(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023130202
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】通信システム、アクセスポイント、ステーション、および通信方法
(51)【国際特許分類】
H04W 4/38 20180101AFI20230912BHJP
【FI】
H04W4/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022034735
(22)【出願日】2022-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】500112146
【氏名又は名称】サイレックス・テクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】香川 忠與
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB27
5K067DD11
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】センサ情報の送受信を効率よく行える通信システム等を提供する。
【解決手段】通信システム10は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する取得部21、および取得部21によって取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部22を有するアクセスポイント20と、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信するビーコン受信部31を有するステーション30とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部、および前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部を有するアクセスポイントと、
前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信部を有するステーションとを備える、
通信システム。
【請求項2】
前記ステーションは、前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを前記ビーコン受信部が受信した場合に、前記センサ情報を受信したことを示す受信情報を含むプローブ要求を送信するプローブ要求送信部をさらに有し、
前記アクセスポイントは、前記プローブ要求送信部から送信されかつ前記受信情報を含む前記プローブ要求を受信するプローブ要求受信部をさらに有する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記プローブ要求送信部は、前記受信情報を含む前記プローブ要求をユニキャストで送信する、
請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記プローブ要求送信部は、前記受信情報を含む前記プローブ要求をブロードキャストで送信する、
請求項2に記載の通信システム。
【請求項5】
前記ビーコン送信部は、前記プローブ要求送信部から送信されかつ前記受信情報を含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記ビーコンの送信を停止する、
請求項2から4のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項6】
前記プローブ要求送信部は、前記受信情報と前記ビーコンの送信間隔を変更するための間隔変更情報とを含む前記プローブ要求を送信し、
前記ビーコン送信部は、前記受信情報と前記間隔変更情報とを含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記間隔変更情報に基づいて前記ビーコンの送信間隔を変更する、
請求項2から5のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項7】
前記プローブ要求送信部は、前記受信情報と前記ビーコンの送信出力を変更するための出力変更情報とを含む前記プローブ要求を送信し、
前記ビーコン送信部は、前記受信情報と前記出力変更情報とを含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記出力変更情報に基づいて前記ビーコンの送信出力を変更する、
請求項2から6のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項8】
前記センサは、温度を検出する温度センサであり、
前記センサ情報は、前記センサによって検出された温度を示す温度情報である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システム。
【請求項9】
センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部とを備える、
アクセスポイント。
【請求項10】
センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部と前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部とを有するアクセスポイントにおける前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信部を備える、
ステーション。
【請求項11】
センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信ステップと、
前記ビーコン送信ステップで送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信ステップとを含む、
