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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023130892
(43)【公開日】2023-09-21
(54)【発明の名称】花立てカバー
(51)【国際特許分類】
   E04H 13/00 20060101AFI20230913BHJP
【FI】
E04H13/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022035464
(22)【出願日】2022-03-08
(71)【出願人】
【識別番号】520192511
【氏名又は名称】株式会社アイワーク
(74)【代理人】
【識別番号】100134751
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 隆一
(72)【発明者】
【氏名】堀田 幸宏
(57)【要約】
【課題】花立て内に雨水が溜まって蚊の発生源になるという問題を解消する。
【解決手段】本発明の花立てカバー10は、上向きに開口した花立てに取り付けて用いられ、且つ、可撓性を有する弾性材製のものである。花立ての上向き開口部6を上方から覆う下向き開口状のカバー本体11を備える。カバー本体11の頂部には、造花8の茎部9を挿し入れた場合に当該茎部9が通る隙間を形成するように、その弾性に抗して変形する複数の菊割れ舌片14が形成される。菊割れ舌片14群の箇所に何も挿し込んでいない場合は、菊割れ舌片14群が隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上向きに開口した花立てに取り付けて用いられ、且つ、可撓性を有する弾性材製である花立てカバーであって、
前記花立ての上向き開口部を上方から覆う下向き開口状のカバー本体を備えており、
前記カバー本体の頂部には、花の茎部を挿し入れた場合に当該茎部が通る隙間を形成するように、その弾性に抗して変形する複数の菊割れ舌片が形成されており、前記菊割れ舌片群の箇所に何も挿し込んでいない場合は、前記菊割れ舌片群が隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接している、
花立てカバー。
【請求項2】
前記カバー本体は、側面視碗状又は角錐体状に構成されている、
請求項1に記載した花立てカバー。
【請求項3】
前記カバー本体における下向き開口部の周縁部分に、内外に張り出したフランジが形成されており、前記フランジの内周側には、嵌合手段の一環として、前記花立てとしての花立て筒における上向き開口部の周縁部分に強制嵌合する内向き環状段部が形成されている、
請求項1に記載した花立てカバー。
【請求項4】
前記フランジの外周側は、前記カバー本体を前記花立て筒から取り外す際の指掛け用の把手として機能している、
請求項3に記載した花立てカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、墓等に配置された花立てに取り付けて使用される花立てカバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
我が国において、ほとんどの墓には花立てが配置されている(例えば特許文献1等参照)。通常は、墓の前面側に、自然石製の一対の花立て柱が設置されている。各花立て柱の穴に直接、生花の茎部を挿入して生花を供えることもあるが、近年は、花立て柱の穴に嵌め込んだ花立て筒に対して、生花の茎部を挿入して生花を供えることが多い。花立て筒としては、自然石製、陶器製、ステンレス等の金属製、又はプラスチック製等のものがある。なお、花立ての文言は、花立て柱や花立て筒の総称として用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3026829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
古来より墓には生花を供えるのが習わしであるが、ほとんどの場合、墓参りは年に数回程度しか行わないため、供えた生花が腐敗して悪臭を放ったり、花立て内に溜まった雨水にボウフラが湧いて蚊の発生源になったりするというように、美感や衛生の面で甚だ問題になっていた。
【0005】
この点、生花の腐敗による衛生上の問題に対する策としては、造花を供えるということが挙げられる。造花はいつまでも綺麗であるため美感の点で優れており、現実に、生花に代えて造花を供える人は増えている。
【0006】
しかし、単に生花の代わりに造花を花立てに挿しただけでは、腐敗の問題は解消できるものの、花立て内に雨水が溜まって蚊の発生源になるという問題は解消できていないのであった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記のような現状を検討して改善を施すことを技術的課題とするものである。
【0008】
