(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134353
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】プリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージ
(51)【国際特許分類】
H01L 23/12 20060101AFI20230920BHJP
H01L 25/04 20230101ALI20230920BHJP
H05K 3/46 20060101ALI20230920BHJP
【FI】
H01L23/12 N
H01L25/04 Z
H05K3/46 B
H05K3/46 Q
H05K3/46 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023001338
(22)【出願日】2023-01-06
(31)【優先権主張番号】63/319,575
(32)【優先日】2022-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/954,603
(32)【優先日】2022-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ゴパル・ガーグ
(72)【発明者】
【氏名】▲チョ▼ 正鉉
(72)【発明者】
【氏名】白 龍浩
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA02
5E316AA04
5E316AA12
5E316AA15
5E316AA22
5E316AA32
5E316AA38
5E316AA43
5E316BB02
5E316BB03
5E316BB04
5E316CC04
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC37
5E316CC38
5E316CC39
5E316DD23
5E316DD24
5E316DD46
5E316EE09
5E316EE33
5E316FF07
5E316FF08
5E316FF09
5E316FF10
5E316FF13
5E316FF14
5E316GG15
5E316GG17
5E316GG23
5E316GG28
5E316HH33
5E316JJ02
(57)【要約】
【課題】実装される半導体チップの数が多くなるほど累積する、インターコネクトに関連する整合性問題が解決でき、半導体チップが実装されるフロント面の平坦度に優れて、パッケージングの歩留まりの改善が可能であるプリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージを提供する。
【解決手段】本開示は、第1絶縁材、上記第1絶縁材に配置される複数の第1配線層、及び上記第1絶縁材に配置される複数の第1ビア層を含む基板構造体と、第2絶縁材、上記第2絶縁材に配置される複数の第2配線層、及び上記第2絶縁材に配置される一層以上の第2ビア層を含む連結構造体と、を含み、上記連結構造体は上記基板構造体の上側に配置され、上記連結構造体は第1及び第2連結領域を含み、上記連結構造体内で上記第1及び第2連結領域は互いに離隔して配置され、且つ互いに連結されないプリント回路基板と、これを含む半導体パッケージに関するものである。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1絶縁材、前記第1絶縁材に配置される複数の第1配線層、及び前記第1絶縁材に配置される複数の第1ビア層を含む基板構造体と、
第2絶縁材、前記第2絶縁材に配置される複数の第2配線層、及び前記第2絶縁材に配置される一層以上の第2ビア層を含む連結構造体と、を含み、
前記連結構造体は、前記基板構造体の上側に配置され、
前記連結構造体は、第1及び第2連結領域を含み、
前記連結構造体内で、前記第1及び第2連結領域は互いに離隔して配置され、互いに連結されない、プリント回路基板。
【請求項2】
前記第1及び第2連結領域は、前記複数の第2配線層のうち互いに異なる一部及び前記一層以上の第2ビア層のうち互いに異なる一部をそれぞれ含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記連結構造体は、第3~第5連結領域をさらに含み、
前記連結構造体内で、前記第1~第5連結領域は互いに離隔して配置され、互いに連結されない、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記第1~第5連結領域は、前記複数の第2配線層のうち互いに異なる一部及び前記一層以上の第2ビア層のうち互いに異なる一部をそれぞれ含む、請求項3に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記複数の第2配線層に含まれる配線の平均ピッチは、前記複数の第1配線層に含まれる配線の平均ピッチよりも小さい、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
前記複数の第2配線層間の層間平均絶縁距離は、前記複数の第1配線層間の層間平均絶縁距離よりも小さい、請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項7】
前記複数の第2配線層のうち最上側に配置された第2配線層は、上面が前記第2絶縁材の上面から露出するように前記第2絶縁材の上側に埋め込まれる、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項8】
前記第2絶縁材は、上面が前記第1絶縁材の上面から露出されるが、下面及び側面の少なくとも一部が前記第1絶縁材で覆われる、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項9】
前記第2絶縁材は、前記第1絶縁材よりも小さい平面積を有する、請求項8に記載のプリント回路基板。
【請求項10】
前記複数の第1配線層のうち最上側に配置される第1配線層及び前記複数の第1ビア層のうち最上側に配置される第1ビア層は、前記第2絶縁材の周囲に配置され、
前記複数の第1配線層のうち最上側に配置される第1配線層は、上面が前記第1絶縁材の上面から露出するように前記第1絶縁材の上側に埋め込まれる、請求項8に記載のプリント回路基板。
【請求項11】
前記第2絶縁材は、下面の少なくとも一部が前記第1絶縁材で覆われるが、側面が前記第1絶縁材から露出する、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項12】
前記第1及び第2絶縁材は、実質的に同一の平面積を有する、請求項11に記載のプリント回路基板。
【請求項13】
前記第1絶縁材は、上側に積層された複数の第1絶縁層及び下側に積層された複数の第2絶縁層を含み、
前記複数の第1及び第2絶縁層は、互いに異なる絶縁材料を含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項14】
前記第2絶縁層のそれぞれは、前記第1絶縁層のそれぞれよりもエラスティックモジュラスが大きい、請求項13に記載のプリント回路基板。
【請求項15】
基板構造体、及び前記基板構造体の上側に配置される連結構造体を含み、前記連結構造体は、それぞれ配線層及びビア層からなる第1及び第2連結領域を含み、前記連結構造体内で前記第1及び第2連結領域は、互いに離隔して配置され、且つ互いに連結されないプリント回路基板と、
前記プリント回路基板上に実装される第1半導体チップと、
前記プリント回路基板上に実装され、前記第1連結領域を介して前記第1半導体チップと電気的に連結される第2半導体チップと、
前記プリント回路基板上に実装され、前記第2連結領域を介して前記第1半導体チップと電気的に連結される第3半導体チップと、を含む、半導体パッケージ。
【請求項16】
前記連結構造体は、第3~第5連結領域をさらに含み、
