(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132647
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H02B 3/00 20060101AFI20230914BHJP
G06F 30/10 20200101ALI20230914BHJP
【FI】
H02B3/00 C
G06F30/10 200
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022038098
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000124591
【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100114937
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 裕幸
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】加藤 純一
(72)【発明者】
【氏名】江口 保
【テーマコード(参考)】
5B146
【Fターム(参考)】
5B146AA21
5B146DC05
5B146DG02
5B146DL01
5B146DL08
(57)【要約】
【課題】高圧受電設備に設置する機器を選定し、配置できる情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報とを受け付ける受付部と、受け付けた仕様情報と機器情報とに基づいて高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との組み合わせと、組み合わせについて回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得する回路情報取得部と、回路の選定情報に基づいて回路の選定情報と、回路の選定情報について機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、機器の選定情報を取得し、取得した機器の選定情報に基づいて機器を選定する機器選定部と、選定された機器を配置するためのユニットを選定するユニット選定部と、選定されたユニットに基づいて、複数のユニットを配置するパネルを選定するパネル選定部とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得する回路情報取得部と、
前記回路情報取得部によって取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定する機器選定部と、
前記機器選定部によって選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するユニット選定部と、
前記ユニット選定部によって選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するパネル選定部と
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記機器情報には、高圧送りデータとコンデンサデータとトランスデータとの少なくとも一つが含まれる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記機器情報に、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記仕様情報と前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の前記組み合わせの各々について受電盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、受電盤の配置情報を取得し、取得した受電盤の前記配置情報に基づいて受電盤を選定する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記機器情報に、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとに基づいて、高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の前記組み合わせの各々について高圧送り盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、高圧送り盤の配置情報を取得し、取得した前記高圧送り盤の前記配置情報に基づいて高圧送り盤を選定する、請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記機器情報に、前記コンデンサデータが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記コンデンサデータに基づいて、一又は複数のコンデンサデータの各々と、一又は複数の前記コンデンサデータの各々についてコンデンサ盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、コンデンサ盤の配置情報を取得し、取得した前記コンデンサ盤の配置情報に基づいてコンデンサ盤を選定する、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記機器情報に、前記トランスデータが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記トランスデータに基づいて、一又は複数のトランスデータの各々と、一又は複数の前記トランスデータの各々についてトランス盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、トランス盤の配置情報を取得し、取得した前記トランス盤の配置情報に基づいてトランス盤を選定する、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記パネル選定部は、前記ユニット選定部によって選定された前記ユニットに基づいて、前記パネルの一又は複数の段の各々に配置するユニットを選定する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付けるステップと、
受け付ける前記ステップで受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得するステップと、
取得する前記ステップで取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定するステップと、
機器を選定する前記ステップで選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するステップと、
ユニットを選定する前記ステップで選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するステップと
を有する、情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付けるステップと、
受け付ける前記ステップで受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得するステップと、
取得する前記ステップで取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定するステップと、
機器を選定する前記ステップで選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するステップと、
ユニットを選定する前記ステップで選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するステップと
を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
高圧受電設備は、高圧で受電するための機器一式を金属製の外箱に収めたものである。高圧受電設備が6600Vで受電した電気は、配電盤によって100V又は200Vに変圧され、施設に供給される。一定規模以上の電力を消費する需要家は、高圧受電設備を設置する。
【0003】
高圧受電設備に関して、装置毎にユニット化して小型化を図って室内への設置を可能とし、更にユニット同士を縦横双方に連結可能として要求する設備を省スペースで構成できる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
この技術によれば、ユニットは電力需給用計器用変圧変流器を組み付けたVCTユニットと、真空高圧交流遮断器を組み付けたVCBユニットと、変圧器を組み付けたTユニットと、高圧進相コンデンサを組み付けたCユニットと、限流ヒューズ付き高圧交流負荷開閉器を組み付けたLBSユニットとを少なくとも有し、それぞれのユニットは、幅及び奥行きが同一寸法で規格化されて上下及び左右方向の連結を可能とした箱形フレームF内に組み付けられ、ユニットのうちの少なくとも2種類のユニットが上下左右の少なくとも何れかの方向に連結されて構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、受電設備に配置する機器を選定し、選定した機器を配置できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様は、受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得する回路情報取得部と、前記回路情報取得部によって取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定する機器選定部と、前記機器選定部によって選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するユニット選定部と、前記ユニット選定部によって選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するパネル選定部とを備える、情報処理装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載の情報処理装置において、前記機器情報には、高圧送りデータとコンデンサデータとトランスデータとの少なくとも一つが含まれる。
