(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132257
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/04 20120101AFI20230914BHJP
G05B 19/418 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
G06Q50/04
G05B19/418 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037478
(22)【出願日】2022-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山長 誠
(72)【発明者】
【氏名】三輪 洸介
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【テーマコード(参考)】
3C100
5L049
【Fターム(参考)】
3C100AA08
3C100AA16
3C100AA18
3C100AA36
3C100AA45
3C100BB05
3C100BB12
3C100BB36
3C100BB39
3C100EE14
5L049CC03
(57)【要約】
【課題】製品を製造する場合に製造工程でのロスを加味した原材料の所要量を自動算出することが可能な製造管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施の形態に係る製造管理装置は、親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタと、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画手段と、前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出手段と、を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備えた製造管理装置であって、
前記制御部は、
親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、
納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画手段と、
前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出手段と、
を備えたことを特徴とする製造管理装置。
【請求項2】
前記所要量算出手段は、さらに、算出した所要量に基づいて、納期別に、各払出商品について、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成することを特徴とする請求項1に記載の製造管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、さらに、
入荷予定日、商品、発注数を含む発注データと、
商品、現在庫数を含む現在庫データと、
にアクセス可能に構成されており、
表示部に表示される照会画面において、指定される商品について、前記製造指示データ、前記発注データ、及び前記現在庫データを参照して、受払予定日と、現在庫、製造指示、又は発注を示すデータ種別と、受払予定数と、予定在庫数と、を含む予定在庫データを作成して表示出力する予定在庫照会手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の製造管理装置。
【請求項4】
前記予定在庫照会手段は、前記予定在庫データを作成する場合は、
データ種別が「現在庫」のレコードを上段に作成し、前記製造指示データの払出予定日と前記発注データの入荷予定日が古い順から順に、データ種別が「製造指示」、「発注」のレコードを順番に作成し、
データ種別が「現在庫」のレコードについては、前記現在庫データを取得し、受払予定日及び受払予定数を空白とし、予定在庫数を現在庫数に設定し、
データ種別が「製造指示」のレコードについては、前記製造指示データを取得し、受払予定日を払出予定日とし、受払予定数をマイナスの所要量とし、予定在庫数を、払出予定日時点の予定在庫数から所要量を減算した値に設定し、
データ種別が「発注」のレコードについては、前記発注データを取得し、受払予定日を入荷予定日とし、受払予定数を発注数とし、予定在庫数を、入荷予定日時点の予定在庫数に発注数を加算した値に設定することを特徴とする請求項3に記載の製造管理装置。
【請求項5】
前記製造工程で生じるロスは、配管ロスを含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の製造管理装置。
【請求項6】
制御部を備えた情報処理装置で実行される製造管理方法であって、
前記制御部は、
親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、
前記制御部において実行される、
納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画工程と、
前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出工程と、
を含むことを特徴とする製造管理方法。
【請求項7】
制御部を備えた情報処理装置が実行するための製造管理プログラムであって、
前記制御部は、
親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、
前記制御部において、
納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画工程と、
前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出工程と、
を実行するための製造管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ドレッシングを製造するときにタンクから配管を使って油を使用する際、毎日配管を清掃しているため、当日初回製造時は配管分の使用量をロスする。従来、製造管理システムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、製品(親商品)を製造する場合に製造工程でのロスを加味した原材料(払出商品)の所要量を自動算出することに関して、何ら記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、製品を製造する場合に製造工程でのロスを加味した原材料の所要量を自動算出することが可能な製造管理装置、製造管理方法、及び製造管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた製造管理装置であって、前記制御部は、親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画手段と、前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記所要量算出手段は、さらに、算出した所要量に基づいて、納期別に、各払出商品について、