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特開2023-128081プリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023128081
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】プリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/40 20060101AFI20230907BHJP
   B41J 3/01 20060101ALI20230907BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20230907BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20230907BHJP
【FI】
B41J29/40 Z
B41J3/01
G06F3/12 343
G06F3/12 357
G06F3/12 304
B41J29/42 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022032156
(22)【出願日】2022-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】000116057
【氏名又は名称】ローランドディー.ジー.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087000
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 淳一
(72)【発明者】
【氏名】数馬 杏子
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 拓
【テーマコード(参考)】
2C055
2C061
【Fターム(参考)】
2C055GG11
2C055JJ04
2C055JJ07
2C061AP10
2C061AQ05
(57)【要約】
【課題】簡潔な構成により煩雑な作業を必要とすることなく、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようにする。また、所望の印刷条件などの画像形成の設定に関する情報に基づいて印刷されたメディア自体から、どのような画像形成の設定により当該メディアへの印刷が行われたかを把握することができるようにする。
【解決手段】画像データに基づいてメディアに画像を形成するプリンタであって、画像形成の設定に関する情報をファイルに書き出すファイル生成部と、ファイル生成部により書き出されたファイルを記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたファイルへのリンクを記録した2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷する印刷部とを有する。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データに基づいてメディアに画像を形成するプリンタであって、
画像形成の設定に関する情報をファイルに書き出すファイル生成部と、
前記ファイル生成部により書き出された前記ファイルを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ファイルへのリンクを記録した2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷する印刷部と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
請求項1に記載されたプリンタにおいて、
前記ファイルは、ウェブページを構成するマークアップ言語で記述されている
ことを特徴とするプリンタ。
【請求項3】
請求項2に記載されたプリンタにおいて、
前記ウェブページは、前記画像形成の設定に関する情報を表形式で表示する
ことを特徴とするプリンタ。
【請求項4】
プリンタとサーバーからなるシステムであって、
請求項1、2または3のいずれか1項に記載のプリンタと、
前記プリンタと接続されるサーバーと
を有し、
前記プリンタは、前記記憶部に記憶された前記ファイルを前記サーバーへ送信する送信部を有する
ことを特徴とするプリンタとサーバーからなるシステム。
【請求項5】
画像データに基づいてメディアに画像を形成するプリンタであって、
画像形成の設定に関する情報を記憶した2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷する印刷部と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項6】
請求項1または請求項5のいずれか1項に記載のプリンタにおいて、
前記2次元コードは、読み取り装置で読み取り可能であり、かつ、前記プリンタで印刷可能なサイズのうち、最小のサイズで印刷される
ことを特徴とするプリンタ。
【請求項7】
請求項1または請求項5のいずれか1項に記載のプリンタにおいて、
前記印刷部は、前記メディアを搬送して印刷する際において、前記メディアの搬送方向における前記画像データの範囲内であり、かつ、前記メディアの前記搬送方向と直交する方向における印刷可能範囲内である位置に、前記2次元コードを印刷する
