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  • 特開-基板の検出方法及びロードポート 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132455
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】基板の検出方法及びロードポート
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/677 20060101AFI20230914BHJP
【FI】
H01L21/68 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037793
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000002059
【氏名又は名称】シンフォニアテクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000992
【氏名又は名称】弁理士法人ネクスト
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 圭悟
(72)【発明者】
【氏名】宮下 裕司
(72)【発明者】
【氏名】安田 克己
(72)【発明者】
【氏名】落合 光敏
【テーマコード(参考)】
5F131
【Fターム(参考)】
5F131AA02
5F131BA03
5F131BA04
5F131BA11
5F131BA19
5F131CA53
5F131DA23
5F131DA43
5F131DD03
5F131DD22
5F131DD94
5F131HA04
5F131KA14
5F131KB05
5F131KB52
(57)【要約】
【課題】容器内の基板の収容状態を正確に検出することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】ウエハWの検出方法は、FOUP7内のスロットSLに収容されたウエハWを上方から撮像して得られた第1撮像データと、同ウエハWを下方から撮像して得られた第2撮像データとに基づいて、ウエハWについてダブルウエハであることを検出する。ウエハWがダブルウエハである場合、上側のウエハWAが下側のウエハWBより飛び出している状態と、逆に下側のウエハWBが上側のウエハWAより飛び出している状態とが考えられるが、いずれの状態であっても、第1撮像データと第2撮像データのうち、少なくともいずれか一方には、上側のウエハWAと下側のウエハWBがともに写ることになる。したがって、第1撮像データ及び第2撮像データに基づいて、例えば画像解析することにより、各ウエハWに対してダブルウエハを正確に検出することができる。
【選択図】 図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器内のスロットに収容された基板を第1の高さから撮像して得られた第1撮像データと、前記同基板を第2の高さから撮像して得られた第2撮像データとに基づいて、前記基板の収容状態を検出する、基板の検出方法。
【請求項2】
前記第1撮像データは、撮像対象の基板の収容位置から前記容器内でばらつく範囲内の上限以内までの位置で撮像して得られたものであり、
前記第2撮像データは、撮像対象の基板の収容位置から前記容器内でばらつく範囲内の下限以内までの位置で撮像して得られたものである、
請求項1に記載の基板の検出方法。
【請求項3】
前記第1撮像データは、撮像対象の基板より所定段前に収容された基板の収容位置で撮像して得られたものであり、
前記第2撮像データは、撮像対象の基板より前記所定段後に収容された基板の収容位置で撮像して得られたものである、
請求項1に記載の基板の検出方法。
【請求項4】
前記第1及び第2撮像データは、前記容器に設けられた開口部を閉塞する閉塞位置と前記開口部を開放する開放位置との間で昇降移動する扉部に一体的に設けられた撮像装置により撮像して得られたものであり、
前記撮像装置の撮像位置は、前記扉部が昇降移動しているときに検知した前記扉部のための位置情報に基づいて算出する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の基板の検出方法。
【請求項5】
容器内のスロットに収容された基板の収容状態を検出する基板の検出方法であって、
第1の高さから前記基板を撮像し、第1撮像データを取得するステップと、
第2の高さから前記同基板を撮像し、第2撮像データを取得するステップと、
前記第1及び第2撮像データに写った前記基板の枚数を検知するステップと、
前記第1及び第2撮像データに写った前記基板の枚数に異常があるか否かを判断するステップと、
を含む基板の検出方法。
【請求項6】
基板を多段に収容する容器と、
