(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023130452
(43)【公開日】2023-09-20
(54)【発明の名称】撮像装置
(51)【国際特許分類】
G03B 17/04 20210101AFI20230912BHJP
G03B 13/02 20210101ALI20230912BHJP
G03B 17/02 20210101ALI20230912BHJP
H04N 23/53 20230101ALI20230912BHJP
【FI】
G03B17/04
G03B13/02
G03B17/02
H04N23/53
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023111923
(22)【出願日】2023-07-07
(62)【分割の表示】P 2019073370の分割
【原出願日】2019-04-08
(31)【優先権主張番号】P 2018192449
(32)【優先日】2018-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【弁理士】
【氏名又は名称】徳山 英浩
(72)【発明者】
【氏名】富永 裕二
(72)【発明者】
【氏名】谷口 卓生
(57)【要約】
【課題】装置の大型化を抑えるとともに表示パネルの移動の自由度を向上できる撮像装置を提供する。
【解決手段】本撮像装置は、装置本体に取り付けられた支持部材と支持部材に取り付けられた表示パネルを備え、支持部材は第1回転軸を中心として回動することによって装置本体に沿う収納位置と装置本体に対して傾斜するチルト位置に移動し、表示パネルは、第1回転軸に対して直交する第2回転軸を中心として回動することによって支持部材に沿う閉塞位置と支持部材の側方の開放位置に移動するとともに、第2回転軸に対して直交する第3回転軸を中心として回動することによって前記第2ヒンジ部の延在方向に対する表示面の傾斜角度を可変し、支持部材がチルト位置に位置し且つ表示パネルが開放位置に位置する状態で表示パネルが第3回転軸を中心として回動したとき、表示パネルはコネクタ接続領域の外側を通過するように構成される。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部側コネクタが接続される端子部を備える装置本体と、
前記装置本体に第1ヒンジ部を介して取り付けられた略矩形板状の支持部材と、
前記支持部材に第2ヒンジ部を介して取り付けられ、表示面を有する略矩形板状の表示パネルと、
を備え、
前記支持部材は、前記第1ヒンジ部の延在方向に延在する第1回転軸を中心として回動することによって、収納位置とチルト位置とに移動するように構成され、
前記表示パネルは、前記第2ヒンジ部の延在方向に延在し且つ前記第1回転軸に対して直交する第2回転軸を中心として回動することによって、閉塞位置と開放位置とに移動するとともに、前記第2回転軸に対して直交する第3回転軸を中心として回動することによって、前記第2ヒンジ部の延在方向に対する前記表示面の傾斜角度を可変するように構成され、
前記表示パネルは、前記開放位置において前記支持部材の側方に位置し、
前記支持部材が前記収納位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記端子部に対向するコネクタ接続領域の内側を通過し、
前記支持部材が第1回転軸を中心として回動する角度が30度以上90度未満であるとき、前記支持部材が前記チルト位置に位置し、
前記支持部材が前記チルト位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記コネクタ接続領域の外側を通過する、
ように構成されている、撮像装置。
【請求項2】
前記支持部材は、前記チルト位置に位置するときであって、前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で前記第3回転軸を中心として回動するとき、前記チルト位置に位置する状態を維持するように保持されている、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記端子部は、前記装置本体の一方の側面に設けられている、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記支持部材は、前記表示パネルと同等又は略同等の大きさである、請求項1~3のいずれか1つに記載の撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示パネルの表示面を様々な角度に調整可能な撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の撮像装置として、例えば、特許文献1(特開2003-315891号公報)に開示されたものが知られている。特許文献1には、装置本体の端子部に接続される外部側コネクタと干渉することによって表示パネルの移動が制限されることを避けるための技術が開示されている。