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特開2023-132066管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132066
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20230914BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037173
(22)【出願日】2022-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
(74)【代理人】
【識別番号】100170922
【弁理士】
【氏名又は名称】大橋 誠
(72)【発明者】
【氏名】矢田 結一郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC23
(57)【要約】
【課題】店舗に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することが可能な管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】管理装置10は、顧客が操作する端末と通信するための通信部103と、制御部101とを備える。制御部101は、店舗で提供される飲食物の詳細情報を携帯端末20に送信し、詳細情報が送信されることに基づいて、店舗および飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を携帯端末20に送信する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が操作する端末と通信するための通信部および制御部を備える管理装置であって、
前記制御部は、
店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信し、
前記詳細情報が送信されることに基づいて、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記詳細情報は、前記飲食物ごとのカロリー、GI値および原材料の少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記端末から受信した前記飲食物の品目のみに関する前記詳細情報を、前記端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
【請求項4】
前記飲食物の品目と前記詳細情報および前記アンケート情報とを紐づけて記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記端末から受信した前記飲食物の品目に紐づけられた前記詳細情報および前記アンケート情報を、前記端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記端末に前記詳細情報を分割して送信し、一の分割送信とその次の分割送信との間に、前記アンケート情報を前記端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の管理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記詳細情報および前記アンケート情報をそれぞれ分割して交互に前記端末に送信する、
ことを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記アンケート情報に対する回答を統計処理して分析する、
ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の管理装置。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の管理装置と、
前記端末と、を備える、
ことを特徴とする飲食店情報管理システム。
【請求項9】
前記端末は、顧客が所持する携帯端末であり、
前記携帯端末は、前記店舗から提供される媒体に含まれる読み取り可能な品目特定情報を読み取って前記管理装置に送信し、
前記制御部は、受信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記携帯端末に送信する、
ことを特徴とする請求項8に記載の飲食店情報管理システム。
【請求項10】
前記端末は、飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末であり、
前記オーダー端末は、選択を受け付けた品目の品目特定情報を前記管理装置に送信し、
前記制御部は、受信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記オーダー端末に送信する、
ことを特徴とする請求項8に記載の飲食店情報管理システム。
【請求項11】
顧客が操作する端末と通信するための通信部および制御部を備える管理装置の制御方法であって、
店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信し、
前記詳細情報が送信されることに基づき、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する、
ことを特徴とする管理装置の制御方法。
【請求項12】
顧客が操作する端末と通信するための通信部および制御部を備える管理装置の制御部に、
店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信する機能と、
前記詳細情報が送信されることに基づき、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する機能と、
を実行させるプログラム。
【請求項13】
顧客が所持する携帯端末の制御部に、
店舗で提供される飲食物の詳細情報を、公衆通信網を介して管理装置から取得する機能と、
前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を、公衆通信網を介して前記管理装置から取得する機能と、
前記管理装置から取得した前記詳細情報を表示する機能と、
前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、
前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、
受け付けた前記回答を前記管理装置に送信する機能と、
を実行させるプログラム。
【請求項14】
前記制御部に、
前記店舗から提供される媒体に含まれる読み取り可能な品目特定情報を読み取って前記管理装置に送信する機能と、
送信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記管理装置から受信する機能と、をさらに実行させる、
請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末の制御部に、
店舗で提供される飲食物の詳細情報を、通信手段を介して管理装置から取得する機能と、
前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を、前記通信手段を介して前記管理装置から取得する機能と、
前記管理装置から取得した前記詳細情報を表示する機能と、
前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、
前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、
受け付けた前記回答を前記管理装置に送信する機能と、
を実行させるプログラム。
【請求項16】
前記制御部に、
選択を受け付けた品目の品目特定情報を前記管理装置に送信する機能と、
送信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記管理装置から受信する機能と、をさらに実行させる、
請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末の制御部に、
前記注文対象の品目の詳細情報を表示する機能と、
前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、
前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、
受け付けた回答を記憶部に記憶させる機能と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店に関する情報を管理する管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、飲食店の管理者は、当該店舗が提供する飲食物や当該店舗に対する評価および意見をなるべく多く収集できると好ましい。管理者は、このような評価および意見をもとに、飲食物やサービスの品質を改善でき、高い顧客満足度を維持できる。
【0003】
以下の特許文献1には、店舗の評判や口コミ情報を得るためのアンケートに回答することにより、顧客に特典を付与する飲食店情報システムが記載されている。このシステムでは、アンケートの回収率が悪い場合には特典の内容が変更される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-076907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記システムでは、特典の内容によりアンケートの回収率が変動し得る。また、特典として料理代金の割引やサービスポイントを付与する必要があるため、その分、店舗に負担が掛かってしまう。
【0006】
かかる課題に鑑み、本発明は、店舗に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することが可能な管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、管理装置に関する。この態様に係る管理装置は、顧客が操作する端末と通信するための通信部と、制御部とを備える。前記制御部は、店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信し、前記詳細情報が送信されることに基づいて、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する。