前記容器内に収容された基板を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置を制御することにより、前記基板を第1の高さから撮像するとともに前記同基板を第2の高さから撮像し、それぞれ第1及び第2撮像データとして前記撮像装置から取得し、取得した前記第1及び第2撮像データに基づいて、前記基板の収容状態を検出するコントローラと、
を備えたロードポート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、容器内に収容された半導体基板(以下「基板」と略す)を検出する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板の一例である複数のウエハを多段に収容する容器内に連通する開口部を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で昇降移動するドア部に一体的に設けられ、ウエハの状態を検出するマッピングセンサを備え、マッピングセンサは、ウエハに向けて撮像用の光を照射する発光部と、発光部によって照明された照明領域内を撮像して撮像画像を取得する撮像部を有するロードポートが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-102753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のロードポートでは、容器内に収容された各基板をマッピングセンサによって撮像するときに、容器内における各基板の上下方向の収容位置のばらつきを考慮していないので、実際には1スロットに2枚の基板(「ダブルの状態」ともいう)が収容されているにも拘わらず、単体で収容されていると判断してしまうことがある。
【0005】
図9は、ウエハを容器内に収容するためのスロットSLの取付位置にばらつきがあり、カメラ20の撮像位置が被撮影対象のウエハの位置より上方にずれている状態を示している。この状態でカメラ20がダブルウエハになっているウエハW3を撮像すると、下側のウエハW3Bが上側のウエハW3Aの陰に隠れ、撮像画像には、上側のウエハW3Aのみが写ることになる。したがって、この撮像画像に対して画像解析を行うと、ウエハW3は、容器内に単体で収容されていると判断され、判断に誤りが生ずることになる。
【0006】
本願は、容器内の基板の収容状態を正確に検出することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本願の基板の検出方法は、容器内のスロットに収容された基板を第1の高さから撮像して得られた第1撮像データと、同基板を第2の高さから撮像して得られた第2撮像データとに基づいて、基板の収容状態を検出することを特徴とする。
【0008】
基板がダブルの状態である場合、上側の基板が下側の基板より飛び出している状態と、逆に下側の基板が上側の基板より飛び出している状態とが考えられるが、いずれの状態であっても、第1撮像データと第2撮像データのうち、少なくともいずれか一方には、上側の基板と下側の基板がともに写ることになる。したがって、第1撮像データ及び第2撮像データに基づいて、例えば画像解析することにより、基板の収容状態、特にダブルの状態を正確に検出することができる。
【0009】
また、第1撮像データは、撮像対象の基板の収容位置から容器内でばらつく範囲内の上限以内までの位置で撮像して得られたものであり、第2撮像データは、撮像対象の基板の収容位置から容器内でばらつく範囲内の下限以内までの位置で撮像して得られたものであ
るようにしてもよい。
【0010】
これにより、第1撮像データと第2撮像データとは、同じ基板を、高さを変えて撮像して得られたものとなって、第1撮像データ及び第2撮像データに基づいて基板がダブルの状態であることを正確に検出することができる。
【0011】
また、第1撮像データは、撮像対象の基板より所定段前に収容された基板の収容位置で撮像して得られたものであり、第2撮像データは、撮像対象の基板より所定段後に収容された基板の収容位置で撮像して得られたものであるようにしてもよい。
【0012】
これにより、第1撮像データは、ダブルの状態の検出対象となる基板を上方から撮像して得られたものとなり、第2撮像データは、ダブルの状態の検出対象となる基板を下方から撮像して得られたものとなって、第1撮像データ及び第2撮像データに基づいて基板がダブルの状態であることを正確に検出することができる。
【0013】
また、第1及び第2撮像データは、容器に設けられた開口部を閉塞する閉塞位置と開口部を開放する開放位置との間で昇降移動する扉部に一体的に設けられた撮像装置により撮像して得られたものであり、撮像装置の撮像位置は、扉部が昇降移動しているときに検知した扉部のための位置情報に基づいて算出するようにしてもよい。
【0014】
これにより、撮像装置の撮像位置だけを検知するための特別な手段や方法を用いずに、その撮像位置を知ることができるので、装置の製造コストを抑制しつつ、撮像装置を正確に撮像位置に合わせて撮像することが可能となる。
