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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023128445
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】洗濯機
(51)【国際特許分類】
   D06F 33/43 20200101AFI20230907BHJP
   D06F 103/04 20200101ALN20230907BHJP
   D06F 103/40 20200101ALN20230907BHJP
【FI】
D06F33/43
D06F103:04
D06F103:40
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022032790
(22)【出願日】2022-03-03
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】白上 守
(72)【発明者】
【氏名】堀田 宗佑
【テーマコード(参考)】
3B167
【Fターム(参考)】
3B167AA01
3B167AA11
3B167AA12
3B167AB23
3B167AB30
3B167AB32
3B167AE03
3B167AE04
3B167AE05
3B167AE07
3B167AE11
3B167BA74
3B167BA82
3B167HA31
3B167HA52
3B167HA53
3B167HA54
3B167HA56
3B167HA57
3B167JA38
3B167JA43
3B167JA72
3B167KA01
3B167KA02
3B167KA31
3B167KA84
3B167KB16
3B167LA07
3B167LA22
3B167LC02
3B167LC09
3B167LC25
3B167LD03
3B167LE01
3B167LF15
3B167LF25
3B167LG08
3B167LG11
(57)【要約】
【課題】槽洗浄運転における運転内容を適正な運転内容にすることができる技術を提供する。
【解決手段】洗濯機は、洗濯槽と、前記洗濯槽内の匂いを検出する第1匂いセンサと、前記洗濯槽内の洗濯物の有無を検出する洗濯物センサと、制御部と、を備え、前記洗濯槽を洗浄する槽洗浄運転を実行可能であり、前記制御部は、前記洗濯物センサによる検出に基づいて前記洗濯槽内に洗濯物が無いと判断する場合に、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて前記槽洗浄運転における運転内容を決定する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯槽と、
前記洗濯槽内の匂いを検出する第1匂いセンサと、
前記洗濯槽内の洗濯物の有無を検出する洗濯物センサと、
制御部と、を備え、
前記洗濯槽を洗浄する槽洗浄運転を実行可能であり、
前記制御部は、前記洗濯物センサによる検出に基づいて前記洗濯槽内に洗濯物が無いと判断する場合に、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて前記槽洗浄運転における運転内容を決定する、洗濯機。
【請求項2】
前記洗濯物センサは、前記洗濯槽内の匂いを検出する匂いセンサ、前記洗濯槽内の洗濯物の重量を検出する重量センサ、及び前記洗濯槽内を撮像するカメラ、のうちのいずれか2つを含む、請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記洗濯槽の開口部を開閉する扉を更に備え、
前記洗濯槽内の洗濯物を洗濯する洗濯運転、及び/又は、前記洗濯槽内の洗濯物を乾燥させる乾燥運転を実行可能であり、
前記制御部は、前記洗濯運転又は前記乾燥運転の終了後に前記扉が開閉されたことをトリガーとして、前記洗濯物センサによる検出に基づいて前記洗濯槽内の洗濯物の有無を判断する、請求項1又は2に記載の洗濯機。
【請求項4】
前記第1匂いセンサは、匂いの強度及び匂いの種類を検出可能であり、
前記制御部は、前記第1匂いセンサにより検出される匂いの強度及び匂いの種類に基づいて前記槽洗浄運転における運転内容を決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記洗濯槽内から排出される空気を再び前記洗濯槽内に供給する循環風路と、
前記循環風路内に配置されている送風ファンと、を更に備え、
前記第1匂いセンサは、前記循環風路内に配置され、前記循環風路内の匂いを検出することにより洗濯槽内の匂いを検出し、
