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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132564
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】水中油型乳化組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/06 20060101AFI20230914BHJP
   A61K 8/25 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/891 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/31 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/33 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/92 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20230914BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61Q 15/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61Q 9/02 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
A61K8/06
A61K8/25
A61K8/37
A61K8/891
A61K8/31
A61K8/33
A61K8/92
A61K8/34
A61Q19/00
A61Q15/00
A61Q9/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037955
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】390011442
【氏名又は名称】株式会社マンダム
(72)【発明者】
【氏名】山科 拓也
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA121
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB051
4C083AB171
4C083AB172
4C083AC011
4C083AC022
4C083AC101
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC171
4C083AC302
4C083AC331
4C083AC342
4C083AC372
4C083AC421
4C083AC422
4C083AC472
4C083AC622
4C083AC792
4C083AD091
4C083AD092
4C083AD151
4C083AD152
4C083AD352
4C083AD532
4C083BB11
4C083CC04
4C083CC17
4C083CC21
4C083DD33
4C083EE01
(57)【要約】
【課題】本発明は、安定なピッカリングエマルションを形成した水中油型乳化組成物を提供する。
【解決手段】本発明の水中油型乳化組成物は、成分A:シリカ、成分B:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、成分C:シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される油性成分、成分D:エタノール、及び成分E:水を含有する。本発明の水中油型乳化組成物は、さらに成分F:HLB値が6.0を超えるものでない、成分B以外のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することが好ましい。本発明の水中油型乳化組成物は、さらに成分G:増粘剤を含有してもよい。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記成分A、下記成分B、下記成分C、下記成分D、及び下記成分Eを含有し、
成分D及び成分Eを含む水相と成分Cを含む油相とを有するピッカリングエマルションである、水中油型乳化組成物。
成分A:シリカ
成分B:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6
成分C:シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される油性成分
成分D:エタノール
成分E:水
【請求項2】
さらに、下記成分Fを含有する、請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
成分F:HLB値が6.0を超えるものでない、成分B以外のポリグリセリン脂肪酸エステル
【請求項3】
成分CのIOB値が0~0.45である請求項1または2に記載の水中油型乳化組成物。
【請求項4】
さらに、下記成分Gを含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
成分G:増粘剤
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型乳化組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
油滴が粉体によって安定化され、界面活性剤を含有しないか、少量のみしか含有しない、いわゆるピッカリングエマルションが知られている(例えば、特許文献1、2)。これらのピッカリングエマルションは、例えば、粒子を含有するボディローション、清涼化粧料、デオドラント剤などの液状の化粧料で用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2018-534310号公報
