(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129340
(43)【公開日】2023-09-14
(54)【発明の名称】イメージセンサー
(51)【国際特許分類】
H01L 27/146 20060101AFI20230907BHJP
【FI】
H01L27/146 D
H01L27/146 F
H01L27/146 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023030876
(22)【出願日】2023-03-01
(31)【優先権主張番号】10-2022-0028168
(32)【優先日】2022-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0053099
(32)【優先日】2022-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】金 日中
【テーマコード(参考)】
4M118
【Fターム(参考)】
4M118AA10
4M118AB01
4M118BA14
4M118CA03
4M118CA22
4M118CA34
4M118CB13
4M118DD04
4M118DD09
4M118EA14
4M118FA06
4M118FA27
4M118FA28
4M118GB03
4M118GB07
4M118GB09
4M118GB11
4M118GC08
4M118GC14
4M118GD04
4M118HA25
4M118HA30
(57)【要約】
【課題】電気的特性が向上されたイメージセンサーを提供する。
【解決手段】本発明の概念にしたがうイメージセンサーは、単位画素領域を含み、互いに反対になる第1面及び第2面を含む第1基板と、前記第1基板の前記第1面下に配置される第2基板と、前記第2基板の下に配置される第3基板と、前記第2基板と前記第3基板との間に配置される下部絶縁層と、前記下部絶縁層内に配置される下部配線と、前記第1基板と前記第2基板との間の中間絶縁層と、前記中間絶縁層内に配置される第1ボンディングパッドと、前記第2基板を貫通して前記下部配線と前記第1ボンディングパッドを電気的に連結する連結コンタクトと、前記中間絶縁層内で前記第1ボンディングパッド下に配置されるコンタクトパターンと、を含み、前記第1ボンディングパッドは前記コンタクトパターンによって前記連結コンタクトから垂直に離隔されることができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単位画素領域を含み、互いに反対になる第1面及び第2面を含む第1基板と、
前記第1基板の前記第1面の下に配置される第2基板と、
前記第2基板の下に配置される第3基板と、
前記第2基板と前記第3基板との間に配置される下部絶縁層と、
前記下部絶縁層内に配置される下部配線と、
前記第1基板と前記第2基板との間の中間絶縁層と、
前記中間絶縁層内に配置される第1ボンディングパッドと、
前記第2基板を貫通して前記下部配線と前記第1ボンディングパッドを電気的に連結する連結コンタクトと、
前記中間絶縁層内で前記第1ボンディングパッドの下に配置されるコンタクトパターンと、を含み、
前記第1ボンディングパッドは、前記コンタクトパターンによって前記連結コンタクトから垂直に離隔される、イメージセンサー。
【請求項2】
前記第1基板の前記第1面と前記中間絶縁層との間の上部絶縁層と、
前記上部絶縁層の下部に提供される第2ボンディングパッドと、をさらに含み、
前記第1ボンディングパッドは、前記第2ボンディングパッドと接触する、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項3】
前記第3基板上に配置されるロジックトランジスタをさらに含み、
前記下部絶縁層は、前記ロジックトランジスタを覆う、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項4】
前記第2基板上に配置されるソースフォロワートランジスタと、
前記第1基板の前記第1面に隣接するように提供される浮遊拡散領域と、をさらに含み、
前記ソースフォロワートランジスタは、前記第1ボンディングパッドを通じて前記浮遊拡散領域と電気的に連結される、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項5】
前記第1基板内に提供されて前記単位画素領域を定義する画素分離パターンをさらに含み、
前記画素分離パターンの幅は、前記第1面で前記第2面に向かう方向に行くほど、大きくなる、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項6】
前記コンタクトパターンと前記第1ボンディングパッドは、互いに異なる物質を含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項7】
前記連結コンタクトの上面は、前記コンタクトパターンの底面より高いレベルに位置する、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項8】
前記コンタクトパターンは、その上面から前記第2基板に向かう方向に陥没されたリセス領域を含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項9】
前記第1ボンディングパッドは、
第1方向に延長されるライン部と、
前記ライン部から前記コンタクトパターンの前記リセス領域に向かって突出される突出部と、を含み、
前記突出部の幅は、前記第2基板に向かう方向に行くほど、小さくなる、請求項8に記載のイメージセンサー。
【請求項10】
前記コンタクトパターンは、複数のコンタクトパターンを含み、
前記連結コンタクトは、前記複数のコンタクトパターンの中で一部と接触する、請求項1に記載のイメージセンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイメージセンサーに関し、より詳細にはCMOS形イメージセンサーに関する。
【背景技術】
【0002】
イメージセンサーは光学映像(Optical image)を電気的信号に変換する素子である。イメージセンサーはCCD(Charge coupled device)形及びCMOS(Complementary metal oxide semiconductor)型に分類されることができる。CMOS型イメージセンサーはCIS(CMOS image sensor)と略称される。前記CISは2次元的に配列された複数の単位画素領域を具備する。単位画素領域の各々はフォトダイオード(photodiode)を含む。フォトダイオードは入射される光を電気信号に変換する役割をする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第10,121,812B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は電気的特性が向上されたイメージセンサーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の概念にしたがうイメージセンサーは、単位画素領域を含み、互いに反対になる第1面及び第2面を含む第1基板と、前記第1基板の前記第1面下に配置される第2基板と、前記第2基板の下に配置される第3基板と、前記第2基板と前記第3基板との間に配置される下部絶縁層と、前記下部絶縁層内に配置される下部配線と、前記第1基板と前記第2基板との間の中間絶縁層と、前記中間絶縁層内に配置される第1ボンディングパッドと、前記第2基板を貫通して前記下部配線と前記第1ボンディングパッドを電気的に連結する連結コンタクトと、前記中間絶縁層内で前記第1ボンディングパッド下に配置されるコンタクトパターンと、を含み、前記第1ボンディングパッドは、前記コンタクトパターンによって前記連結コンタクトから垂直に離隔されることができる。
【0006】
本発明の他の概念にしたがうイメージセンサーは、単位画素領域を含む第1基板と、前記第1基板下の第2基板と、前記第2基板下の第3基板と、前記第1及び第2基板の間の第1配線層及び第2配線層、前記第1配線層は前記第2配線層より前記第1基板にさらに隣接し、前記第2及び第3基板の間の第3配線層と、前記第2基板を貫通して前記第2配線層と前記第3配線層を電気的に連結する連結コンタクトと、を含み、前記第2配線層は、前記第1配線層に隣接する第1ボンディングパッド及び前記第1ボンディングパッドと前記連結コンタクトとの間のコンタクトパターンを含み、前記コンタクトパターンはその上面から前記第2基板に向かう方向に陥没されたリセス領域を含み、前記第1ボンディングパッドは、第1方向に延長されるライン部と、前記ライン部から前記コンタクトパターンの前記リセス領域に向かって突出される突出部と、を含むことができる。
【0007】
本発明のその他の概念にしたがうイメージセンサーは、互いに反対になる第1面及び第2面を含む第1基板と、前記第1基板内に提供されて単位画素領域を定義する画素分離パターン、前記画素分離パターンは第1分離パターン及び前記第1分離パターンと前記第1基板との間に介在される第2分離パターンと、を含み、前記単位画素領域内に各々提供される光電変換領域と、前記単位画素領域内に各々提供され、前記第1基板の前記第1面に隣接する浮遊拡散領域と、前記第1基板の前記第1面上の伝送ゲートと、前記伝送ゲートを覆う第1配線層、前記第1配線層は上部絶縁層及び前記上部絶縁層内の上部配線と第1ボンディングパッドと、を含み、前記第1配線層下の第2基板と、前記第2基板上に配置されるゲート電極と、前記第2基板内に配置されて前記ゲート電極の両側に提供されるソース/ドレイン領域と、前記第2基板と前記第1配線層との間の第2配線層、前記第2配線層は中間絶縁層及び前記中間絶縁層内に提供されて前記第1ボンディングパッドと接触する第2ボンディングパッドと、を含み、前記第2基板下の第3基板と、前記第3基板上に配置されるロジックトランジスタと、前記第2基板と前記第3基板との間の第3配線層、前記第3配線層は下部絶縁層及び前記下部絶縁層内の下部配線と、を含み、前記第2基板を貫通して前記下部配線と前記第2ボンディングパッドを電気的に連結する連結コンタクトと、前記中間絶縁層内で前記第2ボンディングパッドと前記連結コンタクトとの間に配置されるコンタクトパターンと、前記第1基板の前記第2面上のカラーフィルターと、前記カラーフィルター上のマイクロレンズ部と、を含み、前記第1ボンディングパッドは、前記コンタクトパターンによって前記連結コンタクトから垂直に離隔されることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、中間絶縁層内にコンタクトパターンが提供されることができる。コンタクトパターンは、第2ボンディングパッド下に配置されて第2ボンディングパッドと電気的に連結されることができる。コンタクトパターンが中間絶縁層の下部に配置されることによって、第2ボンディングパッドと第2下部配線を電気的に連結する連結コンタクトの長さを相対的に短く形成することが可能である。したがって、連結コンタクトを形成するためのコンタクトホールが十分に深く掘られないので、第2ボンディングパッドと第2下部配線が電気的に連結されない不良を防止することができる。