【0015】
上記目的を達成するため、本願の基板の検出方法は、容器内のスロットに収容された基板の収容状態を検出する基板の検出方法であって、第1の高さから基板を撮像し、第1撮像データを取得するステップと、第2の高さから同基板を撮像し、第2撮像データを取得するステップと、第1及び第2撮像データに写った基板の枚数を検知するステップと、第1及び第2撮像データに写った基板の枚数に異常があるか否かを判断するステップと、を含むことを特徴とする。
【0016】
これにより、基板の収容状態、特にダブルの状態を正確に検出することができるとともに、検出結果に基づいて異常があるか否かの判断まで行うことができる。
【0017】
上記目的を達成するため、本願のロードポートは、基板を多段に収容する容器と、容器内に収容された基板を撮像する撮像装置と、撮像装置を制御することにより、基板を第1の高さから撮像するとともに同基板を第2の高さから撮像し、それぞれ第1及び第2撮像データとして撮像装置から取得し、取得した第1及び第2撮像データに基づいて、基板の収容状態を検出するコントローラと、を備えたことを特徴とする。
【0018】
これにより、基板の収容状態、特にダブルの状態を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本願の一実施形態に係るロードポートの側断面図である。
図2図1の状態よりFOUPの蓋部とともに扉部を下方に移動させた状態を示す側断面図である。
図3図1中のカメラと照明と被撮影対象のウエハとの位置関係の一例を示す図である。
図4図1のロードポートの制御構成を示すブロック図である。
図5図4のコントローラ、特にCPUが実行する第1のダブルウエハ検出処理の手順を示すフローチャートである。
図6図5の第1のダブルウエハの検出処理を実行している様子を示す模式図である。
図7図4のコントローラ、特にCPUが実行する第2のダブルウエハ検出処理の手順を示すフローチャートである。
図8図7の第2のダブルウエハの検出処理を実行している様子を示す模式図である。
図9】従来のロードポートがダブルウエハを検出できない場合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本願の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本願の一実施形態に係るロードポート3の側断面を示している。ロードポート3は、ウエハに対して各種処理を行う半導体製造装置(図示せず)に組み付けられて使用され、複数のウエハを収容するFOUP(Front-Opening Unified Pod)7と半導体製造
装置との間のインターフェース部分の役割を果たしている。なお、各図において、方向に言及するときには、各図に示される矢印の方向を用いるものとする。
【0022】
ロードポート3は、キャスタ及び設置脚の取り付けられる脚部35の後方よりパネル31を垂直に起立させ、このパネル31の約60%程度の高さ位置より前方に向けて水平基部33が設けられている。そして、この水平基部33の上部には、FOUP7を載置するための載置台34が設けられている。
【0023】
FOUP7は、ウエハWを収容するための内部空間Sfを備えた本体71と、ウエハWの搬出入口となるべく本体71の一面に設けられた開口71aを閉止可能な蓋部72とから構成されており、載置台34に正しく載置された場合には蓋部72がパネル31と対向するようになっている。なお、載置台34は、FOUP7を載置した状態で、前後方向に移動することが可能となっている。
【0024】
ロードポート3は開口42を開閉するための開閉機構6を備えている。開閉機構6は、開口42を開閉するための扉部61と、これを支持するための支持フレーム63と、この支持フレーム63をスライド支持手段64を介して前後方向に移動可能に支持する可動ブロック65と、この可動ブロック65をパネル本体31bに対して上下方向に移動可能に支持するスライドレール66を備えている。支持フレーム63は、扉部61の後部下方を支持するものであり、下方に向かって延在した後に、パネル本体31bに設けられたスリット状の挿通孔31dを通過してパネル本体31bの前方に向かって張り出した略クランク状の形状をしている。そして、この支持フレーム63を支持するためのスライド支持手段64、可動ブロック65及びスライドレール66はパネル本体31bの前方に設けられている。
【0025】
さらに、扉部61の前後方向への移動及び上下方向への移動を行わせるためのアクチュエータ5(図4参照)が、各方向毎に設けられており、これらにコントローラ11からの駆動指令を与えることで、扉部61を前後方向及び上下方向に移動させることができるようになっている。
【0026】
扉部61は、FOUP7の蓋部72を開閉するためのラッチ操作や、蓋部72の保持を行うための連結手段(図示せず)を備えている。この連結手段では、蓋部72の吸着を行うことで蓋部72を開放可能な状態とするとともに、蓋部72を扉部61に連結して一体化した状態とすることができる。また、これとは逆に、蓋部72と扉部との連結を解除す
るとともに、蓋部72を本体71に取付けて閉止状態とすることもできる。
【0027】
さらに、連結手段を動作させることで、蓋部72の吸着を解消して本体71より取り外し可能とするとともに、扉部61により蓋部72を一体的に保持させた状態とする。この状態より、支持フレーム63とともに扉部61を後方に向かって移動させる。こうすることで、FOUP7の蓋部72を本体71より離間させて内部空間Sfを開放することができる。
【0028】
そして、図2に示すように、支持フレーム63とともに扉部61を下方に移動させる。こうすることで、FOUP7の搬出入口としての開口71aの後方を大きく開放することができ、FOUP7と上記半導体製造装置との間でウエハの移動を行うことが可能となる。以上、FOUP7の開口71aを開放する際の動作を説明したが、FOUP7の開口71aを閉止する際には、以上の動作と逆の動作を行わせればよい。
【0029】
扉部61の上端縁部には、図3に示すように、カメラ20及び照明21が、扉部61と一体的に固定されている。具体的には、カメラ20は、扉部61の上端縁部のうち、前後方向に直交する左右方向の中央部より右側に、また、照明21は、中央部より左側に、例えば公知の締結手段(図示せず)等によって固定されている。したがって、カメラ20及び照明21は、扉部61が開口42を閉止状態としているとき、つまりFOUP7の開口71aが閉止状態となっているとき、FOUP7に収容されている複数のウエハW(図6参照)のうち、最上位に収容されているウエハWよりも上方に配置されている。また、カメラ20は、ウエハWを斜めから撮像する方向に向いて配置されている。このようにカメラ20を配置する1つの理由は、ウエハWを正面から撮像すると、撮像データ内にFOUP7の側壁からの反射光が映り込んでしまい、うまく撮像できないからである。もう1つの理由は、ウエハWを正面から撮像すると、ウエハWとカメラ20との距離が近すぎて、ピントを合わせ難いので、ウエハWを斜めから撮像することで、ウエハWとカメラ20との距離を延ばして、ピントを合わせ易くするためである。これらの効果は、ウエハW以外の矩形基板でも同様である。照明21は、本実施形態では、例えばLEDテープを用いて幅広状に形成されている。照明21は、FOUP7内に収容されたウエハWに光を照射し、カメラ20でウエハWを撮像して得られた撮像データ内に、ウエハWが画像認識可能な状態で写るようにしている。
【0030】
カメラ20は、扉部61が後方に向けて水平移動し、その後に下方に向けて移動するときに、コントローラ11によりFOUP7内に収容された各ウエハWを撮影するように制御されている。
【0031】
図4は、ロードポート3の制御構成を示している。ロードポート3は、制御装置10を備え、制御装置10は、コントローラ11と、モータドライバ12とを備えている。コントローラ11は、モータドライバ12と接続され、モータドライバ12は、アクチュエータ5を構成する電磁モータ51と接続されている。また、コントローラ11は、カメラ20と接続されている。
【0032】
コントローラ11は、CPU11Aとメモリ11Bを有する。メモリ11Bは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを含み、制御や処理に係わる情報を保存等する。また、メモリ11Bは、後述する第1及び第2のダブルウエハ検出処理(図5及び図7参照)を含む各種制御処理を実行する制御プログラムなどを記憶している。CPU11Aは、メモリ11Bに記憶された各種制御プログラムを実行することにより、ロードポート3の各種制御を行う。
【0033】
コントローラ11は、ロードポート3の各種制御を行う過程で、モータドライバ12を
介して電磁モータ51を制御する。電磁モータ51は、本実施形態では、アクチュエータ5が扉部61を上下方向へ移動させる際の動力源として使用される。電磁モータ51として、例えば、ステッピングモータを採用した場合、コントローラ11は、モータドライバ12に対してパルス信号を供給する。モータドライバ12は、入力されたパルス信号のパルス数に応じた回転角度となるようにステッピングモータの回転軸を制御する。したがって、コントローラ11は、モータドライバ12に供給したパルス信号のパルス数を積算すれば(マイナス値の積算も含む)、扉部61の上下方向の現在位置を間接的に知ることができる。これにより、コントローラ11は、カメラ20の現在位置も知ることができるので、カメラ20による撮像を、扉部61が開口42を全閉状態から全開状態にするまでの任意の位置で行うことが可能となる。
【0034】
カメラ20が撮像して得た撮像データは、カメラ20からコントローラ11へ送信される。コントローラ11は、カメラ20から受信した撮像データをメモリ11Bに一時的に保存する。そして、コントローラ11は、メモリ11Bに保存された撮像データに対して画像処理を行い、各スロットSLに収容された各ウエハWがダブルウエハであるか否かを判定する。
