(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023129969
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】画像形成装置、現像剤排出方法
(51)【国際特許分類】
G03G 21/00 20060101AFI20230912BHJP
G03G 15/08 20060101ALI20230912BHJP
【FI】
G03G21/00 370
G03G15/08 347
G03G15/08 349
G03G21/00 318
G03G15/08 220
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034353
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】望月 将行
【テーマコード(参考)】
2H077
2H134
2H270
【Fターム(参考)】
2H077AA12
2H077AB02
2H077AB14
2H077AC02
2H077AD02
2H077AD06
2H077AE06
2H077DA02
2H077DA12
2H077DA42
2H077DA53
2H077DA59
2H077DB02
2H077EA03
2H077EA12
2H077GA03
2H077GA13
2H134GA01
2H134GA06
2H134GB02
2H134HD01
2H134HD18
2H134KG03
2H270LA75
2H270LA91
2H270LB13
2H270LD05
2H270LD14
2H270MA14
2H270MB52
2H270MC33
2H270MC52
2H270MH03
2H270RA10
2H270ZC03
2H270ZC04
(57)【要約】
【課題】現像剤供給部内における劣化した現像剤の増加を抑制可能な画像形成装置、及び現像剤排出方法を提供すること。
【解決手段】画像形成装置100は、予め設定された排出量のトナーを現像装置から排出させる排出処理を実行する排出処理部71と、前記排出処理が実行される場合であって当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの印刷枚数のカウント値、及び前記基準時からの印刷枚数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記排出量を設定する設定処理部72と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤を撹拌し、撹拌された前記現像剤を被供給部に供給する現像剤供給部と、
予め設定された排出量の前記現像剤を前記現像剤供給部から排出させる排出処理を実行する排出処理部と、
前記排出処理が実行される場合であって当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの前記現像剤供給部に関する第1特定数のカウント値及び前記基準時からの前記現像剤供給部に関する第2特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記排出量を設定する設定処理部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記被供給部は、静電潜像が形成される像担持体であって、
前記現像剤供給部は、前記像担持体に形成される静電潜像を現像する現像部である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2特定数は、前記第1特定数と同じ対象の数である、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像剤供給部は、前記画像形成装置の筐体に着脱可能に設けられ、
前記画像形成装置は、
前記筐体への前記現像剤供給部の装着を検出する装着検出部を備え、
前記基準時は、前記装着検出部による最後の前記現像剤供給部の装着の検出時を含む、
請求項1~3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
現像剤を撹拌し、撹拌された前記現像剤を被供給部に供給する現像剤供給部を備える画像形成装置で実行される現像剤排出方法であって、
予め設定された排出量の前記現像剤を前記現像剤供給部から排出させる排出処理を実行する排出ステップと、
前記排出処理が実行される場合であって当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの前記現像剤供給部に関する第1特定数のカウント値及び前記基準時からの前記現像剤供給部に関する第2特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記排出量を設定する設定ステップと、
