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特開2023-132876情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132876
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20230914BHJP
【FI】
G06Q50/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022038443
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】000003687
【氏名又は名称】東京電力ホールディングス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】514105011
【氏名又は名称】株式会社東光高岳
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】松島 可奈恵
(72)【発明者】
【氏名】福地 哲
(72)【発明者】
【氏名】日向野 誠
(72)【発明者】
【氏名】石村 将章
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC06
(57)【要約】
【課題】充電が完了した交換式バッテリーの識別情報と、配送先となるバッテリー交換ステーションの識別情報とを連関させて管理することができる情報処理方法等を提供する。
【解決手段】情報処理方法は、バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得し、回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得し、
回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、
充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
【請求項2】
前記バッテリー交換ステーションから前記交換式バッテリーを回収する際、前記バッテリー識別情報に、回収元の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記バッテリー交換ステーションから、充電が必要な交換式バッテリーの数量を受け付ける
請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記バッテリー交換ステーションそれぞれから受け付けた充電が必要な交換式バッテリーの数量に応じて、配送先の前記バッテリー交換ステーションそれぞれに対し配送数量を割り当て、
前記配送数量それぞれに応じた料金を、配送先の前記バッテリー交換ステーションそれぞれに対し課金する
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
充電済みの前記交換式バッテリーの数量、充電中の前記交換式バッテリーの数量、及び前記バッテリー交換ステーションへ提供中の前記交換式バッテリーの数量を取得し、
取得した充電済みの前記交換式バッテリーの数量、充電中の前記交換式バッテリーの数量、及び前記バッテリー交換ステーションへ提供中の前記交換式バッテリーの数量を表示装置に出力する
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記バッテリー交換ステーションから、前記交換式バッテリーの回収要求を取得し、
回収要求がされた前記交換式バッテリーの数量を、表示装置に出力する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記バッテリー交換ステーションにて保管されている充電済み又は使用済みの前記交換式バッテリーの数量に応じて、前記バッテリー交換ステーションに対する前記交換式バッテリーの配送案を生成する
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記バッテリー交換ステーションは、石油元売業者を含む第1グループステーションと、カーリース業者を含む第2グループステーションとに分類され、
前記分類に応じて、前記交換式バッテリーの配送及び回収に関する情報を記憶する
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記第1グループステーションにて保管されている充電済み及び使用済みの前記交換式バッテリーの数量を取得し、
充電済み及び使用済みの前記交換式バッテリーの数量を、前記第1グループステーションを特定する交換ステーション識別情報に対応付けて記憶する
請求項8に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記第1グループステーションの利用者に関する利用者情報を取得し、
前記利用者情報を、前記第1グループステーションを特定する交換ステーション識別情報に対応付けて記憶する
請求項9に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記第2グループステーションにて保管されている充電済み及び使用済みの前記交換式バッテリーの数量と、前記交換式バッテリーが搭載される車両の数量とを取得し、
充電済み及び使用済みの前記交換式バッテリーの数量と、前記車両の数量とを、前記第2グループステーションを特定する交換ステーション識別情報に対応付けて記憶する
請求項8から請求項9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項12】
前記交換式バッテリーの充電は、一括充電ステーションにて行われ、
前記充電完了情報は、前記一括充電ステーションを特定するための充電ステーション識別情報を含む
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記交換式バッテリーの配送及び回収は、前記一括充電ステーションと前記バッテリー交換ステーションとの間で行われ、
前記一括充電ステーションと前記バッテリー交換ステーションとの距離に応じて、前記交換式バッテリーに対する料金と決定する
請求項12に記載の情報処理方法。
【請求項14】
コンピュータに、
バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得し、
回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、
充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する
処理を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項15】
バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得する取得部と、
回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する記憶部と
を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両で使用された二次電池を再運用することができる二次電池デリバリー方法が提案されている(特許文献1)。特許文献1の二次電池デリバリー方法においては、管理装置が、車両に搭載されたことのある複数の二次電池のそれぞれの電池特性を示すデータを取得し、取得されたデータに基づいて、複数の二次電池の中から、総電力量が需要家によって指定された所定電力量以上となる二次電池の組み合わせを選択し、移動体が、選択された二次電池を、前記需要家の場所まで搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-26440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の二次電池デリバリー方法における管理装置は、充電が完了した交換式バッテリーの識別情報と、配送先となるバッテリー交換ステーションの識別情報とを連関させて管理する点について考慮されていない。
