別子と対になる第二フラグを含む1以上の第一店舗属性値を店舗情報格納部111から取得する。
【0179】
(ステップS603)第二店舗決定手段1311は、ステップS602で取得した第二フラグが除外条件に合致するか否かを判断する。除外条件に合致する場合は上位処理にリターンし、合致しない場合はステップS604に行く。
【0180】
(ステップS604)第二店舗決定手段1311は、第一店舗識別子と対になる第一店舗位置情報を店舗情報格納部111から取得する。第二店舗決定手段1311は、情報を送信してきたユーザ端末2に対応するユーザ識別子と対になるユーザ位置情報をユーザ情報格納部112から取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、当該第一店舗位置情報が特定する位置と当該ユーザ位置情報が特定する位置との間の経路情報を取得する。
【0181】
(ステップS605)第二店舗決定手段1311は、例えば、1以上の各第二店舗の候補(第一店舗以外の店舗)の第二店舗位置情報を取得する。そして、第二店舗決定手段1311は、1以上の各第二店舗について、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報とを用いて、両店舗の距離を取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、距離をキーとして第二店舗を昇順にソートする。なお、かかるソートにより、第二店舗の情報が、第一店舗から近い順に並ぶ。
【0182】
(ステップS606)第二店舗決定手段1311は、カウンタiに1を代入する。
【0183】
(ステップS607)第二店舗決定手段1311は、ステップS605でソートした第二店舗において、i番目の第二店舗が存在するか否かを判断する。i番目の第二店舗が存在する場合はステップS608に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0184】
(ステップS608)第二店舗決定手段1311は、i番目の第二店舗の1以上の第二店舗属性値を店舗情報格納部111から取得する。
【0185】
(ステップS609)第二店舗決定手段1311は、ステップS608で取得した1以上の第二店舗属性値が推薦条件を満たすか否かを判断する。推薦条件を満たす場合はステップS610に行き、推薦条件を満たさない場合はステップS611に行く。
【0186】
なお、ここで、第二店舗決定手段1311は、ステップS602で取得した1以上の第一店舗属性値とステップS608で取得した1以上の第二店舗属性値とが推薦条件を満たすか否かを判断することは好適である。
【0187】
(ステップS610)第二店舗決定手段1311は、i番目の第二店舗の第二店舗識別子を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0188】
(ステップS611)第二店舗決定手段1311は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS607に戻る。
【0189】
なお、図6のフローチャートにおいて、第二店舗決定手段1311は、ステップS610で、閾値以上の第二店舗の第二店舗識別子を図示しないバッファに一時蓄積した場合に、上位処理にリターンしても良い。
【0190】
次に、ステップS408の注文処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0191】
(ステップS701)注文関連処理部131は、カウンタiに1を代入する。
【0192】
(ステップS702)注文関連処理部131は、受信された注文情報に対応するi番目の店舗が存在するか否かを判断する。i番目の店舗が存在する場合はステップS703に行き、存在しない場合はステップS709に行く。
【0193】
なお、注文関連処理部131は、例えば、受信された注文情報にi番目の店舗識別子が含まれるか否かを判断する。また、注文関連処理部131は、例えば、受信された注文情報に含まれる1以上の各商品識別子と対になる店舗識別子を店舗情報格納部111から取得し、当該1以上の店舗識別子に対してユニーク処理し、1以上の店舗識別子を取得し、当該1以上の店舗識別子の中に、i番目の店舗識別子が含まれるか否かを判断しても良い。つまり、注文情報に対応するi番目の店舗が存在するか否かを判断する方法は問わない。
【0194】
(ステップS703)注文関連処理部131は、受信された注文情報に対応するi番目の店舗識別子と対になる1以上の商品識別子を取得する。次に、注文関連処理部131は、当該1以上の商品識別子を用いて、店舗注文情報を構成する。なお、店舗注文情報とは、当該店舗に対して注文された商品を知らせるための情報である。
【0195】
(ステップS704)注文関連処理部131は、ステップS703で構成した店舗注文情報を、i番目の店舗識別子に対応する店舗装置4に送信する。
【0196】
(ステップS705)受付受信部124は、店舗注文情報の送信に応じて、店舗装置4から受付情報を受信したか否かを判断する。受付情報を受信した場合はステップS706に行き、受信しなかった場合はステップS705に戻る。
【0197】
(ステップS706)キャンセル部132は、ステップS705で受信された受付情報が「許可」を示す情報であるか、「否認」を示す情報であるかを判断する。「許可」を示す情報であればステップS707に行き、「否認」を示す情報であればステップS708に行く。
【0198】
(ステップS707)注文関連処理部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0199】
(ステップS708)キャンセル部132は、キャンセル処理を行う。キャンセル処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0200】
(ステップS709)注文関連処理部131は、配達するクルーを決定する処理を行う。クルー決定処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0201】
(ステップS710)注文関連処理部131は、配達支援処理を行う。配達支援処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0202】