ことを特徴とするプリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムに関する。さらに詳細には、本発明は、所望の画像データに基づいてメディアに画像を印刷して形成するプリンタおよび当該プリンタとサーバーからなるシステムに関する。
【0002】
なお、本明細書ならびに特許請求の範囲において、「プリンタ」とは、画像データに基づいて各種の印刷技術によりメディアに画像を印刷して形成する、例えば、インクジェットプリンタ、レーザープリンタあるいは熱転写プリンタなどのような各種の印刷装置を包括的に意味するものとする。
【0003】
また、本明細書ならびに特許請求の範囲において、「メディア」には、普通紙などの紙類よりなる各種の記録紙などの記録媒体は勿論のこと、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシート、アルミや鉄などから形成された金属板、ガラス板、木材板などの比較的厚みを有する板材などのように、各種材料により形成された種々のものが含まれるものとする。
【背景技術】
【0004】
従来より、インクジェットプリンタ、レーザープリンタあるいは熱転写プリンタなどのような各種のプリンタが知られている。
【0005】
こうしたプリンタとして、例えば、コンピューターシステムによって全体の動作を制御され、記録紙などのメディアを載置するテーブル(載置台)を備え、当該テーブル上に載置された当該メディアの上方において当該テーブルに対して所定の方向に相対的に移動可能なキャリッジを配設するとともに、インクノズルからインクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドをこのキャリッジに搭載し、このインクヘッドのインクノズルからインクジェット方式によりメディアに対してインクを吐出して所望の印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
【0006】
なお、こうしたインクジェットプリンタにおけるキャリッジの移動方向を、本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「主走査方向」と適宜に称することとする。
【0007】
そして、上記したようなインクジェットプリンタにおいては、メディアを載置するテーブルが、キャリッジに対して主走査方向と直交する方向に相対的に移動可能に構成されており、これによりテーブルに載置されたメディアの所望の箇所へ印刷することが可能とされている。
【0008】
なお、本明細書ならびに特許請求の範囲においては、「主走査方向」と直交する方向を「副走査方向」と適宜に称することとする。
【0009】
ところで、上記したようなプリンタにおいて、印刷条件などのメディアに対する画像形成の設定に関する情報を確認する手法としては、例えば、特開2009-27381号公報に開示された手法が知られている。
【0010】
この特開2009-27381号公報に開示された手法とは、メディアに対して所望の印刷を行うにあたり指定する印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を格納したUIシートを作成し、このUIシートにより印刷条件などのメディアに対する画像形成の設定に関する情報を確認することができるようにしたものである。
【0011】
しかしながら、上記した特開2009-27381号公報に開示された手法によれば、印刷対象のメディアとは別に、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を格納したUIシートを作成する必要があり、そのための手間がかかって作業が煩雑になるという問題点があった。
【0012】
さらに、上記した特開2009-27381号公報に開示された手法によれば、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報が格納されたUIシートに基づいて印刷されたメディア自体からは、どのような画像形成の設定によりメディアへの印刷が行われたかを把握することができないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2009-27381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされたものである。
【0015】
こうした本発明の目的とするところは、簡潔な構成により煩雑な作業を必要とすることなく、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようにしたプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムを提供しようとするものである。
【0016】
また、本発明の目的とするところは、所望の印刷条件などの画像形成の設定に関する情報に基づいて印刷されたメディア自体から、どのような画像形成の設定により当該メディアへの印刷が行われたかを把握することができるようにしたプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記した目的を達成するために、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムは、画像形成の設定に関する情報を特定することができる2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷するようにしたものである。
【0018】
従って、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムによれば、メディアに印刷された2次元コードから画像形成の設定に関する情報を特定することができるようになるので、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0019】
また、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムによれば、メディアに印刷された2次元コードから画像形成の設定に関する情報を特定することができるので、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報に基づいて印刷されたメディア自体から、どのような画像形成の設定により当該メディアへの印刷が行われたかを把握することができるようになる。
【0020】
即ち、本発明によるプリンタは、画像データに基づいてメディアに画像を形成するプリンタであって、画像形成の設定に関する情報をファイルに書き出すファイル生成部と、上記ファイル生成部により書き出された上記ファイルを記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶された上記ファイルへのリンクを記録した2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷する印刷部とを有するようにしたものである。
【0021】
従って、本発明によるプリンタによれば、作業者は、メディアに印刷された2次元コードから、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報が記憶されたファイルに接続することができるようになり、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0022】
また、本発明によるプリンタは、上記したプリンタにおいて、上記ファイルは、ウェブページを構成するマークアップ言語で記述されているようにしたものである。
【0023】
従って、本発明によるプリンタによれば、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を確認する際に、作業者の視認性を向上させることができるようになる。
【0024】
また、本発明によるプリンタは、上記したプリンタにおいて、上記ウェブページは、上記画像形成の設定に関する情報を表形式で表示するようにしたものである。
【0025】
従って、本発明によるプリンタによれば、作業者は印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を表形式で一覧できるので、作業者は当該情報を容易に把握することができるようになる。
【0026】
また、本発明によるプリンタとサーバーからなるシステムは、上記した本発明によるプリンタと、上記プリンタと接続されるサーバーとを有し、上記プリンタは、上記記憶部に記憶された上記ファイルを上記サーバーへ送信する送信部を有するようにしたものである。
【0027】
従って、本発明によるプリンタとサーバーからなるシステムによれば、プリンタに記憶するデータ容量を削減することができるようになる。
【0028】
また、本発明によるプリンタは、画像データに基づいてメディアに画像を形成するプリンタであって、画像形成の設定に関する情報を記憶した2次元コードを、メディアに形成される画像と重複しない位置に印刷する印刷部を有するようにしたものである。
【0029】
従って、本発明によるプリンタによれば、作業者は、メディアに印刷された2次元コードから、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0030】
また、本発明によるプリンタは、上記したプリンタにおいて、上記2次元コードは、読み取り装置で読み取り可能であり、かつ、上記プリンタで印刷可能なサイズのうち、最小のサイズで印刷されるようにしたものである。
【0031】
従って、本発明によるプリンタによれば、2次元コードを印刷する際に、メディアを無駄に消費しなくて済むようになる。
【0032】
また、本発明によるプリンタは、上記したプリンタにおいて、上記印刷部は、上記メディアを搬送して印刷する際において、上記メディアの搬送方向における上記画像データの範囲内であり、かつ、上記メディアの上記搬送方向と直交する方向における印刷可能範囲内である位置に、上記2次元コードを印刷するようにしたものである。
【0033】
従って、本発明によるプリンタによれば、2次元コードを印刷する際に、メディアを無駄に消費しなくて済むようになる。
【発明の効果】
【0034】
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡潔な構成により煩雑な作業を必要とすることなく、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになるという優れた効果を奏するものである。
【0035】
