IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テルモ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-透析情報管理システム 図1
  • 特開-透析情報管理システム 図2
  • 特開-透析情報管理システム 図3
  • 特開-透析情報管理システム 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129807
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】透析情報管理システム
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/28 20060101AFI20230912BHJP
   A61M 1/16 20060101ALI20230912BHJP
【FI】
A61M1/28 130
A61M1/16 161
A61M1/16 110
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034089
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100077665
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 剛宏
(74)【代理人】
【識別番号】100116676
【弁理士】
【氏名又は名称】宮寺 利幸
(74)【代理人】
【識別番号】100191134
【弁理士】
【氏名又は名称】千馬 隆之
(74)【代理人】
【識別番号】100136548
【弁理士】
【氏名又は名称】仲宗根 康晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136641
【弁理士】
【氏名又は名称】坂井 志郎
(74)【代理人】
【識別番号】100180448
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 亨祐
(72)【発明者】
【氏名】橋本 知明
(72)【発明者】
【氏名】古市 淳也
【テーマコード(参考)】
4C077
【Fターム(参考)】
4C077AA06
4C077DD25
4C077EE03
4C077HH02
4C077HH06
4C077HH15
4C077HH21
4C077KK25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】持続携行式腹膜透析と自動腹膜透析とを組み合わせて行う透析治療において、1日単位の除水量を求めることが可能な透析情報管理システムを提供する。
【解決手段】第1の透析方法と第2の透析方法とを組み合わせて行う透析治療における情報管理を行う透析情報管理システム10において、第1の透析方法における治療結果の情報、及び、第2の透析方法における治療結果の情報を取得する情報取得部24と、第1の透析方法における治療結果の情報と、第2の透析方法における治療結果の情報とに基づいて、透析治療による1日単位の除水量を自動で算出する算出部26と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
腹膜透析における透析液の交換時に、腹腔から前記透析液を排出する排液工程、及び、前記腹腔に前記透析液を注入する注液工程の少なくとも一方を手動で行う第1の透析方法と、
前記透析液の交換を複数回行い、交換時に、前記排液工程及び前記注液工程の両方を自動で行う第2の透析方法と、
を組み合わせて行う透析治療における情報管理を行う透析情報管理システムにおいて、
前記第1の透析方法における治療結果の情報、及び、前記第2の透析方法における治療結果の情報を取得する情報取得部と、
前記第1の透析方法における治療結果の情報と、前記第2の透析方法における治療結果の情報とに基づいて、前記透析治療による1日単位の除水量を自動で算出する算出部と、
を有する、透析情報管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の透析情報管理システムにおいて、
前記透析液の排出量、前記透析液の注入量、前記腹腔内に貯留されていた前記透析液の貯留時間、及び、前記除水量の少なくとも1つについての表示部に表示させる治療結果表示制御部を有する、透析情報管理システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の透析情報管理システムにおいて、
前記第1の透析方法における治療結果の情報、及び、前記第2の透析方法における治療結果の情報を患者が入力する入力フォームを、前記患者毎に設定して、前記入力フォームを表示部に表示させる入力画面表示制御部を有する、透析情報管理システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の透析情報管理システムにおいて、
前記第1の透析方法は持続携行式腹膜透析であり、
前記第2の透析方法は自動腹膜透析である、透析情報管理システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の透析情報管理システムにおいて、
