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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129286
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】排気周波数低減装置
(51)【国際特許分類】
   F02C 7/00 20060101AFI20230907BHJP
   F01D 25/30 20060101ALI20230907BHJP
【FI】
F02C7/00 B
F01D25/30 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023018281
(22)【出願日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】202211011317
(32)【優先日】2022-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(71)【出願人】
【識別番号】390041542
【氏名又は名称】ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(72)【発明者】
【氏名】ジョシー、ジョン
(72)【発明者】
【氏名】シュリーニヴァス、パッカラ
(72)【発明者】
【氏名】プラバハラン、ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】サティシュ、クマール
(72)【発明者】
【氏名】プラカシュ、バヴァンジバイ、ダルサニア
(57)【要約】      (修正有)
【課題】部分負荷の動作条件における周波数動揺を防止又は除去する改良された排気ディフューザを提供する。
【解決手段】排気周波数低減装置100、排気ディフューザ、及びガスタービンが提供される。排気周波数低減装置100は、軸方向中心線に沿って基部104から先端部106まで延在する本体部102を含む。前記基部104は第1の直径を画定し、前記先端部106は第2の直径を画定する。前記本体部102は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する。前記基部104はガスタービンの排気ディフューザの内側シェルから延在するよう構成される。排気周波数低減装置100は、前記本体部102に結合されたルート部109から自由端部110まで延在する少なくとも1つのリブ108を更に含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気周波数低減装置(100)であって、
軸方向中心線に沿って基部(104)から先端部(106)まで延在する本体部(102)であって、前記基部(104)は第1の直径(105)を画定し、前記先端部(106)は第2の直径(107)を画定し、前記本体部(102)は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径(105)から前記第2の直径(107)に収束し、前記基部(104)はガスタービン(10)の排気ディフューザ(34)の内側シェル(46)から延在するよう構成される、本体部(102)、及び
前記本体部(102)に結合されたルート部(109)から自由端部(110)まで延在する少なくとも1つのリブ(108)
を含む、排気周波数低減装置(100)。
【請求項2】
前記本体部(102)は円錐台状であり、外面(112)を含み、前記外面と前記軸方向中心線に平行な軸方向線との間に収束角が画定され、前記収束角は約1°と約50°との間である、請求項1に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのリブ(108)の自由端部(110)は、前記第1の直径(105)の半径方向内側で終端している、請求項1又は2に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのリブ(108)の自由端部(110)は、前記第1の直径(105)の半径方向外側で終端している、請求項1又は2に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項5】
前記少なくとも1つのリブ(108)は、前記ルート部(109)から前記自由端部(110)まで均一の厚さを画定する、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのリブ(108)は、前記ルート部(109)から前記自由端部(110)に向かって減少する厚さを画定する、請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項7】
前記本体部(102)は、前記第1の直径(105)の約35%と約125%の間の長さを画定する、請求項1~6のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項8】
前記少なくとも1つのリブ(108)は、前記本体部(102)から概ね半径方向に延在している、請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項9】
前記少なくとも1つのリブ(108)は、前記本体部(102)から半径方向(R)に対して概ね斜めに延在している、請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのリブ(108)は、前記本体部(102)を越えて延在する突出部(126)を含む、請求項1~9のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)。
【請求項11】
排気ディフューザ(34)であって、
内側シェル(46)、
前記内側シェル(46)から半径方向に間隔を空けて配置された外側シェル(48)であって、前記内側シェル(46)と前記外側シェル(48)との間に排気流路(52)が画定される、外側シェル(48)、
前記排気流路(52)内に配置され、前記内側シェル(46)と前記外側シェル(48)との間に延在する1つ以上のストラット(44)、及び