前記連結構造体内で、前記第1~第5連結領域は互いに離隔して配置され、互いに連結されない、請求項15に記載の半導体パッケージ。
【請求項17】
前記基板構造体は、複数の配線層及び複数のビア層を含み、
前記第1~第3半導体チップは、前記第3~第5連結領域を介して前記基板構造体の複数の配線層の互いに異なる一部とそれぞれ電気的に連結される、請求項16に記載の半導体パッケージ。
【請求項18】
前記連結構造体は、前記第1~第3半導体チップが実装される前記プリント回路基板の最外側の実装面を提供する、請求項15に記載の半導体パッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージに関するものである。
【背景技術】
【0002】
サーバ製品のCPU、GPUのコア数が急激に増加することによって、効果的にコア数を増加させることができるダイスプリット技術が普遍化されている。また、HBM(High Bandwidth Memory)を含むパッケージの要求が増大するにつれて、ダイツーダイを微細回路の線幅に連結する技術が求められている。このような技術要求を満たすために、シリコンブリッジを埋め込む技術、シリコンインターポーザを利用する技術などが開発されたが、価格問題や複雑な組立工程などで商品化に限界がある。例えば、シリコンブリッジを埋め込む技術は、複数のダイを連結するとき、各シリコンブリッジの整合が異なって整合性(alignment)の問題が発生する可能性があり、ダイが実装される基板のフロント面にアンジュレーションが発生してパッケージングの歩留まりに問題が発生する可能性がある。また、シリコンインターポーザを利用する技術は高価であり、これを製造する工程が複雑であるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示のいくつかの目的の一つは、実装される半導体チップの数が多くなるほど累積し得るインターコネクトに関連する整合性問題が解決できるプリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージを提供することである。
【0004】
本開示のいくつかの目的のもう一つは、半導体チップが実装されるフロント面の平坦度に優れて、パッケージングの歩留まりの改善が可能であるプリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によって提案するいくつかの解決手段のうち1つは、互いに区分される複数の連結領域を含む連結構造体を予め製造し、キャリア上に予め製造した連結構造体の部分または全体を埋め込んだ後、その上に基板構造体をビルドアップ工程で形成してプリント回路基板を製造する。
【0006】
例えば、一例によるプリント回路基板は、第1絶縁材、上記第1絶縁材に配置される複数の第1配線層、及び上記第1絶縁材に配置される複数の第1ビア層を含む基板構造体と、第2絶縁材、上記第2絶縁材に配置される複数の第2配線層、及び上記第2絶縁材に配置される一層以上の第2ビア層を含む連結構造体と、を含み、上記連結構造体は上記基板構造体の上側に配置され、上記連結構造体は第1及び第2連結領域を含み、上記連結構造体内で上記第1及び第2連結領域は、互いに離隔して配置され、互いに連結されないものであることができる。
【0007】
例えば、一例による半導体パッケージは、基板構造体、及び上記基板構造体の上側に配置される連結構造体を含み、上記連結構造体は、それぞれ配線層及びビア層からなる第1及び第2連結領域を含み、上記連結構造体内で上記第1及び第2連結領域は互いに離隔して配置され、且つ互いに連結されないプリント回路基板と、上記プリント回路基板上に実装される第1半導体チップと、上記プリント回路基板上に実装され、上記第1連結領域を介して上記第1半導体チップと電気的に連結される第2半導体チップと、上記プリント回路基板上に実装され、上記第2連結領域を介して上記第1半導体チップと電気的に連結される第3半導体チップと、を含むものであることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の様々な効果の一つとして、実装される半導体チップの数が多くなるほど累積し得るインターコネクトに関連する整合性問題が解決できるプリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージを提供することができる。
【0009】
本開示の様々な効果のもう一つとして、半導体チップが実装されるフロント面の平坦度に優れて、パッケージングの歩留まりの改善が可能であるプリント回路基板及びこれを含む半導体パッケージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】電子機器システムの例を概略的に示したブロック図である。
【
図2】電子機器の一例を概略的に示した斜視図である。
【
図3】BGAパッケージが電子機器のメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【
図4】シリコンインターポーザパッケージがメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【
図5】有機インターポーザパッケージがメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【
図6】プリント回路基板の一例を概略的に示した断面図である。
【
図7a】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7b】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7c】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7d】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7e】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7f】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7g】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図7h】
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図8】半導体パッケージの一例を概略的に示した断面図である。
【
図9】プリント回路基板の他の一例を概略的に示した断面図である。
【
図10a】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10b】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10c】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10d】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10e】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10f】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10g】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図10h】
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【
図11】半導体パッケージの他の一例を概略的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して本開示について説明する。図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために拡大縮小表示(又は強調表示や簡略化表示)がされることがある。
【0012】
電子機器