通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、アクセスポイント、ステーション、および通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、センサによって検出されたセンサ情報を送信および受信する通信システム等が知られている。通信システムの一例として、特許文献1には、メータ装置で検出される検針データを送信する無線子機と、無線子機の一部から送信される検針データを受信する無線子機とを備える自動検針無線システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の自動検針無線システムでは、無線子機が無線親機に検針データを送信する。この場合、無線子機は送信した検針データが無線親機で受信できているか否かを知るすべが無く、場合によっては複数回の送信処理を余儀なくされる。さらに、無線環境が良くない場合には、無線親機と複数の無線子機との間で再送のための無線通信が発生し得る。また、無線親機は複数の無線子機から送信される検針データを受信できるように待機する必要があるため、消費電力が増加しやすい。このように、検針データの送受信を効率よく行えないという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、センサ情報の送受信を効率よく行える通信システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信システムは、センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部、および前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部を有するアクセスポイントと、前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信部を有するステーションとを備える。
【0007】
これによれば、アクセスポイントはセンサ情報を含むビーコンを送信し、ステーションはアクセスポイントから送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信する。したがって、アクセスポイントとステーションとを無線接続することなく、アクセスポイントからステーションにセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0008】
また、前記ステーションは、前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを前記ビーコン受信部が受信した場合に、前記センサ情報を受信したことを示す受信情報を含むプローブ要求を送信するプローブ要求送信部をさらに有し、前記アクセスポイントは、前記プローブ要求送信部から送信されかつ前記受信情報を含む前記プローブ要求を受信するプローブ要求受信部をさらに有してもよい。
【0009】
これによれば、アクセスポイントとステーションとを無線接続することなく、アクセスポイントは、ビーコンにより送信したセンサ情報をステーションが受信した旨をプローブ要求の受信により確認できるので、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0010】
また、前記プローブ要求送信部は、前記受信情報を含む前記プローブ要求をユニキャストで送信してもよい。
【0011】
これによれば、センサ情報を送信してきたアクセスポイント以外の通信装置に対して受信情報を含むプローブ要求を送信する必要がない場合に、ユニキャストで送信することによってアクセスポイント側からの受信確認信号を得ることができ、信号伝達の確実性を向上させ得る。
【0012】
また、前記プローブ要求送信部は、前記受信情報を含む前記プローブ要求をブロードキャストで送信してもよい。
【0013】
これによれば、センサ情報を送信してきたアクセスポイント以外の他の通信装置に対して受信情報に加えて他の要求を含むプローブ要求を送信する必要がある場合に、アクセスポイントとともに当該他の通信装置にも当該プローブ要求を伝達できるので、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0014】
また、前記ビーコン送信部は、前記プローブ要求送信部から送信されかつ前記受信情報を含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記ビーコンの送信を停止してもよい。
【0015】
これによれば、ステーションがセンサ情報を含むビーコンを受信した後に、アクセスポイントからビーコンが送信されることを抑制できるので、消費電力が増加することを抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0016】
また、前記プローブ要求送信部は、前記受信情報と前記ビーコンの送信間隔を変更するための間隔変更情報とを含む前記プローブ要求を送信し、前記ビーコン送信部は、前記受信情報と前記間隔変更情報とを含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記間隔変更情報に基づいて前記ビーコンの送信間隔を変更してもよい。
【0017】
これによれば、ビーコンの送信間隔を変更できるので、ビーコンの送信間隔が必要以上に短いことによって消費電力が増加すること、およびビーコンの送信間隔が必要以上に長いことによってセンサ情報を十分に送信できないこと等を抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0018】
また、前記プローブ要求送信部は、前記受信情報と前記ビーコンの送信出力を変更するための出力変更情報とを含む前記プローブ要求を送信し、前記ビーコン送信部は、前記受信情報と前記出力変更情報とを含む前記プローブ要求を前記プローブ要求受信部が受信した場合、前記出力変更情報に基づいて前記ビーコンの送信出力を変更してもよい。
【0019】
これによれば、ビーコンの送信出力を変更できるので、ビーコンの送信出力が必要以上に大きいことによって消費電力が増加すること、およびビーコンの送信出力が必要以上に小さいことによってセンサ情報を送信できないこと等を抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0020】
また、前記センサは、温度を検出する温度センサであり、前記センサ情報は、前記センサによって検出された温度を示す温度情報であってもよい。
【0021】
これによれば、温度情報の送受信を効率よく行える。
【0022】