前記内側シェル(46)から延在する排気周波数低減装置(100)であって、請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の排気周波数低減装置(100)
を含む、排気ディフューザ(34)。
【請求項12】
ガスタービン(10)であって、
圧縮機部(12)、
前記圧縮機部(12)の下流側に配置された燃焼部(18)、
前記燃焼部(18)の下流側に配置されたタービン部(22)、及び
前記タービン部(22)の下流側に配置された排気ディフューザ(34)であって、請求項11に記載の排気ディフューザ(34)
を含む、ガスタービン(10)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2022年3月2日に出願されたインド仮特許出願番号202211011317の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般に、排気ディフューザの周波数低減に関する。具体的には、本開示は、ターボ機械の排気ディフューザ内の周波数動揺を低減するための装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ターボ機械は、エネルギー伝達を目的として様々な産業や用途に利用されている。例えば、ガスタービンエンジンは、一般に、圧縮機部、燃焼部、タービン部、及び排気部を備えている。圧縮機部は、ガスタービンエンジンに流入する作動流体の圧力を次第に増加させ、圧縮された作動流体を燃焼部に供給する。圧縮された作動流体と燃料(天然ガスなど)は燃焼部で混合されて燃焼室で燃焼され、高圧で高温の燃焼ガスが発生する。燃焼ガスは燃焼部からタービン部へ流れ、燃焼ガスはタービン部で膨張して仕事を発生する。例えば、タービン部で燃焼ガスが膨張すると、例えば発電機に接続されたロータシャフトが回転し、電気を発生することができる。そして、燃焼ガスは、タービン部から、タービン部の下流に配置された排気ディフューザを通じて排気される。
【0004】
排気ディフューザは、ディフューザを通る排気流路を形成するために、通常、内側シェルと、内側シェルから半径方向に分離された外側シェルとを含んでいる。外側シェルを構造的に支持するために、及び/又はシャフトを支持する後方部軸受を構造的に支持するために、エアフォイル形状の1つ以上のディフューザストラットが、排気流路内において、内側シェルと外側シェルとの間に延在する。
【0005】
一般的な発電用ターボ機械は大きな出力を得ることができ、したがって、部分負荷で運転して要求を満たすことが多い。しかし、部分負荷運転では、排気ディフューザ内で周波数動揺(即ち、圧力脈動)が発生し、経年劣化やターボ機械を停止させる恐れがある。
【0006】
したがって、部分負荷の動作条件における周波数動揺を防止又は除去する改良された排気ディフューザが望まれ、当技術分野で高く評価されると考えられる。
【発明の概要】
【0007】
本開示に係る排気周波数低減装置、排気ディフューザ、及びターボ機械の態様及び利点は、以下の記載で部分的に説明されているか、以下の記載から明らかであるか、又は本技術を実施することを通じて取得することができる。
【0008】
一実施形態によれば、排気周波数低減装置が提供される。排気周波数低減装置は、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部を含む。前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定する。前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する。前記基部はターボ機械の排気ディフューザの内側シェルから延在するよう構成される。排気周波数低減装置は、前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを更に含む。
【0009】
別の実施形態によれば、排気ディフューザが提供される。排気ディフューザは、内側シェル及び外側シェルを含む。外側シェルは、前記内側シェルから半径方向に間隔を空けて配置されており、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に排気流路が画定される。排気ディフューザは、前記排気流路内に配置され、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に延在する1つ以上のストラットを更に含む。排気ディフューザは、前記内側シェルから延在する排気周波数低減装置を更に含む。排気周波数低減装置は、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部を含む。前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定する。前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する。排気周波数低減装置は、前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを更に含む。
【0010】
更に別の実施形態によれば、ターボ機械が提供される。ターボ機械は、圧縮機部、前記圧縮機部の下流側に配置された燃焼部、及び前記燃焼部の下流側に配置されたタービン部を含む。ターボ機械は、前記タービン部の下流側に配置された排気ディフューザを更に含む。排気ディフューザは、内側シェル及び外側シェルを含む。外側シェルは、前記内側シェルから半径方向に間隔を空けて配置されており、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に排気流路が画定される。排気ディフューザは、前記排気流路内に配置され、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に延在する1つ以上のストラットを更に含む。排気ディフューザは、前記内側シェルから延在する排気周波数低減装置を更に含む。排気周波数低減装置は、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部を含む。前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定する。前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する。排気周波数低減装置は、前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを更に含む。