(ステップS711)注文関連処理部131は、準備支援処理を行う。上位処理にリターンする。準備支援処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0203】
なお、図7のフローチャートにおいて、受信された注文情報がコンボ注文を示す場合と、一の店舗に対する注文の場合とで、注文関連処理部131は、異なるプロトコルで注文を確定させても良い。つまり、コンボ注文の場合、注文関連処理部131は、例えば、注文情報に対応する2以上の店舗装置4に店舗注文情報を送信した後、すべての店舗装置4から「許可」を示す受付情報を受信した場合のみ、注文を確定させ、当該確定に対応する処理を行っても良い。確定に対応する処理とは、例えば、注文が確定したことを店舗装置4に送信すること、注文が確定したことをクルー端末3に送信すること、注文が確定したことをユーザ端末2に送信することである。また、一の店舗に対する注文の場合、注文関連処理部131は、当該一の店舗注文情報を店舗装置4に送信した後、当該店舗装置4から「許可」を示す受付情報を受信した場合のみ、注文を確定させても良いし、注文情報の受信に応じて、注文を確定させ、当該確定に対応する処理を行っても良い。
【0204】
また、図7のフローチャートにおいて、クルー決定処理、配達支援処理、準備支援処理を行うタイミングは問わない。例えば、注文に対して、すべての店舗が許可することを前提に、注文情報が受信された後に直ちに、クルー決定処理、配達支援処理の一部または全部、または準備支援処理を行う等しても良い。
【0205】
次に、ステップS709のクルー決定処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0206】
(ステップS801)注文関連処理部131は、1または2以上の店舗位置情報を取得する。なお、ここでの店舗位置情報は、第一店舗の位置情報でも良いし、第二店舗の位置情報でも良い。また、店舗位置情報は、注文情報に対応する1以上の店舗のうち、配達先から最も遠い店舗の位置情報であることは好適である。
【0207】
(ステップS802)注文関連処理部131は、ステップS801で取得した店舗位置情報が特定する位置との距離が距離条件を満たす1以上のクルーを決定する。なお、距離条件は、例えば、店舗位置情報が特定する位置とクルー位置情報が特定する位置との距離が閾値以内または閾値より小さいことである。
【0208】
(ステップS803)注文関連処理部131は、オファー情報を構成する。なお、オファー情報とは、配達をオファーするための情報である。オファー情報は、例えば、店舗位置情報、注文情報、配達先のユーザの1以上のユーザ属性値、配達で得られる報酬(例えば、金額、ポイント)を含む。
【0209】
(ステップS804)注文関連処理部131は、ステップS802で決定した1以上の各クルーのクルー端末3に、当該オファー情報を送信する。
【0210】
(ステップS805)注文関連処理部131は、一のクルー端末3から受任情報を受信したか否かを判断する。受任情報を受信した場合はステップS806に行き、受信しなかった場合はステップS805に戻る。
【0211】
(ステップS806)注文関連処理部131は、ステップS805で受信した受任情報と対になるクルー識別子を図示しないバッファに一時蓄積する。上位処理にリターンする。
【0212】
次に、ステップS710の配達支援処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0213】
(ステップS901)注文関連処理部131は、注文情報に対応する店舗の数が一つか否かを判断する。店舗の数が一つであればステップS903に行き、2以上であればステップS902に行く。
【0214】
(ステップS902)注文関連処理部131は、注文情報に対応する2以上の店舗の店舗属性値を用いて、立ち寄る店舗の順序を決定する。かかる順序決定処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0215】
(ステップS903)経路取得手段1315は、クルー位置情報、1以上の各店舗の店舗位置情報、およびユーザ位置情報を用いて、クルーが1以上の各店舗を経由して配達先まで向かうための経路情報を取得する。なお、始点(クルーの位置)と1以上の中継点(店舗の位置)と終点(配達先)とが決まっている場合に、経路情報を取得する処理は公知技術である。
【0216】
(ステップS904)経路送信手段1316は、ステップS903で取得された経路情報をクルー端末3に送信する。上位処理にリターンする。
【0217】
次に、ステップS902の順序決定処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0218】
(ステップS1001)元情報取得手段1314は、ユーザ位置情報を取得する。また、元情報取得手段1314は、注文情報に対応する2以上の各店舗の店舗位置情報を取得する。経路取得手段1315は、ユーザ位置情報と2以上の各店舗の店舗位置情報とを用いて、配達先と2以上の各店舗との距離を取得する。そして、経路取得手段1315は、距離をキーとして、2以上の店舗を降順にソートする。なお、ここでのソートにより、配達先までの距離が遠い順に、店舗の情報が並ぶ。
【0219】
(ステップS1002)元情報取得手段1314は、カウンタiに1を代入する。
【0220】
(ステップS1003)元情報取得手段1314は、ソートされた2以上の店舗の中で、i番目の連続する店舗の組が存在するか否かを判断する。i番目の連続する店舗の組が存在する場合はステップS1004に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0221】
(ステップS1004)元情報取得手段1314は、i番目の連続する店舗の組のうちの第一店舗の第一準備時間情報、第一店舗位置情報を取得する。
【0222】
(ステップS1005)元情報取得手段1314は、i番目の連続する店舗の組のうちの第二店舗の第二準備時間情報、第二店舗位置情報を取得する。
【0223】
(ステップS1006)経路取得手段1315は、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報とを用いて、2つの店舗間の移動時間を取得する。
【0224】
(ステップS1007)経路取得手段1315は、第一準備時間情報と第二準備時間情報と移動時間とを用いて、入替条件を満たすか否かを判断する。入替条件を満たす場合はステップS1008に行き、入替条件を満たさない場合はステップS1009に行く。
【0225】
なお、入替条件とは、クルーが立ち寄る順序を「第一店舗→第二店舗」から「第二店舗→第一店舗」に変更するための条件である。入替条件は、例えば、「移動時間×2<第一準備時間情報-第二準備時間情報」、または「移動時間×2<第一準備時間情報-第二準備時間情報+α(例えば、10分)」である。
【0226】
(ステップS1008)経路取得手段1315は、クルーが立ち寄る順序を「第一店舗→第二店舗」から「第二店舗→第一店舗」に変更する。
【0227】
(ステップS1009)元情報取得手段1314は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1003に戻る。
【0228】
なお、図10のフローチャートにおいて、例えば、クルーが立ち寄る順番に、店舗識別子が図示しないバッファに蓄積される。また、かかる情報は、例えば、「店舗B,店舗A」「店舗A,店舗C,店舗B」である。
【0229】
次に、ステップS711の準備支援処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0230】
(ステップS1001)元情報取得手段1314は、決定されたクルーのクルー識別子と対になるクルー位置情報を取得する。
【0231】
(ステップS1002)元情報取得手段1314は、カウンタiに1を代入する。
【0232】
(ステップS1103)元情報取得手段1314は、注文情報に対応するi番目の店舗が存在するか否かを判断する。i番目の店舗が存在する場合はステップS1104に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0233】
(ステップS1104)元情報取得手段1314は、i番目の店舗の店舗位置情報を取得する。なお、ここで、i番目の店舗は、立ち寄る順の店舗である。
【0234】
(ステップS1105)元情報取得手段1314は、クルー位置情報とi番目の店舗の店舗位置情報とを用いて、クルーがi番目の店舗への到着時間(例えば、到着時刻、または到着するまでの時間)を取得する。なお、ここでのクルー位置情報は、ステップS1001で取得されたクルー位置情報、またはステップS1110で変更されたクルー位置情報である。
【0235】
(ステップS1106)元情報取得手段1314は、i番目の店舗の準備時間情報を取得する。なお、ここで、元情報取得手段1314は、店舗ごとに管理されている準備時間情報を取得しても良いし、注文情報に対応する商品識別子と対になる準備時間情報を取得しても良いし、注文情報に対応する2以上の各商品識別子と対になる準備時間情報のうちの最大値である準備時間情報を取得しても良いし、注文情報に対応する2以上の各商品識別子と対になる準備時間情報の合計時間をi番目の店舗の準備時間情報として取得しても良い。
【0236】
(ステップS1107)時刻決定手段1317は、ステップS1105で取得された到着時間とステップS1106で取得された準備時間情報とを用いて、開始時情報を取得する。時刻決定手段1317は、例えば、「到着時間-準備時間情報」、または「現在時刻+到着時間-準備時間情報」により開始時情報を取得する。
【0237】
(ステップS1108)指示送信手段1318は、開始時情報を用いて、指示情報を構成する。なお、指示情報は、開始時情報を含む。指示情報は、注文された商品の1以上の商品属性値を有することは好適である。
【0238】
(ステップS1109)指示送信手段1318はステップS1108で構成した指示情報をi番目の店舗の店舗装置4に送信する、または当該指示情報の送信を開始時情報に対応する時刻(例えば、準備開始の2分前の時刻)に送信することをセットする。
【0239】
なお、かかるセットにより、指示情報が将来の特定の時刻に店舗装置4に送信される。
【0240】
(ステップS1110)時刻決定手段1317は、一時的に、クルー位置情報をi番目の店舗の店舗位置情報に変更する。
【0241】
(ステップS1111)元情報取得手段1314は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1103に戻る。
【0242】
次に、ステップS417のキャンセル処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0243】
(ステップS1201)キャンセル部132は、ユーザキャンセル情報を取得する。ユーザキャンセル情報とは、ユーザに注文がキャンセルされた旨を通知するための情報である。ユーザキャンセル情報は、例えば、注文した商品の商品情報を有する。
【0244】
(ステップS1202)キャンセル部132は、キャンセルされる注文情報に対応するユーザ識別子で識別されるユーザのユーザ端末2に、ステップS1201で取得したユーザキャンセル情報を送信する。
【0245】
(ステップS1203)キャンセル部132は、カウンタiに1を代入する。
【0246】
(ステップS1204)キャンセル部132は、キャンセルされた注文の注文情報に対応するi番目の店舗が存在するか否かを判断する。i番目の店舗が存在する場合はステップS1205に行き、存在しない場合はステップS1208に行く。なお、i番目の店舗は、通常、受付情報「否認」を送信していない店舗装置4に対応する店舗である。
【0247】
なお、キャンセル部132は、例えば、当該注文情報が有するi番目の店舗識別子が存在するか否かを判断する。
【0248】
(ステップS1205)キャンセル部132は、i番目の店舗の店舗キャンセル情報を構成する。なお、店舗キャンセル情報とは、店舗に注文がキャンセルされた旨を伝えるための情報である。また、i番目の店舗キャンセル情報は、例えば、i番目の店舗識別子と対になる商品識別子、またはi番目の店舗識別子と対になる商品識別子で識別される商品の1以上の商品属性値を有する。
【0249】
(ステップS1206)キャンセル部132は、ステップS1205で構成したi番目の店舗キャンセル情報をi番目の店舗の店舗装置4に送信する。
【0250】
(ステップS1207)キャンセル部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1204に戻る。
【0251】
(ステップS1208)キャンセル部132は、キャンセルための他の処理を行う。
【0252】