【0009】
また、前記不良を防止するために中間絶縁層の厚さを薄く形成しなくてもよいので、第2ボンディングパッドと第2ゲート電極が互いに接触する不良を防止することができる。結果的に、イメージセンサーの電気的特性が向上されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態によるイメージセンサーの回路図である。
【
図2】本発明の実施形態によるイメージセンサーを示した平面図である。
【
図7】本発明の比較例にしたがうイメージセンサーを説明するための図面であって、
図5のN領域を拡大した断面図である。
【
図8A】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8B】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8C】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8D】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8E】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8F】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8G】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図9A】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
【
図9B】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
【
図9C】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
【
図10】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための断面図である。
【
図11】本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
【
図13A】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【
図13B】本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明の実施形態によるイメージセンサーの回路図である。
【0012】
図1を参照すれば、イメージセンサーの単位画素領域は、フォトダイオードPD1、PD2、伝送トランジスタTX、ソースフォロワートランジスタSX、リセットトランジスタRX、デュアルコンバージョントランジスタDCX、及び選択トランジスタAXを含むことができる。伝送トランジスタTX、ソースフォロワートランジスタSX、リセットトランジスタRX、デュアルコンバージョントランジスタDCX、及び選択トランジスタAXは、各々伝送ゲートTG、ソースフォロワーゲートSF、リセットゲートRG、デュアルコンバージョンゲートDCG、及び選択ゲートSELを含むことができる。
【0013】
フォトダイオードPD1、PD2はn型不純物領域とp型不純物領域を含むことができる。浮遊拡散領域FDは、伝送トランジスタTXのドレインとして機能することができる。浮遊拡散領域FDは、デュアルコンバージョントランジスタDCXのソースとして機能することができる。浮遊拡散領域FDは、前記ソースフォロワートランジスタSX(source follower transistor)のソースフォロワーゲートSFと電気的に連結されることができる。ソースフォロワートランジスタSXは、選択トランジスタAX(selection transistor)に連結されることができる。
【0014】
図1を参照してイメージセンサーの動作を説明すれば、次の通りである。先ず、光が遮断された状態で前記リセットトランジスタRXのドレインと前記ソースフォロワートランジスタSXのドレインに電源電圧VDDを印加し、前記リセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョントランジスタDCXをターンオン(turn-on)させて浮遊拡散領域FDに残留する電荷を放出させる。その後、リセットトランジスタRXをオフ(OFF)させ、外部からの光をフォトダイオードPD1、PD2に入射させれば、フォトダイオードPD1、PD2の各々で電子-正孔対が生成される。正孔はフォトダイオードPD1、PD2のp型不純物領域に、電子はn型不純物領域に移動して蓄積される。伝送トランジスタTXをオン(ON)させれば、このような電子及び正孔のような電荷は、浮遊拡散領域FDに伝達されて蓄積される。蓄積された電荷量に比例して前記ソースフォロワートランジスタSXのゲートバイアスが変わって、ソースフォロワートランジスタSXのソース電位の変化をもたらすことになる。この時、選択トランジスタAXをオン(ON)させれば、カラムラインに電荷による信号が読み出すようになる。
【0015】
配線ラインが、伝送ゲートTG、ソースフォロワーゲートSF、デュアルコンバージョンゲートDCG、リセットゲートRG、及び選択ゲートSELの中で少なくとも1つと電気的に連結されることができる。配線ラインは、リセットトランジスタRXのドレイン又はソースフォロワートランジスタSXのドレインに電源電圧VDDを印加するように構成されることができる。配線ラインは、選択トランジスタAXと連結されたカラムラインを含むことができる。配線ラインは後述する配線である。
【0016】
図1でフォトダイオードPD1、PD2が1つの浮遊拡散領域FDを電気的に共有する形態を例示しているが、本発明の実施形態がこれに限定されることではない。例えば、1つの単位画素領域がフォトダイオードPD1、PD2の中でいずれか1つと浮遊拡散領域FD及び4つのトランジスタTX、RX、AX、SXを具備することができ、リセットトランジスタRX、ソースフォロワートランジスタSX、又は選択トランジスタAXは、隣接する単位画素領域によって互いに共有されることができる。また、1つの浮遊拡散領域FDを電気的に共有するフォトダイオードPD1、PD2の数もこれに限定されることではない。したがって、イメージセンサーの集積度が向上されることができる。
【0017】
図2は、本発明の実施形態によるイメージセンサーを示した平面図である。
図3は、
図2のA-A’線に沿う断面図である。
【0018】
図2及び
図3を参照すれば、イメージセンサーは、センサーチップ1000及びロジックチップ2000を含むことができる。センサーチップ1000は、第1半導体チップSC1及び第2半導体チップSC2を含むことができる。ロジックチップ2000は、第3半導体チップSC3を含むことができる。第1半導体チップSC1は、光電変換層10、第1配線層20a、及び光透過層30を含むことができる。光電変換層10は、第1基板100、画素分離パターン150、第1素子分離パターン103、及び第1基板100内に提供される光電変換領域110を含むことができる。外部から入射された光は、光電変換領域110で電気的信号に変換されることができる。
【0019】
第1基板100は、平面視において画素アレイ領域AR、光学ブラック領域OB、及びパッド領域PADを含むことができる。画素アレイ領域ARは、平面視において第1基板100のセンター部分に配置されることができる。画素アレイ領域ARは、複数の単位画素領域PXを含むことができる。単位画素領域PXは、入射光(incident light)から光電信号を出力することができる。単位画素領域PXは、列及び行をなし、2次元的に配列されることができる。列は第1方向D1と平行である。行は第2方向D2と平行である。本明細書で、第1方向D1は第1基板100の第1面100aと平行である。第2方向D2は、第1基板100の第1面100aに平行であり、第1の方向D1と交差する。第3方向D3は、第1基板100の第1面100aと実質的に垂直である。
【0020】
パッド領域PADは、第1基板100のエッジ部分に提供され、平面視において画素アレイ領域ARを囲むことができる。第2パッド端子83がパッド領域PAD上に提供されることができる。第2パッド端子83は、単位画素領域PXで発生した電気的信号を外部に出力することができる、又は外部の電気的信号又は電圧は第2パッド端子83を通じて単位画素領域PXに伝達されることができる。パッド領域PADが第1基板100のエッジ部分に配置されるので、第2パッド端子83が外部と容易に接続することができる。
【0021】
光学ブラック領域OBは、第1基板100の画素アレイ領域AR及びパッド領域PADの間に配置されることができる。光学ブラック領域OBは、画素アレイ領域ARを、平面視において囲むことができる。光学ブラック領域OBは複数のダミー領域111を含むことができる。ダミー領域111で発生された信号は、その後の工程ノイズを除去する情報として使用されることができる。以下、
図4及び
図5を参照して、イメージセンサーの画素アレイ領域ARに対してより詳細に説明する。
【0022】
図4は、
図2のM領域を拡大した平面図である。
図5は、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
図6は、
図5のN領域を拡大した断面図である。
【0023】
図4及び
図5を参照すれば、イメージセンサーは、第3方向D3に順に積層された第3半導体チップSC3、第2半導体チップSC2、及び第1半導体チップSC1を含むことができる。第1半導体チップSC1は、光電変換層10、第1ゲート電極GEa、伝送ゲートTG、第1配線層20a、及び光透過層30を含むことができる。光電変換層10は、第1基板100、画素分離パターン150、及び第1素子分離パターン103を含むことができる。
【0024】
第1基板100は、互いに対向する第1面100a及び第2面100bを有することができる。光は、第1基板100の第2面100bに入射されることができる。第1配線層20aは第1基板100の第1面100a上に配置されることができ、光透過層30は第1基板100の第2面100b上に配置されることができる。第1基板100は、半導体基板又はSOI(silicon on insulator)基板であり得る。第1基板100は、例えばシリコン基板、ゲルマニウム基板、又はシリコン-ゲルマニウム基板を含むことができる。第1基板100は、第1導電型の不純物を含むことができる。例えば、第1導電型の不純物は、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、インジウム(In)、及び/又はガリウム(Ga)のようなP型不純物を含むことができる。