【特許文献2】特表2010-527332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ピッカリングエマルションにおいては、疎水化粒子が用いられることが一般的である。しかしながら、例えば、親水性のシリカを疎水化処理した疎水化シリカは高コストとなることから、より安価な親水性シリカを用い、容易に安定したピッカリングエマルションを形成できることが求められる。また、疎水化シリカであっても、疎水化の度合によっては、安定したピッカリングエマルションが得られない場合があり、より安定したピッカリングエマルションを形成できることが求められる。
【0005】
従って、本発明の目的は、安定なピッカリングエマルションを形成した水中油型乳化組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、シリカとポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6を併用することにより、安定したピッカリングエマルションを形成できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
【0007】
すなわち、本発明は、下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、下記成分(D)、及び下記成分(E)を含有し、成分(D)及び成分(E)を含む水相と成分(C)を含む油相とを有するピッカリングエマルションである水中油型乳化組成物を提供する。
成分(A):シリカ
成分(B):ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6
成分(C):シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される油性成分
成分(D):エタノール
成分(E):水
【0008】
上記水中油型乳化組成物は、さらに下記成分(F)を含有することが好ましい。
成分(F):HLB値が6.0を超えるものでない、成分B以外のポリグリセリン脂肪酸エステル
【0009】
上記成分(C)のIOB値は0~0.45であることが好ましい。
【0010】
上記水中油型乳化組成物は、さらに下記成分(G)を含有してもよい。
成分(G):増粘剤
【発明の効果】
【0011】
本発明の水中油型乳化組成物は、安定したピッカリングエマルションを形成することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の水中油型乳化組成物は、シリカ;ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6;シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される油性成分;エタノール;並びに水を少なくとも含む。なお、本明細書において、シリカを「成分(A)」、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6を「成分(B)」、シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される油性成分を「成分(C)」、エタノールを「成分(D)」、水を「成分(E)」とそれぞれ称する場合がある。
【0013】
本発明の水中油型乳化組成物は、HLB値が6.0を超えるものでない、成分(B)以外のポリグリセリン脂肪酸エステルを含むことが好ましい。本発明の水中油型乳化組成物は、増粘剤を含んでいてもよい。なお、本明細書において、HLB値が6.0を超えるものでない、成分(B)以外のポリグリセリン脂肪酸エステルを「成分(F)」、増粘剤を「成分(G)」とそれぞれ称する場合がある。
【0014】
すなわち、本発明の水中油型乳化組成物は、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、及び成分(E)を少なくとも含む。本発明の水中油型乳化組成物は、成分(F)を含むことが好ましく、成分(G)を含んでいてもよい。本発明の水中油型乳化組成物は、上記成分(A)~(G)以外の成分を含んでいてもよい。また、本発明の水中油型乳化組成物に含まれる各成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(F)、成分(G)、及び他の成分などは、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0015】
本発明の水中油型乳化組成物は、成分(D)及び成分(E)を少なくとも含む水相と、上記水相に分散した、成分(C)を少なくとも含む油相(油滴)とを有するピッカリングエマルションである。上記ピッカリングエマルションは、上記水相と上記油相との界面に成分(A)が存在する構造を有する。
【0016】
[成分(A)]
成分(A)は、シリカである。成分(A)は、本発明の水中油型乳化組成物中で、水相と油相(油滴)との界面に存在することにより、ピッカリングエマルションを形成する効果を発揮する。成分(A)としては、公知慣用のシリカ(無水ケイ酸)を用いることができる。成分(A)は、疎水化処理されていない無水ケイ酸(親水性シリカ)であってもよいし、疎水化処理された無水ケイ酸(疎水性シリカ)であってもよい。また、成分(A)は、アミノ酸、エステル又はレシチン等で表面処理されたシリカであってもよい。本発明においては、後述の成分(B)により、親水性シリカを用いても、安定したピッカリングエマルションを形成することができるため、成分(A)は親水性シリカであることが好ましい。また、成分(A)は、所謂、易崩壊性シリカ粒子であってもよい。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0017】
上記親水性シリカは、疎水化処理が施されていないシリカであり、通常は一般的なシリカである。親水性シリカは、例えば表面がシラノール基とシロキサン基のままであるシリカ(無水ケイ酸)であり、後述のような疎水化処理が施されていないシリカである。
【0018】
