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特開2023-134085提示装置、提示方法および提示プログラム
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  • 特開-提示装置、提示方法および提示プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134085
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】提示装置、提示方法および提示プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/224 20220101AFI20230920BHJP
【FI】
H04L51/224
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022039434
(22)【出願日】2022-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山口 修司
(72)【発明者】
【氏名】日暮 立
(72)【発明者】
【氏名】田口 拓明
(72)【発明者】
【氏名】東野 進一
(72)【発明者】
【氏名】大神 渉
(57)【要約】
【課題】VR空間において重要度に応じた態様でメッセージを提示する提示装置、提示方法および提示プログラムを提供する。
【解決手段】本願に係る提示装置1は、取得部12a、算出部15bおよび提示部12dを備える。取得部12aは、所定のユーザ宛のメッセージを取得する。算出部12cは、メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する。提示部12dは、算出された重要度に応じた態様でメッセージをユーザのVR空間に提示する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のユーザ宛のメッセージを取得する取得部と、
前記メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する算出部と、
算出された前記重要度に応じた態様で前記メッセージを前記ユーザのVR空間に提示する提示部と、
を備えることを特徴とする提示装置。
【請求項2】
前記提示部は、前記メッセージの送信元を表すアバターとメッセージとを対応付けて該メッセージを提示することを特徴とする請求項1に記載の提示装置。
【請求項3】
前記取得部が取得する前記メッセージは、メール、チャット、また掲示板の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の提示装置。
【請求項4】
前記算出部は、入力された前記メッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力するモデルを用いて、前記重要度を算出することを特徴とする請求項1に記載の提示装置。
【請求項5】
前記メッセージの所定の情報を用いて前記モデルの学習を行う学習部をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の提示装置。
【請求項6】
コンピュータが実行する提示方法であって、
所定のユーザ宛のメッセージを取得する取得工程と、
前記メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する算出工程と、
算出された前記重要度に応じた態様で前記メッセージを前記ユーザのVR空間に提示する提示工程と、
を含むことを特徴とする提示方法。
【請求項7】
所定のユーザ宛のメッセージを取得する取得手順と、
前記メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する算出手順と、
算出された前記重要度に応じた態様で前記メッセージを前記ユーザのVR空間に提示する提示手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする提示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、提示装置、提示方法および提示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、業務等でメール等のメッセージの通知が大量に届くと、重要なメッセージを見落としたり、一見した後に見失ったりする恐れがある。そこで、メッセージを重要度に応じた態様で表示する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第602789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、昨今期待されているVR(Virtual Reality)空間でのメッセージのやりとりにおいて、重要度に応じてメッセージを表示することは考慮されていないために困難であった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、VR空間において重要度に応じた態様でメッセージを提示する提示装置、提示方法および提示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る提示装置は、所定のユーザ宛のメッセージを取得する取得部と、前記メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する算出部と、算出された前記重要度に応じた態様で前記メッセージを前記ユーザのVR空間に提示する提示部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、VR空間において重要度に応じた態様でメッセージを提示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る提示処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る提示装置の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る提示装置が実行する提示処理手順を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態に係る提示装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る提示装置、提示方法および提示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提示装置、提示方法および提示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.提示処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る提示処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る提示処理の一例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る提示装置により、ユーザのVR空間に、ユーザ宛のメッセージを重要度に応じた態様で提示する提示処理が行われる。
【0011】
図1に示す例では、ユーザAのVR空間に、送信元のaさん、bさん、cさんのアバターの吹き出し形式でメッセージが表示されている。提示装置は、これらのメッセージのうち、aさんからのメッセージの重要度が最大と判定して、最も手前に最大サイズで明るく表示している。また、重要度に応じて、送信元のアバターの表情が変わっている。ここで、メッセージとは、メール、チャット、あるいは掲示板でのメッセージ等を意味する。
【0012】
提示装置は、ユーザ宛のメッセージの長さ、送信元、送信日時、内容、「急ぎ」「緊急」等の特定のテキストが含まれているか否か、あるいは業務関連か否か等、メッセージの所定の情報に基づいてメッセージの重要度を算出する。その際に、提示装置は、メッセージの所定の情報を入力すると、重要度を出力するモデルを用いて、各メッセージの重要度を算出する。このモデルは、学習により生成される。
【0013】
提示装置は、図1に例示したように、メッセージの重要度に応じて表示態様を変えてメッセージを表示する。例えば、メッセージの重要度が高いほど手前に表示してもよいし、重要度が高いほど大きく表示してもよいし、重要度が最大のものを点滅させたり、赤字にしたりしてもよい。また、重要度に応じて、送信元のアバターの表情を変えてもよい。その場合に、ユーザがメッセージを見る前の表情に加え、メッセージを見た後に送信元のアバターの表情を変えてもよい。例えば、送信したメッセージが確認されたことに対して感謝する表情にする。これにより、ユーザが送信元のアバターの表情の変化を能動的に確認するようになる。
【0014】
あるいは、提示装置は、プロジェクトごとに木構造の系統を変えて、各プロジェクトのメッセージを時系列に早いものほど手前に表示させたり、さらに、複数のプロジェクトのうち、重要度が最大のプロジェクトの系統を最も手前に表示するようにしたりしてもよい。
【0015】
このように、重要度に応じて表示態様を変えてVR空間にメッセージを表示することにより、重要なメッセージを見逃したり見失ったりすることを防止することが可能となる。
【0016】
〔2.提示装置の構成〕
次に、図2を用いて、上記の提示装置1について説明する。図2は、実施形態に係る提示装置1の構成例を示す図である。図2に示すように、提示装置1は、入出力部11と、制御部12と、記憶部13とを備える。
【0017】
(入出力部11について)
入出力部11は、マイク、カメラ、キーボード、またはマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置等で実現される。入出力部11には、例えば、利用者による指示操作等が入力される。
【0018】
なお、提示装置1は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される通信部を備え、マイクやカメラ、ディスプレイ等を備えたユーザが使用する端末装置や、外部のサーバ等との間で通信部を介して情報の送受信を行ってもよい。
【0019】
(記憶部13について)
記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部13は、モデル13aを記憶する。
【0020】
(モデル13aについて)
モデル13aは、入力されたメッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力するためのモデルであり、予め記憶部13に記憶されている。後述する提示処理において、メッセージの所定の情報とモデル13aとを用いて、重要度が出力される。
【0021】
(制御部12について)
図2の説明に戻る。制御部12は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提示装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0022】
図2に示すように、制御部12は、取得部12a、学習部12b、算出部12c、および提示部12dを有し、以下に説明する提示処理の機能や作用を実現または実行する。
【0023】
(取得部12aについて)
取得部12aは、所定のユーザ宛のメッセージを取得する。ここで、取得部12aが取得するメッセージは、メール、チャット、または掲示板の情報を含む。例えば、取得部12aは、メッセージの送受信を行うサーバ等から通信部を介して、所定のユーザ宛のメッセージを取得する。取得部12aは、取得したメッセージを記憶部13に蓄積してもよいし、蓄積せずに直ちに学習部12bや算出部12c等の後段の機能部に転送してもよい。
【0024】
(学習部12bについて)
学習部12bは、メッセージの所定の情報を用いてモデル13aの学習を行う。上述したように、モデル13aは、入力されたメッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力する。ここで、メッセージの所定の情報とは、例えば、メッセージの長さ、送信元、送信日時、内容、「急ぎ」「緊急」等の特定のテキストが含まれているか否か、あるいは業務関連か否か等の情報である。学習部12bは、過去のメッセージの所定の情報と重要度とを教師データとして、モデル13aの学習を行う。
【0025】
(算出部12cについて)
算出部12cは、メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する。具体的には、算出部12cは、入力されたメッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力するモデル13aを用いて、重要度を算出する。つまり、算出部12cは、学習されたモデル13aを用いて、ユーザ宛のメッセージの重要度を算出する。
【0026】
(提示部12dについて)
提示部12dは、算出された重要度に応じた態様でメッセージをユーザのVR空間に提示する。例えば、提示部12dは、メッセージの送信元を表すアバターとメッセージとを対応付けて該メッセージを提示する。
【0027】
具体的には、提示部12dは、図1に例示したように、メッセージの重要度に応じて表示態様を変えてメッセージを表示する。例えば、提示部12dは、メッセージの重要度が高いほど手前に表示する。または、提示部15dは、重要度が高いほど大きく表示する。あるいは、提示部12dは、重要度が最大のものを点滅させたり、赤字にしたりしてもよい。
【0028】