を含む現像剤排出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置、及び画像形成装置で実行される現像剤排出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、トナーなどの現像剤を撹拌し、撹拌された前記現像剤を感光体ドラムなどの被供給部に供給する現像装置などの現像剤供給部を備える。前記現像剤供給部では、撹拌により劣化した前記現像剤が徐々に増加することがある。劣化した前記現像剤が増加すると、画像形成装置で形成される画像の品質が低下するなどの不具合が生じる。これに対し、画像形成処理の終了後に、当該画像形成処理で形成された画像の数に応じた量の前記現像剤を前記現像剤供給部から排出する画像形成装置が関連技術として知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記画像形成処理の実行によって発生する劣化した前記現像剤の量に応じた前記現像剤の排出量を設定することは可能である。しかしながら、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前回の排出終了時に前記現像剤供給部に残存する劣化した前記現像剤の量、つまり前記画像形成処理の実行開始時に既に存在していた劣化した前記現像剤の量が考慮されていない。そのため、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記現像剤の排出時に前記現像剤供給部に存在する劣化した前記現像剤の量に応じた前記現像剤の排出量を設定することができない。従って、前記現像剤供給部内における劣化した前記現像剤の増加を十分に抑制することができない。
【0005】
本発明の目的は、現像剤供給部内における劣化した現像剤の増加を抑制可能な画像形成装置、及び現像剤排出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、現像剤供給部と、排出処理部と、設定処理部とを備える。前記現像剤供給部は、現像剤を撹拌し、撹拌された前記現像剤を被供給部に供給する。前記排出処理部は、予め設定された排出量の前記現像剤を前記現像剤供給部から排出させる排出処理を実行する。前記設定処理部は、前記排出処理が実行される場合であって当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの前記現像剤供給部に関する第1特定数のカウント値及び前記基準時からの前記現像剤供給部に関する第2特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記排出量を設定する。
【0007】
本発明の他の局面に係る現像剤排出方法は、現像剤を撹拌し、撹拌された前記現像剤を被供給部に供給する現像剤供給部を備える画像形成装置で実行され、以下の排出ステップと、設定ステップとを含む。前記排出ステップでは、予め設定された排出量の前記現像剤を前記現像剤供給部から排出させる排出処理が実行される。前記設定ステップでは、前記排出処理が実行される場合であって当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの前記現像剤供給部に関する第1特定数のカウント値及び前記基準時からの前記現像剤供給部に関する第2特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記排出量が設定される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、現像剤供給部内における劣化した現像剤の増加を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットの構成を示す図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の現像装置の構成を示す図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される現像剤排出処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0011】
[画像形成装置100の構成]
まず、
図1及び
図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。ここで、
図1は画像形成装置100の構成を示す断面図である。
【0012】
なお、説明の便宜上、画像形成装置100が使用可能な設置状態(
図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、
図1に示される画像形成装置100の紙面左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置100の正面を基準として左右方向D3を定義する。
【0013】
画像形成装置100は、原稿の画像を読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能とともに、ファクス機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、電子写真方式で画像を形成可能なプリンター、ファクス装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用されてもよい。
【0014】
図1及び
図2に示されるように、画像形成装置100は、ADF(Auto Document Feeder)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、操作表示部5、記憶部6、制御部7、及び筐体8を備える。
【0015】
ADF1は、前記スキャン機能による読取対象の原稿を搬送する。ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備える。
【0016】