本発明は、上向きに開口した花立てに取り付けて用いられ、且つ、可撓性を有する弾性材製である花立てカバーであって、前記花立ての上向き開口部を上方から覆う下向き開口状のカバー本体を備えており、前記カバー本体の頂部には、花の茎部を挿し入れた場合に当該茎部が通る隙間を形成するように、その弾性に抗して変形する複数の菊割れ舌片が形成されており、前記菊割れ舌片群の箇所に何も挿し込んでいない場合は、前記菊割れ舌片群が隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接しているというものである。
【0009】
本発明の花立てカバーにおいて、前記カバー本体は、側面視碗状又は角錐体状に構成されているようにしてもよい。
【0010】
本発明の花立てカバーにおいて、前記カバー本体における下向き開口部の周縁部分に、内外に張り出したフランジが形成されており、前記フランジの内周側には、嵌合手段の一環として、前記花立てとしての花立て筒における上向き開口部の周縁部分に強制嵌合する内向き環状段部が形成されているようにしてもよい。
【0011】
本発明の花立てカバーにおいて、前記フランジの外周側は、前記カバー本体を前記花立て筒から取り外す際の指掛け用の把手として機能しているようにしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、花立てに被せ付けた花立てカバーの菊割れ舌片群の箇所に花の茎部を抜き差しすることによって、前記花立てに花を簡単に挿したり外したりできる。そして、花を供えた状態でも供えない状態でも、前記花立てカバーで前記花立ての上向き開口部がほぼ塞がれるので、前記花立て内に雨水や異物が浸入するのを抑制でき、ボウフラが湧いて蚊の発生源になるというような衛生上の問題をなくせる。
【0013】
また、前記花立てカバーの前記菊割れ舌片群の箇所に花の茎部を挿し入れた状態では、前記菊割れ舌片群が弾性復原力によって花の茎部をしっかりと把持するから、花が風雨等によって抜け出るのを防止できる。さらに、前記菊割れ舌片群の弾性復原力は、茎部と前記菊割れ舌片群との間の隙間を極力小さくするように作用するから、花を供えた状態でも、前記菊割れ舌片群の箇所から前記花立て内への雨水等の浸入を抑制できる。
【0014】
前記菊割れ舌片群の箇所から花を引き抜けば、前記菊割れ舌片群が弾性復原力にて元の姿勢に戻り、隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接して前記菊割れ舌片群の箇所を塞ぐ。従って、前記菊割れ舌片群の箇所から前記花立て内に雨水が浸入するのを抑制することに効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】第1実施形態の使用状態を示す全体斜視図である。
図2】花立てカバーの斜視図である。
図3】花立てカバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)は(a)のd-d視側面断面図である。
図4】花立て筒に花立てカバーを装着した状態を示す断面図である。
図5】第2実施形態の使用状態を示す全体斜視図である。
図6】(a)は花立て筒に花立てカバーを装着した状態を示す断面図、(b)は花立てカバーの底面図、(c)は花立てカバーの側面図である。
図7】第3実施形態における花立てカバーの側面図である。
図8】第4実施形態における花立てカバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図9】第5実施形態における花立てカバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図10】第6実施形態における花立てカバーの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
(1).第1実施形態(図1図4
図1図4は、本発明の第1実施形態を示している。第1実施形態の花立てカバー10は、仏式の墓1に配置された花立てに取り付けて使用されるものである。図1に示すように、墓1の前面側には、自然石製で角柱状の花立て柱2が一対設置されている。図4に示すように、各花立て柱2の上面には、上向きに開口した挿入穴3が形成されている。各花立て柱2の挿入穴3に、有底円筒状の花立て筒4が嵌め込まれている。花立て筒4の上向き開口部6には、これを着脱可能に塞ぐように、花立てカバー10が装着されている。第1実施形態では、造花8を供えた例を挙げている。もちろん、造花8に代えて生花を用いてもよい。
【0018】
図4に示すように、花立て筒4は、例えば自然石製、陶器製、ステンレス等の金属製、プラスチック製、もしくはこれらのうち二つ以上の素材を組み合わせたものからなっており、上向きに開口した筒本体5を備えている。筒本体5における外周面の上下中途部には、鍔状のフランジ部7が外向きに張り出すように形成されている。花立て柱2の挿入穴3に花立て筒4を嵌め込んだ状態では、フランジ部7が花立て柱2の上面に当接する。このため、挿入穴3の深さが深くても、筒本体5の挿入深さが一定化される。
