(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129833
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】空間変動可能移動体
(51)【国際特許分類】
B60P 3/34 20060101AFI20230912BHJP
E04H 1/12 20060101ALI20230912BHJP
【FI】
B60P3/34 Z
E04H1/12 304
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034118
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】519216297
【氏名又は名称】西山 俊一
(71)【出願人】
【識別番号】519216301
【氏名又は名称】大山 法子
(71)【出願人】
【識別番号】522089251
【氏名又は名称】寿美アート工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】522089262
【氏名又は名称】大山 大輔
(71)【出願人】
【識別番号】522089273
【氏名又は名称】大山 秀人
(74)【代理人】
【識別番号】100172225
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 宏行
(72)【発明者】
【氏名】西山 俊一
(57)【要約】
【課題】小型化と軽量化が可能である空間変動可能移動体を提供する。
【解決手段】空間変動可能移動体1は複数のパネル2と、複数のパネル2間に設けられる一つまたは複数の伸縮部3と、複数のパネル2及び伸縮部3の少なくとも一つに接続された移動床8と、複数のパネル2と伸縮部3と移動床8に囲まれた空間を高さ方向に拡張、縮小することのできる高さ方向移動部と、空間を幅方向に拡張、縮小することのできる幅方向移動部と、空間を長さ方向に拡張、縮小することのできる長さ方向移動部と、空間が高さ方向、幅方向、長さ方向のそれぞれに拡張または縮小するようにガイドする伸縮ガイド4を備え、移動時は、高さ方向、幅方向及び長さ方向において縮小状態であることが可能で、停止時に、高さ方向、幅方向及び長さ方向において拡張状態であることが可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のパネルと、
前記複数のパネル間に設けられる一つまたは複数の伸縮部と、
前記複数のパネル及び前記伸縮部の少なくとも一つに接続された移動床と、
前記複数のパネル、前記伸縮部、前記移動床に囲まれた空間を高さ方向に拡張、縮小することのできる高さ方向移動部と、
前記空間を幅方向に拡張、縮小することのできる幅方向移動部と、
前記空間を長さ方向に拡張、縮小することのできる長さ方向移動部と、
前記空間が前記高さ方向、前記幅方向、前記長さ方向のそれぞれに拡張または縮小するようにガイドする伸縮ガイドを備え、
移動時は、前記高さ方向、前記幅方向及び前記長さ方向において縮小状態であることが可能で、
停止時に、前記高さ方向、前記幅方向及び前記長さ方向において拡張状態であることが可能である空間変動可能移動体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間変動可能移動体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ボディ側面が拡幅する特装車両(例えば、特許文献1)が知られている。かかる特装車両は、必要な際に側方に拡張することができるので、たとえば地震などの災害があった際に、被災した地域に出動して被災者を収容する施設として用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、被災現場に出動する特装車両であれば特許文献1のように重量が重くなるような構成でも問題ないが、一般人が気軽に運転できるような車両ではない。しかし、一般人においても、その空間が拡張、縮小して変動できるような移動体を所持することができれば、その移動先で大きな車内空間を確保することができる。そのためには、より小型の構造で軽量化された移動体であることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、小型化と軽量化が可能である空間変動可能移動体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の空間変動可能移動体は、複数のパネルと、前記複数のパネル間に設けられる一つまたは複数の伸縮部と、前記複数のパネル及び前記伸縮部の少なくとも一つに接続された移動床と、前記複数のパネル、前記伸縮部、前記移動床に囲まれた空間を高さ方向に拡張、縮小することのできる高さ方向移動部と、前記空間を幅方向に拡張、縮小することのできる幅方向移動部と、前記空間を長さ方向に拡張、縮小することのできる長さ方向移動部と、前記空間が前記高さ方向、前記幅方向、前記長さ方向のそれぞれに拡張または縮小するようにガイドする伸縮ガイドを備え、移動時は、前記高さ方向、前記幅方向及び前記長さ方向において縮小状態であることが可能で、停止時に、前記高さ方向、前記幅方向及び前記長さ方向において拡張状態であることが可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型化と軽量化が可能である空間変動可能移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の斜視図