【0035】
以上のように構成されたロードポート3が実行する制御処理を、図5図8に基づいて詳細に説明する。図5は、コントローラ11、特にCPU11Aが実行する第1のダブルウエハ検出処理の手順を示している。第1のダブルウエハ検出処理は、FOUP7からウエハWの搬送が始まる前などの所定のタイミング、例えば、FOUP7の蓋部72を開けるためにロードポート3の扉部61が昇降するタイミングで開始される。以降、各処理の手順の説明において、ステップを「S」と表記する。
【0036】
図5において、まずCPU11Aは、FOUP7内に収容されているウエハWを上段から順に1段ずつ数えていくためのカウンタmを初期値“1”に設定する(S10)。
【0037】
次にCPU11Aは、カメラ20の撮像位置がウエハWmの上限位置Uに到達したか否かを判断する(S12)。ここで、ウエハWmとは、現在のカウンタmが指示する段のスロットSLに収容されているウエハWを示している。つまり、m=1の場合、ウエハWmはウエハW1となり、最上段のスロットSLに収容されているウエハWを示している。そして、上限位置Uとは、スロットSLの取付位置のばらつきにより生ずる上限の位置である。つまり、設計上の取付位置からばらつきにより上方にずれた位置の上限を示している。なお、ばらつく範囲は、予め規定されているので、設計上の取付位置が分かれば、ばらつきにより生ずる上限位置は特定される。
【0038】
上記S12の判断において、カメラ20の撮像位置がまだウエハWmの上限位置Uに到達しなければ(S12:NO)到達するまで待機し、カメラ20の撮像位置がウエハWmの上限位置Uに到達すると(S12:YES)、CPU11Aは、その位置でカメラ20に対して撮像を指示する(S14)。そして。CPU11Aは、カメラ20が撮像して得た撮像データmUをカメラ20から取得し(S16)、例えば、メモリ11Bに一時的に保存する。図6(a)は、カメラ20が上から3段目のスロットSLに収納されているウエハW3の上限位置Uに到達し、その位置で撮像している様子を示している。
【0039】
次にCPU11Aは、カメラ20の撮像位置がウエハWmの下限位置Lに到達したか否かを判断する(S18)。この下限位置Lは、スロットSLの取付位置のばらつきにより生ずる下限の位置である。そして、CPU11Aは、カメラ20の撮像位置がまだウエハWmの下限位置Lに到達しなければ(S18:NO)到達するまで待機し、カメラ20の撮像位置がウエハWmの下限位置Lに到達すると(S18:YES)、その位置でカメラ20に対して撮像を指示し(S20)、カメラ20が撮像して得た撮像データmLをカメ
ラ20から取得し(S22)、例えば、メモリ11Bに一時的に保存する。図6(b)は、カメラ20が上から3段目のスロットSLに収納されているウエハW3の下限位置Lに到達し、その位置で撮像している様子を示している。
【0040】
次にCPU11Aは、カウンタmのカウント値を“1”だけ進めた(S24)後、FOUP7内に収容されている全ウエハWmに対する撮像が終了したか否か、換言すると、最下段のウエハWの下限位置の撮像が終了したか否かを判断する(S26)。FOUP7内に収容可能なウエハWの段数は既知であるため、カウンタmの値と段数とを比較することにより、S26の判断は容易である。この判断において、まだ撮像すべきウエハWが残っている場合には(S26:NO)、CPU11Aは、処理を上記S12に戻して、S12以降の処理を繰り返す。一方、全ウエハWmに対する撮像が終了した場合には(S26:YES)、CPU11Aは、処理をS28に進める。
【0041】
S28では、CPU11Aは、メモリ11Bに一時的に保存されている撮像データnUと撮像データnLに基づいて、ウエハWnのダブルウエハを検出する。ウエハWnがダブルウエハである場合、上側のウエハWnをウエハWnAとし、下側のウエハWnをウエハWnBとすると、上側のウエハWnAが下側のウエハWnBよりカメラ20寄りに飛び出している状態と、逆に下側のウエハWnBが上側のウエハWnAよりカメラ20寄りに飛び出している状態とが考えられる。図6の例は、上側のウエハW3Aが下側のウエハW3Bよりカメラ20寄りに飛び出している状態を示している。図6の例では、撮像データ3Uには、上側のウエハW3Aのみが写り、下側のウエハW3Bは、上側のウエハW3Aの死角となって写らない。一方、撮像データ3Lは、カメラ20がウエハW3の下限位置Lで撮像したものであるため、下側のウエハW3Bは上側のウエハW3Aの死角にはならず、両ウエハW3A,W3Bがともに写る。図6の例とは逆に、下側のウエハW3Bが上側のウエハW3Aよりカメラ20寄りに飛び出している状態では、撮像データ3Lには、下側のウエハW3Bのみが写り、上側のウエハW3Aは、下側のウエハW3Bの死角となって写らない。一方、撮像データ3Uは、カメラ20がウエハW3の上限位置Uで撮像したものであるため、下側のウエハW3Bは上側のウエハW3Aの死角にはならず、両ウエハW3A,W3Bともに写ることになる。このように、ウエハWnがダブルウエハである場合、撮像データnUと撮像データnLのうち、少なくともいずれか一方には、上側のウエハWnAと下側のウエハWnBがともに写ることになる。したがって、撮像データnU及び撮像データnLを画像解析することにより、ウエハWnがダブルウエハであることを検出することができる。