【0025】
第1基板100は、画素分離パターン150によって定義された複数の単位画素領域PXを含むことができる。複数の単位画素領域PXは、互いに交差する第1の方向D1及び第2方向D2に沿ってマトリックス形状に配列されることができる。第1基板100は光電変換領域110を含むことができる。光電変換領域110が第1基板100内で単位画素領域PXに各々提供されることができる。光電変換領域110は、
図1のフォトダイオードPD1、PD2と同一な機能及び役割を遂行することができる。
【0026】
光電変換領域110は、第1基板100内に第2導電型の不純物でドーピングされた領域である。第2導電型の不純物は、第1導電型の不純物と反対である導電型を有することができる。第2導電型の不純物は、リン、ヒ素、ビスマス、及び/又はアンチモンのようなn型不純物を含むことができる。各々の光電変換領域110は、第1面100aに隣接する第1領域と第2面100bに隣接する第2領域を含むことができる。光電変換領域110の前記第1領域と前記第2領域との間に不純物濃度の差を有することができる。したがって、光電変換領域110は、第1基板100の第1面100aと第2面100bとの間でポテンシャル勾配を有することができる。
【0027】
第1基板100と光電変換領域110は、フォトダイオードを構成することができる。即ち、第1導電型の第1基板100と第2導電型の光電変換領域110との間のp-n接合(p-n junction)によってフォトダイオードが構成されることができる。フォトダイオードを構成する光電変換領域110は、入射光の強さに比例して光電荷を生成及び蓄積することができる。
【0028】
画素分離パターン150が、第1基板100内に提供され、単位画素領域PXを定義することができる。例えば、画素分離パターン150は、第1基板100の単位画素領域PXの間に提供されることができる。平面視において、画素分離パターン150は、格子構造を有することができる。平面視において、画素分離パターン150は、単位画素領域PXの各々を完全に囲むことができる。画素分離パターン150は、第1トレンチTR1内に提供されることができる。第1トレンチTR1は、第1基板100の第1面100aからリセスされる(recessed)ことができる。画素分離パターン150は、第1基板100の第1面100aから第2面100bに向かって延長されることができる。画素分離パターン150は、深い素子分離(deep trench isolation;DTI)膜であり得る。画素分離パターン150は第1基板100を貫通することができる。画素分離パターン150の垂直高さは、第1基板100の垂直厚さと実質的に同一であることができる。一例として、画素分離パターン150の幅は、第1基板100の第1面100aから第2面100bに行くほど、ますます減少することができる。画素分離パターン150の第1面100aでの幅は第1幅W1であり、画素分離パターン150の第2面100bでの幅は第2幅W2であり得る。即ち、第1幅W1は、第2幅W2より大きくすることができる。
【0029】
画素分離パターン150は、第1分離パターン151、第2分離パターン153、及びキャッピングパターン155を含むことができる。第1分離パターン151は、第1トレンチTR1の側壁に沿って提供されることができる。第1分離パターン151は、一例としてシリコン系絶縁物質(例えば、シリコン窒化物、シリコン酸化物、及び/又はシリコン酸化窒化物)及び/又は高誘電物質(例えば、ハフニウム酸化物及び/又はアルミニウム酸化物)を含むことができる。他の例として、第1分離パターン151は複数の層を含み、前記層は互いに異なる物質を含むことができる。第1分離パターン151は、第1基板100より低い屈折率を有することができる。したがって、第1基板100の単位画素領域PXの間でクロストーク現象が防止又は減少することができる。
【0030】
第2分離パターン153は、第1分離パターン151内に提供されることができる。例えば、第2分離パターン153の側壁は、第1分離パターン151によって囲まれることがきる。第1分離パターン151は、第2分離パターン153及び第1基板100の間に介在されることができる。第2分離パターン153は、第1分離パターン151によって第1基板100と離隔されることができる。したがって、イメージセンサー動作の時、第2分離パターン153が第1基板100と電気的に分離されることができる。第2分離パターン153は、結晶質半導体物質、例えばポリシリコンを含むことができる。一例として、第2分離パターン153はドーパントをさらに含むことができ、前記ドーパントは第1導電型の不純物又は第2導電型の不純物を含むことができる。例えば、第2分離パターン153は、ドーピングされたポリシリコンを含むことができる。他の例として、第2分離パターン153は、ドーピングされない(undoped)結晶質半導体物質を含むことができる。例えば、第2分離パターン153は、ドーピングされないポリシリコンを含むことができる。“ドーピングされない”という用語は意図的なドーピング工程を遂行しないことを意味することができる。前記ドーパントは、N型ドーパント及びP型ドーパントを含むことができる。
【0031】
キャッピングパターン155が、第2分離パターン153の底面上に提供されることができる。キャッピングパターン155は、第1基板100の第1面100aに隣接するように配置されることができる。キャッピングパターン155の底面は、第1基板100の第1面100aと共面(coplanar)をなすことができる。キャッピングパターン155の上面は、第2分離パターン153の底面と実質的に同一であることができる。キャッピングパターン155は、非導電性物質を含むことができる。一例として、キャッピングパターン155は、シリコン系絶縁物質(例えば、シリコン窒化物、シリコン酸化物、及び/又はシリコン酸化窒化物)及び/又は高誘電物質(例えば、ハフニウム酸化物及び/又はアルミニウム酸化物)を含むことができる。したがって、画素分離パターン150は、単位画素領域PXの各々に入射される入射光によって生成された光電荷がランダムドリフト(random drift)によって隣接する単位画素領域PXに入射されることを防止することができる。即ち、画素分離パターン150は、単位画素領域PXの間のクロストーク現象を防止することができる。
【0032】
第1素子分離パターン103が、第1基板100内に提供されることができる。例えば、第1素子分離パターン103は、第2トレンチTR2内に提供されることができる。第2トレンチTR2は、第1基板100の第1面100aからリセスされることができる。第1素子分離パターン103は、浅い素子分離(shallow trench isolation;STI)膜であり得る。第1素子分離パターン103は、第1活性パターンACT1及び第2活性パターンACT2を定義することができる(
図4参照)。第1素子分離パターン103の上面は、第1基板100内に提供されることができる。第1素子分離パターン103の幅は、第1基板100の第1面100aで第2面100bに行くほど、ますます減少することができる。第1素子分離パターン103の上面は、光電変換領域110と垂直に離隔されることができる。画素分離パターン150は、第1素子分離パターン103の一部と重畳されることができる。画素分離パターン150は第1素子分離パターン103を貫通することができる。第1素子分離パターン103の少なくとも一部は、画素分離パターン150の下部側壁上に配置され、画素分離パターン150の下部側壁と接することができる。第1素子分離パターン103の側壁と上面及び画素分離パターン150の側壁は、階段形状の構造をなすことができる。第1素子分離パターン103の深さは画素分離パターン150の深さより小さくすることができる。第1素子分離パターン103はシリコン系絶縁材料を含むことができる。一例として、第1素子分離パターン103は、シリコン窒化物、シリコン酸化物、及び/又はシリコン酸化窒化物を含むことができる。他の例として、第1素子分離パターン103は複数の層を含み、前記層は互いに異なる物質を含むことができる。
【0033】
各々の単位画素領域PXは、素子分離パターン103によって定義される第1活性パターンACT1を含むことができる。第1活性パターンACT1は、‘L’字形状の平面的形状を有することができる。各々の単位画素領域PXは、第2活性パターンACT2を含むことができる。第2活性パターンACT2は、第2方向D2に延長されるライン形状を有することができる。しかし、第1及び第2活性パターンACT1、ACT2の平面的形状が
図4に示した形状に限定されることではなく、多様に変更されることができる。
【0034】
先に
図1を参照して説明した伝送トランジスタTX、ソースフォロワートランジスタSX、リセットトランジスタRX、デュアルコンバージョントランジスタDCX、及び選択トランジスタAXが、第1基板100の第1面100a上に提供されることができる。
【0035】
伝送トランジスタTXは、第1活性パターンACT1上に提供されることができる。リセットトランジスタRX、デュアルコンバージョントランジスタDCX、及び選択トランジスタAXの中でいずれか1つは、第2活性パターンACT2上に提供されることができる。
【0036】
伝送トランジスタTXは、光電変換領域110と電気的に連結されることができる。伝送トランジスタTXは、伝送ゲートTG及び浮遊拡散領域FDを含むことができる。伝送ゲートTGは、第1基板100の第1面100a上に提供された第2部分TGbと前記第2部分TGbから第1基板100内に延長される第1部分TGaを含むことができる。第2部分TGbの第2方向D2への最大幅は、第1部分TGaの第2方向D2への最大幅より大きくすることができる。伝送ゲートTGと第1基板100との間にゲート誘電パターンGIが介在されることができる。ゲート誘電パターンGIは、第1部分TGaの上面及び側壁に沿って延長されることができる。浮遊拡散領域FDは、伝送ゲートTGの一側に隣接することができる。浮遊拡散領域FDは、第1活性パターンACT1内に位置することができる。浮遊拡散領域FDは、第1基板100と反対である第2導電型(例えば、n型)を有することができる。
【0037】
