(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133638
(43)【公開日】2023-09-26
(54)【発明の名称】情報検索システム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/954 20190101AFI20230919BHJP
G06F 16/953 20190101ALI20230919BHJP
【FI】
G06F16/954
G06F16/953
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022038736
(22)【出願日】2022-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】000152424
【氏名又は名称】株式会社日建設計
(74)【代理人】
【識別番号】100103399
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 清
(72)【発明者】
【氏名】向井 一郎
(72)【発明者】
【氏名】陸 鐘驍
(72)【発明者】
【氏名】須賀 博之
(72)【発明者】
【氏名】渡▲邉▼ 修一
(72)【発明者】
【氏名】松本 剛志
(72)【発明者】
【氏名】盛川 佑太
(72)【発明者】
【氏名】張 昊
(72)【発明者】
【氏名】新居 壮真
(72)【発明者】
【氏名】宅野 蒼生
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175GB01
(57)【要約】
【課題】 多種多様の情報を種々の観点から検索し、又、その観点での情報の重要度、最新度等を考慮して検索することができる情報検索システムを提供する。
【解決手段】 検索者が操作するクライアント10と、ネットワーク20を介してクライアント10と接続されるサーバー30と、から情報検索システム1を構成する。クライアント10に格納させたウェブブラウザWBを起動させることによって、クライアント10のディスプレイ上に検索種別欄110が表示される。検索種別欄110において適宜検索種別を選択、指定することによって、技術概要Tとそれに対応する関連画像Gを記載及び描写したサムネイルLが所定形式で多数配置、表示される。サムネイルLを適宜選択、指定することによって、サーバー30から技術情報を受信し、クライアント10のディスプレイ上に、少なくとも技術名称、詳細説明を含む詳細な技術情報を抽出、表示できる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索者が操作するクライアントと、ネットワークを介して前記クライアントと接続されるサーバーと、から構成される情報検索システムであって、
前記クライアントに格納させたウェブブラウザを起動させることによって、前記クライアントのディスプレイ上に検索種別欄が表示され、この検索種別欄において適宜検索種別を選択、指定することによって、技術概要とそれに対応する関連画像を記載及び描写したサムネイルが所定形式で多数配置、表示され、このサムネイルを適宜選択、指定することによって、前記サーバーから技術情報を受信し、前記クライアントのディスプレイ上に、少なくとも技術名称、詳細説明を含む詳細な技術情報を抽出、表示することができることを特徴とする情報検索システム。
【請求項2】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、アルファベット順に前記サムネイルを多数縦横に配置させることができることを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。
【請求項3】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、複数半径の同心円から成る円形マップを表示して、前記円形マップにおいて、中心から外方に向かう各同心円近傍に、社会関係に関する観点から前記サムネイルを配置させると共に、前記円形マップを周方向に複数に分割した各分割領域に、技術領域に関する観点から前記サムネイルを配置させることを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。
【請求項4】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、左右方向に時間軸ラインを設定させた3D円形マップを表示し、前記サムネイルを各要素技術が社会実装される西暦年号に対応させて配置させることを特徴とする請求項3に記載の情報検索システム。
【請求項5】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、SDGsアイコン欄が表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。
【請求項6】
前記SDGsアイコン欄において、適宜SDGsアイコンを選択、指定することによって、前記サムネイルが当該SDGsアイコンに向かって移動し、当該SDGsアイコンの下方に適宜指定した特性の順にピラミッド状に配置されることを特徴とする請求項5に記載の情報検索システム。