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載の情報処理装置において、前記機器情報に、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記仕様情報と前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の前記組み合わせの各々について受電盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、受電盤の配置情報を取得し、取得した受電盤の前記配置情報に基づいて受電盤を選定する。
(4)本発明の一態様は、上記(2)に記載の情報処理装置において、前記機器情報に、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記高圧送りデータと前記コンデンサデータとに基づいて、高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の前記組み合わせの各々について高圧送り盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、高圧送り盤の配置情報を取得し、取得した前記高圧送り盤の前記配置情報に基づいて高圧送り盤を選定する。
(5)本発明の一態様は、上記(2)から上記(4)のいずれか一に記載の情報処理装置において、前記機器情報に、前記コンデンサデータが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記コンデンサデータに基づいて、一又は複数のコンデンサデータの各々と、一又は複数の前記コンデンサデータの各々についてコンデンサ盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、コンデンサ盤の配置情報を取得し、取得した前記コンデンサ盤の配置情報に基づいてコンデンサ盤を選定する。
(6)本発明の一態様は、上記(2)から上記(5)のいずれか一に記載の情報処理装置において、前記機器情報に、前記トランスデータが含まれる場合に、前記ユニット選定部は、前記トランスデータに基づいて、一又は複数のトランスデータの各々と、一又は複数の前記トランスデータの各々についてトランス盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、トランス盤の配置情報を取得し、取得した前記トランス盤の配置情報に基づいてトランス盤を選定する。
(7)本発明の一態様は、上記(1)から上記(6)のいずれか一に記載の情報処理装置において、前記パネル選定部は、前記ユニット選定部によって選定された前記ユニットに基づいて、前記パネルの一又は複数の段の各々に配置するユニットを選定する。
【0007】
(8)本発明の一態様は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付けるステップと、受け付ける前記ステップで受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得するステップと、取得する前記ステップで取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定するステップと、機器を選定する前記ステップで選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するステップと、ユニットを選定する前記ステップで選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するステップとを有する、情報処理方法である。
【0008】
(9)本発明の一態様は、コンピュータに、受電設備の仕様情報と前記受電設備に含める機器情報とを受け付けるステップと、受け付ける前記ステップで受け付けた前記仕様情報と前記機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得するステップと、取得する前記ステップで取得された回路の前記選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定するステップと、機器を選定する前記ステップで選定された一又は複数の前記機器の各々を配置するためのユニットを選定するステップと、ユニットを選定する前記ステップで選定された前記ユニットに基づいて、前記ユニットを配置するパネルを選定するステップとを実行させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、受電設備に設置する機器を選定し、選定した機器を配置できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図2A】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図2B】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図2C】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図2D】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図2E】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図2F】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図3A】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図3B】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図4A】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図4B】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
【
図5】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図6】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図7A】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図7B】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図7C】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図7D】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図9A】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図9B】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図9C】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図9D】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【
図9E】本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本実施形態の情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0012】
(実施形態)
(情報処理装置)
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図1において、情報処理装置100は、受電設備に設置する機器を複数選定し、選定した複数の機器を配置する。受電設備の一例は、高圧受電設備(キュービクル)である。以下、受電設備が、キュービクルである場合について説明を続ける。
情報処理装置100は、選定した複数の機器を収納箱に配置した画像を作成する。収納箱の一例は、パネルユニットである。以下、収納箱がパネルユニットである場合について説明を続ける。情報処理装置100は、作成した複数の機器を収納箱に配置した画像を出力する。
具体的には、情報処理装置100は、高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを受け付ける。情報処理装置100は、受け付けた仕様情報と機器情報とに基づいて回路情報を取得する。情報処理装置100は、取得した回路情報に基づいて高圧受電設備に配置する機器を複数選定する。情報処理装置100は、選定した複数の機器の各々を配置するためのユニットを選定する。情報処理装置100は、選定したユニットに基づいて、複数のユニットを配置するパネルユニットを選定する。情報処理装置100は、選定したパネルユニットに複数のユニットの各々を配置した画像を作成する。情報処理装置100は、複数のユニットをパネルユニットに配置した結果を出力する。
【0013】
情報処理装置100は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置を含んで実現される。情報処理装置100は、例えば入力部102と受付部104と取得部106と機器選定部108-1とユニット選定部108-2とパネル選定部108-3と作成部110と出力部112と表示部120と記憶部150とを備える。
入力部102は、情報を入力する。入力部102に入力される情報の一例は、高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とである。入力部102は、一例として、キーボードおよびマウスなどの操作部を有してもよい。この場合、入力部102は、ユーザによって当該操作部に対して行われる操作に応じた情報を入力する。他の例として、入力部102は、外部の装置から情報を入力してもよい。当該外部の装置は、例えば、可搬な記憶媒体であってもよい。
表示部120は、情報を表示する。一例として、表示部120は、画面を持つディスプレイを有してもよい。この場合、表示部120は、当該画面に情報を表示出力する。
【0014】
記憶部150は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。
記憶部150は、仕様データDBSDBとトランスデータDBTDBとコンデンサデータDBCDBと高圧送りデータDBHPDBとブレーカーデータDBBDBとオプションデータDBODBと回路選定DBCSDBとVCB受電盤配置DBVRDBとLBS受電盤配置DBLRDBと函体サイズDBBSDBとVCB送り盤配置DBVFDBとLBS送り盤配置DBLFDBとコンデンサ盤配置DBCBDBとトランス盤配置DBTBDBと機器選定DBMSDBとパネル配置優先順位DBPLDBとパネルユニットDBPUDBとを備える。
【0015】