リセットトランジスタRX、デュアルコンバージョントランジスタDCX、及び選択トランジスタAXが、単位画素領域PXの第2活性パターンACT2上に提供されることができる。選択トランジスタAXは、選択ゲートSELを含むことができる。リセットトランジスタRXはリセットゲートRGを含むことができ、デュアルコンバージョントランジスタDCXはデュアルコンバージョンゲートDCGを含むことができる。第1ゲート電極GEaは、選択ゲートSEL、リセットゲートRG、又はデュアルコンバージョンゲートDCGの中でいずれか1つであり得る。第1ゲート電極GEaの側壁上にゲートスペーサーGSが提供されることができる。ゲートスペーサーGSは、一例としてシリコン窒化物、シリコン炭化窒化物、又はシリコン酸化窒化物を含むことができる。第1ゲート電極GEaと第1基板100との間にゲート誘電パターンGIが介在されることができる。第1ソース/ドレイン領域SDaが第1基板100内に提供されることができる。第1ソース/ドレイン領域SDaは、第2活性パターンACT2内にドーピングされた領域であり得る。第1ソース/ドレイン領域SDaは、第1ゲート電極GEaの両側に提供されることができる。一例として、第1ソース/ドレイン領域SDaは、第1基板100と反対である第2導電型(例えば、n型)を有することができる。
【0038】
第1配線層20aは、上部絶縁層221、222、上部配線211、上部ビア215、及び上部コンタクト201を含むことができる。上部絶縁層221、222は、第1上部絶縁層221及び第2上部絶縁層222を含むことができる。第1上部絶縁層221は、第1基板100の第1面100aを覆うことができる。第1上部絶縁層221は、伝送ゲートTG及び第1ゲート電極GEaを覆うことができる。第2上部絶縁層222は、第1上部絶縁層221上に提供されることができる。第1及び第2上部絶縁層221、222は非導電性物質を含むことができる。例えば、第1及び第2上部絶縁層221、222は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、及び/又はシリコン酸化窒化物のようなシリコン系絶縁材料を含むことができる。
【0039】
上部配線211が第1上部絶縁層221上に提供されることができる。上部配線211は、第2上部絶縁層222内に提供されることができる。上部配線211は、第2上部絶縁層222の上部に提供されることができる。第2上部絶縁層222の下部に第1ボンディングパッドBP1が提供されることができる。第1ボンディングパッドBP1の底面は、第2上部絶縁層222によって露出されることができる。上部ビア215が第2上部絶縁層222内に提供されることができる。上部ビア215は、上部配線211及び第1ボンディングパッドBP1を互いに連結することができる。上部コンタクト201が第1上部絶縁層221を貫通することができる。上部配線211は、上部コンタクト201を通じて伝送ゲートTG、第1ゲート電極GEa、及び浮遊拡散領域FDの中でいずれか1つと連結されることができる。
【0040】
上部配線211の配列は、光電変換領域110の配列と関わらず、配置されることができ、図示された配列に限定されなく、多様に変更されることができる。上部配線211、上部ビア215、上部コンタクト201、及び第1ボンディングパッドBP1は、金属物質を含むことができる。一例として、上部配線211、上部ビア215、上部コンタクト201、及び第1ボンディングパッドBP1は、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン窒化物(WN)、タンタル窒化物(TaN)、及びチタニウム窒化物(TiN)の中で少なくとも1つを含むことができる。具体的に、上部配線211、上部ビア215、上部コンタクト201、及び第1ボンディングパッドBP1は、各々銅を含むことができる。
【0041】
光透過層30は、カラーフィルター303及びマイクロレンズ部306を含むことができる。光透過層30は、外部から入射される光を集光及びフィルタリングして、光を光電変換層10に提供することができる。第1基板100の第2面100b上にカラーフィルター303が提供されることができる。カラーフィルター303が単位画素領域PX上に各々配置されることができる。カラーフィルター303は、原色カラーフィルター(primary color filter)を含むことができる。カラーフィルター303は、互いに異なる色を有する第1乃至第3カラーフィルターを含むことができる。一例として、第1乃至第3カラーフィルターは、各々緑色、赤色、及び青色のカラーフィルターを含むことができる。第1乃至第3カラーフィルターは、各々緑色、赤色、及び青色のカラーフィルターを含むことができる。第1乃至第3カラーフィルターは、ベイヤーパターン(bayer pattern)方式に配列されることができる。他の例として、第1乃至第3カラーフィルターは、シアン(cyan)、マゼンタ(magenta)、又は黄色(yellow)等のような異なるカラーを含んでもよい。
【0042】
光透過層30は、第1基板100の第2面100bとカラーフィルター303との間に順次的に提供される第1固定電荷膜132、第2固定電荷膜134、及び平坦化膜136をさらに含むことができる。第1固定電荷膜132、第2固定電荷膜134、及び平坦化膜136の各々は、互いに異なる物質を含むことができる。一例として、第1固定電荷膜132はアルミニウム酸化物、第2固定電荷膜134はハフニウム酸化物、そして平坦化膜136はシリコン酸化物を含むことができる。第1固定電荷膜132、第2固定電荷膜134、及び平坦化膜136は、第1基板100の第2面100bに入射される光が光電変換領域110に円滑に到達できるように光の反射を防止することができる。
【0043】
カラーフィルター303上にマイクロレンズ部306が提供されることができる。マイクロレンズ部306は、カラーフィルター303と接触する平坦部305及び前記平坦部305上に提供されて各々の単位画素領域PX上に配置されるマイクロレンズ307を含むことができる。平坦部305は、一例として有機物を含むことができる。他の例として、平坦部305は、シリコン酸化物又はシリコン酸化窒化物を含むことができる。マイクロレンズ307は、単位画素領域PXに入射される光を集光させるように膨らんでいる形状を有することができる。各々のマイクロレンズ307は、光電変換領域110と垂直に重畳されることができる。
【0044】
光透過層30は、低屈折パターン311、保護膜316、及び遮光パターン315をさらに含むことができる。遮光パターン315が平坦化膜136の上面上に提供されることができる。遮光パターン315は、画素分離パターン150と垂直に重畳されることができる。即ち、遮光パターン315は格子構造を有することができる。遮光パターン315は、例えばチタニウム、タンタル、タングステン、又はチタニウム窒化物のような金属又は金属窒化物の中で少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0045】
低屈折パターン311が互いに隣接するカラーフィルター303の間に配置されてこれらを互いに分離することができる。低屈折パターン311は、遮光パターン315の上面上に配置されることができる。低屈折パターン311は、画素分離パターン150及び遮光パターン315と垂直に重畳されることができる。即ち、低屈折パターン311は格子構造を有することができる。低屈折パターン311は、カラーフィルター303より低い屈折率を有する物質で成されることができる。低屈折パターン311は有機物質で成されることができる。例えば、低屈折パターン311は、シリカナノパーティクルが含まれたポリマー層であり得る。低屈折パターン311は、低い屈折率を有するので、光電変換領域110に入射される光の量を増大させることができ、単位画素領域PXの間のクロストークを低下させることができる。即ち、各光電変換領域110で受光効率が増加されることができ、SNR(Signal Noise Ratio)特性が改善されることができる。
【0046】
保護膜316が、低屈折パターン311の表面を実質的に均一な厚さで覆うことができる。保護膜316は、カラーフィルター303の各々の上面上にさらに延長されることができる。保護膜316は、例えばアルミニウム酸化膜とシリコン炭化酸化膜の中で少なくとも1つの単一膜又は多重膜を含むことができる。保護膜316は、カラーフィルター303を保護し、吸湿機能を遂行することができる。
【0047】
第2半導体チップSC2が第1半導体チップSC1と電気的に連結されることができる。第2半導体チップSC2は、第1基板100の第1面100aに隣接することができる。第2半導体チップSC2は、第2基板200及び第2配線層20bを含むことができる。
【0048】
第2基板200は、互いに反対になる第3面200a及び第4面200bを有することができる。第2配線層20bは、第2基板200の第3面200a上に配置されることができる。第2配線層20bは、第1配線層20aと第2基板200との間に配置されることができる。第2基板200は、半導体基板又はSOI(silicon on insulator)基板であり得る。第2基板200は、例えばシリコン基板、ゲルマニウム基板、又はシリコン-ゲルマニウム基板を含むことができる。第2基板200は第1導電型の不純物を含むことができる。例えば、第1導電型の不純物は、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、インジウム(In)、及び/又はガリウム(Ga)のようなP型不純物を含むことができる。
【0049】
第2基板200の第3面200a上に第2ゲート電極GEbが配置されることができる。第2ゲート電極GEbの両側に第2ソース/ドレイン領域SDbが提供されることができる。第2ソース/ドレイン領域SDbは、第2基板200内に提供されることができる。第2ソース/ドレイン領域SDbは、第2基板200の第3面200aに隣接することができる。一例として、第2ソース/ドレイン領域SDbは、第2基板200と反対である第2導電型(例えば、n型)を有することができる。第2ゲート電極GEbと第2ソース/ドレイン領域SDbは、
図1を参照して説明したソースフォロワートランジスタSXを構成することができる。再び言えば、第2ゲート電極GEbは、
図1を参照して説明したソースフォロワーゲートSFであり得る。第2ゲート電極GEbは、上部配線211、第1ボンディングパッドBP1、及び後述する第2ボンディングパッドBP2を通じて浮遊拡散領域FDと電気的に連結されることができる。
【0050】
第2ゲート電極GEbの側壁上にゲートスペーサーGSが提供されることができる。第2ゲート電極GEbと第2基板200との間にゲート誘電パターンGIが介在されることができる。
【0051】
第2配線層20bは、第2基板200の第3面200aを覆うことができる。第2配線層20bは、中間絶縁層223、中間コンタクト202、第2ボンディングパッドBP2、及びコンタクトパターンCPを含むことができる。
