特開 2023-133074 販売支援システム、販売支援方法及びプログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2023133074

(43)【公開日】2023-09-22

(54)【発明の名称】販売支援システム、販売支援方法及びプログラム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 20/12 20120101AFI20230914BHJP

   G06Q 30/0601 20230101ALI20230914BHJP

【ＦＩ】

G06Q20/12 300

G06Q30/06 300

【審査請求】未請求

【請求項の数】5

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2022128531

(22)【出願日】2022-08-10

(62)【分割の表示】P 2022036386の分割

【原出願日】2022-03-09

(71)【出願人】

【識別番号】522094185

【氏名又は名称】株式会社クオーツ

(74)【代理人】

【識別番号】110002790

【氏名又は名称】Ｏｎｅ ｉｐ弁理士法人

(72)【発明者】

【氏名】白石 諒

【テーマコード（参考）】

5L049

5L055

【Ｆターム（参考）】

5L049BB26

5L055AA27

(57)【要約】

【課題】容易にデジタル作品のＮＦＴを販売することができるようにする。
【解決手段】販売支援システムであって、ユーザごとにユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶する記憶部と、デジタル作品の販売者に内容を送信するマーケティング内容送信部と、販売者がマーケティングの支援を依頼するユーザの指定を受け付ける依頼受付部と、指定されたユーザに対してマーケティングの支援を依頼する依頼送信部と、販売者からデジタル作品を受信する受信部と、デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するトークン発行部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶する記憶部と、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するマーケティング内容送信部と、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付ける依頼受付部と、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼する依頼送信部と、
前記販売者から前記デジタル作品を受信する受信部と、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するトークン発行部と、
を備えることを特徴とする販売支援システム。

【請求項2】

請求項１に記載の販売支援システムであって、
前記ノンファンジブルトークンをマーケットプレイスに出品する出品処理を実行する出品処理部をさらに備えること、
を特徴とする販売支援システム。

【請求項3】

請求項２に記載の販売支援システムであって、
前記マーケットプレイスで前記ノンファンジブルトークンが販売された場合に、販売対価の一部を前記ユーザに支払う支払処理を実行する支払処理部をさらに備えること、
を特徴とする販売支援システム。

【請求項4】

ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶するステップと、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するステップと、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付けるステップと、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼するステップと、
前記販売者から前記デジタル作品を受信するステップと、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする販売支援方法。

【請求項5】

ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶するステップと、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するステップと、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付けるステップと、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼するステップと、
前記販売者から前記デジタル作品を受信するステップと、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、販売支援システム、販売支援方法及びプログラムに関する。

【背景技術】

【0002】

特許文献１には、ノンファンジブルトークン（Non-Fungible Token；ＮＦＴ）により対象物の管理を行うことが提案されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特許第６７１０４０１号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

しかしながら、デジタル作品を制作するアーティストには、デジタル作品のＮＦＴを発行してその販売促進を行うことのハードルは高い。

【0005】

本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、容易にデジタル作品のＮＦＴを販売することのできる技術を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、販売支援システムであって、ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶する記憶部と、デジタル作品の販売者に前記内容を送信するマーケティング内容送信部と、前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付ける依頼受付部と、指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼する依頼送信部と、前記販売者から前記デジタル作品を受信する受信部と、前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するトークン発行部と、を備えることを特徴とする。

【0007】

その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。

【発明の効果】

【0008】

本発明によれば、容易にデジタル作品のＮＦＴを販売することができる。

【図面の簡単な説明】

【0009】

【図1】本実施形態の販売システムの全体構成を説明する図である。

【図2】管理サーバ２のハードウェア構成例を示す図である。

【図3】管理サーバ２のソフトウェア構成例を示す図である。

【図4】本実施形態の販売支援システムの動作を説明する図である。

【発明を実施するための形態】

【0010】

＜システムの概要＞
以下、本発明の一実施形態に係るデジタル作品の販売支援システムについて説明する。図１は、本実施形態の販売システムの全体構成を説明する図である。本実施形態の販売支援システムでは、アーティスト１が作成したデジタル作品を販売することを支援する。デジタル作品は、例えば、画像データや音声データ、ビデオデータ、３次元モデルデータなどとすることができる。

【0011】

なお、本実施形態の販売支援システムは、アーティスト１自身ではなく、アーティスト１から相対取引によりデジタル作品の譲渡を受けた作品の所有者が販売する場合に適用することもできる。また、本実施形態の販売システムは、デジタル作品ではなく現実の作品に関する販売を支援することも可能である。