前記制御部は、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて前記槽洗浄運転における運転内容を決定するときに前記送風ファンを動作させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
【請求項6】
報知部を更に備え、
前記制御部は、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて決定した前記槽洗浄運転における運転内容の情報を前記報知部から報知する、請求項1から5のいずれか一項に記載の洗濯機。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて決定した運転内容に基づいて前記槽洗浄運転を実行する、請求項1から6のいずれか一項に記載の洗濯機。
【請求項8】
前記制御部は、前記槽洗浄運転を実行した後に、前記第1匂いセンサによる検出値が所定の基準値未満にならない場合は、前記槽洗浄運転を再度実行する、請求項7に記載の洗濯機。
【請求項9】
報知部を更に備え、
前記制御部は、再度の前記槽洗浄運転を実行した後に、前記第1匂いセンサによる検出値が所定の基準値未満にならない場合は、そのことを示す情報を前記報知部から報知する、請求項8に記載の洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、洗濯槽内の臭いを測定するセンサを備える洗濯機が開示されている。特許文献1の洗濯機では、所定以上の汚れ度合いが予測される値が得られた場合には槽洗浄工程を行い、それ以外の場合には槽洗浄工程を行わない。
【0003】
また、特許文献2には、衣類収容槽内に存在するにおいの特性(強度及び種類)を測定可能であるセンサを備える衣類処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-226241号公報
【特許文献2】特開2019-97920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の洗濯機では、槽洗浄工程を行うか行わないかを決めるだけなので、槽洗浄工程における具体的な運転内容を決めることができない。本明細書は、槽洗浄運転における運転内容を適正な運転内容にすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する洗濯機は、洗濯槽と、前記洗濯槽内の匂いを検出する第1匂いセンサと、前記洗濯槽内の洗濯物の有無を検出する洗濯物センサと、制御部と、を備え、前記洗濯槽を洗浄する槽洗浄運転を実行可能であり、前記制御部は、前記洗濯物センサによる検出に基づいて前記洗濯槽内に洗濯物が無いと判断する場合に、前記第1匂いセンサによる検出に基づいて前記槽洗浄運転における運転内容を決定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施例の洗濯乾燥機を模式的に示す図。
図2】実施例の洗濯乾燥機の筐体内の構成を模式的に示す図。
図3】実施例の洗濯乾燥機の制御系のブロック図。
図4】槽洗浄運転の運転内容の一例を示すテーブル。
図5】実施例の槽洗浄運転のフローチャート。
図6】実施例の槽洗浄運転処理のフローチャート(1)。
図7】実施例の槽洗浄運転処理のフローチャート(2)。
図8】操作パネルに表示される画面の一例を示す図(1)。
図9】操作パネルに表示される画面の一例を示す図(2)。
図10】操作パネルに表示される画面の一例を示す図(3)。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施例の洗濯乾燥機10について図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、洗濯乾燥機10は、筐体11と、筐体11内に配置されている水槽12と、水槽12内に配置されている洗濯槽13とを備えている。また、洗濯乾燥機10は、水槽12に接続されている冷水給水路20、温水給水路22、排水路15、及び循環風路40を備えている。
【0009】
洗濯乾燥機10は、水平に対して傾斜している洗濯槽13を備える、いわゆる斜めドラム式の洗濯乾燥機である。なお、変形例では、洗濯乾燥機10は、例えば、水槽12内で回転するパルセーターを備える、いわゆるタテ型の洗濯乾燥機であってもよい。洗濯乾燥機10の型式は特に限定されない。洗濯乾燥機10は、洗濯槽13内の洗濯物を洗濯する洗濯運転と、洗濯槽13内の洗濯物を乾燥させる乾燥運転とを実行可能である。また、洗濯乾燥機10は、洗濯槽13を洗浄する槽洗浄運転を実行可能である。
【0010】