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るアクセスポイントは、センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部とを備える。
【0023】
これによれば、アクセスポイントとステーションとを無線接続することなく、アクセスポイントからステーションにセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0024】
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るステーションは、センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得部と前記取得部によって取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部とを有するアクセスポイントにおける前記ビーコン送信部から送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信部を備える。
【0025】
これによれば、アクセスポイントとステーションとを無線接続することなく、アクセスポイントからステーションにセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0026】
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信方法は、センサによって検出されたセンサ情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得された前記センサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信ステップと、前記ビーコン送信ステップで送信されかつ前記センサ情報を含む前記ビーコンを受信するビーコン受信ステップとを含む。
【0027】
これによれば、通信方法は、上記通信システムと同様の効果を奏する。
【発明の効果】
【0028】
本発明により、通信システム等は、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る通信システムを示す模式図である。
【
図2】
図2は、
図1の通信システムの機能構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、
図1の通信システムによる通信方法の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0031】
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
【0032】
また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0033】
(実施の形態)
図1は、実施の形態に係る通信システム10を示す模式図である。
図1を参照して、通信システム10の概要について説明する。
【0034】
図1に示すように、通信システム10は、センサ1によって検出されたセンサ情報を送受信するための通信システムである。たとえば、センサ1は、温度を検出する温度センサであり、センサ情報は、センサ1によって検出された温度を示す温度情報である。なお、たとえば、センサ1は、湿度を検出する湿度センサ、電力の使用量を検出する電力量センサ、ガスの使用量を検出するガスセンサ、または水道の使用量を検出する流量センサであってもよい。また、たとえば、センサ1は、これらのセンサ以外のセンサであってもよい。通信システム10は、複数のアクセスポイント20と、ステーション30とを備えている。なお、通信システム10は、複数ではなく1つのアクセスポイント20を備えていてもよい。
【0035】
アクセスポイント20は、センサ情報を送信する送信機であり、ステーション30に対する親機である。たとえば、アクセスポイント20は、センサ1を含んでいる。なお、アクセスポイント20は、センサ1を含んでいなくてもよく、センサ1は、アクセスポイント20の外部に設けられていてもよい。たとえば、アクセスポイント20は、センサ1がアクセスポイント20の外部に設けられている場合、センサ1と通信を行うことによってセンサ1からセンサ情報を取得する。
【0036】
アクセスポイント20は、センサ情報をビーコンに含め、センサ情報を含むビーコンを送信する。たとえば、ビーコンは、IEEE802.11の無線通信規格におけるビーコンであり、BSSID(Basic Service Set Identifer)、SSID(Service Set Identifer)、およびVIE(Vendor specific Information Element)等を含んでいる。VIEには、ベンダ独自の情報等の種々の情報を含めることができる。たとえば、アクセスポイント20は、ビーコンにおけるVIEにセンサ情報を含めることによって、ビーコンにセンサ情報を含める。
【0037】
ステーション30は、センサ情報を受信する受信機であり、アクセスポイント20に対する子機である。たとえば、ステーション30は、複数のアクセスポイント20のそれぞれから送信されたセンサ情報を受信する受信機であり、複数のアクセスポイント20のそれぞれに対する子機である。たとえば、ステーション30は、ゲートウェイである。
【0038】
ステーション30は、センサ情報を含むビーコンを受信することによって、センサ情報を受信する。具体的には、ステーション30は、アクセスポイント20から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信することによって、当該アクセスポイント20によって取得されたセンサ情報を受信する。
図1に示した通信システム10は、多数のアクセスポイント20に対して単一のステーション30が対向するという構成であり、従来技術の構成と異なるが、その利点は以下に述べていく。
【0039】