【請求項7】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、要素技術が社会実装されている又は実装される予定のある地域毎に、少なくとも画像欄、技術名称欄、年号欄、リンク欄を含む要素技術リストが表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報検索システムを利用する手法に慣れた者でなくとも、多種多様な情報を種々の観点から容易に検索することができる情報検索システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、多種多様な情報を検索する情報検索システムにおいては、コンピユータの画面上において、検索する情報に関係する種々の属性、特性、キーワード等を検索タームとして入力し、その検索タームに対応する情報を画面上に情報概要として表示し、その情報概要をマウスによってクリックすることによって情報詳細を表示するものが一般的であった。
【0003】
しかし、検索する情報に関係する種々の属性、特性、キーワード等を検索タームとして入力する手法では、情報検索システムの操作方法に熟知した者、かつ、検索する情報について相当な知識を有する者でなければ、検索目的とする情報を容易に抽出することができないというのが実情であった。
【0004】
そこで、最近は、情報検索システムの操作方法にそれほど熟知していない者、又、検索する情報についてそれほど知識を有しない者であっても、比較的容易に情報検索することができるように、検索画面上に、検索する情報に関係する種々の属性、特性、キーワード等、又は、その情報に関連するアイコンを予め表示する情報検索システムが開発又は提案されてきた(特許文献1及び2を参照)。
【0005】
このような情報検索システムでは、検索者は、検索画面上に表示された、属性、特性、キーワード等、又、アイコンを指定し、エンターキーを押下し、又は、マウスをクリックすることによって、検索タームを入力することができるので、操作方法に熟知していない者、又、相当な知識を有しない者であっても、検索目的とする情報を比較的に容易に抽出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003-288355号公報
【特許文献2】特開2001-195415号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1及び2に記載された発明は、何れも、検索画面上に、検索する情報に関係する種々の属性、特性、キーワード等、又は、その情報に関連するアイコンを予め表示するだけであるから、やはり、検索する情報についてある程度専門的な知識を有する者でなければ、検索目的とする情報を容易に抽出することはできなかった。
【0008】
又、多種多様の情報を種々の観点から検索し、又、その観点での情報の重要度、最新度等を考慮して検索する、ということはできなかった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたものであって、検索する情報についてそれほど専門的な知識を有する者でなくとも、検索目的とする情報を容易に抽出することができると共に、多種多様の情報を種々の観点から検索し、又、その観点での情報の重要度、最新度等を考慮して検索することができる情報検索システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の情報検索システムは、検索者が操作するクライアントと、ネットワークを介して前記クライアントと接続されるサーバーと、から構成される情報検索システムであって、
前記クライアントに格納させたウェブブラウザを起動させることによって、前記クライアントのディスプレイ上に検索種別欄が表示され、この検索種別欄において適宜検索種別を選択、指定することによって、技術概要とそれに対応する関連画像を記載及び描写したサムネイルが所定形式で多数配置、表示され、このサムネイルを適宜選択、指定することによって、前記サーバーから技術情報を受信し、前記クライアントのディスプレイ上に、少なくとも技術名称、詳細説明を含む詳細な技術情報を抽出、表示することができることを特徴とするものである。
【0011】
前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、アルファベット順に前記サムネイルを多数縦横に配置させることができることを特徴とする。
【0012】
又、前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、複数半径の同心円から成る円形マップを表示して、前記円形マップにおいて、中心から外方に向かう各同心円近傍に、社会関係に関する観点から前記サムネイルを配置させると共に、前記円形マップを周方向に複数に分割した各分割領域に、技術領域に関する観点から前記サムネイルを配置させることを特徴とする。
【0013】
又、前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、左右方向に時間軸ラインを設定させた3D円形マップを表示し、前記サムネイルを各要素技術が社会実装される西暦年号に対応させて配置させることを特徴とする。
【0014】
又、前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、SDGsアイコン欄が表示されることを特徴とする。
【0015】
ここで、前記SDGsアイコン欄において、適宜SDGsアイコンを選択、指定することによって、前記サムネイルが当該SDGsアイコンに向かって移動し、当該SDGsアイコンの下方に適宜指定した特性の順にピラミッド状に配置されることを特徴とする。
【0016】
