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特開2023-13052情報提供システム及び情報提供プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023013052
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】情報提供システム及び情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230119BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021116950
(22)【出願日】2021-07-15
(71)【出願人】
【識別番号】514038580
【氏名又は名称】株式会社ウェイビー
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 健太
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】コンサルタントになりたい人やコンサルタントの多岐にわたる困りごとを解決する情報提供システム及び情報提供プログラムを提供する。
【解決手段】情報提供システム1は、クライアントの支援を実行するコンサルタントに対し、支援に用いる情報を提供するためのものである。この情報提供システム1は、情報を蓄積するサーバー2と、サーバー2との間で通信を行うことで、情報が選択可能であると共に、選択した情報を出力するコンサルタント用端末3と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントの支援を実行するコンサルタントに対し、前記支援に用いる情報を提供するための情報提供システムであって、
前記情報を蓄積するサーバーと、
前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が選択可能であると共に、選択した前記情報を出力するコンサルタント用端末と、を備えることを特徴とする
情報提供システム。
【請求項2】
前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が出力可能であるクライアント用端末を備え、
前記コンサルタント用端末は、前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が選択可能であると共に、選択した前記情報の前記クライアント用端末における出力を可能にするアカウントの発行を求め、
前記サーバーは、前記コンサルタント用端末との間で通信を行うことで、前記コンサルタント用端末からの求めに応じて前記アカウントを発行し、
前記クライアント用端末は、前記アカウントを用いて前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記アカウントに紐づく前記情報を出力することを特徴とする
請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記情報は、コンサルタント用情報と、クライアント用情報と、を備え、
前記コンサルタント用端末は、出力する前記情報が前記コンサルタント用情報であり、
前記クライアント用端末は、出力する前記情報が前記クライアント用情報であることを特徴とする
請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記コンサルタント用端末は、前記サーバーに対し、コンサルタントが保有していて他のコンサルタントが用いることを許容する前記情報を入力し、
前記サーバーは、前記コンサルタント用端末によって入力された前記情報を蓄積することを特徴とする
請求項1~3のいずれかに記載の情報提供システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の情報提供システムを実現するために、前記情報提供システムに用いられる端末にインストールされることを特徴とする情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供システム及び情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、組織の人的見解や組織の成果などの組織評価の向上を目指した空間の提案を行うことのできるコンサルティング装置が開示されている。このコンサルティング装置は、端末を介してアンケート情報が入力されることで、そのアンケート結果に基づいてコンサルティングを行うための情報を出力する。このため、ユーザーは、アンケート情報を入力することができれば、コンサルティングを行うための情報を取得することができる。例えば、コンサルタントになりたい人やコンサルタントは、上記のコンサルティング装置を用いることで、入力するアンケート情報に関する事柄について、コンサルティングを行うことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-028514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コンサルタントになりたい人やコンサルタントは、「コンサルタントになりたいけどどうすればよいかわからない」、「属人的、労働集約的、アナログな方法でコンサルティング、ノウハウを提供している」、「コンサルティング先のクライアントの実行支援ができていない」、「部分最適なコンサルティング、ノウハウ提供にとどまってしまっている」、「契約継続率が低い、契約期間が短い」、「コンサルティング単価が低い」、「クライアントの満足度をもっと上げたい」、「今のコンサルティングのやり方に限界を感じている」等の多岐にわたる困りごとを有している。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンサルタントになりたい人やコンサルタントの多岐にわたる困りごとを解決する情報提供システム及び情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、クライアントの支援を実行するコンサルタントに対し、前記支援に用いる情報を提供するための情報提供システム(例えば、後述する情報提供システム1)であって、前記情報を蓄積するサーバー(例えば、後述するサーバー2)と、前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が選択可能であると共に、選択した前記情報を出力するコンサルタント用端末(例えば、後述するコンサルタント用端末3)と、を備えることを特徴とする情報提供システムである。