画像読取部2は、前記スキャン機能を実現する。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備える。
【0017】
画像形成部3は、前記プリント機能を実現する。具体的に、画像形成部3は、電子写真方式に従って、給紙部4から供給されるシートにカラー又はモノクロの画像を形成する。
【0018】
給紙部4は、画像形成部3にシートを供給する。給紙部4は、給紙カセット、手差しトレイ、及び複数の搬送ローラーを備える。
【0019】
操作表示部5は、画像形成装置100のユーザーインターフェイスである。操作表示部5は、制御部7からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部7に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
【0020】
記憶部6は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部6は、フラッシュメモリーなどの不揮発性メモリーである。
【0021】
制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御する。
図2に示されるように、制御部7は、CPU11、ROM12、及びRAM13を備える。CPU11は、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM12は、CPU11に各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め格納される不揮発性の記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶装置である。CPU11は、ROM12に予め格納された各種の制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100を統括的に制御する。
【0022】
なお、制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。また、制御部7は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
【0023】
筐体8は、画像形成部3、及び給紙部4を収容する(
図1参照)。筐体8は、本発明の筐体の一例である。
【0024】
[画像形成部3の構成]
次に、
図1~
図3を参照しつつ、画像形成部3の構成について説明する。ここで、
図3は画像形成ユニット24の構成を示す断面図である。
【0025】
図1に示されるように、画像形成部3は、複数の画像形成ユニット21~24、光走査装置25、中間転写ベルト26、二次転写ローラー27、定着装置28、及び排紙トレイ29を備える。
【0026】
画像形成ユニット21はY(イエロー)、画像形成ユニット22はC(シアン)、画像形成ユニット23はM(マゼンタ)、画像形成ユニット24はK(ブラック)に対応する電子写真方式の画像形成ユニットである。画像形成ユニット21~24は、
図1に示されるように、画像形成装置100の前後方向D2に沿って、画像形成装置100の前方側からイエロー、シアン、マゼンタ、及びブラックの順に併設される。
【0027】
図3に示されるように、画像形成ユニット24は、感光体ドラム31、帯電ローラー32、現像装置33、一次転写ローラー34、及びドラム清掃部35を備える。また、画像形成ユニット21~23各々は、画像形成ユニット24と同様の構成を備える。
【0028】
感光体ドラム31は、表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム31は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて、
図3に示される回転方向D4に回転する。
【0029】
帯電ローラー32は、予め設定された帯電電圧の印加を受けて、感光体ドラム31の表面を帯電させる。例えば、帯電ローラー32は、感光体ドラム31の表面を正極性に帯電させる。帯電ローラー32によって帯電された感光体ドラム31の表面には、光走査装置25から射出される画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像が形成される。
【0030】
現像装置33は、トナー及びキャリアを含む現像剤を用いて、感光体ドラム31の表面に形成される静電潜像を現像する。これにより、感光体ドラム31の表面にトナー像が形成される。現像装置33は、筐体8に着脱可能に設けられる。
【0031】
一次転写ローラー34は、現像装置33により感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト26に転写する。
【0032】
ドラム清掃部35は、一次転写ローラー34によるトナー像転写後の感光体ドラム31の表面に残存する前記トナーを除去する。
【0033】
画像形成部3は、画像形成ユニット21~24各々に対応するトナーコンテナ36(
図1参照)を備える。また、画像形成部3は、画像形成ユニット21~24各々に対応する装着検出部37(
図2参照)を備える。なお、
図2には、画像形成ユニット21~24に対応する複数の装着検出部37のうちの一つが示されている。
【0034】
ここで、画像形成ユニット24に対応するトナーコンテナ36及び装着検出部37について説明する。以下の説明は、画像形成ユニット21~23各々に対応するトナーコンテナ36及び装着検出部37についても当てはまる。
【0035】
トナーコンテナ36は、画像形成ユニット24に対応する印刷色(ブラック)の前記トナーを収容する。また、トナーコンテナ36は、内部に収容された前記トナーを画像形成ユニット24の現像装置33に供給する。トナーコンテナ36は、左右方向D3に長尺であって前記トナーを収容する収容部と、前記収容部内において前記現像剤を撹拌するとともに当該現像剤を前記収容部の長手方向の一方側へ搬送する搬送スクリューとを備える。トナーコンテナ36では、前記搬送スクリューによって搬送される前記トナーが前記収容部の底部に設けられる排出口から排出される。前記排出口から排出された前記トナーは、現像装置33に供給される。
【0036】
装着検出部37は、筐体8への現像装置33の装着を検出する。例えば、装着検出部37は、筐体8における現像装置33の装着位置に設けられ、当該装着位置における現像装置33の存否を検出可能な反射型又は透過型の光センサーである。なお、現像装置33は、ICタグを備えていてもよい。この場合、装着検出部37は、前記装着位置に装着された現像装置33の前記ICタグを読取可能なリーダーライターであってもよい。
【0037】
光走査装置25は、画像形成ユニット21~24各々の感光体ドラム31の表面へ向けて、画像データに基づく光を射出する。
【0038】
中間転写ベルト26は、画像形成ユニット21~24各々の感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像が転写される無端状のベルト部材である。中間転写ベルト26は、駆動ローラー及び張架ローラーによって所定のテンションで張架される。中間転写ベルト26は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて前記駆動ローラーが回転することで、
図1及び
図3に示される回転方向D5に回転する。
【0039】
二次転写ローラー27は、中間転写ベルト26の表面に転写されたトナー像を給紙部4から供給されるシートに転写する。
【0040】
定着装置28は、二次転写ローラー27によってシートに転写されたトナー像を当該シートに定着させる。
【0041】
排紙トレイ29には、定着装置28によってトナー像が定着されたシートが排出される。
【0042】
[現像装置33の構成]
次に、
図3及び
図4を参照しつつ、画像形成ユニット24の現像装置33の構成について説明する。ここで、
図4は
図3におけるIV-IV矢視断面図である。なお、画像形成ユニット21~23も、以下で説明される現像装置33と同様の構成を備える。
【0043】
現像装置33は、粉体の前記トナーを撹拌し、撹拌された前記トナーを感光体ドラム31に供給する。現像装置33は、本発明の現像剤供給部の一例であるとともに、本発明の現像部の一例である。また、前記トナーは、本発明の現像剤の一例である。また、感光体ドラム31は、本発明の被供給部の一例であるとともに、本発明の像担持体の一例である。
【0044】
図3及び
図4に示されるように、現像装置33は、筐体41、第1搬送部材42、第2搬送部材43、マグネットローラー44、現像ローラー45、及びトナーセンサー46を備える。
【0045】
筐体41は、第1搬送部材42、第2搬送部材43、マグネットローラー44、及び現像ローラー45を収容する(
図3参照)。また、筐体41は、前記トナー及び前記キャリアを含む前記現像剤を収容する。具体的に、筐体41は、側壁及び底面51(
図3参照)によって形成される内部空間において前記現像剤を収容する。
【0046】
図3及び
図4に示されるように、筐体41は、前記現像剤が搬送される第1搬送路52及び第2搬送路53を有する。具体的に、筐体41の底面51には、左右方向D3に延在する隔壁54(
図4参照)が設けられている。筐体41の側壁、底面51、及び隔壁54により、左右方向D3に延在する第1搬送路52及び第2搬送路53が形成される。
【0047】
第1搬送部材42は、第1搬送路52において回転可能に設けられ、第1搬送路52に収容された前記現像剤を
図4に示される搬送方向D6へ搬送する。また、第1搬送部材42は、前記現像剤を撹拌して、前記トナー及び前記キャリアを摩擦帯電させる。例えば、前記トナーは、前記キャリアとの摩擦帯電により正極性に帯電する。例えば、第1搬送部材42は、第1搬送路52において左右方向D3に沿った回転軸を中心に回転可能に設けられたスクリュー状の部材である。第1搬送部材42は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて回転する。
【0048】
第2搬送部材43は、第2搬送路53において回転可能に設けられ、第2搬送路53に収容された前記現像剤を
図4に示される搬送方向D7に搬送する。また、第2搬送部材43は、前記現像剤を撹拌して、前記トナー及び前記キャリアを摩擦帯電させる。例えば、第2搬送部材43は、第2搬送路53において左右方向D3に沿った回転軸を中心に回転可能に設けられたスクリュー状の部材である。第2搬送部材43は、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて回転する。
【0049】