なお、他の処理とは、例えば、「否認」の受付情報を送信した店舗装置4に対応する店舗識別子に対応付けて、ペナルティーの情報(例えば、否認回数)を蓄積する処理である。他の処理とは、例えば、蓄積された注文情報を削除する処理である。
【0253】
次に、ユーザ端末2の動作例について、図13のフローチャートを用いて説明する。
【0254】
(ステップS1301)ユーザ受付部22は、注文画面送信指示を受け付けたか否かを判断する。注文画面送信指示を受け付けた場合はステップS1302に行き、受け付けなかった場合はステップS1305に行く。
【0255】
(ステップS1302)ユーザ処理部23は、ステップS1301で受け付けた指示に対応する注文画面送信指示を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該注文画面送信指示を情報処理装置1に送信する。
【0256】
(ステップS1303)ユーザ受信部25は、注文画面情報を受信したか否かを判断する。注文画面情報を受信した場合はステップS1304に行き、受信しなかった場合はステップS1303に戻る。
【0257】
(ステップS1304)ユーザ処理部23は、受信された注文画面情報を用いて、注文画面を構成する。ユーザ出力部26は、当該注文画面を出力する。ステップS1301に戻る。
【0258】
(ステップS1305)ユーザ受付部22は、第一店舗の選択を受け付けたか否かを判断する。選択を受け付けた場合はステップS1306に行き、受け付けなかった場合はステップS1307に行く。
【0259】
(ステップS1306)ユーザ処理部23は、ステップS1301で受け付けた選択に対応する選択情報を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該選択情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
【0260】
(ステップS1307)ユーザ受信部25は、情報処理装置1から第二店舗推薦画面情報を受信したか否かを判断する。第二店舗推薦画面情報を受信した場合はステップS1308に行き、受信しなかった場合はステップS1309に行く。
【0261】
(ステップS1308)ユーザ処理部23は、受信された第二店舗推薦画面情報を用いて、第二店舗推薦画面を構成する。ユーザ出力部26は、当該第二店舗推薦画面を出力する。ステップS1301に戻る。
【0262】
(ステップS1309)ユーザ受付部22は、注文指示を受け付けたか否かを判断する。注文指示を受け付けた場合はステップS1310に行き、受け付けなかった場合はステップS13127に行く。
【0263】
(ステップS1310)ユーザ処理部23は、ステップS1301で受け付けた注文指示に対応する注文情報を構成する。
【0264】
(ステップS1311)ユーザ送信部24は、当注文情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1301に戻る。
【0265】
(ステップS1312)ユーザ受信部25は、情報処理装置1からユーザキャンセル情報を受信したか否かを判断する。ユーザキャンセル情報を受信した場合はステップS1313に行き、受信しなかった場合はステップS1314に行く。
【0266】
(ステップS1313)ユーザ処理部23は、受信されたユーザキャンセル情報を用いて、出力するユーザキャンセル情報を構成する。ユーザ出力部26は、当該ユーザキャンセル情報を出力する。ステップS1301に戻る。
【0267】
(ステップS1314)ユーザ受付部22は、その他の指示等を受け付けたか否かを判断する。指示等を受け付けた場合はステップS1314に行き、受け付けなかった場合はステップS1301に戻る。
【0268】
(ステップS1315)ユーザ処理部23等は、その他の指示等に応じた処理を行う。ステップS1301に戻る。
【0269】
なお、図13のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0270】
次に、クルー端末3の動作例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
【0271】
(ステップS1401)クルー受信部35は、情報処理装置1からオファー情報を受信したか否かを判断する。オファー情報を受信した場合はステップS1402に行き、受信しなかった場合はステップS1407に行く。なお、オファー情報は、例えば、注文を特定する注文識別子と注文の内容を示す情報とを有する。
【0272】
(ステップS1402)クルー処理部33は、受信されたオファー情報を用いて、出力するオファー情報を構成する。クルー出力部36は、当該オファー情報を出力する。
【0273】
(ステップS1403)クルー受付部32は、クルーから受任指示を受け付けたか否かを判断する。受任指示を受け付けた場合はステップS1404に行き、受任指示を受け付けなかった場合はステップS1403に戻る。
【0274】
(ステップS1404)クルー処理部33は、ステップS1403で受け付けた受任指示が受任(例えば、「1」)か否認(例えば、「0」)かを判断する。受任であればステップS1405に行き、否認であればステップS1401に戻る。
【0275】
(ステップS1405)クルー処理部33は、受任情報を構成する。受任情報は、例えば、クルー識別子と注文識別子とを有する。
【0276】
(ステップS1406)クルー送信部34は、ステップS1405で構成された受任情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1401に戻る。
【0277】
(ステップS1407)クルー受信部35は、情報処理装置1から経路情報を受信したか否かを判断する。経路情報を受信した場合はステップS1408に行き、受信しなかった場合はステップS1409に行く。
【0278】
(ステップS1408)クルー処理部33は、受信された経路情報を用いて、出力する経路を構成する。クルー出力部36は、当該経路を出力する。ステップS1401に戻る。なお、出力される経路は、地図上に表示されることは好適である。
【0279】
(ステップS1409)クルー受信部35は、情報処理装置1からキャンセル情報を受信したか否かを判断する。キャンセル情報を受信した場合はステップS1410に行き、受信しなかった場合はステップS1411に行く。
【0280】