【0007】
本発明によれば、コンサルタント用端末において、クライアントの支援に用いる情報が選択可能となり、選択した情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末を使用することで、クライアントの支援に用いる情報を選択することができ、選択した情報を取得することができる。これにより、コンサルタントは、取得した情報を用いてクライアントの支援を実行することができる。
【0008】
(2)本発明はまた、前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が出力可能であるクライアント用端末(例えば、後述するクライアント用端末4)を備え、前記コンサルタント用端末は、前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記情報が選択可能であると共に、選択した前記情報の前記クライアント用端末における出力を可能にするアカウントの発行を求め、前記サーバーは、前記コンサルタント用端末との間で通信を行うことで、前記コンサルタント用端末からの求めに応じて前記アカウントを発行し、前記クライアント用端末は、前記アカウントを用いて前記サーバーとの間で通信を行うことで、前記アカウントに紐づく前記情報を出力することを特徴とする上記(1)に記載の情報提供システムである。
【0009】
本発明によれば、コンサルタント用端末において、クライアントの支援に用いる情報が選択可能となり、選択した情報のクライアント用端末における出力を可能にするアカウントの発行を求めることができ、サーバーにおいて、コンサルタント用端末からの求めに応じてアカウントが発行される。そして、本発明によれば、クライアント用端末において、アカウントに紐づく情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末を使用することで、クライアントの支援に用いる情報を選択することができ、選択した情報のクライアント用端末における出力を可能にするアカウントの発行を求めることができ、クライアントは、クライアント用端末を使用することで、アカウントに紐づく情報を取得することができる。これにより、コンサルタントは、クライアントに情報を取得させる形式でクライアントの支援を実行することができる。
【0010】
(3)本発明はまた、前記情報は、コンサルタント用情報と、クライアント用情報と、を備え、前記コンサルタント用端末は、出力する前記情報が前記コンサルタント用情報であり、前記クライアント用端末は、出力する前記情報が前記クライアント用情報であることを特徴とする上記(2)に記載の情報提供システムである。
【0011】
本発明によれば、コンサルタント用端末において、情報としてコンサルタント用情報が出力され、クライアント用端末において、情報としてクライアント用情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末を使用することで、コンサルタント用情報を取得することができ、クライアントは、クライアント用端末を使用することで、クライアント用情報を取得することができる。
【0012】
(4)本発明はまた、前記コンサルタント用端末は、前記サーバーに対し、コンサルタントが保有していて他のコンサルタントが用いることを許容する前記情報を入力し、前記サーバーは、前記コンサルタント用端末によって入力された前記情報を蓄積することを特徴とする上記(1)~(3)のいずれかに記載の情報提供システムである。
【0013】
本発明によれば、コンサルタント用端末において、サーバーに対し、コンサルタントが保有していて他のコンサルタントが用いることを許容する情報を入力することができ、サーバーにおいて、コンサルタント用端末によって入力された情報を蓄積することができる。このため、コンサルタントは、自分が持つノウハウ等の情報を登録/提供でき、また、自分が持たないノウハウ等の情報については、他のコンサルタントが登録/提供したものを閲覧/利用することができる。
【0014】
(5)本発明はまた、上記(1)~(4)のいずれかに記載の情報提供システムを実現するために、前記情報提供システムに用いられる端末にインストールされることを特徴とする情報提供プログラムである。
【0015】
本発明によれば、コンサルタント用端末において、クライアントの支援に用いる情報が選択可能となり、選択された情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末を利用することで、クライアントの支援に用いる情報を選択することができ、選択した情報を取得することができる。これにより、コンサルタントは、取得した情報を用いてクライアントの支援を実行することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、クライアントの支援に用いる情報を提供するので、コンサルタントになりたい人やコンサルタントの多岐にわたる困りごとを解決する情報提供システム及び情報提供プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係る情報提供システムが実現するサービスの概念図であり、(A)はコンサルタントがクライアントを直接支援する場合を示し、(B)はコンサルタントがクライアントを間接的に支援する場合を示す。
