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特開2023-132570泥土改質材の散布攪拌装置及び散布拡散方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132570
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】泥土改質材の散布攪拌装置及び散布拡散方法
(51)【国際特許分類】
   E02F 7/04 20060101AFI20230914BHJP
   E02D 3/12 20060101ALI20230914BHJP
   E02F 7/00 20060101ALN20230914BHJP
【FI】
E02F7/04 Z
E02D3/12 102
E02F7/00 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022037969
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000235163
【氏名又は名称】範多機械株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】508099911
【氏名又は名称】西日本高速道路メンテナンス関西株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】500015803
【氏名又は名称】ジャイワット株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000166627
【氏名又は名称】五洋建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136847
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼山 嘉成
(72)【発明者】
【氏名】中森 康裕
(72)【発明者】
【氏名】兼久 博世
(72)【発明者】
【氏名】畠中 徹
【テーマコード(参考)】
2D040
【Fターム(参考)】
2D040AB05
2D040BA12
(57)【要約】
【課題】泥土改質材を散布すると共に、泥土改質材と土砂とを攪拌することが可能な散布攪拌装置及び散布拡散方法を提供する。
【解決手段】泥土改質材を収容するためのホッパ2と、ホッパ2に収容された泥土改質材を車両後方に送って、車両下部の土砂に散布するバーフィーダ6及びコンベアからなる搬送部と、搬送部から送られてきた泥土改質材及び土砂を攪拌するスクリュー部3と、スクリュー部3の後方に設けられているモールドボード部4と、モールドボード部の後方に設けられている鋤部5とを備える。モールドボード部4によって、泥土改質材及び土砂を抱え込み、スクリュー部3によって、攪拌することができる。鋤部5によって、泥土改質材及び土砂を鋤いて、攪拌を確実なものとする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
泥土改質材を収容するためのホッパと、
前記ホッパに収容された前記泥土改質材を車両後方に送って、車両下部の土砂に散布する搬送部と、
前記搬送部から送られてきた前記泥土改質材及び前記土砂を攪拌するスクリュー部とを備えることを特徴とする、泥土改質材の散布攪拌装置。
【請求項2】
前記スクリュー部は、上下可能となっていることを特徴とする、請求項1に記載の散布攪拌装置。
【請求項3】
前記スクリュー部は、正方向の回転と、逆方向の回転とが可能となっていることを特徴とする、請求項2に記載の散布攪拌装置。
【請求項4】
前記スクリュー部の後方に設けられているモールドボード部をさらに備え、
前記スクリュー部は、前記搬送部と前記モールドボード部との間の前記泥土改質材及び前記土砂攪拌することを特徴とする、請求項1に記載の散布攪拌装置。
【請求項5】
前記モールドボード部は、上下可能となっていることを特徴とする、請求項4に記載の散布攪拌装置。
【請求項6】
前記モールドボード部の後方に設けられている鋤部をさらに備え、
前記鋤部は、前記モールドボード部から漏れ出てくる前記泥土改質材及び前記土砂を鋤くことを特徴とする、請求項4に記載の散布攪拌装置。
【請求項7】
前記鋤部は、
前記泥土改質材及び前記土砂を掘り起こすための第1プレートと、
前記第1プレートによって掘り起こされた前記泥土改質材及び前記土砂を左右に広げて均すための第2プレートとを含むことを特徴とする、請求項6に記載の散布攪拌装置。
【請求項8】
前記第1プレートは、
縦方向のプレートである本体部と、