たとえば、ステーション30は、アクセスポイント20から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信した場合、センサ情報を受信したことを示す受信情報をプローブ要求に含め、受信情報を含むプローブ要求を当該アクセスポイント20に送信する。ここで、通常、アクセスポイント20から送信されたビーコンはブロードキャストされるため、ステーション30はセンサ情報を含むビーコンに対して受信確認信号(ACK信号)は送信しない。本発明の実施の形態に係る通信システム10の構成では、ACK信号の代わりにステーション30がアクセスポイント20に向けて、ネットワーク情報(例えばSSIDなど)を取得するために送信するプローブ要求でACK信号を代用させるのである。これにより、センサ情報がステーション30に届いているのにも拘わらずアクセスポイント20がセンサ情報をステーション30に繰り返し送信(再送)すること、およびセンサ情報がステーション30に届いていないのにも拘わらずアクセスポイント20がセンサ情報をステーション30に送信を止めてしまうことを抑制できる。たとえば、プローブ要求は、IEEE802.11の無線通信規格におけるプローブ要求であり、SSIDおよびVIE等を含んでいる。上述したように、VIEには、ベンダ独自の情報等の種々の情報を含めることができる。たとえば、ステーション30は、プローブ要求におけるVIEに受信情報を含めることによって、プローブ要求に受信情報を含める。
【0040】
プローブ要求の送信に対して、アクセスポイント20は、ステーション30から送信されかつ受信情報を含む当該プローブ要求を受信する。これによって、アクセスポイント20は、ステーション30と無線接続することなく、ステーション30が当該アクセスポイント20から送信されたセンサ情報を受信したことを認識できる。
【0041】
以上、通信システム10の概要について説明した。
【0042】
図2は、
図1の通信システム10の機能構成を示すブロック図である。
図2を参照して、通信システム10の機能構成について説明する。
【0043】
図2に示すように、アクセスポイント20は、取得部21と、ビーコン送信部22と、プローブ要求受信部23とを有している。
【0044】
取得部21は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する。たとえば、センサ1は、常時検出を行っており、取得部21は、センサ1によって検出されたセンサ情報を定期的に取得する。また、たとえば、取得部21は、センサ1と有線通信または無線通信を行うことによって、センサ1からセンサ情報を取得する。なお、たとえば、取得部21は、アクセスポイント20の外部に設けられている複数のセンサ1のそれぞれと通信可能であってもよく、アクセスポイント20の外部に設けられている複数のセンサ1のそれぞれからセンサ情報を取得してもよい。
【0045】
ビーコン送信部22は、取得部21によって取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信する。たとえば、上述したように、ビーコンは、VIEを含んでおり、ビーコン送信部22は、ビーコンにおけるVIEにセンサ情報を含め、センサ情報を含むビーコンを送信する。たとえば、ビーコン送信部22は、取得部21によってセンサ情報が取得される度に、当該センサ情報を含むビーコンを送信する。また、たとえば、ビーコン送信部22は、取得部21によって繰り返し取得されて蓄積されている複数のセンサ情報をビーコンに含め、複数のセンサ情報を含むビーコンを定期的に送信する。なお、たとえば、ビーコン送信部22は、ビーコンにおけるVIEを、AES(Advanced Encryption Standard)によってまたは独自の難読化によって暗号化してもよい。
【0046】
たとえば、ビーコン送信部22は、ステーション30のプローブ要求送信部32から送信されかつ受信情報を含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、ビーコンの送信を停止する。上述したように、受信情報は、センサ情報を受信したことを示す情報である。たとえば、ビーコン送信部22は、ステーション30のプローブ要求送信部32から送信されかつ受信情報を含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信するまで、同一のセンサ情報を含むビーコンを繰り返し送信する。たとえば、ビーコン送信部22は、ビーコンの送信を停止した後に取得部21が新たなセンサ情報を受信した場合、当該センサ情報を含むビーコンを送信する。
【0047】
また、たとえば、ビーコン送信部22は、受信情報と間隔変更情報とを含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、間隔変更情報に基づいてビーコンの送信間隔を変更する。間隔変更情報は、ビーコンの送信間隔を変更するための情報である。たとえば、ビーコン送信部22は、間隔変更情報がビーコンの送信間隔を長くするための情報である場合、間隔変更情報に基づいてビーコンの送信間隔を長くする。また、たとえば、ビーコン送信部22は、間隔変更情報がビーコンの送信間隔を短くするための情報である場合、間隔変更情報に基づいてビーコンの送信間隔を短くする。また、たとえば、ビーコン送信部22は、間隔変更情報がビーコンの送信間隔を指定するための情報である場合、間隔変更情報に基づいてビーコンの送信間隔を指定された送信間隔にする。
【0048】
また、たとえば、ビーコン送信部22は、受信情報と出力変更情報とを含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、出力変更情報に基づいてビーコンの送信出力を変更する。出力変更情報は、ビーコンの送信出力を変更するための情報である。たとえば、ビーコン送信部22は、出力変更情報がビーコンの送信出力を大きくするための情報である場合、出力変更情報に基づいてビーコンの送信出力を大きくする。また、たとえば、ビーコン送信部22は、出力変更情報がビーコンの送信出力を小さくするための情報である場合、出力変更情報に基づいてビーコンの送信出力を小さくする。また、たとえば、ビーコン送信部22は、出力変更情報がビーコンの送信出力を指定するための情報である場合、出力変更情報に基づいてビーコンの送信出力を指定された送信出力にする。
【0049】
プローブ要求受信部23は、ステーション30のプローブ要求送信部32から送信されかつ受信情報を含むプローブ要求を受信する。たとえば、プローブ要求受信部23は、受信情報を含むプローブ要求がステーション30のプローブ要求送信部32から送信される度に、当該プローブ要求を受信する。
【0050】
ステーション30は、ビーコン受信部31と、プローブ要求送信部32とを有している。
【0051】