【0012】

本実施形態の販売支援システムでは、管理サーバ２によって、アーティスト１が作成したデジタル作品に対応するＮＦＴが発行される。ＮＦＴは、ブロックチェーンネットワークにおいて発行されるトークンのうち、代替性のないトークンである。

【0013】

イーサリアムなどのブロックチェーンネットワークによって発行可能なトークン（イーサリアムトークン）としては、ファンジブルトークンと、ノンファンジブルトークン（非代替性トークン；Ｎｏｎ-Ｆｕｎｇｉｂｌｅ Ｔｏｋｅｎ：ＮＦＴ）とがある。ＮＦＴは、ファンジブルトークンとは異なり、代替性を有さないトークンである。ＮＦＴは、他のＮＦＴと区別される独自の価値を有することができる。このため、ＮＦＴは、他のＮＦＴとの区別を可能にするための固有の識別子（ＮＦＴ－ＩＤ）を有する。ＮＦＴは、例えば、ＥＲＣ（Ethereum Request for Comments）７２１規格に従って発行されたトークンである。ＥＲＣ７２１規格に準拠したＮＦＴは、ＮＦＴ－７２１トークンとも呼ばれる。本実施形態では、一例として、ＮＦＴは、ＮＦＴ－７２１トークンであることを想定する。ＮＦＴは、ファンジブルトークンと同様に、ブロックチェーンネットワーク上において取引可能である。ＮＦＴの取引履歴は、ブロックチェーンネットワークにおいて記録される。ブロックチェーンネットワークの分散台帳では、ＮＦＴの所有者（オーナー）及び所有履歴も記録される。

【0014】

発行されたＮＦＴは、マーケットプレイス３に出品される。マーケットプレイス３において購入者４は出品されたＮＦＴを購入することができる。

【0015】

マーケットプレイス３に作品を出品するだけではなく、販売促進が行われることがある。本実施形態の販売支援システムでは、アーティスト１に対してデジタル作品に係るＮＦＴのマーケティングの助言（コンサルティング）を行うデジタルアートディーラー（Ｄａｄ）５が管理サーバ２に登録されており、アーティスト１は登録されているＤａｄ５にマーケティングの支援を依頼することができる。このように本実施形態の販売支援システムでは、アーティスト１は、販売に関する準備（ＮＦＴの発行）から販売の促進（マーケティング）までを販売支援システム上で依頼することができるので、作品作りに注力することが可能となる。

【0016】

本実施形態の販売支援システムは管理サーバ２を含んで構成される。管理サーバ２は、アーティスト１の端末（不図示）及びＤａｄ５の端末（不図示）と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信ネットワークは、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット（登録商標）などにより構築される。

【0017】

マーケットプレイス３の少なくとも一部には、ブロックチェーンネットワークが含まれる。ブロックチェーンネットワークは複数のノード（コンピュータ）により構成され、台帳データを分散して管理することができる。分散台帳は、いわゆるブロックチェーンの仕組みにより改ざん困難に管理される。なお、ブロックチェーンによる分散台帳管理の仕組みについては一般的なものを採用するものとしてここでは詳細な説明を省略する。ブロックチェーンネットワークは、例えば、イーサリアムなどにより構築される。

【0018】

＜管理サーバ＞
図２は、管理サーバ２のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ２は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。

【0019】

管理サーバ２は、ＣＰＵ２０１、メモリ２０２、記憶装置２０３、通信インタフェース２０４、入力装置２０５、出力装置２０６を備える。記憶装置２０３は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース２０４は、通信ネットワーク３に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット（登録商標）に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのＵＳＢ（Universal Serial Bus）コネクタやＲＳ２３２Ｃコネクタなどである。入力装置２０５は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置２０６は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ２の各機能部はＣＰＵ２０１が記憶装置２０３に記憶されているプログラムをメモリ２０２に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ２の各記憶部はメモリ２０２及び記憶装置２０３が提供する記憶領域の一部として実現される。

【0020】

図３は、管理サーバ２のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ２は、ディーラー登録部２１１と、活動内容送信部２１２と、依頼受付部２１３と、依頼送信部２１４と、作品受信部２１５と、トークン発行部２１６と、出品処理部２１７と、支払処理部２１８と、ディーラー記憶部２３１と、契約情報記憶部２３２と、作品記憶部２３３と、を備える。

【0021】

ディーラー記憶部２３１は、Ｄａｄ５に関する情報（以下、ディーラー情報という。）を記憶する。ディーラー情報は、Ｄａｄ５が行うことのできるマーケティングの内容を示す情報である。ディーラー情報には、Ｄａｄ５を特定するユーザＩＤに対応付けて、Ｄａｄ５の名前、Ｄａｄ５が行うことの可能なマーケティングに係る活動内容、Ｄａｄ５の自己ＰＲ、Ｄａｄ５の連絡先などを含めることができる。また、ディーラー情報に、販促支援に関する報酬（配当）を決定するための情報（金額であってもよいし、配当率のように配当を算出する条件などであってもよい。）を含めるようにしてもよい。