仕様データDBSDBは、高圧受電設備の仕様情報を記憶する。高圧受電設備の仕様情報には、主開閉器データと電力需給用計測器用変成器(VCT)データと高圧受電設備(キュービクル)内避雷器(LA)データとが含まれる。例えば、仕様データDBSDBは、受付部104が出力した高圧受電設備の仕様情報を記憶する。
トランスデータDBTDBは、トランスデータを記憶する。例えば、トランスデータDBTDBは、受付部104が出力したトランスデータを記憶する。
コンデンサデータDBCDBは、コンデンサデータを記憶する。例えば、コンデンサデータDBCDBは、受付部104が出力したコンデンサデータを記憶する。
高圧送りデータDBHPDBは、高圧送りデータを記憶する。例えば、高圧送りデータDBHPDBは、受付部104が出力した高圧送りデータを記憶する。
ブレーカーデータDBBDBは、ブレーカーデータを記憶する。例えば、ブレーカーデータDBBDBは、受付部104が出力したブレーカーデータを記憶する。
オプションデータDBODBは、オプションデータを記憶する。例えば、オプションデータDBODBは、受付部104が出力したオプションデータを記憶する。
【0016】
回路選定DBCSDBは、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々の第1識別情報と、一又は複数の組み合わせの各々の第1識別情報について回路の選定情報とを関連付けて記憶する。
VCB受電盤配置DBVRDBは、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々の第2識別情報と、一又は複数の組み合わせの各々の第2識別情報について真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
LBS受電盤配置DBLRDBは、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々の第3識別情報と、一又は複数の組み合わせの各々の第3識別情報について高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
【0017】
函体サイズDBBSDBは、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとトランスデータとの一又は複数の組み合わせの各々の第4識別情報と、一又は複数の組み合わせの各々の第4識別情報について函体のサイズ情報とを関連付けて記憶する。
VCB送り盤配置DBVFDBは、高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々の第5識別情報と、一又は複数の組み合わせの第5識別情報の各々についてVCB送り盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
LBS送り盤配置DBLFDBは、高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々の第6識別情報と、一又は複数の組み合わせの第6識別情報の各々についてLBS送り盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
コンデンサ盤配置DBCBDBは、一又は複数のコンデンサデータの各々の第7識別情報と、一又は複数の第7識別情報の各々についてコンデンサ盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
【0018】
トランス盤配置DBTBDBは、一又は複数のトランスデータの第8識別情報と、一又は複数の第8識別情報の各々についてトランス盤の配置情報とを関連付けて記憶する。
機器選定DBMSDBは、一又は複数の回路の選定情報の第9識別情報と、一又は複数の第9識別情報について回路の選定情報を実現するための一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する。
パネル配置優先順位DBPLDBは、一又は複数の機器の第10識別情報と、一又は複数の第10識別情報の各々についてパネル配置の優先順位とを関連付けて記憶する。
パネルユニットDBPUDBは、一又は複数のパネルユニットの第11識別情報と、一又は複数の第11識別情報の各々についてパネルユニット情報とを関連付けて記憶する。
【0019】
入力部102は、高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とが入力される。
図2Aは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Aは、高圧受電設備の仕様情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Aに示される例では、高圧受電設備の仕様のうち、主開閉器データを入力する欄とVCTスペースデータを入力する欄とキュービクル内LAデータを入力する欄とが示される。
主開閉器データを入力する欄の一例では、LBSとVCB 600Aとのいずれかを選択できるように構成されている。VCTスペースデータを入力する欄では、外部と内部とのいずれかを選択できるように構成されている。キュービクル内LAデータを入力する欄では、有と無とのいずれかを選択できるように構成されている。
【0020】
図2Bは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Bは、高圧受電設備に含める機器情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Bに示される例では、高圧受電設備に含める機器のうち、トランスデータが示される。
トランスデータの一例には、No.データと開閉器データと相式データと容量データと二次側電圧データとスペースデータとLCユニットデータと選択データとが含まれる。
図2Bに示される例では、No.データとして「1」、開閉器データとして「LBS」、相式データとして「1φ」、容量データとして「75kVA」、二次側電圧データとして「210-105V」が入力されている。
図2Bに示される例では、No.データとして「2」、開閉器データとして「LBS」、相式データとして「3φ」、容量データとして「100kVA」、二次側電圧データとして「210V」が入力されている。
【0021】
図2Cは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Cは、高圧受電設備に含める機器情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Cに示される例では、高圧受電設備に含める機器のうち、コンデンサデータが示される。
コンデンサデータの一例には、高圧コンデンサ・リアクトル(6%)について、No.データと開閉器データと容量データとリアクトルデータと選択データとが含まれる。
図2Cに示される例では、No.データとして「1」、開閉器データとして「LBS」、容量データとして「100kVar」、リアクトルデータとして「有」が入力されている。
図2Cに示される例では、No.データとして「2」、開閉器データとして「LBS」、容量データとして「150kVar」、リアクトルデータとして「有」が入力されている。
【0022】
図2Dは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Dは、高圧受電設備に含める機器情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Dに示される例では、高圧受電設備に含める機器のうち、高圧送りデータが示される。
高圧送りデータの一例には、開閉器データと相式データと送り先容量データと相順データと選択データとが含まれる。
図2Dに示される例では、開閉器データとして「LBS」、相式データとして「1φ」、送り先容量データとして「150kVA」、相順データとして「ST」が入力されている。
図2Dに示される例では、開閉器データとして「VCB400A」、相式データとして「1φ」、送り先容量データとして「150kVA」、相順データとして「ST」が入力されている。
【0023】
図2Eは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Eは、高圧受電設備に含める機器情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Eに示される例では、高圧受電設備に含める機器のうち、ブレーカーデータが示される。
ブレーカーデータの一例には、No.データと相式データと容量データとブレーカー種別データとトリップ容量データと負荷名称データと幹線種別データと幹線サイズデータと隔壁データと選択データとが含まれる。
図2Eに示される例では、No.データとして「1」、相式データとして「1φ」、容量データとして「75kVA」、ブレーカー種別データとして「MCCB」、トリップ容量データとして「200AT」、幹線種別データとして「CVT」、幹線サイズデータとして「指定なし」が入力されている。
図2Eに示される例では、No.データとして「1」、相式データとして「1φ」、容量データとして「75kVA」、ブレーカー種別データとして「MCCB」、トリップ容量データとして「100AT」、幹線種別データとして「CVT」、幹線サイズデータとして「指定なし」が入力されている。
【0024】
図2Eに示される例では、No.データとして「1」、相式データとして「1φ」、容量データとして「75kVA」、ブレーカー種別データとして「MCCB」、トリップ容量データとして「15AT」、幹線種別データとして「CVT」、幹線サイズデータとして「8」が入力されている。
図2Eに示される例では、No.データとして「2」、相式データとして「3φ」、容量データとして「100kVA」、ブレーカー種別データとして「MCCB」、トリップ容量データとして「200AT」、幹線種別データとして「CVT」、幹線サイズデータとして「指定なし」が入力されている。
ブレーカーデータの一例には、低圧漏電データが含まれる。
図2Eに示される例では、低圧漏電データとして「有」と「無」とのいずれかが選択可能にされている。
【0025】
図2Fは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図2Fは、高圧受電設備に含める機器情報を入力するための入力画面の一例を示す。入力画面の一例は、表示部120に表示される。
図2Fに示される例では、高圧受電設備に含める機器のうち、オプションデータが示される。
オプションデータの一例には、地絡継電器種別データが含まれる。
図2Fに示される例では、地絡継電器種別データとして「SOG支給品(方向性)」と「SOG支給品(無方向性)」と「地絡方向継電器(DGR)」と「地絡継電器(GR)」とのいずれかが選択可能にされている。
図1に戻り説明を続ける。