前記本体部の左右に設けられており、前方が広がっており、後方が先細となっており、かつ、前方から後方にかけて上がるように傾斜している傾斜プレートとを含むことを特徴とする、請求項7に記載の散布攪拌装置。
【請求項9】
前記第2プレートは、
縦方向のプレートである本体部と、
前記本体部の左右に設けられており、前方から後方にかけてハの字状に広がっている縦プレートと、
前記本体部の後端上部から下部に向けて設けられたコの字状部とを含むことを特徴とする、請求項7に記載の散布攪拌装置。
【請求項10】
前記第1プレート及び/又は前記第2プレートは、揺動可能となっていることを特徴とする、請求項7に記載の散布攪拌装置。
【請求項11】
前記第1プレート及び/又は前記第2プレートは、さらに、短パイプと、長穴とを含み、
前記短パイプ及び前記長穴にパイプを通すことで、前記第1プレート及び/又は前記第2プレートは、揺動可能となっていることを特徴とする、請求項10に記載の散布攪拌装置。
【請求項12】
前記第1プレート及び/又は前記第2プレートは、ガスダンパーによって、路面に押さえつけられていることを特徴とする、請求項7に記載の散布攪拌装置。
【請求項13】
前記モールドボード部の後方に設けられている複数のシャフトをさらに備え、
前記複数のシャフトは、前記モールドボード部から漏れ出てくる前記泥土改質材及び前記土砂に線状の後を残すことを特徴とする、請求項4に記載の散布攪拌装置。
【請求項14】
前記複数のシャフトは、ガスダンパーによって、路面に押さえつけられていることを特徴とする、請求項13に記載の散布攪拌装置。
【請求項15】
前記鋤部又は前記複数のシャフトは、上下可能となっていることを特徴とする、請求項6又は13に記載の散布攪拌装置。
【請求項16】
前記ホッパの内部に設けられており、前記泥土改質材が収容されたトン袋を破砕するためのトン袋破砕部をさらに備えることを特徴とする、請求項1~15のいずれかに記載の散布攪拌装置。
【請求項17】
前記搬送部の上部に設けられたメッシュ部をさらに備えることを特徴とする、請求項1~15のいずれかに記載の散布攪拌装置。
【請求項18】
前記ホッパは、開閉可能となっていることを特徴とする、請求項1~15のいずれかに記載の散布攪拌装置。
【請求項19】
泥土改質材を土砂に散布して攪拌するための散布攪拌方法であって、
ホッパに収容された前記泥土改質材を、車両後方に送って、前記泥土改質材を、車両下部の土砂に散布し、スクリュー部を用いて、送られてきた前記泥土改質材と前記土砂とを攪拌することを特徴とする、泥土改質材の散布攪拌方法。
【請求項20】
前記スクリュー部の後方に、モールドボード部を設けて、車両と前記モールドボード部とによって抱え込まれた前記泥土改質材と前記土砂とを前記スクリュー部を用いて攪拌することを特徴とする、請求項19に記載の泥土改質材の散布攪拌方法。
【請求項21】
前記モールドボード部の後方に鋤部を設けて、前記モールドボード部から漏れ出てくる前記泥土改質材及び前記土砂を鋤くことを特徴とする、請求項20に記載の散布攪拌方法。
【請求項22】
前記モールドボード部の後方に複数のシャフトを設けて、前記モールドボード部から漏れ出てくる前記泥土改質材及び前記土砂に線状の後を残すことを特徴とする、請求項20に記載の散布攪拌方法。
【請求項23】
前記泥土改質材が収容されたトン袋を、前記ホッパ内部に設けられたトン袋破砕部によって破砕して、前記泥土改質材を前記ホッパに収容することを特徴とする、請求項19~22のいずれかに記載の散布攪拌方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥土改質材を土砂に対して散布し、攪拌するための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
集中豪雨等によって土砂崩れが発生し、道路上に、土砂が散乱することがある。道路で土砂崩れが発生した場合、ペイローダ等で、土砂をダンプに積込んで撤去し、その後、道路の清掃を行って、道路の復旧を行っている。土砂は、水分を多く含んでいる場合があり、通常のダンプに土砂を積込むと、泥土(水分を含んだ土)がダンプから漏れ出し、輸送中に、道路に垂れ流してしまうこととなる。
【0003】
そのため、通常のダンプを使用した場合に、泥土が漏れ出てしまうような状況であれば、機密性の高いダンプ(以下、「機密ダンプ」という。)を用いて、土砂の運搬作業を行う必要がある。しかし、機密ダンプは、通常のダンプと比べて台数が少ないため、集めにくく、機密ダンプを使用することは、土砂の撤去作業のコストアップにつながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000-240047号公報