【0011】
本発明の排気周波数低減装置、排気ディフューザ、及びターボ機械のこれらの及び他の特徴、態様、利点は、以下の説明及び請求項を参照することによって、より理解されるようになる。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本技術の実施形態を示し、以下の説明とともに、本技術の原理の説明に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の排気周波数低減装置、排気ディフューザ、及びターボ機械を当業者が完全に実現できるようにするための開示は、本システム及び方法を製造及び使用するための最良の態様を含んでおり、添付の図を参照する本明細書に記載されている。
図1】本開示の実施形態に係るターボ機械の概略図である。
図2】本開示の実施形態に係る排気ディフューザの拡大断面図である。
図3】本開示の実施形態に係る排気ディフューザを図2に示す線3-3に沿って見た断面図である。
図4】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の斜視図である。
図5】本開示の実施形態に係る図4に示す排気周波数低減装置の平面図である。
図6】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の斜視図である。
図7】本開示の実施形態に係る図7に示す排気周波数低減装置の平面図である。
図8】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の平面図である。
図9】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の平面図である。
図10】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の平面図である。
図11】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の側面図である。
図12】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の側面図である。
図13】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の側面図である。
図14】本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明の排気周波数低減装置、排気ディフューザ、及びターボ機械の実施形態について詳細に説明するが、排気周波数低減装置、排気ディフューザ、及びターボ機械の1つ以上の実施例が図面に示されている。各実施例は、技術を限定するのではなく、説明するために記載されている。実際、請求された技術の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本技術において修正及び変形できることは、当業者には明らかである。例えば、一実施形態の一部として図示された又は説明された特徴を、別の実施形態に使用して、更に別の実施形態を得ることができる。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその等価物の範囲に含まれるような修正及び変形を含むことが意図されている。
【0014】
本明細書では、単語「例示的」は、「一実施例、一例、又は一実例としての役割を果たす」という意味で使用される。本明細書において「例示的」なものとして説明される実装は、必ずしも、他の実装よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。更に、別段の定めがない限り、本明細書で説明される全ての実施形態は、例示的であると考えるべきである。
【0015】
発明を実施するための形態では、数字及び文字による符号を使用して図面中の特徴を参照している。図面及び発明を実施するための形態における類似の符号は、本発明の類似の構成要素を表すために使用されている。本明細書において、用語「第1」、「第2」、及び「第3」は、ある構成要素を別の構成要素から区別するために互換可能に使用することができ、個々の構成要素の位置又は重要性を意味することを意図するものではない。
【0016】
用語「流体」は、気体であってもよいし、液体であってもよい。用語「流体連通」は、流体が指定された領域間を接続できることを意味する。
【0017】
本明細書において、用語「上流」(又は「前方」)及び「下流」(又は「後方」)は、流体経路における流体の流れに対する相対的な方向を表す。例えば、「上流」は、流体が流れて来る方向を表し、「下流」は、流体が流れて行く方向を表す。ただし、本明細書で使用する用語「上流」及び「下流」は、電気の流れを表す場合もある。用語「半径方向」は、特定の構成要素の軸方向中心線に対して実質的に垂直である相対的な方向を表し、用語「軸方向」は、特定の構成要素の軸方向中心線に対して実質的に平行及び/又は同軸に並ぶ相対的な方向を表し、用語「周方向」は、特定の構成要素の軸方向中心線の周りの相対的な方向を表す。
【0018】
「およそ」、「約」、「概ね」、及び「実質的に」などの近似の用語は、明記された厳密な値に限定されるものではない。少なくとも一部の例では、近似を表す文言は、値を測定するための機器の精度に対応する場合や、構成要素及び/若しくはシステムを構築若しくは製造するための方法若しくは機械の精度に対応する場合がある。例えば、近似を表す文言は、個々の値、値の範囲、及び/又は値の範囲を画定する端点のいずれかにおいて、1%、2%、4%、5%、10%、15%、又は20%のマージン内にあることを表す場合がある。角度又は方向の文脈で使用される場合、このような用語は、言及された角度又は方向より10度大きい又は小さい範囲内の値を含む。例えば、「概ね垂直」は、垂直から任意の方向(例えば、時計回りの方向又は反時計回りの方向)に対して10度以内の方向を含む。
【0019】
用語「結合された」、「固定された」、「に取り付けられた」などは、本明細書で特段の記載が無い限り、直接的に結合されている、直接的に固定されている、又は直接的に取り付けられていることと、1つ以上の構成要素又は特徴部分が介在することによって間接的に結合されている、間接的に固定されている、又は間接的に取り付けられていることの両方を表す。本明細書において、用語「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」、又はそれらの用語の他の変形は、非排他的に包含することを意図している。例えば、特徴部分のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴部分のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない他の特徴部分又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の特徴部分を含むことができる。更に、明示的に反対のことを定めていない限り、「又は」は「包括的な又は」を意味し、「排他的な又は」を意味するものではない。例えば、条件A又はBは、「Aが真(又は存在する)でBが偽(又は存在しない)」、「Aが偽(又は存在しない)でBが真(又は存在する)」、及び「A及びBの両方が真(又は存在する)」、のいずれかを満たす。
【0020】
ここで、並びに本明細書及び特許請求の範囲全体を通じて、範囲を限定する部分は、組み合わされ、交換され、そのような範囲は特定され、文脈又は文言が他のことを示していない限り、その範囲に含まれるすべてのサブ範囲を含む。例えば、本明細書に開示されるすべての範囲は、エンドポイントを含み、エンドポイントは独立して互いに組み合わせることが可能である。
【0021】
ここで図面を参照すると、図1は、ターボ機械の一実施形態の概略図を示しており、図示の実施形態では、ガスタービン10である。本明細書では、産業用又は陸上用のガスタービンが示され、説明されているが、本開示は、特許請求の範囲に別段の定めがない限り、陸上用及び/又は産業用のガスタービンに限定されるものではない。例えば、本明細書に記載される本発明は、任意のタイプのターボ機械(蒸気タービン、航空機用ガスタービン、又は船舶用ガスタービンを含むがこれらに限定されることはない)に使用することができる。
【0022】
図示されるように、ガスタービン10は、一般に、圧縮機部12を含む。圧縮機部12は圧縮機14を含む。圧縮機は、ガスタービン10の上流端に配置されたインレット16を含む。ガスタービン10は、圧縮機部12の下流に配置された1つ以上の燃焼器20を有する燃焼部18を更に含む。ガスタービン1は、燃焼部18の下流にあるタービン部22を更に含む。シャフト24は、ガスタービン10を通って概ね軸方向に延在する。
【0023】
圧縮機部12は、一般に、複数のロータディスク21と、各ロータディスク21から半径方向外側に延在する複数のロータブレード23であって、各ロータディスク21に接続された複数のロータブレード23とを含むことができる。各ロータディスク21は、シャフト24の圧縮機部12を貫通する部分に結合されていてもよいし、シャフト24の当該部分を形成していてもよい。
【0024】
タービン部22は、一般に、複数のロータディスク27と、各ロータディスク27から半径方向外側に延在する複数のロータブレード28であって、各ロータディスク27に相互接続された複数のロータブレード28とを含むことができる。各ロータディスク27は、シャフト24のタービン部22を貫通する部分に結合されていてもよいし、シャフト24の当該部分を形成していてもよい。タービン部22は、シャフト24のタービン部22を貫通する部分及びロータブレード28を周方向に取り囲む外側ケーシング32を更に含んでいる。タービン部22は、外側ケーシング32から半径方向内側に延在する静止ノズル26を含むことができる。ロータブレード28及び静止ノズル26は、ガスタービン10の軸方向中心線30に沿って交互の段に配置することができる。
【0025】
動作においては、周囲空気36又は他の作動流体が圧縮機14の入口16に吸い込まれ、徐々に圧縮されて圧縮空気38が燃焼部18に供給される。圧縮空気38は、燃焼部18に流入し、燃料と混合されて可燃混合気を形成する。可燃混合気は、燃焼器20の燃焼室40内で燃焼され、それによって燃焼ガス42が生成され、燃焼室40からタービン部22に流入する。エネルギー(運動エネルギー及び/又は熱エネルギー)は、燃焼ガス42からロータブレード28に伝達され、シャフト24を回転させ、機械的な仕事を発生させる。
【0026】
燃焼ガス42は、タービン部22を出て、排気ディフューザ34内に配置された複数のストラット44を横断して排気ディフューザ34を流れる。ガスタービン10の様々な動作条件において、例えば部分負荷運転の間、タービン部22から排気ディフューザ34に流入する燃焼ガス42は、回転するタービンロータブレード28によって引き起こされる高いスワールレベルを有している。このようなスワール流によって、圧力変動、周波数動揺、又は音響振動が引き起こされる恐れがある。本開示の実施形態に従って、ガスタービン10は、旋回する排気ガス流によって引き起こされる圧力変動、周波数動揺、及び/又は振動を低減及び/又は完全に除去するために、排気ディフューザ34に結合された排気周波数低減装置100を含むことができる。
【0027】
ガスタービン10には、軸方向中心線30に沿って延在する軸方向Aと、軸方向中心線30に垂直な半径方向Rと、軸方向中心線30の周囲に延在する周方向Cとを有する円筒座標系を画定することができる。
【0028】
図2は、本開示の実施形態による、排気ディフューザ34の断面図を示し、図3は、図2に示す線3-3から見た排気ディフューザ34の断面図を示す。図示されるように、排気ディフューザ34は、一般に、内側シェル46と外側シェル48とを含む。内側シェル46は、排気ディフューザ34の軸方向中心線50に沿って概ね軸方向に延在することができる。排気ディフューザ34の軸方向中心線50は、ガスタービン10の軸方向中心線30と同軸とすることができる。内側シェル46は、概ね環状に形成されており、回転構成要素を少なくとも部分的に取り囲むことができる。例えば、内側シェル46は、(図1に示される)シャフト24の一部を囲む又は包むことができる。
【0029】
多くの実施形態において、外側シェル48は、内側シェル46と外側シェル48との間に排気流路52が画定されるように、内側シェル46から半径方向に分離することができる。特定の実施形態では、内側シェル46は、軸方向中心線50に対して外側シェル48内に同心かつ同軸に配置される。特定の実施形態では、外側シェル48は、外側ケーシング56から半径方向に分離された内側ケーシング54を有する二重壁構造を有することができる。圧縮された作動流体のプレナム58は、外側ケーシング56の内側に画定することができる。例えば、圧縮された作動流体のプレナム58は、内側ケーシング54と外側ケーシング56との間に少なくとも部分的に画定することができる。他の実施形態では、圧縮された作動流体のプレナム58は、内側ケーシング54内に画定されていてもよい。本開示は、特許請求の範囲に記載されたものを除き、内側シェル46、外側シェル48、及び/又は内側ケーシング54若しくは外側ケーシング56は特定のサイズ、特定の形状、特定の材料、又は他の特定の物理的特性に限定されることはない。
【0030】
ディフューザストラット44の各々は、内側シェル46と外側シェル48との間であって、内側シェル46と外側シェル48との間に画定された排気流路52内に延在することができる。ディフューザストラット44は、内側シェル46の周りに円周方向に間隔を置いて配置され、ディフューザストラット44は、アウターシェル48内において、インナーシェル46を、正しい方向に配置し、正しい位置に配置し、又は中心に配置することができる。加えて、ディフューザストラット44は、内側シェル46と外側シェル48との間に構造的支持部を構成することができる。図1に示すように、ディフューザストラット44は、ガスタービン10のタービン部22から流れる燃焼ガス42の流れ方向60に対して位置決めされる。図3に示すように、各ディフューザストラット44は、一般に、内側シェル46に接続されるルート部62と、ルート部62から半径方向に離れた先端部64とを含む。先端部64は、外側シェル48及び/又は内側ケーシング54に接続することができる。
【0031】
図2及び図3に示すように、排気ディフューザ34は排気周波数低減装置100を含むことができる。排気周波数低減装置100は、内側シェル46に結合されており、内側シェル46から軸方向に延在している。排気周波数低減装置100は、ストラット44の下流に配置することができ、排気ディフューザ34の軸方向中心線50と同軸に(更に、一部の実施形態では、ガスタービン10の軸方向中心線30と同軸に)延在することができる。特に、排気周波数低減装置100は、ストラット44と排気ディフューザ34の出口45との間において軸方向に配置することができる。別の言い方をすれば、排気周波数低減装置100は、燃焼ガスの流れ42に対して、ストラット44の下流であって、排気ディフューザ34の出口45の上流に配置することができる。多くの実施形態では、排気周波数低減装置100は、軸方向中心線50に沿って基部104から先端部106まで延在する本体部102を含むことができる。基部104は、内側シェル46の後方端部に(例えば、直接的に)結合することができる。先端部106は、概ね平坦、平面であり、及び/又はガスタービン10の軸方向-周方向の平面に対して概ね平行とすることができる。先端部106は、排気周波数低減装置100の軸方向終端部とすることができる。特に、基部104は、例えば、溶接、ろう付け、ねじ付き締結具、又は他の手段によって、内側シェル46の後方端部に結合することができる。排気周波数低減装置100は、排気流路52内に配置することができる。例えば、排気周波数低減装置100は、排気流路52の半径方向内側の流路境界を部分的に画定することができる。
【0032】
例示的な実施形態において、少なくとも1つのリブ108は、本体部102から自由端部110まで延在することができる。特に、少なくとも1つのリブ108は、本体部に(例えば、溶接又は他の手段によって固定的に)結合されたルート部109から自由端部110まで延在することができる。多くの実施形態において、排気周波数低減装置100は、互いに周方向に間隔を空けて配置された(例えば、等間隔に配置された、又は不等間隔に配置された)複数のリブ108であって、本体部102から延在する複数のリブ108を含むことができる。有利なことに、リブ108は、排気流路52内のスワール流を妨げること、遮断することができ、又は排気流路52内のスワール流を妨害し振動及び/又は周波数動揺を防止する閉塞部を提供することができる。
【0033】
図4は、本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置100の斜視図を示し、図5は、図4に示す排気周波数低減装置100の平面図(例えば、下流から上流を見た図)を示している。図4及び図5に示すように、本体部102は、基部104から先端部106に向かって直径が次第に細くなる円錐台状とすることができる。他の実施形態では、本体部102は、円錐形状、矩形状、涙滴形状、又はその他の形状とすることができる。例示的な実施形態では、本体部102は、概ね円形状の断面を画定することができる。
【0034】