【0008】
顧客は、健康や美容等のために、店舗から提供される飲食物のカロリーやGI値等を把握したいことがある。また、顧客は、食物アレルギーや宗教上の理由から、飲食物の原材料を把握したい場合もある。しかしながら、このような飲食物の詳細情報をメニュー等に掲載するには限界がある。
【0009】
上記態様に係る管理装置によれば、顧客が操作する端末に、このような詳細情報が送信される。これにより、顧客は、この端末を介して、飲食物の詳細情報を把握できる。また、詳細情報の送信に基づいて、管理装置から、さらに、店舗および飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報が端末に送信される。これにより、この端末には、詳細情報の表示に伴いアンケート情報が表示される。このため、顧客は、自身に有用な詳細情報の参照からアンケート情報への回答へと誘導される。よって、顧客が求める詳細情報を顧客に提供しつつ、店舗に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することができる。
【0010】
本態様に係る管理装置において、前記詳細情報は、前記飲食物ごとのカロリー、GI値および原材料の少なくとも1つを含み得る。これにより、顧客は、店舗が提供する飲食物について、自身が気になる詳細情報を円滑に把握できる。
【0011】
本態様に係る管理装置において、前記制御部は、前記端末から受信した前記飲食物の品目のみに関する前記詳細情報を、前記端末に送信するよう構成され得る。
【0012】
この構成によれば、顧客に提供される詳細情報が、当該顧客が操作する端末から受信した飲食物の品目に関するものに制限される。よって、顧客は、自身が把握したい詳細情報を円滑かつ効率良く把握できる。
【0013】
本態様に係る管理装置は、前記飲食物の品目と前記詳細情報および前記アンケート情報とを紐づけて記憶する記憶部を備え得る。前記制御部は、前記端末から受信した前記飲食物の品目に紐づけられた前記詳細情報および前記アンケート情報を、前記端末に送信するよう構成され得る。
【0014】
この構成によれば、制御部は、端末に送信すべき詳細情報およびアンケート情報を自身の記憶部から簡易かつ円滑に取得できる。よって、制御部は、端末に対する詳細情報およびアンケート情報の送信を円滑に進めることができる。
【0015】
本態様に係る管理装置において、前記制御部は、前記端末に前記詳細情報を分割して送信し、一の分割送信とその次の分割送信との間に、前記アンケート情報を前記端末に送信するよう構成され得る。
【0016】
この構成によれば、端末側において、順次受信する詳細情報とアンケート情報とが表示されると、一の分割送信により詳細情報が表示された後、その次の分割送信により詳細情報が表示されるまでの間に、アンケート情報の表示が挟まる。これにより、顧客は、後続の詳細情報を参照するために、アンケート情報を必ず参照することになる。よって、アンケート情報に対する回答を確実に得ることができる。
【0017】
この場合、前記制御部は、前記詳細情報および前記アンケート情報をそれぞれ分割して交互に前記端末に送信するよう構成され得る。
【0018】
この構成によれば、端末側において、詳細情報とアンケート情報が交互に表示される。よって、顧客は、次の詳細情報を参照するために、各アンケート情報に対する回答を促されやすい。よって、アンケート情報に対する回答をより確実に得ることができる。
【0019】
本態様に係る管理装置において、前記制御部は、前記アンケート情報に対する回答を統計処理して分析するよう構成され得る。
【0020】
この構成によれば、店舗の管理者に、アンケート情報の分析結果を提供できる。よって、管理者は、提供された分析結果をもとに、サービスや飲食物の品質改善を効率的に進めることができる。
【0021】
本発明の第2の態様は、飲食店情報管理システムに関する。この態様に係る飲食店情報管理システムは、上記態様に係る管理装置と、前記端末と、を備える。
【0022】
本態様に係る飲食店情報管理システムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。
【0023】
本態様に係る飲食店情報管理システムにおいて、前記端末は、顧客が所持する携帯端末とされ得る。この場合、前記携帯端末は、前記店舗から提供される媒体に含まれる読み取り可能な品目特定情報を読み取って前記管理装置に送信し、前記制御部は、受信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記携帯端末に送信するよう構成され得る。
【0024】
この構成によれば、顧客は、自身の携帯端末により媒体から品目特定情報を読み取る操作を行うことで、自身の携帯端末に詳細情報を表示させることができる。よって、管理者は、簡易な操作により簡便に、所望の品目の詳細情報を把握できる。
【0025】
本態様に係る飲食店情報管理システムにおいて、前記端末は、飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末とされ得る。この場合、前記オーダー端末は、選択を受け付けた品目の品目特定情報を前記管理装置に送信し、前記制御部は、受信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記オーダー端末に送信するよう構成され得る。
【0026】
この構成によれば、顧客は、自身の座席等に設置されたオーダー端末において所望の品目を選択することで、当該オーダー端末に詳細情報を表示させることができる。よって、簡易な操作により簡便に、所望の品目の詳細情報を把握できる。
【0027】
本発明の第3の態様は、顧客が操作する端末と通信するための通信部および制御部を備える管理装置の制御方法に関する。この態様に係る制御方法は、店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信し、前記詳細情報が送信されることに基づき、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する。
【0028】
本発明の第4の態様は、顧客が操作する端末と通信するための通信部および制御部を備える管理装置の制御部に所定の機能を実行させるプログラムに関する。この態様に係るプログラムは、前記管理装置の制御部に、店舗で提供される飲食物の詳細情報を前記端末に送信する機能と、前記詳細情報が送信されることに基づき、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を前記端末に送信する機能と、を実行させる。
【0029】
上記第3および第4の態様によれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。
【0030】
本発明の第5の態様は、顧客が所持する携帯端末の制御部に所定の機能を実行させるプログラムに関する。この態様に係るプログラムは、前記携帯端末の制御部に、店舗で提供される飲食物の詳細情報を、公衆通信網を介して管理装置から取得する機能と、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を、公衆通信網を介して前記管理装置から取得する機能と、前記管理装置から取得した前記詳細情報を表示する機能と、前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、受け付けた前記回答を前記管理装置に送信する機能と、を実行させる。
【0031】
本態様に係るプログラムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。
【0032】
本態様に係るプログラムは、前記制御部に、前記店舗から提供される媒体に含まれる読み取り可能な品目特定情報を読み取って前記管理装置に送信する機能と、送信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記管理装置から受信する機能とをさらに実行させ得る。
【0033】
この機能によれば、顧客は、自身の携帯端末により媒体から品目特定情報を読み取ることで、自身の携帯端末に詳細情報を表示させることができる。よって、簡易な操作により簡便に、所望の品目の詳細情報を把握できる。
【0034】
本発明の第6の態様は、飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末の制御部に、所定の機能を実行させるプログラムに関する。この態様に係るプログラムは、前記オーダー端末の制御部に、店舗で提供される飲食物の詳細情報を、公衆通信網を介して管理装置から取得する機能と、前記店舗および前記飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報を、公衆通信網を介して前記管理装置から取得する機能と、前記管理装置から取得した前記詳細情報を表示する機能と、前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、受け付けた前記回答を前記管理装置に送信する機能と、を実行させる。
【0035】
本態様に係るプログラムによれば、上記第1の態様と同様の効果が奏される。
【0036】
本態様に係るプログラムは、前記制御部に、選択を受け付けた品目の品目特定情報を前記管理装置に送信する機能と、送信した前記品目特定情報により特定される品目の前記詳細情報および前記アンケート情報を前記管理装置から受信する機能とをさらに実行させ得る。
【0037】
この機能によれば、顧客は、自身の座席等に設置されたオーダー端末において所望の品目を選択することで、当該オーダー端末に詳細情報を表示させることができる。よって、簡易な操作により簡便に、所望の品目の詳細情報を把握できる。
【0038】
本発明の第7の態様は、飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末の制御部に、所定の機能を実行させるプログラムに関する。この態様に係るプログラムは、前記オーダー端末の制御部に、前記注文対象の品目の詳細情報を表示する機能と、前記詳細情報の表示に基づき前記アンケート情報を表示する機能と、前記アンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、受け付けた回答を記憶部に記憶させる機能と、を実行させる。
【0039】
本態様に係るプログラムによれば、上記第1の態様と同様顧客が求める詳細情報を顧客に提供しつつ、店舗に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することができる。
【発明の効果】
【0040】
上記のように、本発明によれば、店舗に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することが可能な管理装置、飲食店情報管理システム、管理装置の制御方法およびプログラムを提供することができる。
【0041】
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により、さらに明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1図1は、実施形態1に係る、飲食店情報管理システムの構成を示す図である。
図2図2は、実施形態1に係る、飲食店情報管理システムの構成を示すブロック図である。
図3図3(a)は、実施形態1に係る、管理装置の記憶部に記憶されるデータベースの構成を示す図である。図3(b)は、実施形態1に係る、管理装置の記憶部に記憶される回答情報を示す図である。
図4図4は、実施形態1に係る、携帯端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図5図5は、実施形態1に係る、管理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図6図6(a)は、実施形態1に係る、詳細情報を表示する詳細情報表示画面の一例を示す図である。図6(b)は、実施形態1に係る、アンケート情報を表示するアンケート情報表示画面の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態1に係る、店舗の管理者から回答情報の分析依頼を受けたことに応じて管理装置の制御部が行う処理を示すフローチャートである。
図8図8は、実施形態1の変更例1に係る、管理装置の記憶部に記憶されるデータベースの構成を示す図である。
図9図9は、実施形態1の変更例1に係る、携帯端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態1の変更例1に係る、管理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図11図11(a)は、実施形態1の変更例1に係る、1回目の詳細情報を表示する詳細情報表示画面の一例を示す図である。図11(b)は、実施形態1の変更例1に係る、1回目のアンケート情報を表示するアンケート情報表示画面の一例を示す図である。
図12図12(a)は、実施形態1の変更例1に係る、2回目の詳細情報を表示する詳細情報表示画面の一例を示す図である。図12(b)は、実施形態1の変更例1に係る、2回目のアンケート情報を表示するアンケート情報表示画面の一例を示す図である。
図13図13は、実施形態1の変更例2に係る、携帯端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図14図14(a)は、実施形態1の変更例2に係る、管理装置の制御部が実行する詳細情報およびアンケート情報の送信処理を示すフローチャートである。図14(b)は、実施形態1の変更例2に係る、管理装置の制御部が実行するアンケート情報に対する回答の記憶処理を示すフローチャートである。
図15図15は、実施形態2に係る、飲食店情報管理システムの構成を示す図である。
図16図16は、実施形態2に係る、飲食店情報管理システムの構成を示すブロック図である。
図17図17は、実施形態2に係る、オーダー端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図18図18は、実施形態2の変更例1に係る、オーダー端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図19図19は、実施形態2の変更例2に係る、オーダー端末の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0044】
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る飲食店情報管理システム1の構成を示す図である。
【0045】
飲食店情報管理システム1は、管理装置10と、携帯端末20とを備える。管理装置10は、たとえばサーバであり、携帯端末20は、たとえば、携帯電話機や携帯型タブレットである。管理装置10は、公衆通信網30に接続されている。携帯端末20は、基地局40等のアクセスポイントおよび公衆通信網30を介して、管理装置10と通信可能である。
【0046】
携帯端末20には、飲食店情報管理システム1に係る処理を実行するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。このアプリケーションプログラムは、たとえば、携帯端末20から管理装置10にアクセスして取得される。携帯端末20の所有者である顧客は、店舗S10に訪れた際に、メニューM1や食券T1等に含まれている読み取り可能な品目特定情報を読み取ることで、所望の品目の詳細情報を参照できる。品目特定情報は、QRコード(登録商標)やバーコード等の読み取り可能な記憶媒体M11、T11に保持されている。詳細情報は、各品目(飲食物)のカロリー、GI値および原材料等、当該飲食物の内容を示す情報である。
【0047】
携帯端末20は、上述のアプリケーションプログラムが起動されている状態において、メニューM1や食券T1等に含まれる品目特定情報を読み取ると、読み取った品目特定情報を管理装置10に送信する。上述の記憶媒体M11、T11には、各品目を特定する品目特定情報とともに、当該店舗S10を特定するための店舗特定情報とが含まれている。携帯端末20は、記憶媒体M11、T11から読み取った品目特定情報および店舗特定情報を、管理装置10に送信する。
【0048】
管理装置10は、店舗S10ごとに各品目(飲食物)の詳細情報を管理している。各品目の詳細情報は、店舗S10の管理者が、自身の端末を介して管理装置10にアクセスすることにより登録される。
【0049】
管理装置10は、携帯端末20から品目特定情報および店舗特定情報を受信すると、受信した店舗特定情報に対応する店舗の各品目の詳細情報のうち、受信した品目特定情報に対応する詳細情報を、携帯端末20に送信する。これにより、携帯端末20に、当該品目(飲食物)の詳細情報が表示される。顧客は、表示された詳細情報を参照することで、自身が所望した品目(飲食物)のカロリー、GI値および原材料等を把握できる。
【0050】
さらに、管理装置10は、店舗S10ごとに、アンケート情報を管理している。アンケート情報は、店舗S10に関するアンケート項目と、当該店舗S10が提供する各飲食物に関するアンケート項目との少なくとも一方を含んでいる。アンケート情報は、店舗S10の管理者が、自身の端末を介して管理装置10にアクセスして登録する。
【0051】
管理装置10は、上記のように詳細情報が携帯端末20に送信されることに基づいて、アンケート情報を携帯端末20に送信する。これにより、携帯端末20に、当該アンケート情報が表示される。顧客は、表示されたアンケート情報のアンケート項目に対し、携帯端末20を操作して回答する。これにより、アンケート情報(アンケート項目)に対する回答が、品目特定情報および店舗特定情報とともに、携帯端末20から管理装置10に送信される。管理装置10は、受信した回答を、品目特定情報および店舗特定情報に紐づけて記憶する。
【0052】
店舗S10の管理者は、自身の端末を介して管理装置10にアクセスすることにより、アンケート情報の回答を参照できる。このとき、管理装置10は、当該店舗S10のアンケート情報に対する回答を統計処理して分析し、分析結果を管理者の端末に送信する。こうして、管理者は、自身の店舗S10および飲食物に関する評価および意見等を把握できる。管理者は、このような評価および意見等をもとに、飲食物やサービスの品質を改善でき、高い顧客満足度を維持できる。
【0053】
なお、図1には、店舗S10が1つだけ示されているが、飲食店情報管理システム1に提携している他の店舗についても、上記と同様の制御が実行される。
【0054】
図2は、飲食店情報管理システム1の構成を示すブロック図である。
【0055】
管理装置10は、制御部101と、記憶部102と、通信部103とを備える。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路を備え、記憶部102に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶媒体を備え、制御部101が実行するプログラムや、各種データを記憶する。また、記憶部102は、制御部101が制御を行う際のワーク領域として利用される。この他、記憶部102には、詳細情報、アンケート情報およびその回答が、店舗S10ごとに記憶されている。
【0056】
携帯端末20は、携帯電話機やタブレット等の携帯型情報処理装置である。携帯端末20は、制御部201と、記憶部202と、表示入力部203と、音声入出力部204と、撮像部205と、通信部206と、を備える。
【0057】
制御部201は、CPU等の演算処理回路を備え、記憶部202に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。記憶部202は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体を備え、制御部201が実行するプログラムや、各種データを記憶する。記憶部202には、飲食店情報管理システム1に関する上述のアプリケーションプログラムが記憶されている。アプリケーションプログラムには、管理装置10にアクセスするためのアドレス情報が含まれている。
【0058】
表示入力部203は、タッチパネルを備える。音声入出力部204は、マイクおよびスピーカを備える。撮像部205は、カメラを備える。実施形態1では、図1に示した記憶媒体M11、T11がカメラにより撮像されて、品目特定情報および店舗特定情報がメニューM1および食券T1から読み取られる。品目特定情報および店舗特定情報の読み取り手段は、撮像部205に限られるものではなく、記憶媒体M11、T11の読み取り方式の変更に応じて適宜変更され得る。
【0059】
通信部206は、無線通信モジュールである。通信部206は、制御部201からの制御により通信を行う。上記のように、通信部206は、基地局40および公衆通信網30を介して管理装置10と通信を行う。その際、通信部206は、自身の識別情報を併せて送信する。この識別情報は、たとえば、通信部206(無線通信モジュール)のMACアドレスである。通信部206の識別情報は、アプリケーションプログラムのダウンロードの際に、携帯端末20の記憶部202に登録される。
【0060】
図3(a)は、管理装置10の記憶部102に記憶されるデータベースの構成を示す図である。
【0061】
データベースには、店舗IDと、品目IDと、当該品目の詳細情報と、当該品目に関するアンケート情報(品目アンケート情報)と、当該店舗S10に関するアンケート情報(店舗アンケート情報)とが紐づけられている。店舗IDは、上述の店舗特定情報に対応し、品目IDは、上述の品目特定情報に対応する。
【0062】
店舗S10の管理者は、店舗名、品目、詳細情報、品目アンケート情報および店舗アンケート情報を、自身の端末を介して管理装置10にアクセスして登録する。このとき、管理者の端末には、これらの情報を登録するための入力画面が表示される。入力画面には、上記情報の他、管理者名、管理者ID、パスワード、店舗の住所および連絡先(電話番号やEmailアドレス)等の入力項目が含まれている。
【0063】
この入力画面への入力に基づいて、管理装置10の制御部101は、当該店舗S10に対してユニークな識別情報(店舗ID)を付与し、さらに、各品目(品目名)に対してユニークな識別情報(品目ID)を付与して、これらの識別情報を、図3(a)のデータベースに登録する。さらに、制御部101は、各品目IDに紐づけて、詳細情報および品目アンケート情報をデータベースに登録し、店舗アンケート情報を店舗IDに紐づけてデータベースに登録する。
【0064】
この他、制御部101は、店舗名、店舗ID、品目、品目ID、管理者名、管理者ID、パスワード、店舗の住所および連絡先等の書誌情報を、記憶部102に記憶させる。管理者名、店舗の住所および連絡先は、上記のとおり、入力画面において、管理者が入力する。
【0065】
管理装置10の制御部101は、こうして付与した各々の品目IDおよび店舗IDを、各々の品目(品目名)とともに、管理者の端末に送信する。管理者の端末は、受信した各々の品目IDと店舗IDとを組合せた情報を、たとえば、QRコード(登録商標)等の記憶媒体M11に含めて、品目(品目名)ごとに印刷する。管理者は、品目ごとに印刷された記憶媒体M11を、メニューM1上の対応する品目の横に貼り付ける。これにより、図1のメニューM1が構成される。
【0066】
あるいは、管理者は、自身の端末を操作して、当該端末が受信した品目IDと店舗IDを、各品目(品目名)とともに、店舗S10内の券売機に登録する。この場合、券売機には、予め、飲食店情報管理システム1に対応するためのプログラムがインストールされている。券売機は、このプログラムによって、各品目の食券T1を発行する際に、当該品目の品目IDと店舗IDとを組合せた情報を、たとえば、QRコード(登録商標)等の記憶媒体T11に含めて、当該食券T1に印刷する。これにより、図1の食券T1が構成される。
【0067】
詳細情報は、上記のように、当該品目のカロリー、GI値および原材料等を含む。この他、詳細情報に、アレルギーの原因となり得る特定原材料や、栄養成分および当該飲食物の量(たとえば、重量)等が含まれてもよい。品目アンケート情報は、当該品目のボリューム、味および満足度等の当該品目を評価する項目を含む。店舗アンケート情報は、当該店舗S10の雰囲気や店員の対応等の当該店舗を評価する項目を含む。
【0068】
図3(b)は、管理装置10の記憶部102に記憶される回答情報の構成を示す図である。
【0069】
回答情報には、店舗IDと、品目IDと、アンケートの回答日時と、当該品目の品目アンケート情報に対する回答(品目アンケート回答)と、当該店舗S10の店舗アンケート情報に対する回答(店舗アンケート回答)とが紐づけられている。回答日時は、品目アンケート回答および店舗アンケート回答を管理装置10の制御部101が携帯端末20から受信した日時である。管理装置10の制御部101は、品目アンケート回答および店舗アンケート回答を携帯端末20から受信したことに基づいて、受信した品目アンケート回答および店舗アンケート回答を回答情報に登録する。
【0070】
図4は、携帯端末20の制御部201が実行する処理を示すフローチャートである。図5は、管理装置10の制御部101が実行する処理を示すフローチャートである。図4の処理は、携帯端末20にインストールされた上述のアプリケーションプログラムにより実行される。
【0071】
図4を参照して、携帯端末20を所有する顧客が、携帯端末20の撮像部205により、メニューM1または食券T1に含まれる記憶媒体M11、T11から品目ID(品目特定情報)および店舗ID(店舗特定情報)を読み取る操作を行うと(S101:YES)、制御部201は、読み取った品目IDおよび店舗IDを、自身の識別情報(たとえば、通信部206のMACアドレス)とともに、管理装置10に送信する(S102)。その後、制御部201は、管理装置10から当該品目IDに対応する詳細情報が送信されるのを待つ(S103)。
【0072】
図5を参照して、管理装置10の制御部101は、携帯端末20から品目IDおよび店舗IDを受信すると(S201:YES)、受信した品目IDおよび店舗IDに対応する詳細情報を、記憶部102に記憶されたデータベース(図3(a)参照)から抽出する(S202)。その後、制御部101は、詳細情報の送信タイミングが到来するのを待つ(S203)。
【0073】
実施形態1では、ステップS201において品目IDおよび店舗IDを受信したタイミングから所定時間が経過したタイミングに、ステップS203における詳細情報の送信タイミングが設定される。すなわち、顧客がメニューM1または食券T1に対して記憶媒体M11、T11の読み取り操作を行うタイミングは、通常、顧客が食事をする前の初期の段階であると想定され得る。このため、このタイミングでは、顧客は未だ、当該品目の飲食物を飲食していないため、詳細情報に続いてアンケート情報が携帯端末20を介して顧客に提供されても、顧客はアンケート情報(特に、品目アンケート情報)に回答できない。
【0074】
したがって、ステップS203の送信タイミングは、通常、顧客が飲食物の飲食を終えたと想定されるタイミングに設定される。たとえば、ステップS201において品目IDおよび店舗IDを受信したタイミングから数十分(たとえば、20分程度)が経過したタイミングに、ステップS203における詳細情報の送信タイミングが設定される。
【0075】
詳細情報の送信タイミングが到来すると(S203:YES)、制御部101は、ステップS202で抽出した詳細情報と、書誌情報において当該詳細情報の品目IDおよび店舗IDに紐づけられている品目および店舗名とを、品目IDおよび店舗IDの送信元の携帯端末20に送信する(S204)。この送信は、たとえば、プッシュ通知等により行われてよい。その後、制御部101は、当該携帯端末20からアンケート依頼を受信するのを待つ(S205)。
【0076】
図4を参照して、携帯端末20の制御部201は、管理装置10から詳細情報を受信すると(S103:YES)、受信した詳細情報を、品目および店舗名とともに、表示入力部203に表示させる(S104)。その後、制御部201は、表示した詳細情報の表示画面(詳細情報表示画面)に含まれるアンケート依頼キーが、顧客により操作されたか否かを判定する(S105)。
【0077】
図6(a)は、図4のステップS104において表示される詳細情報表示画面300の一例を示す図である。
【0078】
詳細情報表示画面300は、店舗名301と、品目302と、品目画像303と、第1詳細情報304と、第2詳細情報305と、アンケート依頼キー306と、を含んでいる。第1詳細情報304は、当該品目のカロリー、GI値および原材料を含んでいる。第2詳細情報305は、当該品目の栄養バランス(炭水化物、タンパク質、脂質等)を含んでいる。顧客は、これらの詳細情報を参照することで、自身が飲食した飲食物の詳細な内容を把握できる。
【0079】
こうして、飲食物の内容を把握した後、顧客は、アンケートに回答する場合に、アンケート依頼キー306を操作する。
【0080】
図4に戻り、こうして、詳細情報表示画面300に含まれるアンケート依頼キー306が操作されると(S105:YES)、携帯端末20の制御部201は、アンケート依頼を、店舗ID、品目IDおよび自身の識別情報(たとえば、通信部206のMACアドレス)とともに、管理装置10に送信する(S106)。その後、制御部201は、管理装置10からアンケート情報を受信するのを待つ(S107)。他方、詳細情報表示画面300に含まれるアンケート依頼キー306が操作されることなく、詳細情報表示画面300が閉じられると(S105:NO)、制御部201は、図4の処理を終了する。
【0081】
図5を参照して、管理装置10の制御部101は、携帯端末20からアンケート依頼を受信すると(S205:YES)、当該アンケート依頼とともに受信した店舗IDおよび品目IDに紐づけられている店舗アンケート情報および品目アンケート情報をデータベースから抽出し(S206)、抽出した店舗アンケート情報および品目アンケート情報を携帯端末20に送信する(S207)。この送信は、たとえば、プッシュ通知等により行われてよい。
【0082】
その後、制御部101は、当該携帯端末20からアンケート情報の回答を受信するのを待つ(S208)。他方、ステップS204において詳細情報を送信した後、所定時間内にアンケート依頼を受信しなかった場合(S205:NO)、制御部101は、図5の処理を終了する。
【0083】
図4に戻り、携帯端末20の制御部201は、管理装置10からアンケート情報(店舗アンケート情報および品目アンケート情報)を受信すると(S107:YES)、受信したアンケート情報を、品目および店舗名とともに、表示入力部203に表示させる(S104)。その後、制御部201は、アンケート情報の表示画面(アンケート情報表示画面)に含まれる回答キーが、顧客により操作されたか否かを判定する(S109)。
【0084】
図6(b)は、図4のステップS108で表示されるアンケート情報表示画面400の一例を示す図である。
【0085】
アンケート情報表示画面400は、店舗名401と、品目402と、品目アンケート情報403と、店舗アンケート情報404と、回答キー405と、を含んでいる。品目アンケート情報403は、当該品目のお気に入りの程度、ボリュームおよび味に関する評価項目を含んでいる。店舗アンケート情報404は、当該店舗S10のスタッフの対応および店の雰囲気に関する評価項目を含んでいる。品目アンケート情報403および店舗アンケート情報404の内容は、図3の品目アンケート情報および店舗アンケート情報に対応する。顧客は、各評価項目に対して自身の評価を入力した後、回答キー405を操作する。
【0086】
図4に戻り、こうして、アンケート情報表示画面400に含まれる回答キー405が操作されると(S109:YES)、携帯端末20の制御部201は、アンケート情報の各評価項目に対する回答を、店舗IDおよび品目IDとともに、管理装置10に送信し(S110)、処理を終了する。他方、アンケート情報表示画面400に含まれる回答キー405が操作されることなく、アンケート情報表示画面400が閉じられると(S109:NO)、制御部201は、図4の処理を終了する。
【0087】
図5を参照して、管理装置10の制御部101は、携帯端末20からアンケート情報の回答を受信すると(S208:YES)、当該回答とともに受信した店舗IDおよび品目IDと、当該回答を受信した日時(回答日時)と、当該回答とを、図3(b)の回答情報に追加して(S209)、処理を終了する。ここで、回答は、品目アンケート情報に対する回答(品目アンケート回答)と店舗アンケート情報に対する回答(店舗アンケート回答)とに区分されて記憶される。他方、ステップS207においてアンケート情報を送信した後、所定時間内に回答を受信しなかった場合(S208:NO)、制御部101は、回答情報を登録することなく、図5の処理を終了する。
【0088】
図7は、店舗S10の管理者から回答情報の分析依頼を受けたことに応じて管理装置10の制御部101が行う処理を示すフローチャートである。
【0089】
管理者は、自身の端末から管理装置10にアクセスして、自身の管理者IDおよびパスワードを入力し、その後、分析依頼のための画面を自身の端末に表示させる。この画面には、たとえば、分析対象期間、何れの品目の品目アンケート回答を分析するかの選択項目、品目アンケート回答内の何れの項目(お気に入り程度、ボリューム、味、等)を分析するかの選択項目、および、店舗アンケート回答内の何れの項目(スタッフの対応、店の雰囲気、等)を分析するかの選択項目等が含まれている。管理者は、これらの項目に入力を行った後、この画面に含まれている分析依頼キーを操作する。
【0090】
こうして、分析依頼キーが操作されると(S301:YES)、管理装置10の制御部101は、当該管理者の店舗S10に対応する回答のうち、上記入力画面において管理者が分析対象として選択した範囲および条件に含まれる回答を、記憶部102に記憶された回答情報から抽出する(S302)。そして、制御部101は、抽出した回答を統計処理し(S303)、その処理結果を管理者の端末に表示させる(S304)。ステップS303において、制御部101は、たとえば、各評価項目における各回答の割合等を算出する。たとえば、分析対象の評価項目が図6(b)の「ボリュームは如何でしたか」である場合、「多い」、「適当」および「少ない」の各回答数の全回答数に対する割合が算出される。
【0091】
管理者は、表示された分析結果を参照することにより、自身の店舗S10および飲食物に関する評価を把握できる。管理者は、このような評価をもとに、飲食物やサービスの品質改善を効率的に進めることができ、高い顧客満足度を維持することができる。
【0092】
<実施形態1の効果>
実施形態1によれば、以下の効果が奏され得る。
【0093】
図4および図5に示したように、顧客が操作する携帯端末20に、飲食物の詳細情報が送信されて表示される(図5:S204、図4:S104)。これにより、顧客は、携帯端末20を介して、飲食物の詳細情報を把握できる。また、詳細情報の送信に基づいて、管理装置10から、さらに、店舗S10および飲食物の少なくとも一方に関するアンケート情報が携帯端末20に送信される(図5:S207)。これにより、携帯端末20には、詳細情報の表示に伴いアンケート情報が表示される(図4:S108)。このため、顧客は、自身に有用な詳細情報の参照からアンケート情報への回答へと誘導される。よって、顧客が求める詳細情報を顧客に提供しつつ、店舗S10に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することができる。
【0094】
図6(a)に示したように、詳細情報は、飲食物ごとのカロリー、GI値および原材料の少なくとも1つを含んでいる。これにより、顧客は、店舗S10が提供する飲食物について、自身が気になる詳細情報を円滑に把握できる。
【0095】
図5に示したように、管理装置10の制御部101は、携帯端末20から受信した飲食物の品目のみに関する詳細情報をデータベースから抽出して(S202)、携帯端末20に送信する(S204)。これにより、顧客に提供される詳細情報は、当該顧客が操作する携帯端末20から受信した飲食物の品目(品目ID)に関するものに制限される。よって、顧客は、自身が把握したい詳細情報を円滑かつ効率良く把握できる。
【0096】
図2および図3(a)に示したように、管理装置10は、飲食物の品目と詳細情報およびアンケート情報とを紐づけて記憶する記憶部102(データベース)を備え、管理装置10の制御部101は、携帯端末20から受信した飲食物の品目に紐づけられた詳細情報およびアンケート情報を、端末に送信する。これにより、制御部101は、携帯端末20に送信すべき詳細情報およびアンケート情報を、記憶部102から簡易かつ円滑に取得できる。よって、制御部101は、携帯端末20に対する詳細情報およびアンケート情報の送信を円滑に進めることができる。
【0097】
図7に示したように、管理装置10の制御部101は、アンケート情報に対する回答を統計処理して分析する。これにより、店舗S10の管理者に、アンケート情報の分析結果を提供できる。よって、管理者は、提供された分析結果をもとに、サービスや飲食物の品質改善を効率的に進めることができる。
【0098】
図4および図5に示したように、携帯端末20は、店舗S10から提供される媒体(メニューM1、食券T1)に含まれる読み取り可能な記憶媒体M11、T11から品目ID(品目特定情報)を読み取って管理装置10に送信し(図4:S102)、管理装置10の制御部101は、受信した品目ID(品目特定情報)により特定される品目の詳細情報およびアンケート情報を携帯端末20に送信する(図5:S204、S207)。これにより、顧客は、自身の携帯端末20により媒体(メニューM1、食券T1)から品目ID(品目特定情報)を読み取る操作を行うことで、自身の携帯端末20に詳細情報を表示させることができる。よって、顧客は、簡易な操作により簡便に、所望の品目の詳細情報を把握できる。
【0099】
<変更例1>
上記実施形態1では、全ての詳細情報が一度に携帯端末20に送信され、全てのアンケート情報が一度に携帯端末20に送信された。これに対し、変更例1では、詳細情報が複数に分割されて携帯端末20に送信され、アンケート情報が複数に分割されて携帯端末20に送信される。
【0100】
この場合、データベースは、たとえば、図8に示すように構成される。ここでは、詳細情報およびアンケート情報が2回に分けて送信される場合のデータベースの構成が示されている。詳細情報、品目アンケート情報および店舗アンケート情報は、各回で送信されるものに区分される。分割送信の数が3以上である場合は、詳細情報、品目アンケート情報および店舗アンケート情報の区分数が3以上となる。各回で送信されるべき詳細情報、品目アンケート情報および店舗アンケート情報は、これらの情報の登録時に、管理者により設定される。
【0101】
図9は、変更例1に係る、携帯端末20の制御部201が実行する処理を示すフローチャートである。図10は、変更例1に係る、管理装置10の制御部101が実行する処理を示すフローチャートである。
【0102】
図9のフローチャートは、図4のフローチャートに比べて、ステップS111が追加されている。図9のその他のステップは、図4の対応するステップと同様である。図10のフローチャートは、図5のフローチャートに比べて、ステップS203、S206がそれぞれステップS211、S212に置き換えられ、ステップS213が追加されている。図10のその他のステップは、図5の対応するステップと同様である。
【0103】
図10を参照して、送信タイミングが到来すると(S203:YES)、管理装置10の制御部101は、送信対象の詳細情報を携帯端末20に送信する(S211)。たとえば、この送信タイミングが最初の送信タイミングである場合、制御部101は、図8に示した1回目の詳細情報を携帯端末20に送信する。このとき、制御部101は、送信されるべき残りの詳細情報が存在するか否かを示すフラグ情報を併せて携帯端末20に送信する。これにより、図9のステップS104において、1回目の詳細情報が携帯端末20の表示入力部203に表示される。
【0104】