【0026】
受付部104は、入力部102から高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを取得し、取得した高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報とを受け付ける。
受付部104は、受け付けた高圧受電設備の仕様情報を、記憶部150の仕様データDBSDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるトランスデータを、記憶部150のトランスデータDBTDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるコンデンサデータを、記憶部150のコンデンサデータDBCDBに記憶させる。
受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれる高圧送りデータを、記憶部150の高圧送りデータDBHPDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるブレーカーデータを、記憶部150のブレーカーデータDBBDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるオプションデータを、記憶部150のオプションデータDBODBに記憶させる。
【0027】
取得部106は、記憶部150から高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを取得する。取得部106は、取得した高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報との組み合わせに該当する第1識別情報に関連付けられる回路の選定情報を、回路選定DBCSDBから取得し、取得した回路情報の選定情報に基づいて、回路を選定する。これによって、高圧受電設備で使用する回路を予測できる。
【0028】
機器選定部108-1は、取得部106から使用する回路の選定情報を取得する。機器選定部108-1は、取得した回路の選定情報に該当する第9識別情報に関連付けられる一又は複数の機器の選定情報を、機器選定DBMSDBから取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定する。機器選定部108-1は、付随する機器がある場合には、付随する機器情報を追加で選定する。
【0029】
ユニット選定部108-2は、機器選定部108-1から一又は複数の機器の選定情報を取得する。ユニット選定部108-2は、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、平面ユニットを選定する。平面ユニットとは、一又は複数の機器を平面(二次元)に配置したものであり、一又は複数の機器を配置したものをユニットという。ユニット選定部108-2は、平面ユニットの選定結果に基づいて、函体サイズを仮決定する。
【0030】
具体的には、ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第4識別情報に関連付けられる函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体サイズ情報に基づいて、函体サイズを仮決定する。ユニット選定部108-2は、仮決定した函体サイズに基づいて、受電盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報と、高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第2識別情報に関連付けられる真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報を、VCB受電盤配置DBVRDBから取得し、取得した真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報に基づいて、真空遮断器(VCB)受電盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報に基づいて、一又は複数のユニットを選定する。高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに基づいて真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報を選定することによって、高圧送りとコンデンサとを受電盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。
【0031】
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報と、高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第3識別情報に関連付けられる高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報を、LBS受電盤配置DBLRDBから取得し、取得した高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報に基づいて、高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報に基づいて、一又は複数のユニットを選定する。高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに基づいて高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報を選定することによって、高圧送りとコンデンサとを受電盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データとVCTスペースデータと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データと、LBSデータとに基づいて受電盤を選定する。ユニット選定部108-2は、受電盤の選定結果に基づいて、函体サイズDBBSDBから、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
【0032】
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第4識別情報に該当する函体サイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体サイズ情報に基づいて、高圧送り盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータと、コンデンサデータとの組み合わせに該当する第5識別情報に関連付けられる真空遮断器(VCB)送り盤の配置情報を、VCB送り盤配置DBVFDBから取得し、取得した真空遮断器(VCB)送り盤の配置情報に基づいて、真空遮断器(VCB)送り盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、真空遮断器(VCB)送り盤の配置情報に基づいて、一又は複数のユニットを選定する。高圧送りデータと、コンデンサデータとの組み合わせに基づいて真空遮断器(VCB)送り盤の配置情報を選定することによって、コンデンサを真空遮断器(VCB)送り盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。
【0033】
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータと、コンデンサデータとの組み合わせに該当する第6識別情報に関連付けられる高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の配置情報を、LBS送り盤配置DBLFDBから取得し、取得した高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の配置情報に基づいて、高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の配置情報に基づいて、一又は複数のユニットを選定する。高圧送りデータと、コンデンサデータとの組み合わせに基づいて高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の配置情報を選定することによって、コンデンサを高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データと、LBSデータとに基づいて高圧送り盤を選定する。ユニット選定部108-2は、高圧送り盤の選定結果に基づいて、函体サイズDBBSDBから、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
【0034】
ユニット選定部108-2は、コンデンサデータに該当する第4識別情報に該当する函体サイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体サイズ情報に基づいて、コンデンサ盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサデータから受電盤、高圧送り盤に配置した分を除き、残ったコンデンサデータに該当する第7識別情報に該当するコンデンサ盤の配置情報を、コンデンサ盤配置DBCBDBから取得し、取得したコンデンサ盤の配置情報に基づいて、ユニットを選定する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサデータに含まれるコンデンサ容量データとコンデンサ系統数データと、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと、真空電磁接触器(VMC)データとに基づいてコンデンサ盤を選定する。ユニット選定部108-2は、コンデンサ盤の選定結果に基づいて、函体サイズDBBSDBから、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
【0035】
ユニット選定部108-2は、トランスデータの第4識別情報に該当する函体サイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体サイズ情報に基づいて、トランス盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、トランスデータの第8識別情報に該当するトランス盤の配置情報を、トランス盤配置DBTBDBから取得し、取得したトランス盤の配置情報に基づいて、ユニットを選定する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサ盤を選定する場合に1系統のみで配置されたコンデンサ系統がある場合は、トランス盤への抱合せを考慮するようにしてもよい。