又、前記検索種別欄において、所定の検索種別を選択、指定することによって、前記クライアントのディスプレイ上に、要素技術が社会実装されている又は実装される予定のある地域毎に、少なくとも画像欄、技術名称欄、年号欄、リンク欄を含む要素技術リストが表示されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の情報検索システムによれば、検索する情報についてそれほど知識を有する者でなくとも、検索目的とする情報を容易に抽出することができると共に、多種多様の情報を種々の観点から検索し、又、その観点での情報の重要度、最新度等を考慮して検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の情報検索システムの概略構成図である。
【
図2】本発明の情報検索システムにおける指令、応答及び情報データの送受信を示す説明図である。
【
図3】本発明の情報検索システムの初期画面を示す説明図である。
【
図4】情報検索画面の一実施例を示す説明図である。
【
図5】
図4の情報検索画面によって検索した結果を示す情報抽出画面の一実施例を示す説明図である。
【
図6】情報検索画面の他実施例を示す説明図である。
【
図8】情報検索画面の他実施例を示す説明図である。
【
図9】
図8の情報検索画面において適宜年号を指定して検索した結果を示す情報抽出画面の一実施例を示す説明図である。
【
図10】情報検索画面の他実施例を示す説明図である。
【
図11】
図10の情報検索画面によって検索した途中経過を示す情報移行画面の一実施例を示す説明図である。
【
図12】
図10の情報検索画面によって検索した結果を示す情報抽出画面の一実施例を示す説明図である。
【
図13】
図10の情報検索画面によって検索した結果を示す情報抽出画面の他実施例を示す説明図である。
【
図14】情報検索画面の他実施例を示す説明図である。
【
図15】
図2のアプリケーションサーバーの一実施例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
先ず、本発明の情報検索システムの構成及び作用について、以下、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
本発明の情報検索システム1は、
図1に示すように、情報の検索者が操作するコンピュータ10A,10B、携帯端末装置10C等のクライアント10と、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、インターネット等のネットワーク20と、ネットワーク20を介してクライアント10と接続するサーバー30と、から構成される。
【0021】
サーバー30は、
図2に示すように、ウェブサーバー30Aと、アプリケーションサーバー30Bと、データベースサーバー30Cと、から構成される。
【0022】
ネットワーク20を介してクライアント10とサーバー30とを接続するために、クライアント10にはウェブブラウザWBが格納されている。
【0023】
ウェブサーバー30Aは、クライアント10から指令データD1及び検索データD2を受信し、クライアント10へと抽出データD4を送信する。
【0024】
アプリケーションサーバー30Bは、ウェブサーバー30Aから指令データD1及び検索データD2を受信して、データベースサーバー30Cから必要な情報データD3を受信する。
そして、格納したアプリケーションソフトAPを作動させ、情報データD3に基づいて必要な処理を実行し、抽出データD4としてウェブサーバー30Aに送信する。
【0025】
データベースサーバー30Cは、アプリケーションサーバー30Bから指令データD1を受信し、付設するデータベースDBから必要な情報データD3を抽出し、アプリケーションサーバー30Bへと送信する。
【0026】
すなわち、クライアント10は、指令データD1及び検索データD2をサーバー30に送信することによって、サーバー30から検索結果である抽出データD4を受信することになり、画面上において検索結果を表示することができる。
【0027】
次に、本発明の情報検索システムによって検索を実行する方法及び結果ついて、以下、図面を参照して具体的に説明する。
【0028】
クライアント10の電源をONとし、ウェブブラウザWBを起動させて、ネットワーク20を介してサーバー30に接続すれば、先ず、
図3に示すように、クライアント10のディスプレイ上には初期画面100が表示される。
【0029】
初期画面100には、
図3に示すように、この情報検索システムの概念、構想に関する説明及びそれを想起する画像が表示される。
又、初期画面100の上端部分には検索種別欄110が配置され、この検索種別欄110には複数の検索種別表示111,112,・・・が概念図形及び概略名称によって列記されている。
【0030】
尚、初期画面100においては、
図3に示すように、検索種別欄110において、検索種別表示「CONCEPT」111が着色状態で表示されている。
【0031】
初期画面100において、検索種別欄110における検索種別表示「ALPHABETICAL」112を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図4に示すように、ディスプレイ上にはアルファベット順表示画面200が表示される。
【0032】
アルファベット順表示画面200には、
図4に示すように、技術概要Tとそれに対応する関連画像Gを長方形状枠内に記載及び描写した多数のサムネイルLが縦横に配置されて表示される。
【0033】
アルファベット順表示画面200においては、サムネイルLを、技術概要Tの先頭数字又は文字によって、数字0-9のものを左列から右列に、又、上行から下行へと、次に、英字A-Zのものを左列から右列に、又、上行から下行へと、次に、仮名ア-ンのものを左列から右列に、上行から下行へと順に配置して表示される。
【0034】