洗濯乾燥機10の筐体11には扉18が回動可能に取り付けられている。扉18が筐体11に対して回動することにより、水槽12の開口部122及び洗濯槽13の開口部132が開閉される。筐体11内に配置されている水槽12は、水を貯留可能である。洗濯乾燥機10は、洗濯運転において、水槽12内に貯留された水により洗濯物を洗濯する。洗濯槽13は、洗濯物を収容可能であり、回転可能な状態で水槽12内に配置されている。洗濯槽13は、モータ14により回転駆動される。洗濯槽13が回転することにより、洗濯槽13内の洗濯物が洗濯される。また、乾燥運転では、洗濯槽13が回転することにより、洗濯槽13内の洗濯物の乾燥が行われる。
【0011】
冷水給水路20は、上流端が冷水供給源(例えば、水道)に接続されており、下流端が水槽12に接続されている。冷水給水路20は、冷水供給源から供給される冷水を水槽12内に供給する。冷水給水路20には、冷水給水弁24が設けられている。冷水給水弁24が開弁すると水槽12内に冷水が供給される。温水給水路22は、上流端が温水供給源(例えば、給湯器)に接続されており、下流端が水槽12に接続されている。温水給水路22の下流部分は、冷水給水路20の下流部分と合流している。温水給水路22は、温水供給源から供給される温水を水槽12内に供給する。温水給水路22には、温水給水弁26が設けられている。温水給水弁26が開弁すると水槽12内に温水が供給される。
【0012】
排水路15は、上流端が水槽12に接続されており、下流端が排水先(例えば、排水パン)に接続されている。排水路15は、水槽12から排出される水を排水先へ排出する。排水路15には、排水弁16が設けられている。排水弁16が開弁すると水槽12内の水が排水先に排出される。
【0013】
循環風路40は、洗濯槽13内の洗濯物を乾燥させるための空気を循環させる通路である。循環風路40は、上流側から順に、排気風路41と、熱交換風路42と、給気風路43とを備えている。排気風路41の上流端は、水槽12の上部に設けられている排気口71に接続されている。水槽12内及び洗濯槽13内の空気が排気口71を通じて排気風路41に排出される。排気風路41の下流端は、熱交換風路42に接続されている。排気風路41を流れた空気は、熱交換風路42へ送られる。
【0014】
熱交換風路42は、排気風路41と給気風路43の間に設けられている。熱交換風路42の上流端が排気風路41に接続されており、熱交換風路42の下流端が給気風路43に接続されている。熱交換風路42を流れた空気が給気風路43へ送られる。
【0015】
給気風路43の下流端は、水槽12の後部に設けられている給気口72に接続されている。給気風路43を流れた空気が給気口72を通じて水槽12内及び洗濯槽13内に供給される。洗濯槽13内に供給される空気により洗濯槽13内の洗濯物の乾燥が行われる。
【0016】
循環風路40の熱交換風路42内には、ヒートポンプ50の蒸発器54及び凝縮器52が配置されている。熱交換風路42を流れる空気の流れ方向において、蒸発器54が凝縮器52よりも上流側に配置されている。ヒートポンプ50の蒸発器54及び凝縮器52により、熱交換風路42を流れる空気が除湿及び加熱される。
【0017】
また、熱交換風路42内には送風ファン30が配置されている。送風ファン30は、熱交換風路42を流れる空気の流れ方向において凝縮器52よりも上流側に配置されている。送風ファン30は、回転可能な状態で熱交換風路42内に配置されており、モータ32の動作により回転する。送風ファン30が回転することにより、熱交換風路42の上流側から下流側へ空気が送られる。これにより、循環風路40を通じて水槽12内及び洗濯槽13内の空気が循環する。
【0018】
ヒートポンプ50は、冷媒循環路55と、圧縮機51と、凝縮器52(加熱用熱交換器)と、膨張弁53と、蒸発器54(除湿用熱交換器)とを備えている。圧縮機51の動作により冷媒が冷媒循環路55を循環する。ヒートポンプ50は、冷媒循環路55を循環する冷媒の熱により、循環風路40を流れる乾燥用の空気を除湿及び加熱する。ヒートポンプ50により除湿及び加熱された乾燥空気が循環風路40から水槽12内及び洗濯槽13内に供給される。水槽12内及び洗濯槽13内に供給される乾燥空気により洗濯槽13内の洗濯物の乾燥が行われる。なお、ヒートポンプ50の原理についてはよく知られているので、詳細な説明は省略する。
【0019】
図3に示すように、洗濯乾燥機10は、更に、開閉センサ66と、匂いセンサ60(第1匂いセンサ及び洗濯物センサの一例)と、重量センサ62と、カメラ64と、操作パネル80(報知部の一例)と、制御部90とを備えている。開閉センサ66は、筐体11に取り付けられている扉18付近に設けられている(図1参照)。開閉センサ66は、扉18が開閉されたことを検出する。
【0020】
匂いセンサ60は、循環風路40の排気風路41内に配置されている(図1参照)。匂いセンサ60は、水槽12の排気口71の付近に配置されている。匂いセンサ60は、排気風路41を流れる空気の匂いを検出する。匂いセンサ60は、匂いの種類及び匂いの強度を検出可能に構成されている。匂いセンサ60によって検出される匂いの強度は、例えば、「強度1」、「強度2」等に分類される。また、匂いセンサ60によって検出される匂いの種類は、例えば、「洗剤の匂い」、「脂肪酸の匂い」等に分類される。匂いセンサ60の構成は、特に限定されない。匂いセンサ60は、例えば、水晶体膜により匂いを識別する構成であり、水晶体膜への匂い物質の吸着度合をパターン化することにより匂いを識別することができる。また、匂いセンサ60は、水晶体膜に吸着された匂い物質の主成分と第二成分との分布により匂いを識別してもよい。匂いの種類及び匂いの強度を検出することができる匂いセンサについては、既に知られているので詳細な説明は省略する。
【0021】
重量センサ62は、洗濯槽13内の洗濯物の重量を検出する。重量センサ62は、例えば、洗濯槽13を回転駆動するモータ14に作用する負荷に基づいて洗濯槽13内の洗濯物の重量を検出する。
【0022】
カメラ64は、水槽12の開口部122付近に設けられている(図1参照)。カメラ64は、洗濯槽13の斜め上方に配置されている。カメラ64は、水槽12の開口部122及び洗濯槽13の開口部132を介して洗濯槽13内を撮像する。洗濯槽13内に洗濯物が存在する場合は、カメラ64の撮像画像に洗濯物の像が存在する。
【0023】
操作パネル80は、筐体11の上部には設けられている(図1参照)。操作パネル80は、例えば、タッチパネルから構成されている。操作パネル80は、洗濯乾燥機10に関する様々な情報を表示可能である。また、操作パネル80は、洗濯乾燥機10を操作するための様々な指示を入力可能である。
【0024】
制御部90は、CPU(図示省略)及び記憶部92を備えている。記憶部92は、例えば、ROMやRAM(いずれも図示省略)を備えている。制御部90は、記憶部92に記憶されているプログラムに基づいて洗濯乾燥機10に関する様々な制御や処理を実行する。制御部90が実行する制御や処理については後述する。
【0025】
記憶部92には、運転内容テーブル100が記憶されている。図4に示すように、運転内容テーブル100は、匂いの強度(例えば、「強度1」、「強度2」、・・・等)の情報と、匂いの種類(例えば、「洗剤の匂い」、「脂肪酸の匂い」、・・・等)の情報と、運転内容(例えば、洗浄時間、使用する水の種類、槽洗浄用の洗剤を使用するか否か等)の情報を含む。運転内容テーブル100は、匂いの強度と、匂いの種類と、運転内容との関係を示す。
【0026】
(槽洗浄運転;図5
次に、実施例の槽洗浄運転について説明する。槽洗浄運転は、水槽12内に供給される水を利用して水槽12及び洗濯槽13を洗浄する運転である。図5に示すように、実施例の槽洗浄運転は、給水工程(S102)、洗浄工程(S104)、及び排水工程(S106)を含んでいる。
【0027】
給水工程(S102)は、水槽12内に水を供給する工程である。制御部90は、給水工程において、冷水給水弁24及び/又は温水給水弁26を開弁する。冷水給水弁24が開弁すると、冷水給水路20を通じて水槽12内に冷水が供給される。温水給水弁26が開弁すると、温水給水路22を通じて水槽12内に温水が供給される。制御部90は、所定量の水が水槽12内に供給されると、冷水給水弁24及び/又は温水給水弁26を閉弁する。
【0028】
洗浄工程(S104)は、水槽12内に供給された水により水槽12及び洗濯槽13を洗浄する工程である。制御部90は、洗浄工程において、水槽12内に水が貯留されている状態で、モータ14を回転させることにより洗濯槽13を回転させる。洗濯槽13が回転することにより水槽12内の水が撹拌され、撹拌された水により水槽12及び洗濯槽13が洗浄される。制御部90は、所定時間が経過すると洗浄工程を終了する。
【0029】
排水工程(S106)は、水槽12内の水を排出する工程である。排水工程では、制御部90が排水弁16を開弁する。排水弁16が開弁すると、水槽12内の水が排水路15を通じて排水先に排出される。
【0030】
(槽洗浄運転処理;図6図7
次に、実施例の槽洗浄運転処理について説明する。図6に示すように、槽洗浄運転処理のS2では、制御部90が、洗濯乾燥機10の洗濯運転又は乾燥運転が終了したことを認識する。制御部90は、例えば、所定の終了信号により、洗濯運転又は乾燥運転が終了したことを認識する。
【0031】