【0005】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、充電が完了した交換式バッテリーの識別情報と、配送先となるバッテリー交換ステーションの識別情報とを連関させて管理することができる情報処理方法等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの側面では、情報処理方法は、バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得し、回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する。
【0007】
一つの側面では、コンピュータプログラムは、コンピュータに、バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得し、回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する処理を実行させる。
【0008】
一つの側面では、情報処理装置は、バッテリー交換ステーションから回収した電気自動車用の交換式バッテリーのバッテリー識別情報を取得する取得部と、回収した前記交換式バッテリーに対する充電が完了した場合に、前記バッテリー識別情報に対応付けて充電完了を示す充電完了情報を記憶し、充電済みの前記交換式バッテリーを前記バッテリー交換ステーションへ配送する場合に、前記バッテリー識別情報に、配送先の前記バッテリー交換ステーションを特定するための交換ステーション識別情報を対応付けて記憶する記憶部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
充電が完了した交換式バッテリーの識別情報と、配送先となるバッテリー交換ステーションの識別情報とを連関させて管理する情報処理方法等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る情報処理装置等を含む一括充電システムの構成例を示す図である。
図2】情報処理装置の構成例を示す図である。
図3】一括充電ステーションテーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
図4】バッテリー交換ステーションテーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
図5】バッテリー管理テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
図6】利用者(第1グループステーション)管理テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。
図7】情報処理装置の制御部に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。
図8】情報処理装置の制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。
図9】交換式バッテリーの状態等を表示する表示画面の一例を説明する図である。
図10】実施形態2(課金)に係る情報処理装置の制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。
図11】実施形態3(配送提案)に係る情報処理装置の制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0011】
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施形態1に係る情報処理装置1等を含む一括充電システムSの構成例を示す図である。一括充電システムSは、電気自動車EV用の交換式バッテリーBの充電を一括して行う一括充電ステーション100、及び当該一括充電ステーション100から配送される充電済みの交換式バッテリーBの交換を行う複数のバッテリー交換ステーション200にて用いられる。一括充電システムSは、これら一括充電ステーション100と複数のバッテリー交換ステーション200との間にて流通、すなわち運送トラック等により配送及び回収する交換式バッテリーBに関する管理を行うシステムである。交換式バッテリーBは、電気自動車EV用としたが、これに限定されず、交換式バッテリーBは、電動自転車又は電動二輪車等の電動による移動体全般にて用いられるものであってもよい。
【0012】
一括充電システムSは、一括充電ステーション100にて用いられる情報処理装置1を主たる装置として構成され、当該情報処理装置1は、複数のバッテリー交換ステーション200それぞれにおいて用いられるスマートホン又はPC等の端末装置2と、例えばインターネット等の通信ネットワークNを介して通信可能に接続される。一括充電ステーション100にて充電された交換式バッテリーBは、バッテリー交換ステーション200に配送される。バッテリー交換ステーション200にて、配送された交換式バッテリーBは、電気自動車EVに搭載されることにより、使用済みの交換式バッテリーBと交換される。この際、使用済みの交換式バッテリーBは、バッテリー交換ステーション200にて、一旦保管された後、一括充電ステーション100へ回送される。
【0013】
バッテリー交換ステーション200は、例えば石油元売業者を含む第1グループステーション201と、カーリース業者を含む第2グループステーション202とに分類され、複数種類の交換ステーションを含む。石油元売業者を含む第1グループステーション201においては、当該第1グループステーション201の利用者が用いる電気自動車EVに対する交換式バッテリーBの交換が行われる。カーリース業者を含む第2グループステーション202においては、第2グループステーション202が保有する電気自動車EV(リース対象カー)に対する交換式バッテリーBの交換が行われる。このように一括充電ステーション100からバッテリー交換ステーション200に配送された充電済みの交換式バッテリーBは、当該交換式バッテリーBの業態(サービス内容)に応じて、電気自動車EVにて使用された後、使用済みの交換式バッテリーBとして一括充電ステーション100により回収される。
【0014】
情報処理装置1は、一括充電ステーション100が保有する個々の交換式バッテリーBの状態に関する情報を、当該交換式バッテリーBの識別情報(バッテリー識別情報)と対応(関連)付けて、自装置の記憶部12に記憶する。詳細は後述するが、交換式バッテリーBの状態に関する情報は、充電状態(充電済み、充電中)、バッテリー交換ステーション200に提供済み、及びバッテリー交換ステーション200における状態(充電済み、使用済み)に関する情報を含む。充電状態において、充電中に関する情報は、充電率(SOC:State Of Charge)を含むものであってもよい。
【0015】
一括充電ステーション100は、太陽光発電設備101又は風力発電設備102等、再生可能エネルギー発電設備を含むものであってもよい。これら太陽光発電設備101又は風力発電設備102等の再生可能エネルギー発電設備は、一括充電ステーション100と同じ敷地内に位置している場合に限定されず、他の敷地内に位置し、送電線等にて接続されているものであってもよい。
【0016】