(ステップS1410)クルー処理部33は、受信されたキャンセル情報を用いて、出力するキャンセル情報を構成する。クルー出力部36は、当該キャンセル情報を出力する。ステップS1401に戻る。
【0281】
(ステップS1411)クルー処理部33は、クルー位置情報を取得する。クルー送信部34は、クルー識別子に対応付けて、当該クルー位置情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1401に戻る。
【0282】
なお、図14のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0283】
次に、店舗装置4の動作例について、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0284】
(ステップS1501)店舗受信部45は、情報処理装置1から店舗注文情報を受信したか否かを判断する。店舗注文情報を受信した場合はステップS1502に行き、受信しなかった場合はステップS1505に行く。なお、店舗注文情報は、例えば、注文識別子または店舗注文識別子を有する。
【0285】
(ステップS1502)店舗処理部43は、受信された店舗注文情報を用いて、出力する店舗注文情報を構成する。店舗出力部46は、当該店舗注文情報を出力する。
【0286】
(ステップS1503)店舗受付部42は、店舗の従業員から受付情報を受け付けたか否かを判断する。受付情報を受け付けた場合はステップS1504に行き、受け付けなかった場合はステップS1503に戻る。
【0287】
(ステップS1504)店舗処理部43は、受け付けられた受付情報に応じて、送信する受付情報を構成する。店舗送信部44は、当該受付情報を情報処理装置1に送信する。ステップS1501に戻る。
【0288】
なお、送信する受付情報は、例えば、店舗注文識別子と、「受任」または「否認」を示す情報を有する。
【0289】
(ステップS1505)店舗受信部45は、情報処理装置1から指示情報を受信したか否かを判断する。指示情報を受信した場合はステップS1506に行き、受信しなかった場合はステップS1507に行く。なお、指示情報は、店舗注文情報に含まれていても良い。
【0290】
(ステップS1506)店舗処理部43は、受信された指示情報を用いて、出力する指示情報を構成する。店舗出力部46は、当該指示情報を出力する。ステップS1501に戻る。
【0291】
(ステップS1507)店舗受信部45は、情報処理装置1から店舗キャンセル情報を受信したか否かを判断する。店舗キャンセル情報を受信した場合はステップS1508に行き、受信しなかった場合はステップS1501に戻る。
【0292】
(ステップS1508)店舗処理部43は、受信された店舗キャンセル情報を用いて、出力する店舗キャンセル情報を構成する。店舗出力部46は、当該店舗キャンセル情報を出力する。ステップS1501に戻る。
【0293】
なお、図15のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0294】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
【0295】
今、情報処理装置1の店舗情報格納部111には、図16に示す店舗管理表が格納されている。店舗管理表とは、1または2以上の店舗情報を管理する表である。店舗管理表は、「店舗識別子」「店舗名」「店舗位置情報」「店舗準備時間情報」「店舗種類」「第一フラグ」「第二フラグ」「店舗画像」「商品情報」を有する1または2以上のレコード(店舗情報)を管理する。「商品情報」は、「商品識別子」「商品名」「商品画像」「金額」「商品準備時間情報」を有する。なお、「店舗準備時間情報」は、店舗における準備時間の代表値(例えば、平均値、最大値)を特定する情報である。「商品準備時間情報」は、対応する商品の準備時間を特定する情報である。なお、店舗種類「コンビニ」に対応する準備時間情報はNULL(準備時間を考慮しないことを示す)である。
【0296】
また、ユーザ情報格納部112には、図17に示すユーザ管理表が格納されている。ユーザ管理表とは、1または2以上のユーザ情報を管理する表である。ユーザ管理表は、「ユーザ識別子」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」「ユーザ位置情報」を有する1または2以上のレコード(ユーサ情報)を管理する。「ユーザ位置情報」は、ここでは、配達先を示す住所である。
【0297】
また、クルー情報格納部113には、図18に示すクルー管理表が格納されている。クルー管理表とは、1または2以上のクルー情報を管理する表である。クルーザ管理表は、「クルー識別子」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」「クルー位置情報」「ポイント」を有する1または2以上のレコード(クルー情報)を管理する。なお、「ポイント」は、クルーが配達により取得した報酬である。ポイント「P1」「P2」は、具体的な数値である。とする。
【0298】
さらに、注文情報格納部114には、図19に示す構造を有する注文管理表が格納されている。注文管理表とは、1または2以上の注文情報を管理する表である。注文管理表は、「注文識別子」「ユーザ識別子」「注文日時」「注文商品情報」「クルー識別子」を有する1または2以上のレコード(注文情報)を管理する。「注文商品情報」とは、注文された商品に関する情報である。「注文商品情報」は、1以上の「店舗識別子」と1以上の「商品識別子」とを有する。
【0299】
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。具体例1は、レコメンド処理の例である。具体例2は、配達支援処理の例である。具体例3は、準備支援処理の例である。具体例4は、キャンセル処理の例である。
【0300】
(具体例1)
ユーザ端末2におけるユーザ(山田A子)の操作に基づき、ユーザ端末2に図20(a)の店舗詳細画面が出力された、とする。当該店舗詳細画面には、店舗Aの商品の情報が表示されている。また、店舗詳細画面は、注文画面の一例である、とする。
【0301】
次に、図20の2001を指示したことにより、2001に対応する商品(熟成ロースカツ)の詳細情報を含む商品詳細画面(図20(b)が、ユーザ端末2に表示された、とする。
【0302】