第1搬送路52における搬送方向D6の下流側の端部には、第2搬送路53へ通じる第1通路55が設けられている。第1通路55は、隔壁54の右端部に形成される。また、第2搬送路53における搬送方向D7の下流側の端部には、第1搬送路52へ通じる第2通路56が設けられている。第2通路56は、隔壁54の左端部に形成される。第1搬送路52、第1通路55、第2搬送路53、及び第2通路56により、前記現像剤が循環する循環搬送路が形成される。
【0050】
マグネットローラー44は、第2搬送路53から前記現像剤を汲み上げて、汲み上げられた前記現像剤に含まれる前記トナーを現像ローラー45の外周面に供給する。マグネットローラー44は、第2搬送路53の上側に設けられる。マグネットローラー44は、筐体41によって回転可能に支持されており、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて回転する。
【0051】
現像ローラー45は、感光体ドラム31と対向して設けられ、感光体ドラム31との対向領域R1(
図3参照)に前記トナーを搬送する。
【0052】
図3に示されるように、現像ローラー45は、マグネットローラー44及び感光体ドラム31と対向して設けられる。現像ローラー45は、筐体41によって回転可能に支持されており、不図示のモーターから供給される回転駆動力を受けて、
図3に示される回転方向D8に回転する。現像ローラー45は、マグネットローラー44から供給されて外周面に付着した前記トナーを感光体ドラム31との間の対向領域R1(
図3参照)に搬送する。対向領域R1に搬送された前記トナーは、現像ローラー45に印加される現像バイアス電圧により、感光体ドラム31の表面に供給される。これにより、感光体ドラム31に形成された静電潜像が現像される。
【0053】
なお、現像装置33による現像方式は、以上に述べた前記トナー及び前記キャリアを含む前記現像剤を用いた2成分現像方式に限られない。例えば、現像装置33の現像方式は、磁性のトナーを用いた1成分現像方式であってもよい。また、現像装置33が、マグネットローラー44を備えない構成であってもよい。
【0054】
第1搬送路52の上側には、開口部57が設けられている。
図3に示されるように、開口部57は、第1搬送路52の上側において第1搬送路52を覆う筐体41の上面部に設けられる。開口部57は、第1搬送路52における搬送方向D6の上流側の端部と対向して設けられる。開口部57は、トナーコンテナ36から供給される前記トナーの第1搬送路52への搬入に用いられる。具体的に、トナーコンテナ36から供給される前記トナーは、開口部57を経由して、第1搬送路52の搬入位置P1(
図4参照)に搬入される。搬入位置P1は、底面51における開口部57との対向位置である。
【0055】
トナーセンサー46は、第1搬送路52における搬入位置P1よりも搬送方向D6の下流側の検出位置P2(
図4参照)における前記トナーの量を検出する。例えば、トナーセンサー46は、
図3に示されるように、筐体41の底面部に設けられる。例えば、トナーセンサー46は、筐体41内に収容されている前記現像剤の透磁率に応じた電気信号を出力するLC発振回路を含む透磁率センサーである。トナーセンサー46は、制御部7によるトナーコンテナ36から現像装置33への前記トナーの供給の制御に用いられる。
【0056】
ところで、現像装置33では、撹拌により劣化した前記トナーが徐々に増加することがある。劣化した前記トナーが増加すると、画像形成装置100で形成される画像の品質が低下するなどの不具合が生じる。これに対し、画像形成処理の終了後に、当該画像形成処理で形成された画像の数に応じた量の前記トナーを現像装置33から排出する画像形成装置が関連技術として知られている。
【0057】
上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記画像形成処理の実行によって発生する劣化した前記トナーの量に応じた前記トナーの排出量を設定することは可能である。しかしながら、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前回の排出終了時に現像装置33に残存する劣化した前記トナーの量、つまり前記画像形成処理の実行開始時に既に存在していた劣化した前記トナーの量が考慮されていない。そのため、上述の関連技術に係る画像形成装置では、前記トナーの排出時に現像装置33に存在する劣化した前記トナーの量に応じた前記トナーの排出量を設定することができない。従って、現像装置33内における劣化した前記トナーの増加を十分に抑制することができない。
【0058】
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、現像装置33内における劣化した前記トナーの増加を抑制することが可能である。
【0059】
[制御部7の構成]
次に、
図2を参照しつつ、制御部7の構成について説明する。
【0060】
図2に示されるように、制御部7は、排出処理部71、設定処理部72、及びカウント処理部73を含む。
【0061】
具体的に、制御部7のROM12には、制御部7のCPU11を上述の各部として機能させるための現像剤排出プログラムが予め格納されている。そして、制御部7のCPU11は、ROM12に格納された前記現像剤排出プログラムを実行することにより、排出処理部71、設定処理部72、及びカウント処理部73として機能する。
【0062】