【0022】

契約情報記憶部２３２は、アーティスト１とＤａｄ５との契約に関する情報（以下、契約情報という。）を記憶する。契約情報には、アーティスト１を特定するアーティストＩＤ及びＤａｄ５を特定するユーザＩＤに対応付けて、マーケティング対象となる、アーティスト１のデジタル作品を示す作品ＩＤ、契約の日時、及び契約に関する各種条項（契約内容）を含めることができる。契約内容には、例えば、契約有効期間や配当率（Ｄａｄ５に対してＮＦＴ販売時の報酬を決定するための情報）を含めることもできる。

【0023】

作品記憶部２３３は、アーティスト１によるデジタル作品を記憶する。作品記憶部２３３は、例えば、作品ＩＤに対応付けて、当該デジタル作品に係るデジタルデータ（例えば、画像ファイルや音声ファイル、動画ファイルなどとすることができる。）を記憶する。

【0024】

ディーラー登録部２１１は、ディーラー情報をディーラー記憶部２３１に登録する。ディーラー登録部２１１は、例えば、Ｄａｄ５が自身の端末に入力したディーラー情報を、当該端末から受信することができる。

【0025】

活動内容送信部２１２（マーケティング内容送信部）は、アーティスト１（デジタル作品の販売者）に、Ｄａｄ５により行うことの可能な活動内容を送信する。活動内容送信部２１２は、例えば、ディーラー記憶部２３１に登録されているディーラー情報の一覧をアーティスト１の端末に送信することができる。また、活動内容送信部２１２は、Ｄａｄ５からＤａｄ５の支援したいアーティスト１の指定を受け付け、受け付けたアーティスト１に対して当該Ｄａｄ５に関するディーラー情報をディーラー記憶部２３１から読み出して送信するようにしてもよい。

【0026】

依頼受付部２１３は、アーティスト１からＤａｄ５の指定（すなわち、アーティスト１からＤａｄ５に対するマーケティング支援の依頼）を受け付ける。依頼受付部２１３は、アーティスト１の端末から、Ｄａｄ５のユーザＩＤを指定したリクエストを受信することができる。

【0027】

依頼送信部２１４は、アーティスト１から指定されたＤａｄ５に対して、マーケティングの支援を依頼する。依頼送信部２１４は、Ｄａｄ５の端末に対して、アーティスト１を特定するアーティストＩＤを指定したリクエストを送信することができる。

【0028】

なお、アーティスト１とＤａｄ５との間の販売支援に関する契約は、依頼受付部２１３がアーティスト１から依頼を受け付けたときに締結されるようにしてもよいし、依頼送信部２１４がＤａｄ５に依頼を送信したときや、Ｄａｄ５が受諾したときなどに締結されるようにしてもよい。契約が成立した場合には、契約内容が契約情報記憶部２３２に登録される。

【0029】

作品受信部２１５は、アーティスト（デジタル作品の販売者）からデジタル作品を受信する。デジタル作品は、例えば、ファイルとして受信することができる。

【0030】

トークン発行部２１６は、デジタル作品に対応するＮＦＴを発行する。トークン発行部２１６は、例えば、ＮＦＴをミントするためのスマートコントラクトのメソッドを呼び出すことによりＮＦＴを発行することができる。

【0031】

出品処理部２１７は、ＮＦＴをマーケットプレイス３に出品する。出品処理部２１７は、例えば、マーケットプレイス３が提供するスマートコントラクトのメソッドを呼び出すことによりＮＦＴを出品することができるようにしてもよい。なお、マーケットプレイス３に対するＮＦＴの出品処理の詳細については、一般的なものを採用するものとしてここでは説明を省略する。

【0032】

支払処理部２１８は、マーケットプレイス３においてデジタル作品のＮＦＴが販売された時に、Ｄａｄ５へのマーケティングう支援への報酬を支払う。報酬額又は報酬額の決定方法は、契約内容に設定しておくことができる。例えば、支払処理部２１８は、マーケットプレイス３におけるデジタル作品の販売価格に応じてＤａｄ５への報酬額を決定するようにしてもよい。また、支払処理部２１８は、マーケットプレイス３でＮＦＴが販売された場合に、販売対価の一部をＤａｄ５に支払うように支払処理を実行してもよい。