【0052】
中間絶縁層223は、第2基板200の第3面200aを覆うことができる。中間絶縁層223は第2ゲート電極GEbを覆うことができる。中間絶縁層223は非導電性物質を含むことができる。例えば、中間絶縁層223は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、及び/又はシリコン酸化窒化物のようなシリコン系絶縁材料を含むことができる。
【0053】
第2ボンディングパッドBP2が中間絶縁層223内に提供されることができる。第2ボンディングパッドBP2は、中間絶縁層223の上部に提供されることができる。中間絶縁層223内に中間コンタクト202が提供されることができる。中間コンタクト202は、第2ゲート電極GEb又は第2ソース/ドレイン領域SDbの中でいずれか1つに連結されることができる。中間コンタクト202は、第2ボンディングパッドBP2と第2ゲート電極GEb、又は第2ボンディングパッドBP2と第2ソース/ドレイン領域SDbとの間に介在されることができる。即ち、第2ボンディングパッドBP2は、中間コンタクト202を通じて第2ゲート電極GEb及び第2ソース/ドレイン領域SDbの中でいずれか1つと連結されることができる。第2ボンディングパッドBP2の上面は、中間絶縁層223によって露出されることができる。
【0054】
第2ボンディングパッドBP2は、第1ボンディングパッドBP1と接触することができる。第2ボンディングパッドBP2は第1配線層20aに隣接し、第1ボンディングパッドBP1は第2配線層20bに隣接することができる。第1ボンディングパッドBP1と第2ボンディングパッドBP2を通じて第1半導体チップSC1と第2半導体チップSC2が電気的に連結されることができる。
【0055】
第2基板200を貫通する連結コンタクトTVが提供されることができる。連結コンタクトTVは、後述する第3半導体チップSC3と第2半導体チップSC2を電気的に連結することができる。
【0056】
連結コンタクトTVと第2ボンディングパッドBP2との間にコンタクトパターンCPが介在されることができる。コンタクトパターンCPは、第2ボンディングパッドBP2と連結コンタクトTVとの間に配置されてこれらを電気的に連結することができる。コンタクトパターンCPは、中間絶縁層223の下部に提供されることができる。
【0057】
中間コンタクト202、第2ボンディングパッドBP2、及び連結コンタクトTVは、金属物質を含むことができる。一例として、中間コンタクト202、第2ボンディングパッドBP2、及び連結コンタクトTVは、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン窒化物(WN)、タンタル窒化物(TaN)、及びチタニウム窒化物(TiN)の中で少なくとも1つを含むことができる。具体的に、中間コンタクト202、第2ボンディングパッドBP2、及び連結コンタクトTVは、各々銅を含むことができる。
【0058】
第3半導体チップSC3が第2半導体チップSC2と電気的に連結されることができる。第3半導体チップSC3は、第2基板200の第4面200bに隣接することができる。第3半導体チップSC3は、第3基板300及び第3配線層20cを含むことができる。
【0059】
第3基板300は、互いに反対になる第5面300a及び第6面300bを有することができる。第3配線層20cは、第3基板300の第5面200a上に配置されることができる。第3配線層20cは、第2基板200と第3基板300との間に配置されることができる。第3基板300は、半導体基板又はSOI(silicon on insulator)基板であり得る。第3基板300は、例えばシリコン基板、ゲルマニウム基板、又はシリコン-ゲルマニウム基板を含むことができる。第3基板300は第1導電型の不純物を含むことができる。例えば、第1導電型の不純物は、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、インジウム(In)、及び/又はガリウム(Ga)のようなP型不純物を含むことができる。
【0060】
第2素子分離パターン105が第3基板300内に提供されることができる。例えば、第2素子分離パターン105は、第7トレンチTR7内に提供されることができる。第7トレンチTR7は、第3基板300の第5面300aからリセスされることができる。第2素子分離パターン105の底面は、第3基板300内に提供されることができる。第2素子分離パターン105は、第1素子分離パターン103と同一であるか、或いは類似の構造を有することができる。第2素子分離パターン105の幅は、第3基板300の第5面300aで第6面300bに行くほど、ますます減少することができる。第2素子分離パターン105はシリコン系絶縁材料を含むことができる。一例として、第2素子分離パターン105は、シリコン窒化物、シリコン酸化物、及び/又はシリコン酸化窒化物を含むことができる。他の例として、第2素子分離パターン105は複数の層を含み、前記層は互いに異なる物質を含むことができる。
【0061】
第3基板300の第5面300a上に第3ゲート電極GEcが配置されることができる。第3ゲート電極GEcの両側に第3ソース/ドレイン領域SDcが提供されることができる。第3ソース/ドレイン領域SDcは、第3基板300内に提供されることができる。第3ソース/ドレイン領域SDcは、第3基板300の第5面300aに隣接することができる。一例として、第3ソース/ドレイン領域SDcは、第3基板300と反対である第2導電型(例えば、n型)を有することができる。第3ゲート電極GEcと第3ソース/ドレイン領域SDcは、ロジックトランジスタLTを構成することができる。ロジックトランジスタLTはロジック回路を構成することができる。前記ロジック回路は、一例としてピクセルアレイ(Pixel array)、行デコーダー(row decoder)、行ドライバー(row driver)、列デコーダー(column decoder)、タイミング発生器(timing generator)、相関二重サンプラー(CDS:Correlated Double Sampler)、アナログデジタルコンバータ(ADC:Analog to Digital Converter)、及び入出力バッファ(I/O buffer)を含むことができる。
【0062】
第3ゲート電極GEcの側壁上にゲートスペーサーGSが提供されることができる。第3ゲート電極GEcと第3基板300との間にゲート誘電パターンGIが介在されることができる。
【0063】
第3配線層20cは、第3基板300の第5面300aを覆うことができる。第3配線層20cは、下部絶縁層224、225、下部コンタクト203、下部配線212、213、下部ビア217を含むことができる。下部絶縁層224、225は、第1下部絶縁層224及び第2下部絶縁層225を含むことができる。第1下部絶縁層224は第3基板300の第5面300aを覆うことができる。第1下部絶縁層224は第3ゲート電極GEcを覆うことができる。第2下部絶縁層225は第1下部絶縁層224上に提供されることができる。第1及び第2下部絶縁層224、225は、非導電性物質を含むことができる。例えば、第1及び第2下部絶縁層224、225は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、及び/又はシリコン酸化窒化物のようなシリコン系絶縁材料を含むことができる。
【0064】
下部配線212、213が第2下部絶縁層225内に提供されることができる。下部配線212、213は、第1下部配線212及び第2下部配線213を含むことができる。第2下部絶縁層225の下部に第1下部配線212が提供されることができる。第1下部配線212の底面は、第2下部絶縁層225によって露出されることができる。第2下部絶縁層225の上部に第2下部配線213が提供されることができる。第2下部配線213の上面は、第2下部絶縁層225によって露出されることができる。連結コンタクトTVは、第2下部配線213とコンタクトパターンCPとの間に配置されてこれらを電気的に連結することができる。
【0065】
下部ビア217が第2下部絶縁層225内に提供されることができる。下部ビア217は、第1下部配線212及び第2下部配線213を互いに連結することができる。下部コンタクト203が第1下部絶縁層224を貫通することができる。下部配線212、213は、下部コンタクト203を通じて第3ゲート電極GEc又は第3ソース/ドレイン領域SDcの中でいずれか1つと連結されることができる。
【0066】
下部配線212、213の配列は図示された配列に限定されなく、多様に変更されることができる。下部配線212、213、下部ビア217、及び下部コンタクト203は、金属物質を含むことができる。一例として、下部配線212、213、下部ビア217、及び下部コンタクト203は、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン窒化物(WN)、タンタル窒化物(TaN)、及びチタニウム窒化物(TiN)の中で少なくとも1つを含むことができる。具体的に、下部配線212、213、下部ビア217、及び下部コンタクト203は、各々銅を含むことができる。
【0067】
図3を再び参照すれば、イメージセンサーはロジックチップ2000をさらに含むことができる。ロジックチップ2000は、センサーチップ1000の下に積層されることができる。
【0068】
光学ブラック領域OBで第1基板100上に第1連結構造体50、第1パッド端子81、及びバルクカラーフィルター90が提供されることができる。第1連結構造体50は、第1遮光パターン51、第1絶縁パターン53、及び第1キャッピング膜55を含むことができる。第1遮光パターン51が第1基板100の第2面100b上に提供されることができる。第1遮光パターン51は、第3トレンチTR3及び第4トレンチTR4の内側壁をコンフォーマルに覆うことができる。第1遮光パターン51は、光電変換層10及び第1配線層20a、第2配線層20b、及び第2基板200を貫通して光電変換層10及び第2配線層20bを電気的に連結することができる。より具体的に、第1遮光パターン51は、第2配線層20b内の配線及び光電変換層10内の画素分離パターン150と接触することができる。したがって、第1連結構造体50は、第2配線層20b内の配線と電気的に連結されることができる。第1遮光パターン51は、光学ブラック領域OB内に入射される光を遮断することができる。
【0069】
第1パッド端子81が第3トレンチTR3の内部に提供されて第3トレンチTR3の残部を満たすことができる。第1パッド端子81は、金属物質、例えばアルミニウムを含むことができる。第1パッド端子81は、画素分離パターン150、より具体的には第2分離パターン153と連結されることができる。したがって、第1パッド端子81を通じて画素分離パターン150に負電圧を印加することができる。