【特許文献2】特開2002-4262号公報
【特許文献3】特開2002-201665号公報
【特許文献4】特開平11-217822号公報
【特許文献5】特開平7-279161号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】ジャイワット株式会社、“吸収性泥土改質材「ワトル」のご案内”、2022年2月17日検索,インターネット<URL:https://www.jaiwat.co.jp/sodegaura/watol/index.html >
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1には、吸水性を有する泥土の改質材が記載されている。たとえば、吸水性泥土改質材を、水分を多く含むヘドロに混ぜると、水分が吸収され、泥土が団粒化して、泥土の強度が増し、泥土が土へと変質して、運搬し易くなる。非特許文献1に記載の改質材に限るものではないが、このような泥土改質材を用いて、泥土を団粒化して運搬することができれば、土砂の撤去作業効率が高まると共に、運搬時の泥土の漏れを防止することができる。
【0007】
しかし、従来、このような泥土改質材を効率的に土砂に散布し、攪拌するための装置は提案されていなかった。
【0008】
特許文献1に記載の装置は、クローラダンプの後部に取り付けて車幅に相当する幅で土塊乃至土壌改良材或いは骨材を散布するための定量散布装置である。しかし、特許文献1に記載の装置は、土塊乃至土壌改良材或いは骨材を散布するに留まり、泥土と材とを攪拌することは出来ない。
【0009】
特許文献2に記載の装置は、土質を改良するための改良剤と土壌とを攪拌する攪拌装置であって、土壌と改良剤とを収容する攪拌槽と、上記攪拌槽内の土壌と改良剤とを攪拌する攪拌機と、上記攪拌機を駆動する駆動装置とを備えている。しかし、特許文献2に記載の装置は、攪拌漕内に土壌を入れるという工程を経て、攪拌層内で、改良材と混合する必要があり、大量の土砂に対して、出来る限り迅速に、泥土改質材を散布するという用途には使用しにくい。
【0010】
特許文献3に記載の装置は、自走式土質改良機において、クローラ式の下部走行体と、土および土質改良剤を解砕混合するとともに、側壁に投入口が設けられた混合機と、土を投入する第1ホッパと、混合機の上方に配置された土質改良剤投入用の第2ホッパと、第1ホッパから排出された土を混合機に搬送する搬送用ベルトコンベアと、混合機から排出された再生土を搬出可能に設けられた搬出用ベルトコンベアとを備える。しかし、特許文献3においても、第1ホッパに土を投入する必要があり、特許文献2に記載の装置と同様に、大量の土砂に対して、出来る限り迅速に、泥土改質材を散布するという用途には使用しにくい。
【0011】
特許文献4に記載の装置は、自走式土質改良機において、下部走行体を備えた車体と、車体に配設した、混合機と、車体に配設した、エンジンおよび油圧ポンプと、車体に配設した、土を投入する第1ホッパと、車体に配設した、土質改良剤を投入する第2ホッパと、車体に配設したクレーンとを備えた構成としたものである。しかし、特許文献4においても、第1ホッパに土を投入する必要があり、特許文献2に記載の装置と同様に、大量の土砂に対して、出来る限り迅速に、泥土改質材を散布するという用途には使用しにくい。
【0012】
特許文献5に記載の装置は、地面に改良材を散布して走行体を駆動して車体を走行しながらロータを回転して改良材と土を撹拌混合して土質を改良する装置である。しかし、特許文献5に記載の装置を使用する場合、改良材を何らかの方法で予め土に散布しておかなければならず、大量の改良材を自動的に散布することはできない。
【0013】
それゆえ、本発明は、泥土改質材を散布すると共に、泥土改質材と土砂とを攪拌することが可能な散布攪拌装置及び散布拡散方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明は、泥土改質材を収容するためのホッパと、ホッパに収容された泥土改質材を車両後方に送って、車両下部の土砂に散布する搬送部と、搬送部から送られてきた泥土改質材及び土砂を攪拌するスクリュー部とを備えることを特徴とする、泥土改質材の散布攪拌装置である。
【0015】
好ましくは、スクリュー部は、上下可能となっているとよい。
【0016】
好ましくは、スクリュー部は、正方向の回転と、逆方向の回転とが可能となっているとよい。
【0017】
好ましくは、スクリュー部の後方に設けられているモールドボード部をさらに備え、スクリュー部は、搬送部とモールドボード部との間の泥土改質材及び土砂攪拌するとよい。
【0018】
好ましくは、モールドボード部は、上下可能となっているとよい。
【0019】