図2】情報提供システムの構成を示す概略図である。
図3】コンサルタント用端末の構成を示すブロック図である。
図4】コンサルタント用端末のモニタに表示されるユーザー登録画面の画像を示す概略図である。
図5】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ登録画面の画像を示す概略図である。
図6】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ一覧画面の画像を示す概略図である。
図7】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。
図8】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。
図9】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図であり、(A)は図8の画面で実行ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示し、(B)は図9(A)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示す。
図10】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図であり、(A)は図9(B)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示し、(B)は図10(A)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示す。
図11】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図であり、(A)は図10(B)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示し、(B)は図11(A)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示す。
図12】コンサルタント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図であり、(A)は図11(B)の画面で完了ボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示し、(B)は図11(A)の画面でレビューのボタンが選択された後に遷移した画面の画像を示す。
図13】コンサルタント用端末のモニタに表示されるクライアント用アカウントの発行画面の画像を示す概略図である。
図14】クライアント用端末のモニタに表示される画面の画像を示す概略図であり、(A)はログイン画面の画像を示し、(B)はログイン後のレシピ一覧画面の画像を示す。
図15】クライアント用端末のモニタに表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る情報提供システム1について詳細に説明する。なお、以下において「コンサルタント」とは、クライアントを支援する者全般を意味し、支援する専門家に限定されるものではない。また、以下において「クライアント」とは、支援を受ける者全般を意味し、専門家に支援を受ける者に限定されるものではない。例えば、以下においては、銀行員がコンサルタントとして、融資先であるクライアントの支援を行う場合を含む。また、以下において、「情報」とは、情報自体に限定されるものではなく、クライアントに支援メニューを実行させるためのツール、すなわち、クライアントが情報を活用するためのツールを含む意味合いである。
【0019】
まず、図1を用いて、情報提供システム1(図2参照)が実現するサービスの概念について説明する。図1は、情報提供システム1(図2参照)が実現するサービスの概念図である。図1(A)は、コンサルタントがクライアントを直接支援する場合を示す。図1(B)は、コンサルタントがクライアントを間接的に支援する場合を示す。
【0020】
図1(A)に示すように、情報提供システム1(図2参照)が実現するサービスは、クライアントの支援を実行するコンサルタントに対し、当該支援に用いる情報を提供するものである。このサービスによれば、コンサルタントが自分の持つノウハウをレシピとして登録/提供でき、また、自分が持たないノウハウについては、他のコンサルタントがレシピとして登録/提供したものを閲覧/利用することができる。
【0021】
また、図1(B)に示すように、情報提供システム1(図2参照)が実現するサービスとしては、クライアントの支援を実行するコンサルタントが選択した情報を、クライアントに対して直接提供することも可能である。このサービスによれば、コンサルタントが自分のクライアントに表示したい情報を選定してクライアント用アカウントを発行した上で、そのクライアント用アカウントをクライアントに提供することで、クライアントに直接情報を取得させることができる。
【0022】
次に、図2及び図3を用いて、情報提供システム1の構成について説明する。図2は、情報提供システム1の構成を示す概略図である。図3は、コンサルタント用端末3の構成を示すブロック図である。
【0023】
情報提供システム1は、サーバー2と、複数のコンサルタント用端末3と、複数のクライアント用端末4と、を備えるクラウドシステムである。
【0024】
サーバー2は、情報提供システム1の管理者又はその委託先が管理するものであり、コンサルタントがクライアントの支援に用いる情報等、種々の情報を蓄積する。このサーバー2は、インターネットに接続されており、複数のコンサルタント用端末3の各々、及び複数のクライアント用端末4の各々との間で通信を行う。このようなサーバー2は、コンサルタント用端末3からの求めに応じてクライアント用アカウントを発行する。また、サーバー2は、コンサルタント用端末3によって入力された情報を蓄積する。