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、所望の印刷条件などの画像形成の設定に関する情報に基づいて印刷されたメディア自体から、どのような画像形成の設定により当該メディアへの印刷が行われたかを把握することができるようになるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1図1は、本発明の第1の実施の形態によるプリンタとしてのインクジェットプリンタを模式的に示す斜視構成説明図である。
図2図2は、図1に示すインクジェットプリンタにおいて外装部材を取り外した状態を模式的に示す斜視構成説明図である。
図3図3は、図1に示すインクジェットプリンタの縦断面を模式的に示す断面構成説明図である。
図4図4は、図1に示すインクジェットプリンタにおける制御装置を主体として本発明の実施に関連する機能的構成を示すブロック構成説明図である。
図5図5は、画像形成の設定に関する情報を一覧表の表形式で表示する際の表示例である。
図6図6は、メディアに形成される画像と重複しない位置に2次元コードを印刷する際の一例である。
図7図7は、メディアに形成される画像と重複しない位置に2次元コードを印刷する際の他の例である。
図8図8は、本発明の第1の実施の形態による2次元コードの読み取りに伴う動作を説明するための概念図である。
図9図9は、本発明の第2の実施の形態について、制御装置を主体として本発明の実施に関連する機能的構成を示すブロック構成説明図である。
図10図10は、本発明の第2の実施の形態による2次元コードの読み取りに伴う動作を説明するための概念図である。
図11図11は、本発明の第3の実施の形態について、印刷部による2次元コードの印刷を概念的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムの実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
【0038】
なお、以下の説明においては、本発明によるプリンタの実施の形態の一例として、インクジェットプリンタを例にして説明するが、本明細書ならびに特許請求の範囲における「プリンタ」には、画像データに基づいて各種の印刷技術によりメディアに画像を印刷して形成する、例えば、インクジェットプリンタ、レーザープリンタあるいは熱転写プリンタなどのような各種の印刷装置が含まれる。
【0039】
(I) 本発明による第1の実施の形態
【0040】
(I-1) 本発明によるプリンタの全体の構成の説明
【0041】
図1には、本発明の第1の実施の形態によるプリンタとしてのインクジェットプリンタを模式的に示す斜視構成説明図があらわされている。
【0042】
また、図2には、図1に示すインクジェットプリンタにおいて外装部材を取り外した状態を模式的に示す斜視構成説明図があらわされている。
【0043】
さらに、図3には、図1に示すインクジェットプリンタの縦断面を模式的に示す断面構成説明図があらわされている。
【0044】
なお、以下の説明において、XYZ直交座標系におけるY方向はキャリッジ20(後述する。)を移動して搬送する搬送方向である主走査方向を示し、また、XYZ直交座標系におけるX方向はXY平面においてY方向(主走査方向)と直交する方向であってテーブル18を移動して搬送する搬送方向である副走査方向を示し、また、XYZ直交座標系におけるZ方向はXY平面と直交する高さ方向を示す。
【0045】
さらに、以下の説明においては、説明の便宜上、Y方向(主走査方向)については図1を記載した紙面における左方側を左方向とするとともに右方側を右方向とし、X方向(副走査方向)については図1を記載した紙面の下方側を前方向とするとともに上方側を後方向とし、Z方向(高さ方向)については図1を記載した紙面の下方側を下方向とするとともに上方側を上方向として説明する。
【0046】
なお、上記した方向については、説明の便宜上定めた方向に過ぎないものであって、インクジェットプリンタの設置態様を何ら限定するものではないことは勿論であって、また、本発明を何ら限定するものでもないことも勿論である。
【0047】
符号10は、所謂、フラットベッドタイプのインクジェットプリンタを示し、このインクジェットプリンタ10は、インクヘッド22からインクジェット方式によりメディア12上にインクを吐出して画像などを印刷する。
【0048】
こうしたインクジェットプリンタ10は、その全体の動作を、例えば、マイクロコンピューターなどにより構築されるコンピューターシステムにより構成された制御装置100により制御されるものであり、制御装置100は画像データに基づいてメディア12に向けて画像を印刷して当該メディア12上に当該画像を形成する。
【0049】
こうした印刷データは、外部から供給されてインクジェットプリンタ10の制御装置100に取り込まれたものでもよいし、インクジェットプリンタ10の制御装置100により生成したものでもよい。
【0050】
なお、本実施の形態においては、制御装置100は外装部材16内に配置されるものとして図示したが(図1を参照する。)、制御装置100は外装部材16の外部に配置されていてもよいことは勿論である。
【0051】
より詳細には、インクジェットプリンタ10は、XY平面が矩形状の基台部14と、予め設定された領域の空間Aを空けて基台部14を上方から被覆するようにして基台部14に配設された外装部材16と、空間A内にX方向(副走査方向)ならびにZ方向(高さ方向)に移動自在に配置されてメディア12を載置して搬送するテーブル18と、空間A内のテーブル18の上方においてY方向(主走査方向)に移動自在に配設されたキャリッジ20と、キャリッジ20に搭載されたインクヘッド22とを有している。