好ましくは、モールドボード部の後方に設けられている鋤部をさらに備え、鋤部は、モールドボード部から漏れ出てくる泥土改質材及び土砂を鋤くとよい。
【0020】
一実施形態として、鋤部は、泥土改質材及び土砂を掘り起こすための第1プレートと、第1プレートによって掘り起こされた泥土改質材及び土砂を左右に広げて均すための第2プレートとを含むとよい。
【0021】
たとえば、第1プレートは、縦方向のプレートである本体部と、本体部の左右に設けられており、前方が広がっており、後方が先細となっており、かつ、前方から後方にかけて上がるように傾斜している傾斜プレートとを含むとよい。
【0022】
たとえば、第2プレートは、縦方向のプレートである本体部と、本体部の左右に設けられており、前方から後方にかけてハの字状に広がっている縦プレートと、本体部の後端上部から下部に向けて設けられたコの字状部とを含むとよい。
【0023】
好ましくは、第1プレート及び/又は第2プレートは、揺動可能となっているとよい。
【0024】
たとえば、第1プレート及び/又は第2プレートは、さらに、短パイプと、長穴とを含み、短パイプ及び長穴にパイプを通すことで、第1プレート及び/又は第2プレートは、揺動可能となっているとよい。
【0025】
好ましくは、鋤部は、上下可能となっているとよい。
【0026】
好ましくは、第1プレート及び/又は第2プレートは、ガスダンパーによって、路面に押さえつけられているとよい。
【0027】
好ましくは、モールドボード部の後方に設けられている複数のシャフトをさらに備え、複数のシャフトは、モールドボード部から漏れ出てくる泥土改質材及び土砂に線状の後を残すとよい。
【0028】
好ましくは、複数のシャフトは、ガスダンパーによって、路面に押さえつけられているとよい。
【0029】
好ましくは、複数のシャフトは、上下可能となっているとよい。
【0030】
好ましくは、ホッパの内部に設けられており、泥土改質材が収容されたトン袋を破砕するためのトン袋破砕部をさらに備えるとよい。
【0031】
好ましくは、搬送部の上部に設けられたメッシュ部をさらに備えるとよい。
【0032】
好ましくは、ホッパは、開閉可能となっているとよい。
【0033】
また、本発明は、泥土改質材を土砂に散布して攪拌するための散布攪拌方法であって、ホッパに収容された泥土改質材を、車両後方に送って、泥土改質材を、車両下部の土砂に散布し、スクリュー部を用いて、送られてきた泥土改質材と土砂とを攪拌することを特徴とする。
【0034】
好ましくは、スクリュー部の後方に、モールドボード部を設けて、車両とモールドボード部とによって抱え込まれた泥土改質材と土砂とをスクリュー部を用いて攪拌するとよい。
【0035】
好ましくは、モールドボード部の後方に鋤部を設けて、モールドボード部から漏れ出てくる泥土改質材及び土砂を鋤くとよい。
【0036】
好ましくは、泥土改質材が収容されたトン袋を、ホッパ内部に設けられたトン袋破砕部によって破砕して、泥土改質材をホッパに収容するとよい。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、ホッパ及び搬送部によって、泥土改質材が散布され、スクリュー部によって、泥土改質材と土砂とが攪拌される。これによって、泥土改質材を散布すると共に、泥土改質材と土砂とを攪拌することが可能な散布攪拌装置及び散布拡散方法が提供されることとなる。
【0038】
スクリューを上下可能にすることで、攪拌の具合を調整できる。
【0039】
スクリュー部を正逆回転可能とすることで、攪拌をより確実なものとすることができる
【0040】
モールドボード部を設ければ、車体とモールドボード部との間で、泥土改質材及び土砂を抱え込むことができるので、スクリュー部による攪拌をより確実なものとすることができる。
【0041】
モールドボード部を上下可能とすれば、抱え込み量を調整することができ、攪拌の具合を調整できる。
【0042】
鋤部を設ければ、スクリュー部による攪拌の後にもさらに、泥土改質材及び土砂を鋤いて、攪拌をより確実なものとすることができる。
【0043】
第1プレートによって掘り起こし、第2プレートによって左右に広げ均すことで、攪拌をより確実なものとすることができる。
【0044】
傾斜プレートによって、泥土改質材及び土砂の掘り起こしが可能となる。
【0045】
縦プレートによって、泥土改質材及び土砂の左右への広げが可能となる。
【0046】
コの字状部によって、泥土改質材及び土砂の均しが可能となる。
【0047】
このように、鋤部を用いて、最終的に泥土改質材及び土砂を均すことができれば、均一に、泥土改質材が土砂に行き渡り、土砂の水分を早く吸収することができ、最終的には、作業効率の向上につながる。
