(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133121
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】振動発音装置
(51)【国際特許分類】
H02K 33/12 20060101AFI20230914BHJP
B06B 1/04 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
H02K33/12
B06B1/04 S
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022201289
(22)【出願日】2022-12-16
(31)【優先権主張番号】202220494975.4
(32)【優先日】2022-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517409583
【氏名又は名称】エーエーシー マイクロテック(チャンヂョウ)カンパニー リミテッド
【住所又は居所原語表記】No.3 changcao road, Hi-TECH Industrial Zone, Wujin District, Changzhou City, Jiangsu Province, P.R. China
(71)【出願人】
【識別番号】511027518
【氏名又は名称】エーエーシーアコースティックテクノロジーズ(シンセン)カンパニーリミテッド
【氏名又は名称原語表記】AAC Acoustic Technologies(Shenzhen)Co.,Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】肖 波
(72)【発明者】
【氏名】孔 晨亮
(72)【発明者】
【氏名】章 ▲統▼
(72)【発明者】
【氏名】令狐 ▲榮▼林
【テーマコード(参考)】
5D107
5H633
【Fターム(参考)】
5D107AA11
5D107AA12
5D107BB08
5D107CC09
5D107DD03
5D107DD12
5H633BB03
5H633GG02
5H633GG06
5H633GG08
5H633GG17
5H633HH03
5H633HH05
5H633HH16
5H633JA03
5H633JB03
5H633JB04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】スプリングブラケットの強度及び振動発音装置の耐用年数を向上させることが可能である振動発音装置を提供する。
【解決手段】振動発音装置は収容キャビティを有するハウジングと、収容キャビティ内に配置される発音単体、カウンタウエイト、駆動コイル及びスプリングブラケット40とを含み、スプリングブラケットはカウンタウエイトと固定接続するための第1固定セグメント41と、ハウジングと固定接続するための第2固定セグメント42とを含み、第1固定セグメントと第2固定セグメントとの間はレーザースポット溶接によって溶接固定される。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容キャビティを有するハウジングと、前記収容キャビティ内に配置される発音単体、カウンタウエイト、駆動コイル及びスプリングブラケットとを含む振動発音装置であって、
前記発音単体は、振動システムと、前記振動システムが第1方向に沿って振動発音するように駆動する磁気回路システムとを含み、前記磁気回路システムは、主磁性鋼と、前記主磁性鋼を取り囲んで設けられることで磁気ギャップを形成する副磁性鋼とを含み、前記振動システムは、音膜と、前記磁気ギャップ中に挿設されて前記音膜の振動発音を駆動するボイスコイルとを含み、
前記駆動コイルは、前記カウンタウエイトに固定され且つ前記カウンタウエイトと共に第2方向に沿って振動し、前記駆動コイルは、第1側辺と、前記第1側辺に対向して設けられる第2側辺とを含み、且つ前記第1方向において、前記第1側辺は、前記主磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、前記第2側辺は、前記副磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、前記第2方向は、前記第1方向に垂直であり、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトに接続されて前記カウンタウエイトを前記収容キャビティ内に懸架し、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトと固定接続するための第1固定セグメントと、前記ハウジングと固定接続するための第2固定セグメントとを含み、
前記第1固定セグメントは、第1本体部、第1接続アーム及び第1円弧状折曲部を含み、前記第1接続アーム及び前記第1円弧状折曲部は、いずれも2つ設けられ、2つの前記第1接続アーム及び2つの前記第1円弧状折曲部は、前記第1本体部の対向する両側に対称的に設けられ、前記第1接続アームの対向する両端は、前記第1本体部及び前記第1円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第1本体部は、前記カウンタウエイトに固定接続され、