【0070】
第1絶縁パターン53が第1遮光パターン51上に提供されて、第4トレンチTR4の残部を満たすことができる。第1絶縁パターン53は、光電変換層10及び第1配線層20a、第2配線層20b、及び第2基板200を貫通することができる。第1絶縁パターン53上に第1キャッピング膜55が提供されることができる。第1キャッピング膜55が第1絶縁パターン53上に提供されることができる。第1キャッピング膜55は、キャッピングパターン155と同一な物質を含むことができる。
【0071】
バルクカラーフィルター90が、第1パッド端子81、第1遮光パターン51、及び第1キャッピング膜55上に提供されることができる。バルクカラーフィルター90は、第1パッド端子81、第1遮光パターン51、及び第1キャッピング膜55を覆うことができる。第1保護膜71が、バルクカラーフィルター90上に提供されてバルクカラーフィルター90を覆うことができる。
【0072】
第1基板100の光学ブラック領域OBに光電変換領域110’及びダミー領域111が提供されることができる。前記光電変換領域110’は、例えば第1導電型と異なる第2導電型(例えば、n型)の不純物でドーピングされることができる。光電変換領域110’は、
図5で説明した光電変換領域110と類似の構造を有するが、光を受けて電気的信号を発生させる動作を遂行しないこともあり得る。ダミー領域111は不純物でドーピングされない領域であり得る。光電変換領域110’及びダミー領域111で発生された信号は、その後の工程ノイズを除去する情報として使用されることができる。
【0073】
パッド領域PADで、第1基板100上に第2連結構造体60、第2パッド端子83、及び第2保護膜73が提供されることができる。第2連結構造体60は、第2遮光パターン61、第2絶縁パターン63、及び第2キャッピング膜65を含むことができる。
【0074】
第2遮光パターン61が第1基板100の第2面100b上に提供されることができる。より具体的に、第2遮光パターン61は、第5トレンチTR5及び第6トレンチTR6の内側壁をコンフォーマルに覆うことができる。第2遮光パターン61は、光電変換層10、及び第1配線層20a、第2配線層20b、及び第2基板200を貫通することができる。より具体的に、第2遮光パターン61は、第3配線層20c内の配線と接触することができる。第2遮光パターン61は、金属物質、例えばタングステンを含むことができる。
【0075】
第2パッド端子83が第5トレンチTR5の内部に提供されることができる。第2パッド端子83は、第2遮光パターン61上に提供されて第5トレンチTR5の残部を満たすことができる。第2パッド端子83は、金属物質、例えばアルミニウムを含むことができる。第2パッド端子83は、イメージセンサー素子と外部との間の電気的連結通路の役割を遂行することができる。第2絶縁パターン63が第6トレンチTR6の残部を満たすことができる。第2絶縁パターン63は、光電変換層10及び第1配線層20a、第2配線層20b、及び第2基板200を貫通することができる。第2キャッピング膜65が第2絶縁パターン63上に提供されることができる。第2キャッピング膜65はキャッピングパターン155と同一な物質を含むことができる。第2保護膜73が、第2遮光パターン61の一部及び第2キャッピング膜65を覆うことができる。
【0076】
第2パッド端子83を通じて印加された電流は、第2遮光パターン61、第2配線層20b内の配線、及び第1遮光パターン51を通じて画素分離パターン150に流れることができる。光電変換領域110、110’及びダミー領域111から発生した電気的信号は、第2配線層20b内の配線、第3配線層20c内の配線、第2遮光パターン61、及び第2パッド端子83を通じて外部に伝送されることができる。
【0077】
図6を参照してコンタクトパターンCP及び連結コンタクトTVに対してより詳細に説明する。
【0078】
図6を参照すれば、連結コンタクトTVと第2ボンディングパッドBP2との間にコンタクトパターンCPが配置されることができる。連結コンタクトTVは、第2下部配線213からコンタクトパターンCPに向かって延長されることができる。連結コンタクトTVはコンタクトパターンCPと接触することができる。具体的に、連結コンタクトTVは、コンタクトパターンCPの底面と接触することができる。中間絶縁層223はその内部にオープニング(開口部)OPを含むことができる。オープニングOPの内側壁に沿ってコンタクトパターンCPがコンフォーマルに提供されることができる。オープニングOPの幅は、第2基板200に向かう方向に行くほど、小さくなることができる。
【0079】
第2ボンディングパッドBP2は、コンタクトパターンCPによって連結コンタクトTVと電気的に連結され、連結コンタクトTVと直接的に接触しないことがあり得る。第2ボンディングパッドBP2の突出部PTPは、コンタクトパターンCPによって連結コンタクトTVから垂直に(即ち、第3方向D3)離隔されることができる。
【0080】
コンタクトパターンCPは、その上面から第2基板200に向かう方向に陥没されるリセス領域RSRを含むことができる。リセス領域RSRの幅は、第2基板200に向かう方向に行くほど、小さくなることができる。
【0081】
コンタクトパターンCPは金属物質を含むことができる。一例として、コンタクトパターンCPは、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン窒化物(WN)、タンタル窒化物(TaN)、及びチタニウム窒化物(TiN)の中で少なくとも1つを含むことができる。コンタクトパターンCPは、第2ボンディングパッドBP2と異なる金属物質を含むことができる。具体的に、第2ボンディングパッドBP2は銅を含み、コンタクトパターンCPはタングステンを含むことができる。他の例として、コンタクトパターンCPは、第2ボンディングパッドBP2と同一な物質を含むことができる。
【0082】
コンタクトパターンCP上に配置される第2ボンディングパッドBP2は、ライン部LIN及び突出部PTPを含むことができる。ライン部LINは、中間絶縁層223の上部で第2方向D2に延長される部分であり得る。突出部PTPは、ライン部LINからコンタクトパターンCPに向かって突出される部分であり得る。突出部PTPは、コンタクトパターンCPのリセス領域RSRに突出されることができる。突出部PTPはリセス領域RSRを満たすことができる。コンタクトパターンCPの上面は、ライン部LINの底面と接触することができる。突出部PTPの幅は第3幅W3であり得る。第3幅W3は、第2基板200に向かう方向に行くほど、小さくなることができる。
【0083】
コンタクトパターンCPの底面は、第2基板200の上面と共面をなすことができる。コンタクトパターンCPの底面は、第1レベルLV1に位置することができる。連結コンタクトTVの上面は、第2レベルLV2に位置することができる。第2ボンディングパッドBP2の最下面は、第3レベルLV3に位置することができる。即ち、第2ボンディングパッドBP2の突出部PTPの底面は第3レベルLV3に位置することができる。一例として、第2レベルLV2は第1レベルLV1より高く、第3レベルLV3は第2レベルLV2より高いことができる。第2レベルLV2は、第1レベルLV1と第3レベルLV3との間に位置することができる。連結コンタクトTVの上面と側壁の一部分はコンタクトパターンCPと接触することができる。他の例として、第1レベルLV1と第2レベルLV2は、実質的に同一なレベルに位置することができる。即ち、連結コンタクトTVの上面は、コンタクトパターンCPの底面と接触することができる。
【0084】
図7は、本発明の比較例にしたがうイメージセンサーを説明するための図面であって、
図5のN領域を拡大した断面図である。本比較例では、
図4乃至
図6を参照して説明したことと重複される内容は説明を省略し、相違点に対して詳細に説明する。
【0085】
図7を参照すれば、
図6を参照して説明したコンタクトパターンCPが省略されることができる。第2ボンディングパッドBP2は、また
図6を参照して説明した突出部PTPを含まないことがあり得る。したがって、第2ボンディングパッドBP2と第2下部配線213との間の距離が相対的に遠くなることができる。即ち、第2ボンディングパッドBP2と第2下部配線213との間を電気的に連結するためには第2基板200と中間絶縁層223を貫通する連結コンタクトTVの長さが相対的に長くならなければならない。この時、連結コンタクトTVを形成するためのコンタクトホールが十分に深く掘られないので、第2ボンディングパッドBP2と第2下部配線213が電気的に連結されないことがあり得る。これを防止するために、中間絶縁層223の厚さを薄く形成する場合、第2ボンディングパッドBP2と第2ゲート電極GEbが、互いに接触する不良が発生する可能性がある(
図5参照)。
【0086】
本発明によれば、中間絶縁層223内にコンタクトパターンCPが提供されることができる。コンタクトパターンCPは、第2ボンディングパッドBP2下に配置されて第2ボンディングパッドBP2と電気的に連結されることができる。コンタクトパターンCPが、中間絶縁層223の下部に配置されることによって、第2ボンディングパッドBP2と第2下部配線213を電気的に連結する連結コンタクトTVの長さを相対的に短く形成することが可能である。したがって、連結コンタクトTVを形成するためのコンタクトホールが十分に深く掘られないので、第2ボンディングパッドBP2と第2下部配線213が、電気的に連結されない不良を防止することができる。また、前記不良を防止するために、中間絶縁層223の厚さを薄く形成しなくともよいので、第2ボンディングパッドBP2と第2ゲート電極GEbが互いに接触する不良を防止することができる。結果的に、イメージセンサーの電気的特性が向上されることができる。
【0087】
図8A乃至
図8Gは、本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【0088】
図8Aを参照すれば、互いに反対になる第1面100a及び第2面100bを有する第1基板100が準備されることができる。第1基板100は、第1導電型(例えば、p型)の不純物を含むことができる。一例として、第1基板100は、第1導電型バルク(bulk)シリコン基板上に第1導電型エピタキシャル層が形成された基板である。他の例として、第1基板100は第1導電型のウェルを含むバルク基板である。
【0089】