【0025】
コンサルタント用端末3は、コンサルタントが使用する端末であり、パソコン、タブレット、スマートフォン等の一般的な通信端末である。このコンサルタント用端末3は、インターネットに接続されており、サーバー2、他のコンサルタントが使用する一又は複数のコンサルタント用端末3、及びクライアントが使用する一又は複数のクライアント用端末4の各々との間で通信を行う。このようなコンサルタント用端末3は、サーバー2に蓄積されている情報が選択可能であると共に、選択した情報をモニタ35等に出力する。コンサルタント用端末3が出力する情報は、コンサルタントが閲覧するためのコンサルタント用情報である。
【0026】
コンサルタント用端末3は、情報が選択可能であると共に、選択した情報のクライアント用端末4における出力を可能にするアカウント(クライアント用アカウント)の発行をサーバー2に対して求める。また、コンサルタント用端末3は、サーバー2に対し、コンサルタントが保有していて他のコンサルタントが用いることを許容する情報を入力する。
【0027】
図3に示すように、コンサルタント用端末3は、CPU30と、RAM31と、ROM32と、不揮発性メモリ33と、キーボード34と、モニタ35と、マイク36と、スピーカー37と、信号処理部38と、通信部39と、等を備える。
【0028】
CPU(Central Processing Unit)30は、情報提供プログラム等の各種プログラムを実行することによって、表示制御部300等の各種機能を実現して、コンサルタント用端末3を統括的に制御する。RAM(Random Access Memory)31は、CPU30の作業領域として使用される。ROM(Read Only Memory)32は、CPU30で実行される基本OSや各種プログラムを記憶している。不揮発性メモリ33は、各種情報を記録している。
【0029】
キーボード34は、コンサルタント等に押下されたことを入力と認識して、信号として受け付ける。モニタ35は、表示制御部300によって制御されることで各種画像をスクロール可能に表示する。マイク36は、音声の入力を信号として受け付ける。スピーカー37は、信号を音声にして出力する。信号処理部38は、マイク36が受け付けた信号を所望の形式に変換すると共に、信号を所望の形式に変換してからスピーカー37に引き渡す。通信部39は、キーボード34やマイク36からの入力等に基づいて、サーバー2やクライアント用端末4等との通信を行う。
【0030】
図2に戻って説明する。クライアント用端末4は、クライアントが使用する端末であり、パソコン、タブレット、スマートフォン等の一般的な通信端末である。このクライアント用端末4は、インターネットに接続されており、サーバー2、及びコンサルタントが使用する一又は複数のコンサルタント用端末3の各々との間で通信を行う。このようなクライアント用端末4は、サーバー2との間で通信を行うことで、サーバー2に蓄積されている情報が出力可能である。具体的に、クライアント用端末4は、コンサルタント用端末3の求めに応じてサーバー2が発行したアカウントを用いて、サーバー2との間で通信を行うことで、当該アカウントに紐づく情報をモニタ(図示省略)等に出力する。クライアント用端末4が出力する情報は、クライアントが閲覧するためのクライアント用情報である。
【0031】
次に、図4を用いて、コンサルタントがユーザー登録を行う処理について説明する。図4は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるユーザー登録画面の画像を示す概略図である。
【0032】
コンサルタントは、情報提供システム1(図2参照)を利用するに際し、ユーザー登録(基本情報登録)が必須となる。このように、コンサルタントが、氏名、経歴、コンサルタント実績、得意分野、写真などを実名登録することで、コンサルタントの緊張感、質を担保することになる。図4に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)は、モニタ35(図3参照)にユーザー登録画面を表示することで、ユーザー登録を可能にする。コンサルタントは、ユーザー登録画面に必要事項を入力して、サーバー2(図2参照)に送信することで、ユーザー登録を行う。
【0033】
次に、図5を用いて、コンサルタントが自分の持つノウハウをレシピとして登録する処理について説明する。図5は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示される。レシピ登録画面の画像を示す概略図である。
【0034】
図5に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)は、モニタ35(図3参照)にレシピ登録画面を表示することで、コンサルタントが持つノウハウをレシピとして登録することを可能にする。コンサルタントは、レシピ登録画面に必要事項を入力して、サーバー2(図2参照)に送信することで、自分が持つノウハウをレシピとして登録する。レシピ登録画面に表示されるフォーマット中の項目としては、例えば、何の問題(テーマを結論でわかりやすく30文字以内)、誰向け、ノウハウのサマリー、問題解決のステップ、提供物一覧(コンサルタント向け、クライアント向け、提案/営業などの資料の有無、サポートの有無)等が挙げられる。
【0035】
次に、図6を用いて、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ一覧画面について説明する。図6は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ一覧画面の画像を示す概略図である。