特定の実施形態では、基部104は、第1の直径105を画定することができ、この直径は、(図2に示すように)内側シェル46の直径と概ね等しく(例えば、±5%~10%)することができる。本体部102の先端部106は、第2の直径107を画定することができ、第2の直径107は、第1の直径105よりも小さくすることができる。例示的な実施形態では、本体部102は、軸方向中心線に対して、第1の直径105から第2の直径107に収束することができる。言い換えれば、本体部102が軸方向に基部104から先端部106に向かうにつれて、本体部102は第1の直径105から第2の直径107に収束していく。一部の実施形態では、本体部102は、本体部102の外面112が(図11図14に示すように)軸方向-半径方向の平面内においてまっすぐになるように、基部104から先端部106に向かって直径が直線的に収束する(又は次第に細くなる)ようにしてもよい。代替的又は追加的に、本体部102は、本体部102の外面112が軸方向-半径方向の平面内において湾曲又は円弧状になるように、基部104から先端部106に向かって直径が収束するように(又は次第に細くなるように)していてもよい。
【0035】
少なくとも1つのリブ108は、本体部102から自由端部110まで延在することができる。特に、少なくとも1つのリブ108は、本体部に(例えば、溶接又は他の手段によって固定的に)結合されたルート部109から自由端部110まで延在することができる。様々な実施形態において、図4及び図5に示すように、少なくとも1つのリブ108は、平面状であり、本体部102から自由端部110までの均一な厚さを画定することができる。例えば、少なくとも1つのリブ108は、ルート部109から自由端部110までの均一又は一定の厚さ(例えば、円周方向の厚さ)を画定する概ね平坦なプレートとすることができる。
【0036】
図6は、本開示の実施形態による、排気周波数低減装置100の斜視図を示し、図7は、図6に示された排気周波数低減装置100の(例えば、下流から上流を見たときの)平面図を示している。図6及び図7に示されるように、少なくとも1つのリブ108は、葉状のリブとすることができる。例えば、少なくとも1つのリブ108の厚さは、リブ108がルート部109から自由端部110まで半径方向に向かうにつれて減少する(例えば、連続的に減少する)ようにしてもよい。様々な実施態様において、少なくとも1つのリブ108は、第1の壁114、第2の壁116、及び丸みを帯びた端部118を含むことができる。リブ108の厚さは、第1の壁114及び第2の壁116の外面を画定することができる。例えば、リブ108は、ルート部109において第1の厚さを画定し、自由端部110において第2の厚さを画定し、第2の厚さは第1の厚さより薄くすることができる。多くの実施形態において、第1の壁114及び第2の壁は、平坦なプレートとして形成することができる。第1の壁114及び第2の壁116は、リブ108の厚さがルート部109から丸みを帯びた端部118に向かって減少する(例えば、連続的に減少する)ように、一方の壁を他方の壁に対して傾斜させてもよい。別の言い方をすれば、第1の壁114及び第2の壁116は、壁114、116がルート部109から丸みを帯びた端部118に向かうにつれて、互いに収束するようにしてよい。丸みを帯びた端部118は、半円形でもよいし、円弧状でもよいし、他の湾曲形状であってもよい。丸みを帯びた端部118は、第1の壁114と第2の壁116の間に延在し、第1の壁114と第2の壁116を結合することができる。
【0037】
図8から図10はそれぞれ、本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置100の平面図を示している。図8から図10に示されるように、排気周波数低減装置100は、2つのリブ108を含んでもよいし、4つのリブ108を含んでもよいし、8つのリブ108を含んでもよい。しかしながら、排気周波数低減装置100は、任意の数のリブ108を含むことができ、特許請求の範囲に特に記載されていない限り、特定の数のリブ108に限定されるべきではないことが理解される。特に、リブ108は、互いに周方向に間隔を空けて配置する(例えば、等間隔に配置する、又は不等間隔に配置する)ことができる。一部の実施形態では、図に示すように、リブ108は、互いに直径方向に対向する1つ以上のペアで配置することができる。
【0038】
例示的な実施形態では、リブ108はそれぞれ、リブ108がルート部109から自由端部110まで半径方向Rに概ね一致するように、半径方向に延在することができる。他の実施形態(図8に示される実施形態など)では、リブ108は、半径方向とは別の方向に延在していてもよい。例えば、リブ108は、本体部102から半径方向Rに対して概ね斜めに延在していてもよい。一部の実施形態では、リブ108は、本体部102から接線方向に延在していてもよい。他の実施形態では、リブ108は本体部102から割線として延在することができ、リブ108に沿う想像線が本体部102の円形断面と2点で交差する。
【0039】
図11から図14はそれぞれ、本開示の実施形態に係る排気周波数低減装置100の側面図を示している。図11から図13に示すように、リブ108は、本体部102から概ね放射状に延在することができる。例示的な実施形態では、図11に示すように、リブ108は、半径方向に関して、本体部102の基部104(図8図10にも示されている)を超えて延在していない。例えば、リブ108は、基部104(又は第1の直径105)の半径方向の内側で終端させることができる。一部の実施形態では、リブ108は、基部104又は第1の直径105の半径方向の位置(又は半径方向の高さ)で終端させてもよい。あるいは、図12及び図13に示すように、リブ108は、基部104(又は第1の直径)を越えて半径方向に延在するようにしてもよい。
【0040】
様々な実施形態において、リブ108は様々な形状(三角形、矩形、円形、又は他の形状など)を有することができる。図11に示すように、リブ108は、第1の縁部120、第2の縁部122、及び第3の縁部124を画定することができる。第1の縁部120は、基部104から第2の縁部122まで概ね軸方向に延在することができる。第2の縁部122は、第1の縁部120と第3の縁部124との間で概ね半径方向に延在することができる。第3の縁部124は、第2の縁部122と本体部102の先端部106との間を概ね軸方向に延在することができる。図11に示すように、リブ108は、本体部102を越えて軸方向に延在する突出部126を含むことができる。特に、突出部126は、本体部102の先端部106を越えて軸方向に延在することができる。同様に、図12及び図13に示すように、リブ108は、本体部102を越えて半径方向に延在する突出部126を含むことができる。特に、突出部126は、本体部102の第1の直径105を越えて半径方向に延在することができる。