一括充電ステーション100にて保管されている交換式バッテリーBは、当該交換式バッテリーBを充電する充電装置104に接続されている。充電装置104は、スマートメータ103を介して、太陽光発電設備101又は風力発電設備102等の再生可能エネルギー発電設備に接続され、当該一括充電ステーション100にて発電された再生可能エネルギー電力(グリーン電力)を用いて、交換式バッテリーBを充電する。更に、交換式バッテリーBを充電する充電装置104は、スマートメータ103を介して、電力系統DKに接続され、当該電力系統DKから供給された電力を用いて、交換式バッテリーBを充電する。当該電力系統DKは、例えば、地域間連系送電線を含み、他拠点における再生可能エネルギー発電設備にて発電された再生可能エネルギー電力(グリーン電力)を供給するものであってもよい。
【0017】
このように、一括充電ステーション100にて充電される交換式バッテリーBは、地産(一括充電ステーション100の再生可能エネルギー発電設備)又は他産(電力系統DKからの他拠点の再生可能エネルギー発電設備)による再生可能エネルギー電力(グリーン電力)によって充電される。情報処理装置1は、交換式バッテリーBが再生可能エネルギー電力(グリーン電力)によって充電された旨を示す情報(カラーリング)についても、例えばスマートメータ103から取得し、バッテリー識別情報に対応付けて記憶するものであってもよい。本実施形態において、カラーリングとは、交換式バッテリーBを充電するにあたり、再生可能エネルギー電力(グリーン電力)を用いたものであるか否かを示す電力由来を示す。
【0018】
情報処理装置1は、交換式バッテリーBに関する情報の管理に加え、更に、交換式バッテリーBに対する充電に関する制御処理を行うものであってもよい。情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200からの需要に対応すべく、交換式バッテリーBの充電を行うにあたり、一括充電ステーション100の再生可能エネルギー発電設備による発電量と、再生可能エネルギーの電力系統DKからの給電量とを最適化する制御を行うものであってよい。この場合、情報処理装置1は、一括充電ステーション100の上位に位置するAC(アグリゲーション・コーディネータ/図示せず)又はRA(リソース・アグリゲーター/図示せず)からの指令に基づき、VPP(バーチャルパワープラント)として機能する場合、当該指令に含まれる計画値と、実績値との偏差が0となるように再生可能エネルギー発電設備と、一括充電ステーション100にて保管されている交換式バッテリーBとを最適制御するものであってもよい。AC(アグリゲーションコーディネーター)は、リソースアグリゲーターが制御した電力量を束ね、一般送配電事業者や小売電気事業者と直接電力取引を行う事業者を示す。RA(リソースアグリゲーター)は、需要家とVPPサービス契約を直接締結してリソース制御を行う事業者を示す。更に情報処理装置1は、一括充電ステーション100がVPP(バーチャルパワープラント)、DER(分散型エネルギーリソース)又はBCP(事業継続計画/Business Continuity Plan)対策拠点として機能するための処理を行い、例えば災害時などに一括充電ステーション100を軸に避難施設等への電力供給、又は系統周波数維持に貢献するものであってもよい。
【0019】
本実施形態において、単一の一括充電ステーション100と、当該一括充電ステーション100からの配送先となる複数のバッテリー交換ステーション200との組み合わせ(ステーショングループ)を示し、当該組み合わせによる単一のステーショングループを例示しているが、これに限定されない。一括充電ステーション100及び複数のバッテリー交換ステーション200の組み合わせによるステーショングループは、複数設立されているものであってもよい。この場合、各ステーショングループにおける一括充電ステーション100それぞれにおいて、情報処理装置1が設置されるものであってもよく、又は、複数の一括充電ステーション100における管理を統合する単一の情報処理装置1によって、一括充電システムSが構成されるものであってもよい。
【0020】
図2は、情報処理装置1の構成例を示す図である。情報処理装置1は、種々の情報処理、情報の送受信が可能なコンピュータであり、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。サーバ装置は、単体のサーバ装置のみならず、複数台のコンピュータによって構成されるクラウドサーバ装置、又は仮想サーバ装置を含む。情報処理装置1は、制御部11、通信部13、記憶部12及び入出力IF14を含み、当該入出力IF14(インターフェイス)を介してディスプレイ等の表示装置15と通信可能に接続される。
【0021】
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の計時機能を備えた演算処理装置を有し、記憶部12に記憶されたプログラムP(プログラム製品)を読み出して実行することにより、情報処理装置1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。
【0022】
記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の揮発性記憶領域及び、EEPROM又はハードディスク等の不揮発性記憶領域を含む。記憶部12には、プログラムP(プログラム製品)及び処理時に参照するデータが予め記憶してある。記憶部12に記憶されたプログラムP(プログラム製品)は、情報処理装置1が読み取り可能な記録媒体Mから読み出されたプログラムP(プログラム製品)を記憶したものであってもよい。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラムP(プログラム製品)をダウンロードし、記憶部12に記憶させたものであってもよい。記憶部12には、交換式バッテリーBに関する情報を保存管理する充電データベース120が記憶されている。
【0023】
通信部13は、有線又は無線により、インターネット等の通信ネットワークNを介して、バッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2と通信するための通信モジュール又は通信インターフェイスであり、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の狭域無線通信モジュール、又は4G、5G等の広域無線通信モジュールである。
【0024】
通信部13を介して、制御部11は、バッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2と通信可能に接続し、これら端末装置2から、バッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーBの状態に関する情報、又は回収等に関する情報(回収要求、充電必要量等)を取得する。制御部11は、更に、通信部13を介して、一括充電ステーション100の上位に位置するAC(アグリゲーション・コーディネータ)が運用管理するサーバ(ACサーバ)、又はRA(リソース・アグリゲーター)が運用管理するサーバー(RAサーバー)から、各種指令を取得するものであってもよい。
【0025】
入出力IF14は、例えばRS232C、USB又はイーサネット等の通信規格に準拠した通信インターフェイスである。入出力IF14には、スマートメータ103又は充電装置104等、一括充電ステーション100に設けられた各種装置又は設備と通信可能に接続される。制御部11は、入出力IF14を介して、スマートメータ103又は充電装置104等、一括充電ステーション100に設けられた各種装置等と通信可能に接続し、これら装置から交換式バッテリーBの状態に関する情報(バッテリー状態情報)、再生可能エネルギー発電設備による発電に関する情報(発電情報)、及び電力系統DKに対する送受電に関する情報(系統送受電情報)を取得する。