ビーコン受信部31は、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信する。たとえば、ビーコン受信部31は、センサ情報を含むビーコンがビーコン送信部22から送信される度に、当該ビーコンを受信する。
【0052】
プローブ要求送信部32は、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンをビーコン受信部31が受信した場合に、センサ情報を受信したことを示す受信情報を含むプローブ要求を送信する。たとえば、ビーコンにおけるVIEには、送信元のアクセスポイント20のMAC(Media Access Control)アドレスが含められ、プローブ要求送信部32は、ビーコン受信部31が受信したビーコンに含まれるMACアドレスを宛先としてプローブ要求を送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンをビーコン受信部31が受信する度に、センサ情報を受信したことを示す受信情報を含むプローブ要求を送信する。
【0053】
たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求をユニキャストで送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコン受信部31が受信したビーコンを送信してきたアクセスポイント20に、受信情報を含むプローブ要求をユニキャストで送信する。
【0054】
また、たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求をブロードキャストで送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコン受信部31が受信したビーコンを送信してきたアクセスポイント20と当該アクセスポイント20以外の1以上のアクセスポイント20とに、受信情報を含むプローブ要求をブロードキャストで送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求をブロードキャストで送信する場合、ビーコン受信部31が受信したビーコンを送信してきたアクセスポイント20のMACアドレスをプローブ要求におけるVIEに含めて当該プローブ要求をブロードキャストで送信する。
【0055】
また、たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報とビーコンの送信間隔を変更するための間隔変更情報とを含むプローブ要求を送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求を送信する場合、プローブ要求におけるVIEに受信情報とともに間隔変更情報を含め、受信情報と間隔変更情報とを含むプローブ要求を送信する。
【0056】
たとえば、間隔変更情報は、ビーコンの送信間隔を指定するための情報、ビーコンの送信間隔を長くするための情報、またはビーコンの送信間隔を短くするための情報等である。たとえば、ビーコンの送信間隔を指定するための間隔変更情報は、ビーコンの送信間隔を100ミリ秒にするための情報である。また、たとえば、ビーコンの送信間隔を長くするための間隔変更情報は、ビーコンの送信間隔を50ミリ秒長くするための情報である。また、たとえば、ビーコンの送信間隔を短くするための間隔変更情報は、ビーコンの送信間隔を50ミリ秒短くするための情報である。
【0057】
たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信間隔を200ミリ秒に指定したい場合、ビーコンの送信間隔を指定するための間隔変更情報(200ミリ秒に変更)を含むプローブ要求を送信する。また、たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信間隔が必要以上に短いのでビーコンの送信間隔を長くしたい場合、ビーコンの送信間隔を長くするための間隔変更情報を含むプローブ要求を送信する。また、たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信間隔が必要以上に長いのでビーコンの送信間隔を短くしたい場合、ビーコンの送信間隔を短くするための間隔変更情報を含むプローブ要求を送信する。
【0058】
また、たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報とビーコンの送信出力を変更するための出力変更情報とを含むプローブ要求を送信する。たとえば、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求を送信する場合、プローブ要求におけるVIEに受信情報とともに出力変更情報を含め、受信情報と出力変更情報とを含むプローブ要求を送信する。
【0059】
たとえば、出力変更情報は、ビーコンの送信出力を指定するための情報、ビーコンの送信出力を大きくするための情報、またはビーコンの送信出力を小さくするための情報等である。たとえば、ビーコンの送信出力を指定するための出力変更情報は、ビーコンの送信出力を20dbmにするための情報である。また、たとえば、ビーコンの送信出力を大きくするための出力変更情報は、ビーコンの送信出力を3db大きくするための情報である。また、たとえば、ビーコンの送信出力を小さくするための出力変更情報は、ビーコンの送信出力を3db小さくするための情報である。
【0060】
たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信出力を指定したい場合、ビーコンの送信出力を指定するための出力変更情報を含むプローブ要求を送信する。また、たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信出力が必要以上に小さいのでビーコンの送信出力を大きくしたい場合、ビーコンの送信出力を大きくするための出力変更情報を含むプローブ要求を送信する。また、たとえば、プローブ要求送信部32は、ビーコンの送信出力が必要以上に大きいのでビーコンの送信出力を小さくしたい場合、ビーコンの送信出力を小さくするための出力変更情報を含むプローブ要求を送信する。
【0061】