図1は、電子機器システムの例を概略的に示したブロック図である。
【0013】
図面を参照すると、電子機器1000はメインボード1010を収容する。メインボード1010には、チップ関連部品1020、ネットワーク関連部品1030、及びその他の部品1040などが物理的及び/又は電気的に連結されている。これらは、後述する他の電子部品とも結合されて、様々な信号ライン1090を形成する。
【0014】
チップ関連部品1020としては、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップと、セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップと、アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップと、などが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これ以外にもその他の形態のチップ関連の電子部品が含まれることもできる。さらに、これらのチップ関連部品1020を互いに組み合わせることもできる。チップ関連部品1020は、上述したチップや電子部品を含むパッケージ形態であることもできる。
【0015】
ネットワーク関連部品1030としては、Wi-Fi(IEEE 802.11ファミリなど)、WiMAX(IEEE 802.16ファミリなど)、IEEE 802.20、LTE(long term evolution)、Ev-DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM、GPS、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth、3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定された任意の他の無線及び有線プロトコルが含まれるが、これらに限定されず、これ以外にもその他の多数の無線または有線標準やプロトコルのいずれかが含まれ得る。また、ネットワーク関連部品1030が、チップ関連部品1020とともに互いに組み合わされることもできる。
【0016】
その他の部品1040としては、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co-Firing Ceramics)、EMI(Electro Magnetic Interference)filter、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)などが含まれる。但し、これらに限定されるものではなく、これ以外にもその他の様々な用途のために用いられるチップ部品の形態の受動素子などが含まれ得る。また、その他の部品1040をチップ関連部品1020及び/又はネットワーク関連部品1030と互いに組み合わせることもできる。
【0017】
電子機器1000の種類に応じて、電子機器1000は、メインボード1010に物理的及び/又は電気的に連結されるか、または連結されない他の電子部品を含むことができる。他の電子部品の例を挙げると、カメラモジュール1050、アンテナモジュール1060、ディスプレイ1070、バッテリー1080などがある。但し、これらに限定されるものではなく、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器、羅針盤、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカー、大容量記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)などが挙げられる。これ以外にも、電子機器1000の種類に応じて様々な用途のために用いられるその他の電子部品などが含まれることもできる。
【0018】
電子機器1000は、スマートフォン(smart phone)、個人用情報端末機(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニター(monitor)、タブレット(tablet)、ラップトップ(laptop)、ネットブック(netbook)、テレビジョン(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)、オートモーティブ(Automotive)などであることができる。但し、これらに限定されず、これ以外にもデータを処理する任意の他の電子機器であることもできる。
【0019】
図2は、電子機器の一例を概略的に示した斜視図である。
【0020】
図面を参照すると、電子機器は例えば、スマートフォン1100であることができる。スマートフォン1100の内部には、マザーボード1110が収容されており、このようなマザーボード1110には様々な部品1120が物理的及び/又は電気的に連結されている。さらに、カメラモジュール1130及び/又はスピーカ1140のように、マザーボード1110に物理的及び/又は電気的に連結されるか、または連結されないこともできる他の部品が内部に収容されている。部品1120の一部は、上述したチップ関連部品であることができ、例えば、部品パッケージ1121であることができるが、これに限定されるものではない。部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品を含む電子部品が表面に実装配置されたプリント回路基板の形態であることができる。または、部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品が内蔵されたプリント回路基板の形態であることもできる。一方、電子機器は必ずスマートフォン1100に限定されるものではなく、上述したように他の電子機器であることもできる。
【0021】
インターポーザを含む半導体パッケージ
一般的に、半導体チップは多数の微細電気回路が集積されているが、それ自体としては半導体完成品としての役割を果たすことはできず、外部からの物理的または化学的衝撃によって損傷する可能性が存在する。そして、半導体チップ自体をそのまま用いずに、半導体チップをパッケージングしてパッケージ状態で電子機器などに用いている。
【0022】
半導体パッケージングが必要な理由は、電気的連結という観点から、半導体チップと電子機器のメインボードの回路幅に差があるためである。具体的には、半導体チップの場合、接続パッドのサイズと接続パッドとの間の間隔が非常に微細であるのに対し、電子機器に用いられるメインボードの場合、部品実装パッドのサイズ及び部品実装パッドの間隔が半導体チップのスケールよりも著しく大きい。したがって、半導体チップをこのようなメインボード上に直接装着することは困難であり、相互間の回路幅の差を緩和させることができるパッケージング技術が要求される。
【0023】
以下では、図面を参照して、このようなパッケージング技術で製造されるインターポーザを含む半導体パッケージについてより詳細に調べる。
【0024】
図3は、BGAパッケージが電子機器のメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【0025】
半導体チップのうち、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU:Graphics Processing Unit)などの特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)は、一つのチップの価格が非常に高いため、高い歩留まりでパッケージングを進めることが非常に重要である。この目的のために、半導体チップの実装前に数千から数十万個の接続パッドを再配線することができるボールグリッドアレイ(BGA:Ball Grid Array)基板2210などを先に用意し、GPU2220などの高価の半導体チップを後続的にBGA基板2210上に表面実装技術(SMT:Surface Mounting Technology)などで実装及びパッケージングし、その後、最終的にメインボード2110上に実装している。