より具体的には、特許文献1には、端子部を表示パネルの可動範囲に掛からない位置に設けるとともに、外部側コネクタの着脱方向が水平面に対して上向きの角度を有するように構成した撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、撮像装置の装置本体には、電源ボタン、シャッターボタンなどの各種ボタン、モードダイヤル、ホットシューなどの様々な部品を取り付けることが求められている。また、端子部に接続する外部側コネクタとして、HDMI(登録商標)コネクタ、USB(Universal Serial Bus)コネクタ、ヘッドホンコネクタなどの複数のコネクタがあり、端子部自体のサイズも大きく確保する必要がある。このため、特許文献1の撮像装置のように、表示パネルの可動範囲に掛からない位置に端子部を設けようとすると、装置が大型化することになる。
【0005】
また、近年、HDMI(登録商標)コネクタ、ヘッドホンコネクタなどの複数の外部側コネクタを端子部に接続し、HDMI(登録商標)コネクタを通じて接続した外部モニタを表示させながら、撮像装置により動画を撮影する使用者が増加している。また、近年、電源として装置内蔵型のバッテリを用い、当該バッテリをUSBコネクタを通じて充電するように構成された撮像装置が普及してきている。このため、外部側コネクタとしてUSBコネクタを端子部に接続し、当該USBコネクタを通じて装置内蔵型バッテリをアシストしながら、撮像装置を使用することがある。従って、外部側コネクタを端子部に接続した状態でも、表示パネルの移動の自由度を向上させることができる撮像装置がより一層求められている。
【0006】
本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、装置の大型化を抑えるとともに、表示パネルの移動の自由度を向上させることができる撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る撮像装置は、外部側コネクタが接続される端子部を備える装置本体と、
前記装置本体に第1ヒンジ部を介して取り付けられた支持部材と、
前記支持部材に第2ヒンジ部を介して取り付けられ、表示面を有する表示パネルと、
を備え、
前記支持部材は、前記第1ヒンジ部の延在方向に延在する第1回転軸を中心として回動することによって、収納位置とチルト位置とに移動するように構成され、
前記表示パネルは、前記第2ヒンジ部の延在方向に延在し且つ前記第1回転軸に対して直交する第2回転軸を中心として回動することによって、閉塞位置と開放位置とに移動するとともに、前記第2回転軸に対して直交する第3回転軸を中心として回動することによって、前記第2ヒンジ部の延在方向に対する前記表示面の傾斜角度を可変するように構成され、
前記支持部材が前記収納位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記端子部に対向するコネクタ接続領域の内側を通過し、
前記支持部材が前記チルト位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記コネクタ接続領域の外側を通過する、
ように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の撮像装置によれば、装置の大型化を抑えるとともに、表示パネルの移動の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1実施形態に係る撮像装置を背面側から見た斜視図であって、支持部材が収納位置に位置し、表示パネルが閉塞位置に位置する状態を示す図である。
【
図2】
図1の撮像装置において、装置本体の端子部を覆う蓋体を開放した状態を示す斜視図であって、支持部材が収納位置に位置し、表示パネルが閉塞位置に位置する状態を示す図である。
【
図3】
図1の撮像装置において、装置本体の端子部に外部側コネクタを接続した状態を示す斜視図であって、支持部材が収納位置に位置し、表示パネルが閉塞位置に位置する状態を示す図である。
【
図4】
図3の撮像装置において、支持部材が収納位置に位置し、表示パネルが開放位置に位置する状態を示す斜視図である。
【
図5】
図4に示す状態を別の角度から見た斜視図である。
【
図6】
図3の撮像装置において、支持部材がチルト位置に位置し、表示パネルが開放位置に位置する状態を示す斜視図である。
【
図7】
図6に示す状態から更に、表示パネルの表示面を回動させた状態を示す斜視図である。
【
図8】
図7に示す状態を別の角度から見た斜視図である。
【
図10】
図3の撮像装置において、支持部材がチルト位置に位置し、表示パネルが閉塞位置に位置し、表示面が露出する状態を示す斜視図である。
【
図11】第2実施形態に係る撮像装置が備える保持機構の分解斜視図である。
【
図12A】
図11に示す保持機構の組立斜視図であって、支持部材が収納位置に位置する状態を示す図である。
【
図12B】
図11に示す保持機構の組立斜視図であって、支持部材が保持位置に位置する状態を示す図である。
【
図12C】