【
図2】本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の斜視図
【
図3】本発明の一実施の形態における伸縮ガイドを説明するための構造説明図
【
図4】本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の断面図
【
図5】本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の断面図
【
図6】本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の断面図
【
図7】本発明の一実施の形態における上下動駆動部と上下動ガイドの断面図
【
図8】本発明の一実施の形態における縮小時の床面を説明する図
【
図9】本発明の一実施の形態における拡張時の床面を説明する図
【
図10】本発明の一実施の形態における移動床の移動構造を説明する図
【
図11】本発明の一実施の形態における移動床の移動を説明する図
【
図12】本発明の一実施の形態における移動床の移動を説明する図
【
図13】本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の使用例を示す図
【
図14】本発明の一実施の形態における移動時の空間変動可能移動体を横から見た図
【
図15】(a)(b)本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の斜視図である。
図2は、本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の斜視図である。
図1、2において、本実施の形態の空間変動可能移動体1は、複数のパネル2と、複数のパネル2間に設けられた1つまたは複数の伸縮部3とを備える。伸縮部3は、複数のパネル2間を繋ぐ役割を果たすこともできる。
【0010】
パネル2の部材としては、木材、竹材から抽出したナノセルロースを素材とした生分解性プラスチック、金属素材(スチール、ステンレス、アルミ素材)、陶器、磁器、ガラス素材などがある。
【0011】
また、伸縮部3の部材としては、全方向に伸縮するストレッチシート(防炎)に強力な撥水加工を施した素材(ポリエステル)、全方向に伸縮するゲル状シリコンを主材とした素材などがある。後述する
図6のように、伸縮部3は、アコーディオンのような構成で伸縮しても良いし、テントのように折りたたみ方式で伸縮しても良いし、ゴムのような材料を使うことで素材自体が伸びるように伸縮しても良い。
【0012】
空間変動可能移動体1は、その幅方向、長さ方向、高さ方向のいずれにおいても拡張、縮小して空間のサイズや形状を変動することができるが、パネル2を設けることによって強度や適した形状を確保し、伸縮部3を設けることで空間のサイズや形状を変動することが容易となる。特に、強度としては、空間変動可能移動体1が縮小状態で移動する際の走行を可能にする強度と、拡張状態の停車時に拡張状態を維持するための強度が必要となる。このような構造とすることで、必要な強度を確保しながら、小型化、軽量化が可能となり、軽自動車のようなコンパクトな車であっても大型車であっても、すなわちどのようなサイズの移動体においても、空間のサイズや形状を変動することができる。
【0013】
牽引連結部12は、空間変動可能移動体1をトラックや船などで牽引するときに、牽引車や牽引船と連結するためのものである。牽引については、後述する。
【0014】
次に、
図3~6を参照して、伸縮ガイド4について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態における伸縮ガイドを説明するための構造説明図である。
図4は、本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の断面図である。
図5は、本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の断面図である。
図6は、本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の断面図である。
【0015】
伸縮ガイド4は、少なくともパネルと接続してパネル2と伸縮部3を支え、パネル2と伸縮部3などに囲まれた空間を拡張または縮小する際の拡張または縮小の方向をガイドする。また、空間が拡張状態であっても縮小状態であっても、伸縮ガイド4がこの空間の形状を保てるよう支えており、空間変動可能移動体1の骨組みの役割も果たす。