【0048】
第1プレート及び/又は第2プレートは、揺動可能とすれば、掘り起こしや左右への広げをより確実なものとすることができる。
【0049】
短パイプと長穴によって、簡易な揺動構造を提供できる。
【0050】
鋤部を上下可能とすることで、回送時に、鋤部を上げておくことができる。
【0051】
ガスダンパーによって、第1プレート及び/又は第2プレートを路面に押さえつけることで、鋤部を路面に追従させることができ、攪拌をより確実なものとすることができる。
【0052】
複数のシャフトで、線状の後を残すことで、土砂及び泥土改質材が乾きやすくなる。
【0053】
また、ガスダンパーで複数のシャフトを路面に押さえつけることで、路面に追従させながら、確実に、線状の後を残すことが可能となる。
【0054】
複数のシャフトを上下可能とすることで、回送時に、複数のシャフトを挙げておくことができる。
【0055】
トン袋破砕部を用いれば、泥土改質材を収容したトン袋をクレーン等で吊って、ホッパに収容することができるので、作業効率がアップする。
【0056】
メッシュ部を設ければ、泥土改質材が、直接、ホッパ内のバーフィーダ(搬送部の一部)に載らないので、泥土改質材の搬送がスムーズなものとなる。
【0057】
ホッパを開閉可能とすれば、ホッパへのトン袋の収容が容易となる。
【0058】
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0059】
図1図1は、本発明の一実施形態における散布攪拌装置1の正面図である。
図2図2は、散布攪拌装置1の平面図である。
図3図3は、散布攪拌装置1の左側面図であり、ホッパ2が閉じているときを示している。
図4図4は、散布攪拌装置1の左側面図であり、ホッパ2が開いているときを示している。
図5図5は、散布攪拌装置1の鋤部5の右側面図である。
図6図6は、鋤部5の平面図である。
図7図7は、鋤部5の第1プレート20の三面図である。
図8図8は、鋤部5の第2プレート21の三面図である。
図9図9は、鋤部5の変形例を示す図である。
図10図10は、本発明の一実施例における散布攪拌装置1の斜視写真である。
図11図11は、一実施例における散布攪拌装置1の左側面写真であり、ホッパ2が開いているときを示している。
図12図12は、一実施例における散布攪拌装置1の左側面写真であり、トン袋に入った泥土改質材をホッパ2に収容するときの様子を示す図である。
図13図13は、一実施例における散布攪拌装置1の斜視写真であり、泥土改質材が落ちたトン袋を持ち上げているときの様子を示す図である。
図14図14は、ホッパ2から送り出された泥土改質材と土砂を、モールドボード部4と車体とで抱え込んで、スクリュー3で攪拌しているときの様子を示す図である。
図15図15は、攪拌された泥土改質材と土砂を、鋤部5によって、鋤いているときの様子を示す図である。
図16図16は、鋤部3の構造の一実施例を示す斜視写真である。
図17図17は、鋤部3の代わりに、平行に複数並べたシャフト25を用いる場合の変形例を示す図である。図17(a)は、正面図である。図17(b)は、図17(a)のシャフト25を短くした場合の正面図である。図17(c)は、平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
図1図4において、散布攪拌装置1は、ホッパ2と、スクリュー部3と、モールドボード部4と、鋤部5と、バーフィーダ6と、トン袋破砕部7と、メッシュ部8と、スクリュー上下用シリンダ9と、スクリュー上下用スライダ10,10と、スクリュー回転機構11と、スライド支持部12,12と、モールドボード上下用シリンダ13と、平行リンク支持部14,14と、平行リンク15,15と、鋤部上下用シリンダ16と、操作部17と、クローラ18と、収容板19とを備える。なお、図2では、操作部17の図示を省略している。図10に一実施例の斜視写真を示す。
【0061】
図3及び図4に示すように、ホッパ2は、図示しない駆動部によって、進行方向左右に開閉するようになっている。なお、図1の左側が進行方向前方である。ホッパ2の下部には、バーフィーダ6が設けられている。バーフィーダ6は、ホッパ2内に収容された材を、車両後方に送り出し、クローラ18,18に挟まれたコンベア(図示せず。車体内部に存在する。)に材を送る装置である。バーフィーダ6及びコンベアの駆動部については、図示を省略する。バーフィーダ6及びコンベアは、基本的には、アスファルトフィニッシャのバーフィーダとコンベアと同様の構造を有しており、アスファルトフィニッシャの技術を応用して製造可能である。バーフィーダ6及びコンベアは、ホッパ2の内部の材をスクリュー3まで搬送する装置であり、まとめて、搬送部と呼ぶことにする。