【0042】
なお、S28の処理では、検出対象とするウエハWnを変動させながらその上限位置及び下限位置を撮像して撮像データnU及び撮像データnLを取得し、全ウエハWについての撮像が完了した後、最上段のウエハWから最下段のウエハWまでダブルウエハを検出する。したがって、ダブルウエハとなっているウエハWが複数検出されることがある。
【0043】
次にCPU11Aは、ダブルウエハが検出されたか否かを判断し(S30)、ダブルウエハが検出された場合(S30:YES)、CPU11Aは、ダブルウエハが検出されたウエハWがどのスロットSLに収容されているものであるかを特定して報知した(S32)後、第1のダブルウエハ検出処理を終了する。なお、報知する方法としては、例えば、ディスプレイに表示する方法や音声で知らせる方法などが考えられるが、どのようなものを採用してもよい。
【0044】
一方、S32の判断において、ダブルウエハが検出されなかった場合(S30:NO)、CPU11Aは、第1のダブルウエハ検出処理を終了する。
【0045】
このように第1のダブルウエハ検出処理によれば、FOUP7内のスロットSLの取付
位置にばらつきがあることにより、ウエハWの上下方向の収容位置にばらつきがあったとしても、収容されたウエハWがダブルウエハであることを正確に検出することが可能となる。なお、第1のダブルウエハ検出処理では、カメラ20の撮像位置が各ウエハWの上限位置U及び下限位置Lに正確に到達したときに撮像するようにしているが、これに限らず、上限位置Uより若干下の位置でも、あるいは下限位置Lより若干上の位置でも、その位置で撮像して得られた撮像データU及び撮像データLのうち、少なくともいずれか一方により、ダブルウエハが検出できる位置で撮像すればよい。
【0046】
図7は、コントローラ11、特にCPU11Aが実行する第2のダブルウエハ検出処理の手順を示している。第2のダブルウエハ検出処理は、第1のダブルウエハ検出処理と同様に、FOUP7内に収容されたウエハWがダブルウエハであるか否かを正確に検出するようにしたものであるが、第1のダブルウエハ検出処理と比較し、カメラ20によるウエハWの撮像回数を減少させている点が異なっている。なお、第1のダブルウエハ検出処理と第2のダブルウエハ検出処理とは、並行して行うものではなく、FOUP7内に収容されたウエハWがダブルウエハであるか否かの検出は、いずれか一方のみを行うだけでよい。第2のダブルウエハ検出処理を開始するタイミングは、第1のダブルウエハ検出処理を開始するタイミングと同じでよい。
【0047】
図7において、まずCPU11Aは、カウンタmを初期値“0”に設定する(S40)。このカウンタmは、第1のダブルウエハ検出処理で定義したカウンタmと同様の働きをするものである。ただし、カウンタmの初期値が、第1のダブルウエハ検出処理での初期値と異なっている。
【0048】
次にCPU11Aは、ウエハWmの収容位置に到達したか否かを判断する(S42)。ここで、ウエハWmの収容位置とは、スロットSLが設計上の取付位置に取り付けられているとしたときにウエハWmが収容される位置である。そして、m=0の場合のウエハW0の収容位置は、最上段のウエハW1の収容位置より1段前の仮想的な収容位置を意味する。
【0049】
上記S42の判断において、カメラ20の撮像位置がまだウエハWmの収容位置に到達しなければ(S42:NO)到達するまで待機し、カメラ20の撮像位置がウエハWmの収容位置に到達すると(S42:YES)、CPU11Aは、その位置でカメラ20に対して撮像を指示する(S44)。上記第1のダブルウエハ検出処理のS14あるいはS20の撮像指示では、カメラ20の画角は1段のスロットSLに収容されたウエハWm+αが撮像される範囲でよいのに対して、S44では、カメラ20の画角は3段分以上のスロットSLに収容された3枚のウエハWm-1~Wm+1以上のウエハWが撮像される範囲である必要がある。
【0050】
そして、CPU11Aは、カメラ20が撮像して得た撮像データmをカメラ20から取得し(S46)、例えば、メモリ11Bに一時的に保存する。図8(a)は、カメラ20が上から2段目のスロットSLに収納されているウエハW2の収容位置に到達し、その位置で撮像している様子を示している。
【0051】
次にCPU11Aは、カウンタmのカウント値を“1”だけ進めた(S48)後、FOUP7内に収容されている全ウエハWm+1に対する撮像が終了したか否かを判断する(S50)。ここで、全ウエハWm+1とは、最下段のウエハWより1段後の仮想的なウエハWを意味する。S50の判断において、まだ撮像すべきウエハWが残っている場合には(S50:NO)、CPU11Aは、処理を上記S42に戻して、S42以降の処理を繰り返す。一方、全ウエハWm+1に対する撮像が終了した場合には(S50:YES)、CPU11Aは、処理をS52に進める。このように第2のダブルウエハ検出処理では、