【0026】
入出力IF14には、更に、一括充電ステーション100に設置された各種センサ、又はカメラ等の検出装置と通信可能に接続されるものであってもよい。一括充電ステーション100には複数のカメラ等が設置され、当該複数のカメラ等は入出力IF14に接続される。入出力IF14を介して、制御部11は、交換式バッテリーBの配送時又は回収時において、当該カメラにて撮像された交換式バッテリーBの画像を取得するものであってもよい。カメラにて撮像された交換式バッテリーBの画像に対し、例えば、エッジ検出処理又はR-CNN等を用いたオブジェクト検出処理等の各種画像処理を行うことにより、交換式バッテリーBの識別情報を抽出することができる。制御部11は、取得した画像に基づき各種画像処理を行い、当該画像に含まれる交換式バッテリーBの識別情報を抽出し、当該交換式バッテリーBの配送又は回収を示す情報と関連付けて、記憶するものであってもよい。又は、交換式バッテリーBにSIM(Subscriber Identity Module)を搭載し、制御部11は、無線通信より入出力IF14又は通信部13を介して識別情報を取得し、交換式バッテリーBの配送又は回収を示す情報と関連付けて、記憶するものであってもよい。
【0027】
図3は、一括充電ステーションテーブル121のデータレイアウトを例示する説明図である。図4は、バッテリー交換ステーションテーブル122のデータレイアウトを例示する説明図である。図5は、バッテリー管理テーブル123のデータレイアウトを例示する説明図である。図6は、利用者(第1グループステーション201)管理テーブルのデータレイアウトを例示する説明図である。情報処理装置1の記憶部12には、交換式バッテリーBに関する情報等を保存管理する充電データベース120が記憶されており、当該充電データベース120は、情報処理装置1に実装されているRDBMS(Relational DataBase Management System)等のデータベース管理ソフトウェアにより構成される。充電データベース120は、例えば、一括充電ステーションテーブル121、バッテリー交換ステーションテーブル122、バッテリー管理テーブル123、及び利用者管理テーブル124を含む。
【0028】
一括充電ステーションテーブル121にて管理される項目(フィールド)は、例えば、充電ステーションID、所在地、及び配送先バッテリー交換ステーションを含む。充電ステーションIDの項目には、一括充電ステーション100を一意に識別する識別情報(充電ステーションID)が格納される。一括充電ステーション100が複数の地域に展開され、マイクログリッドを形成する分散電源として機能する際、これら一括充電ステーション100それぞれに充電ステーションIDを付与し統合的な管理を図ることができる。
【0029】
所在地の項目には、一括充電ステーション100の所在地(住所)が格納される。配送先バッテリー交換ステーションの項目には、同一レコードの一括充電ステーション100から、配送先となるバッテリー交換ステーション200の識別情報(交換ステーションID)が格納される。すなわち、一括充電ステーション100と、当該一括充電ステーション100が管轄するバッテリー交換ステーション200との対応関係が設定される。
【0030】
バッテリー交換ステーションテーブル122にて管理される項目は、例えば、交換ステーションID、所在地、配送元一括充電ステーション、分類、充電済み数量、使用済み数量、回収要求数量、充電必要数量、及び車両数を含む。交換ステーションIDの項目には、交換ステーションを一意に識別する識別情報(交換ステーションID)が格納される。所在地の項目には、交換ステーションの所在地(住所)が格納される。制御部11は、一括充電ステーション100及び交換ステーションの所在地から、一括充電ステーション100と交換ステーションとの地理的距離を算出し、交換式バッテリーBの物流コストを加味した料金による課金処理を行うことができる。
【0031】
配送元一括充電ステーションの項目には、同一レコードの交換ステーションに対し交換式バッテリーBを配送する一括充電ステーション100の識別情報(充電ステーションID)が格納される。分類の項目には、交換ステーションに応じた分類の番号(分類コード)が格納される。交換ステーションは、サービス内容等の業態に応じて複数種類に分類される。交換ステーションは、例えば、石油元売業者を含む第1グループステーション201(分類:1)と、カーリース業者を含む第2グループステーション202(分類:2)を含む。このように分類の項目を用いることにより、個々の分類に応じて、交換式バッテリーBの配送及び回収に関する情報を効率的に保存管理することができる。
【0032】
充電済み数量の項目には、交換ステーションにて現在保管されている交換式バッテリーBのうち、充電済みの交換式バッテリーBの数量が格納される。使用済み数量の項目には、交換ステーションにて現在保管されている交換式バッテリーBのうち、使用済みの交換式バッテリーBの数量が格納される。回収要求数量の項目には、交換ステーションにて現在保管されている交換式バッテリーBのうち、回収先(配送元)である一括充電ステーション100に対し、回収を要求する交換式バッテリーBの数量が格納される。充電必要数量の項目には、配送元である一括充電ステーション100に対し、配送を要求する交換式バッテリーBの数量が格納される。車両数の項目には、交換ステーションがカーリース業者を含む第2グループステーション202(分類:2)である場合において、当該第2グループステーション202にて保有している電気自動車EV(交換式バッテリーBが用いられる車両)の数量が格納される。
【0033】
配送先の交換ステーションからは、交換式バッテリーBの識別情報(バッテリーID)と共に、当該交換式バッテリーBは充電済み、使用済み、又は回収要求の対象であるかを示す情報が、情報処理装置1に対し送信される。更に、配送先の交換ステーションからは、配送を要する充電済みの交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)が、情報処理装置1に対し送信される。更に、第2グループステーション202からは、当該第2グループステーション202にて保有している電気自動車EVの数量が、情報処理装置1に対し送信される。情報処理装置1は、交換ステーションから受信したこれら情報に応じて、対応する各項目に当該情報を格納する。
【0034】
バッテリー管理テーブル123にて管理される項目は、例えば、バッテリーID、充電ステーションID、状態、交換ステーションID、及び回収要求を含む。バッテリーIDの項目には、交換式バッテリーBを一意に識別する識別情報(バッテリーID)が格納される。充電ステーションIDの項目には、同一レコードの交換式バッテリーBの充電を行う充電ステーションの識別情報(充電ステーションID)が格納される。すなわち、交換式バッテリーBそれぞれに対し付与された充電ステーションIDによって、各一括充電ステーション100が保有する全ての交換式バッテリーBを特定することができる。
【0035】
状態の項目には、交換式バッテリーBの現時点の状態に関する情報が格納される。当該状態に関する情報は、例えば、一括充電ステーション100にて保管中であり充電済み(充電完了情報)、充電中、バッテリー交換ステーション200に提供中(配送済みかつ未回収)等の状態情報を含む。一括充電ステーション100にて保管され、充電が完了した交換式バッテリーBに対し、充電済みであることを示す状態情報(充電完了情報)と識別情報(バッテリーID)とが関連付けられるものとなる。当該充電完了情報には、充電が行われた一括充電ステーション100の識別情報(充電ステーションID)が含まれる、又は付随するものであってもよい。
【0036】