図11に示す保持機構の組立斜視図であって、支持部材がチルト位置に位置する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の第1態様によれば、外部側コネクタが接続される端子部を備える装置本体と、
前記装置本体に第1ヒンジ部を介して取り付けられた支持部材と、
前記支持部材に第2ヒンジ部を介して取り付けられ、表示面を有する表示パネルと、
を備え、
前記支持部材は、前記第1ヒンジ部の延在方向に延在する第1回転軸を中心として回動(pivot)することによって、収納位置とチルト位置とに移動するように構成され、
前記表示パネルは、前記第2ヒンジ部の延在方向に延在し且つ前記第1回転軸に対して直交する第2回転軸を中心として回動することによって、閉塞位置と開放位置とに移動するとともに、前記第2回転軸に対して直交する第3回転軸を中心として回動することによって、前記第2ヒンジ部の延在方向に対する前記表示面の傾斜角度を可変するように構成され、
前記支持部材が前記収納位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記端子部に対向するコネクタ接続領域の内側を通過し、
前記支持部材が前記チルト位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記コネクタ接続領域の外側を通過する、
ように構成されている、撮像装置を提供する。
【0011】
本開示の第2態様によれば、前記支持部材は、前記チルト位置に位置するときであって、前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で前記第3回転軸を中心として回動するとき、前記チルト位置に位置する状態を維持するように保持されている、第1態様に記載の撮像装置を提供する。
【0012】
本開示の第3態様によれば、前記支持部材は、前記第1回転軸を中心として90度未満の角度の範囲で回動するように構成されている、第1又は2態様に記載の撮像装置を提供する。
【0013】
本開示の第4態様によれば、前記収納位置と前記チルト位置との間の少なくとも1箇所の保持位置において、前記収納位置から前記保持位置まで前記支持部材を回転(rotate)させる回転力よりも強い保持力で、前記支持部材を前記保持位置で保持する保持機構を更に備える、第1~3態様のいずれか1つに記載の撮像装置を提供する。
【0014】
本開示の第5態様によれば、前記保持機構による保持力は、前記第3回転軸を中心として前記表示パネルを回転させるのに要する回転力よりも大きい、第4態様に記載の撮像装置を提供する。
【0015】
本開示の第6態様によれば、前記装置本体は、ファインダを備え、
前記支持部材が前記保持位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記閉塞位置から前記開放位置に向けて前記第2回転軸を中心として回転されるとき、前記表示パネルは前記ファインダに接触せず、
前記支持部材が前記チルト位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記閉塞位置から前記開放位置に向けて前記第2回転軸を中心として回転されるとき、前記表示パネルは前記ファインダに接触する、
ように構成されている、第4又は5態様に記載の撮像装置を提供する。
【0016】
本開示の第7態様によれば、前記保持機構は、凸部と凹部とを備え、前記凸部が前記凹部に係合することで前記支持部材を前記保持位置で保持し、前記凸部が前記凹部から抜け出ることで前記支持部材が前記保持位置で保持されることが解除されるように構成されている、第4~6態様のいずれか1つに記載の撮像装置を提供する。
【0017】
本開示の第8態様によれば、前記支持部材が前記保持位置に位置するとともに前記表示パネルが前記開放位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記第3回転軸を中心として回動したとき、前記表示パネルは、前記コネクタ接続領域の外側を通過するように構成されている、第4~7態様のいずれか1つに記載の撮像装置を提供する。
【0018】
本開示の第9態様によれば、ファインダを備える装置本体と、
前記装置本体に第1ヒンジ部を介して取り付けられた支持部材と、
前記支持部材に第2ヒンジ部を介して取り付けられ、表示面を有する表示パネルと、
を備え、
前記支持部材は、前記第1ヒンジ部の延在方向に延在する第1回転軸を中心として回転することによって、収納位置から少なくとも1箇所の保持位置を通じてチルト位置まで移動するように構成され、
前記表示パネルは、前記第2ヒンジ部の延在方向に延在し且つ前記第1回転軸に対して直交する第2回転軸を中心として回動することによって、閉塞位置と開放位置とに移動するように構成され、
前記収納位置から前記保持位置まで前記支持部材を回転させる回転力よりも強い保持力で、前記支持部材を前記保持位置で保持する保持機構を更に備える、
撮像装置を提供する。
【0019】
本開示の第10態様によれば、前記支持部材が前記保持位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記閉塞位置から前記開放位置に向けて前記第2回転軸を中心として回転されるとき、前記表示パネルは前記ファインダに接触せず、
前記支持部材が前記チルト位置に位置する状態で、前記表示パネルが前記閉塞位置から前記開放位置に向けて前記第2回転軸を中心として回転されるとき、前記表示パネルは前記ファインダに接触する、
ように構成されている、第9態様に記載の撮像装置を提供する。
【0020】
本開示の第11態様によれば、前記保持機構は、凸部と凹部とを備え、前記凸部が前記凹部に係合することで前記支持部材を前記保持位置で保持し、前記凸部が前記凹部から抜け出ることで前記支持部材が前記保持位置で保持されることが解除されるように構成されている、第9又は10態様に記載の撮像装置を提供する。
【0021】
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0022】
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0023】
また、以下では、説明の便宜上、通常使用時の状態を想定して「上」、「下」、「前面」、「背面」等の方向を示す用語を用いるが、本開示の撮像装置の使用状態等を限定することを意味するものではない。
【0024】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る撮像装置を背面側から見た斜視図である。第1実施形態において、撮像装置は、レンズ交換式のデジタルカメラである。
【0025】
図1に示すように、第1実施形態に係る撮像装置は、装置本体1と、支持部材2と、表示パネル3とを備えている。
【0026】
装置本体1は、静止画又は動画を撮影する装置である。装置本体1には、静止画又は動画を撮影する撮影機構(図示せず)が内蔵されている。装置本体1の前面には、様々な種類のレンズを取り付け可能なマウント(図示せず)が設けられている。撮影機構は、レンズを通じて撮影を行う。
【0027】
装置本体1の背面上部には、ファインダ11が設けられている。装置本体1の上面には、電源ボタン、シャッターボタンなどの各種ボタン、モードダイヤル、ホットシューなどの種々の部品12が取り付けられている。装置本体1の一方の側面には、外部側コネクタが接続される端子部13が設けられている。端子部13は、蓋体14によって覆われている。
【0028】
図2は、
図1の撮像装置において、蓋体14を開放した状態を示している。
図3は、
図1の撮像装置において、端子部13に外部側コネクタを接続した状態を示している。
【0029】
図2に示すように、第1実施形態において、端子部13は、USB端子13aと、HDMI(登録商標)端子13bと、ヘッドホン端子13cとを備えている。
【0030】
図3に示すように、USB端子13aには、外部側コネクタとして、USBコネクタ4aが着脱可能に接続される。USB端子13aにUSBコネクタ4aが接続され、当該USBコネクタ4aを通じて電力を供給されることで、撮像装置1に内蔵されたバッテリ(図示せず)を充電することができる。
【0031】
HDMI(登録商標)端子13bには、外部側コネクタとして、HDMI(登録商標)コネクタ4bが着脱可能に接続される。HDMI(登録商標)端子13bにHDMI(登録商標)コネクタ4bが接続されることで、当該HDMI(登録商標)コネクタ4bを通じて映像/音声信号を電子機器等に出力することができる。
【0032】
ヘッドホン端子13cには、外部側コネクタとして、ヘッドホンコネクタ4cが着脱可能に接続される。ヘッドホン端子13cにヘッドホンコネクタ4cが接続されることで、ヘッドホンコネクタ4cを通じて音声信号をヘッドホンに出力することができる。
【0033】
なお、
図3においては、外部側コネクタの一部を図示し、他部の図示を省略している。以下で説明する
図4~
図10についても、外部側コネクタの他部の図示を省略している。
【0034】
装置本体1には、第1ヒンジ部5を介して支持部材2が取り付けられている。第1実施形態において、第1ヒンジ部5は、ファインダ11の下方で左右方向に延在するように設けられている。支持部材2は、表示パネル3を支持するものである。支持部材2は、略矩形板状に形成されている。支持部材2は、上辺部21が第1ヒンジ部5の延在方向に延在する第1回転軸A1を中心として回動自在に第1ヒンジ部5を介して装置本体1に取り付けられている。
【0035】
支持部材2には、第2ヒンジ部6を介して表示パネル3が取り付けられている。第1実施形態において、第2ヒンジ部6は、端子部13の近傍に位置する支持部材2の側辺部22に沿って延在するように設けられている。表示パネル3は、略矩形板状に形成されている。表示パネル3は、第2ヒンジ部6の延在方向に延在し且つ第1回転軸A1に対して直交する第2回転軸A2を中心として回動自在に第2ヒンジ部6を介して支持部材2に取り付けられている。また、表示パネル3は、第2回転軸A2に対して直交する第3回転軸A3を中心として回動自在に第2ヒンジ部6の延在方向の中間部61に取り付けられている。
【0036】
図4及び
図5は、