上記疎水性シリカは、親水性シリカに疎水化処理が施されたシリカである。疎水化処理に用いられる処理剤としては、例えば、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、メチルトリアルコキシシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルアルコキシシラン、エチルトリクロロシラン、プロピルトリクロロシラン、ヘキシルトリクロロシラン、長鎖アルキルトリクロロシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリアルコキシシラン、メタクリルシラン、フルオロアルキルシラン、ペルフルオロアルキルシランなどの有機シリル化合物;ジメチルポリシロキサン(シリコーンオイル)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、アミノ変性シリコーンなどのシリコーン化合物などが挙げられる。疎水化処理方法は、公知の方法を用いて疎水化処理を施すことができ、例えば、液相法、気相法、オートクレーブ法などが挙げられる。上記疎水性シリカとしては、具体的には、例えば、ジメチルシロキシル化シリカ、トリメチルシロキシル化シリカ、オクチルシロキシル化シリカ、シリコーンオイル処理シリカ、メタクリルシロキシル化シリカ、メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆シリカなどが挙げられる。
【0019】
成分(A)の市販品としては、例えば、無水ケイ酸である富士シリシア化学社製、商品名「サイリシア 320」、商品名「サイリシア 310P」、商品名「サイリシア 250」、商品名「サイリシア 250N」、商品名「サイリシア 350」、商品名「サイリシア 370」、商品名「サイリシア 380」、商品名「サイリシア 420」、商品名「サイリシア 430」、商品名「サイリシア 440」、商品名「サイリシア 450」及び商品名「サイリシア 470」;無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL 50」、商品名「AEROSIL 90G」、商品名「AEROSIL 130」、商品名「AEROSIL 150」、商品名「AEROSIL 200」、商品名「AEROSIL 300」、商品名「AEROSIL 380」、商品名「AEROSIL 200V」及び商品名「AEROSIL OX50」;無水ケイ酸であるAGCエスアイテック社製、商品名「サンスフェア H-31」、商品名「サンスフェア H-51」、商品名「サンスフェア H-121」、商品名「サンスフェア H-201」、商品名「サンスフェア H-32」、商品名「サンスフェア H-52」、商品名「サンスフェア H-122」、商品名「サンスフェア H-33」及び商品名「サンスフェア H-53」;ジメチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R972」、商品名「AEROSIL R974」及び商品名「AEROSIL R9200」;トリメチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL RX200」、商品名「AEROSIL R8200」、商品名「AEROSIL RX300」及び商品名「AEROSIL R812S」;オクチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R805」;シリコーンオイル処理無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R202」、商品名「AEROSIL RY200」、商品名「AEROSIL RY200S」及び商品名「AEROSIL RY300」;メタクリルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R711」;三好化成社製、商品名「シリカビーズ SB-705」;鈴木油脂社製、商品名「ゴッドボール SF-16C」、商品名「ゴッドボール AF-6C」及び商品名「ゴッドボール AF-16C」;日揮触媒化成株式会社製、商品名「シリカマイクロビート P-1500」;旭化成ワッカーシリコーン株式会社製、商品名「HDK H2000」等が挙げられる。
【0020】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(A)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.01~20.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05~15.0質量%、さらに好ましくは0.1~10.0質量%である。上記含有割合が0.01質量%以上であると、安定したピッカリングエマルションがより一層形成されやすくなる。また、油浮き(エマルション粒子に含まれない油性成分が浮いて、組成物の表層に油相を形成すること)がより一層生じにくくなる。上記含有割合が20.0質量%以下であると、エマルション粒子に寄与しない遊離の成分(A)が生じにくく、水相がより一層白濁しにくくなる。上記成分(A)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(A)の含有割合の合計である。
【0021】
[成分(B)]
成分(B)は、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6である。成分(B)は成分(A)の粒子表面に疎水場を形成する効果を発揮する。これにより、成分(A)が親水性シリカであっても、安定したピッカリングエマルションを形成しうる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0022】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(B)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.03~4.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05~2.0質量%、さらに好ましくは0.1~1.0質量%である。上記含有割合が0.03質量%以上であると、より安定なピッカリングエマルションが形成される。上記含有割合が4.0質量%以下であると、使用感がより一層向上する。上記成分(B)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(B)の含有割合の合計である。
