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特開2023-133035光複合ケーブルの産業廃棄物処理での営業受注方法
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  • 特開-光複合ケーブルの産業廃棄物処理での営業受注方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133035
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】光複合ケーブルの産業廃棄物処理での営業受注方法
(51)【国際特許分類】
   B09B 5/00 20060101AFI20230914BHJP
【FI】
B09B5/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022052548
(22)【出願日】2022-03-10
(71)【出願人】
【識別番号】522121632
【氏名又は名称】安川 正浩
(72)【発明者】
【氏名】山越 康雄
(72)【発明者】
【氏名】安川 正浩
【テーマコード(参考)】
4D004
【Fターム(参考)】
4D004AA21
4D004BA05
4D004CA07
(57)【要約】
【課題】スペックの異なる通信ケーブルと光ケーブルを一体化させた複合ケーブルを廃棄処理する場合、その複合ケーブルを有価物処理してしまうと、複合ケーブル内の光ケーブル部分の産業廃棄物処理の不透明性が増す。
これらにつき合法で透明性のあるシステム提案が必要であり求められている。
【解決手段】本発明は、排出元より産業廃棄物処理委託業務を受けていた従来方式から受注方式を2段階に分離させることにより有価買取部分と産業廃棄物部分の解体分離為の解体加工委託契約を締結する事と有価買取契約及び産業廃棄物収集運搬・処理契約を一対価化させたトータル営業システムとして受注することにより排出元希望を満足させる合法的な光複合ケーブルからの銅のリサイクル化と光ケーブルの合法的な産業廃棄物処理の実現できるしトータル営業システムを提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スペックの異なる通信ケーブルと光ケーブルを束ね外装被覆を被せ一体化させた複合ケーブルを廃棄処理する場合、通信ケーブルと光ケーブルとが一体化されている為、産業廃棄物処理以前に複合ケーブルの解体加工委託を請負う事により、通信ケーブルと光ケーブルとの分離後、通信ケーブル部分は有価処理、光ケーブル部分は産業廃棄物処理を請負う事をトータル営業システムと纏めたことを特徴とする営業方式。
【請求項2】
複合ケーブルの解体加工委託を受けたことにより、解体加工ので剥線処理後の通信ケーブル部分の銅線を有価として注文先に対し残余品買取を行い買取った同線はリサイクル化することを可能とし、光ケーブルは産業廃棄物処理として処理を実施することにより産業廃棄物としての排出量を最小限にと留め、銅の買取での有効活用をする事により、結果トータル営業システムでの廃棄処理費用から銅の買取費用を確実に下げる事を特徴とした営業方式。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光複合ケーブルの産業廃棄物処理において、複合ケーブル内の通信ケーブル導体である銅を合法的に有価物として売買することを可能にした営業受注方式である。
【背景技術】
【0002】
本来、光複合ケーブルは基本光ケーブルとなり産業廃棄物として扱うべきケーブルとされている。仮に有価物として売却してしまうと光ケーブル部分のガラス・廃プラスチック等の処理の不透明さが増す恐れがあり法的に問題のない産業廃棄物処理を行う事が最良の手段とさている。
【0003】
しかしながら、通信ケーブル内の導体である銅は有価物として確実に分離処理を行いリサイクル化による資源有効活用と、産業廃棄物処理価格の低減化は排出元からは常に求められている。
【0004】
日常の営業活動においては、常に他社との差別化提案は求められており、知恵の活用による差別化提案は受注獲得の重要な要素となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スペックの異なる通信ケーブルと光ケーブルを一体化させた複合ケーブルを廃棄処理する場合、その複合ケーブルを有価物処理してしまうと、複合ケーブル内の光ケーブル部分の産業廃棄物処理の不透明性が増す。
これらにつき合法で透明性のあるシステム提案が必要であり求められている。
【0006】
同時に、排出元としてはその複合ケーブル内の通信ケーブル内の銅線について銅を合法的に有価物として売買したいのが希望で有り、最敵な合法システムの提案が必要であり求められている。
【0007】
近年の社会状況は、産業廃棄物の削減と資源の有効再利用として非鉄金属分野での銅のリサイクル化向上は重要なテーマもある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、排出元より産業廃棄物処理委託業務を受けていた従来方式から受注方式を2段階に分離させることにより有価買取部分と産業廃棄物部分の解体分離為の解体加工委託契約を締結する事と有価買取契約及び産業廃棄物収集運搬・処理契約を一対価化させたトータル営業システムとして受注することにより排出元希望を満足させる合法的な光複合ケーブルからの銅のリサイクル化と光ケーブルの合法的な産業廃棄物処理の実現できるしトータル営業システムを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のトータル営業ステムは、光複合ケーブルの廃材処理にあたり解体加工委託契約の締結を取り入れることにより、光複合ケーブル内の有価物として存在していた通信ケーブル内の銅を解体する事により合法的リサイクルを可能としたため売買により得られた銅の売却費は、光複合ケーブル解体加工後の銅以外の産業廃棄物処理費用の低減とリサイクル化による資源の有効活用に効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は光複合ケーブル処理の流れを示す図である。1.お客様から『解体加工委託契約』により光複合ケーブルを預かり剥離解体して、光ケーブル・外装被覆屑・通信ケーブルの3部分に分別する。2.分別ごとに重量を計量しお客様に報告する。現品は弊社にて保管する。3.お客様の意向を確認後、通信ケーブルの銅は『有価物買取契約』により買取を行う。4.光ケーブル及び外装被覆は『産業廃棄物処理契約』に基づき処分を受託しマニュフェスト処理を行う。5.事務手続きは上記3項、4項は別のものとして行う為、弊社側からはそれぞれ書類を発行する。
図1