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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132100
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】塵芥収集車
(51)【国際特許分類】
   B65F 3/00 20060101AFI20230914BHJP
【FI】
B65F3/00 J
B65F3/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037230
(22)【出願日】2022-03-10
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 譲渡日 令和4年2月7日 譲渡した場所 滋賀県大津市本堅田6丁目24-16 株式会社大津衛生社
(71)【出願人】
【識別番号】000192073
【氏名又は名称】株式会社モリタホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【弁理士】
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【弁理士】
【氏名又は名称】熊野 剛
(72)【発明者】
【氏名】塚田 慎也
(72)【発明者】
【氏名】山田 大二
【テーマコード(参考)】
3E024
【Fターム(参考)】
3E024AA09
3E024BA01
3E024CA04
3E024CB01
3E024DC01
3E024HA10
3E024HB10
(57)【要約】
【課題】塵芥積込機構の積込動作時に発生するごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧することができる構成を備えた塵芥収集車を提供する。
【解決手段】押込板5bの後面部に、薬液を噴霧する噴霧ノズル6が取り付けられている。噴霧ノズル6は、押込板5bの幅方向の中間部に位置する第1噴霧ノズル6aと、押込板5bの幅方向の両端部に位置する第2噴霧ノズル6bとを備えている。第1噴霧ノズル6aは、押込板5bの後面部に沿って下方側に向けて薬液を噴霧し、第2噴射ノズル6bは、押込板5bの幅方向の両端部と塵芥投入箱2の両側部内面との間の隙間に薬液を噴霧可能に配置されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後部に装着された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に設けられた塵芥積込機構とを備え、前記塵芥積込機構は、前記塵芥投入箱の内部に回転可能に設けられ、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱の側に掻き上げる回転板と、前記塵芥投入箱の内部に前後方向に揺動可能に設けられ、前記回転板が掻き上げた塵芥を前記塵芥収容箱に押し込む押込板とを有する塵芥収集車において、
前記押込板の後面部に、前記押込板の動作に合わせて薬液を噴霧する噴霧ノズルが取り付けられていることを特徴とする塵芥収集車。
【請求項2】
前記噴霧ノズルは、前記押込板の幅方向の中間部に位置し、下方側に向けて薬液を噴霧可能な第1噴霧ノズルと、前記押込板の幅方向の両端部に位置し、前記押込板の幅方向の両端部と塵芥投入箱の両側部内面との間の隙間に薬液を噴霧可能な第2噴霧ノズルとを備えている請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記第2噴霧ノズルは、その中心線が前記第1噴霧ノズルの中心線に対して前記押込板の側に傾斜するように配置されている請求項2に記載の塵芥収集車。
【請求項4】
前記噴霧ノズルは、前記押込板の押し込み動作に合わせて薬液を噴霧する請求項1から3の何れか一項に記載の塵芥収集車。
【請求項5】
前記噴霧ノズルによる薬液の噴霧エリアを後方側から遮蔽可能なカーテンが設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の塵芥収集車。
【請求項6】
前記カーテンは、前記押込板の後面部に吊設されたシート材で構成される請求項5に記載の塵芥収集車。
【請求項7】