【0026】
一方、GPU2220の場合、高帯域幅メモリ(HBM:High Bandwidth Memory)などのメモリ(Memory)との信号経路を最小化することが必要であり、このために、HBM2240などの半導体チップをインターポーザ2230上に実装した後にパッケージングし、これをGPU2220が実装されたパッケージ上にパッケージオンパッケージ(POP:Package on Package)形態で積層して用いられている。但し、この場合、装置の厚さが非常に厚くなるという問題があり、信号経路も最小化するには限界がある。
【0027】
図4は、シリコンインターポーザパッケージがメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【0028】
上述した問題点を解決するための方案として、シリコンインターポーザ2250上にGPU2220などの第1半導体チップとHBM2240などの第2半導体チップを並んで(Side-by-Side)表面実装した後にパッケージングするインターポーザ技術を用いて有機インターポーザを含む半導体パッケージ2310を製造することを考慮することができる。この場合、インターポーザ2250を介して数千から数十万個の接続パッドを有するGPU2220及びHBM2240を再配線することもでき、これらを最小限の経路で電気的に連結することができる。また、このような有機インターポーザを含む半導体パッケージ2310を再びBGA基板2210などに実装して再配線すると、最終的にメインボード2110に実装することができる。
【0029】
但し、シリコンインターポーザ2250の場合、シリコン貫通ビア(TSV:Through Silicon Via)などの形成が非常に厳しいだけでなく、製造費用もかなり高いため、大面積化及び低コスト化に不利である。
【0030】
図5は、有機インターポーザパッケージがメインボードに実装された場合を概略的に示した断面図である。
【0031】
上述した問題点を解決するための方法として、シリコンインターポーザ2250の代わりに有機インターポーザ2260を用いることを考慮することができる。例えば、有機インターポーザ2260上にGPU2220などの第1半導体チップとHBM2240などの第2半導体チップを並んで表面実装した後にパッケージングするインターポーザ技術を用いて有機インターポーザを含む半導体パッケージ2320を製造することを考慮することができる。この場合、インターポーザ2260を介して数千から数十万個の接続パッドを有するGPU2220及びHBM2240を再配線することもでき、これらを最小限の経路で電気的に連結することができる。また、このような有機インターポーザを含む半導体パッケージ2310を再びBGA基板2210などに実装して再配線すると、最終的にメインボード2110に実装することができる。また、大面積化及び低コスト化に有利である。
【0032】
但し、有機インターポーザ2260を用いる場合にも、有機インターポーザ2260に半導体チップ2220、2240を実装し、これを再びBGA基板2210に実装する必要があるため、工程が多少複雑である可能性があり、パッケージングの歩留まりが低下するおそれがある。
【0033】
連結構造体を含むプリント回路基板及び半導体パッケージ
図6は、プリント回路基板の一例を概略的に示した断面図である。
【0034】
図面を参照すると、一例によるプリント回路基板100Aは、第1絶縁材111A及び第1絶縁材111Aに配置される複数の第1配線層112A及び第1絶縁材111Aに配置される複数の第1ビア層113Aを含む基板構造体110A、及び基板構造体110Aの上側に配置され、第2絶縁材121及び第2絶縁材121に配置される複数の第2配線層122及び第2絶縁材121に配置される一層以上の第2ビア層123を含む連結構造体(Interconnect Structure)120Aを含む。
【0035】
このとき、連結構造体120Aは第1及び第2連結領域I1、I2を含み、連結構造体120A内において、第1及び第2連結領域I1、I2は互いに離隔して配置され、互いに連結されない。第1及び第2連結領域I1、I2はそれぞれ配線層及びビア層からなることができる。例えば、第1及び第2連結領域I1、I2は、複数の第2配線層122のうち互いに異なる一部と一層以上の第2ビア層123のうち互いに異なる一部をそれぞれ含むことができる。
【0036】
このように、一例によるプリント回路基板100Aは、互いに区分される複数の連結領域I1、I2を含むため、実装される半導体チップの数が多くなるほど、累積するインターコネクト関連整合性の問題を解決することができる。また、このような構造の連結構造体120Aが基板構造体110Aの上側に配置されるため、連結構造体120Aが基板の最外側の実装面を提供することができ、その結果、半導体チップが実装されるフロント面の平坦度に優れて、パッケージングの歩留まりの改善に効果的であることができる。
【0037】
一方、連結構造体120Aは、基板構造体110Aの上側に埋め込まれた形態で配置されることができる。例えば、第2絶縁材121は、上面が第1絶縁材111Aの上面から露出するが、下面及び側面の少なくとも一部が第1絶縁材111Aで覆われることができる。例えば、第2絶縁材121は、第1絶縁材111Aよりも平面上での面積、例えば、平面積がさらに小さいことができる。この場合、連結構造体120Aの面積が小さくなることができ、歩留まりの側点でより有利であることができる。
【0038】
一方、連結構造体120Aは、基板構造体110Aに比べて回路密度がさらに高いことができる。例えば、複数の第2配線層122に含まれる配線の平均ピッチは、複数の第1配線層112Aに含まれる配線の平均ピッチよりもさらに小さいことができる。ピッチは、プリント回路基板100Aの切断の断面を走査顕微鏡を用いて撮影して測定することができ、平均ピッチは任意の5ヶ所で測定した配線間のピッチの平均値であり得る。また、複数の第2配線層122間の層間平均絶縁距離は、複数の第1配線層112A間の層間平均絶縁距離よりもさらに小さいことができる。層間絶縁距離もプリント回路基板100Aの切断の断面を走査顕微鏡を用いて撮影して測定することができ、層間平均絶縁距離は任意の5ヶ所で測定した隣接する配線層間の絶縁距離の平均値であり得る。すなわち、複数の第2配線層122に含まれた配線は、複数の第1配線層112Aに含まれた配線よりL/S(Line/Space)がさらに小さい高密度回路であり得る。制限されない一例として、第1及び第2連結領域I1、I2のそれぞれに含まれた配線は、ライン/スペースが約2/2μm程度であるが、これらに限定されるものではない。したがって、ダイツーダイのインターコネクションに効果的であることができる。
【0039】
一方、連結構造体120Aは、ETS(Embedded Trace Substrate)構造を有することができる。例えば、複数の第2配線層122のうち最上側に配置された第2配線層122は、上面が第2絶縁材121の上面から露出するように第2絶縁材121の上側に埋め込まれることができる。このように、連結構造体120Aをコアレス基板の形態で形成する場合、本体微細ピッチで配線設計が可能である。また、シリコンブリッジに比べて少ない費用で製造することができ、工程もより簡単である。
【0040】
一方、連結構造体120Aの第2絶縁材121は、有機絶縁物質を含むことができる。例えば、連結構造体120Aは有機ブリッジであることができる。したがって、基板構造体110Aの上側に配置されても、シリコンブリッジとは異なって、CTEミスマッチによる信頼性の問題がほとんど発生しないことができる。また、連結構造体120Aを形成するための工程難易度及び原価も下げることができる。微細回路の形成のために有機絶縁物質としては、感光性絶縁物質(PID:Photo Image-able Dielectric)を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0041】