なお、前記現像剤排出プログラムは、CD、DVD、及びフラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部6などの記憶装置に格納されてもよい。また、排出処理部71、設定処理部72、及びカウント処理部73の一部又は全部は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
【0063】
なお、以下では、画像形成ユニット21~24のうち、画像形成ユニット24に含まれる各部、及び画像形成ユニット24に対応して設けられる各部を例に挙げて説明を行う。以下の説明は、画像形成ユニット21~23各々についても同様に当てはまる。
【0064】
排出処理部71は、予め定められた実行タイミングが到来した場合に、予め設定された特定排出量の前記トナーを現像装置33から排出させる排出処理を実行する。前記特定排出量は、本発明の排出量の一例である。
【0065】
例えば、前記実行タイミングは、現像装置33を用いて画像を形成する特定画像形成処理の実行中における、印字率が予め定められた第1閾値未満の印刷物の連続出力回数が予め定められた基準回数に達したタイミングである。なお、前記実行タイミングは、直前の前記排出処理の実行時からの印刷枚数又は後述の基準時からの印刷枚数が所定枚数に達したタイミングであってもよい。また、前記実行タイミングは、前記特定画像形成処理が終了したタイミングであってもよい。また、前記実行タイミングは、操作表示部5において予め定められたユーザー操作が受け付けられたタイミングであってもよい。
【0066】
例えば、排出処理部71は、以下の手順で、前記排出処理を実行する。まず、排出処理部71は、感光体ドラム31を回転させるとともに、現像装置33を駆動させる。次に、排出処理部71は、帯電ローラー32に前記帯電電圧を印加して、感光体ドラム31の表面を帯電する。次に、排出処理部71は、光走査装置25を用いて、帯電された感光体ドラム31の表面に、前記特定排出量に応じた面積の露光領域を形成する。そして、排出処理部71は、現像ローラー45に前記現像バイアス電圧を印加して、光走査装置25によって形成された露光領域を現像する。これにより、前記特定排出量の前記トナーが現像装置33から排出される。なお、現像装置33から排出された前記トナーは、ドラム清掃部35によって感光体ドラム31の表面から除去される。また、現像装置33から排出された前記トナーは、中間転写ベルト26に転写されて、中間転写ベルト26の表面を清掃するベルト清掃部によって当該表面から除去されてもよい。
【0067】
設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合であって、当該排出処理が予め定められた基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの現像装置33に関する第1特定数のカウント値、及び前記基準時からの現像装置33に関する第2特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記特定排出量を設定する。
【0068】
また、設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合であって、当該排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理である場合に、前記基準時からの前記第1特定数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記特定排出量を設定する。
【0069】
また、設定処理部72は、現像装置33における前記トナーの残量未満の範囲で、前記特定排出量を設定する。
【0070】
具体的に、前記基準時は、装着検出部37による最後の現像装置33の装着の検出時を含む。例えば、前記基準時は、装着検出部37による最後の現像装置33の装着の検出時、及び操作表示部5における予め定められたリセット操作の受け付け時の両方を含む。なお、前記基準時は、現像装置33の交換時に画像形成装置100において行われるユーザーの操作のいずれかを検出したタイミングを含んでいればよい。
【0071】
また、前記第1特定数及び前記第2特定数は、前記特定画像形成処理の実行によって出力される特定印刷物の出力枚数である。つまり、前記第2特定数は、前記第1特定数と同じ対象の数である。
【0072】
例えば、設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合であって、当該排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、以下の式(1)を用いて、前記特定排出量を算出する。
【0073】
Z=(Y1×A1)+(Y2×A2)・・・(1)
【0074】
ここで、式(1)における「Z」は、前記特定排出量を示す記号である。また、式(1)における「Y1」は、予め定められた第1トナー量を示す記号である。また、式(1)における「A1」は、直前の前記排出処理の実行時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値を示す記号である。また、式(1)における「Y2」は、予め定められた第2トナー量を示す記号である。また、式(1)における「A2」は、前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値を示す記号である。なお、前記第1トナー量及び前記第2トナー量は、式(1)によって算出される前記特定排出量が現像装置33における前記トナーの残量未満となるように定められる。