【0033】

＜動作＞
図４は、本実施形態の販売支援システムの動作を説明する図である。

【0034】

管理サーバ２は、Ｄａｄ５からディーラー情報を受け付けて、ディーラー記憶部２３１に登録する（Ｓ３０１）。管理サーバ２は、ディーラー記憶部２３１に登録されているディーラー情報（とくに活動内容）をアーティスト１に提供する（Ｓ３０２）。管理サーバ２は、アーティスト１からＤａｄ５へのマーケティング支援の依頼を受け付け（Ｓ３０３）、Ｄａｄ５にアーティスト１へのマーケティング支援を依頼し（Ｓ３０４）、アーティスト１とＤａｄ５との契約を締結する（Ｓ３０５）。管理サーバ２は、例えば、契約条項を表示してアーティスト１とＤａｄ５とからの承認を取り、契約情報を作成して、契約情報記憶部２３２に登録することができる。

【0035】

アーティスト１は、デジタル作品を管理サーバ２にアップロードし（Ｓ３０６）、管理サーバ２は受信したデジタル作品を作品記憶部２３３に記憶するとともに、ＮＦＴを発行し、発行したＮＦＴをマーケットプレイス３に出品する（Ｓ３０７）。

【0036】

Ｄａｄ５は、アーティスト１に対してマーケティングのアドバイスを行うない、マーケティングの支援を行う（Ｓ３０８）。

【0037】

契約期間が経過するまでに（Ｓ３０９：ＮＯ）、マーケットプレイス３においてＮＦＴが販売されれば（Ｓ３１０：ＹＥＳ）、管理サーバ２は、Ｄａｄ５に報酬を支払う処理を実行する（Ｓ３１１）。報酬額は、契約で決まってもよいし、販売価格に応じて決定されてもよい。

【0038】

ＮＦＴが販売される前に契約期間が経過した場合には（Ｓ３０９：ＹＥＳ）、管理サーバ２は、マーケットプレイス３からＮＦＴを引き上げることができる（Ｓ３１２）。

【0039】

以上のようにして、本実施形態の販売支援システムによれば、アーティスト１は、管理サーバ２にＮＦＴを発行してもらい、Ｄａｄ５からマーケティングのアドバイスを受けることができる。

【0040】

以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。

【0041】

例えば、本実施形態では、アーティスト１は、Ｄａｄ５についての情報は、Ｄａｄ５から提供されたディーラー情報から取得するのみであったが、例えば、過去に契約したアーティスト１からのＤａｄ５の評価（例えば５段階等の所定の段階でのスコアとすることができる。また、アーティスト１からのコメントを含めることもできる。）を受け付けてディーラー情報に追加するようにし、過去Ｄａｄ５を利用したアーティスト１からの評価を提供するようにしてもよい。

【0042】

また、管理サーバ２は、アーティスト１が過去に販売したＮＦＴの履歴を管理する販売履歴記憶部を備えるようにすることもできる。アーティスト１は、販売履歴記憶部に記憶されている過去の販売に関する情報を閲覧することができる。

【0043】

＜開示事項＞
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
［項目１］
ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶する記憶部と、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するマーケティング内容送信部と、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付ける依頼受付部と、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼する依頼送信部と、
前記販売者から前記デジタル作品を受信する受信部と、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するトークン発行部と、
を備えることを特徴とする販売支援システム。
［項目２］
項目１に記載の販売支援システムであって、
前記ノンファンジブルトークンをマーケットプレイスに出品する出品処理を実行する出品処理部をさらに備えること、
を特徴とする販売支援システム。
［項目３］
項目２に記載の販売支援システムであって、
前記マーケットプレイスで前記ノンファンジブルトークンが販売された場合に、販売対価の一部を前記ユーザに支払う支払処理を実行する支払処理部をさらに備えること、
を特徴とする販売支援システム。
［項目４］
ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶するステップと、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するステップと、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付けるステップと、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼するステップと、
前記販売者から前記デジタル作品を受信するステップと、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする販売支援方法。
［項目５］
ユーザごとに前記ユーザが行うことのできるマーケティングの内容を記憶するステップと、
デジタル作品の販売者に前記内容を送信するステップと、
前記販売者が前記マーケティングの支援を依頼する前記ユーザの指定を受け付けるステップと、
指定された前記ユーザに対して前記マーケティングの支援を依頼するステップと、
前記販売者から前記デジタル作品を受信するステップと、
前記デジタル作品に対応するノンファンジブルトークンを発行するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【符号の説明】

【0044】

１ アーティスト
２ 管理サーバ
３ マーケットプレイス
４ 購入者
５ Ｄａｄ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】