その後、管理装置10の制御部101は、携帯端末20からアンケート依頼を受信すると(S205:YES)、図8のデータベースから、送信対象のアンケート情報を抽出する。ここでは、1回目の品目アンケート情報および1回目の店舗アンケート情報がデータベースから抽出される。そして、制御部101は、抽出したアンケート情報を携帯端末20に送信する。これにより、図9のステップS108において、1回目のアンケート情報が携帯端末20の表示入力部203に表示される。
【0105】
図9を参照して、携帯端末20の制御部201は、表示したアンケート情報に対し顧客が回答を行うと(S109:YES)、回答を管理装置10に送信する(S110)。そして、制御部201は、管理装置10から全ての詳細情報を受信したか否か、すなわち、ステップS103において受信した詳細情報に、残りの詳細情報がないことを示すフラグ情報が付されていたか否かを判定する(S111)。ここでは、2回目の詳細情報が残っているため、ステップS111の判定はNOとなる。これにより、制御部201は、処理をステップS103に戻して、管理装置10から次の詳細情報の受信するのを待つ。
【0106】
図10を参照して、管理装置10の制御部101は、アンケート情報に対する回答を携帯端末20から受信すると(S208:YES)、受信した回答を、受信日時、店舗IDおよび品目IDとともに記憶部102に記憶させる(S209)。すなわち、制御部101は、これらの情報を、図3(b)の回答情報に追加する。そして、制御部101は、全ての詳細情報を送信したか否かを判定する(S213)。ここでは、2回目の詳細情報が残っているため、ステップS213の判定はNOとなる。これにより、制御部101は、処理をステップS203に戻して、次の詳細情報の送信タイミングを待つ。
【0107】
次の送信タイミングが到来すると(S203:YES)、制御部101は、次の送信対象の詳細情報を携帯端末20に送信する。ここでは、2回目の詳細情報が携帯端末20に送信される。その後、制御部101は、ステップS205以降の工程を同様に実行する。この工程において、ステップS212では2回目のアンケート情報が抽出され、ステップS207において送信される。こうして、全ての詳細情報の送信が終了すると(S213:YES)、制御部101は、図10の処理を終了する。
【0108】
図9を参照して、携帯端末20の制御部201は、次の送信対象の詳細情報、すなわち、2回目の詳細情報を管理装置10から受信すると(S103:YES)、受信した詳細情報を表示入力部203に表示させる(S104)。その後、制御部201は、ステップS105以降の工程を同様に実行する。この工程において、ステップS107では2回目のアンケート情報が受信され、ステップS108において表示される。こうして、全ての詳細情報の受信が終了すると(S111:YES)、制御部101は、図9の処理を終了する。
【0109】
なお、図10のステップS203における送信タイミングは、顧客の食事が終了したと想定されるタイミングでなくてもよい。たとえば、1回目の詳細情報の送信タイミングは、ステップS202において詳細情報を抽出した直後に設定され、2回目の詳細情報の送信タイミングは、顧客の食事が終了したと想定されるタイミングに設定されてもよい。この場合、ステップS212において1回目に抽出されるアンケート情報は、飲食物の飲食や店舗S10における滞在がなくても回答可能な項目に設定さてよく、2回目に抽出されるアンケート情報は、飲食物の飲食や店舗S10における滞在の後に回答可能な項目に設定されればよい。
【0110】
このような1回目および2回目の送信タイミングは、管理装置10において予め設定されていてもよく、あるいは、管理者が任意に設定できてもよい。1回目および2回目の送信タイミングが管理装置10において予め設定されている場合、管理者は、図8のデータベースに自身の詳細情報およびアンケート情報を登録する際に、各送信タイミングにおいて対象とされるべき詳細情報およびアンケート情報を区別して登録すればよい。
【0111】
図11(a)は、変更例1に係る、1回目の詳細情報を表示する詳細情報表示画面300の一例を示す図である。図11(b)は、変更例1に係る、1回目のアンケート情報を表示するアンケート情報表示画面400の一例を示す図である。
【0112】
図11(a)を参照して、1回目の詳細情報表示画面300では、図6(a)の詳細情報表示画面300から第2詳細情報305が省略され、代わりに、第3詳細情報311が表示されている。第3詳細情報311は、アレルギー(ここでは、蕎麦アレルギー)の原因となり得る特定原材料に関する詳細情報である。上記のように、1回目の詳細情報表示画面300は、顧客が記憶媒体M11、T11を読み取った後すぐに、顧客の携帯端末20に表示される。したがって、通常、顧客がこの品目(ここでは、カレーうどん)を飲食する前に、このような第3詳細情報311が顧客に提供される。したがって、顧客は、自身がこの特定原材料(ここでは、蕎麦)にアレルギーがある場合に、この品目の飲食を差し控えることができる。
【0113】
図11(b)を参照して、1回目のアンケート情報表示画面400では、図6(b)のアンケート情報表示画面400から品目アンケート情報403および店舗アンケート情報404が省略され、代わりに、品目アンケート情報411および属性アンケート情報412が表示されている。
【0114】
品目アンケート情報411には、顧客がこの品目を選ぶ頻度に関するアンケート項目が含まれている。属性アンケート情報412は、顧客の性別、年齢層および単独/グループといった顧客の属性に関するアンケート項目が含まれている。属性アンケート情報412は、図8の店舗アンケート情報として含まれてよい。
【0115】
これらのアンケート情報は、顧客が飲食物の飲食や店舗S10に滞在していなくても回答できる。したがって、顧客は、これらのアンケート情報が、図10のステップS202の処理の後すぐに表示されても、円滑に回答することができる。
【0116】
図12(a)は、変更例1に係る、2回目の詳細情報を表示する詳細情報表示画面300の一例を示す図である。図12(b)は、変更例1に係る、2回目のアンケート情報を表示するアンケート情報表示画面400の一例を示す図である。
【0117】
図12(a)を参照して、2回目の詳細情報表示画面300では、図6(a)の詳細情報表示画面300から第1詳細情報304が省略され、代わりに、第4詳細情報312および第5詳細情報313が表示されている。第4詳細情報312には、当該品目(ここでは、カレーうどん)におけるビタミン類の含有量が含まれ、第5詳細情報313には、当該品目(ここでは、カレーうどん)におけるミネラル類の含有量が含まれる。顧客は、第4詳細情報312の表示領域を上下にスワイプすることで、表示されるビタミン類をスクロールさせることができ、第5詳細情報313の表示領域を上下にスワイプすることで、表示されるミネラル類をスクロールさせることができる。
【0118】
図12(b)を参照して、2回目のアンケート情報表示画面400には、図6(b)と同様の内容が表示される。すなわち、2回目のアンケート情報表示画面400には、図6(b)と同様、品目アンケート情報403および店舗アンケート情報404が含まれる。顧客は、表示された評価項目に自身の評価を入力し、回答キー405を操作することで、自身が飲食した品目および店舗S10に対する自身の評価を、店舗S10側に提供することができる。
【0119】
変更例1の構成によれば、携帯端末20において、詳細情報が順次分割して表示される途中に、アンケート情報の表示が挟まる。このため、顧客は、後続の詳細情報を参照するために、アンケート情報を必ず参照することになる。よって、アンケート情報に対する回答を確実に得ることができる。
【0120】
また、図11(a)、(b)および図12(a)、(b)に示したように、携帯端末20において、詳細情報とアンケート情報が交互に表示されるため、顧客は、次の詳細情報を参照するために、各アンケート情報に対する回答を促されやすい。よって、アンケート情報に対する回答を確実に得ることができる。
【0121】
さらに、このように詳細情報およびアンケート情報が分割して表示されると、より多くの詳細情報とアンケート情報を、画面を遷移させながら、顧客に提示することができる。
【0122】
なお、上記では、詳細情報とアンケート情報の分割数が同じであったが、詳細情報とアンケート情報の分割数は、必ずしも同じでなくてもよく、また、詳細情報とアンケート情報の何れか一方が分割送信されなくてもよい。また、詳細情報およびアンケート情報の送信および表示は、必ずしも、交互でなくてもよく、たとえば、詳細情報が4分割され、アンケート情報が2分割されている場合、1回目と2回目の詳細情報が送信および表示された後、1回目のアンケート情報が表示され、その後、3回目の詳細情報が送信および表示された後、2回目のアンケート情報が表示され、続いて、4回目の詳細情報が表示されてもよい。
【0123】
<変更例2>
上記実施形態および変更例では、詳細情報およびアンケート情報が携帯端末20に表示されるタイミングが、管理装置10側で制御された。すなわち、管理装置10がこれらの情報を携帯端末20に送信するタイミングで、これらに情報が携帯端末20に表示された。しかし、携帯端末20における詳細情報およびアンケート情報の表示タイミングは、携帯端末20側において制御されてもよい。
【0124】
図13は、変更例2に係る、携帯端末20の制御部201が実行する処理を示すフローチャートである。図14(a)は、変更例2に係る、管理装置10の制御部101が実行する詳細情報およびアンケート情報の送信処理を示すフローチャートである。図14(b)は、変更例2に係る、管理装置10の制御部101が実行するアンケート情報に対する回答の記憶処理を示すフローチャートである。
【0125】
図13のフローチャートは、図4のフローチャートに比べて、ステップS103、S106~S107が省略され、ステップS121、S122が追加されている。図13のその他のステップは、図4の対応するステップと同様である。
【0126】
図13を参照して、携帯端末20の制御部201は、メニューM1の記憶媒体M11または食券T1の記憶媒体T11から読み取った品目IDおよび店舗IDを管理装置10に送信すると(S102)、管理装置10から詳細情報およびアンケート情報を受信するのを待つ(S121)。
【0127】