【0075】
また、設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合であって、当該排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理である場合に、以下の式(2)を用いて、前記特定排出量を算出する。
【0076】
Z=Y1×A2・・・(2)
【0077】
設定処理部72は、式(1)又は式(2)によって算出された前記特定排出量を示すデータをRAM13の予め定められた設定用記憶領域に格納することにより、実行される前記排出処理の前記特定排出量を設定する。
【0078】
カウント処理部73は、前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数をカウントする。
【0079】
例えば、記憶部6には、カウント処理部73による前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値が格納される第1記憶領域が設けられている。
【0080】
カウント処理部73は、前記特定印刷処理の実行中において、前記特定印刷物が出力されるごとに、前記第1記憶領域に格納されているカウント値をカウントアップする。また、カウント処理部73は、前記基準時が到来した場合に、前記第1記憶領域に格納されているカウント値を初期値である「0」にリセットする。
【0081】
これにより、設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合に、前記第1記憶領域を参照することにより、前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値を取得可能である。
【0082】
また、記憶部6には、前記基準時後の最後の前記排出処理の実行時におけるカウント処理部73によるカウント値が格納される第2記憶領域が設けられている。
【0083】
カウント処理部73は、設定処理部72により前記特定排出量が設定された場合に、前記第1記憶領域に格納されているカウント値を、前記第2記憶領域に上書きで格納する。また、カウント処理部73は、前記基準時が到来した場合に、前記第2記憶領域に格納されているカウント値を初期値である「0」にリセットする。
【0084】
これにより、設定処理部72は、前記排出処理が実行される場合に、前記第1記憶領域及び前記第2記憶領域の両方を参照することにより、直前の前記排出処理の実行時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値を取得可能である。具体的に、設定処理部72は、前記第1記憶領域に格納されているカウント値と前記第2記憶領域に格納されているカウント値との差を算出することにより、直前の前記排出処理の実行時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値を取得可能である。
【0085】
[現像剤排出処理]
以下、
図5を参照しつつ、画像形成装置100において制御部7により実行される現像剤排出処理の手順の一例とともに、本発明の現像剤排出方法について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部7により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
【0086】
なお、前記現像剤排出処理は、制御部7により前記実行タイミングが到来したと判定された場合に実行される。なお、前記実行タイミングの到来に応じて、前記特定画像形成処理の実行は中断される。
【0087】
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部7は、前記実行タイミングの到来に応じて実行される前記排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理であるか否かを判定する。
【0088】
具体的に、制御部7は、記憶部6の前記第2記憶領域に格納されているカウント値が「0」である場合に、実行される前記排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理であると判定する。
【0089】
ここで、制御部7は、実行される前記排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理であると判定すると(ステップS11のYes側)、ステップS12の処理に着手する。また、制御部7は、実行される前記排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理ではないと判定すると(ステップS11のNo側)、ステップS13の処理に着手する。
【0090】
<ステップS12>
ステップS12において、制御部7は、前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値に基づいて、前記特定排出量を設定する。ここで、ステップS12の処理は、制御部7の設定処理部72により実行される。
【0091】
具体的に、制御部7は、上述の式(2)を用いて、前記特定排出量を算出する。そして、制御部7は、算出された前記特定排出量を示すデータをRAM13の前記設定用記憶領域に格納することにより、前記特定排出量を設定する。
【0092】
<ステップS13>