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成することにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、入荷予定日、商品、発注数を含む発注データと、商品、現在庫数を含む現在庫データと、にアクセス可能に構成されており、表示部に表示される照会画面において、指定される商品について、前記製造指示データ、前記発注データ、及び前記現在庫データを参照して、受払予定日と、現在庫、製造指示、又は発注を示すデータ種別と、受払予定数と、予定在庫数と、を含む予定在庫データを作成して表示出力する予定在庫照会手段を備えることにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記予定在庫照会手段は、前記予定在庫データを作成する場合は、データ種別が「現在庫」のレコードを上段に作成し、前記製造指示データの払出予定日と前記発注データの入荷予定日が古い順から順に、データ種別が「製造指示」、「発注」のレコードを順番に作成し、データ種別が「現在庫」のレコードについては、前記現在庫データを取得し、受払予定日及び受払予定数を空白とし、予定在庫数を現在庫数に設定し、データ種別が「製造指示」のレコードについては、前記製造指示データを取得し、受払予定日を払出予定日とし、受払予定数をマイナスの所要量とし、予定在庫数を、払出予定日時点の予定在庫数から所要量を減算した値に設定し、データ種別が「発注」のレコードについては、前記発注データを取得し、受払予定日を入荷予定日とし、受払予定数を発注数とし、予定在庫数を、入荷予定日時点の予定在庫数に発注数を加算した値に設定することにしてもよい。
【0010】
また、前記製造工程で生じるロスは、配管ロスを含むことにしてもよい。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される製造管理方法であって、前記制御部は、親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において実行される、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画工程と、前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置が実行するための製造管理プログラムであって、前記制御部は、親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタにアクセス可能に構成されており、前記制御部において、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画工程と、前記生産計画データ及び前記製造構成マスタに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、前記生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量算出工程と、を実行するための製造管理プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、製品を製造する場合に製造工程でのロスを加味した原材料の所要量を自動算出することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本実施の形態に係る製造管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、製造構成マスタの構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、本実施形態に係る製造管理装置の制御部の全体の処理の概略の一例を示すフロー図である。
【
図4】
図4は、本実施形態に係る製造管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【
図5】
図5は、本実施形態に係る製造管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【
図6】
図6は、本実施形態に係る製造管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
例えば、ドレッシングを製造するときにタンクから配管を使って油を使用する際、毎日配管を清掃しているため、当日初回製造時は配管分の使用量をロスする。
【0017】
そのため、例えば、ドレッシングの製造に1000kgのサラダ油を使って3回製造する場合でも、配管ロスが10kgある場合はその日の使用量は3010kgとする必要がある。
【0018】
従来、所要量計算時に配管ロスを加味することができず、実績登録時に初めてロス分を計上していた。このため、原料の使用予定数は常に配管ロス分が少なく、発注検討時は多めに発注する必要があり、発注作業が属人化していた。
【0019】
そこで、本実施の形態では、配管ロスは製造予定数に関わらず、一定数発生する特徴を所要量計算に適用することで、配管ロスを加味した所要量をシステムで自動算出可能とした。
【0020】
これにより、原料の所要量を正確に算出することにより発注検討の精度向上及び配管ロスを自動的に加味することによる発注検討業務の属人化を解消した。
【0021】
以下の説明では、製品を製造する際に製造工程での原材料のロスの一例して、ドレッシングを製造する際に、サラダ油の配管ロスがある場合を一例として説明するが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、配管ロス、揮発、付着等の製造工程(設備)の仕様上一定量の原材料を消費(ロス)するような製造全般に適用可能である。
【0022】
[2.構成]
図1を参照して、本実施形態に係る製造管理装置100の構成の一例について説明する。
図1は、製造管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
製造管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、製造管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0024】
製造管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。製造管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0025】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、製造管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、製造管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0026】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及び、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112又はマウス112として記載する場合がある。また、モニタ114に情報を表示して、ユーザが入力装置112を操作すること等を、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