前記薬液が抗ウィルス薬剤を含む請求項1から6の何れか一項に記載の塵芥収集車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後部に装着された塵芥投入箱と、塵芥投入箱に設けられた塵芥積込機構とを備えた塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の塵芥収集車では、収集物である塵芥(生ゴミ等)から発生する臭気を低減するために、塵芥投入箱の内部や塵芥投入口付近に設けた噴霧ノズルから、消臭剤や芳香剤を含む薬液を噴霧することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、塵芥投入箱の内部に配置した供給管にメイン噴射ノズルと補助噴射ノズルとを設け、塵芥の積込作業を終えて、後部扉を閉じた状態で、塵芥投入箱の側壁内面に向けてメイン噴射ノズルから液体消臭剤を噴射すると共に、後部扉の内面又は回転板や押込板に向けて補助噴射ノズルから液体消臭剤を噴射することが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、塵芥投入口の上部に噴霧ノズルを設け、塵芥投入口に向けて噴霧ノズルから消臭液を噴霧することが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、塵芥投入口の側部に噴霧ノズルを設け、塵芥投入口に向けて噴霧ノズルから香料を噴霧することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2018-87084号公報
【特許文献2】特開2002-128203号公報
【特許文献3】特開2021-134053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
塵芥収集時に、塵芥投入箱に投入されたごみ袋等が塵芥積込機構の積込動作を受けて破裂し、ごみ汁やその飛沫が発生することがある。しかし、特許文献1では、塵芥の積込作業を終え、後部扉を閉じた状態で、塵芥投入箱の側壁内面等に向けて薬液を噴霧するので、積込動作時におけるごみ汁やその飛沫に対して薬液を噴霧することはできない。また、特許文献2、3では、塵芥投入口に向けて薬液を噴霧しており、積込動作におけるごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧することはできない。
【0008】
本発明の主たる課題は、塵芥積込機構の積込動作時に発生するごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧することができる構成を備えた塵芥収集車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後部に装着された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に設けられた塵芥積込機構とを備え、前記塵芥積込機構は、前記塵芥投入箱の内部に回転可能に設けられ、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱の側に掻き上げる回転板と、前記塵芥投入箱の内部に前後方向に揺動可能に設けられ、前記回転板が掻き上げた塵芥を前記塵芥収容箱に押し込む押込板とを有する塵芥収集車において、前記押込板の後面部に、前記押込板の動作に合わせて薬液を噴霧する噴霧ノズルが取り付けられていることを特徴とする塵芥収集車を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、塵芥積込機構の積込動作時に発生するごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る塵芥収集車の塵芥収容箱及びその周辺部と、塵芥収容箱の後 方開口部に装着された塵芥投入箱とを示す側面図である。
図2】塵芥投入箱及びその周辺部を示す断面図である。
図3図2の一部拡大図である。
図4】塵芥投入箱の内部(カーテンを外した状態)を後方から見た図である。
図5】塵芥投入箱の内部(カーテンを付けた状態)を後方から見た図である。
図6】塵芥投入箱に塵芥を投入したときの状態を示す図である。
図7】回転板が回転し、押込板が後方側に最大限揺動した状態を示す図である。
図8】回転板による塵芥の掻き上げ動作が完了し、押込板が押し込み動作を開始した状態を示す図である。
図9】押込板が前方側に最大限揺動した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
【0013】
図1は、実施形態に係る塵芥収集車の塵芥収容箱1及びその周辺部と、塵芥収容箱1の後方開口部に装着された塵芥投入箱2とを示している。塵芥収容箱1は、塵芥収集車のシャーシ(図示省略)にシャーシフレーム4を介して搭載される。塵芥収容箱1の前方にはキャビンが在るが、図示を省略している。
【0014】
塵芥投入箱2の後部に、塵芥投入口2aと、塵芥投入口2aを開閉する後部扉2bが設けられている。また、塵芥投入箱2の内部に、塵芥積込機構5が設けられている。
【0015】