次に、当該ユーザは、ユーザ端末2に対して、図20の2002の「カートに入れる」ボタンを指示した、とする。すると、ユーザ受付部22は、2001の商品の選択を受け付ける。つまり、ユーザ受付部22は、当該商品の商品識別子「G101」と当該商品識別子と対になる店舗識別子「S001」とを有する選択情報を受け付ける。つまり、ユーザ受付部22は、第一店舗の選択情報を受け付ける。
【0303】
次に、ユーザ処理部23は、受け付けた選択情報「<ユーザ識別子>U001<商品識別子>G101 <店舗識別子>S001」を構成し、当該情報をユーザ格納部21に一時蓄積する。次に、ユーザ送信部24は、当該選択情報を情報処理装置1に送信する。
【0304】
次に、情報処理装置1の選択受信部121は、選択情報(ここでは、「<ユーザ識別子>U001<商品識別子>G101 <店舗識別子>S001」を山田A子のユーザ端末2から受信する。
【0305】
次に、当該ユーザは、店舗詳細画面に戻る指示をユーザ端末2に入力した、とする。次に、ユーザ受付部22は、店舗詳細画面の出力指示(特定の指示の一例)を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、当該出力指示に対応し、送信する出力指示を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該送信指示を情報処理装置1に送信する。
【0306】
次に、情報処理装置1の受信部12は、当該特定の指示(店舗詳細画面の出力指示)を受信する。
【0307】
次に、第二店舗決定手段1311は、以下のように第二店舗決定処理を行う。つまり、選択された第一店舗の第一店舗識別子「S001」を取得する。また、第二店舗決定手段1311は、当該第一店舗識別子と対になる第二フラグ「0」を含む1以上の第一店舗属性値を店舗情報格納部111から取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、第二フラグ「0」が除外条件(第二フラグ=「1」)に合致しない、と判断する。
【0308】
次に、第二店舗決定手段1311は、当該第一店舗識別子「S001」と対になる第一店舗位置情報「(xs1,ys1)」を店舗管理表(図16)から取得する。また、第二店舗決定手段1311は、ユーザ識別子「U001」と対になるユーザ位置情報「東京都中央区・・・」をユーザ管理表(図15)から取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、第一店舗位置情報が特定する位置とユーザ位置情報が特定する位置との間の経路情報を取得する。
【0309】
次に、第二店舗決定手段1311は、1以上の各第二店舗の候補(第一店舗以外の店舗)の第二店舗位置情報を取得する。そして、第二店舗決定手段1311は、1以上の各第二店舗について、第一店舗位置情報と第二店舗位置情報とを用いて、両店舗の距離を取得する。次に、第二店舗決定手段1311は、距離をキーとして第二店舗を昇順にソートする。
【0310】
次に、第二店舗決定手段1311は、取得した1以上の第二店舗属性値が推薦条件(ここでは、例えば、「第一店舗との距離が閾値(例えば、「100m」)以下 AND 第一店舗の準備時間情報と第二店舗の準備時間情報との差異が10分以内 AND 第一店舗の第二フラグ=「0」 AND 第二店舗の第二フラグ=「0」」である、とする)を満たす第二店舗の第二店舗識別子「S002」「S178」を取得した、とする。
【0311】
次に、属性値取得手段1312は、2つの第二店舗の1以上の第二店舗属性値を取得する。
【0312】
次に、レコメンド手段1313は、店舗詳細画面情報に、2つの第二店舗の1以上の第二店舗属性値を付加し、送信する画面情報を構成する。次に、レコメンド手段1313は、当該画面情報を当該ユーザ端末2に送信する。
【0313】
次に、ユーザ端末2は、当該画面情報を受信し、第二店舗の情報が付加された店舗詳細画面を出力する。かかる画面例は、図21(a)である。
【0314】
次に、当該ユーザが、図21(a)の2101を指示した、とする。すると、ユーザ端末2は、ボタン2101に対応する図21(b)の画面(2101に対応する商品情報の詳細画面)を出力する。
【0315】
次に、当該ユーザは、図21(b)の商品画像2102を指示した後、「カートに入れる」ボタン2103を指示した、とする。すると、第二店舗識別子「S002」の商品識別子「G201」の商品の情報(「<ユーザ識別子>U001<商品識別子>G201 <店舗識別子>S002」がユーザ格納部21に一時蓄積された。
【0316】
以上のように、ユーザは、コンボ注文のための第二店舗のレコメンドを見ながら、2以上の各店舗の1以上の商品をカートに入れた、とする。
【0317】
次に、当該ユーザは、図示しない「注文」ボタンを指示した、とする。すると、ユーザ端末2のユーザ受付部22は、注文指示を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、送信する注文情報「<ユーザ識別子>U001 <店舗識別子>S001 <商品識別子>G101 <商品識別子>G105 ・・・ </店舗識別子> <店舗識別子>S002 <商品識別子>G201 </店舗識別子>」を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該注文情報を情報処理装置1に送信する。
【0318】
次に、情報処理装置1の注文受信部123は、当該ユーザ端末2から注文情報を受信し、蓄積する。なお、かかる注文情報の例は、図19の注文識別子「0101」のレコードである。次に、情報処理装置1は、具体例2、具体例3で説明するような注文処理を行う。
【0319】
以上、本具体例によれば、ユーザに対して、コンボ注文に利用するべき第二店舗、または第二店舗の商品を推薦できる。
【0320】
(具体例2)
情報処理装置1の注文関連処理部131は、受信された注文情報(図19の注文識別子「0101」のレコード)に対応する2つの店舗(「店舗識別子=S001」および「店舗識別子=S002」で識別される2つの各店舗の店舗装置4に、各店舗注文情報を送信する。なお、店舗注文情報は、その店舗に対して注文された商品の情報を含む。「店舗識別子=S001」に対応する店舗注文情報は「<店舗識別子>S001 <商品識別子>G101 <商品識別子>G105 ・・・」であり、「店舗識別子=S002」に対応する店舗注文情報は「<店舗識別子>S002 <商品識別子>G201」である。