最下段のウエハWより1段後の仮想的なウエハWの収容位置においても撮像し、その撮像データmを取得するようにしている。
【0052】
S52では、CPU11Aは、メモリ11Bに一時的に保存されている、ウエハWの仮想的な収容位置における2枚の撮像データを含む全撮像データのうち、撮像データn-1と撮像データn+1に基づいて、ウエハWnのダブルウエハを検出する。つまり、ウエハWnのダブルウエハの検出を、その1段前のスロットSLに収容されているウエハWn-1の収容位置で撮像して得られた撮像データn-1と、その1段後のスロットSLに収容されているウエハWn+1の収容位置で撮像して得られた撮像データn+1とに基づいて行うようにしている。
【0053】
図8(b)は、カメラ20が上から4段目のスロットSLに収納されているウエハW4の収容位置に到達し、その位置で撮像している様子を示している。そして、上記図8(a)の撮像位置で撮像して得られた撮像データ2と、図8(b)の撮像位置で撮像して得られた撮像データ4とに基づいて、ウエハW3のダブルウエハを検出している。図8に示すように、ウエハW3は、撮像データ2にはカメラ20がウエハW3の上方から撮像した状態が写り、撮像データ4にはカメラ20がウエハW3の下方から撮像した状態が写る。したがって、図8の例のようにウエハW3がダブルウエハであり、上側のウエハW3Aが下側のウエハW3Bよりカメラ20寄りに飛び出している状態である場合、撮像データ2には、上側のウエハW3Aのみが写り、下側のウエハW3Bは、上側のウエハW3Aの死角となって写らない。これに対して、撮像データ4には、下側のウエハW3Bは上側のウエハW3Aの死角にはならず、両ウエハW3A,W3Bともに写ることになる。図8の例とは逆に、下側のウエハW3Bが上側のウエハW3Aよりカメラ20寄りに飛び出している状態である場合には、撮像データ4には、下側のウエハW3Bのみが写り、上側のウエハW3Aは、下側のウエハW3Bの死角となって写らない。これに対して、撮像データ2には、下側のウエハW3Bは上側のウエハW3Aの死角にはならず、両ウエハW3A,W3Bともに写ることになる。このように、ウエハWnがダブルウエハである場合、撮像データn-1と撮像データn+1のうち、少なくともいずれか一方には、上側のウエハWmAと下側のウエハWmBがともに写ることになる。したがって、撮像データn-1及び撮像データn+1を画像解析することにより、ウエハWnがダブルウエハであることを検出することができる。
【0054】
なお、S52の処理では、撮像対象とするウエハWnを変動させながらウエハWnを含む1段上~1段下以上のウエハWn-1~Wn+1以上の範囲を撮像して撮像データnを取得し、全ウエハWについての撮像が完了した後、最上段のウエハWから最下段のウエハWまでダブルウエハを検出する。したがって、ダブルウエハとなっているウエハWが複数検出されることがある。
【0055】
続くS54及びS56の処理は、上記第1のダブルウエハ検出処理のS30及びS32の処理と同様であるので、その処理の説明は省略する。
【0056】
このように第2のダブルウエハ検出処理によれば、FOUP7内のスロットSLの取付位置にばらつきがあることにより、ウエハWの上下方向の収容位置にばらつきがあったとしても、収容されたウエハWがダブルウエハであることを正確に検出することが可能となる。なお、上記第1のダブルウエハ検出処理では、撮像データの個数はFOUP7に収容されたウエハWの枚数(ダブルウエハの場合でも1枚とカウントする)の2倍であるのに対して、第2のダブルウエハ検出処理では、撮像データの個数はFOUP7に収容されたウエハWの枚数(ダブルウエハの場合でも1枚とカウントする)+2枚である。したがって、第2のダブルウエハ検出処理における撮像回数は、第1のダブルウエハ検出処理における撮像回数より減少している。
【0057】
以上説明したように、本実施形態のウエハWの検出方法は、FOUP7内のスロットSLに収容されたウエハWを上方から撮像して得られた第1撮像データと、同ウエハWを下方から撮像して得られた第2撮像データとに基づいて、ウエハWについてダブルウエハであることを検出する。ちなみに、本実施形態において、ウエハWは、「基板」の一例である。FOUP7は、「容器」の一例である。上方は、「第1の高さ」の一例である。下方は、「第2の高さ」の一例である。ダブルウエハは、「収容状態」の一例である。
【0058】
ウエハWがダブルウエハである場合、上側のウエハWAが下側のウエハWBより飛び出している状態と、逆に下側のウエハWBが上側のウエハWAより飛び出している状態とが考えられるが、いずれの状態であっても、第1撮像データと第2撮像データのうち、少なくともいずれか一方には、上側のウエハWAと下側のウエハWBがともに写ることになる。したがって、第1撮像データ及び第2撮像データに基づいて、例えば画像解析することにより、各ウエハWに対してダブルウエハを正確に検出することができる。
