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▶ 小松 瞳子の特許一覧

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  • 特開-歩行補助および空調 図1
  • 特開-歩行補助および空調 図2
  • 特開-歩行補助および空調 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023133639
(43)【公開日】2023-09-26
(54)【発明の名称】歩行補助および空調
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/007 20060101AFI20230919BHJP
   F24F 13/068 20060101ALI20230919BHJP
   F24F 7/00 20210101ALI20230919BHJP
   F24F 7/10 20060101ALI20230919BHJP
【FI】
F24F7/007 D
F24F7/007 B
F24F13/068 A
F24F7/00 C
F24F7/10 A
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022063141
(22)【出願日】2022-03-13
(71)【出願人】
【識別番号】522136245
【氏名又は名称】小松 瞳子
(72)【発明者】
【氏名】小松 瞳子
【テーマコード(参考)】
3L056
3L080
【Fターム(参考)】
3L056BA05
3L056BF06
3L080BB04
(57)【要約】
【課題】盲人の歩行補助及び換気設備として空気の循環を促すことを目的とする。
【解決手段】床に埋め込む形で送風装置と排気装置を交互を配置し、そこから強弱のついた風を送ることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設内の床に等間隔で埋め込まれて設置された送風の役割をもつ設備と排気口の役割をもつ設備によって換気する空調装置。
【請求項2】
送風による風を人間の足元にくるように設計した空調装置。
【請求項3】
人口密度をサーモグラフィーカメラによって割り出し、それをもとに送風の強弱をつける空調装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置ならびに排気装置を内包した空調装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、盲人に対する歩行補助設備は主に点字ブロックである。しかし、点字ブロックだけでは得られる情報はわずかばかりである。そこで、安全な歩行に必要な情報を提供する必要がある。
【0003】
特許文献1の装置は、赤外線センサーによる他者の接近という情報を低周波を用いて、使用者に情報を把握させることができる。
【0004】
しかしながら、特許文献1は前提として使用者が装置を装着しなければならない。使用者が特別な装置等を持たず、なおかつ使用者以外の他者にも恩恵がある歩行補助装置が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-115947
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、盲人の歩行における他者との衝突と使用することによって一部の人を一部の人たらしめる状況を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は送風装置を床下に埋め込み、足元に風が当たるようにし、人口密度に応じて送風の強さが変わるようにする。また、排気装置を送風装置の対になるように設置することで、空調設備としても機能させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、盲人の歩行補助および空調装置として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る一例を示す全体図である
図2】本発明の送風装置の通風管を示す部分断面図である。
図3】本発明の別の実施形態に係る一例を示す部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態に基づき本発明を詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、本発明の空調装置は、送風の役割を担う設備と排気口の役割を担う設備が交互かつ等間隔に床に埋め込まれた形で設置されることを特徴とする。
この配置にすることで、空気循環において高い効率性が得られる。
【0011】
送風の役割をもつ設備の吹き出し口を平らな形状であることを特徴とする。
この構成によれば、吹き出し口の凹凸が原因で転倒するという事態が防止される。
【0012】
図2のように送風装置内のダクト(通風管)の吹き出し口の大きさが小さくかつ地面に対して鋭角になるように設計されているのを特徴とする。
この構成によれば、送風装置本体の吹き出し口に送風方向を誘導する突起物が存在しなくても、人間の足元に送風装置から排出された空気が人間の足元の方向に定められる。
【0014】
図3は、本発明の別の実施形態を示す正面図である。図5に示すように、通路端にある送風装置または排気装置を通路の壁際に設置しても良い。その他の構成については、吹き出し口に関しては、図1の実施形態と同様であるため説明を省略する。しかし、壁に送風装置を取り付ける際には図2のように通風管の吹き出し口を特別加工する必要はない。
【0015】
本発明はサーモグラフティーによる人口密度の割り出しを例として挙げているが、加圧板を用いても良い。
【0016】
本発明は送風の強弱はひと区間を4平方メートルとし、その区間に6人いることが1とすると、人がほぼいない0の時は無風、人が3人いる0.5の時は微風、人が6人いる1の時は少々強めの風、人が9人以上いる1.5以上の時は設定最大の風といった設定にしておくことでその区間にどれぐらいの人がいるかを通行人は触覚的に把握する事ができる。
【0017】
本発明の送風装置は不特定多数の人が使うことを想定して送風の強さは最大でも風速3m/s以内に抑えることで感覚過敏の方もこの空間を不快感なく利用できるように調節する。
【符号の説明】
【0018】
1 送風装置
2 排気装置
3 通風管
図1
図2
図3