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▶ 中村 三千穂の特許一覧

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  • 特開-キャベツの千切り機械 図1
  • 特開-キャベツの千切り機械 図2
  • 特開-キャベツの千切り機械 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134313
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】キャベツの千切り機械
(51)【国際特許分類】
   B26D 3/26 20060101AFI20230920BHJP
【FI】
B26D3/26 602H
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022060806
(22)【出願日】2022-03-14
(71)【出願人】
【識別番号】502150971
【氏名又は名称】中村 三千穂
(72)【発明者】
【氏名】中村 三千穂
(57)【要約】      (修正有)
【課題】構造が簡単で千切り作業や作業前後の清掃や洗浄・保守が容易なキャベツの千切り機械を提供する。
【解決手段】躯体に装置した支持板3に、キャリアー5の上端部を係止し、当該キャリアー5の下端部をリワインダー6の定置具に定置したことを特徴とするキャベツの千切り機械であり、キャリアー5は支持板3に一部を載置したキャベツ11を、リワインダー6により巻き取られて、切削盤12に連続して押圧し支持しながら送る。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャベツの基部中央から頭頂部に向かって2分割した切断面に表出する茎の先端付近を中心に回転しながら千切りする機械において、躯体に装置した支持板に、キャリアーの上端部を係止し、当該キャリアーの下端部をリワインダーの定置具に定置したことを特徴とするキャベツの千切り機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は料理の添え物として供される千切りキャベツを作る千切り機械に関する。
【背景技術】
【0002】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2019-147240
【0004】
前記特願2019-147240公報は、キャベツの芯の基部中央から頭頂部に向かって2分割したキャベツの切断面の一部を支持板に固定し当該支持板が回転しながら千切りする機械において、切削刃を装備する回転盤が傾斜し、支持板を動作するために支持軸に装備したスプリングの復元力と支持板の質量との合計の力で押圧し、茎基部固定具、茎基部辺固定具、茎把持具、側部挟持具を選択して組み合わせ、または、全てを設備していることを特徴とする千切り機械であることが明示されていて公知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記機械は複雑で、作業の前後に分解して清掃が必要な調理器具にあっては不便であり、また、調理場などのとかく狭くて煩雑になりやすい箇所での実用は不向きであった。さらに、作業に際してキャベツは回転盤の回転方向に押圧され作業継続が困難となる不都合を生じることもあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、躯体に装置した支持板に、キャリアーの上端部を係止し、当該キャリアーの下端部をリワインダーの定置具に定置したことを特徴とするキャベツの千切り機械である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の千切り機械は、切削作業中のキャベツの切削面がキャリアーで回転盤に一定の圧力で保持・押圧されるので、回転盤から外れ難く千切り作業が容易である。
また、構造が簡易なので作業前後の清掃や洗浄・保守が容易である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
【実施例0009】
図1に示す通り、躯体(1)に支持板支持軸(2)を固定し、当該支持板支持軸(2)に固定した支持板(3)の上方に係止具(4)を設備する。前記係止具(4)にキャリアー(5)の上端部(5a)を係止し、前記キャリアー(5)の下端部(5b)はリワインダー(6)の定置具(7)により定置する。
【0010】
図2に示す通り、前記リワインダー(6)は、軸受け(13)に固定したリワインダー軸(8)に、予め適宜回数巻き込んで矢印(A)方向に引力を付与したスプリング(9)の一端(9a)を固定し、他端(9b)をリワインダー外装(10)に固定してある。前記リワインダー軸(8)とリワインダー外装(10)とは接合してない。
【0011】
図3に示すように実用に際しては、キャリアー(5)は支持板(3)に一部を載置したキャベツ(11)を、リワインダー(6)により巻き取られて、切削盤(12)に連続して押圧し支持しながら送る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の正面模式図
図2】本発明のリワインダーの一部断面図
図3】本発明の側面模式図
【産業上の利用可能性】
【0013】
中・小規模外食産業や給食センターなどで料理の添え物の千切りキャベツを製造する現場での需要が期待される。
【符号の説明】
【0014】
1・・・躯体
3・・・支持板
5・・・キャリアー
6・・・リワインダー
9・・・スプリング
図1
図2
図3