ユニット選定部108-2は、トランスデータに含まれるトランス容量データと相式データとトランス開閉器種類データと電力用コンデンサ(SC)容量データとSC開閉器種類データと防振ゴム有無データとに基づいてトランス盤を選定する。ユニット選定部108-2は、トランス盤の選定結果に基づいて、函体サイズDBBSDBから、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
【0036】
図3Aは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図3Aは、選定されたユニットの上方からの図の一例である。
図3Aに示される例では、1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBと3個のトランス盤TB-1からトランス盤TB-3とが示される。1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBと3個のトランス盤TBとの各々の一例は800幅である。
受電盤PRBには、電力需給用計測器用変成器用のスペース(VCT-SP)と真空遮断器(VCB)とが含まれる。コンデンサ盤CBには、2個の電力用コンデンサSCが含まれる。トランス盤TB-1には、1個のトランスTR1が含まれる。トランス盤TB-2とトランス盤TB-3とには、1個のトランスTR2が含まれる。
【0037】
図3Bは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図3Bは、選定されたユニットの上方からの図の一例である。
図3Bに示される例では、1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBと3個のトランス盤TB-1aからトランス盤TB-3aとが示される。1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBと1個のトランス盤TB-2aとの各々の一例は800幅であり、1個のトランス盤TB-1aと1個のトランス盤TB-3aとの各々の一例は1000幅である。
受電盤PRBには、電力需給用計測器用変成器用のスペース(VCT-SP)と真空遮断器(VCB)とが含まれる。コンデンサ盤CBには、2個の電力用コンデンサSCが含まれる。トランス盤TB-1aには、1個のトランスTR1が含まれる。トランス盤TB-2aとトランス盤TB-3aとには、1個のトランスTR2が含まれる。
図1に戻り説明を続ける。
【0038】
パネル選定部108-3は、ユニット選定部108-2からトランス盤の選定結果を取得する。パネル選定部108-3は、取得したトランス盤の選定結果に基づいて、機器選定部108-1によって選定された一又は複数の機器の各々を、選定されたトランス盤に紐づける。
パネル選定部108-3は、1段目にブレーカーが納まらない場合は、オプション機器の配置をリセットして、再度ブレーカーのみで、一又は複数のブレーカーに該当する第10識別情報に関連づけられているパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、一又は複数のパネルユニットを選定する。
パネル選定部108-3は、選定した一又は複数のパネルユニットに該当する第11識別情報に該当するパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報を選定する。
【0039】
パネル選定部108-3は、1段目から除外された一又は複数のオプション機器に該当する第10識別情報に関連づけられているパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、一又は複数のパネルユニットを2段目に選定する。
パネル選定部108-3は、選定した一又は複数のパネルユニットに該当する第11識別情報に該当するパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報を選定する。
パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて選定する。
パネル選定部108-3は、他のトランスの系統がある場合は、順次処理を行う。
【0040】
図4Aは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図4Aは、選定されたユニットの上方からの図の一例である。
図4Aに示される例では、3個のトランス盤TB-1からトランス盤TB-3に加え、1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBとが示される。
パネル選定部108-3は、トランス盤の選定結果に基づいて、機器選定部108-1によって選定された一又は複数の機器の各々をトランス盤に紐づけることによってトランスの配置位置を仮決定する(1-1、1-2、2-2)。
パネル選定部108-3は、一般負荷ブレーカー以外の漏電火災警報器(LGR)、コンセント、地絡継電器の配置位置を、漏電火災警報器(LGR)とコンセントと地絡継電器との組み合わせに該当する第10識別情報に関連付けられるパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、仮決定する(2-1)。
パネル選定部108-3は、オプション機器の仮配置内容に該当する第11識別情報に関連付けられるパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報から配置可能なパネルパターンを選定する。パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて、選定する。
【0041】
図4Bは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するための図である。
図4Bは、選定されたユニットの上方からの図の一例である。
図4Bに示される例では、3個のトランス盤TB-1aからトランス盤TB-3aに加え、1個の受電盤PRBと1個のコンデンサ盤CBとが示される。トランス盤TB-1aとトランス盤TB-3aとは、1000幅である。パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて選定する。
パネル選定部108-3は、トランス盤の選定結果に基づいて、機器選定部108-1によって選定された一又は複数の機器の各々をトランス盤に紐づけることによってトランスの配置位置を仮決定する(1-1a、1-2a、2-2a)。
パネル選定部108-3は、一般負荷ブレーカー以外の漏電火災警報器(LGR)、コンセント、地絡継電器の配置位置を、漏電火災警報器(LGR)とコンセントと地絡継電器との組み合わせに該当する第10識別情報に関連付けられるパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、仮決定する(2-1a)。
パネル選定部108-3は、オプション機器の仮配置内容に該当する第11識別情報に関連付けられるパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報から配置可能なパネルパターンを選定する。パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて選定する。
パネル選定部108-3は、パネルパターンの選定結果を、記憶部150に記憶させる。
図1に戻り説明を続ける。
【0042】
作成部110は、記憶部150に含まれるパネルパターンの選定結果を取得する。作成部110は、取得したパネルパターンの選定結果に基づいて、パネルパターンの選定結果を表した画像を作成する。パネルパターンの選定結果を表した画像の一例は、高圧受電設備の外形正面図、外形側面図、基礎図、結線図である。作成部110は、作成したパネルパターンの選定結果を表した画像を、記憶部150に記憶させる。
【0043】
出力部112は、記憶部150からパネルパターンの選定結果を表した画像を取得する。出力部112は、取得した画像を出力する。例えば、出力部112は、表示部120に画像を表示させる。
【0044】
受付部104、取得部106、機器選定部108-1、ユニット選定部108-2、パネル選定部108-3、作成部110、出力部112は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部150に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0045】
(情報処理装置の動作)
図5は、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図5を参照して、情報処理装置100の入力部102に高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とが入力された後の動作について説明する。
(ステップS1-1)
受付部104は、入力部102から高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを取得し、取得した高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを受け付ける。
受付部104は、受け付けた高圧受電設備の仕様情報を、記憶部150の仕様データDBSDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるトランスデータを、記憶部150のトランスデータDBTDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるコンデンサデータを、記憶部150のコンデンサデータDBCDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれる高圧送りデータを、記憶部150の高圧送りデータDBHPDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるブレーカーデータを、記憶部150のブレーカーデータDBBDBに記憶させる。受付部104は、受け付けた高圧受電設備に含める機器情報に含まれるオプションデータを、記憶部150のオプションデータDBODBに記憶させる。
(ステップS2-1)