【0023】
[成分(C)]
成分(C)は、シリコーン油、炭化水素油、エステル油、エーテル油及び植物油からなる群より選択される一種以上の油性成分である。水中油型乳化組成物に配合する油性成分として成分(C)を配合することで、成分(D)及び成分(E)を含む水相と成分(C)を含む油相とを有する水中油型のピッカリングエマルションを形成することができる。なお、ポリグリセリン脂肪酸エステルは成分(C)には含まれないものとする。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
【0024】
上記シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、高重合ジメチルポリシロキサン等のジメチルシリコーン油;メチルフェニルポリシロキサン等のメチルフェニルシリコーン油などが挙げられる。
【0025】
上記炭化水素油としては、例えば、イソパラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン(シュガースクワラン、オリーブスクワラン等)、流動イソパラフィン、流動パラフィン、水添ポリイソブテン、イソドデカン、ミネラルオイルなどが挙げられる。
【0026】
上記エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソノナン酸イソノニル、アジピン酸ジイソプロピル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルなどが挙げられる。
【0027】
上記エステル油は、脂肪酸トリグリセリド(天然の脂肪酸トリグリセリドや合成脂肪酸トリグリセリド)であってもよい。上記脂肪酸トリグリセリドとしては、1以上の構成脂肪酸が炭素数6~22である脂肪酸トリグリセリドが好ましい。上記脂肪酸トリグリセリドとしては、例えば、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリウンデカン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリリノール酸グリセリル、トリパルミトレイン酸グリセリル、トリアセチルヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリアセチルリシノール酸グリセリル、トリヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/イソステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ラウリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/リノール酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ牛脂脂肪酸グリセリル、トリ(牛脂脂肪酸/ミンク油脂肪酸/タラ肝油脂肪酸)グリセリル、トリ(ミンク油脂肪酸/パルミチン酸)グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラノリン脂肪酸グリセリル、トリ(リシノレイン酸/カプロン酸/カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ脂肪酸(C10-18)グリセリル、トリ脂肪酸(C12-18)グリセリル、水添トリ脂肪酸(C12-18)グリセリル、トリ脂肪酸(C12-20)グリセリル、トリ脂肪酸(C18-36)グリセリル、トリ分岐脂肪酸(C10-40)グリセリル、トリ分岐脂肪酸(C12-31)グリセリル、(水添ロジン/ジイソステアリン酸)グリセリル、トリ(パーム油脂肪酸/パーム核油脂肪酸/オリーブ油脂肪酸/マカデミアナッツ油脂肪酸/アブラナ種子油脂肪酸)グリセリル、トリ(ヒマシ脂肪酸/オリーブ脂肪酸)グリセリル、トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル、トリ(ミンク脂肪酸/パルミチン酸)グリセリルなどが挙げられる。
【0028】
上記エーテル油としては、例えば、l-メンチルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。
【0029】
上記植物油としては、例えば、マカデミアナッツ油、ユーカリ油、ヤシ油、アボカド油、サフラワー油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、ククイナッツ油、シア脂(シアバター)、カカオバター、アーモンド油、ヒマワリ油、ローズヒップ油、カメリアオイル、キウイフルーツシード油、ツバキ油、杏仁油、ゴマ油、大豆油、ホホバ油、ヒマシ油、ヘーゼルナッツ油、メドウフォーム油、ハッカ油、アルガンオイル、カロットオイル、ラベンダー油、ダマスクバラ花ロウ、センチフォリアバラ花ロウ、ソケイ花ワックス、グレープシード油、あまに油、クルミ油、ユズ種子油、月見草油、トウモロコシ胚芽油、ブドウ油、これらの水素添加物(例えば、水素添加ヒマシ油、水素添加ホホバ油、水素添加パーム油、水素添加アボカド油、水素添加大豆油等)などが挙げられる。
【0030】
成分(C)のIOB値は、ピッカリングエマルションの安定性の観点から、0~0.45が好ましく、より好ましくは0~0.35、さらに好ましくは0~0.15である。なお、上記IOB値は、本発明の水中油型乳化組成物に含まれる油性成分ごとの値であり、成分(C)を二種以上含む場合は各油性成分の値である。IOB(Inorganicity Organicity Balance)値は、無機性値(Inorganicity)を有機性値(Organicity)で除した値である。各成分(C)のIOB値は、例えば甲田善生著、「有機概念図-基礎と応用-」、三共出版、1984年発行(p11~17)に基づいて求めることができる。
【0031】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(C)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.01~20.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05~15.0質量%、さらに好ましくは0.1~10.0質量%である。上記含有割合が0.01質量%以上であると、より安定なピッカリングエマルションが形成される。上記含有割合が20.0質量%以下であると、エマルションの凝集がより生じにくい。上記成分(C)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(C)の含有割合の合計である。
【0032】
本発明の水中油型乳化組成物中の、成分(A)に対する成分(C)の質量比[成分(C)/成分(A)]は、0.45~1.0であり、好ましくは0.5~0.95、より好ましくは0.6~0.9である。上記質量比が0.45以上であることにより、油相の流動性が充分に高く、ピッカリングエマルションの粒子形状を形成することができる。上記質量比が1.0以下であることにより、油浮きを抑制することができる。
【0033】
[成分(D)]
成分(D)はエタノールである。成分(D)は、成分(E)とともに、本発明の水中油型乳化組成物における水中油型のピッカリングエマルションの水相(マトリックス)を形成する成分である。成分(D)は、水相の極性を低下させ、ピッカリングエマルションの安定性を向上させる効果を発揮する。また、成分(D)を用いることにより、本発明の水中油型乳化組成物に速乾性やさっぱりとした使用感を付与できる。
【0034】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(D)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、20.0~50.0質量%であることが好ましく、より好ましくは25.0~40.0質量%である。上記成分(D)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(D)の含有割合の合計である。
【0035】
[成分(E)]
成分(E)は水であり、特に限定されないが、精製水が好ましい。成分(E)は、本発明の水中油型乳化組成物における水中油型のピッカリングエマルションの水相(マトリックス)を形成する成分である。
【0036】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(E)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、40.0~70.0質量%であることが好ましく、より好ましくは45.0~60.0質量%である。上記含有割合が上記範囲内であると、より安定的に水中油型のピッカリングエマルションを形成できる。
【0037】
[成分(F)]
成分(F)は、成分(B)以外のポリグリセリン脂肪酸エステルである。なおかつ、成分(F)は、HLB(Hydrophile-Lipophile Balance)値が6.0を超えるものではないポリグリセリン脂肪酸エステルである。成分(F)を用いることにより、成分(B)が成分(A)の粒子表面に形成する疎水場中に、成分(F)が配向するためと推定されるが、ピッカリングエマルションの安定性がより一層向上する。なお、本明細書において、HLB値はグリフィン法により求められる値を意味する。
【0038】
成分(F)としては、例えば、デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、デカエチルヘキサン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、デカオレイン酸ポリグリセリル-4、ペンタオレイン酸ポリグリセリル、カプリン酸ポリグリセリル-2などが挙げられる。中でも、デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10が好ましい。デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10は、INCI名でPolyglyceryl-10 Decaisostearateと表記される。
【0039】
本発明の水中油型乳化組成物中の成分(F)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.03~4.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05~2.0質量%、さらに好ましくは0.1~1.0質量%である。成分(F)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(F)の含有割合の合計である。
【0040】
本発明の水中油型乳化組成物中のデカイソステアリン酸ポリグリセリル-10の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.03~4.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05~2.0質量%、さらに好ましくは0.1~1.0質量%である。
【0041】
[成分(G)]