【0052】
なお、符号20aはキャリッジ20を被覆するキャリッジカバーであり、インクヘッド22はキャリッジカバー20aにより覆われてキャリッジ20に搭載されている。
【0053】
本実施の形態においては、インクヘッド22は、メディア12へ向けてインクジェット方式によりインクを吐出するノズルを下方に位置するようにして、キャリッジ20内に配設されている。
【0054】
なお、キャリッジ20の下方部位は開口しており、インクヘッド22のノズルからメディア12へ向けてのインクの吐出の障碍とならないように形成されている。
【0055】
また、キャリッジ20は、後述するように、テーブル18に対してY方向(主走査方向)、X方向(副走査方向)ならびにZ方向(高さ方向)において相対的に移動自在に構成されている。
【0056】
上記したように、インクジェットプリンタ10には制御装置100が搭載されており、作業者は外装部材16の上面右端部に配設された操作パネル24に設けられた各種の操作子群24aを操作することによって、制御装置100によりインクジェットプリンタ10全体の動作を制御することができる。
【0057】
即ち、操作パネル24には、詳細な図示は省略するが、作業者が画像の印刷に関する設定操作や入力操作などの各種の操作を行うための操作子よりなる操作子群24aや当該操作子群24aの操作状況や各種の情報を表示する表示部24bなどが設けられている。
【0058】
操作子群24aを構成する操作子としては、本発明の実施に関連する操作子として、2次元コード(後述する。)の印刷を指示する2次元コード印刷操作子24a-1が配設されている。
【0059】
また、表示部24bには、本発明の実施に関連する表示として、記憶部104(後述する。)に記憶されたファイル(後述する。)が表形式で表示される。
【0060】
ここで、外装部材16は、下面が開口した箱型形状を備えるとともに、前方部位には開閉可能なカバー部材26が設けられている。
【0061】
また、外装部材16は、その下方部位において基台部14に着脱自在に取り付けられている。
【0062】
さらに詳細に説明すると、インクジェットプリンタ10は、テーブル18の上方においてY方向(主走査方向)に沿って延長するようにして、基台部14上に配設されたフレーム28を有している。
【0063】
このフレーム28の前面にはY方向(主走査方向)に沿って延長するガイドレール30が設けられており、このガイドレール30にキャリッジ20がY方向(主走査方向)に摺動自在に係合されている。
【0064】
ここで、インクジェットプリンタ10においては、ガイドレール30上においてキャリッジ20をY方向(主走査方向)に沿って往復移動自在に搬送するための構成として、ガイドレール30の左側端部よりも左方に設けられた左側プーリー32と、ガイドレール30の右側端部よりも右方に設けられた右側プーリー34と、左側プーリー32と右側プーリー34とに巻回された無端状のベルト36と、右側プーリー34に接続され当該右側プーリー34を回転するモーター38と有している。
【0065】
そして、ベルト36の予め設定された箇所にキャリッジ20が固定されており、モーター38が駆動して右側プーリー34を回転することにより、左側プーリー32と右側プーリー34との間でベルト36が走行し、これによりベルト36に固定されたキャリッジ20がY方向(主走査方向)に移動して搬送する。
【0066】
次に、インクジェットプリンタ10は、上記したようにメディア12を載置するテーブル18を備えているが、このテーブル18はXY平面に沿って延長する板状体により形成されている。
【0067】
なお、テーブル18とインクヘッド22とのZ方向(高さ方向)における位置関係について説明すると、テーブル18は、インクヘッド22のノズルの下方位置に配置されている。
【0068】
ここで、インクジェットプリンタ10においては、テーブル18をX方向(副走査方向)へ移動して搬送する副走査方向移動機構40と、テーブル18をZ方向(高さ方向)へ移動する高さ方向移動機構42とを備えている。
【0069】
こうした副走査方向移動機構40は、基台部14内に収容されており、X方向(副走査方向)に延長するとともに基台部14に設けられた右側スライドレール44Rと、右側スライドレール44Rと平行となるようにX方向(副走査方向)に延長するとともに基台部14に設けられた左側スライドレール(図示せず。)と、右側スライドレール44Rと左側スライドレールとに摺動自在に係合してガイドされてX方向(副走査方向)に往復移動自在な支持部材46と、支持部材46に接続された支持部材移動用モーター(図示せず。)とを有して構成されている。
【0070】
なお、支持部材46は箱型状に形成されており、上方に向けて開口する開口部46aが形成されている。
【0071】
従って、副走査方向移動機構40によれば、支持部材移動用モーターが駆動されて回転することによって、支持部材46は右側スライドレール44Rおよび左側スライドレールに沿ってX方向(副走査方向)に移動され、これによりテーブル18はキャリッジ20に対してX方向(副走査方向)において相対的に移動自在に構成されて搬送されることになる。
【0072】
また、上記した高さ方向移動機構42は、支持部材46内に収容されており、Z方向(高さ方向)へ延長する複数のガイド支柱48と、ガイド支柱48に摺動自在に係合してガイドされてZ方向(高さ方向)に往復移動自在な箱型形状のテーブル支持ケース50と、テーブル支持ケース50に接続されたテーブル支持ケース移動用モーター(図示せず。)と有して構成されている。