この実施形態において、塵芥積込機構5は、回転板5aと押込板5bとを有する回転式の塵芥積込機構である。回転板5aは、塵芥投入箱2の内部に回転可能に設けられ、塵芥投入口2aから塵芥投入箱2に投入された塵芥を塵芥収容箱1の側に掻き上げる機能を有する。また、押込板5bは、塵芥投入箱2の内部に前後方向に揺動可能に設けられ、回転板5aが掻き上げた塵芥を塵芥収容箱1に押し込む機能を有する。
【0016】
図2図4に示すように、押込板5bの後面部に、薬液を噴霧する噴霧ノズル6が取り付けられている。この実施形態において、噴霧ノズル6は、押込板5bの幅方向の中間部に位置する複数、例えば2つの第1噴霧ノズル6aと、押込板5bの幅方向の両端部に位置する2つの第2噴霧ノズル6bとを備えている(図4を参照)。第1噴霧ノズル6aと第2噴霧ノズル6bは、それぞれ、押込板5bの幅方向に延びるノズル管7に着脱可能に接続される。また、ノズル管7は、押込板5bの後面部に固定された取付部材8に取付具9(ブラケット9a及び固定具9b)を介して取り付けられ(図3を参照)、樹脂ホース、ゴムホース、フレキ管等のフレキシブルな管材からなる薬液管10を介して、図1に示す薬液ポンプ、例えば電動薬液ポンプ11に接続される。電動薬液ポンプ11は制御部11aによって制御され、電動薬液ポンプ11が作動すると、薬液タンク12に貯留された薬液が薬液管10を経由してノズル管7に圧送され、ノズル管7に接続された第1噴霧ノズル6aと第2噴霧ノズル6bから霧状に噴出する。この実施形態において、第1噴霧ノズル6aと第2噴霧ノズル6bは、薬液ポンプ11から圧送されてくる薬液を薬液の圧力で霧化して噴出させる、いわゆる1流体ノズルであるが、薬液ポンプ11から圧送されてくる薬液を圧縮空気の空気流で霧化して噴出させる、いわゆる2流体ノズルであってもよい。また、噴霧ノズル6(6a、6b)から噴霧する薬液(薬液タンク12に貯留する薬液)は、主剤として消臭剤や殺菌剤等を配合したものであってもよいが、この実施形態では、主剤として抗ウィルス薬剤を配合した薬液を用いる。この抗ウィルス薬剤を配合した薬液は、人体に無害であることが好ましく、また、消臭成分や殺菌成分等を含んでいてもよい。
【0017】
この実施形態において、第1噴霧ノズル6aは、押込板5bの後面部に沿って下方側に向けて薬液を噴霧し、第2噴射ノズル6bは、押込板5bの幅方向の両端部と塵芥投入箱2の両側部内面との間の隙間Sに薬液を噴霧可能に配置されている(図4を参照)。また、図3に拡大して示すように、第1噴霧ノズル6aと第2噴霧ノズル6bは、それらの中心線6a1、6b1がノズル管7の中心回りに角度θだけ相互にずれ、第2噴霧ノズル6bの中心線6b1が、第1噴霧ノズル6aの中心線6a1に対して押込板2の側に傾斜するように配置されている。
【0018】
さらに、この実施形態では、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧エリアを後方側から遮蔽するカーテン13を設けている(図5も参照)。カーテン13は、樹脂シートやゴムシート、例えば透明な樹脂シートからなるシート材13aを、吊設部材、例えばフック金具13b(13b1及び13b2)を介して取付部材8に吊設することにより構成される。シート材13aの下端は、押込板5bの下端よりも下方側に延在する。尚、カーテン13に代えて、エアーカーテンを設けるようにしても良い。このエアーカーテンは、例えば、塵芥投入口2aの上方又は側方に1又は複数の空気噴出ノズルを配置し、空気噴出ノズルから塵芥投入口2aに向けて圧縮空気を噴出させて気流によるカーテンを生成する構成、あるいは、塵芥投入口2aの上方又は側方に電動ブロアの空気吹出し口を配置し、空気吹出し口から塵芥投入口2aに向けて空気を吹出させて気流によるカーテンを生成する構成とすることができる。
【0019】
噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧は、押込板5bの戻し動作(後方側への揺動)と押し込み動作(前方側への揺動)に合わせて薬液を噴霧するように制御してよいが、この実施形態では、薬液の消費量を低減するために、押込板5bの押し込み動作に合わせて薬液を噴霧するように制御する。この噴霧制御は、例えば、塵芥積込機構5の積込動作を制御する制御部から、押込板5bの動作信号を電動薬液ポンプ11の制御部11aに出力し、制御部11aにより、電動薬液ポンプ11から薬液管10への薬液の供給・停止を切替え制御することにより行う。この切替え制御は、電動薬液ポンプ11の作動・停止を切替えるものであってもよいし、電動薬液ポンプ11を作動させた状態で、電動薬液ポンプ11のアンロード機構等を利用して、薬液管10に対する薬液の供給・停止を切替えるものであってもよい。また、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧は、連続的な噴霧であってもよいし、間欠的な噴霧であってもよい。
【0020】