前記1日単位とは、前記第2の透析方法を開始する時点から次回の前記第2の透析方法を開始する時点までの期間、又は、前記第2の透析方法が終了した時点から次回の前記第2の透析方法が終了する時点までの期間である、透析情報管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透析情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、持続携行式腹膜透析における除水量を算出する情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-188414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
透析治療において、持続携行式腹膜透析と自動腹膜透析とが組み合わせて行われることがある。その場合、上記特許文献1に開示された技術では、1日単位の除水量を求めることができない課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、腹膜透析における透析液の交換時に、腹腔から前記透析液を排出する排液工程、及び、前記腹腔に前記透析液を注入する注液工程の少なくとも一方を手動で行う第1の透析方法と、前記透析液の交換を複数回行い、交換時に、前記排液工程及び前記注液工程の両方を自動で行う第2の透析方法と、を組み合わせて行う透析治療における情報管理を行う透析情報管理システムにおいて、前記第1の透析方法における治療結果の情報、及び、前記第2の透析方法における治療結果の情報を取得する情報取得部と、前記第1の透析方法における治療結果の情報と、前記第2の透析方法における治療結果の情報とに基づいて、前記透析治療による1日単位の除水量を自動で算出する算出部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、複数の透析方法を組み合わせて行う透析治療において、1日単位の除水量を自動で求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、透析情報管理システムの制御ブロック図である。
図2図2は、入力フォームの例を示す図である。
図3図3A図3B及び図3Cは、表示部に表示される治療結果の例である。
図4図4は、表示部に表示された治療結果のグラフの見方を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
図1は、透析情報管理システム10の制御ブロック図である。透析情報管理システム10は、APD装置12、携帯情報端末13、透析情報管理サーバ17を有する。
【0010】
透析情報管理システム10は、持続携行式腹膜透析(以下、CAPDと記載する)と自動腹膜透析(以下、APDと記載する)とが組み合わせて行われる透析治療における情報管理を行う。
【0011】
CAPDでは、患者により手動で透析液の交換が行われる。透析液の交換は、1日数回行われる。APDでは、APD装置12により自動で透析液の交換が行われる。APD装置12は、患者の睡眠中に透析液の交換を数回行う。
【0012】
CAPDであっても、透析液の注入、又は、透析液の排出が、APD装置12により行われる場合がある。例えば、患者の睡眠中に、APD装置12による最後の透析液の排出が行われた後に、APD装置12により透析液の注入が行われる場合がある。この場合、起床した患者は、透析液を貯留した状態で午前中の時間を過ごし、例えば、昼の時間帯に手動で透析液の交換を行う。また、患者が就寝前にカテーテルにAPD装置12を接続し、昼の時間帯に手動で交換された透析液を、APD装置12により排出する場合がある。
【0013】
CAPDでは、透析液の交換時に、患者により透析治療の結果(以下、治療結果と記載する)が記録される。患者により記録される治療結果とは、透析液の貯留時間、透析液の濃度、透析液の排出量、透析液の注入量、体液の除去量、排出された透析液の状態等である。以下、透析液の貯留時間を、単に貯留時間と記載することがある。透析液の濃度を、単に濃度と記載することがある。透析液の排出量を排液量と記載することがある。透析液の注入量を注液量と記載することがある。体液の除去量を、除水量と記載することがある。
【0014】
APDでは、APD装置12により治療結果が記録される。APD装置12により記録される治療結果とは、貯留時間、排液量、注液量、除水量等である。APDでは、患者により、治療結果の一部が記録されてもよい。患者により記録される治療結果は、濃度、排出された透析液の状態等である。
【0015】
携帯情報端末13は、例えば、スマートフォン、タブレット型情報端末等である。携帯情報端末13は、患者により所有される。携帯情報端末13に代えて、パーソナルコンピュータ等が用いられてもよい。携帯情報端末13は、入力部14及び表示部16を有する。
【0016】
入力部14は、例えば、タッチパネル、キーボード、ポインティングデバイス等である。入力部14は、患者により操作される。これにより、透析情報管理システム10に治療結果が入力される。
【0017】
表示部16は、患者が入力部14を操作して治療結果を入力する場合に、入力フォーム等を表示する。また、表示部16は、透析情報管理システム10に入力された治療結果を表示する。
【0018】
透析情報管理サーバ17は、例えば、インターネット等により、携帯情報端末13と接続される。透析情報管理サーバ17は、演算部18及び記憶部20を有する。
【0019】