【0062】
ホッパ2の内部であって、バーフィーダ6の前方部分には、収容板19が設けられている。ホッパ2の内部であって、バーフィーダ6の上部には、メッシュ部8が設けられている。メッシュ部8の上部に、トン袋破砕部7が設けられている。トン袋破砕部7は、三角形状の4枚の板を、十字に組み付けた形状となっており、上端が尖っている。
【0063】
図4図11及び図12に示すように、ホッパ2を開いた状態で、クレーン等で、泥土改質材が収容されたトン袋を、ホッパ2の内部に入れる。すると、トン袋の底部がトン袋破砕部7に当たり、トン袋が破砕される。図13に示すように、トン袋を引き上げると、トン袋内の泥土改質材は、メッシュ部8の上に落ちる。メッシュ部8によって、泥土改質材がいきなりバーフィーダ6の上に載ってしまうのが防止され、徐々に、メッシュ部8から、泥土改質材がバーフィーダ6に落ちていくこととなる。なお、メッシュ部8のメッシュの大きさは、本発明を限定するものではない。
【0064】
ホッパ2を開いた状態で、トン袋をトン袋破砕部7で破砕するので、収容板19が設けられていなければ、落ちた泥土改質材がホッパ2の前方から漏れ出てしまうが、収容板19によって、それが防止される。なお、開口部ができないように、ホッパ2の形状が構成されていれば、収容板19は、必要ない。よって、収容板19は、本発明の必須構成ではない。
【0065】
なお、ホッパ2の開き方として、ここでは、扇状に開ける形態としているが、左右にスライドして開けるようにしてもよい。さらに、用いるトン袋の大きさによっては、ホッパ2は開閉式になっていなくても、そのまま、ホッパ2内に、トン袋を入れることができる。よって、ホッパ2を開閉式とすることは、本発明の必須構成ではない。
【0066】
なお、アスファルトフィニッシャの構造を流用する場合、ホッパが開閉式の場合が多いので、ここでは、構造を流用するために、ホッパ2を開閉式としている。
【0067】
散布攪拌装置1は、処理したい土砂の上を走行する。上述したように、搬送部から送られてきた泥土改質材は、スクリュー部3の前に落ちて、土砂の上に落ちることとなる。図2に示すように、スクリュー部3は、回転軸3cの回りにらせん状に複数設けられた攪拌プレート3aと、同じく回転軸3cに複数設けられた撹拌棒3bとを備える。
【0068】
スクリュー部3の回転軸3cは、チェーンを介して油圧モータとつながっている。このチェーンと油圧モータがスクリュー回転機構11である。スクリュー回転機構11によって、スクリュー部3は、正逆方向に回転可能となっている。複数の攪拌プレート3aがらせん状に設けられているので、正方向又は逆方向に回転させることで、土砂と泥土改質材とを右方向又は左方向に移動させながら攪拌することができる。
【0069】
スクリュー部3は、左右のスライド支持部12,12を介して、スクリュー上下用スライダ10,10に、スライド可能に車体に取り付けられている。スクリュー部3は、スクリュー上下用シリンダ9によって、上下にスライド可能に、車体に取り付けられている。
【0070】
モールドボード部4は、スクリュー部3の後方で、車体に取り付けられている。モールドボード部4の下部は、回動式になっており、車体に取り付けられたモールドボード上下用シリンダ13の伸縮に合わせて、図1の破線で示したように、上下する。
【0071】
なお、モールドボード部4の上下機構については、図示した例に限られるものではない。モールドボード部4全体が上下する機構であってもよい。
【0072】
搬送部から送られてきた泥土改質材は、スクリュー部3の前の土砂の上に散布される。スクリュー部3を、上下させたり、正逆に回転させたりすることで、土砂と泥土改質材とを攪拌することができる。図14に示すように、攪拌する際に、モールドボード部4の下部は、下がっている。モールドボード部4が存在することで、車体下部とモールドボード部4との間に、土砂と泥土改質材とを抱え込むことができるので、土砂と泥土改質材とを確実に攪拌することができる。これにより、泥土改質材を出来る限り均一に、土砂に行き渡らすことができる。必要に応じて、モールドボード部4の下部を少し上げて、土砂と泥土改質材との抱え込み量を調整することができる。
【0073】
このように、散布攪拌装置1を前方に進行させながら、スクリュー部3を上下移動及び/又は正逆回転させて、土砂と泥土改質材とを攪拌していく。すると、泥土改質材が、土砂の水分を吸収して、土砂が硬くなっていく。散布攪拌装置1が前方に進行していくので、硬くなった土砂は、モールドボード部4と地面との間を抜けて、後方に位置していく。土砂と泥土改質材とが混ざって、硬くなった土砂を、ペイローダ等で回収して、普通のダンプに積込むことが可能となる。
【0074】