成分(G)は、増粘剤である。本発明の水中油型乳化組成物が成分(G)を含む場合、ピッカリングエマルションの安定性をより一層向上できる。また、エマルション粒子を系中に浮遊させることができ、審美性に優れる。上記増粘剤としては、例えば、水溶性高分子が挙げられる。上記水溶性高分子としては、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース(例えば、セルロースナノファイバー)等のセルロース系増粘剤;キサンタンガム等のガム系増粘剤;カルボキシビニルポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー(アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体)、ポリアクリレートクロスポリマー-6、アクリル酸アルキルコポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー等のアクリル系増粘剤などが挙げられる。中でも、大きいサイズのピッカリングエマルションをより一層安定的に形成することができる観点から、ポリアクリレートクロスポリマー-6、アクリル酸アルキルコポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー)、結晶セルロース(特に、セルロースナノファイバー)が好ましく、より好ましくはポリアクリレートクロスポリマー-6、結晶セルロース(特に、セルロースナノファイバー)である。上記増粘剤は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
【0042】
なお、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体等を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン類;アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基;アルギニン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体等を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
【0043】
本発明の水中油型乳化組成物が成分(G)を含有する場合、本発明の水中油型乳化組成物中の成分(G)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.001~4.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.005~3.0質量%である。成分(G)の含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物中の全ての成分(G)の含有割合の合計である。
【0044】
本発明の水中油型乳化組成物は、成分(G)として、結晶セルロースを含んでもよい。上記結晶セルロースは、所謂セルロースナノファイバーであることが好ましい。本発明の水中油型乳化組成物中の結晶セルロースの含有割合は、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.005~2.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.01~1.8質量%、さらに好ましくは0.015~1.6質量%である。上記含有割合が0.005質量%以上であると、よりピッカリングエマルションが形成されやすい。上記含有割合が2.0質量%以下であると、エマルションの凝集が生じにくい。
【0045】
本発明の水中油型乳化組成物は、成分(G)として、ポリアクリレートクロスポリマー-6を含んでもよい。上記ポリアクリレートクロスポリマー-6は、INCI名でPOLYACRYLATE CROSSPOLYMER-6と表記される。ポリアクリレートクロスポリマー-6を配合することにより、ピッカリングエマルション粒子が沈降せずに浮遊した状態とでき、美観に優れる。上記ポリアクリレートクロスポリマー-6の市販品としては、例えば、商品名「SEPIMAX ZEN」(セピック社製)などが挙げられる。本発明の水中油型乳化組成物中のポリアクリレートクロスポリマー-6の含有割合は、特に限定されないが、本発明の水中油型乳化組成物100質量%に対して、0.05~3.0質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1~1.5質量%である。上記含有割合が0.05質量%以上であると、ピッカリングエマルション粒子がより沈降しにくい。上記含有割合が3.0質量%以下であると、使用感がより一層向上する。
【0046】
[その他の成分]
本発明の皮膚化粧料は、上記成分(A)~(G)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分としては、特に限定されず、例えば、化粧品や医薬部外品に通常用いられる成分等が挙げられる。具体的には、例えば、成分(D)以外の低級アルコール;多価アルコール;保湿剤;パール化剤;グリチルリチン酸及びその塩等の抗炎症剤;メントール等の清涼剤;リン酸及びその塩類、クエン酸及びその塩類、乳酸及びその塩類、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等のpH調整剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;防腐剤;金属イオン封鎖剤;皮膜形成性高分子化合物;成分(A)以外の粉体;色素や顔料などの着色剤;ビタミン類;アミノ酸類;収斂剤;美白剤;動植物抽出物;中和剤;殺菌剤;制汗成分;消臭成分;酸;アルカリなどが挙げられる。上記その他の成分は、それぞれ、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
【0047】
本発明の水中油型乳化組成物が着色剤を含む場合、ピッカリングエマルションを着色することができる。着色剤と増粘剤とを組み合わせて配合することにより、大きいサイズの着色したピッカリングエマルションを系中に浮遊させることができ、審美性により一層優れる。また、着色剤は2種以上を使用してもよく、この場合、様々な色を有するピッカリングエマルションを組成物中に存在させることができ、審美性に特に優れる。
【0048】
上記多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-デカンジオール、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどが挙げられる。
【0049】