図3のように曲線状に長さ方向および高さ方向に広がる伸縮ガイド4と、曲線状に幅方向と高さ方向に広がる伸縮ガイド4を設けると良い。
【0016】
空間が縮小している状態(
図4)から空間が拡大している状態(
図5)に変動する際に、伸縮ガイド4もその長さを拡張して変動させることができる。伸縮ガイド4が伸びるときは、縮小状態の際に内側に隠れていたガイド伸長部11が露出され、ガイド伸長部11の長さだけ伸縮ガイド4が伸びる。その結果、ガイド伸長部11の長さだけ伸縮部3が拡張し、空間が拡大する。
【0017】
一方、空間が拡張している状態(
図5)から空間が縮小している状態(
図4)に変動する際に、伸縮ガイド4もその長さを縮小して変動させることができる。伸縮ガイド4の長さが短くなるときは、拡張状態の際に露出していたガイド伸長部11が内側に収納され、ガイド伸長部11の長さだけ伸縮ガイドが短くなる。その結果、ガイド伸長部11の長さだけ伸縮部3が短くなり、空間が縮小する。
【0018】
次に、
図4~7を参照して、複数のパネル2、伸縮部3、後述する移動床などに囲まれた空間を高さ方向に拡張、縮小することのできる高さ方向移動部の一例について説明する。
【0019】
図7は、本発明の一実施の形態における上下動駆動部と上下動ガイドの断面図である。高さ方向移動部は、上下動駆動部5と上下動ガイド6を備えると良い。上下動駆動部5は、上下動ガイド支持部51、ボールねじ52、連結部53、モータ54などを備えると良い。また
図6に示すように上下動ガイド6は、パネル連結部61を備えると良い。
【0020】
上下動ガイド6は、パネル2を高さ方向に移動させる時の支持棒である。上下動ガイド支持部51は、上下動ガイド6が移動する時に傾かないように支持する。ボールねじ52が回転することで連結部53が高さ方向に移動して、連結部53と連結される上下動ガイド6が移動する。連結部53は、ボールねじ52と上下動ガイド6を連結する。モータ54は、ボールねじ52を回転させる。
【0021】
パネル連結部61は、パネル2と上下動ガイド6を、伸縮ガイド4を介して連結するものである。モータ54が駆動することでボールネジ52が回転し、その回転によって連結部53が高さ方向に移動することで、伸縮ガイド4が拡張したり縮小したりと変動する。なお、パネル連結部61は、伸縮ガイド4を介してはパネル2と上下動ガイド6を連結するが、パネル2や伸縮部3と上下動ガイド6を直接連結しても良い。また高さ方向移動部として上下動駆動部5と上下動ガイド6を備える例について説明したが、これに限られず、高さ方向に空間を拡張、縮小できる構造であれば他の形態であっても良い。
【0022】
次に、
図8~12を参照して、固定床7、移動床8、ベース9についてと、複数のパネル2、伸縮部3、移動床8に囲まれた空間を幅方向及び長さ方向に縮小、拡張することのできる幅方向移動部及び長さ方向移動部について説明する。
図8は、本発明の一実施の形態における縮小時の床面を説明する図である。
図9は、本発明の一実施の形態における拡張時の床面を説明する図である。
図10は、本発明の一実施の形態における移動床の移動構造を説明する図である。
図11は、本発明の一実施の形態における移動床の移動を説明する図である。
図12は、本発明の一実施の形態における移動床の移動を説明する図である。
【0023】
空間変動可能移動体1のベース9の上に、幅方向移動部、長さ方向移動部、移動床8、固定床7が配置される。移動床8は
図4に示されるようにパネル2と接続される。ただし、移動床8は伸縮部3と接続されても良いし、固定床7がパネル2と伸縮部3の少なくとも一方と接続されても良い。
【0024】
図10、
図11に示すように、幅方向移動部は、モータ81、ボールねじ82、リニアガイド83、連結部84を備えても良い。モータ81は、ボールねじ82を回転させる。ボールねじ82が回転することで連結部84が移動して、連結部84に連結された移動床8が幅方向に移動する。リニアガイド83は、面である移動床8が傾かないように支持するガイドである。ベース9に固定されたリニアガイド83(レール)に沿って移動する部材に移動床8を取り付けて傾きを防止し、移動床がスムーズに移動できるようにする。連結部84は、ボールねじ82と移動床8を連結する。すなわち、モータ81が駆動することでボールネジ82を回転させ、それによって連結部84が移動するので、リニアガイド上で移動床8が拡張方向に移動したり、縮小方向に移動したりと変動する。
【0025】
図10、
図12に示すように、長さ方向移動部は、モータ85、ボールねじ86、リニアガイド87、連結部88、駆動ベルト89を備えても良い。モータ85は、ボールねじ86を回転させる。ボールねじ86が回転することで連結部88が移動して連結された移動床8が長さ方向に移動する。リニアガイド87は、面である移動床8が傾かないように支持するガイドである。ベース9に固定されたリニアガイド87(レール)に沿って移動する部材に移動床8を取り付けて傾きを防止し、スムーズに移動できるようにする。連結部88は、ボールねじ86と移動床8を連結する。駆動ベルト89は、モータ85とボールネジ86が一直線上に繋ぐことが出来ない場合に、