交換ステーションIDの項目には、交換式バッテリーBの状態(状態情報)が提供中である場合、配送先(提供先)の交換ステーションの識別情報(交換ステーションID)が格納される。回収要求の項目には、交換式バッテリーBの状態(状態情報)が提供中である場合、配送先の交換ステーションからの回収要求の有無が格納される。配送先の交換ステーションからは、交換式バッテリーBの識別情報(バッテリーID)と共に当該交換式バッテリーBの回収要求を示す情報等が、情報処理装置1に対し送信される。情報処理装置1は、交換ステーションから受信した情報に応じて、回収要求が有りの旨を回収要求の項目に格納する。
【0037】
利用者管理テーブル124にて管理される項目は、例えば、ユーザID、氏名、充電ステーションID、交換頻度、及びを含む。ユーザIDの項目には、第1グループステーション201において、交換式バッテリーBを利用するにあたりサブスクリプションした利用者を一意に識別する識別情報(ユーザID)が格納される。氏名の項目には、利用者の氏名が格納される。交換ステーションIDの項目には、利用者がサブスクリプションした第1グループステーション201の識別情報(交換ステーションID)が格納される。交換頻度の項目には、同一レコードの利用者(ユーザID)が、例えば一か月等の所定の単位期間にて、交換式バッテリーBを交換した回数が格納される。
【0038】
個々の第1グループステーション201において、交換式バッテリーBを利用するにあたりサブスクリプションした利用者に関する情報についても、充電データベース120にて保存管理することにより、当該利用者による利用頻度(交換頻度)に応じた料金設定を図ることができる。これにより、第1グループステーション201に対する情報管理を更に充実することができる。
【0039】
図7は、情報処理装置1の制御部11に含まれる機能部を例示する機能ブロック図である。情報処理装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムP(プログラム製品)を実行することにより、取得部111、登録部112、検索部113、及び出力部115として機能する。更に情報処理装置1の制御部11は、需要予測部114としても機能するものであってもよい。
【0040】
取得部111は、通信部13又は入出力IF14を介して、交換ステーションの管理者等が使用する端末装置2、一括充電ステーション100に設けられたスマートメータ103又は充電装置104等の各種設備から、交換式バッテリーBに関する各種情報を取得する。交換式バッテリーBに関する各種情報は、当該交換式バッテリーBの識別情報(バッテリーID)、充電状態に関する情報、配送又は回送等に関する流通情報、及び配送先となる交換ステーションから送信される情報を含む。
【0041】
取得部111は、交換式バッテリーBが配送又は回収される際、当該交換式バッテリーBに貼付されたバーコード又はRFIDタグの読み取り情報を取得し、当該読み取り情報に基づき、交換式バッテリーBの識別情報(バッテリーID)を特定するものであってもよい。取得部111は、交換式バッテリーBの識別情報と、当該交換式バッテリーBの状態等に関する情報とを対応(関連)づけて、登録部112に出力する。
【0042】
登録部112は、取得部111からの各種情報を、充電データベース120における対応するテーブルに格納する。登録部112は、交換式バッテリーBの識別情報と、当該交換式バッテリーBの状態等に関する情報とを対応(関連)づけて、バッテリー管理テーブル123に格納する。これにより、交換式バッテリーBが配送又は回収される際、及び回収された後に充電がされた際、当該交換式バッテリーBの状態と識別情報とを関連付けて記憶部12に記憶することができる。
【0043】
登録部112は、バッテリー交換ステーション200から送信された各種情報をバッテリー交換ステーションテーブル122に格納する。バッテリー交換ステーション200からの各種情報は、例えば、当該バッテリー交換ステーション200にて保管されている交換式バッテリーBにおいて、充電済み、使用済み、及び回収要求の対象であるかの情報等を含む。登録部112は、更に、バッテリー管理テーブル123及びバッテリー交換ステーションテーブル122に登録されている各種情報を集計又は小計し、集計結果の値を一括充電ステーションテーブル121に格納するものであってもよい。取得部111からの各種情報を登録部112が充電データベース120に保存することにより、これら情報は、再利用可能な情報として記憶部12に記憶される。
【0044】
検索部113は、予め定められた検索項目、又は端末装置2にて受け付けられた検索項目を用いて、充電データベース120を検索し、後述する表示画面(一括充電システム管理画面)にて表示される各種情報を抽出する。当該各種情報は、例えば、一括充電ステーション100における充電済みの交換式バッテリーBの数量、充電中の交換式バッテリーBの数量、バッテリー交換ステーション200へ提供中の交換式バッテリーBの数量、及びバッテリー交換ステーション200から回収要求がされた交換式バッテリーBの数量に関する情報を含む。検索部113は、抽出した各種情報を出力部115に出力する。
【0045】
需要予測部114は、充電データベース120の検索結果を用いて、現時点までの交換式バッテリーBの配送、回収及び充電等の状態に基づき、各バッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーBの需要予測を行う。更に、需要予測部114は、交換ステーションにおける交換式バッテリーBの要求数、現時点にて保有している充電済みの交換式バッテリーBの数量、自ステーションにて有する再生可能エネルギー発電設備による予想発電量に基づき、充電を要する交換式バッテリーBに対する必要電力量に対する予想発電量の過不足分を算出する。需要予測部114は、予想発電量の過不足分に応じて、電力系統DKから受電する電力量、又は電力系統DKに送電する電力量を算出し、電力系統DKに対する送受電計画を生成するものであってもよい。需要予測部114は、これら算出又は生成した各種情報を出力部115に出力する。情報処理装置1は需要予測部114を含むことにより、同時同量制御、発電予測、需要予測、売電又は充電計画計算等を行う連係点潮流管理型EMS機能を有するものであってもよい。
【0046】
出力部115は、検索部113が充電データベース120を検索して抽出した各種情報を用いて、表示画面(一括充電システム管理画面)を構成するための画面データを生成する。出力部115は、生成した画面データを、情報処理装置1に接続される表示装置15、又は端末装置2に出力する。表示装置15及び端末装置2は、取得した画面データに基づき、表示画面を自装置における表示部にて表示する。出力部115は、需要予測部114が生成等した各種情報についても、併せて表示装置15等に出力するものであってもよい。
【0047】
図8は、情報処理装置1の制御部11による処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理装置1の制御部11は、例えば、一括充電ステーション100に設けられた各種設備、又は端末装置2から送信されたデータ又はシグナル等をトリガーに当該フローチャートの処理を開始する。
【0048】
情報処理装置1の制御部11は、バッテリー識別情報を取得する(S101)。情報処理装置1の制御部11は、交換式バッテリーBの配送又は回収等が行われる際、配送又は回収等の流通における取り扱い処置と、当該交換式バッテリーBのバッテリー識別情報(バッテリーID)とを対応(関連)付けて取得する。情報処理装置1の制御部11は、バッテリー識別情報等を取得するにあたり、一括充電ステーション100に設置された複数のカメラにて撮像された、配送時又は回収時の交換式バッテリーBの画像を取得するものであってもよい。又は、情報処理装置1の制御部11は、交換式バッテリーBの配送時又は回収時にて、当該交換式バッテリーBに貼付されたバーコード又はRFIDタグの読み取りデータを取得し、バッテリー識別情報を特定するものであってもよい。