【0041】
図12に示すように、リブ108は、第1の縁部130、第2の縁部132、及び第3の縁部134を画定することができる。第1の縁部130は、基部104から第2の縁部132まで概ね半径方向に延在することができる。第2の縁部122は、第1の縁部130と第3の縁部134との間を、概ね軸方向に延在することができる。第3の縁部134は、第2の縁部122と本体部102の先端部106との間を、概ね半径方向に延在することができる。
【0042】
図13に示すように、リブ108は、第1の縁部140及び第2の縁部142を画定してもよい。第1の縁部140は、本体102の基部104から、半径方向Rと軸方向Aの両方向に対して概ね斜めの方向で、第2の縁部142まで延在することができる。第2の縁部142は、第1の縁部140から本体部102の先端部106まで概ね半径方向に延在することができる。
【0043】
図4に戻ると、リブ108は、第1の縁部150及び第2の縁部152を画定してもよい。第1の縁部150は、本体部102の基部104から概ね軸方向に延在することができ、第2の縁部152は、第1の縁部150から本体部102の先端部106まで概ね半径方向に延在することができる。このようにして、第1の縁部150、第2の縁部152、及び本体部102の外面が、全体として三角形の形状を画定することができる。
【0044】
多くの実施形態(図1図13に示す実施形態など)では、リブ108は、リブ108が基部104から先端部106まで本体部102の外面に沿って延在する場合に、軸方向中心線50に概ね平行に延在することができる。他の実施形態(図14に示す実施形態など)では、リブ108は、基部104から先端部106まで本体部102の外面に沿って延在する場合に、軸方向中心線50に対して非平行に延在していてもよい。更に他の実施形態(図示せず)では、リブ108を螺旋状に構成し、リブ108が基部104から先端部106まで軸方向に延在する場合に、リブ108が本体部102の周囲を環状に延在するようにしてもよい。
【0045】
更に、図14に示すように、本体部102は、基部104と先端部106との間の長さ154(例えば、軸方向長さ)を画定することができる。例示的な実施形態では、長さ154は、第1の直径105の約35%~約125%の間の長さとすることができる。他の実施形態では、本体部102は、基部104と先端部106との間の長さ154(例えば、軸方向長さ)を画定することができる。例示的な実施形態では、長さ154は、第1の直径105の約50%~約100%の間の長さとすることができる。一部の実施形態では、本体部102は、基部104と先端部106との間の長さ154(例えば、軸方向長さ)を画定することができる。例示的な実施形態では、長さ154は、第1の直径105の約65%~約85%の間の長さとすることができる。様々な実施形態において、外面112と軸方向中心線50に平行な軸方向線51との間に、収束角156を画定してもよい。例えば、収束角156は、約1°と約50°との間(例えば、約1°と約45°との間、約1°と約40°との間、約1°と約35°との間、約1°と約30°との間、約5°と約30°との間、約10°と約30°との間)とすることができる。
【0046】
図1図14に示され且つ本明細書で説明される排気周波数低減装置100の複数の特徴は、互いに交換可能とすることができ、一実施形態の一部として示され且つ説明される特徴を別の実施形態と共に使用して、更に他の実施形態を実現することができる。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内に入るような修正及び変形を含むことが意図される。
【0047】
ここに記載された説明は、実施例を用いて本発明(最良の態様を含む)を開示し、また、当業者が本発明を実施できるようにする(任意の装置又はシステムを製造すること及び使用すること、並びに組み込まれた任意の方法を実行することを含む)ものである。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって画定され、当業者に思い浮かぶ他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異なっていない構造要素を含む場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に異なっていない等価な構造要素を含む場合、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
【0048】
本発明のさらなる態様は、以下の実施形態によって提供される。
[実施形態1]
排気周波数低減装置であって、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部であって、前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定し、前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束し、前記基部はタービン機械の排気ディフューザの内側シェルから延在するよう構成される、本体部、及び前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを含む、排気周波数低減装置。
[実施形態2]
前記本体部は円錐台状である実施形態1に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態3]
前記少なくとも1つのリブの自由端部は、前記第1の直径の半径方向内側で終端している、実施形態1及び/又は2に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態4]
前記少なくとも1つのリブの自由端部は、前記第1の直径の半径方向外側で終端している、実施形態1~3のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態5]