【0073】
なお、テーブル支持ケース50上面にテーブル18が固定され、テーブル18はテーブル支持ケース50により支持される。
【0074】
従って、高さ方向移動機構42によれば、テーブル支持ケース移動用モーターが駆動されて回転することによって、テーブル支持ケース50はガイド支柱48に沿ってZ方向(高さ方向)に移動される。
【0075】
なお、符号23は、インクヘッド22のノズルからメディア12上に吐出されたインクへ紫外線を照射するUVランプ(紫外線照射ランプ)である。このUVランプ23によりメディア12上のインクへ向けて紫外線を照射することにより、当該インクの硬化を促進することができる。
【0076】
(I-2) 本発明によるプリンタにおける制御装置の機能的構成の説明
【0077】
図4には、図1に示すインクジェットプリンタにおける制御装置を主体として本発明の実施に関連する機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
【0078】
また、図5には、画像形成の設定に関する情報を一覧表の表形式で表示する際の表示例があらわされている。
【0079】
さらに、図6には、メディアに形成される画像と重複しない位置に2次元コードを印刷する際の一例があらわされている。
【0080】
さらにまた、図7には、メディアに形成される画像と重複しない位置に2次元コードを印刷する際の他の例があらわされている。
【0081】
制御装置100は、本発明の実施に関連する機能的構成として、ファイル生成部102と、記憶部104と、印刷部106と、表示制御部108とを有して構成されている。
【0082】
ここで、ファイル生成部102は、画像データに基づいてメディア12へ画像を印刷して形成する際における印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を、ファイルに書き出して当該ファイルを生成するものである。
【0083】
ここで、画像形成の設定に関する情報としては、例えば、レイアウト、品質設定、カラー設定、プリンターの色合わせ設定、画像データのファイル形式、ジョブタイプ、ジョブ管理、クリップと分割設定、特色設定、処理日時、機体名、ジョブ名、画像データのサイズ、プリント領域、消費インク量、開始日時、終了日時、機体の設定情報、ファームバージョン、メディア種類、印刷日、画像データのプレビュー画像、UVランプ(紫外線照射ランプ)の設定値、ヘッドの調整値などがある。
【0084】
ファイル生成部102が生成するファイルの形式は限定されるものではないが、本実施の形態においては、ファイルはウェブページ(web page)を構成するマークアップ言語で記述されている場合について説明する。
【0085】
また、表示部24bにおけるウェブページの表示形式についても限定されるものではないが、本実施の形態においては、表示部24bに表形式でウェブページを表示する場合について説明する。
【0086】
ウェブページを表示部24bに表示する場合には、例えば、図5に示すように一覧表として表示する。なお、図5において、「○○」は、画像形成の設定に関する情報を示すための任意の数値や文字を意味する。
【0087】
この図5に示す一覧表において、レイアウトについてはメディアサイズ、画像の拡大・縮小、印刷位置および画像データの回転方向を表示し、品質設定については用紙の種類、印刷品質、解像度、モード、印刷方向、ハーフトーン処理方法、スキャン速度および搬送速度を表示し、ヘッドの調整値については双方向調整値およびヘッドの高さを表示する。
【0088】
次に、記憶部104は、ファイル生成部102により生成されたファイルを記憶している。
【0089】
また、印刷部106は、インクジェットプリンタ10が画像データに基づいてメディア12へ画像を印刷する際に、作業者が2次元コード印刷操作子24a-1を操作して2次元コードの印刷を指示したときには、記憶部104に記憶されたファイル(インクジェットプリンタ10が画像データに基づいてメディア12へ画像を印刷する際における印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を記憶したファイルである。)にアクセスするためのリンクを記録した2次元コードを、メディア12に形成される画像と重複しない位置に印刷する。
【0090】
なお、2次元コードには、例えば、QRコード(登録商標)やデータマトリックスなどの種々の種類があり、いずれの2次元コードを用いるかは適宜に決定すればよい。
【0091】
また、記憶部104に記憶されたファイルにアクセスするためのリンクを記録した2次元コードについては、予め制御装置100内に記憶しておいて印刷部106がそれを読み出して印刷するようにしてもよいし、あるいは、印刷部106において生成して印刷するようにしてもよい。
【0092】
ここで、印刷部106が2次元コードをメディア12へ印刷する際のサイズは、情報端末400(読み取り装置)によって読み取り可能であり、かつ、インクジェットプリンタ10の印刷機能によって印刷可能なサイズのうち最小のサイズとすることが、メディア12を無駄に消費する必要がないため好ましい。
【0093】
また、印刷部106は、メディア12に形成される画像と重複しない適宜の位置に2次元コードを印刷すればよいものであるが、例えば、図6に示すように、メディア12において画像200が形成された領域の上部に、リンクを記録した2次元コード202を印刷すればよい。