続くS4では、制御部90が、洗濯乾燥機10の扉18が開閉されたか否かを判断する。扉18の開閉は、開閉センサ66によって検出される。扉18が開閉された場合(YESの場合)は、処理はS6に進む。例えば、洗濯乾燥機10のユーザが洗濯槽13内の洗濯物を取り出すために扉18を開閉した場合は、S4でYESと判断される。扉18が開閉されない場合(NOの場合)は、処理は待機する。洗濯槽13内の洗濯物が全て取り出された場合は、洗濯槽13内に洗濯物が存在しない状態になる。
【0032】
続くS6では、制御部90が、循環風路40内に配置されている送風ファン30を動作させる。送風ファン30が動作すると、循環風路40内の空気が送風される。これにより、洗濯槽13内の空気が循環風路40の排気風路41内に排出され、その空気が循環風路40を通じて循環する。実施例の洗濯乾燥機10では、排気風路41内に匂いセンサ60が配置されている。排気風路41内の匂いセンサ60は、洗濯槽13から排気風路41内に排出された空気の匂いを検出する。これにより、洗濯槽13内の空気の匂いが匂いセンサ60によって検出される。
【0033】
続くS8では、制御部90が、匂いセンサ60の検出値に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断する。具体的には、制御部90が、匂いセンサ60の検出値が所定の第1基準値未満であるか否かを判断する。匂いセンサ60の検出値が第1基準値未満である場合(YESの場合)は、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断される。この場合、処理はS10に進む。一方、匂いセンサ60の検出値が第1基準値以上である場合(NOの場合)は、洗濯槽13内に洗濯物が有ると判断される。この場合、処理はS22に進む。例えば、洗濯槽13内の洗濯物がユーザによって取り出されずに残っている場合は、S8でNOと判断される。
【0034】
S8でNOの後のS22では、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が存在することを報知する。例えば、制御部90が、図8に示すように、「洗濯槽内に洗濯物が残っています。」といったメッセージを含む画面SC2を操作パネル80に表示する。この画面SC2は、所定の終了指示を受け付けるための終了ボタンB2を含む。
【0035】
続くS24では、制御部90が、所定の終了指示が受け付けられたか否かを判断する。操作パネル80に表示された画面SC2の終了ボタンB2(図8参照)がタッチ操作された場合は、制御部90は、終了指示が受け付けられたと判断する。終了指示が受け付けられた場合(YESの場合)は、制御部90が、送風ファン30を停止し、槽洗浄運転処理を終了する。そうでない場合(NOの場合)は、処理はS26に進む。S26では、制御部90が、上記のS4と同様に、洗濯乾燥機10の扉18が開閉されたか否かを判断する。扉18が開閉された場合(YESの場合)は、処理はS8に戻る。この場合は、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを再び判断する。扉18が開閉されない場合(NOの場合)は、処理はS24に戻る。この場合は、制御部90が、終了指示が受け付けられたか否かを再び判断する。
【0036】
一方、上記のS8でYESの後のS10では、制御部90が、送風ファン30を停止する。また、S10では、制御部90が、匂いセンサ60の検出値及び記憶部92に記憶されている運転内容テーブル100(図4参照)に基づいて、槽洗浄運転における運転内容を決定する。例えば、匂いセンサ60によって検出される匂いの強度が「強度1」であり、かつ、匂いの種類が「カビの匂い」である場合は、制御部90が、運転内容として「1時間」の洗浄時間を決定する。また、制御部90は、使用する水を「冷水」に決定し、かつ、槽洗浄用の洗剤を使用することを決定する。また、S10では、制御部90が、決定した運転内容を報知する。例えば、制御部90が、図9に示すように、決定した運転内容を示す画面SC4を操作パネル80に表示する。この画面SC4は、槽洗浄運転の実行指示を受け付けるための実行ボタンB4と、槽洗浄運転の終了指示を受け付けるための終了ボタンB6とを含む。
【0037】
図6に示すように、続くS12では、制御部90が、槽洗浄運転の実行指示が受け付けられたか否かを判断する。操作パネル80に表示された画面SC4の実行ボタンB4(図9参照)がタッチ操作された場合は、制御部90は、槽洗浄運転の実行指示が受け付けられたと判断する。槽洗浄運転の実行指示が受け付けられた場合(YESの場合)は、処理はS14に進む。そうでない場合(NOの場合)は、処理はS28に進む。S28では、制御部90が、槽洗浄運転の終了指示が受け付けられたか否かを判断する。操作パネル80に表示された画面SC4の終了ボタンB6(図9参照)がタッチ操作された場合は、制御部90は、終了指示が受け付けられたと判断する。終了指示が受け付けられた場合(YESの場合)は、制御部90は、槽洗浄運転処理を終了する。そうでない場合(NOの場合)は、処理はS12に戻る。