取得部106は、記憶部150から高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報とを取得する。取得部106は、取得した高圧受電設備の仕様情報と高圧受電設備に含める機器情報との組み合わせに該当する第1識別情報に関連付けられる回路の選定情報を、回路選定DBCSCBから取得し、取得した回路情報の選定情報に基づいて、回路を選定する。
【0046】
(ステップS3-1)
機器選定部108-1は、取得部106から使用する回路の選定情報を取得する。機器選定部108-1は、取得した回路の選定情報に該当する第9識別情報に関連付けられる一又は複数の機器の選定情報を、機器選定DBMSDBから取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定する。機器選定部108-1は、付随する機器がある場合には、付随する機器情報を追加で選定する。
(ステップS4-1)
ユニット選定部108-2は、機器選定部108-1から一又は複数の機器の選定情報を取得する。ユニット選定部108-2は、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、平面ユニットを選定する。ユニット選定部108-2は、平面ユニットの選定結果に基づいて、函体サイズを仮決定する。
【0047】
(ステップS5-1)
パネル選定部108-3は、ユニット選定部108-2からトランス盤の選定結果を取得する。パネル選定部108-3は、取得したトランス盤の選定結果に基づいて、機器選定部108-1によって選定された一又は複数の機器の各々を、選定されたトランス盤に紐づける。
パネル選定部108-3は、1段目にブレーカーが納まらない場合は、オプション機器の配置をリセットして、再度ブレーカーのみで、一又は複数のブレーカーに該当する第10識別情報に関連づけられているパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、一又は複数のパネルユニットを選定する。
パネル選定部108-3は、選定した一又は複数のパネルユニットに該当する第11識別情報に該当するパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報を選定する。
パネル選定部108-3は、1段目から除外された一又は複数のオプション機器に該当する第10識別情報に関連づけられているパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、一又は複数のパネルユニットを2段目に選定する。
パネル選定部108-3は、選定した一又は複数のパネルユニットに該当する第11識別情報に該当するパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報を選定する。
パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて、パネルパターンを選定する。
パネル選定部108-3は、他のトランスの系統がある場合は、順次処理を行う。
【0048】
(ステップS6-1)
パネル選定部108-3は、溢れた機器(配置できていない機器)があるか否かを判定する。
(ステップS7-1)
パネル選定部108-3は、溢れた機器がないと判定した場合には、機器の配置を確定する。パネル選定部108-3は、パネルパターンの選定結果を、記憶部150に記憶させる。
作成部110は、記憶部150に含まれるパネルパターンの選定結果を取得する。作成部110は、取得したパネルパターンの選定結果に基づいて、パネルパターンの選定結果を表した画像を作成する。パネルパターンの選定結果を表した画像の一例は、高圧受電設備の外形正面図、外形側面図、基礎図、結線図である。作成部110は、作成したパネルパターンの選定結果を表した画像を、記憶部150に記憶させる。
【0049】
(ステップS8-1)
出力部112は、記憶部150からパネルパターンの選定結果を表した画像を取得する。出力部112は、取得した画像を出力する。例えば、出力部112は、表示部120に画像を表示させる。
(ステップS9-1)
パネル選定部108-3は、溢れた機器があると判定した場合には、トランス系統毎に溢れ機器をカウントする。
【0050】
(ステップS10-1)
パネル選定部108-3は、函体のサイズをアップさせた場合に溢れ機器があるか否かを判定する。溢れ機器があると判定した場合には、ステップS6-1へ移行する。
(ステップS11-1)
パネル選定部108-3は、函体のサイズをアップさせた場合に溢れ機器がないと判定した場合に、函体のサイズを元に戻す。
(ステップS12-1)
パネル選定部108-3は、パネルと函体とを追加した場合に溢れ機器があるか否かを判定する。溢れ機器がある場合にはステップS10-1へ移行し、溢れ機器がない場合にはステップS6-1へ移行する。
【0051】
図6は、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図6を参照して、
図5のステップS4-1の処理の詳細について説明する。
(ステップS1-2)
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第4識別情報に関連付けられる函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体サイズに基づいて、受電盤を選定する。
図7Aは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図7Aを参照して、ユニット選定部108-2が受電盤データを選定する処理について説明する。
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データがVCBである場合には、高圧受電設備の仕様情報に含まれるVCTスペースデータと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データと、LBSデータとの組み合わせに該当する第2識別情報に関連付けられるVCB受電盤の配置情報を、VCB受電盤配置DBVRDBから取得し、取得したVCB受電盤の配置情報に基づいて、VCB受電盤の配置を選定する。
ユニット選定部108-2は、選定したVCB受電盤の配置に基づいて、ユニットを選定する。高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに基づいて真空遮断器(VCB)受電盤の配置情報を選定することによって、高圧送りとコンデンサとを受電盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。
【0052】
ユニット選定部108-2は、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データがLBSである場合には、高圧受電設備の仕様情報に含まれるVCTスペースデータと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データと、LBSデータとの組み合わせに該当する第3識別情報に関連付けられるLBS受電盤の配置情報を、LBS受電盤配置DBLRDBから取得し、取得したLSB受電盤の配置情報に基づいて、LBS受電盤の配置を選定する。
ユニット選定部108-2は、選定したLBS受電盤の配置に基づいて、ユニットを選定する。高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに基づいて高圧交流負荷開閉器(LBS)受電盤の配置情報を選定することによって、高圧送りとコンデンサとを受電盤に抱合せ可能かを含めて判定できるため、函体面数を抑えることができる。ユニットを選定する条件の一例は、主開閉器の種類とVCTスペースの有無とSR-SCの有無とLBS送りの有無である。
ユニット選定部108-2は、受電盤の選定結果に基づいて、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第4識別情報と関連付けられる函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体のサイズ情報から、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
図6に戻り説明を続ける。
【0053】
(ステップS2-2)
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータに含まれる開閉器情報がVCBである場合には、高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第5識別情報に関連付けられるVCB送り盤の配置情報を、VCB送り盤配置DBVFDBから取得し、取得したVCB送り盤の配置情報に基づいて、VCB送り盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、選定したVCB送り盤の配置に基づいて、ユニットを選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータに含まれる開閉器情報がLBSである場合には、高圧送りデータとコンデンサデータとの組み合わせに該当する第5識別情報に関連付けられるLBS送り盤の配置情報を、VCB送り盤配置DBLRDBから取得し、取得したVCB送り盤の配置情報に基づいて、LBS送り盤の配置を選定する。ユニット選定部108-2は、選定したVCB送り盤の配置に基づいて、ユニットを選定する。ユニットを選定する条件の一例は、主開閉器の種類とSR-SCの有無とLBS送りの有無である。
【0054】
図7Bは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図7Bを参照して、ユニット選定部108-2が高圧送り盤を選定する処理について説明する。