以下では、図面を参照して一例によるプリント回路基板100Aの構成要素についてより詳細に説明する。
【0042】
基板構造体110Aは、第1絶縁材111A、第1絶縁材111Aに配置される複数の第1配線層112A、及び第1絶縁材111Aに配置される複数の第1ビア層113Aを含む。必要に応じて、第1絶縁材111Aの下側に配置され、複数の第1配線層112Aのうち最下側の配線層112dの少なくとも一部をそれぞれ開放させる複数の開口を有するパッシベーション層114をさらに含むことができる。一方、基板構造体110Aはコアレス基板構造で示されているが、必ずしもこれらに限定されるものではなく、コア基板の構造にも適用されることができる。
【0043】
第1絶縁材111Aは、連結構造体120Aを覆う第1絶縁層111a、第1絶縁層111aの下側に積層された複数の第2絶縁層111b、及び複数の第2絶縁層111bの下側に積層された複数の第3絶縁層111cを含むことができる。複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cの層数は特に限定されず、図面に示したものより多いこともでき、さらに少ないこともできる。これらは互いに境界が区分できる場合もあり、必要に応じて境界が区分できない場合もある。例えば、互いに実質的に同一の絶縁物質を含む絶縁層は、境界がはっきりしないこともあるが、互いに異なる絶縁物質を含む絶縁層は、境界がより容易に区分されることもある。但し、必ずしもこれらに限定されるものではなく、絶縁物質とは関係なく境界が明確であることもある。
【0044】
第1絶縁層111a、複数の第2絶縁層111b、及び複数の第3絶縁層111cは、それぞれ絶縁物質を含むことができる。絶縁物質としては、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂、またはこれらの樹脂がシリカなどの無機フィラーと混合された材料、または無機フィラーと共にガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などの芯材に含浸された樹脂、例えば、ABF(Ajinomoto Build-up Film)、プリプレグ(Prepreg)などが用いられることができるが、これらに限定されない。制限されない一例として、第1絶縁層111a及び複数の第2絶縁層111bは、それぞれABFを含むことができ、複数の第3絶縁層111cはそれぞれプリプレグを含むことができるが、これらに限定されるものではない。第1絶縁層111aは、第2絶縁材121と共にプリント回路基板100Aの最外側の実装面を提供することができる。複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cは、基板構造体100Aにビルドアップ絶縁層を提供することができる。複数の第3絶縁層111cは、基板構造体100Aにより優れた剛性を付与することができる。
【0045】
第1絶縁層111a及び複数の第2絶縁層111bは、互いに実質的に同一の絶縁材料を含むことができる。実質的に同一の絶縁材料は、同一商品名の絶縁材料を用いる場合であり得る。一方、複数の第3絶縁層111cは、これらと異なる絶縁材料を含むことができる。例えば、複数の第3絶縁層111cはそれぞれガラス繊維などの芯材を含むのに対し、複数の第2絶縁層111bのそれぞれと第1絶縁層111aは、ガラス繊維などの芯材を含まないことができる。制限されない一例として、複数の第3絶縁層111cはそれぞれ、複数の第2絶縁層111bのそれぞれ及び第1絶縁層111aよりもエラスティックモジュラスがさらに大きいことがある。エラスティックモジュラスは、応力と変形の比を意味し、測定方法としては、例えば、JIS C-6481、KS M 3001、KS M 527-3、ASTM D882などに明示された標準引張試験によって測定することができるが、これらに限定されるものではない。
【0046】
複数の第1配線層112Aは、第1絶縁層111aの上側に埋め込まれ、上面が第1絶縁層111aの上面から露出する第1-1配線層112a、第1絶縁層111aの下面上に配置される第1-2配線層112b、複数の第2絶縁層111bのそれぞれの下面上に配置される複数の第1-3配線層112c、及び複数の第3絶縁層111cのそれぞれの下面上に配置される複数の第1-4配線層112dを含むことができる。第1-1配線層112aは、第2絶縁材121の周囲に配置されることができる。複数の第1-3配線層112c及び複数の第1-4配線層112dの層数は特に限定されず、図面に示したものより多い場合もあり、さらに少ない場合もある。
【0047】
第1-1配線層112a、第1-2配線層112b、複数の第1-3配線層112c、及び複数の第1-4配線層112dは、それぞれ金属物質を含むことができる。金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、またはこれらの合金などを用いることができる。第1-1配線層112aは電解めっき層(または電気銅)を含むことができる。第1-2配線層112b、複数の第1-3配線層112c、及び複数の第1-4配線層112dはそれぞれ無電解めっき層(または化学銅)及び電解めっき層(または電気銅)を含むことができる。必要に応じて、銅箔をさらに含むことができる。第1-1配線層112a、第1-2配線層112b、複数の第1-3配線層112c、及び複数の第1-4配線層112dは、それぞれ当該層の設計デザインに応じて様々な機能を実行することができる。例えば、グランドパターン、パワーパターン、信号パターンなどを含むことができる。ここで、信号パターンは、グランドパターン、パワーパターンなどを除いた各種信号、例えば、データ信号などを含むことができる。これらのパターンは、それぞれライン(line)パターン、プレーン(Plane)パターン、及び/又はパッド(Pad)パターンを含むことができる。第1-1配線層112aの露出する上面上には、表面処理層が形成されることができる。
【0048】
複数の第1ビア層113Aは、第1絶縁層111aを貫通し、第1-1配線層112aと第1-2配線層112bを電気的に連結する第1-1ビア層113a、複数の第2絶縁層111bのそれぞれを貫通し、第1-2配線層112bと複数の第1-3配線層112cのそれぞれを電気的に連結する第1-2ビア層113b、及び複数の第3絶縁層111cのそれぞれを貫通し、複数の第1-3配線層112cのうち最下側の配線層112cと複数の第1-4配線層112dのそれぞれを電気的に連結する第1-3ビア層113cを含むことができる。第1-1ビア層113aは、第2絶縁材121の周囲に配置されることができる。複数の第1-2ビア層113b及び複数の第1-3ビア層113cの層数は特に限定されず、図面に示したものより多い場合もあり、さらに少ない場合もある。
【0049】
第1-1ビア層113a、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cは、それぞれ金属物質を含むことができる。金属物質としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、またはこれらの合金などを用いることができる。第1-1ビア層113a、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cはそれぞれ無電解めっき層(または化学銅)と電解めっき層(または電気銅)を含むことができる。第1-1ビア層113a、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cは、それぞれ当該層の設計デザインに応じて様々な機能を実行することができる。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含むことができる。第1-1ビア層113a、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cの各ビアは、ビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであってもよいが、これらに限定されず、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであることもできる。第1-1ビア層113a、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cの各ビアは、断面上で上面の幅が下面の幅より狭いテーパー形状を有することができ、全て同一方向のテーパー形状であることができる。