なお、たとえば、プローブ要求送信部32は、間隔変更情報および出力変更情報以外のアクセスポイント20を制御するための制御情報をプローブ要求に含めてもよく、当該制御情報を含むプローブ要求を送信してもよい。また、たとえば、プローブ要求送信部32は、プローブ要求におけるVIEを、AESによってまたは独自の難読化によって暗号化してもよい。
【0062】
以上のように、アクセスポイント20からセンサ情報を受信するステーション30は、アクセスポイント20に対してセンサ情報を含むビーコンの送信にかかる仕様変更の何らかの指示をプローブ要求によって行える。当該指示を特定のアクセスポイント20のみに行う場合は、プローブ要求をユニキャストで送信し、複数のアクセスポイント20全部に行う場合はブロードキャストで送信することができる。この特徴も、センサ情報を含むビーコンを送信する側がアクセスポイント20であり、当該ビーコンを受信する側がステーション30であるという構成により可能となる。
【0063】
以上、通信システム10の機能構成について説明した。
【0064】
図3は、
図1の通信システム10による通信方法の一例を示すシーケンス図である。
図3を参照して、通信システム10による通信方法の一例について説明する。
【0065】
図3に示すように、アクセスポイント20は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する(取得ステップ)(ステップS1)。具体的には、上述したように、取得部21は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する。
【0066】
アクセスポイント20は、センサ情報を取得すると、取得ステップで取得されたセンサ情報を含むビーコンをステーション30に送信する(ビーコン送信ステップ)(ステップS2)。具体的には、上述したように、ビーコン送信部22は、センサ情報を含むビーコンを送信する。
【0067】
ステーション30は、アクセスポイント20によりビーコン送信ステップで送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信する(ビーコン受信ステップ)(ステップS3)。具体的には、上述したように、ビーコン受信部31は、センサ情報を含むビーコンを受信する。
【0068】
ステーション30は、ビーコンを受信すると、ビーコンに含まれているセンサ情報を取得する(取得ステップ)(ステップS4)。
【0069】
また、ステーション30は、ビーコンを受信すると、受信情報を含むプローブ要求を送信する(プローブ要求送信ステップ)(ステップS5)。具体的には、上述したように、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求を送信する。
【0070】
アクセスポイント20は、ステーション30によりプローブ要求送信ステップで送信されかつ受信情報を含むプローブ要求を受信する(プローブ要求受信ステップ)(ステップS6)。具体的には、上述したように、プローブ要求受信部23は、受信情報を含むプローブ要求を受信する。
【0071】
アクセスポイント20は、プローブ要求を受信すると、ビーコンの送信を停止する(停止ステップ)(ステップS7)。具体的には、上述したように、ビーコン送信部22は、ビーコンの送信を停止する。
【0072】
以上、通信システム10による通信方法の一例について説明した。
【0073】
通信システム10等によれば、センサ情報をビーコンに含めて送信できるので、センサ情報を送受信するためにアクセスポイント20とステーション30とを無線接続する必要がなく、センサ情報を効率よく送受信できる。また、通信システム10等によれば、センサ情報を受信したことを示す受信情報をプローブ要求に含めて送信できるので、アクセスポイント20とステーション30とを無線接続することなく、アクセスポイント20はステーション30がセンサ情報を受信したことを認識できる。したがって、センサ情報がステーション30に届いているのにも拘わらずアクセスポイント20がセンサ情報をステーション30に再び送信すること、およびセンサ情報がステーション30に届いていないのにも拘わらずアクセスポイント20がセンサ情報をステーション30に送信しないこと等を抑制できるので、センサ情報を効率よく送受信できる。
【0074】
以上、実施の形態に係る通信システム10等について説明した。
【0075】
実施の形態に係る通信システム10は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する取得部21、および取得部21によって取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部22を有するアクセスポイント20と、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信するビーコン受信部31を有するステーション30とを備える。
【0076】
これによれば、アクセスポイント20はセンサ情報を含むビーコンを送信し、ステーション30はアクセスポイント20から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信する。したがって、アクセスポイント20とステーション30とを無線接続することなく、アクセスポイント20からステーション30にセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0077】
また、実施の形態に係る通信システム10において、ステーション30は、ビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンをビーコン受信部31が受信した場合に、センサ情報を受信したことを示す受信情報を含むプローブ要求を送信するプローブ要求送信部32をさらに有し、アクセスポイント20は、プローブ要求送信部32から送信されかつ受信情報を含むプローブ要求を受信するプローブ要求受信部23をさらに有する。
【0078】
これによれば、アクセスポイント20とステーション30とを無線接続することなく、アクセスポイント20は、ビーコンにより送信したセンサ情報をステーション30が受信した旨をプローブ要求の受信により確認できるので、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0079】
また、実施の形態に係る通信システム10において、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求をユニキャストで送信する。