図14(a)を参照して、管理装置10の制御部101は、図13のステップS102で送信された品目IDおよび店舗IDを受信すると(S221:YES)、受信した品目IDに対応する詳細情報およびアンケート情報(品目アンケート情報および店舗アンケート情報)をデータベースから抽出し(S222)、抽出した詳細情報およびアンケート情報を携帯端末20に送信する(S223)。このとき、制御部101は、上記実施形態1と同様、書誌情報において当該品目IDおよび当該店舗IDに紐づけられている品目および店舗名を、併せて携帯端末20に送信する。これにより、制御部101は、図14(a)の処理を終了する。
【0128】
図13を参照して、携帯端末20の制御部201は、図14(a)のステップS223で送信された詳細情報およびアンケート情報を受信すると(S121)、受信したこれらの情報を記憶部202に一時記憶させ、表示タイミングが到来するのを待つ(S122)。ここで、表示タイミングは、上記実施形態1における詳細情報の送信タイミングと同様の観点から設定される。すなわち、表示タイミングは、ステップS121において詳細情報およびアンケート情報を受信した後、顧客が飲食を終了したと想定される時間(たとえば、20分程度)が経過したタイミングに設定される。
【0129】
その後、表示タイミングが到来すると(S122:YES)、制御部201は、記憶部202に一時記憶させた詳細情報を表示入力部203に表示させる(S104)。ここで表示される詳細情報表示画面300は、図6(a)と同様である。この詳細情報表示画面300において、アンケート依頼キー306が操作されると(S105:YES)、制御部201は、記憶部202に一時記憶させたアンケート情報を表示入力部203に表示させる(S108)。ここで表示されるアンケート情報表示画面400は、図6(b)と同様である。
【0130】
このアンケート情報表示画面400において、顧客が、アンケート情報の各評価項目に入力を行い、さらに、回答キー405を操作すると(S109:YES)、制御部201は、アンケート情報に対する回答を、店舗IDおよび品目IDとともに、管理装置10に送信する(S110)。これにより、制御部201は、図13の処理を終了する。
【0131】
図14(b)を参照して、管理装置10の制御部101は、図13のステップS110で送信された回答を受信すると(S231:YES)、受信した回答(品目アンケート回答および店舗アンケート回答)を、その受信日時(回答日時)とともに、記憶部102に記憶させる(S232)。これにより、図3(b)の回答情報に、これらの情報が追加される。こうして、制御部101は、図14(b)の処理を終了する。
【0132】
変更例2の構成によっても、上記実施形態1と同様、携帯端末20において、詳細情報の表示に基づき、アンケート情報が表示される。このため、顧客は、自身に有用な詳細情報を参照した上で、アンケート情報への回答へと誘導される。よって、顧客が求める詳細情報を顧客に提供しつつ、店舗S10に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することができる。
【0133】
なお、変更例2においても、上記変更例1と同様、詳細情報およびアンケート情報がそれぞれ複数に分割されて表示されてもよい。この場合、携帯端末20の制御部201は、たとえば、対象品目の品目IDについて、図8に示した各回の詳細情報および各回のアンケート情報(品目アンケート情報、店舗アンケート情報)を、管理装置10から受信して、記憶部202に一時記憶させる。そして、制御部201は、アプリケーションプログラムにおいて予め規定された表示タイミングで、各回の詳細情報および各回のアンケート情報を表示入力部203に表示させる。
【0134】
この場合も、上記変更例1と同様、1回目の詳細情報の表示タイミングは、ステップS121において詳細情報およびアンケート情報を受信した直後に設定され、2回目の詳細情報の表示タイミングは、顧客の食事が終了したと想定されるタイミングに設定されるとよい。これにより、食事の前後において、図11(a)、(b)および図12(a)、(b)の表示画面を携帯端末20にそれぞれ表示させることができ、食事の前後に適切な詳細情報およびアンケート情報を顧客に提供できる。
【0135】
<実施形態2>
上記実施形態1およびその変更例1、2では、顧客が所持する携帯端末20に対して、詳細情報およびアンケート情報が送信された。これに対し、実施形態2では、飲食物のメニューを表示するとともに、顧客から注文対象の品目の選択を受け付けるオーダー端末に対して、詳細情報およびアンケート情報が送信される。
【0136】
図15は、実施形態2に係る、飲食店情報管理システム1の構成を示す図である。
【0137】
実施形態2に係る飲食店情報管理システム1は、管理装置10と、オーダー端末50とを備える。オーダー端末50は、たとえば、タブレット端末である。ここでは、店舗S10内の複数の座席等にそれぞれ複数のオーダー端末50が設置されている。各々のオーダー端末50は、ルータ60を介して公衆通信網30に接続され、管理装置10と通信可能である。また、各々のオーダー端末50は、ルータ60を介して、他のオーダー端末50と通信可能である。
【0138】
図16は、実施形態2に係る、飲食店情報管理システム1の構成を示すブロック図である。
【0139】
オーダー端末50は、制御部501と、記憶部502と、表示入力部503と、音声入出力部504と、通信部505と、を備える。
【0140】
制御部501は、CPU等の演算処理回路を備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って各部を制御する。記憶部502は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体を備え、制御部501が実行するプログラムや、各種データを記憶する。記憶部502には、飲食店情報管理システム1に関するオーダー端末50用のアプリケーションプログラムが記憶されている。このアプリケーションプログラムには、管理装置10にアクセスするためのアドレス情報が含まれている。
【0141】
表示入力部503は、タッチパネルを備える。音声入出力部504は、マイクおよびスピーカを備える。通信部505は、通信モジュールである。通信部505は、制御部501からの制御により通信を行う。上記のように、通信部505は、ルータ60および公衆通信網30を介して管理装置10と通信を行う。その際、通信部505は、自身の識別情報を併せて送信する。この識別情報は、たとえば、通信部505(通信モジュール)のMACアドレスである。通信部505の識別情報は、上記アプリケーションプログラムのダウンロードの際に、管理装置10の記憶部102に登録される。
【0142】
実施形態2では、当該店舗S10の管理者が、複数のオーダー端末50のうち1つにおいて上記アプリケーションプログラムを起動し、当該オーダー端末50から管理装置10にアクセスして、図3(a)に示すデータベースに各種情報を登録する。この登録が完了すると、当該店舗S10に関する上述の書誌情報が、管理装置10から当該オーダー端末50に送信されて、オーダー端末50の記憶部502に記憶される。管理者は、残りのオーダー端末50において上記アプリケーションプログラムを起動した上で、管理装置10から受信した書誌情報を、これら残りのオーダー端末50に転送し、これらオーダー端末50の記憶部502に記憶させる。
【0143】
管理者は、記憶された書誌情報に含まれる各々の品目IDと、当該オーダー端末50においてオーダーを受け付ける各々の品目とを紐づけるための操作を行う。管理者は、残りのオーダー端末50についても同様の操作を行う。これにより、店舗S10内の全てのオーダー端末50において、オーダーを受け付ける各々の品目と、管理装置10において管理される書誌情報の各品目IDとの紐づけがなされる。
【0144】
図17は、実施形態2に係る、オーダー端末50の制御部501が実行する処理を示すフローチャートである。
【0145】
なお、管理装置10の制御部101が実行する処理は、図5と同様である。但し、図5のフローチャートにおける各種情報の送受信先は、携帯端末20からオーダー端末50に変更される。また、図17のフローチャートにおいて、ステップS402~S410の処理は、図4のステップS102~S110と同様である。
【0146】
図17を参照して、オーダー端末50の制御部501は、表示入力部503を介して顧客から所定の品目に対するオーダーの入力を受け付けると(S401:YES)、当該品目に対応する品目IDを、店舗IDとともに、管理装置10に送信する(S402)。その後、制御部501は、管理装置10から、当該品目の詳細情報を受信するのを待つ(S403)。
【0147】
ステップS403以降の処理は、上記のとおり、図4のステップS103以降の処理と同様である。また、ステップS402で送信された品目IDおよび店舗IDを受信したことにより実行される管理装置10の制御部101の処理は、上記のとおり、図5のステップS202以降の処理と同様である。
【0148】
これにより、ステップS404では、顧客が食事を終了した頃のタイミングで、オーダー端末50の表示入力部503に、図6(a)と同様の内容の詳細情報表示画面が表示される。また、この画面において、図6(a)のアンケート依頼キー306に対応するキーが操作されると(S405:YES)、管理装置10にアンケート依頼が送信され(S406)、管理装置10からアンケート情報が送信される(S407:YES)。
【0149】
これにより、図6(b)と同様の内容のアンケート情報表示画面が、オーダー端末50の表示入力部503に表示される(S408)。このアンケート情報表示画面に対して顧客が回答を行うと(S409:YES)、回答が管理装置10に送信される(S410)。こうして、管理装置10の記憶部102に、当該回答に基づく回答情報が記憶される。
【0150】
実施形態2においても、実施形態1と同様、オーダー端末50において、詳細情報の表示に基づき、アンケート情報が表示される。このため、顧客は、自身に有用な詳細情報を参照した上で、アンケート情報への回答へと誘導される。よって、顧客が求める詳細情報を顧客に提供しつつ、店舗S10に有用なアンケート情報の回答を顧客から効率的に収集することができる。
【0151】