【0049】
情報処理装置1の制御部11は、充電完了情報を取得する(S102)。情報処理装置1の制御部11は、例えば、一括充電ステーション100に設けられた充電装置104等から、交換式バッテリーBのバッテリー識別情報及び、当該交換式バッテリーBの充電状態(充電済み、充電中)に関する情報(状態情報)を取得する。充電が完了した際、情報処理装置1の制御部11は、交換式バッテリーBが充電済みであることを示す状態情報を、充電完了情報として記憶するものであってもよい。情報処理装置1の制御部11は、当該充電完了情報に、充電に要した時間(充電時間)、充電を行った一括充電ステーション100の識別情報(充電ステーションID)、及び配送先として予定されるバッテリー交換ステーションの識別情報(交換ステーションID)等を、付与又は含めるものであってもよい。
【0050】
情報処理装置1の制御部11は、再生可能エネルギー電力に関する情報を取得する(S103)。情報処理装置1の制御部11は、例えば、スマートメータ103等のから、交換式バッテリーBを充電する際に用いられた再生可能エネルギー電力に関する情報を取得する。これにより、一括充電ステーション100にて充電される交換式バッテリーBは、再生可能エネルギー電力により充電された旨(カラーリング(電力由来)に関する情報)を記憶することができる。情報処理装置1の制御部11は、カラーリング(電力由来)に関する情報についても、上述した充電完了情報に付与又は含めるものであってもよい。
【0051】
情報処理装置1の制御部11は、バッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーBに関する情報(回収要求、充電必要数量)を取得する(S104)。情報処理装置1の制御部11は、例えば、バッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2から、当該バッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーB、すなわちバッテリー交換ステーション200に提供中の交換式バッテリーBに関する情報(回収要求、充電必要数量)を取得する。
【0052】
本実施形態において、S101からS104までの処理(各種情報の取得処理)は順次に実行されるものと記載したが、これに限定されない。S101からS104までの処理順番は、特に決定されるものでなく、各処理それぞれは、経時的な順番が決定されることなく、任意のタイミングで実行されるものであってもよい。又は、これらS101からS104の各処理は、例えば複数のサブプロセスにより並行して行われるものであってもよい。
【0053】
情報処理装置1の制御部11は、取得した各種情報を関連付けて記憶する(S105)。情報処理装置1の制御部11は、上述のとおり、一括充電ステーション100に設けられた各種装置等、又はバッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2から送信された各種情報を取得し、取得したこれら情報を充電データベース120における各テーブルそれぞれに格納する。これにより、バッテリー識別情報を基に関連する各種情報を紐づけて保存管理でき、交換式バッテリーBの充電及び配送に対する管理全般を効率的に行うことができる。
【0054】
情報処理装置1の制御部11は、記憶されている各種情報に基づき、表示画面を生成する(S106)。情報処理装置1の制御部11は、生成した表示画面を表示装置15に出力する(S107)。情報処理装置1の制御部11は、予め定められた検索項目、又は端末装置2にて受け付けられた検索項目を応じて、充電データベース120を参照(検索)して抽出した各種情報を用いて、表示画面を生成する。情報処理装置1の制御部11は、当該表示画面を構成するための画面データを生成するものであってもよい。
【0055】
情報処理装置1の制御部11は、生成した表示画面(画面データ)を、自装置(情報処理装置1)に接続されたディスプレイ、又は自装置(情報処理装置1)と通信可能に接続される端末装置2の表示部等の表示装置15に出力する。例えば、端末装置2を使用する交換ステーションの管理者は、当該端末装置2から交換ステーションの交換ステーションIDを用いて、情報処理装置1にアクセスし、交換式バッテリーBに関する種々の情報を送信又は受信するものであってもよい。情報処理装置1から受信した情報(表示画面)は、端末装置2に備えられたディスプレイ等の表示部(表示装置15)にて表示される。
【0056】
図9は、交換式バッテリーBの状態等を表示する表示画面の一例を説明する図である。表示装置15にて表示される表示画面(一括充電システム管理画面)は、例えば、一括充電ステーション100の表示エリア、交換式バッテリーBの詳細表示エリア、及び配送先のバッテリー交換ステーション200の表示エリアを含む。
【0057】
一括充電ステーション100の表示エリアには、当該一括充電ステーション100にて保有する交換式バッテリーBにおいて、充電済みの交換式バッテリーBの数量、充電中の交換式バッテリーBの数量、及びバッテリー交換ステーション200に提供中(未回収)の交換式バッテリーBの数量が、リスト形式で表示される。更に、一括充電ステーション100の表示エリアには、配送先のバッテリー交換ステーション200から出力(要求)された回収要求がされた交換式バッテリーBの数量(回収要求数量)、及び配送を要する充電済みの交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)が、リスト形式で表示される。
【0058】
交換式バッテリーBの詳細表示エリアには、一括充電ステーション100が保有する交換式バッテリーBそれぞれの状態(充電済み、充電中、提供中)及び、配送先又は配送予定先の交換ステーションIDが、リスト形式で表示される。更に、交換ステーションに提供中(未回収)の交換式バッテリーBにおいては、回収要求の有無に関する情報が、当該リストに含まれて表示される。
【0059】
配送先のバッテリー交換ステーション200の表示エリアには、一括充電ステーション100が管轄するバッテリー交換ステーション200の分類、及び各バッテリー交換ステーション200が保管中の交換式バッテリーBの状態(充電済み、使用済み)に応じて小計された数量がリスト形式で表示される。更に、配送先のバッテリー交換ステーション200の表示エリアには、一括充電ステーション100に対し回収を要求した交換式バッテリーBの数量(回収要求数量)、及び配送を要求した交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)がリスト形式で表示される。バッテリー交換ステーション200がカーリース業者を含む第2グループステーション202である場合、当該第2グループステーション202が保有する電気自動車EVの数量(車両数)が、リストに含まれて表示されるものであってもよい。更に、バッテリー交換ステーション200から要求された回収要求数量、充電必要数量、又はこれら両数量に基づき生成された交換式バッテリーBの配送案が、リストに含まれて表示されるものであってもよい。
【0060】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200から回収した交換式バッテリーBのバッテリー識別情報を、例えば当該交換式バッテリーBに貼付されたバーコード又はRFIDタグを読み取ることにより取得する。又は、情報処理装置1は、交換式バッテリーBが充電される際、当該交換式バッテリーBに内蔵されたメモリーに記憶されたバッテリー識別情報を取得するものであってもよい。交換式バッテリーBに対する充電が完了した際、バッテリー識別情報に対応付けて充電完了(満充電)を示す充電完了情報を記憶部12に記憶するため、バッテリー交換ステーション200から回収した個々の交換式バッテリーBの満充電に関する状態を効率的に管理することができる。