【0036】
図6に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ一覧画面には、サーバー2(図2参照)に蓄積されている情報、すなわち、登録されているレシピの項目が一覧で表示される。レシピ一覧画面で表示されているレシピは選択可能である。
【0037】
次に、図7を用いて、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面について説明する。図7は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。
【0038】
図7に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面には、サーバー2(図2参照)に蓄積されている情報、すなわち、登録されているレシピの詳細(図示省略)が表示されると共に、指導要領を表示させるボタンB1が表示される。レシピ閲覧画面においてボタンB1が選択されることで、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)には、コンサルタントがクライアントに説明するときのポイントが表示される。コンサルタントがクライアントに説明するときのポイントとして、例えば、「説明する前段として、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書と各種税務関連の書類が必要です。説明前に資料を読み、自己資本比率を計算しておきます。自己資本比率とは総資産における純資産の割合で・・・」と表示される。
【0039】
次に、図8図12を用いて、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面についてより詳細に説明する。図8図12は、それぞれ、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。図9(A)は、図8の画面で実行ボタンB3が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図9(B)は、図9(A)の画面で完了ボタンB5が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図10(A)は、図9(B)の画面で完了ボタンB7が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図10(B)は、図10(A)の画面で完了ボタンB9が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図11(A)は、図10(B)の画面で完了ボタンB11が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図11(B)は、図11(A)の画面で完了ボタンB13が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図12(A)は、図11(B)の画面で完了ボタンB15が選択された後に遷移した画面の画像を示す。図12(B)は、図12(A)の画面でレビューのボタンB16が選択された後に遷移した画面の画像を示す。
【0040】
図8に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面には、サーバー2(図2参照)に蓄積されている情報、すなわち、登録されているレシピのサマリー80が表示される。また、当該画面には、本レシピを作成した別のコンサルタントにチャットで質問するためのボタンB2が表示されると共に、次の画面に遷移するための実行ボタンB3が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB2が選択されることで、当該コンサルタント用端末3が、本レシピを作成したコンサルタントが使用する別のコンサルタント用端末3と通信し、本レシピを作成したコンサルタントに対し、チャットで本レシピについての質問が簡単にできるようになる。また、レシピ閲覧画面において実行ボタンB3が選択されることで、次の画面に遷移して、レシピの詳細を閲覧することが可能となる。
【0041】
図9(A)に示すように、図8の画面で実行ボタンB3が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、クライアントの支援に関するマニュアルをダウンロードさせるボタンB4が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB5が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB4が選択されることで、マニュアルがダウンロードされ、マニュアルの出力が可能となる。その後、レシピ閲覧画面において完了ボタンB5が選択されることで、次の画面に遷移する。ただし、マニュアルのダウンロードは、必須の作業であるため、完了ボタンB5は、ボタンB4が選択された後に限って、選択が可能となる。
【0042】
図9(B)に示すように、図9(A)の画面で完了ボタンB5が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、クライアントの支援に関する講義動画を再生させるボタンB6が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB7が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB6が選択されることで、講義動画の再生が可能となる。また、レシピ閲覧画面において完了ボタンB7が選択されることで、次の画面に遷移する。
【0043】
図10(A)に示すように、図9(B)の画面で完了ボタンB7が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、クライアントに渡して記入してもらうヒアリングシートをダウンロードさせるボタンB8が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB9が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB8が選択されることで、ヒアリングシートがダウンロードされ、当該ヒアリングシートの出力が可能となる。その後、レシピ閲覧画面において完了ボタンB9が選択されることで、次の画面に遷移する。ただし、ヒアリングシートのダウンロードは、必須の作業であるため、完了ボタンB9は、ボタンB8が選択された後に限って、選択が可能となる。
【0044】
図10(B)に示すように、図10(A)の画面で完了ボタンB9が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、クライアントから回収したヒアリングシートの内容をチェックするための指導要領をダウンロードさせるボタンB10が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB11が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB10が選択されることで、指導要領がダウンロードされ、当該指導要領の出力が可能となる。その後、レシピ閲覧画面において完了ボタンB11が選択されることで、次の画面に遷移する。ただし、指導要領のダウンロードは、必須の作業であるため、完了ボタンB11は、ボタンB10が選択された後に限って、選択が可能となる。
【0045】
図11(A)に示すように、図10(B)の画面で完了ボタンB11が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、内容をチェックしたヒアリングシートをもとにフォーマットに記入するための指導要領をダウンロードさせるボタンB12が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB13が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB12が選択されることで、指導要領がダウンロードされ、当該指導要領の出力が可能となる。その後、レシピ閲覧画面において完了ボタンB13が選択されることで、次の画面に遷移する。ただし、指導要領のダウンロードは、必須の作業であるため、完了ボタンB13は、ボタンB12が選択された後に限って、選択が可能となる。
【0046】
図11(B)に示すように、図11(A)の画面で完了ボタンB13が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、チェックリストをダウンロードさせるボタンB14が表示されると共に、次の画面に遷移するための完了ボタンB15が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB14が選択されることで、チェックリストがダウンロードされ、当該チェックリストの出力が可能となる。その後、レシピ閲覧画面において完了ボタンB15が選択されることで、次の画面に遷移する。ただし、チェックリストのダウンロードは、必須の作業であるため、完了ボタンB15は、ボタンB14が選択された後に限って、選択が可能となる。
【0047】
図12(A)に示すように、図11(B)の画面で完了ボタンB15が選択された後に遷移したレシピ閲覧画面には、本レシピを利用した他のコンサルタントのレビューを表示させるためのボタンB16が表示されると共に、本レシピに関連するレシピを表示させるための一又は複数のボタンB17が表示される。また、レシピ閲覧画面には、レシピの閲覧を終了させる完了ボタンB18が表示される。このレシピ閲覧画面においてボタンB16が選択されることで、レビューを表示させる画面に遷移する。また、このレシピ閲覧画面においてボタンB17が選択されることで、選択されたボタンB17に紐づくレシピを表示させる画面に遷移する。また、このレシピ閲覧画面において完了ボタンB18が選択されることで、レシピの閲覧が完了する。
【0048】
図12(B)に示すように、図12(A)の画面でボタンB16が選択された後に遷移した画面には、他のコンサルタントのレビューが表示される。
【0049】
次に、図13を用いて、クライアント用アカウントを発行する処理について説明する。図13は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるクライアント用アカウントの発行画面の画像を示す概略図である。
【0050】
図13に示すように、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)は、モニタ35(図3参照)にクライアント用アカウントの発行画面を表示することで、クライアント用アカウントの発行を可能にする。コンサルタントは、クライアント用アカウントの発行画面に必要事項を入力して、サーバー2(図2参照)に送信することで、クライアント用アカウントの発行を求めることができる。コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるクライアント用アカウントの発行画面には、クライアントに表示させるノウハウを選択するためのチェックボックスC1が表示される。クライアント用アカウントの発行画面において選択されたチェックボックスC1のノウハウについて、クライアント用アカウントが発行されることになる。
【0051】
次に、図14を用いて、クライアントが情報を取得する処理について説明する。図14は、クライアント用端末4のモニタ(図示省略)に表示される画面の画像を示す概略図である。図14(A)は、ログイン画面の画像を示す。図14(B)は、ログイン後のレシピ一覧画面の画像を示す。
【0052】
図14(A)に示すように、クライアント用端末4(図2参照)は、モニタ(図示省略)にログイン画面を表示することで、ログインを可能にする。クライアントは、ログイン画面に、コンサルタントから知らされているクライアント用アカウントのパスワード等の必要事項を入力して、サーバー2(図2参照)に送信することで、クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)にレシピ一覧画面(図14(B)参照)を表示させることができる。
【0053】
図14(B)に示すように、クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)に表示されるレシピ一覧画面には、サーバー2(図2参照)に蓄積されている情報、すなわち、登録されているレシピの項目が一覧で表示される。レシピ一覧画面で表示されているレシピは選択可能であり、選択したレシピの詳細が表示される。
【0054】
次に、図15を用いて、クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)に表示されるレシピ閲覧画面について説明する。図15は、クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)に表示されるレシピ閲覧画面の画像を示す概略図である。
【0055】
図15に示すように、クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)に表示されるレシピ閲覧画面には、サーバー2(図2参照)に蓄積されている情報、すなわち、登録されているレシピの詳細(図示省略)が表示される。クライアント用端末4(図2参照)のモニタ(図示省略)に表示されるレシピ閲覧画面は、コンサルタント用端末3(図2及び図3参照)のモニタ35(図3参照)に表示されるレシピ閲覧画面(図7参照)とは異なり、指導要領を表示させるボタンB1(図7参照)が表示されない。
【0056】
このように、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、コンサルタント用端末3において、クライアントの支援に用いる情報が選択可能となり、選択した情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末3を使用することで、クライアントの支援に用いる情報を選択することができ、選択した情報を取得することができる。これにより、コンサルタントは、取得した情報を用いてクライアントの支援を実行することができる。
【0057】
また、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、コンサルタント用端末3において、クライアントの支援に用いる情報が選択可能となり、選択した情報のクライアント用端末4における出力を可能にするアカウント(クライアント用アカウント)の発行を求めることができ、サーバー2において、コンサルタント用端末3からの求めに応じてアカウントが発行される。そして、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、クライアント用端末4において、アカウントに紐づく情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末3を使用することで、クライアントの支援に用いる情報を選択することができ、選択した情報のクライアント用端末4における出力を可能にするアカウントの発行を求めることができ、クライアントは、クライアント用端末4を使用することで、アカウントに紐づく情報を取得することができる。これにより、コンサルタントは、クライアントに情報を取得させる形式でクライアントの支援を実行することができる。
【0058】
また、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、コンサルタント用端末3において、情報としてコンサルタント用情報が出力され、クライアント用端末4において、情報としてクライアント用情報が出力される。このため、コンサルタントは、コンサルタント用端末3を使用することで、コンサルタント用情報を取得することができ、クライアントは、クライアント用端末4を使用することで、クライアント用情報を取得することができる。
【0059】
また、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、コンサルタント用端末3において、サーバー2に対し、コンサルタントが保有していて他のコンサルタントが用いることを許容する情報を入力することができ、サーバー2において、コンサルタント用端末3によって入力された情報を蓄積することができる。このため、コンサルタントは、自分が持つノウハウ等の情報を登録/提供でき、また、自分が持たないノウハウ等の情報については、他のコンサルタントが登録/提供したものを閲覧/利用することができる。
【0060】
このように、情報提供システム1及び情報提供プログラム(図示省略)によれば、クライアントの支援に用いる情報を提供するので、コンサルタントになりたい人やコンサルタントの多岐にわたる困りごとを解決することができる。
【0061】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更及び変形が可能である。
【符号の説明】
【0062】
1 情報提供システム
2 サーバー
3 コンサルタント用端末
30 CPU
300 表示制御部
31 RAM
32 ROM
33 不揮発性メモリ
34 キーボード
35 モニタ
36 マイク
37 スピーカー
38 信号処理部
39 通信部
4 クライアント用端末
80 サマリー
B1~B18 ボタン
C1 チェックボックス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15