図3に示す状態から第2回転軸A2を中心として表示パネル3を回動させた状態を示す斜視図である。
【0037】
表示パネル3は、第2回転軸A2を中心として回動することによって、支持部材2の背面23に沿う閉塞位置CP(
図1~
図3参照)と、支持部材2の背面23の側方の開放位置OP(
図4及び
図5参照)とに移動するように構成されている。第1実施形態において、表示パネル3は、第2回転軸A2を中心として180度回動することによって、閉塞位置CPと開放位置OPとに移動するように構成されている。
【0038】
また、表示パネル3は、
図4に示すように、一方の主面に表示面31を有している。表示面31は、装置本体1にて撮影された静止画又は動画を表示するものである。表示面31は、例えば、液晶モニタである。
【0039】
図6は、
図4及び
図5に示す状態から第1回転軸A1を中心として支持部材2を回動させた状態を示す斜視図である。
【0040】
支持部材2は、第1回転軸A1を中心として回動することによって、装置本体1の背面に沿う収納位置SP(
図1~
図3参照)と、装置本体1の背面に対して傾斜するチルト位置TP(
図6参照)とに移動するように構成されている。第1実施形態において、支持部材2は、第1回転軸A1を中心として90度未満の角度(例えば、45度)の範囲で回動することによって、収納位置SPとチルト位置TPとに移動するように構成されている。
【0041】
図7及び
図8は、
図4及び
図5に示す状態から第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回動させた状態を示す斜視図である。
図9は、
図4及び
図5に示す状態から第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回動させた状態を示す側面図である。
【0042】
表示パネル3は、第3回転軸A3を中心として回動することによって、第2ヒンジ部6の延在方向に対する表示面31の傾斜角度を可変するように構成されている。第1実施形態において、表示パネル3は、
図5に示す状態から第3回転軸A3を中心として右回りに90度、左回りに180度、合計270度回転可能に構成されている。なお、表示パネル3は、第3回転軸A3を中心として360度回動可能に構成されてもよい。
【0043】
図4及び
図5に示すように、支持部材2が収納位置SPに位置するとともに表示パネル3が開放位置OPに位置する状態で、表示パネル3が第3回転軸A3を中心として回動したとき、表示パネル3は端子部13に対向するコネクタ接続領域E1の内側を通過する。従って、端子部13に外部側コネクタが接続されている場合には、外部側コネクタと干渉することによって表示パネル3の移動が制限される。
【0044】
一方、
図7~
図9に示すように、支持部材2がチルト位置TPに位置するとともに表示パネル3が開放位置OPに位置する状態で、表示パネル3が第3回転軸A3を中心として回動したとき、表示パネル3は、コネクタ接続領域E1の外側を通過する。従って、端子部13に外部側コネクタが接続されている場合でも、表示パネル3の移動が制限されない。
【0045】
また、
図7~
図9に示すように、支持部材2は、チルト位置TPに位置するときであって、表示パネル3が開放位置OPに位置する状態で第3回転軸A3を中心として回動するとき、チルト位置TPに位置する状態を維持するように保持されている。第1実施形態において、第1ヒンジ部5には、支持部材2がチルト位置TPに位置する状態を維持するように支持部材2を保持する保持機構(図示せず)が内蔵されている。当該保持機構による保持力は、第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回転させるのに要する回転力よりも大きく、例えば当該回転力の2倍以上に設定されている。例えば、前記回転力が150ニュートンである場合、前記保持力は300ニュートン以上に設定されている。保持機構の具体的な構成としては、公知の種々の構成を採用することができるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0046】
図10は、
図7~
図9に示す状態から、更に第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回動させるとともに、第2回転軸A2を中心として表示パネル3を回動させて閉塞位置CPに移動させた状態を示す斜視図である。
【0047】
図10に示すように、第1実施形態においては、支持部材2がチルト位置TPに位置する状態で、表示パネル3の表示面31を視認することができる。また、
図10に示す状態から、支持部材2をチルト位置TPと収納位置SPとの間で移動させることにより、装置本体1の背面に対する表示面31の傾斜角度を調整することができる。
【0048】
第1実施形態によれば、支持部材2が第1回転軸A1を中心として収納位置SPからチルト位置TPに回動できるように構成されている。この構成によれば、支持部材2に取り付けられる表示パネル3が外部側コネクタと干渉して移動が制限されることを抑えることができる。従って、表示パネル3の移動の自由度を向上させることができる。また、表示パネル3の可動範囲にコネクタ接続領域E1を設けているので、装置の大型化を抑えることができる。