【0038】
S12でYESの後のS14では、制御部90が、上記のS10で決定した運転内容に基づいて槽洗浄運転を実行する。槽洗浄運転は、上述した通りである(図5参照)。
【0039】
槽洗浄運転が終了した後、続くS16では、制御部90が、上記のS6と同様に、循環風路40内に配置されている送風ファン30を動作させる。これにより、洗濯槽13内の匂いが匂いセンサ60によって検出される。
【0040】
続くS18では、制御部90が、匂いセンサ60の検出値が所定の第2基準値未満であるか否かを判断する。匂いセンサ60の検出値が第2基準値未満である場合(YESの場合)は、制御部90が、送風ファン30を停止し、槽洗浄運転処理を終了する。この場合の洗濯乾燥機10の状態は、槽洗浄運転により洗濯槽13内の匂いが十分に落ちた状態である。一方、匂いセンサ60の検出値が第2基準値以上である場合(NOの場合)は、処理はS32(図7参照)に進む。この場合の洗濯乾燥機10の状態は、洗濯槽13内の匂いが十分に落ちていない状態である。
【0041】
図7に示すように、S18でNOの後のS32では、制御部90が、送風ファン30を停止する。また、S32では、制御部90が、上記のS10で決定した運転内容に基づいて再度槽洗浄運転を実行する。槽洗浄運転は、上述した通りである(図5参照)。
【0042】
再度の槽洗浄運転が終了した後、続くS34では、制御部90が、上記のS6と同様に、循環風路40内に配置されている送風ファン30を動作させる。これにより、洗濯槽13内の匂いが匂いセンサ60によって検出される。
【0043】
続くS36では、制御部90が、上記のS18と同様に、匂いセンサ60の検出値が所定の第2基準値未満であるか否かを判断する。匂いセンサ60の検出値が第2基準値未満である場合(YESの場合)は、制御部90が、送風ファン30を停止し、槽洗浄運転処理を終了する。この場合の洗濯乾燥機10の状態は、再度の槽洗浄運転により洗濯槽13内の匂いが十分に落ちた状態である。一方、匂いセンサ60の検出値が第2基準値以上である場合(NOの場合)は、処理はS38に進む。この場合の洗濯乾燥機10の状態は、洗濯槽13内の匂いが十分に落ちていない状態である。
【0044】
S36でNOの後のS38では、制御部90が、匂いセンサ60の検出値が第2基準値以上であること(すなわち、洗濯槽13内の匂いが十分に落ちていないこと)を報知する。例えば、制御部90が、図10に示すように、「洗濯槽の匂いがとれません。」といったメッセージを含む画面SC6を操作パネル80に表示する。この画面SC6は、槽洗浄運転の実行指示を受け付けるための実行ボタンB8と、槽洗浄運転の終了指示を受け付けるための終了ボタンB10とを含む。
【0045】
続くS40では、制御部90が、槽洗浄運転の終了指示が受け付けられたか否かを判断する。操作パネル80に表示された画面SC6の終了ボタンB10(図10参照)がタッチ操作された場合は、制御部90は、槽洗浄運転の終了指示が受け付けられたと判断する。終了指示が受け付けられた場合(YESの場合)は、制御部90は、送風ファン30を停止し、槽洗浄運転処理を終了する。そうでない場合(NOの場合)は、処理はS42に進む。
【0046】
S40でNOの後のS42では、制御部90が、槽洗浄運転の実行指示が受け付けられたか否かを判断する。操作パネル80に表示された画面SC6の実行ボタンB8(図10参照)がタッチ操作された場合は、制御部90は、槽洗浄運転の実行指示が受け付けられたと判断する。槽洗浄運転の実行指示が受け付けられた場合(YESの場合)は、処理はS30に戻る。この場合は、制御部90が、送風ファン30を停止し、上記のS10で決定した運転内容に基づいて再度槽洗浄運転を実行する。S42でNOの場合は、処理はS40に戻る。
【0047】
(効果)
以上、実施例の洗濯乾燥機10について説明した。以上の説明のように、洗濯乾燥機10は、洗濯槽13内の匂いを検出する匂いセンサ60を備えている。また、洗濯乾燥機10は、洗浄機構により洗濯槽13を洗浄する槽洗浄運転を実行可能である。制御部90は、匂いセンサ60による検出に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する場合に、匂いセンサ60による検出に基づいて槽洗浄運転における運転内容を決定する(図6のS8、S10)。
【0048】
