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▶ 高田 武幸の特許一覧

特開2023-132951タイヤの脱落を防止するホイールボルト
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  • 特開-タイヤの脱落を防止するホイールボルト 図1
  • 特開-タイヤの脱落を防止するホイールボルト 図2
  • 特開-タイヤの脱落を防止するホイールボルト 図3
  • 特開-タイヤの脱落を防止するホイールボルト 図4
  • 特開-タイヤの脱落を防止するホイールボルト 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023132951
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】タイヤの脱落を防止するホイールボルト
(51)【国際特許分類】
   B60B 3/16 20060101AFI20230914BHJP
【FI】
B60B3/16 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022038563
(22)【出願日】2022-03-11
(71)【出願人】
【識別番号】303001106
【氏名又は名称】高田 武幸
(72)【発明者】
【氏名】高田武幸
(57)【要約】      (修正有)
【課題】自動車のタイヤを締め付けている、ホイールナットが緩み、タイヤが脱落するのを防止する事。
【解決手段】右ネジのホイールナット1と、左ネジの押さえナット2の間に、左ネジ用の菊座金3が挟み込まれている。この左ネジ用の菊座金3の歯4は、右ネジのホイールナット1に掘られた溝と、左ネジの押さえナット2に掘られて溝にはまり込んでいる。それにより、右ネジのホイールナット1が回転して緩む方向と、左ネジの押さえナット2が回転して緩む方向が互いに対立する為、右ネジのホイールナット1が回転して緩む事は無い。その結果、右ネジのホイールナット1が脱落し、タイヤが脱落する事も無い。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホイールナットを、左ねじの押さえナットで押さえる為の、左ネジを有する、ホイールボルト。
【請求項2】
ホイールナットを、左ネジの押さえボルトで押さえる為の、左ネジ穴を有する、ホイールボルト。
【請求項3】
上記、請求項1に用いられる、ホイールナット、及び、押さえナットの間に、左ネジ用の菊座金を挟み、その左ネジ用の菊座金との当たり面に、左ネジ用の菊座金の歯と噛み合う、溝を掘った、ホイールナット、及び、押さえナット、そして、左ネジ用の菊座金を含む、これらの機械部品の組み合わせ。
【請求項4】
上記、請求項2に用いられる、ホイールナット、及び、押さえボルトの間に、左ネジ用の菊座金を挟み、その左ネジ用の菊座金との当たり面に、左ネジ用の菊座金の歯と噛み合う、溝を掘った、ホイールナット、及び、押さえボルト、そして、左ネジ用の菊座金を含む、これらの機械部品の組み合わせ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のタイヤの脱落防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特に、トラックの左側タイヤに多く発生している事であるが、タイヤを締め付けているホイールナットが緩み、タイヤが脱落する事故が有る。この事故を防ぐ為、ホイールナットの緩みを止める発明が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平6-43330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、自動車のタイヤを締め付けている、ホイールナットが緩み、タイヤが脱落するのを防止する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、自動車のタイヤを締め付けている、右ネジのホイールナットが緩まないように、右ネジのホイールナットを締め付けた後、その上に、左ネジ用の菊座金を入れ、さらに、その上から、左ネジの押さえナットで、左ネジ用の菊座金を押さえ、それにより、右ネジのホイールナットの緩みを防ぐ事を特徴とする。
【0006】
本発明は、右ネジのホイールナットと、左ネジの押さえナットの間に、左ネジ用の菊座金が挟み込まれている。この左ネジ用の菊座金の歯が、右ネジのホイールナットに掘られた溝と、左ネジの押さえナットに掘られて溝にはまり込んでいる。それにより、右ネジのホイールナットが回転して緩む方向と、左ネジの押さえナットが回転して緩む方向が互いに対立する為、右ネジのホイールナットが回転して緩む事は無い。その結果、右ネジのホイールナットが脱落し、タイヤが脱落する事も無い。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、右ネジのホイールナットが回転して緩み、脱落し、その結果、タイヤが脱落する事を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の右ネジのホイールナットと、左ネジ用の菊座金の断面図であり、左ネジの押さえナットで押さえている。
図2図2は、本発明の右ネジのホイールナットと、左ネジ用の菊座金の断面図であり、左ネジの押さえボルトで押さえている。
図3図3は、本発明の右ネジのホイールナットの、3D立体図である。
図4図4は、本発明の左ネジ用の菊座金の3D立体図である。
図5図5は、本発明の右ネジのホイールナットの溝と、左ネジ用の菊座金の歯と、左ネジの押さえナットの溝が互いに噛み合った図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0009】
図1は、本発明の実施例の断面図であって、右ネジのホイールナット1と、左ネジの押さえナット2の間に、左ネジ用の菊座金3が挟み込まれている。この左ネジ用の菊座金3の歯4は、右ネジのホイールナット1に掘られた溝と、左ネジの押さえナット2に掘られて溝にはまり込んでいる。それにより、右ネジのホイールナット1が回転して緩む方向と、左ネジの押さえナット2が回転して緩む方向が互いに対立する為、右ネジのホイールナット1が回転して緩む事は無い。その結果、右ネジのホイールナット1が脱落し、タイヤが脱落する事も無い。
【0010】
図2は、本発明の別な実施例の断面図であって、右ネジのホイールナット1と、左ネジの押さえボルト5の間に、左ネジ用の菊座金3が挟み込まれている。この左ネジ用の菊座金3の歯4は、右ネジのホイールナット1に掘られた溝と、左ネジの押さえボルト5に掘られて溝にはまり込んでいる。それにより、右ネジのホイールナット1が回転して緩む方向と、左ネジの押さえボルト5が回転して緩む方向が互いに対立する為、右ネジのホイールナット1が回転して緩む事は無い。その結果、右ネジのホイールナット1が脱落し、タイヤが脱落する事も無い。
【0011】
図3は、本発明の右ネジのホイールナット1の、3D立体図であって、放射状に溝が掘られている。同様の溝は、左ネジの押さえナット2や、左ネジの押さえボルト5の、左ネジ用の菊座金3との当たり面にも掘られている。
【0012】
図4は、本発明の左ネジ用の菊座金3の3D立体図であって、放射状に歯4を有している。
【0013】
図5は、本発明の右ネジのホイールナット1の溝と、左ネジ用の菊座金3の歯4と、左ネジの押さえナット2の溝が互いに噛み合った図であって、図中の矢印は、ナットの緩む方向であるが、矢印は互いに逆方向である為、右ネジのホイールナット1が緩む事は無い。
【0014】
なお、タイヤを交換する作業に於いて、左ネジ用の菊座金3が破損した場合、破損した左ネジ用の菊座金3は捨てられ、新品の左ネジ用の菊座金3と交換されるのは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0015】
特に、トラックの左側タイヤに多く発生している事であるが、タイヤを締め付けているホイールナットが緩み、タイヤが脱落する事故が有る。この事故を防ぐ為、ホイールナットの緩みを止める発明が必要とされている。本発明は、自動車のタイヤを締め付けている、ホイールナットが緩み、その結果、タイヤが脱落するのを防止する。
【符号の説明】
【0016】
1.本発明の右ネジのホイールナット
2.本発明の左ネジの押さえナット
3.本発明の左ネジ用の菊座金
4.本発明の左ネジ用の菊座金の歯
5.本発明の左ネジの押さえボルト
6.本発明のホイールボルト
7.本発明の左ネジ穴付きホイールボルト
8.ディスクホイール
9.ハブ
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-03-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5