【0049】
また、第1実施形態によれば、支持部材2は、チルト位置TPに位置するときであって、表示パネル3が開放位置OPに位置する状態で第3回転軸A3を中心として回動するとき、チルト位置TPに位置する状態を維持するように保持されている。この構成によれば、第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回動させるとき、支持部材2が意図せずチルト位置TPから収納位置SPへ移動することを抑えることができ、使い勝手を向上させることができる。
【0050】
また、第1実施形態によれば、支持部材2は、第1回転軸A1を中心として90度未満の角度の範囲で回動するように構成されている。この構成によれば、支持部材2及び表示パネル3がファインダ11などの部品に接触することを抑えることができる。その結果、支持部材2及び表示パネル3とファインダ11などの部品とをより近い位置に配置することができ、装置の大型化を抑えることができる。
【0051】
なお、第1回転軸A1を中心として支持部材2を回動させるように構成したのは、表示面31の角度調整ではなく、表示パネル3と外部側コネクタとの干渉防止が主目的である。このため、支持部材2が第1回転軸A1を中心として回動する角度の範囲は、90度未満であってもよい。例えば、支持部材2が第1回転軸A1を中心として回動する角度の範囲は、60度以下であってもよいし、45度以下であってもよい。
【0052】
なお、支持部材2が第1回転軸A1を中心として回動する角度の範囲が小さすぎると、表示パネル3と外部側コネクタとの干渉を抑えるために、回転ストロークとなる表示パネル3の第2回転軸A2の方向の長さを小さくする必要がある。このため、表示パネル3の回転ストロークを確保するため、支持部材2が第1回転軸A1を中心として回動する角度の範囲は、30度以上であることが好ましく、45度以上であることがより好ましい。
【0053】
なお、前記では、支持部材2が略矩形板状に形成されるものとしたが、本開示の撮像装置の構成はこれに限定されない。例えば、支持部材2は、第1ヒンジ部5に沿う上辺部21と、第2ヒンジ部に沿う側辺部22とで構成される略L字状に形成されてもよい。また、支持部材2は、表示パネル3と同等又は略同等の大きさである必要はなく、表示パネル3よりも十分小さくてもよい。すなわち、支持部材2は、上辺部21が第1ヒンジ部5の延在方向に延在する第1回転軸A1を中心として回動自在に第1ヒンジ部5を介して装置本体1に取り付けられる大きさ及び形状であればよい。
【0054】
(第2実施形態)
第2実施形態に係る撮像装置について説明する。第2実施形態に係る撮像装置が第1実施形態に係る撮像装置と異なる点は、支持部材2が、第1回転軸A1を中心として収納位置SPからチルト位置TPに回転する際、少なくとも1箇所でクリック感が得られるように構成されている点である。
【0055】
具体的には、第2実施形態に係る撮像装置は、収納位置SPとチルト位置TPとの間の少なくとも1箇所の保持位置において、支持部材2を当該保持位置で保持する保持機構100を更に備えている。支持部材2は、第1回転軸A1を中心として回転することによって、収納位置SP(
図1~
図3参照)から少なくとも1箇所の保持位置を通じてチルト位置TP(
図6参照)まで移動するように構成されている。
【0056】
保持機構100は、収納位置SPから保持位置まで支持部材2を回転させる回転力よりも強い保持力で、支持部材2を保持位置で保持するように構成される機構である。また、保持機構100は、チルト位置TPから保持位置まで支持部材2を回転させる回転力よりも強い保持力で、支持部材2を保持位置で保持するように構成される機構である。以下、保持機構100の構成例を説明する。
【0057】
図11は、保持機構100の分解斜視図である。
図12Aは、保持機構100の組立斜視図であって、支持部材2が収納位置SPに位置する状態を示す図である。
図12Bは、保持機構100の組立斜視図であって、支持部材2が保持位置に位置する状態を示す図である。
図12Cは、保持機構100の組立斜視図であって、支持部材2がチルト位置TPに位置する状態を示す図である。
【0058】
ここでは、支持部材2が収納位置SP(
図1~
図3参照)に位置するとき、支持部材2が装置本体1の背面に対して傾斜する角度が0度であるものとする。また、支持部材2が保持位置に位置するとき、支持部材2が装置本体1の背面に対して傾斜する角度が30度であるものとする。また、支持部材2がチルト位置TP(
図6参照)に位置するとき、支持部材2が装置本体1の背面に対して傾斜する角度が60度であるものとする。保持位置は、支持部材2が保持位置に位置する状態で、表示パネル3が閉塞位置CP(
図3参照)から開放位置OP(