【0027】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、製造構成マスタ106aと、データファイル106b等を備えている。
図2は、製造構成マスタ106aの構成例を示す図である。
【0028】
製造構成マスタ106aは、
図2に示すように、親商品コード、親商品名、当該親商品を構成する払出商品の払出商品コード及び払出商品名、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロス(例えば、製造設備の仕様上一定量発する原材料(払出商品)のロス)を補填するための追加配合量を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
【0029】
データファイル106bは、生産計画データ、製造指示データ、現在庫データ、発注データ、予定在庫データ等の各種データを格納するためのファイルである。
【0030】
生産計画データは、納期、商品コード、商品名、計画数を含んでいてもよい。
【0031】
製造指示データは、払出予定日、払出商品コード、払出商品名、所要量を含んでいてもよい。
【0032】
現在庫データは、商品コード、商品名、現在庫数を含んでいてもよい。
【0033】
発注データは、入荷予定日、商品コード、商品名、発注数を含んでいてもよい。
【0034】
予定在庫データは、行、受払予定日、データ種別、商品コード、商品名、受払予定数、予定在庫数を含んでいてもよい。
【0035】
制御部102は、製造管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0036】
制御部102は、記憶部106に格納されている、製造構成マスタ106a及びデータファイル106b等にアクセス可能に構成されている。なお、製造構成マスタ106aと、データファイル106bは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
【0037】
制御部102は、機能概念的に、生産計画部102aと、所要量計算部102bと、予定在庫照会部102cと、発注部102dと、在庫管理部102eと、マスタメンテ部102fと、画面表示制御部102gと、を備えている。
【0038】
生産計画部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0039】
所要量計算部102bは、生産計画データ及び製造構成マスタ106aに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、生産計画データの計画数×(製造構成マスタ106aの構成分子÷製造構成マスタ106aの構成分母)+製造構成マスタ106aの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0040】
予定在庫照会部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の照会画面上でのオペレータの操作に応じて、指定される商品について、製造指示データ、発注データ、及び現在庫データを参照して、受払予定日と、製造指示データ、発注データ、又は現在庫データを示すデータ種別と、受払予定数と、予定在庫数と、を含む予定在庫データを表示出力し、また、データファイル106bに登録する。
【0041】
この場合、予定在庫照会部102cは、予定在庫データを作成する場合は、データ種別が「現在庫」のレコードを上段に作成し、製造指示データの払出予定日と発注データの入荷予定日が古い順から順に、データ種別が「製造指示」、「発注」のレコードを順番に作成し、データ種別が「現在庫」のレコードについては、前記現在庫データを取得し、受払予定日及び受払予定数を空白とし、予定在庫数を現在庫数に設定し、データ種別が「製造指示」のレコードについては、前記製造指示データを取得し、受払予定日を払出予定日とし、受払予定数をマイナスの所要量とし、予定在庫数を、払出予定日時点の予定在庫数から所要量を減算した値に設定し、データ種別が「発注」のレコードについては、前記発注データを取得し、受払予定日を入荷予定日とし、受払予定数を発注数とし、予定在庫数を、入荷予定日時点の予定在庫数に発注数を加算した値に設定することにしてもよい。
【0042】
発注部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上での担当者タの操作に応じて、発注データを入力して、データファイル106bに登録する。
【0043】
在庫管理部102eは、商品の払出(出荷)又は入荷の際に、データファイル106bの現在庫データを更新する。
【0044】
マスタメンテ部102fは、例えば、モニタ114に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、製造構成マスタ106aに対して、データの入力・追加・変更・更新等の設定を行う。画面表示制御部102gは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、各種入力画面、照会画面、マスタメンテ画面等)の表示及びその入力を制御する。
【0045】
[3.具体例]
図1~
図6を参照して、本実施の形態における製造管理装置100の制御部102の処理の具体例について説明する。
【0046】
(3-1.全体の処理)
図3は、本実施の形態における製造管理装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。
【0047】
図3を参照して、本実施の形態における製造管理装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明する。
図3において、生産計画部102aは、生産計画処理を実行する(ステップS1)。具体的には、生産敬作処理では、生産計画部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0048】
所要量計算部102bは、所要量計算処理を実行する(ステップS2)。具体的には、所要量計算処理では、所要量計算部102bは、生産計画データ及び製造構成マスタ106aに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、生産計画データの計画数×(製造構成マスタ106aの構成分子÷製造構成マスタ106aの構成分母)+製造構成マスタ106aの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0049】
予定在庫照会部102cは、予定在庫照会処理を実行する(ステップS3)。具体的には、予定在庫照会処理では、予定在庫照会部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の照会画面上でのオペレータの操作に応じて、指定される商品について、製造指示データ、発注データ、及び現在庫データを参照して、受払予定日と、製造指示データ、発注データ、又は現在庫データを示すデータ種別と、受払予定数と、予定在庫数と、を含む予定在庫データを表示出力し、また、データファイル106bに登録する。