第1基板100の第1面100a上に第2トレンチTR2を形成することができる。第2トレンチTR2内に第1素子分離パターン103が形成されることができる。第1素子分離パターン103と第1基板100を蝕刻して第1トレンチTR1が形成されることができる。第1トレンチTR1内に画素分離パターン150が形成されることができる。第1トレンチTR1の底面TR1bは、第1基板100の第2面100bより高いレベルに位置することができる。
【0090】
第1基板100内に不純物をドーピングして、光電変換領域110が形成されることができる。光電変換領域110は、前記第1導電型(例えば、p型)と異なる第2導電型(例えば、n型)を有することができる。
【0091】
第1基板100の第1面100a上に伝送ゲートTGが形成されることができる。伝送ゲートTGは、第1基板100の第1面100a上に提供される第2部分TGb及び第2部分TGbから第1基板100内に延長される第1部分TGaを含むことができる。図示されなかったが、第1基板100の第1面100b上に
図4を参照して説明した第1ゲート電極GEaが形成されることができる。
【0092】
第1基板100の第1面100a上に不純物が注入されて浮遊拡散領域FDが形成されることができる。浮遊拡散領域FDは、第2導電型(例えば、n型)の不純物を含むことができる。図示されなかったが、第1ゲート電極GEaの両側に
図4を参照して説明した第1ソース/ドレイン領域SDaが形成されることができる。
【0093】
伝送ゲートTGを覆う第1上部絶縁層221が形成されることができる。第1上部絶縁層221内に上部コンタクト201が形成されることができる。第1上部絶縁層221上に上部配線211が形成されることができる。上部配線211を覆う第2上部絶縁層222が第1上部絶縁層221上に形成されることができる。第2上部絶縁層222内に上部ビア215及び第1ボンディングパッドBP1が形成されることができる。第1ボンディングパッドBP1の上面は、第2上部絶縁層222によって露出されることができる。最終的に、第1ウエハ部分WF1が形成されることができる。第1ウエハ部分WF1は、最終的に
図5を参照して説明した第1半導体チップSC1を構成することができる。
【0094】
図8Bを参照すれば、互いに反対になる第3面200a及び第4面200bを有する第2基板200が準備されることができる。第2基板200は、第1導電型(例えば、p型)の不純物を含むことができる。一例として、第2基板200は、第1導電型バルク(bulk)シリコン基板上に第1導電型エピタキシャル層が形成された基板であり得る。他の例として、第2基板200は、第1導電型のウェルを含むバルク基板であり得る。
【0095】
第2基板200の第3面200a上に第2ゲート電極GEbが形成されることができる。第2ゲート電極GEbの両側に第2ソース/ドレイン領域SDbが形成されることができる。第2ゲート電極GEbと第2ソース/ドレイン領域SDbは
図1を参照して説明したソースフォロワートランジスタSXを構成することができる。
【0096】
図8Cを参照すれば、第2ゲート電極GEbを覆う第1中間絶縁膜223aが形成されることができる。第1中間絶縁膜223aを貫通するオープニングOPが形成されることができる。オープニングOPによって第2基板200の第3面200aが露出されることができる。
【0097】
オープニングOPの底面及び内側壁、そして第1中間絶縁膜223aの上面に沿って予備コンタクトパターンPCPがコンフォーマルに形成されることができる。一例として、予備コンタクトパターンPCPはタングステンを含むことができる。
【0098】
図8Dを参照すれば、予備コンタクトパターンPCP上に平坦化工程が遂行されることができる。前記平坦化工程は、第1中間絶縁膜223aの上面が露出される時まで遂行されることができる。結果的に、第1中間絶縁膜223a内にコンタクトパターンCPが形成されることができる。コンタクトパターンCPは、その上面から第2基板200に向かって陥没されたリセス領域RSRを含むことができる。第1中間絶縁膜223a内に中間コンタクト202が形成されることができる。
【0099】
第1中間絶縁膜223a上に第2ボンディングパッドBP2が形成されることができる。コンタクトパターンCPと連結される第2ボンディングパッドBP2は、ライン部LIN及びライン部LINからコンタクトパターンCPのリセス領域RSRに向かって突出される突出部PTPを含むことができる。即ち、第2ボンディングパッドBP2の突出部PTPは、リセス領域RSRを満たすことができる。第1中間絶縁膜223a上に第2中間絶縁膜223bが形成されることができる。第2中間絶縁膜223bを形成することは、第1中間絶縁膜223a上に絶縁膜(図示せず)を形成すること及び第2ボンディングパッドBP2の上面が露出される時まで平坦化工程を遂行することを含むことができる。第1中間絶縁膜223a及び第2中間絶縁膜223bは、中間絶縁層223を構成することができる。結果的に、第2ウエハ部分WF2が形成されることができる。第2ウエハ部分WF2は、最終的に
図5を参照して説明した第2半導体チップSC2を構成することができる。
【0100】
図8Eを参照すれば、互いに反対になる第5面300a及び第6面300bを有する第3基板300が準備されることができる。第3基板300は、第1導電型(例えば、p型)の不純物を含むことができる。一例として、第3基板300は、第1導電型バルク(bulk)シリコン基板上に第1導電型エピタキシャル層が形成された基板であり得る。他の例として、第3基板300は、第1導電型のウェルを含むバルク基板であり得る。
【0101】
第3基板300の第5面300a上に第7トレンチTR7を形成することができる。第7トレンチTR7内に第2素子分離パターン105が形成されることができる。第3基板300の第5面300a上に第3ゲート電極GEcが形成されることができる。第3ゲート電極GEcの両側に第3ソース/ドレイン領域SDcが形成されることができる。第3ゲート電極GEcと第3ソース/ドレイン領域SDcはロジックトランジスタLTを構成することができる。
【0102】
第3ゲート電極GEcを覆う第1下部絶縁層224が形成されることができる。第1下部絶縁層224内に下部コンタクト203が形成されることができる。第1下部絶縁層224上に第1下部配線212が形成されることができる。第1下部配線212を覆う第2下部絶縁層225が第1下部絶縁層224上に形成されることができる。第2下部絶縁層225内に下部ビア217及び第2下部配線213が形成されることができる。第2下部配線213の上面は、第2下部絶縁層225によって露出されることができる。結果的に、第3半導体チップSC3が形成されることができる。
【0103】
図8Fを参照すれば、第2ウエハ部分WF2をフリップして第1ウエハ部分WF1上に付着することができる。具体的に、第2ウエハ部分WF2をフリップ(flip)して第1ボンディングパッドBP1と第2ウエハ部分WF2の第2ボンディングパッドBP2を互いに接触させた後、熱圧着工程等を進行して第2ウエハ部分WF2と第1ウエハ部分WF1をボンディングすることができる。
【0104】
第2基板200の第4面200b上に薄膜化工程が遂行されることができる。したがって、第2基板200の厚さは薄くなることができる。結果的に、第2半導体チップSC2が形成されることができる。第2基板200を貫通するコンタクトホールVHが形成されることができる。コンタクトホールVHによってコンタクトパターンCPの上面が露出されることができる。
【0105】
本発明によれば、コンタクトパターンCPが提供されることによって、コンタクトホールVHを相対的に深く形成しなくともよい。したがって、コンタクトホールVHが深く掘られないので、後述する第2下部配線213と第2ボンディングパッドBP2が電気的に連結されない不良を防止することができる。
【0106】
図8Gを参照すれば、コンタクトホールVH内に連結コンタクトTVが形成されることができる。その後、第3半導体チップSC3をフリップして第2半導体チップSC2上に付着することができる。具体的に、第3半導体チップSC3をフリップして連結コンタクトTVと第2下部配線213を接触させた後、熱圧着工程等を進行して第3半導体チップSC3と第2半導体チップSC2をボンディングすることができる。
【0107】
図5を再び参照すれば、第1基板100の第2面100b上に薄膜化工程が遂行されることができる。したがって、第1及び第2分離パターン151、153の底面が露出されることができる。結果的に、第1半導体チップSC1が形成されることができる。第1基板100の第2面100b上に第1固定電荷膜132、第2固定電荷膜134、及び平坦化膜136が形成されることができる。平坦化膜136上に遮光パターン315及び低屈折パターン311が形成されることができる。低屈折パターン311を覆う保護膜316が形成されることができる。保護膜316上にカラーフィルター303が形成されることができる。カラーフィルター303上にマイクロレンズ部306が形成されることができる。
【0108】
図9A乃至
図9Cは、本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、各々
図4のA-A’線に沿う断面図である。本実施形態では、
図4乃至
図6を参照して説明したことと重複される内容は説明を省略し、相違点に対して詳細に説明する。
【0109】
図9Aを参照すれば、画素分離パターン150が第1トレンチTR1内に提供されることができる。画素分離パターン150の第1トレンチTR1は、第1基板100の第2面100bからリセスされることができる。第1トレンチTR1は、第1基板100の第2面100bで第1面100aに向かう方向に行くほど、その幅が減少することができる。
【0110】
画素分離パターン150は、第1トレンチTR1の内壁に沿ってコンフォーマルに提供される固定電荷膜157及び固定電荷膜157上に提供される埋め込み絶縁パターン159を含むことができる。固定電荷膜157は、負の固定電荷を有することができる。固定電荷膜157は、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、チタニウム(Ti)、イットリウム(Y)、及びランタノイドを含むグループで選択される少なくとも1つの金属を含む金属酸化物(metal oxide)又は金属フッ化物(metal fluoride)で成されることができる。例えば、固定電荷膜157は、ハフニウム酸化膜又はアルミニウム酸化膜であり得る。固定電荷膜157の周辺には正孔の蓄積(hole accumulation)が発生する場合がある。したがって、暗電流の発生及びホワイトスポット(white spot)を効果的に減少させることができる。埋め込み絶縁パターン159は、ステップカバレッジ特性が優れる絶縁材料を含むことができる。例えば、埋め込み絶縁パターン159はシリコン酸化膜を含むことができる。固定電荷膜157は第1基板100の第2面100b上に延長されることができる。埋め込み絶縁パターン159は、また第1基板100の第2面100b上に延長されることができる。