【0061】
情報処理装置1は、充電済みの交換式バッテリーBを、いずれかのバッテリー交換ステーション200へ配送する際、当該配送先のバッテリー交換ステーション200を示す交換ステーション識別情報を、配送する交換式バッテリーBのバッテリー識別情報に対応(関連)付けて、記憶部12に記憶する。これにより、充電が完了した交換式バッテリーBの識別情報と、配送先となるバッテリー交換ステーション200の識別情報とを連関させて管理でき、交換式バッテリーBの充電及び配送に対する管理全般を効率的に行うことができる。
【0062】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200から交換式バッテリーBを回収する際、当該回収される交換式バッテリーBのバッテリー識別情報に、回収元のバッテリー交換ステーション200を示す交換ステーション識別情報を対応付けて記憶部12に記憶する。これにより、使用済みの交換式バッテリーBの識別情報と、回収元となるバッテリー交換ステーション200の識別情報とを連関させて管理でき、使用済みの交換式バッテリーBの回収に対する管理全般を効率的に行うことができる。
【0063】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、管理対象となる全ての交換式バッテリーBの状態に関する情報を、例えば、自装置(情報処理装置1)に接続されたディスプレイ、又は自装置(情報処理装置1)と通信可能に接続される端末装置2の表示部等の表示装置15に出力する。当該交換式バッテリーBの状態に関する情報は、充電済みの交換式バッテリーBの数量、充電中の交換式バッテリーBの数量、及びバッテリー交換ステーション200へ提供中の交換式バッテリーBの数量を含むため、情報処理装置1(一括充電ステーション100)の管理者等に対し有益な情報を提供することができる。更に、情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200にて用いられる端末装置2から、交換式バッテリーBの回収要求を取得し、回収要求がされた交換式バッテリーBの数量についても、表示装置15に出力する。これにより、バッテリー交換ステーション200へ提供中の交換式バッテリーBにおいて、回収を要する交換式バッテリーBの数量についても、情報処理装置1(一括充電ステーション100)の管理者等に対し提供することができる。
【0064】
本実施形態によれば、バッテリー交換ステーション200は、個々の業態に応じて複数種類に分類され、例えば、石油元売業者を含む第1グループステーション201と、カーリース業者を含む第2グループステーション202を含み、情報処理装置1は、当該分類に応じて、交換式バッテリーBの配送及び回収に関する情報を記憶する。このようにバッテリー交換ステーション200が、業態に応じて複数種類に分類される場合であっても、個々の分類に応じて、交換式バッテリーBの配送及び回収に関する情報を効率的に記憶することができる。
【0065】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、石油元売業者を含む第1グループステーション201にて保管されている充電済み及び使用済みの交換式バッテリーBの数量を取得し、当該数量を、第1グループステーション201を示す交換ステーション識別情報に対応付けて記憶する。これにより、第1グループステーション201にて保管されている交換式バッテリーBに対する管理を効率的に行うことができる。
【0066】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、石油元売業者を含む第1グループステーション201の利用者に関する利用者情報を取得し、当該利用者情報を、第1グループステーション201の換ステーション識別情報に対応付けて記憶する。第1グループステーション201の利用者は、当該第1グループステーション201から貸与される交換式バッテリーBを自身が利用する電気自動車EV用に用いるところ、当該利用者に関する情報についても、情報処理装置1の記憶部12に記憶することにより、第1グループステーション201に対する情報管理を更に充実することができる。
【0067】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、カーリース業者を含む第2グループステーション202にて保管されている充電済み及び使用済みの交換式バッテリーBの数量と、交換式バッテリーBが搭載される車両の数量とを取得し、これら数量を、当該第2グループステーション202を示す交換ステーション識別情報に対応付けて記憶する。これにより、第2グループステーション202に対する情報管理を更に充実することができる。
【0068】
本実施形態によれば、交換式バッテリーBの充電は、一括充電ステーション100にて一括に行われ、充電された交換式バッテリーBは、一括充電ステーション100が担う複数のバッテリー交換ステーション200それぞれに配送される。これらバッテリー交換ステーション200それぞれにて、電気自動車EVに対する交換式バッテリーBの交換作業が行われる。一括充電ステーション100は、例えば、当該一括充電ステーション100にて発電された再生可能エネルギー電力(グリーン電力)、又は太陽光発電等の再生可能エネルギー系統から調達された再生可能エネルギー電力(グリーン電力)を用いて、交換式バッテリーBを充電する。従って、バッテリー交換ステーション200にて交換される交換式バッテリーBは、全て、再生可能エネルギー電力(グリーン電力)により充電されたものとすることができ、当該交換式バッテリーBに対するカラーリング(グリーン電力を示すカラーリング)を行うことができる。なお、一括充電ステーション100は、バッテリー交換ステーション200としての機能についても、含むものであってもよい。このような再生可能エネルギー電力を用いた充電を一括充電ステーション100にて行うことにより、バッテリー交換ステーション200それぞれにおいては、太陽光発電等の発電設備、又は再生可能エネルギー系統との接続設備等の設置を不要とすることができる。更に、一括充電ステーション100には、当該一括充電ステーション100が管轄する複数の充電ステーションに提供する交換式バッテリーBが集約されるため、比較的に多数の交換式バッテリーBが保管されるものとなる。情報処理装置1は、一括充電ステーション100に保管される交換式バッテリーBの状態を管理することにより、これら交換式バッテリーBに蓄電された電力を用いて、一括充電ステーション100がDER(分散型エネルギーリソース)又はVPP(バーチャルパワープラント)として機能するための処理を行うものであってもよい。
【0069】
(実施形態2)
図10は、実施形態2(課金)に係る情報処理装置1の制御部11による処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理装置1の制御部11は、例えば、端末装置2から送信されたデータ又はシグナル等をトリガーに当該フローチャートの処理を開始する。
【0070】
情報処理装置1の制御部11は、充電必要数量を取得する(S201)。情報処理装置1の制御部11は、例えば、複数のバッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2それぞれから、配送を要求する交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)を取得する。