【0050】
パッシベーション層114は、基板構造体110Aの最下側に配置され、基板構造体110Aの内部構成要素を保護することができる。パッシベーション層114の材料は特に限定されない。例えば、絶縁物質が用いられるが、このとき、絶縁物質としてはソルダーレジスト(Solder Resist)が用いられることができる。但し、これらに限定されるものではなく、ABFなどが用いられることもできる。
【0051】
連結構造体120Aは、第2絶縁材121、第2絶縁材121に配置される複数の第2配線層122、及び第2絶縁材121に配置される一層以上の第2ビア層123を含む。連結構造体120Aは、二酸化ケイ素を絶縁本体とし、蒸着工程などを介して回路層を形成して製造されるシリコンブリッジ、有機絶縁材料を絶縁本体とし、めっき工程などを介して回路層を形成して製造される有機ブリッジなどであることができ、好ましくは上述したように有機ブリッジであることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0052】
第2絶縁材121は、連結構造体120Aの本体を提供することができる。第2絶縁材121は絶縁物質を含むことができ、このとき、絶縁物質は感光性絶縁物質(PID)であることができる。第2絶縁材121の材料として感光性絶縁物質(PID)を用いる場合、第2絶縁材121の厚さを最小化することができ、フォトビアホールを形成することができるため、複数の第2配線層122と一層以上の第2ビア層123を容易に高密度に設計することができる。但し、材料がこれらに限定されるものではなく、それ以外にもABFなどの他の有機絶縁物質が用いられることができる。第2絶縁材121は、複数の絶縁層を含むことができ、複数の絶縁層の層数は特に制限されない。複数の絶縁層は、互いに境界が区分できることもでき、不確実であることもできる。
【0053】
複数の第2配線層122は、ダイツーダイのインターコネクション経路を提供することができる。複数の第2配線層122は、該当層の設計に応じて様々な機能を実行することができ、少なくとも信号パターンを含むことができる。複数の第2配線層122は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、またはこれらの合金などの金属物質を含むことができる。最上側の第2配線層122は電解めっき層(または電気銅)を含むことができ、残りの第2配線層122はそれぞれ無電解めっき層(または化学銅)と電解めっき層(または電気銅)を含むことができる。複数の第2配線層122の層数も特に制限されない。最上側の第2配線層122の露出する上面には、表面処理層が形成されることができる。
【0054】
一層以上の第2ビア層123は、互いに異なる層に形成された複数の第2配線層122を電気的に連結させることができ、その結果、連結構造体120A内に電気的経路を提供することができる。一層以上の第2ビア層123は、該当層の設計デザインに応じて様々な機能を実行することができ、少なくとも信号ビアを含むことができる。一層以上の第2ビア層123の各ビアは、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、またはこれらの合金などの金属物質を含むことができる。これらはそれぞれ無電解めっき層(または化学銅)と電解めっき層(または電気銅)を含むことができる。一層以上の第2ビア層123の各ビアは、ビアホールが金属物質で充填されたフィールドタイプであることができるが、これらに限定されるものではなく、ビアホールの壁面に沿って金属物質が配置されたコンフォーマルタイプであることもできる。一層以上の第2ビア層123の各ビアは、断面上で上面の幅が下面の幅より狭いテーパー形状を有することができ、全て同一方向のテーパー形状であることができる。一層以上の第2ビア層123の層数も特に制限されない。
【0055】
図7a~
図7hは、
図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【0056】
図7aを参照すると、第1キャリア210を用意する。第1キャリア210はガラスキャリアであることができるが、これらに限定されるものではない。
【0057】
図7bを参照すると、第1キャリア210上にコアレス工程を用いて、第2絶縁材121と複数の第2配線層122と複数の第2ビア層123を含むETS構造の連結構造体120Aの前駆体を形成する。前駆体上には、第1絶縁層111aの第1前駆体111a-1が配置されて、複数の第2配線層122などを保護することができる。
【0058】
図7cを参照すると、ソーイング工程を用いて連結構造体120Aの前駆体を適切なサイズに切断して連結構造体120Aを形成する。この後、第1キャリア210から連結構造体120Aを分離する。
【0059】
図7dを参照すると、第2キャリア220を用意する。第2キャリア220は有機キャリアであることができ、両面に銅箔Mが配置されることができる。その後、銅箔M上に第1-1配線層112aをめっき工程で形成し、第1絶縁層111aの第2前駆体111a-2で埋め込み、第1絶縁層111aの第2前駆体111a-2にキャビティhを形成する。その後、予め製造した連結構造体120Aをキャビティhに合わせて配置する。必要に応じて、第1絶縁層111aを形成するための追加的な絶縁層がさらに形成されることができる。
【0060】
図7eを参照すると、第1絶縁層111aにビアホールを加工し、めっき工程を進行して、第1-2配線層112b及び第1-1ビア層113aを形成する。
【0061】
図7fを参照すると、第1絶縁層111a上に複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cを積層し、さらに複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cのそれぞれにビアホール加工及びめっき工程を行い、複数の第1-3配線層112c、複数の第1-4配線層112d、複数の第1-2ビア層113b、及び複数の第1-3ビア層113cを形成する。その後、必要に応じて、はんだレジスト塗布またはABF積層などで最外側にパッシベーション層114を形成し、フォトリソグラフィ工程またはレーザ加工などによってパッシベーション層114に複数の開口を形成する。一連の過程を介して、銅箔M上に基板構造体110Aが形成されることができる。
【0062】
図7gを参照すると、第2キャリア220から銅箔Mを分離する。分離された銅箔M上には、連結構造体120A及びこれを埋め込む基板構造体110Aが配置されていることができる。
【0063】
図7hを参照すると、エッチング工程などにより銅箔Mを除去する。一連の過程を介して、上述した一例によるプリント回路基板100Aが製造されることができる。但し、これは製造の一例に過ぎず、上述の一例によるプリント回路基板100Aがこれと異なる工程でも製造されることもできる。
【0064】
このように、ガラスキャリアを用いて微細配線層を先に形成し、これを有機キャリアにそのまま移動した後、その上に基板資材を形成することで、ライン清浄度による汚染及び基板ハンドリング上の問題を効果的に解決することができる。
【0065】
その他の内容、例えば、上述の一例によるプリント回路基板100Aで説明した内容は矛盾しない限り、適用されることができ、これに対する重複内容の説明は省略する。
【0066】
図8は、半導体パッケージの一例を概略的に示した断面図である。
【0067】