【0321】
次に、2つの各店舗の店舗装置4は、店舗注文情報を受信し、出力する。そして、店舗の各従業員は、注文を受け付ける受付情報「許可」を店舗装置4に入力した、とする。すると、店舗装置4は受付情報「許可」を受け付け、当該「許可」と店舗識別子とを有する受付情報を情報処理装置1に送信する。
【0322】
次に、情報処理装置1は、2つの各店舗の店舗装置4から「許可」と店舗識別子とを有する受付情報を受信する。
【0323】
次に、注文関連処理部131は、上述したクルー決定処理を行い、クルー識別子「C001」で識別されるクルーが配達者に決まった、とする。
【0324】
次に、注文関連処理部131は、注文情報に対応する2つの店舗の店舗属性値(特に、2つの各店舗の準備時間情報)を用いて、図10のフローチャートに従った処理により、立ち寄る店舗の順序(ここでは、「店舗識別子=S002」の店舗→「店舗識別子=S001」の店舗)を決定した、とする。つまり、注文関連処理部131は、2つの店舗が入替条件を満たす、と判断した、とする。
【0325】
次に、経路取得手段1315は、「クルー位置情報、「店舗識別子=S002」の店舗位置情報、「店舗識別子=S001」の店舗位置情報、ユーザ位置情報」の順で移動する経路情報を取得する。次に、経路送信手段1316は、当該経路情報を、クルー端末3に送信する。
【0326】
なお、注文関連処理部131は、「クルー位置情報、「店舗識別子=S002」の店舗位置情報、「店舗識別子=S001」の店舗位置情報、ユーザ位置情報」のの順で移動する経路情報を、一度にクルー端末3に送信する必要はない。クルーの現在位置から、次に行くべき地点までの経路情報を、順次、クルー端末3に送信しても良い。つまり、注文関連処理部131は、まず、現在の「クルー位置情報」が示す地点から「店舗識別子=S002」の店舗位置情報が示す地点までの経路情報を取得し、クルー端末3に送信する。次に、注文関連処理部131は、「店舗識別子=S002」の店舗で商品の受け取りを完了した旨の情報がクルー端末3から受信された場合に、「店舗識別子=S002」の店舗位置情報が示す地点から「店舗識別子=S001」の店舗位置情報が示す地点までの経路情報を取得し、クルー端末3に送信する。次に、注文関連処理部131は、「店舗識別子=S001」の店舗で、商品の受け取りを完了した旨の情報がクルー端末3から受信された場合に、「店舗識別子=S001」の店舗位置情報が示す地点からユーザ位置情報が示す配達先の地点までの経路情報を取得し、クルー端末3に送信するなどしても良い。つまり、注文関連処理部131が経路情報をクルー端末3に送信する送信方法、送信のタイミング等は問わない。
【0327】
以上、本具体例によれば、クルーに対して、コンボ注文に対する適切な経路を提示できる。
【0328】
(具体例3)
情報処理装置1は、店舗装置4に、以下のように店舗注文情報を送信し、調理のための準備支援処理を行う。
【0329】
つまり、注文関連処理部131は、受信された注文情報に対する注文が一店舗に対する注文であるか、2以上の店舗に対する注文(コンボ注文)であるかを判断する。ここで、受信された注文情報に対応する2以上の店舗識別子が存在するので、注文関連処理部131は、コンボ注文であると判断した、とする。なお、ここでのコンボ注文は、2店舗同時の注文である、とする。
【0330】
次に、注文関連処理部131は、受信された注文情報に対応する各店舗に対する店舗注文情報を構成する。なお、ここで、注文関連処理部131は、コンボ注文である場合と、コンボ注文でない場合とで、異なる店舗注文情報を構成する。店舗注文情報は、該当する店舗に対して注文された商品の1以上の商品属性値を有する。
【0331】
また、注文関連処理部131は、ここで、上述した準備支援処理を行い、開始時情報を取得し、当該開始時情報を含む店舗注文情報を構成した、とする。具体的には、元情報取得手段1314は、クルー位置情報と1番目の店舗の店舗位置情報とを用いて、クルーが1番目の店舗への到着時刻(例えば、「12月31日(月)10:55」)を取得する。また、元情報取得手段1314は、1番目の店舗(「S002」の店舗)の商品識別子「G201」と対になる準備時間情報「15分」を取得する。次に、時刻決定手段1317は、当該到着時間と準備時間情報とを用いて、開始時情報(例えば、12月31日(月)10:40)を取得する。次に、指示送信手段1318は、当該開始時情報を用いて、指示情報(例えば、「12月31日(月)10:40 あと7分」)を構成し、当該指示情報を店舗注文情報の予め決められた箇所に埋め込む。なお、指示送信手段1318は、開始時情報が示す時刻と、図示しない時計から取得した現在時刻「10:33」とを用いて、調理開始までの時間(例えば、「あと7分」)を取得する(図22(b)2203)。
【0332】
次に、注文関連処理部131は、当該店舗注文情報を各店舗の店舗装置4に送信する。なお、注文関連処理部131は、2番目の店舗(「S001」の店舗)に対しても、同様に、開始時情報を含む店舗注文情報を店舗装置4に送信する。
【0333】
次に、各店舗の店舗装置4は、当該店舗注文情報を受信し、出力する。ここで、店舗注文情報の例は、図22(a)(b)(c)である。つまり、店舗装置4は、まず、受信された店舗注文情報のうちの最初に出力すべき図22(a)の画面を出力する。図22(a)は、コンボ注文であることを示す画面である。
【0334】
次に、店舗の従業員は、注文の内容を確認するために、図22の2201を指示した、とする。すると、店舗装置4は、当該指示を受け付け、図22(b)の画面を出力する。
【0335】
次に、店舗の従業員は、図22(b)のボタン2202を指示し、「許可」を示す受付情報を店舗装置4に入力した、とする。次に、店舗装置4は、受付情報「許可」を受け付ける。次に、店舗装置4は、受信された当該注文情報に対応する注文識別子と店舗識別子と「許可」とを有する受付情報を構成し、当該受付情報を情報処理装置1に送信する。
【0336】
次に、店舗装置4は、画面を図22(b)から図22(c)に変更する。なお、図22(c)は、コンボ注文に対応する画面であり、すべての店舗の「許可」の受け付けが完了するまで、店舗装置4に出力される画面である。
【0337】
次に、受付受信部124は、2つの各店舗装置4から「許可」を含む受付情報を受信した、とする。
【0338】
次に、注文関連処理部131は、2つの各店舗装置4から「許可」を含む受付情報が受信されたので、コンボ注文が確定した、と判断し、2つの各店舗装置4に、コンボ注文が確定した旨の情報を送信する。