図4参照)に向けて第2回転軸A2を中心として回転されるとき、表示パネル3がファインダ11に接触しない位置である。一方、チルト位置TPは、支持部材2がチルト位置TPに位置する状態で、表示パネル3が閉塞位置CPから開放位置OPに向けて第2回転軸A2を中心として回転されるとき、表示パネル3がファインダ11に接触する位置である。
【0059】
支持部材2は、
図11に示す略矩形板状のヒンジプレート24を備えている。ヒンジプレート24には、互いに対向する2つの突起片241が立設されている。各突起片241には、第1回転軸A1上に中心を有する貫通孔241aが設けられている。各突起片241に保持機構100が取り付けられる。一方の突起片241に取り付けられる保持機構100と、他方の突起片241に取り付けられる保持機構100とは、左右対称に構成されている。このため、一方の保持機構100の構成についてのみ説明し、他方の保持機構100の構成は説明を省略する。
【0060】
保持機構100は、ブラケット101と、第1凹カム102と、第1凸カム103と、スプリング104と、第2凸カム105と、第2凹カム106と、シャフト107と、ストッパ108とを備えている。
【0061】
ブラケット101は、装置本体1の背面に対して立設するように取り付けられる。ブラケット101には、シャフト107の先端部107aが嵌合する貫通孔101aが設けられている。第2実施形態において、シャフト107の先端部107aは、円柱の左右側面をDカットした形状(略四角柱)の形状を有している。
【0062】
第1凹カム102、第1凸カム103、スプリング104、第2凸カム105、及び第2凹カム106には、それぞれ、シャフト107の軸部107bが貫通する貫通孔102a,103a,104a,105a,106aが設けられている。第2実施形態において、シャフト107の軸部107bは、先端部107aよりもサイズが大きい円柱の左右側面をDカットした形状(略四角柱)の形状を有している。
【0063】
シャフト107は、先端部107aとは反対側の端部にフランジ部107cを備えている。シャフト107は、先端部107aが貫通孔241a,106a,105a,104a,103a,102aの順に挿入されて貫通孔101aに嵌合するように取り付けられる。これにより、ブラケット101と突起片241との間に、第1凹カム102、第1凸カム103、スプリング104、第2凸カム105、及び第2凹カム106が、シャフト107を中心軸(第1回転軸A1)として回動可能に保持される。
【0064】
第1凸カム103と第2凸カム105とは、ブラケット101及びシャフト107と一体的に回動するように取り付けられている。第1凸カム103の貫通孔103a及び第2凸カム105の貫通孔105aは、略四角柱のシャフト107の軸部107bが噛み合うように、略四角形に形成されている。
【0065】
また、ヒンジプレート24には、ストッパ108が取り付けられる。ストッパ108の一部は、フランジ部107cの一部と接触してシャフト107の回転を規制するように、フランジ部107cの回動軌跡の範囲内に位置するように設けられている。
【0066】
第1凹カム102及び第2凹カム106は、ヒンジプレート24と一体的に回動するように取り付けられている。第1凹カム102は、第2凹カム106に向けて突出する係合爪102bが設けられている。第2凹カム106には、係合爪102bが係合する係合溝106bが設けられている。第1凹カム102の係合爪102bの先端部が係合溝106bに係合することで、第1凹カム102と第2凹カム106とが一体的に回動可能になる。
【0067】
第1凹カム102には、第1凸カム103に対向する面に凹部102cが設けられている。第1凸カム103には、第1凹カム102の凹部102cに係合可能な凸部103bが設けられている。
【0068】
第2凹カム106には、第2凸カム105に対向する面に凹部106c,106dが設けられている。第2凸カム105には、第2凹カム106の凹部106c,106dのそれぞれに係合可能な凸部105bが設けられている。
【0069】
第1凹カム102と第1凸カム103及び第2凹カム106と第2凸カム105とは、スプリング104により互いに密着するように付勢される。
【0070】
支持部材2が収納位置SP(
図1~
図3参照)に位置するとき、
図12Aに示すように、第2凸カム105の凸部105bが第2凹カム106の凹部106cに係合することで、支持部材2が収納位置SPで保持される。この状態で、支持部材2が収納位置SPからチルト位置TP(
図6参照)に向けて第1回転軸A1を中心として回転されると、第2凸カム105の凸部105bが凹部106cから抜け出る。その後、
図12Bに示すように、第1凸カム103の凸部103bが第1凹カム102の凹部102cに係合することで、支持部材2が保持位置で保持される。このとき、支持部材2が保持される保持力は、収納位置SPから保持位置まで支持部材2を回転させる回転力よりも強い。
【0071】
図12Bに示す状態から更に、支持部材2が保持位置からチルト位置TPに向けて第1回転軸A1を中心として前記保持力よりも強い回転力で回転されると、第1凸カム103の凸部103bが凹部106dから抜け出る。その後、