【0111】
埋め込み絶縁パターン159の上面上に第1パッシベーション膜322及び第2パッシベーション膜324が順次的に提供されることができる。第1パッシベーション膜322及び第2パッシベーション膜324の各々は、無機酸化物を含むことができる。一例として、第1パッシベーション膜322及び第2パッシベーション膜324の各々は、シリコン酸化物を含むことができる。
【0112】
ドーピング領域130が、第1基板100の第1面100a及び画素分離パターン150の間に介在されることができる。ドーピング領域130は第1導電型(例えば、p型)を有することができる。ドーピング領域130は画素分離パターン150の下面を囲むことができる。
【0113】
図9Bを参照すれば、画素分離パターン150は、
図9Aの画素分離パターン150と実質的に同一であり、第1素子分離パターン103が第1基板100の第1面100aと画素分離パターン150との間に提供されることができる。第1素子分離パターン103a及び画素分離パターン150は、垂直に互いに離隔されることができる。即ち、第1基板100の一部分が、第1素子分離パターン103と画素分離パターン150のとの間に延長されることができる。
【0114】
図9Cを参照すれば、画素分離パターン150は
図9Aの画素分離パターン150と実質的に同一であり、第1素子分離パターン103は画素分離パターン150と接することができる。第1素子分離パターン103は、第1基板100の第1面100a及び画素分離パターン150の間に介在されることができる。
【0115】
図10は、本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面である。
【0116】
図10を参照すれば、第1基板100の第1面100aに隣接するように第1浮遊拡散領域FD1及び第2浮遊拡散領域FD2が提供されることができる。第2浮遊拡散領域FD2は、第1素子分離パターン103によって第1浮遊拡散領域FD1から離隔されることができる。
【0117】
第1基板100の第2面100b上に第1絶縁膜138が提供されることができる。第1絶縁膜138上には各々の単位画素領域PX毎にカラーフィルター303a、303cが配置されることができる。カラーフィルター303a、303cの間で第1絶縁膜138上に遮光パターン315が配置されることができる。カラーフィルター303a、303cの側面、上面、そして遮光パターン315の上面は、第2絶縁膜139によって覆われることができる。カラーフィルター303a、303cの間の空間は、低屈折パターン311で満たされることができる。
【0118】
第2絶縁膜139と低屈折パターン311上に第3絶縁膜140が提供されることができる。第3絶縁膜140上に単位画素領域PX毎に画素電極142が提供されることができる。画素電極142の間には絶縁パターン148が介在されることができる。絶縁パターン148は、一例としてシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜を含むことができる。画素電極142上には光電変換パターン163が提供されることができる。光電変換パターン163上には共通電極144が提供されることができる。共通電極144上には、パッシベーション膜149が提供されることができる。パッシベーション膜149上にはマイクロレンズ307が提供されることができる。
【0119】
画素電極142と共通電極144は、ITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnO(zinc oxide)、及び/又は有機透明導電物質を含むことができる。光電変換パターン163は、例えば有機光電変換層であり得る。光電変換パターン163はp型有機半導体物質及びn型有機半導体物質を含むことができ、p型有機半導体物質とn型有機半導体物質はp-n接合を形成することができる。又は、光電変換パターン163は、量子点(quantum dot)又はカルコゲナイド(chalcogenide)を含むことができる。
【0120】
画素電極142は、ビアプラグ146によって画素分離パターン150と電気的に連結されることができる。より具体的に、画素電極142は、画素分離パターン150の第2分離パターン153と電気的に連結されることができる。ビアプラグ146は、第3絶縁膜140、低屈折パターン311、第2絶縁膜139、遮光パターン315、及び第1絶縁膜138を貫通して画素分離パターン150と接することができる。ビアプラグ146の側壁は、ビア絶縁膜147で覆われることができる。画素分離パターン150は、上部配線211及び上部コンタクト201a、201bによって第2浮遊拡散領域FD2と電気的に連結されることができる。第1上部コンタクト201aは、伝送ゲートTG及び第1及び第2浮遊拡散領域FD1、FD2の中で少なくとも1つと接続することができる。第2上部コンタクト201bは、第2分離パターン155と接続することができる。第2上部コンタクト201bの上面は、第1上部コンタクト201aの底面より高いレベルに位置することができる。
【0121】
図11は、本発明の実施形態によるイメージセンサーを説明するための図面であって、
図4のA-A’線に沿う断面図である。
図12は、
図11のN領域を拡大した断面図である。本実施形態では、
図4乃至
図6を参照して説明したことと重複される内容は説明を省略し、相違点に対して詳細に説明する。
【0122】
図11及び
図12を参照すれば、
図6を参照して説明した第2ボンディングパッドBP2の突出部PTPが省略されることができる。中間絶縁層223内にオープニングOPが複数に提供されることができる。コンタクトパターンCPもまた複数に提供されて各々のオープニングOPを満たすことができる。コンタクトパターンCPは、中間絶縁層223の底面から第2ボンディングパッドBP2に向かって延長されることができる。コンタクトパターンCPの上面は、第2ボンディングパッドBP2の底面と接触することができる。コンタクトパターンCP2は、第2方向D2に互いに離隔されて配置されることができる。
【0123】
連結コンタクトTVがコンタクトパターンCPと電気的に連結されることができる。一例として、連結コンタクトTVは、コンタクトパターンCPの中で一部と接触することができる。したがって、コンタクトパターンCPの中で一部は連結コンタクトTVと接触しなくともよい。連結コンタクトTVと接触しないコンタクトパターンCPの底面は、第2基板200と接触することができる。他の例として、図示されたことと異なり、連結コンタクトTVは、コンタクトパターンCPの全部と接触することができる。連結コンタクトTVは、複数のコンタクトパターンCPと接触することができる。
【0124】
コンタクトパターンCPの底面は、第2基板200の上面と共面をなすことができる。コンタクトパターンCPの底面は、第1レベルLV1に位置することができる。連結コンタクトTVの上面は、第2レベルLV2に位置することができる。第2ボンディングパッドBP2の底面は、第3レベルLV3に位置することができる。一例として、第2レベルLV2は第1レベルLV1より高く、第3レベルLV3は第2レベルLV2より高いことができる。第2レベルLV2は、第1レベルLV1と第3レベルLV3との間に位置することができる。連結コンタクトTVの上面と側壁の一部分は、コンタクトパターンCPと接触することができる。他の例として、第1レベルLV1と第2レベルLV2は、実質的に同一なレベルに位置することができる。即ち、連結コンタクトTVの上面は、コンタクトパターンCPの底面と接触することができる。
【0125】
図13A及び
図13Bは、本発明の実施形態によるイメージセンサーの製造方法を説明するための断面図である。
【0126】
図13Aを参照すれば、
図8Bを参照して説明した工程の後に第2ゲート電極GEbを覆う第1中間絶縁膜223aが形成されることができる。第1中間絶縁膜223aを貫通するオープニングOPが形成されることができる。オープニングOPによって第2基板200の第3面200aが露出されることができる。オープニングOPは複数に提供されることができる。オープニングOPは、
図8Cを参照して説明したオープニングOPより相対的にその幅が小さくすることができる。
【0127】
第1中間絶縁膜223aの上面に沿って予備コンタクトパターンPCPがコンフォーマルに形成されることができる。一例として、予備コンタクトパターンPCPはタングステンを含むことができる。予備コンタクトパターンPCPは、オープニングOPを完全に満たすことができる。
【0128】
図13Bを参照すれば、予備コンタクトパターンPCP上に平坦化工程が遂行されることができる。前記平坦化工程は、第1中間絶縁膜223aの上面が露出される時まで遂行されることができる。結果的に、第1中間絶縁膜223a内に複数のコンタクトパターンCPが形成されることができる。第1中間絶縁膜223a内に中間コンタクト202が形成されることができる。
【0129】
第1中間絶縁膜223a上に第2ボンディングパッドBP2が形成されることができる。第1中間絶縁膜223a上に第2中間絶縁膜223bが形成されることができる。第2中間絶縁膜223bを形成することは、第1中間絶縁膜223a上に絶縁膜(図示せず)を形成すること及び第2ボンディングパッドBP2の上面が露出される時まで平坦化工程を遂行することを含むことができる。第1中間絶縁膜223a及び第2中間絶縁膜223bは、中間絶縁層223を構成することができる。その後、
図8E乃至
図8Gを参照して説明した工程と実質的に同一な工程が遂行されることができる。結果的に、
図11及び
図12を参照して説明したイメージセンサーが形成されることができる。
【0130】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくとも、他の具体的な形態に実施されることができることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なことであり、限定的ではないことと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0131】
10 光電変換層
20a 第1配線層
20b 第2配線層
20c 第3配線層
30 光透過層
100 第1基板
110 光電変換領域
200 第2基板
300 第3基板
211 上部配線
212、213下部配線
221、222 上部絶縁層
223 中間絶縁層
224、225 下部絶縁層
BP1、BP2 ボンディングパッド
AR 画素アレイ領域
CP コンタクトパターン
FD 浮遊拡散領域
LT ロジックトランジスタ
OB 光学ブラック領域
PAD パッド領域
PX 単位画素領域
TV 連結コンタクト