図6図9は、塵芥積込機構5による塵芥Gの積込動作と、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧タイミングとの関係を模式的に示している。
【0021】
図6は、塵芥投入箱2の後部扉2bを開け、塵芥投入口2aから塵芥投入箱2に塵芥Gを投入したときの状態を示している。塵芥Gの投入時、回転板5aは、塵芥Gと接触する掻上面2a1が上方に向いた略水平姿勢で停止し、押込板5bは、最も前方側(塵芥収容箱1の側)に揺動した傾斜姿勢で停止している。この状態で、塵芥積込機構5を作動させると、先ず回転板5aが同図で右回りに回転する。そして、回転板5aが干渉しない位置まで回転した後に、押込板5bが後方側に揺動する。
【0022】
図7に示すように、押込板5bは、後方側に最大限揺動した後、その位置で停止して待機する。回転板5aは、そのまま回転を続けて、塵芥Gの掻き上げ動作に入る。塵芥投入箱2投入された塵芥Gは、回転する回転板5aの掻上面5a1で圧縮されつつ塵芥収容箱1の側に掻き上げられる。
【0023】
図8は、回転板5aによる塵芥Gの掻き上げ動作が完了し、押込板5bが押し込み動作を開始した状態を示している。回転板5aは、塵芥Gを塵芥収容箱1の後方開口部の近くまで掻き上げて、掻上面5a1が上方に向いた略水平姿勢で停止する。この状態で押込板5bが前方側に揺動して、回転板5aの掻上面5a1上に掻き上げられた塵芥Gを塵芥収容箱1に押し込んでゆく。また、押込板5bの押し込み動作の開始(押込板5bの前方側への揺動開始)と同時に、あるいは、その直前又は直後に、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧が開始される。
【0024】
図9に示すように、押込板5bが前方側に最大限揺動すると、回転板5aの掻上面5a1上に掻き上げられた塵芥Gは、すべて塵芥収容箱1に押し込まれる。噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧は、押込板5bが押し込み動作を行っている間(押込板5bが前方側に揺動している間)、継続して行われ、押込板5bの押し込み動作の完了(押込板5bが前方側に最大限揺動)と同時に、あるいは、その直前又は直後に、停止される。
【0025】
この実施形態では、抗ウィルス薬剤を含む薬液を押込板5bの動作に合わせて噴霧可能な噴霧ノズル6を、押込板5bの後面部に取り付けると共に、噴霧ノズル6を、押込板5bの幅方向の中間部に位置し、下方側に向けて薬液を噴霧可能な第1噴霧ノズル6aと、押込板5bの幅方向の両端部に位置し、押込板5bの幅方向の両端部と塵芥投入箱2の両側部内面との間の隙間Sに薬液を噴霧可能な第2噴霧ノズル6bとで構成しているので、塵芥積込機構5の積込動作時に発生するごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧して、ウィルスを抑制することができる。これにより、作業者等がウィルスに感染するリスクを低減することができる。
【0026】
特に、この実施形態では、押込板5bの押し込み動作に合わせて薬液を噴霧するように、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧を制御するので、押込板5bの押し込み動作時に、押込板5bの下端部と回転板5aの掻上面5a1との間の隙間や、押込板5bの幅方向の両端部と塵芥投入箱2の両側部内面との間の隙間Sを介して、後方側に漏れ出ようとするごみ汁やその飛沫に対して薬液を効果的に噴霧することができる。また、回転板5aの掻上面5a1に付着したごみ汁やその飛沫に対しても効果的に薬液を噴霧することができ、しかも、回転板5aの掻上面5a1に噴霧された薬液は、次工程で投入される塵芥Gを回転板5aの掻上面5a1で掻き上げる際に、塵芥Gに付着させることができる。さらに、押込板5bの押し込み動作に合わせて薬液を噴霧する構成とすることにより、薬液の消費量を低減することができる。
【0027】
さらに、この実施形態では、噴霧ノズル6(6a、6b)による薬液の噴霧エリアを後方側から遮蔽可能なカーテン13を設けているので、塵芥積込機構5の積込動作時に発生するごみ汁やその飛沫の飛散を抑制することができ、また、塵芥投入口2aから薬液の噴霧エリアに吹き込む風による薬液の飛散も抑制することができる。これにより、薬液の効果的な噴霧と相俟って、作業者等がウィルスに感染するリスクをより一層低減することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 塵芥収容箱
2 塵芥投入箱
5 塵芥積込機構
5a 回転板
5b 押込板
6 噴霧ノズル
6a 第1噴霧ノズル
6a1 中心線
6b 第2噴霧ノズル
6b1 中心線
13 カーテン
13a シート材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9