上記制汗成分は、例えば、皮膚を収斂することにより汗の発生を抑制する薬剤である。上記制汗成分としては、例えば、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛などが挙げられる。
【0050】
上記殺菌剤は、例えば、体臭の原因となる物質を生成する皮膚常在菌の増殖を抑制する薬剤である。上記殺菌剤としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、フェノール、トリクロロカルバニリド、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオン、サリチル酸、ソルビン酸、塩化リゾチームなどが挙げられる。
【0051】
上記清涼剤としては、例えば、メントール、乳酸メンチル、カンファー、ユーカリプトール、イシリンなどが挙げられる。
【0052】
本発明の水中油型乳化組成物の剤型としては、特に限定されないが、ローション、ミスト、ジェル、スプレー(エアゾール型、非エアゾール型)、チューブ、シート、ロールオンなどが挙げられる。本発明の水中油型乳化組成物は、外観が良好であるため、ローション、ジェル剤型として好ましく用いられる。
【0053】
本発明の水中油型乳化組成物の用途は、特に限定されず、皮膚用(例えば、顔、首、頭皮、肩、体、腕、肘、掌、手の甲、腿、ふくらはぎ、膝、足首、足の甲、足の裏等)、毛髪用のいずれにも用いることができる。すなわち、本発明の水中油型乳化組成物は毛髪化粧料及び皮膚化粧料のいずれとして用いてもよい。本発明の水中油型乳化組成物としては、体臭抑制剤(デオドラント剤)、清涼化粧料、化粧水、頭髪化粧料、シェービング化粧料などが挙げられる。
【0054】
本発明の水中油型乳化組成物は、特に限定されず、公知乃至慣用の方法により製造することができる。例えば、上記各成分を混合し、ディスパーミキサー、パドルミキサー等の公知の撹拌装置を用いて撹拌する方法などで、各成分を混合する方法が挙げられる。
【実施例0055】
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。なお、表に記載の含有割合は、各成分の含有割合(すなわち、各原料中の有効成分の含有割合。所謂純分)であり、特記しない限り「質量%」で表す。
【0056】
(実施例1~22及び比較例1~3)
表に記した各成分を用い、実施例及び比較例の各組成物を常法により調製した。なお、成分(A)のシリカは、親水性シリカ(富士シリシア化学株式会社製、商品名「サイロスフェアC-1510」)を用いた。
【0057】
(評価)
実施例及び比較例で得られた各組成物について以下の通り評価した。評価結果は表に記載した。
【0058】
(1)ピッカリングエマルション形成性
実施例及び比較例で得られた各組成物を、光学顕微鏡にて観察し、ピッカリングエマルション特有の構造である、粉体が油滴と水相の界面に吸着した構造を確認した。また、目視で水相の濁りの有無を観察した。以下の基準で、ピッカリングエマルション形成性を判定した。
<ピッカリングエマルション形成性>
優れる(◎):粉体が油滴と水相の界面に吸着した構造(ピッカリングエマルション)が確認でき、かつ、水相が透明であった。
良好(〇):粉体が油滴と水相の界面に吸着した構造(ピッカリングエマルション)が確認できたが、水相が濁っていた。
不良(×):粉体が油滴と水相の界面に吸着した構造(ピッカリングエマルション)が確認できなかった。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
以下に、本発明の水中油型乳化組成物の処方例を示す。
【0062】
処方例1(清涼化粧料)
エタノール 50.0質量%
メントール 0.2質量%
クエン酸 0.15質量%
クエン酸Na 0.45質量%
親水性シリカ 1.0質量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2質量%
グレープシード油 1.0質量%
デカイソステアリン酸デカグリセリル 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%
【0063】
処方例2(制汗ジェル)
エタノール 50.0質量%
メントール 0.3質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.3質量%
親水性シリカ 1.5質量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2質量%
アボカド油 1.5質量%
テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2 0.1質量%
水酸化カリウム 0.1質量%
カルボマー 0.2質量%
精製水 残部
合計 100質量%
【0064】
処方例3(アフターシェービングローション)
エタノール 20.0質量%
メントール 0.1質量%
1,3-ブチレングリコール 2.0質量%
クエン酸 0.1質量%
クエン酸Na 0.3質量%
親水性シリカ 2.0質量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.3質量%
2-エチルヘキサン酸セチル 1.5質量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-4 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%
【0065】
処方例4(化粧水)
エタノール 5.0質量%
メントール 0.05質量%
1,3-ブチレングリコール 2.0質量%
グリセリン 1.0質量%
キサンタンガム 0.2質量%
トラネキサム酸 0.5質量%
クエン酸 0.1質量%
クエン酸Na 0.3質量%
親水性シリカ 1.0質量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2質量%
スクワラン 1.0質量%
ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル-10 0.1質量%
精製水 残部
合計 100質量%