よって、アルファベット順表示画面200において、検索者は、サムネイルL内に記載された技術概要Tと関連画像Gを一瞥しただけで、直ちに、当該サムネイルLに格納した技術情報を理解することができる。
【0035】
そして、適宜サムネイルLを選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図5に示すように、ディスプレイ上に当該サムネイルL001に格納した技術情報詳細表示画面210が小ウインドウ形式で表示される。
【0036】
この技術情報詳細表示画面210には、
図5に示すように、技術名称、技術番号、詳細説明、情報種別、URL等が記載されている。
【0037】
初期画面100、アルファベット順表示画面200等において、検索種別欄110における検索種別表示「RELATION」113を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図6に示すように、ディスプレイ上には技術領域表示画面300が表示される。
【0038】
技術領域表示画面300においては、
図6に示すように、中央部に円形マップ310が配置され、右端部に凡例等説明欄350が配置されている。
【0039】
ここで、円形マップ310は、
図6に示すように、複数の同心円311から成るものであって、中心から外方に向かう各同心円311近傍には、建築関係321、都市関係322及び社会関係323に関する要素技術情報を格納したサムネイルLが配置されるようになっている。
【0040】
又、円形マップ310は、周方向に均等に3分割してあり、各分割領域には、機械領域331、デジタル領域332及び自然領域333に関する要素技術情報を格納したサムネイルLが配置されるようになっている。
【0041】
凡例等説明欄350には、
図6に示すように、円形マップ310内に配置されるサムネイルLが格納する要素技術情報の特性、円形マップ310内の要素技術情報を格納するサムネイルLの配置形態が記載されている。
【0042】
この円形マップ310によれば、
図6及び
図7に示すように、適宜要素技術情報の技術的領域、社会的意義を容易に認識することができると共に、複数要素技術情報間における関連性も容易に認識することができる。
【0043】
初期画面100、技術領域表示画面300等において、検索種別欄110における検索種別表示「TIME」114を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図8に示すように、ディスプレイ上には技術領域経時変化表示画面400が表示される。
【0044】
技術領域経時変化表示画面400においては、
図8に示すように、左右方向に時間軸ライン420が描かれると共に、この時間軸ライン420の適宜位置を中心として3D円形マップ(三次元円形マップ)410が表示される。
【0045】
ここで、時間軸ライン420は、過去から未来に亘って各年をドット421で表示したものであって、例えば、2011,2012,・・・2025,2027,・・・2040,2050,・・・というように、1年、2年又は10年毎に、ドット421には西暦年号を付記してある。
【0046】
そして、この時間軸ライン420における適宜ドット421を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図9に示すように、そのドット421に対応する年の3D円形マップ411が3次元表示されるようになっている。
【0047】
この3D円形マップ410によれば、
図8及び
図9に示すように、適宜時点における適宜要素技術情報の技術的領域、社会的意義を容易に認識できると共に、複数要素技術間における関連性も容易に認識できる。
【0048】
又、適宜時点における3D円形マップ411を対比することによって、過去から未来に亘る要素技術情報の技術的領域、社会的意義における変遷を認識することができる。
【0049】
次に、初期画面100等において、検索種別欄110における検索種別表示「For SDGs」115を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図10に示すように、ディスプレイ上にはSDGs表示画面500が表示される。
尚、SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略であって、国際連合が2030年までに持続可能な社会を実現するために達成を目指す全世界共通の17の目標を意味する。
【0050】
SDGs表示画面500においては、
図10に示すように、上端部分にSDGsアイコン欄510が表示される。
【0051】
又、SDGs表示画面500においては、当初、技術概要Tとそれに対応する関連画像Gを記載したサムネイルLが多数縦横に配置されたものが表示される。
【0052】
当初画面において、適宜SDGsアイコン517を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図11に示すように、SDGs表示画面500上において配置されたサムネイルLは、指定されたSDGsアイコン517に向かって移動し、
図12に示すように、当該SDGsアイコン517の下方に、サムネイルLに格納された技術情報の重要度、最新度等の順に、関連するサムネイルLがピラミッド状に配置される。
【0053】
これによって、検索者は、SDGsアイコン欄510を一瞥しただけで、直ちに、適宜SDGsアイコン517に関連した技術情報を抽出することができる。
【0054】
又、他のSDGsアイコン524を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、SDGs表示画面500上に配置されたサムネイルLは、当該SDGsアイコン524に向かって移動し、