【0059】
また、撮像データmUは、撮像対象のウエハWの収容位置がFOUP7内でばらつく範囲内の上限位置Uで撮像して得られたものであり、撮像データmLは、撮像対象のウエハWの収容位置がFOUP7内でばらつく範囲内の下限位置Lで撮像して得られたものである。ちなみに、撮像データmUは、「第1撮像データ」の一例である。上限位置Uは、「上限以内までの位置」の一例である。撮像データmLは、「第2撮像データ」の一例である。下限位置Lは、「下限以内までの位置」の一例である。
【0060】
これにより、撮像データmUは、各ウエハを上方から撮像して得られたものとなり、撮像データmLは、各ウエハWを下方から撮像して得られたものとなって、撮像データmU及び撮像データmLに基づいて各ウエハWに対してダブルウエハを正確に検出することができる。
【0061】
また、撮像データn-1は、撮像対象のウエハWより1段前に収容されたウエハの収容位置で撮像して得られたものであり、撮像データn+1は、撮像対象のウエハWより1段後に収容された収容位置で撮像して得られたものである。ちなみに、撮像データn-1は、「第1撮像データ」の一例である。撮像データn+1は、「第2撮像データ」の一例である。1段は、「所定段」の一例である。
【0062】
これにより、撮像データn-1は、ダブルウエハの検出対象となるウエハを上方から撮像して得られたものとなり、撮像データn+1は、ダブルウエハの検出対象となるウエハを下方から撮像して得られたものとなって、撮像データn-1及び撮像データn+1に基づいて各ウエハWに対してダブルウエハを正確に検出することができる。
【0063】
また、第1及び第2撮像データは、FOUP7に設けられた開口71aを閉塞する閉塞位置と開口71aを開放する開放位置との間で昇降移動する扉部61に一体的に設けられたカメラ20により撮像して得られたものであり、カメラ20の撮像位置は、扉部61が昇降移動しているときに検知した扉部61のための位置情報に基づいて算出する。ちなみに、開口71aは、「開口部」の一例である。カメラ20は、「撮像装置」の一例である。
【0064】
これにより、カメラ20の撮像位置だけを検知するための特別な手段や方法を用いずに、その撮像位置を知ることができるので、装置の製造コストを抑制しつつ、撮像装置を正確に撮像位置に合わせて撮像することが可能となる。
【0065】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。
【0066】
(1)上記実施形態では、ウエハWを収容する容器として、FOUP7を用いたが、例えば、FOSB(Front Opening Shipping Box)等の他の容器であってもよい。
【0067】
(2)上記実施形態では、電磁モータ51として、ステッピングモータを例に挙げて説明したが、これに限らず、サーボモータを採用してもよい。この場合、エンコーダから取得した情報に基づいて、扉部61の上下方向の現在位置を間接的に知るようにすればよい。また、扉部61の上下方向の現在位置を直接的に検知する、例えばセンサ等が設けられている場合には、そのセンサからの出力に基づいて、カメラ20の現在位置を算出するようにしてもよい。
【0068】
(3)上記実施形態では、カメラ20と照明21とを別体で構成したが、これに限らず、カメラと照明とを含むマッピングセンサを採用し、マッピングセンサを用いて、FOUP7内のウエハWを撮像するようにしてもよい。
【0069】
(4)上記実施形態では、FOUP7内の各スロットSLには、ウエハWが収容されていることを前提としているが、これに限らず、ウエハWが収容されていないスロットSLについても同様にカメラ20による撮像を行い、その撮像データにウエハWが写っていないことを検出すると、そのスロットSLを特定して報知するようにしてもよい。
【0070】
(5)上記実施形態では、検出対象としてウエハWを例に挙げて本発明を説明したが、これに限らず、ガラス基板や樹脂基板、液晶基板などの角型基板に本発明を適用してもよい。
【0071】
(6)上記実施形態では、カメラ20を上から下へ移動させてウエハWを撮像するようにしたが、撮像の順序はこれに限らず、下から上に移動させて撮像するようにしてもよいし、順序を操作者が任意に設定できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0072】
3…ロードポート、5…アクチュエータ、6…開閉機構、7…FOUP、10…制御装置、11…コントローラ、11A…CPU、11B…メモリ、12…モータドライバ、20…カメラ、21…照明、51…電磁モータ、61…扉部、72…蓋部、SL…スロット、W…ウエハ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9