【0094】
あるいは、図示は省略するが、メディア12において画像200が形成された領域の下部に、リンクを記録した2次元コードを印刷するようにしてもよい。
【0095】
さらには、インクジェットプリンタ10は、相対的にキャリッジ20を主走査方向に搬送するとともにメディア12を副走査方向に搬送しながら印刷を行うものであるが、印刷部106は、例えば、図7に示すように、メディア12の搬送方向(副走査方向)における画像300の範囲内であり、かつ、メディア12の搬送方向と直交する主走査方向における印刷可能範囲内である領域B内に、リンクを記録した2次元コード302を印刷するようにしてもよい。また、図7に示すように、領域B内のうち、画像300に近い位置にリンクを記録した2次元コード302を印刷するとなおよい。
【0096】
メディア12上におけるこのような位置にリンクを記録した2次元コード302を印刷することにより、当該2次元コードを印刷する際にメディア12を無駄に消費しなくて済むようになる。
【0097】
次に、表示制御部108は、情報端末400が印刷部106により印刷された2次元コードを読み取って、当該情報端末400が当該2次元コードをリンクとして記憶部104に記憶されたファイルにアクセスしたときに、当該アクセスされたファイルを表示部24bに表示させるように制御する。
【0098】
(I-3) 本発明によるプリンタの動作の説明およびその制御方法の説明
【0099】
以上の構成において、インクジェットプリンタ10は、その全体的な動作を制御装置100により制御されるものであるが、インクジェットプリンタ10がメディア12に印刷する際の一般的な動作については上記において引用した特許文献などに開示された従来の技術を用いればよいので、その詳細な説明は省略するものとして、以下においては、上記において参照した図1乃至図7とともに図8を参照しながら、本発明の実施に関連する事項についてのみ説明する。
【0100】
ここで、図8には、本発明の第1の実施の形態による2次元コードの読み取りに伴う動作を説明するための概念図があらわされている。
【0101】
図8に示すように、インクジェットプリンタ10における印刷部106により、メディア12に印刷された画像500と重複しない位置に印刷されたリンクを記録した2次元コード502を、情報端末400で読み取ると、情報端末400は読み取った当該2次元コードとリンクされた記憶部104のファイルにアクセスし、表示制御部108はアクセスされたファイルを表示部24bに表示するように制御する。
【0102】
このアクセスされたファイルを表示部24bに表示する際には、例えば、図5に示すように表形式で表示する。
【0103】
従って、インクジェットプリンタ10によれば、作業者は、メディア12に印刷されたリンクを記録した2次元コード502から、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報が記憶されたファイルに接続することができるようになり、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0104】
(II) 本発明による第2の実施の形態
【0105】
次に、本発明による第2の実施の形態として、図9ならびに図10を参照しながら本発明によるプリンタとサーバーからなるシステムの一例を説明する。
【0106】
なお、図9には、本発明の第2の実施の形態について、制御装置を主体として本発明の実施に関連する機能的構成を示すブロック構成説明図があらわされている。
【0107】
また、図10には、本発明の第2の実施の形態による2次元コードの読み取りに伴う動作を説明するための概念図があらわされている。
【0108】
この本発明による第2の実施の形態によるプリンタとサーバーからなるシステム600は、上記において説明したインクジェットプリンタ10と、このインクジェットプリンタ10と接続されるサーバー602とを有して構成されている。
【0109】
なお、インクジェットプリンタ10は、制御装置100’の機能的構成として、第1の実施の形態における制御装置100の構成に加えて、記憶部104に記憶されたファイルをサーバー602へ送信する送信部110を備えている点で、第1の実施の形態における制御装置100とは異なる。
【0110】
このプリンタとサーバーからなるシステム600においては、記憶部104に記憶されたファイルが送信部110によりサーバー602へ送信され、サーバー602においてファイルを管理することができる。
【0111】
このため、第1の実施の形態と比較すると、インクジェットプリンタ10の記憶部104に記憶するデータ容量を削減することができる。
【0112】
図10に示すように、インクジェットプリンタ10における印刷部106により、メディア12に印刷された画像700と重複しない位置に印刷されたリンクを記録した2次元コード702を、情報端末400で読み取ると、情報端末400は読み取った2次元コードとリンクされたサーバー602のファイルにアクセスし、サーバー602は表示制御部108を制御して、アクセスされたファイルを表示部24bに表示するように制御する。
【0113】
このアクセスされたファイルを表示部24bに表示する際には、例えば、図5に示すように表形式で表示する。
【0114】