【0339】
次に、2つの各店舗装置4は、コンボ注文が確定した旨の情報を受信し、注文が成立した旨の画面を出力する。かかる画面は、図22(d)である。
【0340】
以上、本具体例において、コンボ注文において、店舗の従業員に、準備の開始のための適切な支援ができる。
【0341】
(具体例4)
具体例3において、2店舗共に、店舗装置4に受付情報「許可」が入力されたが、ここでは、仮に、一の店舗の従業員が、受信された店舗注文情報が特定する注文に対して対応できないために、受付情報「否認」を店舗装置4に入力した、とする。
【0342】
かかる場合、店舗装置4は、受付情報「否認」を受け付け、当該「否認」と注文識別子と店舗識別子とを含む受付情報を構成し、情報処理装置1に送信する。
【0343】
次に、情報処理装置1は、当該受付情報を受信し、以下のようにキャンセル処理を行う。つまり、キャンセル部132は、ユーザキャンセル情報を取得し、ユーザのユーザ端末2に当該ユーザキャンセル情報を送信する。そして、ユーザ端末2は、ユーザキャンセル情報を受信し、出力する。
【0344】
また、キャンセル部132は、クルーキャンセル情報を取得し、クルーのクルー端末3に当該クルーキャンセル情報を送信する。そして、クルー端末3は、クルーキャンセル情報を受信し、出力する。
【0345】
さらに、キャンセル部132は、「許可」を含む受付情報を送信してきた店舗装置4に送信するための店舗キャンセル情報を取得する。次に、キャンセル部132は、当該店舗キャンセル情報を当該店舗装置4に送信する。そして、当該店舗装置4は、店舗キャンセル情報を受信し、出力する。かかる画面は、図23である。
【0346】
以上、本具体例において、コンボ注文で発生し得る、特有のキャンセルに対する対応が可能となる。
【0347】
以上、本実施の形態によれば、店舗における商品の準備時間を考慮するために、コンボ注文に関する適切な処理ができる。
【0348】
また、本実施の形態によれば、店舗における商品の準備時間を考慮した第二店舗のレコメンドができる。
【0349】
また、本実施の形態によれば、店舗における商品の準備時間を考慮した適切な経路をクルーに伝えることができる。
【0350】
また、本実施の形態によれば、店舗における商品の準備時間を考慮した準備開始の指示が、店舗に対して行える。
【0351】
さらに、本実施の形態によれば、コンボ注文における適切なキャンセル処理ができる。
【0352】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、商品の準備時間を特定する準備時間情報と店舗位置情報とを含む2以上の店舗属性値を含む2以上の店舗情報が格納される店舗情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、
ユーザ端末における第一店舗の選択を受信する選択受信部と、前記選択受信部が前記選択情報を受信したことに対応し、前記店舗情報格納部に格納されている第二店舗の第二準備時間情報を用いて、前記第二店舗の商品の注文処理に関係する注文関連処理を行う注文関連処理部として機能させるためのプログラムである。
【0353】
また、図24は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図24は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図25は、システム300のブロック図である。
【0354】
図24において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0355】
図25において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0356】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0357】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0358】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0359】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0360】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0361】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0362】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0363】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、コンボ注文に関する適切な処理ができるという効果を有し、商品配達を受け付けるサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0364】
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 クルー端末
4 店舗装置
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 ユーザ格納部
22 ユーザ受付部
23 ユーザ処理部
24 ユーザ送信部
25 ユーザ受信部
26 ユーザ出力部
31 クルー格納部
32 クルー受付部
33 クルー処理部
34 クルー送信部
35 クルー受信部
36 クルー出力部
41 店舗格納部
42 店舗受付部
43 店舗処理部
44 店舗送信部
45 店舗受信部
46 店舗出力部
111 店舗情報格納部
112 ユーザ情報格納部
113 クルー情報格納部
114 注文情報格納部
121 選択受信部
122 クルー位置受信部
123 注文受信部
124 受付受信部
131 注文関連処理部
132 キャンセル部
141 注文送信部
1311 第二店舗決定手段
1312 属性値取得手段
1313 レコメンド手段
1314 元情報取得手段
1315 経路取得手段
1316 経路送信手段
1317 時刻決定手段
1318 指示送信手段
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