さらに、本実施形態では、土砂と泥土改質材とを出来る限り均一に混ぜるために、鋤部5を設ける構成としている。ただし、鋤部5は、より効果を高めるための構成であり、なくてもよく、本発明の必須構成ではない。次に、鋤部5の構造と効果について説明する。
【0075】
図1及び図2において、左右の平行リンク支持部14,14は、車体に取り付けられている。平行リンク支持部14,14には、それぞれ、平行リンク15,15が回動可能に取り付けられている。平行リンク15,15の他端には、鋤部5が回動可能に取り付けられている。上下片方の平行リンク15には、鋤部上下用シリンダ16が取り付けられている。平行リンク15,15の作用により、図1の破線で示すように、鋤部上下用シリンダ16を伸縮させることで、鋤部5を上下させることができる。図16に、鋤部5の一実施例を示す。
【0076】
なお、鋤部5を上下させるための機構は、本実施形態の機構に限られるものではない。平行リンクを用いずに、直接、シリンダで、鋤部5を上下させてもよい。
【0077】
なお、以下に説明する鋤部の構造はあくまでも一例であり、下記の構造以外の鋤部が用いられてもよい。すなわち、鋤部は、攪拌された土砂と泥土改質材と掘り起こして(鋤いて)さらに攪拌することができる構造のものであればよい。
【0078】
図5及び図6に示すように、鋤部5は、第1プレート20と、第2プレート21と、第1パイプ22と、第2パイプ23とを備える。第1プレート20の形状を、図7に示す。第2プレート21の形状を、図8に示す。
【0079】
図7において、第1プレート20は、本体部20aと、左右の傾斜プレート20b,20bと、本体部20aに設けられた長穴20dと、本体部20aに貫通している短パイプ20cとを備える。
【0080】
傾斜プレート20bは、本体部20aの前方から中ほどにかけて上がるように傾斜しているプレートであり、中ほどに向かうにつれて先細になっている。正面視において、本体部20aの前方及び後方は、先細となっており、地面と接触しないように角度が付けてある。長穴20dは、円弧状の長穴である。長穴20dに第1パイプ22が通される(図6参照)。
【0081】
図8において、第2プレート21は、本体部21aと、左右にハの字状に広がる縦プレート21b,21bと、本体部21aに設けられた長穴21dと、本体部21aに貫通している短パイプ21cと、縦プレート21b,21bと本体部21aとを固定するリブ21e,21eと、本体部21aの後端上部から下方に向けて取り付けられたコの字状部21fとを備える。
【0082】
平面視において、本体部21aの前方及び後方は、先細となっており、地面と接触しないように角度が付けてある。長穴21dは、円弧状の長穴である。長穴21dに第1パイプ22が通される(図6参照)。
【0083】
短パイプ20c及び21cに、第2パイプ23が通される(図6参照)。第1プレート20と第2プレート21との間隔は、短パイプ20c及び21cによって決定付けられる。なお、取付位置に応じて、適宜、短パイプ20c及び21cの長さや形状は調整されていてよい。
【0084】
第1パイプ22と第2パイプ23の両端が固定される。第2パイプ23を通った短パイプ20c及び/又は21cに、平行リンク15が回動可能に取り付けられる。このようにして、図6に示すように、鋤部5が組み立てられる。
【0085】
散布攪拌装置1が前方に進行して、モールドボード部4から出てきた土砂は、第1プレート20の本体部20a及び傾斜プレート20b,20bの前端で二方向に分けられる。そして、土砂は、傾斜プレート20b,20bを登っていくが、傾斜プレート20b,20bは、中ほどに向かうにつれて先細になっているので、傾斜プレート20b,20bからこぼれ落ちる。この作用によって、土砂と泥土改質材とが掘り起こされて、さらに混ざり合うこととなる。
【0086】
長穴20dは、第1パイプ22よりも大きく円弧状に開けられている。散布攪拌装置1が前方に進行する際、本体部20aの先端が土砂と当るが、その際、第2パイプ23を中心に本体部20aが揺動する。これによって、傾斜プレート20b,20bから混ざった土砂と泥土改質材とがふるい落とされるという作用が生じる。この作用によって、土砂と泥土改質材とがさらに混ざり合うこととなる。
【0087】
このように、第1プレート20で鋤かれた土砂と泥土改質材とは、散布攪拌装置1が前方に進行すると、次に、第2プレート21が鋤くこととなる。
【0088】
第2プレート21の本体部21aとハの字状に広がる縦プレート21b,21bとによって、土砂と泥土改質材とは、左右に広げられる。そして、最後に、複数のコの字状部21fが熊手のように作用して、土砂と泥土改質材を全体に均すことになる。
【0089】