前記第2固定セグメントは、第2本体部、第2接続アーム及び第2円弧状折曲部を含み、前記第2接続アームの対向する両端は、前記第2本体部及び前記第2円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第2本体部は、前記ハウジングに固定接続され、
前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との間は、レーザースポット溶接によって溶接固定されていることを特徴とする振動発音装置。
【請求項2】
前記音膜は、延在して前記ハウジングの内壁に接続される仕切り体を形成し、前記仕切り体は、前記収容キャビティをフロントチャンバとバックチャンバに仕切ることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項3】
前記主磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性は、前記副磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性と逆であることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項4】
前記第1側辺と前記第2側辺は、共同して巻線孔を囲み、且つ前記巻線孔は、前記第1方向において前記磁気ギャップと正対して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項5】
前記第1接続アームには、凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記第1方向に沿って凹んで前記第1接続アームのエッジに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項6】
前記凹溝は、前記第1接続アームの対向する両側に対称的に分布していることを特徴とする請求項5に記載の振動発音装置。
【請求項7】
前記凹溝の内輪郭面は、円弧状又はスプライン曲線形であることを特徴とする請求項5に記載の振動発音装置。
【請求項8】
前記第2固定セグメントは、2つ設けられ、2つの前記第2固定セグメントは、前記第1固定セグメントの対向する両側に対称的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項9】
前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との曲率半径は、等しいことを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項10】
前記第1本体部と前記カウンタウエイトとの間も、前記第2本体部と前記ハウジングとの間も、溶接によって固定されていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電子機器の技術分野に関し、特に振動発音装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子技術の発展に伴い、携帯型消費性電子製品、例えば携帯電話、携帯ゲーム機、ナビゲーション装置又はパームトップマルチメディア娯楽装置などは、ますます人々に注目されている。これらの携帯型消費性電子製品は、一般的に振動発音装置を用いてシステムフィードバック、例えば携帯電話の着信提示、情報提示、ナビゲーション提示、ゲーム機の振動フィードバックなどを行う。このような幅広い応用は、振動発音装置の性能が良いことや、耐用寿命が長いことが要求される。
【0003】
現在では、携帯型消費性電子製品に応用される振動発音装置内のスプリングブラケットがカウンタウエイトに溶接されている。振動発音装置は、動作する過程において、コイル内の交番電流によって、磁性鋼の磁束を横切って誘導起電力を生じさせるため、発音単体がスプリングブラケットによって支持されて上下往復振動を発生し、それにより振動感が与えられる。
【0004】
振動発音装置の動作時に、スプリングブラケットが往復変形するため、スプリングブラケットが応力集中箇所で破断しやすく、スプリングブラケットの強度に大きな影響を与え、更に振動発音装置の耐用年数に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記問題に鑑み、従来の技術における技術課題を解決するために、本願は、スプリングブラケットがその応力集中箇所での応力を低減し、スプリングブラケットの強度及び振動発音装置の耐用年数を向上させることが可能である振動発音装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このために、本願は、振動発音装置を提供し、収容キャビティを有するハウジングと、前記収容キャビティ内に配置される発音単体、カウンタウエイト、駆動コイル及びスプリングブラケットとを含み、
前記発音単体は、振動システムと、前記振動システムが第1方向に沿って振動発音するように駆動する磁気回路システムとを含み、前記磁気回路システムは、主磁性鋼と、前記主磁性鋼を取り囲んで設けられることで磁気ギャップを形成する副磁性鋼とを含み、前記振動システムは、音膜と、前記磁気ギャップ中に挿設され前記音膜の振動発音を駆動するボイスコイルとを含み、
前記駆動コイルは、前記カウンタウエイトに固定されて且つ前記カウンタウエイトと共に第2方向に沿って振動し、前記駆動コイルは、第1側辺と、前記第1側辺に対向して設けられる第2側辺とを含み、且つ前記第1側辺は、前記第1方向において前記主磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、前記第2側辺は、前記副磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、ここで、前記第2方向は、前記第1方向に垂直であり、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトに接続され前記カウンタウエイトを前記収容キャビティ内に懸架し、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトと固定接続するための第1固定セグメントと、前記ハウジングと固定接続するための第2固定セグメントとを含み、
前記第1固定セグメントは、第1本体部、第1接続アーム及び第1円弧状折曲部を含み、前記第1接続アーム及び前記第1円弧状折曲部は、いずれも2つ設けられ、2つの前記第1接続アーム及び2つの前記第1円弧状折曲部は、前記第1本体部の対向する両側に対称的に設けられ、前記第1接続アームの対向する両端は、前記第1本体部及び前記第1円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第1本体部は、前記カウンタウエイトと固定接続され、
前記第2固定セグメントは、第2本体部、第2接続アーム及び第2円弧状折曲部を含み、前記第2接続アームの対向する両端は、前記第2本体部及び前記第2円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第2本体部は、前記ハウジングと固定接続され、
前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との間は、レーザースポット溶接によって溶接固定されている。
【0007】
本願の実施例の技術案において、前記第1固定セグメントと前記第2固定セグメントとの間は、レーザースポット溶接によって溶接固定されることで、第1固定セグメントと前記第2固定セグメントとの結合強度を向上させることができ、応力集中領域におけるスプリングブラケットの応力を効果的に低減し、このように、振動発音装置の動作時にスプリングブラケットの強度を保証するため、振動発音装置をより確実にして、更に振動発音装置の耐用寿命を向上させる。
【0008】
いくつかの実施例において、前記音膜は、延在して前記ハウジング内壁に接続される仕切り体を形成し、前記仕切り体は、前記収容キャビティをフロントチャンバとバックチャンバに仕切る。それにより収容キャビティの仕切り(フロントチャンバ及びバックチャンバに仕切る)及び発音単体の振動を保証可能であり、すなわち振動発音装置は、振動フィードバック機能及び音声フィードバック機能を兼備するだけでなく、製造工程及び組立工程を減少させる。
【0009】
いくつかの実施例において、前記主磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性は、前記副磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性と逆である。これにより駆動コイルを振動させることができる。
【0010】
いくつかの実施例において、前記第1側辺と前記第2側辺は、共同して巻線孔を囲んで、且つ前記巻線孔は、前記第1方向において前記磁気ギャップと正対して設けられている。それにより駆動コイルと、主磁性鋼及び副磁性鋼との相対位置を最適化するため、駆動コイルと、主磁性鋼及び副磁性鋼との間の相対的な作用力を増大させる。
【0011】
いくつかの実施例において、前記第1接続アームには、凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記第1方向に沿って凹んで前記第1接続アームのエッジに形成されている。前記第1接続アームは、前記凹溝に対応する位置の幅が狭くなり、それにより第1接続アームの剛性を低下させ、第1接続アームを軟化し、同じ駆動力で、第1接続アームの振動変位が増加し、カウンタウエイトの振動効果が向上する。
【0012】
いくつかの実施例において、前記凹溝は、前記第1接続アームの対向する両側に対称的に分布している。それにより第1接続アームを更に軟化し、振動効果を向上させる。
【0013】
いくつかの実施例において、前記凹溝の内輪郭面は、円弧状又はスプライン曲線形である。それにより構造応力集中が発生することを回避する。
【0014】
いくつかの実施例において、前記第2固定セグメントは、2つ設けられ、2つの前記第2固定セグメントは、前記第1固定セグメントの対向する両側に対称的に設けられている。振動過程で発音単体が受ける各方向の作用力をバランスすることにより、カウンタウエイトが振動過程でずれることを回避する。
【0015】
いくつかの実施例において、前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との曲率半径は、等しい。第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部とは、共同して1つの連続的な円弧状構造を形成するため、応力集中でスプリングブラケットが応力疲労により破断することを防止する。
【0016】
いくつかの実施例において、前記第1本体部と前記カウンタウエイトとの間も、前記第2本体部と前記ハウジングとの間も、溶接によって固定されている。それにより振動発音装置の動作時のスプリングブラケットの強度を保証し、振動発音装置の運転をより確実にする。
【0017】
上記説明は、本願の技術案の概要のみであり、本願の技術手段をより明確に理解するために、明細書の内容に基づいて実施可能であり、且つ本願の上記及び他の目的、特徴及び利点をより明らかにするために、以下に本願の具体的な実施形態を挙げる。
【0018】
以下の好ましい実施形態に対する詳細な説明を読むことにより、様々な他の利点及び利点は、当業者にとって明らかになる。図面は、好ましい実施形態の目的のみを示すために用いられ、本願を限定するものではない。且つ全ての図面において、同じ符号で同じ部材を示す。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】本願に係る実施例の全体構造の一部の部材を隠す状態での正面図である。
【
図3】本願に係る実施例の全体構造の一部の部材を隠す状態での背面図である。
【
図4】本願に係る実施例の全体構造の分解構成を示す模式図である。
【
図5】本願に係る実施例の全体構造の側面図である。
【
図6】本願に係る実施例の全体構造のA-A方向の断面図である。
【
図7】本願に係る実施例のスプリングブラケットの斜視図である。
【
図8】本願に係る実施例のスプリングブラケットの正面図である。
【
図9】本願に係る実施例のスプリングブラケットの分解構成を示す模式図である。 図面において、図面は、実際の比率に応じて描かれない。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に図面を参照して本願の技術案の実施例を詳細に説明する。以下の実施例は、本願の技術案をより明確に説明するためだけに用いられるため、例示としてのみ、これにより本願の保護範囲を限定するものではない。
【0021】
特別な定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術及び科学的用語は、本願の技術分野に属する技術者が一般的に理解する意味と同じであり、本明細書で使用される用語は、具体的な実施例の目的を説明するためだけであり、本願を限定するものではなく、本願の明細書及び特許請求の範囲及び上記図面の説明における用語「含む」及び「有する」及びそれらの任意の変形は、排他的な包含をカバーすることを意図する。
【0022】
本願の実施例の説明において、技術用語「第1」、「第2」などは、異なるオブジェクトのみを区別するために用いられ、相対的な重要性を指示するか又は暗示するか、又は指示された技術的特徴の数量、特定の順序又は主な関係を明示するか又は暗示することであると理解することができない。本願の実施例の説明において、「複数」の意味は、2つ以上であり、特に明確な具体的な限定がない限り。
本明細書において「実施例」に言及したことは、実施例を参照して説明した特定の特徴、構造又は特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれてもよいことを意味する。明細書における各位置に該フレーズが出現するとは必ずしも同じ実施例を意味するものではなく、他の実施例と互いに排他的である独立した又は候補の実施例でもない。当業者は、明示的且つ暗示的に理解されるように、本明細書に記載された実施例が他の実施例と組み合わせることができる。
【0023】
本願の実施例の説明において、用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明するだけであり、3種類の関係が存在することができ、例えばA及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3種類の状況が存在することを表すことができる。なお、ここで符号「/」とは、一般に、前後関連オブジェクトが「または」の関係であることを意味する。
【0024】
本出願の実施例の説明において、用語「複数」は、2つ以上(2つを含む)を指し、同様に、「複数組」は、2組以上(2組を含む)を指し、「複数枚」は、2枚以上(2枚を含む)を指す。
【0025】
本出願の実施例の説明において、技術用語「中心」「縦方向」「横方向」「長さ」「幅」「厚さ」「上」「下」「前」「後」「左」「右」「垂直」「水平」「頂」「底」「内」「外」「時計回り」「時計回り」「軸方向」「径方向」「周方向」等の指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係であり、本願の実施例の説明を容易にし、説明を簡略化するためだけであり、指す装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位構造及び操作を有する必要があることを指示するか又は暗示するものではないため、本願の実施例に対する制限と理解することができない。
【0026】
本願の実施例の説明において、明確な規定及び限定がない限り、技術用語「取り付け」「接続」「接続」「固定」等の用語は、広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能に接続されてもよく、又は一体であってもよく、機械的に接続であってもよく、電気的に接続であってもよく、直接接続されてもよく、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、2つ素子内部の連通又は2つ素子の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に基づいて上記用語の本願の実施例における具体的な意味を理解することができる。
【0027】
電子技術の発展に伴い、携帯型消費性電子製品、例えば携帯電話、携帯電話、ナビゲーション装置又はパームトップマルチメディア娯楽装置などは、ますます人々の愛顧を受けてきている、。これらの電子製品は、一般的に振動発音装置を用いてシステムフィードバック例えば携帯電話の着信提示、情報提示、ナビゲーション提示、ゲーム機の振動フィードバックなどを行う。
【0028】
関連技術において、振動発音装置は、ハウジングと、ハウジング内に収容される発音単体、カウンタウエイト及びスプリングブラケットとを含み、スプリングブラケットは、カウンタウエイト及びハウジングに接続される。しかしながら、従来の解決手段において、使用されたスプリングブラケットは、カウンタウエイトの振動過程において繰り返し変形を受け、応力集中領域で疲労破断が発生しやすく、スプリングブラケットの強度に大きな影響を与え、振動発音装置の耐用年数に影響を与える。
【0029】
従来の技術におけるスプリングブラケットが応力集中領域で破断しやすい技術課題を解決するために、出願人は、スプリングブラケットがその応力集中箇所での応力を低減し、スプリングブラケットの強度及び振動発音装置の耐用年数を向上させることができる新型振動発音装置を設計する。
【0030】
本実施例をよりよく説明するために、3次元座標系を特に制定し、Z方向が第1方向、X方向が第2方向、Y方向が第3方向として定義され、第1方向は、振動システムの振動方向であり、第2方向は、カウンタウエイトの振動方向であり、第2方向は、第1方向に垂直であり、第3方向は、第1方向及び第2方向に垂直である。
【0031】
図1~
図9に示すように、本願は、振動発音装置100を提供する。該振動発音装置100は、収容キャビティ10aを有するハウジング10と、収容キャビティ10a内に配置される発音単体と、スプリングブラケット40とを含み、ハウジング10は、第1方向に沿って対向して設けられる底壁11及び天井壁12と、底壁11と天井壁12との間に接続される周壁13とを含み、周壁13、底壁11及び天井壁12は、共同して収容キャビティ10aを形成する。
【0032】
図1~
図6に示すように、発音単体は、振動システム20と、振動システム20が第1方向に沿って振動発音するように駆動する磁気回路システム30とを含み、磁気回路システム30は、主磁性鋼31と、主磁性鋼31を取り囲んで設けられて磁気ギャップ33を形成する副磁性鋼32とを含み、振動システム20は、音膜21と、磁気ギャップ33に挿設されて音膜21の振動発音を駆動するボイスコイル22とを含み、ボイスコイル22は、フレキシブル回路板39と電気的に接続され、ボイスコイル22は、磁気ギャップ33に設けられ、ボイスコイル22に交番電流を導入する時に、磁気回路システム30の磁場の作用で、ボイスコイル22は、交番推進力を受け、交番運動を発生させ、それにより音膜21が振動膜41と共に振動するように駆動し、音膜21は、空気を押して音を発生させる。
【0033】
更に、
図4及び
図6に示すように、振動発音装置100は、駆動コイル50と、駆動コイル50を収容するためのカウンタウエイト34とを含み、駆動コイル50は、カウンタウエイト34が第2方向に沿って振動するように駆動し、カウンタウエイト34には、駆動コイル50を収容するための収容口が形成され、スプリングブラケット40は、一端がカウンタウエイト34に接続され、スプリングブラケットの40の他端がハウジング10に接続され、駆動コイル50は、第1側辺51と、第1側辺51に対向して設けられる第2側辺52とを含み、且つ第1方向において、第1側辺51は、主磁性鋼31と対向して間隔を隔てて設けられ、第2側辺52は、副磁性鋼32と対向して間隔を隔てて設けられている。第1側辺51と第2側辺52は、共同して巻線孔53を囲み、巻線孔53は、第1方向において磁気ギャップ33に正対して設けられ、駆動コイル50と主磁性鋼31と副磁性鋼32との間の相対的な作用力を増大させる。
【0034】
図4に示すように、音膜21は、延在してハウジングの内壁に接続された仕切り体23を形成し、仕切り体23は、収容キャビティ10aをフロントチャンバ10a1とバックチャンバ10a2に仕切る。ハウジング10には、フロントチャンバ10a1と連通する音出し孔10bが開設され、発音を実現し、バックチャンバ10a2には、吸音粉を充填可能であり、振動発音装置100の低周波音響性能を改善する。
【0035】
なお、主磁性鋼31の駆動コイル50に向かう一端の極性は、副磁性鋼32の駆動コイル50に向かう一端の極性と逆であるため、駆動コイル50は、振動可能である。
【0036】
更に、
図4に示すように、振動システム20は、第1方向に沿って音膜21に対向して設けられる振動膜26と、音膜21と振動膜26との間に設けられる骨格25と、骨格25に接続されるドーム24とを更に含み、ドーム24によって骨格25の強度を補強し、骨格25のねじり抵抗能力及び揺動抵抗能力を向上させ、発音単体の音響性能を向上させることができる。
【0037】
図4及び
図6に示すように、磁気回路システム30は、第1主磁性鋼31に貼り付けられる主ポールプレート35と、主ポールプレート35を取り囲んで副磁性鋼32に貼り付けられる副ポールプレート36と、主ポールプレート35の主磁性鋼31から離れる側に貼り付けられる上磁性鋼37とを更に含み、発音単体は、位置決めリング38を更に含み、位置決めリング38は、磁性鋼37を取り囲んで且つ上磁性鋼37に当接して設けられている。
【0038】
本発明では、スプリングブラケット40によってカウンタウエイト30を収容キャビティ10aに懸架し、次に駆動コイル50をカウンタウエイト34に固定し、且つ駆動コイル50の第1側辺51を第1方向(振動システム20の振動方向)に沿って主磁気鋼31と対向して間隔を隔てて設けられ、駆動コイル50の第2側辺52が第1方向に沿って副磁気鋼32と対向して間隔を隔てて設けられ、それによりカウンタウエイト34は、主磁気鋼31、主磁性鋼32及び駆動コイル50の相互作用で駆動コイル50に伴って第1方向に垂直である第2方向に沿って振動し、即ち駆動コイル50全体とカウンタウエイト34を1つの可動子として、主磁気鋼31と副磁性鋼32を有する発音単体を1つの固定子として、駆動コイル50と、主磁気鋼31及び主磁性鋼32との間の相互作用によって駆動コイル50がカウンタウエイト34を振動させるように駆動してデバイスの振動フィードバックを実現する。本技術案におけるデバイスは、振動フィードバック機能と音声フィードバック機能を兼ね備え、電子機器の体積を低減することに役立つ。
【0039】
いくつかの実施例において、スプリングブラケット40は、分離型構造であり、カウンタウエイト34と固定接続するための第1固定セグメント41と、ハウジング10と固定接続するための第2固定セグメント42とを含み、第1固定セグメント41と第2固定セグメント42との分離箇所は、スプリングブラケット40の繰り返し変形箇所であり、すなわち応力集中領域であり、第1固定セグメント41と第2固定セグメント42との間は、レーザースポット溶接によって溶接固定され、それにより第1固定セグメント41と第2固定セグメント42との結合強度を向上させることができ、応力集中領域におけるスプリングブラケット40の応力を効果的に低減し、このように、スプリングブラケット40が振動発音装置100の動作時の強度を保証し、振動発音装置100をより確実にし、振動発音装置100の耐用寿命を向上させる。
【0040】
理解できるように、上記スプリングブラケット40は、他のタイプのスプリングブラケット40と併用してもよく、1つのタイプのスプリングブラケット40のみを用いてもよく、1つのスプリングブラケット40を用いてもよく、複数のスプリングブラケット40を用いてもよい。いくつかの実施例において、スプリングブラケット40は、2つ設けられ、2つのスプリングブラケット40は、カウンタウエイト34に関して対称的に設けられている。
【0041】
更に、
図7~
図9に示すように、第1固定セグメント41と第2固定セグメント42との間の溶接点43は、複数設けられ、複数の溶接点43は、第1方向に沿って間隔を隔てて設けられ、いくつかの実施例において、溶接点43は、2つ設けられ、この2つの溶接点43は、第1方向に沿って第1固定セグメント41と第2固定セグメント42とを溶接し、それにより溶接プロセスの複雑さを低減し、且つ溶接強度が高く、振動で発生する繰り返し変形を受けることができる。
【0042】
続いて
図7~
図9に示すように、第1固定セグメント41は、第1本体部411、第1接続アーム412及び第1円弧状折曲部413を含み、第1接続アーム412及び第1円弧状折曲部413は、いずれも2つ設けられ、2つの第1接続アーム412及び2つの第1円弧状折曲部413は、第1本体部411の対向する両側に対称的に設けられ、第1接続アーム412の対向する両端は、第1本体部411及び第1円弧状折曲部413にそれぞれ接続され、第1本体部411、第1接続アーム412及び第1円弧状折曲部413は、一体成形の方式であることが好ましく、第1本体部411は、カウンタウエイト34に固定接続され、第1円弧状折曲部413は、第2固定セグメント42に固定接続されている。
【0043】
いくつかの実施例において、第1接続アーム412の延長線とカウンタウエイト34の面は、鋭角の夾角を形成し、第1円弧状折曲部413は、第1本体部411よりもカウンタウエイト34から離間し、第1本体部411と第1接続アーム412とは、いずれも平面板体構造であることが好ましく、第1円弧状折曲部413は、円弧状折曲構造であり、第1円弧状折曲部413の曲げ角度設計により、スプリングブラケット40の歪み領域の長さを効果的に増加させ、スプリングブラケット40のモーメントアームの長さを長くし、スプリングブラケット40の応力をよりよく低減し、スプリングブラケット40が疲労により破断するリスクを低減し、スプリングブラケット40の耐用年数を増加させる。
【0044】
更に、
図7に示すように、第1接続アーム412には、凹溝414が設けられ、凹溝414は、第1方向に沿って凹んで第1接続アーム412のエッジに形成され、いくつの実施例において、凹溝414は、2つ設けられ、2つの凹溝414は、第1接続アーム412の第1方向に沿って対向する両側に対称的に分布している。凹溝414の内輪郭面の形状は、円弧状又はスプライン曲線形であることが好ましく、構造応力集中が発生することを回避し、第1接続アーム412は、対応する凹溝414の位置の幅が狭くなり、それにより第1接続アーム412の剛性を低下させ、第1接続アーム412を軟化し、同じ駆動力で、第1接続アーム412の振動変位が増加し、振動発音装置100の振動効果が向上する。
【0045】
更に、
図3、
図7、
図8及び
図9に示すように、第2固定セグメント42は、2つ設けられ、2つの第2固定セグメント42は、第1固定セグメント41の対向する両側に対称的に設けられ、2つの第2固定セグメント42は、ハウジング10の対向する両側にそれぞれ接続され、第1固定セグメント41は、2つの第2固定セグメント42の中央部に位置し、カウンタウエイト34が振動過程で受ける各方向の作用力をバランスさせ、カウンタウエイト34の振動過程でのずれを回避する。
【0046】
図7~
図9に示すように、第2固定セグメント42は、第2本体部421、第2接続アーム422及び第2円弧状折曲部423を含み、第2接続アーム422の対向する両端は、第2本体部421及び第2円弧状折曲部423にそれぞれ接続され、第2本体部421は、ハウジング10に固定接続され、第2円弧状折曲部423は、第1円弧状折曲部413に固定接続されている。
【0047】
第2本体部421、第2接続アーム422及び第2円弧状折曲部423は、一体成形の方式であることが好ましく、第2本体部421、第2接続アーム422は、いずれも平面板体構造であり、第2円弧状折曲部423は、円弧状折曲構造であり、第2円弧状折曲部423の曲げ角度設計により、スプリングブラケット40の歪み領域の長さを効果的に増加させ、スプリングブラケット40モーメントアームの長さを長くし、スプリングブラケット40の応力をよりよく低減し、スプリングブラケット40が疲労により破断するリスクを低減し、スプリングブラケット40の耐用年数を延長する。
【0048】
いくつかの実施例において、
図8に示すように、第1円弧状折曲部413と第2円弧状折曲部423との曲率半径が等しく、このように第1固定セグメント41と第2固定セグメント42が溶接して組み立てられた後、第1円弧状折曲部413と第2円弧状折曲部423との接合体は、1つの連続的な円弧状構造であり、応力集中でスプリングブラケット40が応力疲労により破断することを防止する。
【0049】
更に、
図3に示すように、第1本体部411とカウンタウエイト34との間も、第2本体部421とハウジング10との間も、溶接によって固定され、それとともに溶接箇所に溶接シートが固定され、溶接シートは、溶接領域の応力を分担し、それにより振動発音装置100の動作時のスプリングブラケット40の強度を保証し、振動発音装置100の動作をより確実にする。
【0050】
最後に説明すべきことは、以上の各実施例は、本願の技術案を説明するだけであり、それを限定するものではなく、前述の各実施例を参照して本願を詳細に説明したが、当業者であれば理解すべきことは、それは依然として前述の各実施例に記載の技術案を修正するか、又はそのうちの一部又は全ての技術的特徴に対して同等置換を行うことができ、これらの修正又は置換は、対応する技術案の本質を本願の各実施例の技術案の範囲から逸脱せず、いずれも本願の特許請求の範囲及び明細書の範囲に含まれるべきである。特に、構造衝突が存在しない限り、各実施例に言及された各技術的特徴は、いずれも任意の方式で組み合わせることができる。本願は、本明細書に開示された特定の実施例に限定されるものではなく、請求項の範囲内に属する全ての技術案を含む。
【符号の説明】
【0051】
100 振動発音装置
10 ハウジング
10a 収容キャビティ
10a1 フロントチャンバ
10a2 バックチャンバ
10b 音出し孔
11 底壁
12 天井壁
13 周壁
20 振動システム
21 音膜
22 ボイスコイル
23 仕切り体
24 ドーム
25 骨格
26 振動膜
30 磁気回路システム
31 主磁性鋼
32 副磁性鋼
33 磁気ギャップ
34 カウンタウエイト
35 主ポールプレート
36 副ポールプレート
37 上磁性鋼
38 位置決めリング
39 フレキシブル回路板
40 スプリングブラケット
41 第1固定セグメント
411 第1本体部
412 第1接続アーム
413 第1円弧状折曲部
414 凹溝
42 第2固定セグメント
421 第2本体部
422 第2接続アーム
423 第2円弧状折曲部
43 溶接点
50 駆動コイル
51 第1側辺
52 第2側辺
53 巻線孔
【手続補正書】
【提出日】2023-08-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容キャビティを有するハウジングと、前記収容キャビティ内に配置される発音単体、カウンタウエイト、駆動コイル及びスプリングブラケットとを含む振動発音装置であって、
前記発音単体は、振動システムと、前記振動システムが第1方向に沿って振動発音するように駆動する磁気回路システムとを含み、前記磁気回路システムは、主磁性鋼と、前記主磁性鋼を取り囲んで設けられることで磁気ギャップを形成する副磁性鋼とを含み、前記振動システムは、音膜と、前記磁気ギャップ中に挿設されて前記音膜の振動発音を駆動するボイスコイルとを含み、
前記駆動コイルは、前記カウンタウエイトに固定され且つ前記カウンタウエイトと共に第2方向に沿って振動し、前記駆動コイルは、第1側辺と、前記第1側辺に対向して設けられる第2側辺とを含み、且つ前記第1方向において、前記第1側辺は、前記主磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、前記第2側辺は、前記副磁性鋼と対向して間隔を隔てて設けられ、前記第2方向は、前記第1方向に垂直であり、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトに接続されて前記カウンタウエイトを前記収容キャビティ内に懸架し、
前記スプリングブラケットは、前記カウンタウエイトと固定接続するための第1固定セグメントと、前記ハウジングと固定接続するための第2固定セグメントとを含み、
前記第1固定セグメントは、第1本体部、第1接続アーム及び第1円弧状折曲部を含み、前記第1接続アーム及び前記第1円弧状折曲部は、いずれも2つ設けられ、2つの前記第1接続アーム及び2つの前記第1円弧状折曲部は、前記第1本体部に対して対称となるように前記第1本体部の両側に設けられ、前記第1接続アームの長手方向における両端は、前記第1本体部及び前記第1円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第1本体部は、前記カウンタウエイトに固定接続され、
前記第2固定セグメントは、第2本体部、第2接続アーム及び第2円弧状折曲部を含み、前記第2接続アームの長手方向における両端は、前記第2本体部及び前記第2円弧状折曲部にそれぞれ接続され、前記第2本体部は、前記ハウジングに固定接続され、
前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との間は、レーザースポット溶接によって溶接固定されており、
前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部との曲率半径が等しくされることにより、前記第1固定セグメントと前記第2固定セグメントが溶接して組み立てられると、前記第1円弧状折曲部と前記第2円弧状折曲部とが共同して1つの連続的な円弧状構造をなすことを特徴とする振動発音装置。
【請求項2】
前記音膜は、延在して前記ハウジングの内壁に接続される仕切り体を形成し、前記仕切り体は、前記収容キャビティをフロントチャンバとバックチャンバに仕切ることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項3】
前記主磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性は、前記副磁性鋼の前記駆動コイルに向かう一端の極性と逆であることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項4】
前記第1側辺と前記第2側辺は、共同して巻線孔を囲み、且つ前記巻線孔は、前記第1方向において前記磁気ギャップと正対して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項5】
前記第1接続アームには、凹溝が設けられ、前記凹溝は、前記第1方向に沿って凹んで前記第1接続アームのエッジに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項6】
前記凹溝は、前記第1接続アームの前記第1方向に沿う両側に対称的に分布していることを特徴とする請求項5に記載の振動発音装置。
【請求項7】
前記凹溝の内輪郭面は、円弧状又はスプライン曲線形であることを特徴とする請求項5に記載の振動発音装置。
【請求項8】
前記第2固定セグメントは、2つ設けられ、2つの前記第2固定セグメントは、向かい合って前記第1固定セグメントの両側に対称的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。
【請求項9】
前記第1本体部と前記カウンタウエイトとの間も、前記第2本体部と前記ハウジングとの間も、溶接によって固定されていることを特徴とする請求項1に記載の振動発音装置。