従って、プリンタとサーバーからなるシステム600によれば、作業者は、メディア12に印刷されたリンクを記録した2次元コード702から、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報が記憶されたファイルに接続することができるようになり、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0115】
(III) 本発明による第3の実施の形態
【0116】
次に、本発明による第3の実施の形態として、図11を参照しながら本発明によるプリンタの一例を説明する。
【0117】
なお、図11には、本発明の第3の実施の形態について、印刷部による2次元コードの印刷を概念的に示す説明図である。
【0118】
この本発明の第3の実施の形態によるインクジェットプリンタ10は、上記した第1の実施の形態ならびに第2の実施の形態とは異なり、図11に示すように、メディア12に印刷された画像800と重複しない位置に2次元コード802を印刷する際に、2次元コード802自体が画像形成の設定に関する情報を記録するようにして印刷している。
【0119】
従って、この第3の実施の形態によるインクジェットプリンタ10によれば、情報端末400で2次元コードを読み取ることにより、直接的に印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0120】
(IV)本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムの作用効果の説明
【0121】
以上において説明したように、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムによれば、簡潔な構成により煩雑な作業を必要とすることなく、作業者が印刷条件などの画像形成の設定に関する情報を容易に確認することができるようになる。
【0122】
また、本発明によるプリンタおよびプリンタとサーバーからなるシステムによれば、印刷条件などの画像形成の設定に関する情報に基づいて印刷されたメディア自体から、どのような画像形成の設定により当該メディアへの印刷が行われたかを把握することができるようになる。
(V) その他の実施の形態および変形例の説明
【0123】
上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。
【0124】
例えば、上記した実施の形態は、以下の(V-1)乃至(V-5)に示すように変形するようにしてもよい。
【0125】
(V-1) 上記した実施の形態においては、情報端末400によりアクセスしたファイルをインクジェットプリンタ10の表示部24bに表示するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、情報端末400の表示部に表示するようにしてもよいし、表示部を備えた各種装置の当該表示部に表示するようにしてもよい。
【0126】
(V-2) 上記した実施の形態においては、ファイルを表示する表示態様の一例として表形式を示したが、ファイルを表示する表示態様はこれに限られるものではないことは勿論であり、例えば、ファイルを表示する表示部の表示領域のサイズなどに応じて適宜の表示態様を採用すればよい。
【0127】
(V-3) 上記した実施の形態においては、サーバー602の詳細な構成についての説明は省略したが、サーバー602は、インクジェットプリンタ10と接続して記憶部104から送信されたファイルを格納可能であるとともに、情報端末400からのアクセス可能であれば、どのような構成であってもよい。
【0128】
(V-4) 上記した実施の形態においては、情報端末400(読み取り装置)はインクジェットプリンタ10とは別体であったが、読み取り装置がインクジェットプリンタ10に備えられていてもよい。
【0129】
(V-5) 上記した実施の形態ならびに上記した(VI-1)乃至(VI-4)に示す各種の他の実施の形態や変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0130】
本発明は、所望の画像データに基づいてメディアに画像を印刷して形成するプリンタに用いて好適である。
【符号の説明】
【0131】
10 インクジェットプリンタ
12 メディア
14 基台部
16 外装部材
18 テーブル
20 キャリッジ
20a キャリッジカバー
22 インクヘッド
23 UVランプ(紫外線照射ランプ)
24 操作パネル
24a 操作子群
24a-1 2次元コード印刷操作子
24b 表示部
26 カバー部材
28 フレーム
30 ガイドレール
32 左側プーリー
34 右側プーリー
36 ベルト
38 モーター
40 副走査方向移動機構
42 高さ方向移動機構
44R 右側スライドレール
46 支持部材
46a 開口部
48 ガイド支柱
50 テーブル支持ケース
100、100’ 制御装置
102 ファイル生成部
104 記憶部
106 印刷部
108 表示制御部
110 送信部
200、300、500、700、800 画像
202、302、502、702 リンクを記録した2次元コード
802 画像形成の設定に関する情報を記録した2次元コード
400 情報端末(読み取り装置)
600 プリンタとサーバーからなるシステム
602 サーバー
A 空間
B 領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11