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータと、コンデンサデータとから、VCB送り盤配置DBVFDBに含まれる真空遮断器(VCB)送り盤の一又は複数の配置情報とLBS送り盤配置DBLFDBに含まれる高圧交流負荷開閉器(LBS)送り盤の一又は複数の配置情報とのいずれかを取得し、取得した配置情報に基づいてユニットを選定する。ユニット選定部108-2は、選定したユニットに基づいて、高圧送り盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータに含まれる主開閉器データがVCBである場合には、直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データとVCBデータとの組み合わせに該当する第5識別情報に関連付けられるVCB送り盤の配置情報を、VCB送り盤配置DBVFDBから取得し、取得したVCB送り盤の配置情報に基づいて、高圧送り盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧送りデータに含まれる主開閉器データがLBSである場合には、直列リアクトル(SR)データと電力用コンデンサ(SC)データとLBSデータとの組み合わせに該当する第6識別情報に関連付けられるLBS送り盤の配置情報を、LBS送り盤配置DBLFDBから取得し、取得したLBS送り盤の配置情報に基づいて、高圧送り盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、高圧送り盤の選定結果に基づいて、高圧送り盤の選定結果に該当する第4識別情報に関連付けられる函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体のサイズ情報から、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
図6に戻り、説明を続ける。
【0055】
(ステップS3-2)
ユニット選定部108-2は、高圧送りの残があるか否かを判定する。高圧送りの残がある場合には、ステップS2-2へ移行する。
(ステップS4-2)
ユニット選定部108-2は、高圧送りの残がない場合には、コンデンサデータに該当する第7識別情報に関連付けられるコンデンサ盤の配置情報を、コンデンサ盤配置DBCBDBから取得し、取得したコンデンサ盤の配置情報に基づいて、コンデンサ盤を選定する。
図7Cは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図7Cを参照して、ユニット選定部108-2がコンデンサ盤を選定する処理について説明する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサデータから受電盤、高圧送り盤に配置した分を除き、残ったコンデンサデータに該当する第7識別情報に関連付けられるコンデンサ盤の配置情報を、コンデンサ盤配置DBCBDBから取得し、取得したコンデンサ盤の配置情報に基づいて、コンデンサ盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサデータに含まれるコンデンサ容量データとコンデンサ系統数データと、高圧受電設備の仕様情報に含まれる主開閉器データと、高圧送りデータに含まれる直列リアクトル(SR)データと、真空電磁接触器(VMC)データとに基づいてコンデンサ盤を選定する。ユニット選定部108-2は、コンデンサ盤の選定結果に基づいて、コンデンサ盤の選定結果に該当する第4識別情報に関連付けて記憶されている函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体のサイズ情報から、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
図6に戻り説明を続ける。
【0056】
(ステップS5-2)
ユニット選定部108-2は、コンデンサの残があるか否かを判定する。コンデンサの残がある場合には、ステップS4-2へ移行する。
(ステップS6-2)
ユニット選定部108-2は、コンデンサの残がない場合に、トランスデータに該当する第8識別情報に関連付けられるトランス盤の配置情報を、トランス盤配置DBTBDBから取得し、取得したトランス盤の配置情報に基づいて、トランス盤を選定する。
図7Dは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図7Dを参照して、ユニット選定部108-2がトランス盤を選定する処理について説明する。
ユニット選定部108-2は、トランスデータに該当する第8識別情報に関連付けられるトランス盤の配置情報を、トランス盤配置DBTBDBから取得し、取得したトランス盤の配置情報に基づいて、ユニットを選定し、トランス盤を選定する。
ユニット選定部108-2は、コンデンサ盤を選定する場合に1系統のみで配置されたコンデンサ系統がある場合は、トランス盤への抱合せを考慮する。
ユニット選定部108-2は、トランスデータに含まれるトランス容量データと相式データとトランス開閉器種類データと電力用コンデンサ(SC)容量データとSC開閉器種類データと防振ゴム有無データとに基づいてトランス盤を選定する。
図6に戻り説明を続ける。
【0057】
(ステップS7-2)
ユニット選定部108-2は、トランスの残があるか否かを判定する。トランスの残がある場合には、ステップS6-2へ移行する。
(ステップS8-2)
ユニット選定部108-2は、トランス盤の選定結果に基づいて、トランス盤の選定結果に該当する第4識別情報に関連付けられる函体のサイズ情報を、函体サイズDBBSDBから取得し、取得した函体のサイズ情報から、函体の最小の横幅、配置可能な奥行、高さの候補を取得する。
配置完了のイメージの一例は、
図3Aと
図3Bとを適用できる。
【0058】
図8は、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図8を参照して、
図5のステップS5-1からS12-1の処理の詳細について説明する。
(ステップS1-3)
パネル選定部108-3は、ユニット選定部108-2からトランス盤の選定結果を取得する。パネル選定部108-3は、取得したトランス盤の選定結果に基づいて、機器選定DBMSDBに格納されている機器を、選定されたトランス盤に紐づける。
(ステップS2-3)
パネル選定部108-3は、オプション機器を仮配置する。
図9Aは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図9Aを参照して、パネル選定部108-3がオプション機器を仮配置する処理について説明する。
パネル選定部108-3は、パネル配置優先順位DBPLDBに含まれるパネル配置の一又は複数の優先順位を使用して、オプション機器を仮配置する。例えば、
図9Aに示すように、パネル選定部108-3は、漏電火災警報器(LGR)と地絡方向継電器(DGR)とコンセントとの組み合わせに該当する第10識別情報に関連付けられるパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、LGRとDGRとコンセントとを仮配置する。
図8に戻り説明を続ける。
【0059】
(ステップS3-3)
パネル選定部108-3は、1段目のパネルパターンを選定する。パネル選定部108-3は、1段目のパネルユニットに該当する第11識別情報に関連付けられるパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報に基づいて、配置可能なパネルパターンを選定する。パネル選定部108-3は、パネル幅はトランス盤データの内容に準じて、パネルパターンを選定する。
図9Bは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図9Bを参照して、パネル選定部108-3が1段目のパネルパターンを選定する処理について説明する。
パネル選定部108-3は、1段目のパネルユニットに該当する第11識別情報に関連付けられるパネルユニット情報を、パネルユニットDBPLDBから取得し、取得したパネルユニット情報に基づいて、パネルユニットを選定する。例えば、
図9Bの左図に示すように、パネル選定部108-3は、800幅のパネルを選定し、800幅のパネルに配置可能なパターンをデータ化する。
【0060】
図9Bの左図に示される例では、400AFが3個配置されたパターンの場合には「444」とデータ化され、225AFが6個配置されたパターンの場合には「222222」とデータ化され、400AFが2個と225AFが2個配置されたパターンの場合には「4422」とデータ化され、LGRが1個と225AFが4個配置されたパターンの場合には「L2222」とデータ化される。
例えば、
図9Bの右図に示すように、パネル選定部108-3は、1000幅のパネルを選定し、1000幅のパネルに配置可能なパターンをデータ化する。
図9Bの右図に示される例では、400AFが4個配置されたパターンの場合には「4444」とデータ化され、225AFが7個配置されたパターンの場合には「2222222」とデータ化され、400AFが2個と225AFが3個配置されたパターンの場合には「44222」とデータ化され、LGRが1個と225AFが5個配置されたパターンの場合には「L22222」とデータ化される。
図8に戻り説明を続ける。
【0061】
(ステップS4-3)
パネル選定部108-3は、1段目にブレーカーが納まるか否かを判定する。
(ステップS5-3)
パネル選定部108-3は、1段目にブレーカーが納まらない場合に、オプション機器の配置をリセットして、再度ブレーカーのみで、1段目のパネルユニットに該当する第11識別情報に関連付けられるパネルユニット情報を、パネルユニットDBPUDBから取得し、取得したパネルユニット情報に基づいて、配置可能なパネルパターンを選定する。その後、ステップS3-3へ移行する。
【0062】
(ステップS6-3)
パネル選定部108-3は、1段目にブレーカーが納まる場合に、1段目のパネル配置を決定する。
図9Cは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図9Cを参照して、パネル選定部108-3が1段目のパネル配置を決定する処理について説明する。
パネル選定部108-3は、配置可能なパターンをデータ化した結果から、パネルユニットを選定する。例えば、
図9Cに示すように、パネル選定部108-3は、800幅のパネルを選定し、800幅のパネルに配置可能なパターンをデータ化した結果のうち、「2244」とデータ化された、225AFが2個と400AFが2個とが配置されたパターンを選定する。
図8に戻り説明を続ける。
(ステップS7-3)
パネル選定部108-3は、1段目から除外されたオプション機器を、パネル配置優先順位DBPLDBを使用して、2段目に配置する。
図9Dは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図9Dを参照して、パネル選定部108-3が1段目から除外されたオプション機器を、2段目に配置する処理について説明する。
パネル選定部108-3は、1段目から除外されたオプション機器であるLGRとコンセントの組み合わせに該当する第10識別情報に関連付けられるパネル配置の優先順位を、パネル配置優先順位DBPLDBから取得し、取得したパネル配置の優先順位に基づいて、LGRとコンセントとを2段目に配置する。
図8に戻り説明を続ける。
【0063】
(ステップS8-3)
パネル選定部108-3は、2段目のパネル配置を確定する。
図9Eは、本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す図である。