ステップS13において、制御部7は、直前の前記排出処理の実行時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値、及び前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値に基づいて、前記特定排出量を設定する。ここで、ステップS13の処理は、本発明の設定ステップの一例であって、制御部7の設定処理部72により実行される。
【0093】
具体的に、制御部7は、上述の式(1)を用いて、前記特定排出量を算出する。そして、制御部7は、算出された前記特定排出量を示すデータをRAM13の前記設定用記憶領域に格納することにより、前記特定排出量を設定する。
【0094】
<ステップS14>
ステップS14において、制御部7は、ステップS12又はステップS13で設定された前記特定排出量の前記トナーを現像装置33から排出させる前記排出処理を実行する。ここで、ステップS14の処理は、本発明の排出ステップの一例であって、制御部7の排出処理部71により実行される。
【0095】
<ステップS15>
ステップS15において、制御部7は、トナーコンテナ36の前記トナーを現像装置33に補給する補給処理を実行する。
【0096】
例えば、制御部7は、前記排出処理の終了後に、当該排出処理で排出された前記トナーの量と同量の前記トナーをトナーコンテナ36から現像装置33に補給する。なお、前記補給処理は、前記排出処理の終了前に開始されてもよい。
【0097】
<ステップS16>
ステップS16において、制御部7は、記憶部6の前記第1記憶領域に格納されているカウント値を、記憶部6の前記第2記憶領域に上書きで格納する。ここで、ステップS16の処理は、制御部7のカウント処理部73により実行される。
【0098】
なお、ステップS16の処理は、ステップS12又はステップS13の処理の終了後であって、ステップS14の処理の開始前に実行されてもよい。
【0099】
このように、画像形成装置100では、前記排出処理が実行される場合であって、当該排出処理が前記基準時後の最初の前記排出処理ではない場合に、直前の前記排出処理の実行時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値、及び前記基準時からの前記特定印刷物の出力枚数のカウント値に基づいて、実行される前記排出処理の前記特定排出量が設定される。これにより、画像形成装置100では、前記トナーの排出時に現像装置33に存在する劣化した前記トナーの量に応じた前記特定排出量を設定することが可能である。従って、現像装置33内における劣化した前記トナーの増加を抑制することが可能である。
【0100】
[他の実施形態]
なお、前記第1特定数及び前記第2特定数は、印字率が予め定められた第2閾値未満の前記特定印刷物の出力枚数であってもよい。また、前記第1特定数及び前記第2特定数は、現像ローラー45の回転数であってもよい。また、前記第1特定数及び前記第2特定数は、現像装置33の駆動時間であってもよい。
【0101】
また、前記第1特定数及び前記第2特定数は、前記特定印刷物の出力枚数及び現像ローラー45の回転数の両方を含んでいてもよい。例えば、前記特定印刷物の出力枚数のカウント値に基づいて算出される前記トナーの排出量及び現像ローラー45の回転数に基づいて算出される前記トナーの排出量の単純平均値又は加重平均値を、前記特定排出量としてもよい。
【0102】
また、前記第2特定数は、前記第1特定数とは異なる対象の数であってもよい。例えば、前記第1特定数は、前記特定印刷物の出力枚数であって、前記第2特定数は、前記排出処理の実行回数であってもよい。なお、前記第2特定数が前記第1特定数と同じ対象の数である構成では、前記第2特定数が前記第1特定数とは異なる対象の数である構成と比較して、カウント対象を減らせる分、構成を簡素化可能である。
【0103】
また、制御部7は、現像装置33に設けられる前記ICタグから読み取られる情報に基づいて、現像装置33が交換されたか否かを判定してもよい。この場合、前記基準時は、制御部7によって現像装置33が交換されたと判定されたタイミングを含んでいてよい。
【0104】
また、画像形成装置100は、装着検出部37を備えていなくてもよい。この場合、前記基準時は、操作表示部5における前記リセット操作の受け付け時であればよい。
【0105】
また、現像装置33の筐体41は、内部に収容された前記現像剤が下方へ排出される排出口を備えていてもよい。この場合、前記排出処理では、当該排出口から前記現像剤が排出されてもよい。
【0106】
また、本発明は、トナーコンテナ36に適用されてもよい。つまり、トナーコンテナ36が本発明の現像剤供給部であって、現像装置33が本発明の被供給部であってもよい。この場合、トナーコンテナ36からの前記トナーの排出は、現像装置33に通じる前記排出口からの排出であってもよいし、当該排出口とは別に設けられた排出口からの排出であってもよい。
【符号の説明】
【0107】
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 操作表示部
6 記憶部
7 制御部
8 筐体
24 画像形成ユニット
31 感光体ドラム
33 現像装置
36 トナーコンテナ
37 装着検出部
41 筐体
42 第1搬送部材
43 第2搬送部材
44 マグネットローラー
45 現像ローラー
71 排出処理部
72 設定処理部
73 カウント処理部
100 画像形成装置