なお、実施形態2の構成では、顧客は、飲食の終了に応じてオーダー端末50から離れる。このため、より確実に顧客に詳細情報およびアンケート情報を提示するためには、オーダー端末50に詳細情報が表示されるタイミング、すなわち、管理装置10がオーダー端末50に詳細情報を送信するタイミングは、上記実施形態1より早めに設定されることが好ましい。たとえば、通常、食事の途中であると想定されるタイミング(たとえば、オーダーの入力から15分程度)に、詳細情報が表示されるよう、管理装置10における詳細情報の送信タイミング(図5のステップS203)が設定されてもよい。
【0152】
<変更例1>
上記実施形態1の変更例1と同様、実施形態2においても、詳細情報およびアンケート情報が複数に分割されて、オーダー端末50に送信され表示されてもよい。
【0153】
図18は、実施形態2の変更例1に係る、オーダー端末50の制御部501が実行する処理を示すフローチャートである。
【0154】
図18のフローチャートでは、図17に比べて、ステップS411が追加されている。ステップS411は、上記実施形態1の変更例1における図9のステップS111に対応する。管理装置10の制御部101の処理は、図10のフローチャートと同様である。但し、図5のフローチャートにおける各種情報の送受信先は、携帯端末20からオーダー端末50に変更される。また、管理装置10の記憶部102に記憶されるデータベースも、図8の構成に変更される。
【0155】
この変更例1においても、オーダー端末50の表示入力部503には、1回目の詳細情報およびアンケート情報の表示の際に(S404、S408)、たとえば、図11(a)および図11(b)と同様の詳細情報表示画面およびアンケート情報表示画面が表示され、2回目の詳細情報およびアンケート情報の表示の際に(S404、S408)、たとえば、図12(a)および図12(b)と同様の詳細情報表示画面およびアンケート情報表示画面が表示される。また、各回のアンケート情報の表示に対し、顧客が回答を行うと(S409:YES)、その回答が管理装置10に送信される(S410)。これにより、管理装置10の記憶部102に、当該回答に基づく回答情報が記憶される。
【0156】
実施形態2の変更例1によっても、上記実施形態1の変更例1と同様の効果が奏され得る。
【0157】
<変更例2>
上記実施形態1の変更例2と同様、実施形態2においても、詳細情報およびアンケート情報の表示タイミングが、オーダー端末50側において制御されてもよい。
【0158】
図19は、実施形態2の変更例2に係る、オーダー端末50の制御部501が実行する処理を示すフローチャートである。図19の処理は、オーダー端末50にインストールされた上述のアプリケーションプログラムにより実行される。
【0159】
なお、管理装置10の制御部101が実行する処理は、図14(a)、(b)と同様である。但し、図14(a)、(b)のフローチャートにおける各種情報の送受信先は、携帯端末20からオーダー端末50に変更される。また、図19のフローチャートにおいて、ステップS402以降の処理は、図13のステップS102以降の処理と同様である。
【0160】
表示入力部503を介して、所定品目のオーダーを受け付けると(S401:YES)、制御部501は、当該品目の品目IDを、店舗IDとともに、管理装置10に送信する(S402)。これにより、管理装置10から、詳細情報とアンケート情報を受信すると(S411:YES)、制御部501は、これらの情報を記憶部502に一時記憶させ、その後、表示タイミングの到来に応じて(S412:YES)、表示入力部503に詳細情報(詳細情報表示画面)を表示させる(S404)。
【0161】
この詳細情報表示画面に含まれているアンケート依頼キーが操作されると(S405:YES)、制御部501は、記憶部502に一時記憶させたアンケート情報(アンケート情報表示画面)を表示入力部503に表示させる(S408)。表示されたアンケート情報に対して顧客が回答の入力を行うと(S409:YES)、制御部501は、入力された回答を管理装置10に送信する(S410)。これにより、管理装置10の記憶部102に、当該回答に基づく回答情報が記憶される。
【0162】
実施形態2の変更例2によっても、上記実施形態2の変更例2と同様の効果が奏され得る。
【0163】
なお、この変更例2においても、上記実施形態2の変更例1と同様、詳細情報およびアンケート情報がそれぞれ複数に分割されて表示されてもよい。この場合、携帯端末20の制御部201は、たとえば、対象品目の品目IDについて、図8に示した各回の詳細情報および各回のアンケート情報(品目アンケート情報、店舗アンケート情報)を、管理装置10から受信して、記憶部202に一時記憶させる。そして、制御部201は、アプリケーションプログラムにおいて予め規定された表示タイミングで、各回の詳細情報および各回のアンケート情報を表示入力部203に表示させる。
【0164】
この場合も、1回目の詳細情報の表示タイミングは、ステップS411において詳細情報およびアンケート情報を受信した直後に設定され、2回目の詳細情報の表示タイミングは、顧客の食事が終了したと想定されるタイミングに設定されるとよい。これにより、食事の前後において、図11(a)、(b)および図12(a)、(b)の表示画面をオーダー端末50にそれぞれ表示させることができ、食事の前後に適切な詳細情報およびアンケート情報を顧客に提供できる。
【0165】
<その他の変更例>
上記実施形態1、2およびその変更例では、アンケート情報に、品目アンケート情報と店舗アンケート情報の両方が含まれていたが、アンケート情報がこれらの何れか一方のみであってもよい。また、品目アンケート情報および店舗アンケート情報とは別の種類のアンケート情報がさらに含まれてもよい。
【0166】
また、図6(a)、(b)および図12(a)~図13(b)には、1つの品目について詳細情報およびアンケート情報が表示される場合の表示例が示されたが、顧客が自身の携帯端末20またはオーダー端末50により複数の品目を特定した場合は、これら品目ごとに、同様の画面が順次表示されればよい。この場合、顧客が特定した品目ごとに、図4および図5の処理、または、図9および図10の処理が実行される。
【0167】
また、上記実施形態1、2およびその変更例では、顧客が特定した品目のみについて詳細情報が表示されたが、これに限らず、たとえば、メニューM1中の1つの記憶媒体M11を読み取ると、当該店舗が提供する全ての品目の詳細情報が携帯端末20において一覧表示されてもよい。但し、この場合、顧客は、一覧表示の中から自身が望む品目の詳細情報を探し出す必要がある。よって、顧客がより円滑かつ効率的に詳細情報を把握するためには、上記実施形態1、2およびその変更例のように、顧客が特定した品目のみについて詳細情報が表示されることが好ましい。
【0168】
また、上記実施形態1、2およびその変更例では、図3(a)または図8のデータベースを管理装置10が保持したが、このデータベースが他のサーバに保持され、管理装置10がこのサーバにアクセスして必要な詳細情報およびアンケート情報を取得してもよい。また、詳細情報とアンケート情報の何れか一方が、管理装置10とは別のサーバに保持され、管理装置10がこのサーバにアクセスして、必要な一方の情報を取得してもよい。
【0169】
また、上記実施形態1、2およびその変更例では、管理装置10が店舗S10外に設置されたが、店舗S10内にその店舗の情報のみを管理する管理装置10が設置されてもよい。たとえば、図15に示した実施形態2の構成において、管理装置10は、公衆通信網30を介することなく、店舗内のルータ60経由で、オーダー端末50と接続されてもよい。
【0170】
また、オーダー端末50にインストールされるアプリケーションプログラムに管理装置10の機能がさらに含まれ、管理装置10が省略されてもよい。
【0171】
この場合、アプリケーションプログラムは、管理者からの入力により図3(a)または図8に示す構成のデータベースをオーダー端末50の記憶部502に構築する機能を、オーダー端末50の制御部501に実行させる。さらに、アプリケーションプログラムは、オーダー端末50の制御部501に、注文対象の品目の詳細情報をデータベースから読み出して表示する機能と、詳細情報の表示に基づきアンケート情報(品目アンケート情報、店舗アンケート情報)をデータベースから読み出して表示する機能と、表示したアンケート情報に対する回答を受け付ける機能と、受け付けた回答を、図3(b)と同様の回答情報として記憶部502に記憶する機能と、を実行させる。
【0172】
この構成においても、詳細情報およびアンケート情報の表示タイミングは、上記実施形態2またはその変更例1と同様のタイミングに設定されればよい。また、管理者は、オーダー端末50ごとに回答を参照してもよく、あるいは、各オーダー端末50から自身の端末に回答を収集して、店舗全体の回答を参照してもよい。
【0173】
また、詳細情報の項目および内容や、アンケート情報(品目アンケート情報、店舗アンケート情報)の項目および内容も、図6(a)、(b)および図11(a)~図12(b)に示したものに限定されるものではない。また、上記では、アンケート情報表示画面400が、アンケート情報に対する回答を選択枝から選択する方式により構成されたが、顧客が自身の意見をテキストとして記入する方式によりアンケート情報に対する回答が受け付けられてもよい。
【0174】
また、詳細情報表示画面300およびアンケート情報表示画面400の構成やレイアウトも、図6(a)、(b)および図11(a)~図12(b)に示したものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、飲食店情報管理システム1を構成する端末も、携帯端末20およびオーダー端末50に限られるものではなく、たとえば、精算端末等、店舗S10において顧客が操作する他の種類の端末であってもよい。
【0175】
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0176】
1 飲食店情報管理システム
10 管理装置
20 携帯端末
30 公衆通信網
50 オーダー端末
101、201、501 制御部
102、202、502 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19