図10のように並列に並べて、モータ85の軸とボールねじ86の軸をベルトで繋ぐ。すなわち、移動床8は、ベース9上でリニアガイド83、87に支持され、モータ81、85が駆動することでボールねじ82、86が回転し、駆動ベルト89を使って移動する。
【0026】
移動床8が上記の構成により幅方向と長さ方向に対して縮小したり拡張することによって、上下動駆動部5の長さの変動がなくても、伸縮ガイド4の長さが変動する。
【0027】
もちろん、これまで説明してきた高さ方向移動部、幅方向移動部、長さ方向移動部については一例であり、説明した例以外の構造をとっても良い。
【0028】
次に、
図13~15を用いて、空間変動可能移動体1の利用用途について説明する。
図13は、本発明の一実施の形態における拡張時の空間変動可能移動体の使用例を示す図である。
図14は、本発明の一実施の形態における移動時の空間変動可能移動体を横から見た図である。
図15(a)(b)は、本発明の一実施の形態における縮小時の空間変動可能移動体の斜視図である。
【0029】
空間変動可能移動体1は、走行時に縮小状態であることができる。それによって、走行時は、道路運送車両法によって定められる寸法内に収めることができる。道路運送車両法では、例えば軽自動車であれば、長さ3.40m、幅1.48m、高さ2.00m以内に収める必要があり、小型自動車であれば、長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m以内に収める必要があり、普通自動車であれば、長さ12.0m、幅2.50m、高さ3.80m以内に収める必要があると定められている。
【0030】
一方、空間変動可能移動体1は、停止時にその空間を拡張することができる。拡張状態の空間の容積は縮小状態での空間の容積の1.5倍から3倍とすることができる。これによって、停車時においては、空間変動可能移動体1は道路交通法で定められるサイズを超えた空間を得ることができる。
【0031】
このような空間変動可能移動体1は、停車時に、店舗、キッチン、宿泊施設、ホテル、住居、キャンプ、レジャー、リモートワーク用スペース、災害時施設、病棟、役所などになることができる。その結果、空間変動可能移動体1を移動販売や移動施設として、利用することができる。
図13の例では、停車した空間変動可能移動体1は店舗として利用されている。空間変動可能移動体1は停車時において、道路交通法で定められるサイズを超えた空間を得ることができるので、店舗としても十分な空間を確保することができる。
【0032】
空間変動可能移動体1に走行能力はあってもなくても良く、
図14に示すようにトラックなどに牽引されて道路を移動しても良い。また、船などに牽引されて海上を移動しても良い。牽引車や牽引船とは、牽引連結部12を用いて連結することができる。いずれの場合にしても牽引されて移動している時は、空間変動可能移動体1は縮小状態であると良い。また、
図15に示すように普通自動車や小型自動車の乗車スペースの少なくとも一部にこれまで説明してきた空間変動可能移動体1の構成を適用することで、空間変動可能移動体1自体が走行能力を確保することができる。(a)は縮小時を示し、(b)は拡張時を示している。この場合、上記の使用例にて有用で、特にキャンピングカーや移動販売車などとして有用である。
【0033】
また利用用途に関しては、陸上の移動での空間変動可能移動体1が伸縮、拡張する状態を主とした例を説明したが、海や湖等の水上の移動における空間変動可能移動体1としても良い。また、空における移動や宇宙空間への移動でも同様に伸縮、拡張可能な空間変動可能移動体1として応用可能である。
【0034】
本願発明の空間変動可能移動体1は複数のパネル2と、複数のパネル2間に設けられる一つまたは複数の伸縮部3と、複数のパネル2及び伸縮部3の少なくとも一つに接続された移動床8と、複数のパネル2と伸縮部3と移動床8に囲まれた空間を高さ方向に拡張、縮小することのできる高さ方向移動部と、空間を幅方向に拡張、縮小することのできる幅方向移動部と、空間を長さ方向に拡張、縮小することのできる長さ方向移動部と、空間が高さ方向、幅方向、長さ方向のそれぞれに拡張または縮小するようにガイドする伸縮ガイド4を備え、移動時は、高さ方向、幅方向及び長さ方向において縮小状態であることが可能で、停止時に、高さ方向、幅方向及び長さ方向において拡張状態であることが可能である。これによって、小型化と軽量化が可能である空間変動可能移動体を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
小型化と軽量化が可能である空間変動可能移動体を提供することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 空間変動可能移動体
2 パネル
3 伸縮部
4 伸縮ガイド
8 移動床