図面を参照すると、一例による半導体パッケージ500Aは、上述した一例によるプリント回路基板100A、プリント回路基板100A上に実装される第1半導体チップ131、プリント回路基板100A上に実装され、第1連結領域I1を介して第1半導体チップ131と電気的に連結される第2半導体チップ132、及びプリント回路基板100A上に実装され、第2連結領域I2を介して第1半導体チップ131と電気的に連結される第3半導体チップ133を含む。第1~第3半導体チップ131、132、133は、それぞれ第1~第3バンプ131B、132B、133Bを介してプリント回路基板100Aに実装されることができる。第1~第3半導体チップ131、132、133はモールディング材140で覆われることができる。
【0068】
第1~第3半導体チップ131、132、133は、それぞれ数百~数百万個以上の素子が1つのチップ内に集積化している集積回路(IC:Integrated Circuit)ダイ(Die)を含むことができる。このとき、集積回路は、例えば、セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、アプリケーションプロセッサ(例えば、AP)、アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップであることができるが、これらに限定されるものではなく、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリ、HBM(High Bandwidth Memory)などのメモリチップ、またはPMIC(Power Management IC)などのように異なる種類であることもできる。例えば、第1半導体チップ131はGPUなどのロジックチップを含むことができ、第2及び第3半導体チップ132、133はHBMなどのメモリチップを含むことができる。または、第1~第3半導体チップ131、132、133は、ダイスプリットによって分割されて互いに異なるコアを有する分割されたロジックチップであることもできる。
【0069】
第1~第3半導体チップ131、132、133は、それぞれアクティブウェハーをベースに形成されたものであることができ、この場合、それぞれの本体をなす母材としては、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウムヒ素(GaAs)などが用いられることができる。本体には、様々な回路が形成されていることができる。各本体には、接続パッドが形成されることができ、接続パッドはアルミニウム(Al)、銅(Cu)などの導電性物質を含むことができる。第1~第3半導体チップ131、132、133はベアダイ(bare die)であることができ、この場合、接続パッド上には金属バンプが配置されることができる。第1~第3半導体チップ131、132、133は、パッケージングダイ(packaged die)であることもでき、この場合、接続パッド上にさらに再配線層が形成され、再配線層上に金属バンプが配置されることができる。
【0070】
第1~第3半導体チップ131、132、133は、第1~第3バンプ131B、132B、133Bを介してプリント回路基板100Aに実装されることができる。例えば、第1半導体チップ131は、第1バンプ131Bを介して連結構造体120Aの第1及び第2連結領域I1、I2に含まれた最上側の第2配線層122と電気的に連結されることができる。また、第2半導体チップ132は、第2バンプ132Bを介して連結構造体120Aの第1連結領域I1に含まれた最上側の第2配線層122及び基板構造体110Aの左側の第1-1配線層112aと電気的に連結されることができる。また、第3半導体チップ133は、第3バンプ133Bを介して連結構造体120Aの第2連結領域I2に含まれた最上側の第2配線層122及び基板構造体110Aの右側の第1-1配線層112aと電気的に連結されることができる。
【0071】
第1~第3バンプ131B、132B、133Bは、それぞれ低融点金属、例えば、スズ(Sn)-アルミニウム(Al)-銅(Cu)などのはんだなどで形成されることができるが、これは一例に過ぎず、材質が特にこれらに限定されるものではない。第1~第3バンプ131B、132B、133Bは、それぞれ多重層または単一層で形成されることができる。多重層で形成される場合には、銅ピラー(pillar)及びはんだを含むことができ、単一層で形成される場合には、スズ-銀はんだ又は銅を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0072】
モールディング材140は、第1~第3半導体チップ131、132、133を保護することができる。モールディング材140の材料は特に限定されず、EMC(Epoxy Molding Compound)などの公知のモールディング材が用いられることができる。
【0073】
その他の内容、例えば、上述の一例によるプリント回路基板100Aで説明した内容は矛盾しない限り、適用されることができ、これに対する重複内容の説明は省略する。
【0074】
図9は、プリント回路基板の他の一例を概略的に示した断面図である。
【0075】
図面を参照すると、他の一例によるプリント回路基板100Bは、一例によるプリント回路基板100Aと類似に、第1絶縁材111B及び第1絶縁材111Bに配置される複数の第1配線層112Bと第1絶縁材111Bに配置される複数の第1ビア層113Bを含む基板構造体110B、及び基板構造体110Bの上側に配置され、第2絶縁材121と第2絶縁材121に配置される複数の第2配線層122と第2絶縁材121に配置される一層以上の第2ビア層123とを含む連結構造体120Bを含む。
【0076】
但し、連結構造体120Bは基板構造体110Bの上側に積層される形態で配置されることができる。したがって、第1絶縁層111a、第1-1配線層112a、第1-2配線層112b、及び第1-1ビア層113aが省略されることができる。例えば、第2絶縁材121は、下面の少なくとも一部が第1絶縁材111Bで覆われるが、側面が第1絶縁材111Bの側面から露出することができる。例えば、第1絶縁材111B及び第2絶縁材121は、平面上での面積、例えば、平面積が実質的に同一であることができる。平面積が実質的に同一であるというのは、誤差範囲内で同一であることを意味するものであって、完全に平面積が同一である場合のみならず、ほぼ平面積が同一である場合を含むことができる。この場合、連結構造体120Bの第2絶縁材121が半導体チップが実装される最外側の実装面を単独で提供できるため、フロント面の平坦度により優れることがあり、したがってパッケージングの歩留まりの改善により効果的であることができる。
【0077】
また、連結構造体120Bは、第3~第5連結領域I3、I4、I5をさらに含むことができ、連結構造体120B内で第1~第5連結領域I1、I2、I3、I4、I5は互いに離隔して配置され、互いに連結されないことができる。第1~第5連結領域I1、I2、I3、I4、I5はそれぞれ配線層とビア層からなることができる。例えば、第1~第5連結領域I1、I2、I3、I4、I5は、複数の第2配線層122のうち互いに異なる一部と、一層以上の第2ビア層123のうち互いに異なる一部をそれぞれ含むことができる。この場合、互いに区分される複数の連結領域I1、I2、I3、I4、I5を介して半導体チップ間の電気的連結及び半導体チップと基板構造体110Bとの間の電気的連結を同時に解決することができ、したがってインターコネクト関連の整合性の問題をより効果的に解決することができる。
【0078】
その他の内容、例えば、上述の一例によるプリント回路基板100Aで説明した内容は矛盾しない限り、適用されることができ、これに対する重複内容の説明は省略する。
【0079】
図10a~
図10hは、
図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示した工程図である。
【0080】
図10aを参照すると、第1キャリア210を用意する。
【0081】