前記少なくとも1つのリブは、前記ルート部から前記自由端部まで均一の厚さを画定する、実施形態1~4のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態6]
前記少なくとも1つのリブは、前記ルート部から前記自由端部に向かって減少する厚さを画定する、実施形態1~5のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態7]
前記本体部は外面を含み、前記外面と前記軸方向中心線に平行な軸方向線との間に収束角が画定され、前記収束角は約1°と約50°との間である、実施形態1~6のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態8]
前記本体部は、前記第1の直径の約35%と約125%の間の長さを画定する、実施形態1~7のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態9]
前記少なくとも1つのリブは、前記本体部から概ね半径方向に延在している、実施形態1~8のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態10]
前記少なくとも1つのリブは、前記本体部から半径方向に対して概ね斜めに延在している、実施形態1~9のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態11]
前記少なくとも1つのリブは、前記本体部を越えて延在する突出部を含む、実施形態1~10のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気周波数低減装置。
[実施形態12]
排気ディフューザであって、内側シェル、前記内側シェルから半径方向に間隔を空けて配置された外側シェルであって、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に排気流路が画定される、外側シェル、前記排気流路内に配置され、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に延在する1つ以上のストラット、及び前記内側シェルから延在する排気周波数低減装置であって、前記排気周波数低減装置は、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部であって、前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定し、前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する、本体部、及び前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを含む、排気ディフューザ。
[実施形態13]
前記本体部は円錐台状である、実施形態1~12のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態14]
前記少なくとも1つのリブの自由端部は、前記第1の直径の半径方向内側で終端している、実施形態1~13のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態15]
前記少なくとも1つのリブの自由端部は、前記第1の直径の半径方向外側で終端している、実施形態1~14のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態16]
前記少なくとも1つのリブは、前記ルート部から前記自由端部まで均一の厚さを画定する、実施形態1~15のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態17]
前記少なくとも1つのリブは、前記ルート部から前記自由端部に向かって減少する厚さを画定する、実施形態1~16のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態18]
前記本体部は外面を含み、前記外面と前記軸方向中心線に平行な軸方向線との間に収束角が画定され、前記収束角は約1°と約50°との間である、実施形態1~17のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態19]
前記本体部は、前記第1の直径の約35%と約125%の間の長さを画定する、実施形態1~18のうちの1つ以上の実施形態に記載の排気ディフューザ。
[実施形態20]
タービン機械であって、圧縮機部、前記圧縮機部の下流側に配置された燃焼部、前記燃焼部の下流側に配置されたタービン部、及び前記タービン部の下流側に配置された排気ディフューザを含み、前記排気ディフューザは、内側シェル、前記内側シェルから半径方向に間隔を空けて配置された外側シェルであって、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に排気流路が画定される、外側シェル、前記排気流路内に配置され、前記内側シェルと前記外側シェルとの間に延在する1つ以上のストラット、及び前記内側シェルから下流側に延在する排気周波数低減装置を含み、前記排気周波数低減装置は、軸方向中心線に沿って基部から先端部まで延在する本体部であって、前記基部は第1の直径を画定し、前記先端部は第2の直径を画定し、前記本体部は前記軸方向中心線に対して前記第1の直径から前記第2の直径に収束する、本体部、及び前記本体部に結合されたルート部から自由端部まで延在する少なくとも1つのリブを含む。
【符号の説明】
【0049】
10 ガスタービン
12 圧縮機部
18 燃焼部
22 タービン部
34 排気ディフューザ
44 ストラット
46 内側シェル
48 外側シェル
52 排気流路
100 排気周波数低減装置
102 本体部
104 基部
105 第1の直径
106 先端部
107 第2の直径
108 リブ
109 ルート部
110 自由端部
112 外面
126 突出部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【外国語明細書】