この構成によれば、槽洗浄運転における運転内容を適正な運転内容にすることができる。例えば、洗濯槽13内に洗濯物が有る場合は、その洗濯物により洗濯槽13内の匂いが強くなることがある。その状態で匂いセンサ60による検出に基づいて槽洗浄運転における運転内容を決定すると、例えば、洗浄時間を必要以上に長い時間にしてしまう等、適正でない運転内容にしてしまうことがある。しかしながら、洗濯槽13内に洗濯物が無い状態で運転内容を決定することにより、洗濯物の匂いによる影響を受けずに、適正な運転内容を決定することができる。
【0049】
洗濯乾燥機10は、洗濯槽13の開口部132を開閉する扉18を備えている。洗濯乾燥機10は、洗濯槽13内の洗濯物を洗濯する洗濯運転、及び、洗濯槽13内の洗濯物を乾燥させる乾燥運転を実行可能である。制御部90は、洗濯運転又は前記乾燥運転の終了後に扉18が開閉されたことをトリガーとして、洗濯物センサによる検出に基づいて洗濯槽13内の洗濯物の有無を判断する(図6のS2、S4、S8)。この構成によれば、洗濯運転又は乾燥運転の終了後に、洗濯槽13内の洗濯物が取り出されたと思われるタイミングで洗濯槽13内に洗濯物が有るか無いかを判断することができる。
【0050】
匂いセンサ60は、匂いの強度及び匂いの種類を検出可能である。制御部90は、匂いセンサ60により検出される匂いの強度及び匂いの種類に基づいて槽洗浄運転における運転内容を決定する。この構成によれば、2種類のパラメータを用いることにより適正な運転内容を決定することができる。
【0051】
洗濯乾燥機10は、洗濯槽13内から排出される空気を再び洗濯槽13内に供給する循環風路40と、循環風路40内に配置されている送風ファン30とを備えている。匂いセンサ60は、循環風路40内に配置され、循環風路40内の匂いを検出することにより洗濯槽13内の匂いを検出する。制御部90は、匂いセンサ60による検出に基づいて槽洗浄運転における運転内容を決定するときに送風ファン30を動作させる(図6のS6、S10)。この構成によれば、送風ファン30の動作により洗濯槽13内の匂いが循環風路40内に排出されるので、循環風路40内に配置された匂いセンサ60によって匂いを精度良く検出することができる。
【0052】
制御部90は、匂いセンサ60による検出に基づいて決定した槽洗浄運転における運転内容の情報を操作パネル80から報知する(図6のS10)。この構成によれば、槽洗浄運転における運転内容をユーザに知らせることができる。
【0053】
制御部90は、匂いセンサ60による検出に基づいて決定した運転内容に基づいて槽洗浄運転を実行する(図6のS14)。この構成によれば、適正な運転内容で槽洗浄運転を実行することができる。例えば、洗濯槽13内の匂いが強い場合には洗浄時間を長くし、洗濯槽13内の匂いが弱い場合には洗浄時間を短くして槽洗浄運転を実行することができる。また、例えば、洗濯槽13内の匂いが強い場合には温水を使用し、洗濯槽13内の匂いが弱い場合には冷水を使用して槽洗浄運転を実行することができる。
【0054】
制御部90は、槽洗浄運転を実行した後に、匂いセンサ60による検出値が所定の基準値未満にならない場合は、槽洗浄運転を再度実行する(図6のS18、図7のS32)。この構成によれば、槽洗浄運転を実行しても洗濯槽13内の匂いが残っている場合に槽洗浄運転を再度実行することにより洗濯槽13内の匂いを弱くすることができる。
【0055】
制御部90は、再度の槽洗浄運転を実行した後に、匂いセンサ60による検出値が所定の基準値未満にならない場合は、そのことを示す情報を操作パネル80から報知する(図7のS36、S38)。この構成によれば、再度の槽洗浄運転を実行しても洗濯槽13内の匂いが残っている場合に、そのことをユーザに報知することができる。
【0056】
(変形例)
槽洗浄運転処理(図6参照)のS18における基準値と、S36における基準値とは、同じ値であっても異なる値であってもよい。
【0057】
槽洗浄運転処理(図6参照)のS10、S22、S38において、制御部90は、操作パネル80に表示する情報を洗濯乾燥機10と通信可能な携帯端末(図示省略)に送信してもよい。携帯端末が同様の情報を報知してもよい。
【0058】
制御部90は、匂いセンサ60の検出値が異常な値である場合に、そのことを示す情報を操作パネル80に表示してもよい。
【0059】
洗濯乾燥機10は、洗濯機能又は乾燥機能のいずれか一方のみを備える構成であってもよい。
【0060】
上記の実施例では、匂いセンサ60が「洗濯物センサ」の一例であったが、この構成に限定されない。変形例では、槽洗浄運転処理(図6参照)のS8で、制御部90が、重量センサ62の検出値に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。この場合は、重量センサ62の検出値が所定の基準値未満である場合に、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する。この例では、重量センサ62が「洗濯物センサ」の一例である。