図13に示すように、当該SDGsアイコン524の下方に重要度、最新度等の順にピラミッド状に配置される。
【0055】
次に、初期画面100等において、検索種別欄110における検索種別表示「LOCATION」116を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図14に示すように、ディスプレイ上には要素技術リスト表示画面600が表示される。
【0056】
要素技術リスト表示画面600においては、
図14に示すように、範囲選択欄610が表示され、その下方に要素技術リスト620が表示される。
【0057】
範囲選択欄610には、「NIK〇〇〇,JAPAN,CHINA,WORLD」というように、企業、国家、世界等のリスト表示範囲が記載されている。
【0058】
ここで、企業名「NIK〇〇〇」を選択し、マウスをクリック等して指定すれば、
図14に示すように、要素技術リスト620が表示されるようになっている。
【0059】
要素技術リスト620には、技術番号欄631、画像欄632、技術名称欄633、プロジェクト名称欄634、年号欄635、企業名欄636、リンク欄637が設定されている。
【0060】
そして、画像欄632の適宜サムネイルLを選択し、マウスでクリック等して指定すれば、そのサムネイルLに対応した技術情報が表示される。
【0061】
又、リンク欄637の適宜リンクを選択し、マウスでクリック等して指定すれば、そのリンクに対応したウェブサイトに記載された技術情報を検索することができる。
【0062】
尚、上記において説明した表示画面200,300,400,500,600の何れにおいても、適宜サムネイルLを選択し、マウスでクリック等して指定すれば、当該サムネイルLに格納された技術情報詳細表示画面210を表示することができる。
【0063】
又、検索種別欄110における検索種別表示「For NDG」は、ディスプレイ上にNDG表示画面を表示させるものである。
このNDGとは、SDGsのように、適宜企業が将来において実現を目指す企業の目標を意味しており、当該企業がNDGを設定すれば、NDG表示画面の上端部分に当該目標に対応したNDGアイコンが表示されることになる。
【0064】
既に本発明の情報検索システム1の構成及び作用について説明したが、検索種別に関連して、アプリケーションサーバー30Bの構成及び作用の一実施例を説明する。
【0065】
アプリケーションサーバー30Bは、
図15に示すように、処理制御部31と、検索処理部32と、表示処理部33と、から構成される。
【0066】
アプリケーションサーバー30Bでは、ウェブサーバー30Aから指令データD1及び検索データD2を受信すると、先ず、処理制御部31は、検索処理部32に対して、情報検索処理を実行する検索指令を送信する。
【0067】
この検索指令によって、検索処理部32は、検索種別に対応した検索処理を実行するアプリケーションソフトAP01を作動させ、検索種別に対応した情報検索処理を開始すると共に、データベースサーバー30Cに対して、必要な情報データD3を要求し、当該情報データD3を受信する。
【0068】
そして、検索処理部32は、アプリケーションソフトAP01の作動によって、当該情報データD3に基づいて、検索種別に対応した検索処理を実行し、表示処理部33に対して、検索結果を抽出データD4として送信する。
【0069】
次に、処理制御部31は、表示処理部33に対して、画面表示処理を実行する表示指令を送信する。
【0070】
この表示指令によって、表示処理部33は、画面表示処理を実行するアプリケーションソフトAP11を作動させ、抽出データD4に基づいて、画面表示処理を実行し、ウェブサーバー30Aに対して、画面表示データD5を送信する。
【0071】
以上、アプリケーションサーバー30Bによれば、検索種別に対応した検索処理を実行するアプリケーションソフトAP01,AP02,・・・を作動させて、検索種別に対応した画面表示データD5を生成することができる。
【0072】
上記実施例では、アプリケーションサーバー30Bにおいて、検索種別に対応した検索処理を実行する複数のアプリケーションソフトAP01,AP02,・・・を作動させる場合について説明したが、他の形態であってもよいこと、勿論である。
【0073】
以上、本発明の情報検索システム1によれば、サムネイルL内に記載された技術概要Tと関連画像Gを一瞥しただけで、直ちに、当該サムネイルLに格納した技術情報を理解できるから、検索する情報についてそれほど知識を有する者でなくとも、容易かつ簡単に情報検索することができ、目的とする情報を容易に抽出することができる。
【0074】
又、本発明の情報検索システム1によれば、検索種別欄110において、適宜検索種別を選択することによって種々の観点から検索することができるから、検索目的とする情報を容易に抽出することができると共に、多種多様の情報を種々の観点から検索して、その観点での情報の重要度、最新度等を考慮して検索することができる。
【0075】
上記の通り、本発明の情報検索システムについて具体的に説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々の実施形態が想定されること、勿論である。
【符号の説明】
【0076】
1 情報検索システム
10 クライアント
20 ネットワーク
30 サーバー
30A ウェブサーバー
30B アプリケーションサーバー
30C データベースサーバー
WB ウェブブラウザ
AP アプリケーションソフト
DB データベース
110 検索種別欄
L サムネイル
T 技術概要
G 関連画像