【0050】
これにより、担当者は、予定在庫データを参照して、発注時期や数量を検討することができる。
【0051】
(3-2.サンプルデータ)
図4~
図6は、本実施の形態における製造管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図4~
図8を参照して、本実施の形態における製造管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。
【0052】
(マスタメンテ処理)
図4を参照して、マスタメンテ処理の具体例を説明する。マスタメンテ部102hは、例えば、モニタ114に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作等に応じて、製造構成マスタ106aにデータを設定する。
【0053】
図4は、製造構成マスタ106aのデータ例を示す図である。
図4は、ドレッシングを1000本作る場合に、必要なレシピ情報を登録した例を示している。ここでは、サラダ油のみ生産量に関わらず100kgの配管ロスが発生する場合を説明する。製造構成マスタ106aは、親商品コード、親商品名、払出商品コード、払出商品名、構成分子、構成分母、追加配合量の項目を備えている。
【0054】
図4に示す例では、1行目は、親商品コード「S01」、親商品名「ドレッシング」、払出商品コード「G01」、払出商品名「卵」、構成分子「100kg」、構成分母「1,000本」、追加配合量「0」となっている。ドレッシングを1本作成するのに、0.10kg(=100kg÷1,000本)の原料(卵)が必要となる。
【0055】
3行目は、親商品コード「S01」、親商品名「ドレッシング」、払出商品コード「G03」、払出商品名「サラダ油」、構成分子「300kg」、構成分母「1,000本」、追加配合量「100kg」となっている。ドレッシングを1本作成するのに、0.30kg(=300kg÷1,000本)の原料(サラダ油)が必要となる。サラダ油は100kgの配管ロスが発生するので、追加配合量を「100kg」に設定している。
【0056】
(S1:生産計画処理)
図5(A)を参照して、生産計画処理の具体例を説明する。生産計画部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0057】
図5(A)は、生産計画データのデータ例を示している。生産計画データは、納期、商品コード、商品名、計画数の項目を備えている。
図5(A)に示す例では、1行目は、納期「2022/1/10」、商品コード「S01」、商品名「ドレッシング」、計画数「2,000kg」、2行目は、納期「2022/1/17」、商品コード「S01」、商品名「ドレッシング」、計画数「6,000kg」となっている。
【0058】
(S2:所要量計算処理)
図5(B)を参照して、所要量計算処理の具体例を説明する。所要量計算部102bは、生産計画データ及び製造構成マスタ106aに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、生産計画データの計画数×(製造構成マスタ106aの構成分子÷製造構成マスタ106aの構成分母)+製造構成マスタ106aの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成してデータファイル106bに登録する。
【0059】
各払出商品の所要量は、生産計画データの計画数×(製造構成マスタ106aの構成分子÷製造構成マスタ106aの構成分母)+製造構成マスタ106aの追加配合量で算出する。従来の所要量計算では、計画数に応じて所要量が一定量増加する仕組みが一般的だが、本発明では、上述したように、「計画数」の増減に関わらず「追加配合量」を一定数加算することにより配管ロスを計算式として表現している。
【0060】
図5(B)は、製造指示データのデータ例を示している。製造指示データは、払出予定日、払出商品コード、払出商品名、所要量の項目を備えている。
図5(B)に示す例では、3行目は、払出予定日「2022/1/10」、払出商品コード「G03」、払出商品名「サラダ油」、所要量「700kg」となっている。サラダ油の所要量「700kg」は、生産計画データの計画数「2000」×(製造構成マスタ106aの構成分子「300」÷製造構成マスタ106aの構成分母「1000」)+製造構成マスタ106aの追加配合量「100」で算出する。
【0061】
また、8行目は、払出予定日「2022/1/17」、払出商品コード「G03」、払出商品名「サラダ油」、所要量「1,900kg」となっている。サラダ油の所要量「1,900」は、生産計画データの計画数「6000」×(製造構成マスタ106aの構成分子「300」÷製造構成マスタ106aの構成分母「1000」)+製造構成マスタ106aの追加配合量「100」で算出する。
【0062】
(S3:予定在庫照会処理)
図6を参照して、予定在庫照会処理の具体例を説明する。予定在庫照会部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の照会画面上でのオペレータの操作に応じて、指定される商品について、製造指示データ、発注データ、及び現在庫データを参照して、受払予定日と、製造指示データ、発注データ、又は現在庫データを示すデータ種別と、受払予定数と、予定在庫数と、を含む予定在庫データを表示出力し、また、データファイル106bに登録する。
【0063】
予定在庫照会処理では、現在庫データと受払予定(製造指示データ及び発注データ)を参照し、予定在庫数を算出する。ここでは、サラダ油について予定在庫照会する場合を説明する。予定在庫数は、受払予定在庫数の開始点を(1)現在庫データより取得し、払出予定数を(2)製造指示データより取得し、受入予定数を(3)発注データより取得する。
【0064】
図6(A)は、現在庫データのデータ例を示している。現在庫データは、商品コード、商品名、現在庫数の項目を備えている。
図6(A)に示す例では、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、現在庫数「2,000kg」となっている。
【0065】
図6(B)は、製造指示データのデータ例を示しており、
図5(B)の製造指示データからサラダ油を抽出したものとなっている。
【0066】
図6(C)は、発注データのデータ例を示している。発注データは、入荷予定日、商品コード、商品名、発注数の項目を備えている。
図6(C)に示す例では、入荷予定日「2022/1/15」、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、発注数「1,000kg」となっている。
【0067】
図6(D)は、予定在庫照会で確認できるサラダ油の予定在庫データのデータ例を示している。予定在庫データは、行、受払予定日、データ種別、商品コード、商品名、受払予定数、予定在庫数の項目を備えている。予定在庫データの作成及び予定在庫数の算出について説明する。現在庫のレコードを上段(1行目)に作成し、製造指示データの払出予定日と発注データの入荷予定日が古い順から受払予定日として、製造指示、発注のレコードを順番に作成する。
【0068】