【0019】
図2及び図3に示すように、花立てカバー10は、例えばシリコーンゴムのような可撓性を有する弾性材製のものであり、花立て筒4の上向き開口部6を上方から覆う下向き開口状で平面視円形のカバー本体11を備えている。カバー本体11の平面視形状(花立てカバー10の平面視形状とも言える)は、円形に限らず、楕円形、四角形や六角形等の多角形など、任意の形状に設定できるが、花立て筒4の上向き開口部6の平面視形状に対応させるのがより好ましい。第1実施形態では、花立て筒4の上向き開口部6が平面視円形であり、これに対応させるため、カバー本体11は平面視円形に構成されている。
【0020】
図3(b)(d)及び図4に示すように、下向きに開口したカバー本体11は、側面視で碗状(漏斗状とも言える)に構成されている。すなわち、カバー本体の外周部分は外向き凸の形状に湾曲している。第1実施形態のように、カバー本体11の外周部分を外向き凸の形状に湾曲させていると、花立て筒4の上向き開口部6に花立てカバー10を被せ付けた状態において、カバー本体11の外周部分に降りかかった雨水は、カバー本体11から半径方向外側にこぼれ落ちやすい。
【0021】
すなわち、カバー本体11の外周部分を外向き凸の形状に湾曲させておけば、当該外周部分に雨水を溜まりにくくできる。例えばカバー本体11外周部分に付着した雨水の自重で花立てカバー10が変形して、花立て筒4内に雨水がこぼれ落ちたりするおそれはまったく又はほとんどなくなる。
【0022】
カバー本体11には環状の枠部13が形成されている。第1実施形態のカバー本体11では、その頂部(中央部)に枠部13が形成されている。この場合、カバー本体11の頂部には、上向きに突出した首部12が形成されている。そして、首部12の上端側に枠部13が形成されている。首部12の存在によって、カバー本体11外周部分に付着した雨水が枠部13内に入り込むのを抑制できる。
【0023】
枠部13内には、中央から放射状に複数の切れ目を入れて菊割れ状に分けた複数の菊割れ舌片14が形成されている。菊割れ舌片14群は、枠部13内に造花8の茎部9を挿し入れた場合に当該茎部9が通る隙間(穴とも言える)を形成するように、その弾性に抗して変形することが可能である。何も挿し込んでいない場合は、菊割れ舌片14群は隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接し、菊割れ舌片14群によって枠部13内が塞がれる。なお、菊割れ舌片14の枚数は、四枚には限らず他の枚数でもよい(変形性の点からは三枚以上であるのが好ましい)。
【0024】
花立て筒4の上向き開口部6に花立てカバー10を被せ付けた状態において、枠部13内に造花8の茎部9を挿し入れると、菊割れ舌片14群はその弾性に抗して変形し、茎部9を通す隙間が形成されて、スムーズに造花8を挿し込みできる。
【0025】
また、枠部13内に造花8の茎部9を挿し入れた状態では、菊割れ舌片14群が弾性復原力によって造花8の茎部9をしっかりと把持するから、造花8が風雨等によって抜け出るのを防止できる。さらに、菊割れ舌片14群の弾性復原力は、茎部9と菊割れ舌片14群との間の隙間を極力小さくするように作用するから、造花8を供えた状態でも、枠部13から花立て筒4内への雨水等の浸入は抑制される。
【0026】
枠部13内から造花8を引き抜けば、菊割れ舌片14群が弾性復原力にて元の姿勢に戻り、隣り合うもの同士でお互いに密接又は当接して枠部13内を塞ぐ。従って、枠部13から花立て筒4内に雨水が浸入するのを抑制することにも効果を発揮できる。なお、枠部13の平面視形状も、環状(円枠状)に限らず、楕円枠状、四角枠状や六角枠状等の多角枠状など、任意の形状に設定できる。
【0027】
図2図4に示すように、花立てカバー10(カバー本体11)における下向き開口部15の周縁部分には、内外に張り出した環状の肉厚フランジ16が形成されている。肉厚フランジ16の内周側には、嵌合手段の一環として、花立て筒4における上向き開口部6の周縁部分に下方から強制嵌合する内向き環状段部17が形成されている。
【0028】
花立て筒4に花立てカバー10を装着した場合、花立て筒4における上向き開口部6の周縁部分に内向き環状段部17が下から引っ掛かるから、カバー本体11の下向き開口部15側から花立て筒4内に雨水等が浸入するおそれはほとんどなく、花立て筒4の上向き開口部6に対する封止機能が高いというメリットがある。また、上向き開口部6の周縁部分に内向き環状段部17が下から強制嵌合するため、花立てカバー10が風雨等の力で花立て筒4から外れるおそれはまったく又はほとんどない。
【0029】
肉厚フランジ16自体は、花立てカバー10の強度確保の機能を呈するものであるが、肉厚フランジ16の外周側は、花立てカバー10を花立て筒4から取り外す際の指掛け用の把手18としても機能する。なお、肉厚フランジ16は、花立てカバー10(カバー本体11)における下向き開口部15の周縁部分全周にわたって形成したりしてもよいし、適宜間隔で飛び飛びに形成したりしてもよい。肉厚フランジ16を飛び飛びに形成する場合は、内向き環状段部17及び把手18も飛び飛びに形成されることになる。
【0030】
上記の構成によると、花立て筒4の上向き開口部6に被せ付けた花立てカバー10の枠部13内に造花8の茎部9を抜き差しすることによって、花立て筒4に造花8を簡単に挿したり外したりできる。そして、造花8を供えた状態でも供えない状態でも、花立てカバー10で花立て筒4の上向き開口部6がほぼ塞がれるので、花立て筒4内に雨水や異物が浸入するのを抑制でき、ボウフラが湧いて蚊の発生源になるというような衛生上の問題をなくせる。特に第1実施形態では、カバー本体11が側面視で碗状になっている(外周部分が外向き凸の形状に湾曲している)から、当該碗状の外周部分に雨水を溜まりにくくできる。
【0031】
(2).第2実施形態(図5及び図6
図5及び図6は、本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態以降において、構成及び作用が第1実施形態と同じものには、第1実施形態と共通の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0032】
第2実施形態では、花立て筒4を省略し、各花立て柱2の挿入穴3を花立てカバー10で塞ぐ例を挙げている。花立てカバー10(カバー本体11)における肉厚フランジ16の下面側には、花立て柱2の挿入穴3に内側から嵌合する環状の中足19が下向きに突出するように形成されている。花立て柱2の挿入穴3に花立てカバー10を被せ付けた状態では、中足19が挿入穴3内に嵌まり込むとともに、肉厚フランジ16の外周下面が花立て柱2の上面に当接する(図6(a)参照)。
【0033】
なお、中足19は、肉厚フランジ16全周にわたって形成したりしてもよいし、適宜間隔で飛び飛びに形成したりしてもよい。中足19の下向き突出寸法は任意に設定できる。前述の通り、花立て柱2の挿入穴3に花立てカバー10を被せ付けると、肉厚フランジ16の外周下面が花立て柱2の上面に当接するため、肉厚フランジ16はそのまま把手として機能しにくい。そこで、図6(c)に示すように、肉厚フランジ16に別途、把手18を形成することも可能である。
【0034】
第2実施形態の構成によると、花立て柱2の挿入穴3に花立てカバー10を装着した場合、中足19が挿入穴3内に入り込むため、花立てカバー10が風雨等の力で花立て柱2の挿入穴3から外れにくいというメリットがある。もちろん、第2実施形態の場合でも、第1実施形態と同様に、花立て柱2の挿入穴3に造花8を簡単に挿したり外したりすること、花立て柱2の挿入穴2内に雨水や異物が浸入するのを抑制すること、さらには、カバー本体11における側面視碗状の外周部分に雨水を溜まりにくくすることを実現できる。第2実施形態における花立てカバー10の各部も、第1実施形態のものと同様の作用効果を奏する。
【0035】
(3).第3~第6実施形態(図7図10
図7図10に示す本発明の第3~第6実施形態は、第1実施形態の花立てカバー10の変形例である。いずれの実施形態も、第2実施形態の花立てカバー10に適用することが可能である。
【0036】
図7に示す第3実施形態は、カバー本体11の外周部分を外向き凸の形状に湾曲させた(側面視で碗状に構成した)例である。ただし、第1実施形態のものとは異なり、首部12を省略している。なお、必ずしも枠部13をカバー本体から上向きに突出させなくてよい。
【0037】
図8に示す第4実施形態は、カバー本体11を四角錐体状に、枠部13を平面視四角形状に形成した例である。カバー本体11の周側面は、枠部13から肉厚フランジ16に近付くに連れて外向きに広がる傾斜平面20に構成されている。第4実施形態の構成を採用すると、第1~第3実施形態のものと同様に、カバー本体11の外周部分に雨水を溜まりにくくできる。
【0038】
図9に示す第5実施形態は、カバー本体11を六角錐体状に、枠部13を平面視六角形状に形成した例である。この場合も、カバー本体11の外周部分に雨水を溜まりにくくできる。図10に示す第6実施形態は、基本的に第1実施形態の花立てカバー10の構造であるが、肉厚フランジ16を平面視六角形状に形成した例である。
【0039】
(4).その他
本発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 墓
2 花立て柱
3 挿入穴
4 花立て筒
5 筒本体
6 上向き開口部
7 フランジ部
8 造花
9 茎部
10 花立てカバー
11 カバー本体
12 首部
13 枠部
14 菊割れ舌片
15 下向き開口部
16 肉厚フランジ
17 内向き環状段部
18 把手
19 中足
20 傾斜平面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10