図9Eを参照して、パネル選定部108-3が2段目のパネル配置を決定する処理について説明する。
パネル選定部108-3は、1段目から除外されたオプション機器を2段目に配置した結果から、パネルユニットを選定する。例えば、
図9Eに示すように、パネル選定部108-3は、オプション機器を2段目に配置した結果から、LGRとコンセントと3個の225AFとが配置されたパターンで、「L22222」とデータ化されたパターンを選定する。
図8に戻り説明を続ける。
(ステップS9-3)
パネル選定部108-3は、本トランス系統のパネル配置を決定する。
(ステップS10-3)
パネル選定部108-3は、他のトランス系統が存在するか否かを判定する。他のトランス系統が存在する場合には、ステップS2-3へ移行する。
(ステップS11-3)
パネル選定部108-3は、他のトランス系統が存在しない場合には、パネルユニット選定を完了する。
【0064】
前述した実施形態では、一例として、情報処理装置100が、受電盤と高圧送り盤とコンデンサ盤とトランス盤とを選定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、情報処理装置100は、受電盤と高圧送り盤とコンデンサ盤とトランス盤とのうち、少なくとも一個を選定するようにしてもよい。
この場合、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、機器情報に、高圧送りデータとコンデンサデータとが含まれる場合に、仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、受電盤を選定する。また、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、機器情報に、高圧送りデータとコンデンサデータとが含まれる場合に、高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、高圧送り盤を選定する。
また、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、機器情報に、コンデンサデータが含まれる場合に、コンデンサデータに基づいて、コンデンサ盤を選定する。また、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、機器情報に、トランスデータが含まれる場合に、トランスデータに基づいて、トランス盤を選定する。
【0065】
前述した実施形態では、一例として、情報処理装置100が、受電盤、高圧送り盤、コンデンサ盤、トランス盤の順序で選定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、情報処理装置100は、受電盤、高圧送り盤、コンデンサ盤、トランス盤を任意の順序で選定してもよい。
前述した実施形態では、情報処理装置100に、仕様データDBSDBとトランスデータDBTDBとコンデンサデータDBCDBと高圧送りデータDBHPDBとブレーカーデータDBBDBとオプションデータDBODBと回路選定DBCSDBとVCB受電盤配置DBVRDBとLBS受電盤配置DBLRDBと函体サイズDBBSDBとVCB送り盤配置DBVFDBとLBS送り盤配置DBLFDBとコンデンサ盤配置DBCBDBとトランス盤配置DBTBDBと機器選定DBMSDBとパネル配置優先順位DBPLDBとパネルユニットDBPUDBとが記憶される場合について説明したが、この例に限られない。
例えば、仕様データDBSDBとトランスデータDBTDBとコンデンサデータDBCDBと高圧送りデータDBHPDBとブレーカーデータDBBDBとオプションデータDBODBと回路選定DBCSDBとVCB受電盤配置DBVRDBとLBS受電盤配置DBLRDBと函体サイズDBBSDBとVCB送り盤配置DBVFDBとLBS送り盤配置DBLFDBとコンデンサ盤配置DBCBDBとトランス盤配置DBTBDBと機器選定DBMSDBとパネル配置優先順位DBPLDBとパネルユニットDBPUDBとの少なくとも一部が、クラウドなどの情報処理装置100とは異なる記憶部に記憶されてもよい。
【0066】
本実施形態に係る情報処理装置100によれば、情報処理装置100は、受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報とを受け付ける受付部104と、受付部104が受け付けた仕様情報と機器情報とに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報との一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について回路の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、回路の選定情報を取得する取得部106としての回路情報取得部と、回路情報取得部によって取得された回路の選定情報に基づいて、一又は複数の回路の選定情報と、一又は複数の回路の前記選定情報について一又は複数の機器の選定情報とを関連付けて記憶する記憶部から、一又は複数の機器の選定情報を取得し、取得した一又は複数の機器の選定情報に基づいて、一又は複数の機器を選定する機器選定部108-1と、機器選定部108-1によって選定された一又は複数の機器の各々を配置するためのユニットを選定するユニット選定部108-2と、ユニット選定部108-2によって選定されたユニットに基づいて、ユニットを配置するパネルを選定するパネル選定部108-3とを備える。
このように構成することによって、情報処理装置100は、受電設備の仕様情報と受電設備に含める機器情報とに基づいて回路情報を取得し、取得された回路情報に基づいて受電設備に配置する機器を複数選定できる。情報処理装置100は、選定された複数の機器の各々を配置するためのユニットを選定できるため、函体のサイズを仮決定できる。情報処理装置100は、選定したユニットに基づいて、複数のユニットを配置するパネルを選定できるため、パネルの配置を仮決定できる。
【0067】
情報処理装置100において、機器情報には、高圧送りデータとコンデンサデータとトランスデータとの少なくとも一つが含まれる。
このように構成することによって、情報処理装置100は、受電設備の仕様情報と受電設備に含める高圧送りデータとコンデンサデータとトランスデータとのいずれか一つとに基づいて回路情報を取得できる。
【0068】
情報処理装置100において、機器情報に、高圧送りデータとコンデンサデータとが含まれる場合に、ユニット選定部108-2は、仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、高圧受電設備の仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について受電盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、受電盤を選定する。
このように構成することによって、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、仕様情報と高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、受電盤を選定できるため、受電盤のサイズを仮決定できる。
【0069】
情報処理装置100において、機器情報に、高圧送りデータとコンデンサデータとが含まれる場合に、ユニット選定部108-2は、高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、高圧送りデータとコンデンサデータとの一又は複数の組み合わせの各々と、一又は複数の組み合わせの各々について高圧送り盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、高圧送り盤の配置情報を取得し、取得した前記高圧送り盤の前記配置情報に基づいて高圧送り盤を選定する。
このように構成することによって、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、高圧送りデータとコンデンサデータとに基づいて、高圧送り盤に配置するユニットを選定できるため、高圧送り盤のサイズを仮決定できる。
【0070】
情報処理装置100において、機器情報に、コンデンサデータが含まれる場合に、ユニット選定部108-2は、コンデンサデータに基づいて、一又は複数のコンデンサデータの各々と、一又は複数のコンデンサデータの各々についてコンデンサ盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、コンデンサ盤の配置情報を取得し、取得した前記コンデンサ盤の配置情報に基づいてコンデンサ盤を選定する。
このように構成することによって、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、コンデンサデータに基づいて、コンデンサ盤に配置するユニットを選定できるため、コンデンサ盤のサイズを仮決定できる。
【0071】
情報処理装置100において、機器情報に、トランスデータが含まれる場合に、ユニット選定部108-2は、トランスデータに基づいて、一又は複数のトランスデータの各々と、一又は複数のトランスデータの各々についてトランス盤の配置情報とを関連付けて記憶する記憶部から、トランス盤の配置情報を取得し、取得したトランス盤の配置情報に基づいてトランス盤を選定する。
このように構成することによって、情報処理装置100において、ユニット選定部108-2は、トランスデータに基づいて、トランス盤に配置するユニットを選定できるため、トランス盤のサイズを仮決定できる。
【0072】
情報処理装置100において、パネル選定部108-3は、ユニット選定部108-2によって選定されたユニットに基づいて、パネルの一又は複数の段の各々に配置するユニットを選定する。
このように構成することによって、情報処理装置100において、パネル選定部108-3は、ユニット選定部108-2によって選定されたユニットに基づいて、パネルの一又は複数の段の各々に配置するユニットを選定できるため、パネルの配置を仮決定できる。
【0073】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してコンピュータプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0074】
100…情報処理装置、102…入力部、104…受付部、106…取得部、108-1…機器選定部、108-2…ユニット選定部、108-3…パネル選定部、110…作成部、112…出力部、120…表示部、150…記憶部