演算部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサである。演算部18は、入力画面表示制御部22、情報取得部24、算出部26及び治療結果表示制御部28を有する。入力画面表示制御部22、情報取得部24、算出部26及び治療結果表示制御部28は、記憶部20に記憶されているプログラムが演算部18によって実行されることによって実現される。入力画面表示制御部22、情報取得部24、算出部26及び治療結果表示制御部28の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されてもよい。入力画面表示制御部22、情報取得部24、算出部26及び治療結果表示制御部28の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって実現されてもよい。
【0020】
記憶部20は、コンピュータ可読記憶媒体である、不図示の揮発性メモリ及び不図示の不揮発性メモリにより構成される。揮発性メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)等である。不揮発性メモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等である。データ等が、例えば、揮発性メモリに記憶される。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば、不揮発性メモリに記憶される。記憶部20の少なくとも一部が、上述したプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。記憶部20の少なくとも一部が、透析情報管理システム10とネットワークによって接続された機器に搭載されていてもよい。
【0021】
入力画面表示制御部22は、表示部16に表示させる入力フォームの信号を、携帯情報端末13に送信する。携帯情報端末13は、受信した信号に基づいて、表示部16に入力フォームを表示させる。図2は、入力フォームの例を示す図である。患者は、入力フォームにしたがって治療結果を入力する。
【0022】
入力画面表示制御部22は、患者毎に入力フォームを設定する。例えば、CAPDにおいて、注液量は患者毎に予め決められている。図2に示す入力フォームの(A)の項目には、事前に患者に対して決められた注液量が設定されている。これにより、患者による治療結果の入力ミスを抑制できる。
【0023】
図2に示す入力フォームの(C)、(D)及び(E)の項目には、複数の選択ボタンが表示される。患者は、各項目において1つの選択ボタンを選択することで、容易に治療結果を入力できる。
【0024】
図2に示す入力フォームの(B)の項目には、患者により数値が入力される枠が表示される。患者に直接数値等を入力させる項目を少なくすることで、患者による治療結果の入力ミスを抑制できる。
【0025】
図2は、CAPDの治療結果の情報を入力する入力フォームを示すが、APDの治療結果の情報を入力する入力フォームが表示部16に表示されてもよい。また、患者の体重、患者の血圧、患者が食べた食事等の情報を入力する入力フォームが表示部16に表示されてもよい。
【0026】
情報取得部24は、CAPDの治療結果の情報、及び、APDの治療結果の情報を取得する。CAPDの治療結果は、入力部14を用いて患者により入力される。APDの治療結果は、主に、APD装置12から入力される。APDの治療結果の少なくとも一部が、入力部14を用いて患者により入力されてもよい。CAPDの治療結果の情報、及び、APDの治療結果の情報は、記憶部20に記憶される。
【0027】
算出部26は、透析治療における1日単位の除水量を算出する。1日単位の除水量は、CAPDの治療結果とAPDの治療結果とに基づいて、算出される。1日単位の除水量とは、CAPDによる1日単位の除水量とAPDによる1日単位の除水量との合計である。CAPDによる除水量は患者により記録され、APDによる除水量はAPD装置12により記録される。透析情報管理システム10は、除水量について記録を行う主体が異なるCAPDとAPDとによる1日単位の除水量を自動で求めることができる。算出部26において算出された1日単位の除水量は、記憶部20に記憶される。
【0028】
なお、1日単位の長さは、概ね24時間であるが、その長さは数時間程度変化する。1日単位は、腹膜透析において、毎日ある程度同じ時間に行われる作業を基準として決められる。例えば、夜、患者が就寝前にAPDを開始した時点から、翌日の夜、患者が就寝前にAPDを開始する時点までの期間を1日単位としてもよい。APDを開始する時点とは、例えば、患者がAPD装置12の開始スイッチを押した時点である。また、例えば、夜中、患者が就寝中にAPDが終了した時点から、翌日の夜中、患者が就寝中にAPDが終了した時点までの期間を1日単位としてもよい。APDが終了した時点とは、例えば、APD装置12が最後の排液を完了した時点である。
【0029】
治療結果表示制御部28は、表示部16に表示させる治療結果の信号を、携帯情報端末13に送信する。携帯情報端末13は、受信した信号に基づいて、表示部16に治療結果を表示させる。図3A図3B及び図3Cは、表示部16に表示される治療結果の例である。図3A図3B及び図3Cに示されるグラフにより、治療結果が時系列で示される。算出部26において算出された1日単位の除水量が、表示部16に表示される。
【0030】