【0071】
情報処理装置1の制御部11は、割り当てる配送数量を決定する(S202)。情報処理装置1の制御部11は、複数のバッテリー交換ステーション200それぞれから要求(送信)された交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)と、一括充電システムSにおいて現在保管されている充電済みの交換式バッテリーBの数量(在庫数)とに基づき、要求のあった各バッテリー交換ステーション200に割り当てる配送数量を決定する。
【0072】
情報処理装置1の制御部11は、配送数量に応じた算出した料金にて課金する(S203)。情報処理装置1の制御部11は、各バッテリー交換ステーション200に割り当てる配送数量応じて料金を算出し、当該算出した料金に応じた課金処理を個々のバッテリー交換ステーション200に対して行う。情報処理装置1の制御部11は、当該料金を算出するにあたり、一括充電ステーション100とバッテリー交換ステーション200との距離に応じて、交換式バッテリーBに対する料金と決定するものであってもよい。情報処理装置1の制御部11は、充電データベース120に登録されている一括充電ステーション100及び交換ステーションの所在地から、一括充電ステーション100と交換ステーションとの地理的距離を算出し、交換式バッテリーBの物流コストを加味した料金による課金処理することができる。情報処理装置1の記憶部12には、配送数量及び配送距離に応じた料金が設定された料金テーブルが記憶されており、情報処理装置1の制御部11は、当該料金テーブルを参照して、料金算出及び課金処理を行うものであってもよい。
【0073】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200にて用いられる端末装置2から、当該バッテリー交換ステーション200において充電が必要な交換式バッテリーBの数量(充電必要数量)を受け付ける。情報処理装置1は、充電が必要な交換式バッテリーBの数量を受け付けるにあたり、充電が必要な交換式バッテリーBそれぞれのバッテリー識別情報を受付け、受け付けたバッテリー識別情報の個数を、充電が必要な交換式バッテリーBの数量として受け付けるものであってもよい。このように、情報処理装置1は、それぞれのバッテリー交換ステーション200から、充電が必要な交換式バッテリーBの数量を受け付けることにより、当該数量に基づき、充電に要する電力量の予測(需要予測)を行うことができる。
【0074】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、充電が必要な交換式バッテリーBの数量によって割り当てた配送数量それぞれに応じた料金にて、配送先のバッテリー交換ステーション200それぞれに対し課金するため、課金処理を効率的に行うことができる。情報処理装置1は、一括充電ステーション100とバッテリー交換ステーション200との距離に応じて、交換式バッテリーBに対する料金と決定するものであり、当該距離が長くなるにつれ、料金も高くなる。すなわち、一括充電ステーション100がバッテリー交換ステーション200として機能も含む場合、一括充電ステーション100で交換式バッテリーBを交換することにより、交換式バッテリーBに対する料金を安価にすることができる。このように、一括充電ステーション100とバッテリー交換ステーション200との距離に応じた課金処理を行うことにより、交換式バッテリーBに対する料金に配送コストを適切に加味することができる。
【0075】
(実施形態3)
図11は、実施形態3(配送提案)に係る情報処理装置1の制御部11による処理手順の一例を示すフローチャートである。情報処理装置1の制御部11は、例えば、端末装置2から送信されたデータ又はシグナル等をトリガーに当該フローチャートの処理を開始する。
【0076】
情報処理装置1の制御部11は、バッテリー交換ステーション200にて保管されている充電済み又は使用済みの交換式バッテリーBの数量を取得する(S301)。情報処理装置1の制御部11は、例えば、複数のバッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2それぞれから、個々のバッテリー交換ステーション200にて保管されている充電済み又は使用済みの交換式バッテリーBの数量を取得する。
【0077】
情報処理装置1の制御部11は、一括充電ステーション100にて保管されている充電済みの交換式バッテリーBの数量を取得する(S302)。情報処理装置1の制御部11は、充電データベース120を参照し、一括充電ステーション100にて現在保管されている充電済みの交換式バッテリーBの数量(在庫数)を取得する。
【0078】
情報処理装置1の制御部11は、バッテリー交換ステーション200への充電済みの交換式バッテリーBの配送案を生成する(S303)。情報処理装置1の制御部11は、各バッテリー交換ステーション200にて保管されている充電済み又は使用済みの交換式バッテリーBの数量に基づき、個々のバッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーBの必要量及び配送時期を導出する。情報処理装置1の制御部11は、導出したこれら必要量及び配送時期と、現在保管されている充電済みの交換式バッテリーBの数量とに基づき、個々のバッテリー交換ステーション200に対する配送案を生成する。当該配送案は、配送先となる各バッテリー交換ステーション200(配送先を特定する交換ステーションID)に対する必要量(配送数)及び配送時期を含む。情報処理装置1の制御部11は、当該配送案に応じて、未充電の交換式バッテリーBに対する充電計画を生成するものであってもよい。当該充電計画は、太陽光発電設備101又は風力発電設備102等の再生可能エネルギー発電設備による発電量の不足に対応するための電力系統からの受電計画等を含むものであってもよい。
【0079】
情報処理装置1の制御部11は、生成した配送案を出力する(S304)。情報処理装置1の制御部11は、生成した配送案を、例えば、バッテリー交換ステーション200の管理者等が用いる端末装置2に出力する。端末装置2は、取得した配送案を自装置における表示部にて表示する。
【0080】
本実施形態によれば、情報処理装置1は、バッテリー交換ステーション200にて保管されている充電済み又は使用済みの交換式バッテリーBの数量に応じて、当該バッテリー交換ステーション200における交換式バッテリーBの必要量及び配送時期を導出し、当該導出した必要量及び配送時期に応じた配送案を生成する。これにより、バッテリー交換ステーション200に対する交換式バッテリーBの配送の効率化を図ることができる。
【0081】
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0082】
S 一括充電システム
N 通信ネットワーク
B 交換式バッテリー
EV 電気自動車
100 一括充電ステーション
101 太陽光発電設備
102 風力発電設備
103 スマートメータ
104 充電装置
DK 電力系統
200 バッテリー交換ステーション
201 第1グループステーション
202 第2グループステーション
1 情報処理装置
11 制御部
111 取得部
112 登録部
113 検索部
114 需要予測部
115 出力部
12 記憶部
120 充電データベース
121 一括充電ステーションテーブル
122 バッテリー交換ステーションテーブル
123 バッテリー管理テーブル
124 利用者管理テーブル
P プログラム(プログラム製品)
M 記録媒体
13 通信部
14 入出力IF
15 表示装置
2 端末装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11