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▶ 東江 幸治の特許一覧

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  • 特開-しゃもじ 図1
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  • 特開-しゃもじ 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133036
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】しゃもじ
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/28 20060101AFI20230914BHJP
   A47G 21/00 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
A47J43/28
A47G21/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022052552
(22)【出願日】2022-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】522121746
【氏名又は名称】東江 幸治
(72)【発明者】
【氏名】東江 幸治
【テーマコード(参考)】
3B115
4B053
【Fターム(参考)】
3B115AA26
3B115BA27
3B115DB03
4B053AA03
4B053CA04
4B053CE05
(57)【要約】
【課題】 握り柄部を握った手部が炊飯器等の釜縁に接触し難く、尚且つ仮置きする際、掬い部がテーブル等上面から離れ接触せず衛生的に置けるしゃもじを提供する。
【解決手段】 掬い部面を上向きにして側面から見た際、掬い部に対して、握り柄部を上方向に位置させ、その掬い部と握り柄部を繋いだ接続部に段差を設け、握り柄部前面を平坦な形にしたことを特徴とするしゃもじ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
掬い部と握り柄部の間に接続段差部を設け、握り柄部前面を平坦な形にしたことを特徴とするしゃもじ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、握り柄部を握った手部が炊飯器等の釜縁に接触し難く、尚且つ掬い部がテーブル等上面接触せず衛生的に安定して置けるしゃもじに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のしゃもじ製品は、掬い部から一方向に延設された握り柄部によって構成された、ヘラ状のものが一般的であった。
また、従来のしゃもじ製品の中には、一般的なしゃもじ製品に比較して、握り柄部の長い製品と握り柄部の短い製品があった。
また、握り柄部に突起を設けテーブル等に、掬い部を接触することなく上向きにして置ける製品があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-000481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)従来のしゃもじ製品の中に、一般的なしゃもじ製品に比較して握り柄部の長い製品がある。
この製品は、ご飯をよそう作業において握り柄部を握った手部が釜縁上部から離れた位置にある為、釜縁や炊き立ての熱いご飯に手が接触しにくいという利点があった。
しかし、しゃもじ全体の長さがあるため収納が難しく、また、炊飯器の横等などに仮置きする際、別容器などに縦に入れると長さがあるため不安定であり手や腕に接触して、しゃもじが転倒する可能性があった。
(ロ)柄部の短いしゃもじ製品は、ご飯をよそう作業において柄を握った手部が釜縁の下部に位置しており釜縁に、手が接触し難く使い易い製品である。
しかし、熱いご飯をよそう作業において、掬い部と握り柄部が近い為、熱いご飯に手を接触する可能性があった。
(ハ)握り部に突起を設けテーブル等に掬い部を接触することなく置けるしゃもじ製品は、握り柄部に突起を設けている為、握り柄部を握る指や手に突起が触れ違和感あった。
また、突起の周りが洗いにくく洗い残したりする可能性があり不衛生であった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明を、掬い部表面を上向きにして側面から見た際、掬い部に対して握り柄部を上方向に位置させその掬い部と握り柄部を繋いだ接続部に段差を設ける。
握り柄部の前面を平坦にする。
以上を特徴とするしゃもじである。
【発明の効果】
【0006】
斜め上方向等から、ご飯を掬う作業において、従来の一般的なしゃもじ製品に比較して接続部段差を設けた事により握り柄部を握った手部が釜縁から内側上部に位置する為、釜縁から手部が離れ接触し難く作業が容易になる。
掬い部面を下方向に向け伏せて仮置きする際、接続部段差を設け握り柄部前面を平坦にしたことにより掬い部がテーブル等上面に接触せず衛生的に安定して置ける。
また、平坦な握り柄部前面にしたことにより握り柄部を握った手や指に突起が触れず違和感がなく作業でき、尚且つ洗うことが容易で衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の斜視図である。
図2】 本発明の平面図である。
図3】 本発明の側面図である。
図4】 本発明の使用状態と従来製品の握り柄部の位置と比較した側面図である。
図5】 本発明を伏せて置いた状態を示した説明図である。
図6】 本発明に小さい突起を設けた実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照に説明する。
(イ)主に、掬い部(1)と握り柄部(2)で構成され掬い部(1)と握り柄部(2)の間に接続段差部(3)を設ける。
(ロ)救い部表面(9)下方向に向け伏せて置く際、テーブル等上面に接触する握り柄部に平坦な握り柄部前面(4)を設ける。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、炊飯器内のご飯をよそう作業において、斜め上方向等から、ご飯を掬うときや混ぜる際(図4)、握り柄部を握った手を釜縁部(6)より内側に向くように手部を釜縁部に接触させないように作業を行う。
本発明をテーブル等上面に仮置きする際、掬い部面(9)を下方向に向け、伏せた状態にし、テーブル等上面に平坦な握り柄部前面(4)を接地させ、掬い部(1)がテーブル等上面から離れ接触しないように仮置きする(図5)。
なお、図6に示すように掬い部表面(9)と掬い部裏面(10)に小さい突起を設けご飯がくっつきにくい形状にしてもよい。
本発明の掬い部の先端から握り柄部の後端までの全長は、21cm以内18cm以上が収納しやすく作業が容易になる。
掬い部と握り柄部の間の接続段差は、2cm~4cmが好ましい。
【符号の説明】
【0009】
1 掬い部
2 握り柄部
3 接続段差部
4 平坦な握り柄部前面
5 本発明のしゃもじ
6 釜縁部
7 従来製品のヘラ状のしゃもじ握り柄部
8 テーブル等上面
9 掬い部表面
10 掬い部裏面
図1
図2
図3
図4
図5
図6