図4は、表示部16に表示された治療結果のグラフの見方を説明する図である。図4の(1)で示すグラフの高さは注液量を示す。図4の(2)で示すグラフの高さは排液量を示す。図4の(3)で示すグラフの高さは除水量を示す。図4の(4)で示すグラフの幅は貯留時間を示す。
【0031】
これにより、患者が表示部16に表示された表示を見ることにより、患者は治療結果の時間変化を容易に把握できる。また、患者は、1日単位の除水量を把握できる。
【0032】
治療結果表示制御部28は、排液量、注液量、除水量及び貯留時間を、グラフではなく数値により表示部16に表示させてもよい。治療結果表示制御部28は、算出部26において算出された1日単位の除水量を、グラフ等により表示部16に表示させてもよい。
【0033】
[作用効果]
CAPDとAPDとを組み合わせて透析治療を行っている患者は、CAPDの治療結果とAPDの治療結果とを、手書きで透析手帳に記入している。透析手帳には、CAPDの治療結果を記入するページと、APDの治療結果を記入するページとが異なるページに設けられている。1日単位の除水量を求める場合、異なるページに記入されているCAPDの治療結果とAPDの治療結果とに基づいて、患者が手作業で1日単位の除水量を算出する必要がある。そのため、患者に対する作業の負担が大きい問題がある。また、治療結果の記録ミス、数値の計算ミス等を引き起こす可能性が高く、正確な治療結果の記録が得られない問題がある。
【0034】
そこで、本実施形態の透析情報管理システム10では、情報取得部24が、CAPDの治療結果の情報、及び、APDの治療結果の情報を取得する。その後、算出部26が、CAPDの治療結果の情報、及び、APDの治療結果の情報に基づいて、1日単位の除水量を自動で算出する。これにより、1日単位の除水量を求めるにあたり、患者に対する作業の負担を軽減できる。また、1日単位の除水量を求めるにあたり計算ミスを低減でき、1日単位の除水量を正確に記録できる。
【0035】
また、本実施形態の透析情報管理システム10では、治療結果表示制御部28が、排液量、注液量及び貯留時間を、表示部16にグラフとして表示させる。これにより、患者が表示部16に表示された表示を見ることにより、患者は治療結果の時間変化を容易に把握できる。
【0036】
また、本実施形態の透析情報管理システム10では、入力画面表示制御部22が、患者毎に入力フォームを設定する。入力画面表示制御部22は、入力フォームを表示部16に表示させる。入力フォームにおいて、事前に患者毎に入力されるべき情報が決まっている項目については、入力画面表示制御部22により、その項目の情報が設定されている。これにより、患者による治療結果の入力ミスを抑制できる。
【0037】
〔実施形態から得られる発明〕
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
【0038】
腹膜透析における透析液の交換時に、腹腔から前記透析液を排出する排液工程、及び、前記腹腔に前記透析液を注入する注液工程の少なくとも一方を手動で行う第1の透析方法と、前記透析液の交換を複数回行い、交換時に、前記排液工程及び前記注液工程の両方を自動で行う第2の透析方法と、を組み合わせて行う透析治療における情報管理を行う透析情報管理システム(10)において、前記第1の透析方法における治療結果の情報、及び、前記第2の透析方法における治療結果の情報を取得する情報取得部(24)と、前記第1の透析方法における治療結果の情報と、前記第2の透析方法における治療結果の情報とに基づいて、前記透析治療による1日単位の除水量を自動で算出する算出部(26)と、を有する。これにより、1日単位の除水量を求めるにあたり、患者に対する作業の負担を軽減できる。また、1日単位の除水量を求めるにあたり計算ミスを低減でき、1日単位の除水量を正確に記録できる。
【0039】
上記の透析情報管理システムにおいて、前記透析液の排出量、前記透析液の注入量、前記腹腔内に貯留されていた前記透析液の貯留時間、及び、前記除水量の少なくとも1つについての表示部(16)に表示させる治療結果表示制御部(28)を有してもよい。これにより、患者が表示部に表示された表示を見ることにより、患者は治療結果の時間変化を容易に把握できる。
【0040】
上記の透析情報管理システムにおいて、前記第1の透析方法における治療結果の情報、及び、前記第2の透析方法における治療結果の情報を患者が入力する入力フォームを、前記患者毎に設定して、前記入力フォームを表示部に表示させる入力画面表示制御部(22)を有してもよい。これにより、患者による治療結果の入力ミスを抑制できる。
【0041】
上記の透析情報管理システムにおいて、前記第1の透析方法は持続携行式腹膜透析であり、前記第2の透析方法は自動腹膜透析であってもよい。これにより、持続携行式腹膜透析と自動腹膜透析とを組み合わせて透析治療を行う患者に対して、1日単位の除水量を求めるにあたり作業の負担を軽減できる。
【0042】
上記の透析情報管理システムにおいて、前記1日単位とは、前記第2の透析方法を開始する時点から次回の前記第2の透析方法を開始する時点までの期間、又は、前記第2の透析方法が終了した時点から次回の前記第2の透析方法が終了する時点までの期間であってもよい。これにより、患者の生活サイクルに基づく除水量を求めることができる。
【符号の説明】
【0043】
10…透析情報管理システム 16…表示部
22…入力画面表示制御部 24…情報取得部
26…算出部 28…治療結果表示制御部
図1
図2
図3
図4