【0061】
また、S8では、制御部90が、カメラ64の撮像画像に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。この場合は、カメラ64の撮像画像に洗濯物の像が存在しない場合に、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する。この例では、カメラ64が「洗濯物センサ」の一例である。
【0062】
また、S8では、制御部90が、匂いセンサ60、重量センサ62、及びカメラ64のうちの少なくとも2つの検出結果に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。すなわち、洗濯物センサは、匂いセンサ60、重量センサ62、及びカメラ64のうちの少なくとも2つを含む。この構成によれば、洗濯槽13内に洗濯物が有るか無いかを精度良く検出することができる。
【0063】
例えば、制御部90は、匂いセンサ60の検出値及び重量センサ62の検出値に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。この場合は、匂いセンサ60の検出値が所定の匂い基準値未満であり、かつ、重量センサ62の検出値が所定の重量基準値未満である場合に、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する。この例では、匂いセンサ60及び重量センサ62の組み合わせが「洗濯物センサ」の一例である。
【0064】
また、制御部90は、匂いセンサ60の検出値及びカメラ64の撮像画像に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。この場合は、匂いセンサ60の検出値が所定の匂い基準値未満であり、かつ、カメラ64の撮像画像に洗濯物の像が存在しない場合に、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する。この例では、匂いセンサ60及びカメラ64の組み合わせが「洗濯物センサ」の一例である。
【0065】
また、制御部90は、重量センサ62の検出値及びカメラ64の撮像画像に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。この場合は、重量センサ62の検出値が所定の重量基準値未満であり、かつ、カメラ64の撮像画像に洗濯物の像が存在しない場合に、制御部90が、洗濯槽13内に洗濯物が無いと判断する。この例では、重量センサ62及びカメラ64の組み合わせが「洗濯物センサ」の一例である。
【0066】
また、制御部90は、匂いセンサ60の検出値、重量センサ62の検出値、及びカメラ64の撮像画像に基づいて洗濯槽13内に洗濯物が存在しないか否かを判断してもよい。
【0067】
上記の実施例では、温水給水路22を通じて水槽12内に温水を供給する構成であったが、この構成に限定されない。変形例では、水槽12内に配置されたヒータにより水槽12内の冷水を加熱する構成であってもよい。また、水槽12内に温風を供給することにより水槽12内の冷水を加熱する構成であってもよい。
【0068】
槽洗浄運転処理(図6参照)のS6で送風ファン30が動作するときに、排気風路41内に配置されている乾燥フィルタ(図示省略)に目詰まりが生じていると、匂いセンサ60に十分な空気が供給されないことがある。また、乾燥フィルタに捕獲されているリントの匂いにより匂いセンサ60の検出値に影響が生じてしまうことがある。そこで、槽洗浄運転処理のS2及び/又はS4において、制御部90が、ユーザに乾燥フィルタの掃除を促すための画面を操作パネル80に表示してもよい。また、制御部90は、例えばS38等において、ユーザに乾燥フィルタの掃除を促すための画面を操作パネル80に表示してもよい。
【0069】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0070】
10:洗濯乾燥機、11:筐体、12:水槽、13:洗濯槽、14:モータ、15:排水路、16:排水弁、18:扉、20:冷水給水路、22:温水給水路、24:冷水給水弁、26:温水給水弁、30:送風ファン、32:モータ、40:循環風路、41:排気風路、42:熱交換風路、43:給気風路、50:ヒートポンプ、60:匂いセンサ、62:重量センサ、64:カメラ、66:開閉センサ、71:排気口、72:給気口、80:操作パネル、90:制御部、92:記憶部
図1
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図10