図12Cに示すように、第2凸カム105の凸部105bが第2凹カム106の凹部106dに係合することで、支持部材2がチルト位置TPで保持される。また、このとき、ストッパ108の一部がシャフト107のフランジ部107cの一部と接触して、シャフト107の回転が規制される。
【0072】
第2実施形態によれば、収納位置SPから保持位置まで支持部材2を回転させる回転力よりも強い保持力で、支持部材2を保持位置で保持する保持機構100を備えている。この構成によれば、第1回転軸A1を中心として収納位置SPからチルト位置TPに回転する際、保持位置にてクリック感を得ることができる。また、支持部材2が保持位置に位置する状態で、表示パネル3を閉塞位置CPから開放位置OPに向けて第2回転軸A2を中心として回転させることで、表示パネル3がファインダ11に接触しないようにすることができる。
【0073】
また、第2実施形態によれば、支持部材2がチルト位置TPに位置する状態で、表示パネル3が閉塞位置CPから開放位置OPに向けて第2回転軸A2を中心として回動されるとき、表示パネル3はファインダ11に接触するように構成されている。この構成によれば、支持部材2を保持位置からチルト位置TPへ更に回転させることで、支持部材2が装置本体1の背面に対して傾斜する角度を大きくすることができる。これにより、表示パネル3とファインダ11との接触を抑えるよりも、表示パネル3の角度調整の幅を大きくして見易さを優先する場合に、使い勝手を向上させることができる。
【0074】
また、第2実施形態によれば、保持機構100は、凸部103bと凹部102cとを備え、凸部103bが凹部102cに係合することで支持部材2を保持位置で保持するように構成されている。また、保持機構100は、凸部103bが凹部102cから抜け出ることで支持部材2が保持位置で保持されることが解除されるように構成されている。この構成によれば、より簡単な構成で、保持機構100を実現することができる。
【0075】
なお、保持機構100による保持力は、第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回転させるのに要する回転力よりも大きくてもよい。この構成によれば、第3回転軸A3を中心として表示パネル3を回動させるとき、支持部材2が意図せず保持位置から収納位置SP又はチルト位置TPへ移動することを抑えることができ、使い勝手を向上させることができる。
【0076】
また、支持部材2が保持位置に位置するとともに表示パネル3が開放位置OPに位置する状態で、表示パネル3が第3回転軸A3を中心として回転したとき、表示パネル3は、コネクタ接続領域E1の外側を通過するように構成されてもよい。この構成によれば、端子部13に外部側コネクタが接続されている場合でも、表示パネル3の移動が制限されないようにすることができる。
【0077】
なお、第2実施形態では、必ずしも、表示パネル3が第3回転軸A3を中心として回転するように構成する必要はない。
【0078】
また、第2実施形態では、保持機構100が2組の凹カムと凸カムのセットを備えるものとしたが、本開示の保持機構はこれに限定されない。例えば、保持機構100は、1組の凹カムと凸カムのセットを備えるものであってもよい。この場合、例えば、支持部材2を収納位置SP、保持位置、及びチルト位置TPに保持するための複数の凹部を1つの凹カムに設けるとともに、当該凹部に係合可能な凸部を1つの凸カムに設ければよい。この構成によれば、部品点数を減らすことができる。
【0079】
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0080】
また、前述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本開示に係る撮像装置によれば、装置の大型化を抑えるとともに表示パネルの移動の自由度を向上させることができるので、端子部に外部側コネクタを接続した状態で使用可能な撮像装置に有用である。
【符号の説明】
【0082】
1 装置本体
2 支持部材
3 表示パネル
4a USBコネクタ
4b HDMI(登録商標)コネクタ
4c ヘッドホンコネクタ
5 第1ヒンジ部
6 第2ヒンジ部
11 ファインダ
12 部品
13 端子部
14 蓋体
13a USB端子
13b HDMI(登録商標)端子
13c ヘッドホン端子
21 上辺部
22 側辺部
23 背面
24 ヒンジプレート
31 表示面
61 中間部
100 保持機構
100a 貫通孔
101 ブラケット
101a 貫通孔
102 第1凹カム
102a 貫通孔
102b 係合爪
102c 凹部
103 第1凸カム
103a 貫通孔
103b 凸部
104 スプリング
104a 貫通孔
105 第2凸カム
105a 貫通孔
105b 凸部
106 第2凹カム
106a 貫通孔
106b 係合溝
106c,106d 凹部
107 シャフト
107a 先端部
107b 軸部
107c フランジ部
108 ストッパ
241 突起片
241a 貫通孔
SP 収納位置
TP チルト位置
CP 閉塞位置
OP 開放位置
A1 第1回転軸
A2 第2回転軸
A3 第3回転軸
E1 コネクタ接続領域