第2プレート21においても、長穴21dがあるので、適宜、第2プレート21は、短パイプ21cを中心に上下に揺動する。この作用によって、土砂と泥土改質材とがさらに混ざり合うこととなる。
【0090】
なお、第1プレート20及び第2プレート21のどちらかが一方のみが揺動するようになっていてもよい。
【0091】
このように、鋤部5では、複数の傾斜プレート20b,20bで土砂と泥土改質材が上に掻き上げられ、複数の縦プレート21b,21bによって土砂と泥土改質材が左右に広げられ、最後に、複数のコの字状部21fによって土砂と泥土改質材が均されることにより、土砂と泥土改質材が出来る限り均一に攪拌されるようにしている。図15に、鋤部5による作用を示す。
【0092】
また、鋤部5を上下させることができるので、回送時には、鋤部5を上にしておくことが可能である。また、鋤部5の上下高さを調整することで、最適な位置で、土砂と泥土改質材とを鋤くことも可能である。
【0093】
図9に示すように、第1プレート20の上部にガスダンパー(ショックアブソーバ)24を付けるようにしてもよい。ガスダンパー24は、図9(b)に示すように、力を加えていない状態で、第2プレート20の先端が水平状態より間隔Dだけ下がるように取り付けられている。施工時、ガスダンパー24の反発力によって、図9(a)に示すように、第1プレート20の先端部分(一定の範囲を有する部分)が路面と接触する。これによって、第1プレート20を路面に追従させることが可能となる。この作用によって、傾斜プレート20b,20bが路面から、土砂と泥土改質材を路面から掻き上げる確実性を高めることができる。
【0094】
なお、第2プレート21の先端部分が、ガスダンパーによって、路面と接触するように構成されていてもよい。これにより、土砂と泥土改質材の左右への広がりの確実性を高めることができる。
【0095】
また、第1プレート20及び第2プレート21の両方が、ガスダンパーによって、路面に追従させるようになっていてもよい。なお、ここでは、揺動構造を利用して先端部分がガスダンパーによって、路面に押さえつけられる構成としているが、それに限るものではなく、全体が、路面に押さえつけられる構成でもよい。
【0096】
図17に示すように、鋤部3の代わりに、平行に並べた複数のシャフト25を用いるようにしてもよい。図17(a)に示すように、平行リンク15に取り付けられたシャフト支持部26に、揺動可能に、シャフト25が取り付けられている。図17(c)に示すように、シャフト支持部26及びシャフト25は、平行に複数設けられている。シャフト25は、ガスダンパー24によって、路面に押さえつけられる構造となっている。
【0097】
ガスダンパー24を用いることで、路面上の土砂及び泥土改質材にシャフト25が刺さりながら、土砂及び泥土改質材に線状の後を残すことができる。線状の後を残すことで、土砂及び泥土改質材が乾きやすくなる。
【0098】
図17(a)に示すように、深く刺したければ、長めのガスダンパー24を用いればよい。また、図17(b)に示すように、短めのガスダンパー24を用いてもよい。なお、鋤部3と同様、回送時には、油圧シリンダ16によって、複数のシャフト25を上下させて、路面にシャフト25の先端が付かないようにすることが可能である。
【0099】
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本明細書に開示されている発明の構成要件は、それぞれ独立に単独した発明として成立するものとする。各構成要件をあらゆる組み合わせ方法で組み合わせた発明も、本発明に含まれることとする。
【産業上の利用可能性】
【0100】
本発明は、散布攪拌装置であり、産業上利用可能である。
【符号の説明】
【0101】
1 散布攪拌装置
2 ホッパ
3 スクリュー部
3a 攪拌プレート
3b 撹拌棒
3c 回転軸
4 モールドボード部
5 鋤部
6 バーフィーダ
7 トン袋破砕部
8 メッシュ部
9 スクリュー上下用シリンダ
10 スクリュー上下用スライダ
11 スクリュー回転機構
12 スライド支持部
13 モールドボード上下用シリンダ
14 平行リンク支持部
15 平行リンク
16 鋤部上下用シリンダ
17 操作部
18 クローラ
19 収容板
20 第1プレート
20a 本体部
20b 傾斜プレート
20c 短パイプ
20d 長穴
21 第2プレート
21a 本体部
21b 縦プレート
21c 短パイプ
21d 長穴
21e リブ
21f コの字状部
22 第1パイプ
23 第2パイプ
24 ガスダンパー
25 シャフト
26 シャフト支持部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17