(1)データ種別=「現在庫」のレコードについては、現在庫データより取得する。予定在庫算出時の開始点となるため、受払予定日は空白とし、予定在庫データの上段(1行目)に設定する。
(2)データ種別=「製造指示」のレコードについては、製造指示データより払出予定日(製造開始日)に使用する所要量を表示し、受払予定日=払出予定日とする。また、受払予定日(製造開始日)時点の予定在庫に対し、所要量の減算を行う。
(3)データ種別=「発注」のレコードについては、発注データより入荷予定日に使用する発注数を表示し、受払予定日=入荷予定日とする。また、入荷予定日時点の予定在庫に対して発注数の加算を行う。
【0069】
図6(D)に示す例では、1行目は、受払予定日「 」、データ種別「現在庫」、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、受払予定数「 」、予定在庫数「2,000kg」となっている。(1)現在庫データ(現在庫数「2,000kg」)を取得し、予定在庫算出時の開始点として受払日予定日を空白とし、また、受払予定数を空白とし、予定在庫数に、現在庫数「2,000kg」を設定する。
【0070】
2行目は、受払予定日「2022/1/10」、データ種別「製造指示」、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、受払予定数「-700kg」、予定在庫数「1,300kg」となっている。(2)払出予定日「2022/1/10」の製造指示データを取得し、受払予定日=払出予定日「2022/1/10」とし、受払予定数をマイナスの所要量「-700kg」とし、予定在庫数を、払出予定日(製造開始日)時点の予定在庫数「2000kg」-所要量「700kg」=「1,300kg」に設定する。
【0071】
3行目は、受払予定日「2022/1/15」、データ種別「発注」、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、受払予定数「1,000kg」、予定在庫数「2,300kg」となっている。(3)入荷予定日「2022/1/15」の発注データを取得し、受払予定日=入荷予定日「2022/1/15」とし、受払予定数を発注数「1000kg」とし、予定在庫数を、入荷予定日時点の予定在庫数「1,300kg」+発注数「1,000kg」=「1,300kg」に設定する。
【0072】
4行目は、受払予定日「2022/1/17」、データ種別「製造指示」、商品コード「G03」、商品名「サラダ油」、受払予定数「-1,900kg」、予定在庫数「400kg」となっている。(2)払出予定日「2022/1/17」の製造指示データを取得し、受払予定日=払出予定日「2022/1/17」とし、受払予定数をマイナスの所要量「-1,900kg」とし、予定在庫数を、払出予定日(製造開始日)時点の予定在庫数「2,300kg」-所要量「1,900kg」=「400kg」に設定する。
【0073】
このように、製造指示データの「所要量」が配管ロスを加味して算出されるため、予定在庫データの「受払予定数」を正確に算出できるため、専門的なスキルを持たない人でも、「予定在庫数」を正確に把握できる。
【0074】
これにより、担当者は、予定在庫データを参照して、発注時期や数量を検討することができる。発注部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上での担当者の操作に応じて、発注データを入力して、データファイル106bに登録する。
【0075】
以上説明したように、本実施の形態によれば、親商品、当該親商品を構成する払出商品、当該払出商品の数量である構成分子、当該親商品の総量である構成分母、製造工程で生じるロスを補填するための追加配合量を関連づけて登録した製造構成マスタ106aと、納期、商品、計画数を含む生産計画データを作成する生産計画部102aと、生産計画データ及び製造構成マスタ106aに基づいて、納期別に、親商品を構成する各払出商品について、生産計画データの計画数×(前記製造構成マスタの構成分子÷前記製造構成マスタの構成分母)+前記製造構成マスタの追加配合量により所要量を算出し、払出予定日、払出商品、所要量を含む製造指示データを作成する所要量計算部102bと製品を製造する場合に製造工程でのロスを加味した原材料の所要量を自動算出することが可能となる。
【0076】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0077】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0078】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0079】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0080】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0081】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0082】
また、製造管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0083】
例えば、製造管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて製造管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0084】
また、このコンピュータプログラムは、製造管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
【0085】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0086】
また、「プログラム」とは、任意の言語又は記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成及び読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0087】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0088】
また、製造管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータ又はワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、製造管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0089】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0090】
100 製造管理装置
102 制御部
102a 生産計画部
102b 所要量計算部
102c 予定在庫照会部
102d 発注部
102e 在庫管理部
102f マスタメンテ部
102g 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 製造構成マスタ
106b データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク