IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 鳥山 朋美の特許一覧

特開2023-133314塩化マグネシウムと硫酸マグネシウマグネシュウムから成る結合物
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133314
(43)【公開日】2023-09-22
(54)【発明の名称】塩化マグネシウムと硫酸マグネシウマグネシュウムから成る結合物
(51)【国際特許分類】
   A61K 33/06 20060101AFI20230914BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 31/16 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 1/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 1/10 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 27/16 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 21/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20230914BHJP
   A61K 9/48 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 11/10 20060101ALI20230914BHJP
   A61P 11/14 20060101ALI20230914BHJP
【FI】
A61K33/06
A61P31/12
A61P31/14
A61P31/16
A61P1/00
A61P1/10
A61P27/16
A61P27/02
A61P25/16
A61P21/00
A61P11/00
A61P35/00
A61K9/48
A61P11/10
A61P11/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023111771
(22)【出願日】2023-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】520246423
【氏名又は名称】鳥山 朋美
(72)【発明者】
【氏名】鳥山 朋美
(57)【要約】
【課題】
本発明は、水中では、塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムが固く結合した一つの
つ一つの物質となる。その結果、ウイルス性の風邪、インフルエンザウイルス、コロナウイルス及びロタウイルスなど季節性の感染症に優れた効果がある。特に難病のALSに対する特効薬である。明細書の[0014]に示した神経と筋肉の弛緩作用を有する事が特効薬であることの証拠である。
この物質を医薬品として使用する製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のマグネシウム塩結合物(結合した物質)を製造するには、重量比で、塩化マグネシウム対硫酸マグネシウムが1,0:0,64を中心として、0,2~0,9の比率範囲内にする。一例として、次の2例がある。
▲1▼ 塩化マグネシウム六水和物と、無水硫酸マグネシウムを混合する医薬品の製造方法。
▲2▼ 塩化マグネシウム六水和物と、硫酸マグネシウム七和物を混合する医薬品の製造方法。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムが固く結合した一つの結合物であって、塩化マグネシウム対硫酸マグネシウムの重量比は1,0:0,64を中心として0,2~0,9の範囲である人の病気を治療する為のマグネシウム塩結合物(結合した物質)。
【請求項2】
水に塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムの重量比が1,0:0.64の割合になるように原料を溶解した後、ソフトカプセル等に詰めたりする、人の病気を治療する為のマグネシウム塩結合物(結合した物質)を医薬品とする製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人の病気を治療する為及び健康食品などの塩化マグネシウム1,0に対し硫酸マグネシウムの比率が0,64を中心として0,2~0,9の範囲内に生成した結合物。及びその製造方法。
【背景技術】
【0002】
海水中には、塩化ナトリウムの他に塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムが結合物(結合した一個の物質)となって含まれているが、従来は結合物を二つの無機塩に分解して研究して来た。
【0003】
しかしながら、発明者は、結合物そのもの(結合した一個の物質)が、不思議な物理化学的性質を有する事を発見した。
例えば、
▲1▼ 海岸から1km弱離れた高台上に在る家の雨樋が良く錆びる、
海岸から離れた峠上で栽培されているミカン果皮が焼ける(旧静岡市果樹園芸試験場)。
▲2▼ 日本海に面して背後に山脈がある秋田県、鳥取県及び島根県はコロナウイルスの感染者が少ない。
【0004】
また、気象衛星の画面を見ると、ウイルスの雨が武漢上空から雨に乗って、香川県を通過し兵庫県及び日本全国に降っているが、淡路島、小豆島及び佐渡ヶ島には感染者が出ていない。2020年2月頃のWHOの資料によると、オセアニアの島国にもウイルスの雨が降っているが、感染者が居ない。
【0005】
これ等のことは、海の大小に関わらず海水中の2種類のマグネシュウム塩の結合物(結合した一個の物質)が意外な比率に存在し、その上、海水中から舞い上がり飛翔する性質が原因と見る事ができる。この性質が上記▲1▼、▲2▼、及び[0004]に見られる自然現象の原因と見ることができる。実際に夏季の室内で塩化マグネシウム粉末と、硫酸マグネシュウム粉末を0,64比に混合すると、数週間後に透明な指に絡みつく水溶性の不思議な糊状の中性液体となる。
【先行技術文献】
【0006】
本発明の2種類のマグネシュウム塩結合物を一つの「結合した一個の物質」と捉えて研究した文献は存在しなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
2種類のマグネシュウム塩をシャーレ中で混合し、殺菌的相乗効果を期待した過去の文献は多々存在するが、海水中では固く結合した一個の物体として存在することに気付かず、漫然と混合しただけでは著しい効果は判明できなかった。結局のところ、塩化マグネシウムは「食品添加物のニガリ」であり、硫酸マグネシュウムは「医薬品の下剤」としてそれぞれ認められているに過ぎない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、マグネシュウム塩結合物(結合した一個の物質)を海水中と同様の比率に製造し、それを服用して、治療試験を行った。その結果、人の病気を治療する著しい効果を確かめ、また製造方法を提供するものである。
【問題を解決するための手段】
【0009】
本発明の治療試験には市販薬を用いて海水と同濃度のマグネシュウム塩結合物(結合した一個の物体)を製造し、検体として用いた。 それぞれの濃度は、水1000ml中に塩化マグネシウム六水和物7,0gと無水硫酸マグネシウム2,1gを溶解すると海水中の濃度と同様に結合し一個の物質の溶液となった。この場合、塩化マグネシウム対硫酸マグネシウムの比率は1,0:0,64の一個の結合した物質となり、海水濃度と同様となる。
【0010】
被験者は発明者本人が、たまたま胃腸薬の強いHブロッカーを飲み過ぎて「胃酸の出ない無酸症」になり、特徴的な喉に痰が出る腸間膜内の炎症を示すウイルス性風邪の症状が出た。希塩酸や風邪薬では、回復が不充分だったので、前記マグネシウム塩水溶液を服用した。
【0011】
前記マグネシウム塩の溶液を種々変えて服用した結果、1回量30mlが、適量であることが分かった。そこで、1回あたり30mlを食間に1日3回、21日間服用した。
【発明の効果】
【0012】
その結果、咳、痰など風邪の症状は完全に消失し、更に大腸の動きが良くなり、便秘が解消し、意外にも胃下垂気味が、正常になった。また、補聴器の聞こえが良くなり、更にドライアイ気味の眼が正常になった。
【0013】
この事実から、聴覚神経及び視覚神経を回復させる機能が認められた。更に同じ頭部に存在する 味覚神経及び嗅覚神経も回復させる機能もあると考えられる。
【0014】
別に上記水溶液を増量し60ml服用して歩いていると、突然べた足(チョコチョコ歩き)が大股歩きになり、踵から踏み出す若者の歩き方になったので、驚くことに神経と筋肉を弛緩させる作用があると思われた。
【0015】
従って、ウイルス性の風邪、インフルエンザウイルス及びコロナウイルスの感染症からパーキンソン病、ALSなど難病に至るまで、広く有効であり、海中に存在するマグネシュウム塩結合物(結合した一個の物質)の溶液は、神(自然)が作ったマグネシウムイオンの作用による万能薬に違いないと拝察している。
【0016】
更に、以前に肺のCT検査で、嚢胞が多発し、長期喫煙による肺胞破壊と消失が見られると、診察された。ところが、最近のクリニックでのレントゲン撮影では、全体が黒くなり元の正常の状態に戻ったので、肺炎及び肺がんの重篤な病気にも効果があると思われた。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明のマグネシュウム塩結合物(結合した一個の物質)を海水中の物質と同一に製造し、医薬品とするには、幸いにも市販品の原料を使うことが出来る。次の2例で製造できる。
▲1▼及び▲2▼共に MgCl2:MgSO4=1,0:0,64である。
▲1▼ 塩化マグネシウム六水和物:84,0mg
無水硫酸マグネシウム :25,0mg 計109,0mgに硫酸カルシウムを0,1%加えた水溶液540gを製造し、内容量540mgのソフトカプセル剤1000個にする。 1カプセルは前記の検体液15mlに相当する。
▲2▼ 塩化マグネシウム六水和物:84,0mg
硫酸マグネシウム七水和物:51,2mg 計135,2mgに硫酸カルシウム0,1%を加えた水溶液540gを製造し、内容量540mgのソフトカプセル剤1000個にする。 1カプセルは前記の検体液15mlに相当する。医薬品の剤型は、必ず「水溶液剤」にする。
【0018】
服用方法:1回当たり2カプセルを食間に1日3回、所定の日数服用する。
小児には:大人の三分の一 ~ 6分の一量を服用する。
【0019】
なお、本発明物質は、麦稲用、果樹用、園芸用の殺菌剤(所謂農薬として)また家畜の健康医療用及び低濃度の飲料水としても応用できる。