また、提示部12dは、重要度に応じて、送信元のアバターの表情を変えてもよい。その場合に、提示部12dは、ユーザがメッセージを見る前の表情に加え、ユーザがメッセージを見た後に送信元のアバターの表情を変えてもよい。例えば、提示部15dは、送信したメッセージが送信先のユーザにより確認されたことに対して感謝する表情にする。これにより、ユーザが送信元のアバターの表情の変化を能動的に確認するようになる。
【0029】
あるいは、提示部15dは、プロジェクトごとのメッセージについて、プロジェクトごとに木構造の系統を変えて、各プロジェクトのメッセージを時系列に早いものほど手前に表示させてもよい。さらに、提示部12dは、複数のプロジェクトのうち、重要度が最大であるプロジェクトの系統を最も手前に表示するようにしたりしてもよい。
【0030】
このように、提示部12dが重要度に応じて表示態様を変えてVR空間にメッセージを表示することにより、重要なメッセージを見逃したり見失ったりすることを防止することが可能となる。
【0031】
〔3.処理手順〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る提示装置1が実行する処理手順について説明する。図3は、実施形態に係る提示装置1が実行する提示処理手順を示すフローチャートである。
【0032】
図3に示すように、提示装置1において、取得部12aは、ユーザ間のメッセージの送受信を行うサーバ等から定期的に、所定のユーザ宛のメッセージを取得する(ステップS1)。
【0033】
次に、算出部12cが、メッセージの長さ、送信元、送信日時、内容、「急ぎ」「緊急」等の特定のテキストが含まれているか否か、あるいは業務関連か否か等、メッセージの所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する(ステップS2)。例えば、算出部12cは、入力されたメッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力するように学習されたモデル13aを用いて、重要度を算出する。
【0034】
そして、提示部12dが、算出された重要度に応じた態様でメッセージをユーザのVR空間に提示する(ステップS3)。例えば、提示部12dは、メッセージの送信元を表すアバターとメッセージとを対応付けて、メッセージの重要度に応じて、メッセージの重要度が高いほど手前に表示する等、表示態様を変えてメッセージを表示する。これにより、一連の提示処理が終了する。
【0035】
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提示装置1は、取得部12a、算出部15bおよび提示部12dを備える。取得部12aは、所定のユーザ宛のメッセージを取得する。算出部12cは、メッセージに含まれる所定の情報を用いて、該メッセージの重要度を算出する。提示部12dは、算出された重要度に応じた態様でメッセージをユーザのVR空間に提示する。これにより、ユーザのVR空間で、重要度に応じた態様でメッセージを提示することが可能となる。したがって、VR空間でのメッセージのやりとりにおいて、重要なメッセージを見逃したり見失ったりすることを防止することが可能となる。
【0036】
また、実施形態に係る提示装置1において、提示部12dは、メッセージの送信元を表すアバターとメッセージとを対応付けて該メッセージを提示する。これにより、VR空間でのメッセージを見逃がしたり見失ったりすることを防止することが、より容易に可能となる。
【0037】
また、実施形態に係る提示装置1において、取得部12aが取得するメッセージは、メール、チャット、また掲示板の情報を含む。これにより、VR空間でのメッセージのやり取りが容易に可能となる。
【0038】
また、実施形態に係る提示装置1において、算出部12cは、入力されたメッセージに含まれる所定の情報に対応して該メッセージの重要度を出力するモデル13aを用いて、重要度を算出する。これにより、精度高くメッセージの重要度を算出して提示することが可能となる。
【0039】
また、実施形態に係る提示装置1は、学習部12bをさらに備える。学習部12bは、メッセージの所定の情報を用いてモデル13aの学習を行う。これにより、さらに精度を向上させてメッセージの重要度を算出して提示することが可能となる。
【0040】
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る提示装置1は、例えば図4に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図4は、実施形態に係る提示装置1の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0041】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0042】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0043】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0044】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0045】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る提示装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部12の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部13内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0046】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0047】
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0048】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0049】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0050】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部12aは、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【0051】
また、上記してきた実施形態はVRでの例を説明したが、AR(Augmented Reality)であってもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 提示装置
11 入出力部
12 制御部
12a 取得部
12b 学習部
12c 算出部
12d 提示部
13 記憶部
13a モデル
図1
図2
図3
図4