図10bを参照すると、第1キャリア210上にコアレス工程を用いて第2絶縁材121と複数の第2配線層122と複数の第2ビア層123を含むETS構造の連結構造体120Bの前駆体を形成する。連結構造体120Bの前駆体上には、複数の第2絶縁層111bのうち一部が配置され、複数の第2配線層122などを保護することができる。
【0082】
図10cを参照すると、ソーイング工程を用いて連結構造体120Bの前駆体を適切なサイズに切断して連結構造体120Bを形成する。この後、第1キャリア210から連結構造体120Bを分離する。
【0083】
図10dを参照すると、第2キャリア220を用意する。その後、銅箔M上に予め製造した連結構造体120Bを配置する。
【0084】
図10eを参照すると、第2絶縁層111bにビアホールを加工し、めっき工程を進行して、第1-3配線層112c及び第1-2ビア層113bを形成する。
【0085】
図10fを参照すると、第1絶縁層111a上に複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cをさらに積層し、また複数の第2絶縁層111b及び複数の第3絶縁層111cのそれぞれにビアホール加工及びめっき工程を行い、複数の第1-3配線層112c、複数の第1-4配線層112d、複数の第1-2ビア層113b及び複数の第1-3ビア層113cをさらに形成する。その後、必要に応じて、はんだレジスト塗布またはABF積層などで最外側にパッシベーション層114を形成し、フォトリソグラフィ工程やレーザ加工などによりパッシベーション層114に複数の開口を形成する。一連の過程を介して、連結構造体120B上に基板構造体110Bが形成されることができる。
【0086】
図10gを参照すると、第2キャリア220から銅箔Mを分離する。分離された銅箔M上には、連結構造体120B及び連結構造体120B上に積層された基板構造体110Bが配置されていることができる。
【0087】
図10hを参照すると、エッチング工程などにより銅箔Mを除去する。一連の過程を介して、上述した他の一例によるプリント回路基板100Bを製造されることができる。但し、これは製造の一例に過ぎず、上述した他の一例によるプリント回路基板100Bがこれと異なる工程で製造されることもできる。
【0088】
それ以外の他の内容、例えば、上述した一例によるプリント回路基板100A、上述した他の一例によるプリント回路基板100B、及び上述した一例によるプリント回路基板100Aの製造の一例で説明した内容は矛盾しない限り、適用されることができ、これに対する重複内容の説明は省略する。
【0089】
図11は、半導体パッケージの他の一例を概略的に示した断面図である。
【0090】
図面を参照すると、他の一例による半導体パッケージ500Bは、上述した他の一例によるプリント回路基板100B、プリント回路基板100B上に実装され、第3連結領域I3を介して基板構造体110Bと電気的に連結される第1半導体チップ131、プリント回路基板100B上に実装され、第1連結領域I1を介して第1半導体チップ131と電気的に連結され、第4連結領域I4を介して基板構造体110Bと電気的に連結される第2半導体チップ132、及びプリント回路基板100B上に実装され、第2連結領域I2を介して第1半導体チップ131と電気的に連結され、第5連結領域I5を介して基板構造110Bと電気的に連結される第3半導体チップ133を含む。第1~第3半導体チップ131、132、133は、それぞれ第1~第3バンプ131B、132B、133Bを介してプリント回路基板100Bに実装されることができる。第1~第3半導体チップ131、132、133はモールディング材140で覆われることができる。
【0091】
このように、他の一例による半導体パッケージ500Bでは、第1~第3半導体チップ131、132、133がそれぞれ連結構造体120Bの第3~第5連結領域I3、I4、I5を介して基板構造体110Bの複数の第1配線層112Bの互いに異なる一部とそれぞれ電気的に連結されることができる。
【0092】
その他の内容、例えば、上述した一例によるプリント回路基板100A、上述した他の一例によるプリント回路基板100B、及び上述した一例による半導体基板500Aで説明した内容は矛盾しない限り、適用されることができ、これに対する重複内容の説明は省略する。
【0093】
本開示において、断面上での意味は、対象物を垂直に切断したときの断面形状、または対象物をサイドビューで見たときの断面形状を意味することができる。また、平面上での意味は、対象物を水平に切断したときの形状、または対象物をトップビューまたはボトムビューで見たときの平面形状であることができる。
【0094】
本開示において、下側、下部、下面などは、便宜上図面の断面を基準に有機インターポーザを含む半導体パッケージの実装面に向かう方向を意味するものとして用い、上側、上部、上面などはその逆方向に用いた。但し、これは説明の便宜上の方向を定義したものであって、特許請求の範囲の権利範囲がこの方向に対する記載によって特に限定されるものではない。
【0095】
本開示において、連結されるという意味は、直接連結された場合だけでなく、接着剤層などを介して間接的に連結された場合を含む概念である。また、電気的に連結されるという意味は、物理的に連結された場合と、連結されていない場合をともに含む概念である。さらに、第1、第2などの表現は、ある構成要素と他の構成要素を区分するために用いられるものであって、該当構成要素の順序及び/又は重要度などを限定しない。場合によっては、権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名されることもでき、同様に第2構成要素を第1構成要素と命名されることもできる。
【0096】
本開示で用いられた一例という表現は、互いに同一の実施例を意味するものではなく、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されたものである。しかしながら、上記提示された一例は、他の一例の特徴と組み合わせて実現されることを排除しない。例えば、特定の一例で説明された事項が他の一例で説明されていなくても、他の一例でその事項と反対または矛盾する説明がない限り、他の一例に関連した説明があると理解することができる。
【0097】
本開示で用いられた用語は、単に一例を説明するために用いられたものであり、本開示を限定する意図ではない。このとき、単数の表現は、文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。
【符号の説明】
【0098】
1000 電子機器
1010 メインボード
1020 チップ関連部品
1030 ネットワーク関連部品
1040 その他の部品
1050 カメラ
1060 アンテナ
1070 ディスプレイ
1080 バッテリー
1090 信号ライン
1100 スマートフォン
1110 マザーボード
1120 部品
1121 部品パッケージ
1130 カメラモジュール
1140 スピーカー
2110 メインボード
2210 BGA基板
2220、2240 半導体チップ
2230 インターポーザ
2250 シリコンインターポーザ
2260 有機インターポーザ
2310、2320 インターポーザを含む半導体パッケージ
500A、500B 半導体パッケージ
100A、100B プリント回路基板
110A、110B 基板構造体
111A 第1絶縁材
111a 第1絶縁層
111b 第2絶縁層
111c 第3絶縁層
112A、112B 第1配線層
112a 第1-1配線層
112b 第1-2配線層
112c 第1-3配線層
112d 第1-4配線層
113A、113B 第1ビア層
113a 第1-1ビア層
113b 第1-2ビア層
113c 第1-3ビア層
114 パッシベーション層
120A、120B 連結構造体
121 第2絶縁材
122 第2配線層
123 第2ビア層
131 第1半導体チップ
132 第2半導体チップ
133 第3半導体チップ
131B 第1バンプ
132B 第2バンプ
133B 第3バンプ
140 モールディング材