【0080】
これによれば、センサ情報を送信してきたアクセスポイント20以外の通信装置に対して受信情報を含むプローブ要求を送信する必要がない場合に、ユニキャストで送信することによってアクセスポイント20側からの受信確認信号を得ることができ、信号伝達の確実性を向上させ得る。
【0081】
また、実施の形態に係る通信システム10において、プローブ要求送信部32は、受信情報を含むプローブ要求をブロードキャストで送信する。
【0082】
これによれば、センサ情報を送信してきたアクセスポイント20以外の通信装置に対して受信情報を含むプローブ要求を送信する必要がある場合に、アクセスポイント20とともに当該通信装置にも当該プローブ要求を送信できるので、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0083】
また、実施の形態に係る通信システム10において、ビーコン送信部22は、プローブ要求送信部32から送信されかつ受信情報を含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、ビーコンの送信を停止する。
【0084】
これによれば、ステーション30がセンサ情報を含むビーコンを受信した後に、アクセスポイント20からビーコンが送信されることを抑制できるので、消費電力が増加することを抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0085】
また、実施の形態に係る通信システム10において、プローブ要求送信部32は、受信情報とビーコンの送信間隔を変更するための間隔変更情報とを含むプローブ要求を送信し、ビーコン送信部22は、受信情報と間隔変更情報とを含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、間隔変更情報に基づいてビーコンの送信間隔を変更する。
【0086】
これによれば、ビーコンの送信間隔を変更できるので、ビーコンの送信間隔が必要以上に短いことによって消費電力が増加すること、およびビーコンの送信間隔が必要以上に長いことによってセンサ情報を十分に送信できないこと等を抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0087】
また、実施の形態に係る通信システム10において、プローブ要求送信部32は、受信情報とビーコンの送信出力を変更するための出力変更情報とを含むプローブ要求を送信し、ビーコン送信部22は、受信情報と出力変更情報とを含むプローブ要求をプローブ要求受信部23が受信した場合、出力変更情報に基づいてビーコンの送信出力を変更する。
【0088】
これによれば、ビーコンの送信出力を変更できるので、ビーコンの送信出力が必要以上に大きいことによって消費電力が増加すること、およびビーコンの送信出力が必要以上に小さいことによってセンサ情報を送信できないこと等を抑制でき、センサ情報の送受信をさらに効率よく行える。
【0089】
また、実施の形態に係る通信システム10において、センサ1は、温度を検出する温度センサであり、センサ情報は、センサ1によって検出された温度を示す温度情報である。
【0090】
これによれば、温度情報の送受信を効率よく行える。
【0091】
また、実施の形態に係るアクセスポイント20は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する取得部21と、取得部21によって取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部22とを備える。
【0092】
これによれば、アクセスポイント20とステーション30とを無線接続することなく、アクセスポイント20からステーション30にセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0093】
また、実施の形態に係るステーション30は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する取得部21と取得部21によって取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信部22とを有するアクセスポイント20におけるビーコン送信部22から送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信するビーコン受信部31を備える。
【0094】
これによれば、アクセスポイント20とステーション30とを無線接続することなく、アクセスポイント20からステーション30にセンサ情報を送信できるので、センサ情報の送受信を効率よく行える。
【0095】
また、実施の形態に係る通信方法は、センサ1によって検出されたセンサ情報を取得する取得ステップ(ステップS1)と、取得ステップで取得されたセンサ情報を含むビーコンを送信するビーコン送信ステップ(ステップS2)と、ビーコン送信ステップで送信されかつセンサ情報を含むビーコンを受信するビーコン受信ステップ(ステップS3)とを含む。
【0096】
これによれば、通信方法は、上記通信システム10と同様の効果を奏する。
【0097】
(他の実施の形態等)
なお、本発明は、装置またはシステムとして実現できるだけでなく、その装置またはシステムを構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの非一時的な記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データまたは信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データおよび信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
【0098】
以上、本発明の通信システム等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明は、センサ情報を送受信する通信システム等として利用され得る。
【符号の説明】
【0100】
10 通信システム
20 アクセスポイント
21 取得部
22 ビーコン送信部
23 プローブ要求受信部
30 ステーション
31 ビーコン受信部
32 プローブ要求送信部