IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ファミリーイナダ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-マッサージ機 図1
  • 特開-マッサージ機 図2
  • 特開-マッサージ機 図3
  • 特開-マッサージ機 図4
  • 特開-マッサージ機 図5
  • 特開-マッサージ機 図6
  • 特開-マッサージ機 図7
  • 特開-マッサージ機 図8
  • 特開-マッサージ機 図9
  • 特開-マッサージ機 図10
  • 特開-マッサージ機 図11
  • 特開-マッサージ機 図12
  • 特開-マッサージ機 図13
  • 特開-マッサージ機 図14
  • 特開-マッサージ機 図15
  • 特開-マッサージ機 図16
  • 特開-マッサージ機 図17
  • 特開-マッサージ機 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134368
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】マッサージ機
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20230920BHJP
【FI】
A61H7/00 320A
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023018040
(22)【出願日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】P 2022039729
(32)【優先日】2022-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000112406
【氏名又は名称】ファミリーイナダ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】河上 亮
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD01
4C100AD11
4C100AF02
4C100AF03
4C100BA03
4C100BB03
4C100BB05
4C100CA09
4C100DA11
(57)【要約】
【課題】簡単な構成で、被施療者の足裏に対して、上下方向及び左右方向成分を有するマッサージをすることができ、人の手に似たマッサージをすることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】被施療者の足裏を施療する足裏施療子と、前記足裏施療子を取り付けるための施療子取付部と、前記足裏施療子を駆動するための出力軸を有する駆動部と、前記施療子取付部を左右方向に揺動させるための偏角部と、を有し、前記偏角部は、前記出力軸に対して傾斜する傾斜部を有し、前記施療子取付部は、前記偏角部を介して前記出力軸に取り付けられており、前記出力軸が回転することで左右方向に揺動することを特徴とする。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施療者の足裏を施療する足裏施療子と、
前記足裏施療子を取り付けるための施療子取付部と、
前記足裏施療子を駆動するための出力軸を有する駆動部と、
前記施療子取付部を左右方向に揺動させるための偏角部と、を有し、
前記偏角部は、前記出力軸に対して傾斜する傾斜部を有し、
前記施療子取付部は、前記偏角部を介して前記出力軸に取り付けられており、前記出力軸が回転することで左右方向に揺動することを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記偏角部は、前記施療子取付部を上下方向に揺動させるための偏心部を有し、
前記偏心部の中心は、前記出力軸の中心に対して偏心して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記施療子取付部には、前記偏角部の回転への連れ回りを規制する規制部材が取り付けられており、
前記規制部材は、前記施療子取付部の左右方向への揺動を許容するための第1軸を有し、
前記第1軸は、上下方向に延出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記規制部材は、前記施療子取付部の前後方向及び上下方向への揺動を許容するための第2軸を有し、
前記第2軸は、左右方向に延出していることを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。
【請求項5】
被施療者の踵を支持する踵支持部を有し、
前記規制部材は、一端が前記施療子取付部に取り付けられており、他端が前記踵支持部に取り付けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のマッサージ機。
【請求項6】
前記規制部材は、ボールジョイントを含み、
前記ボールジョイントは、前記施療子取付部に対して取り付けられていることを特徴とする請求項3~5のいずれかに記載のマッサージ機。
【請求項7】
前記足裏施療子は、前後方向に複数設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のマッサージ機。
【請求項8】
前記施療子取付部は、前記被施療者の足裏を載置するための載置面を有し、
前記足裏施療子は、前記載置面に取り付けられていることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のマッサージ機。
【請求項9】
前記施療子取付部は、側壁を有し、
前記側壁には、被施療者の足を側方及び/又は上方から押圧するための押圧部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載のマッサージ機。
【請求項10】
前記側壁は、前記施療子取付部の左右方向内側に取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載のマッサージ機。
【請求項11】
前記押圧部材は、エアセルであることを特徴とする請求項9又は10に記載のマッサージ機。
【請求項12】
被施療者の足裏を施療する足裏施療子と、
前記足裏施療子を取り付けるための施療子取付部と、
前記足裏施療子を駆動するための出力軸を有する駆動部と、
前記施療子取付部を左右方向に揺動させるための偏角部と、を有し、
前記偏角部は、前記出力軸に対して傾斜する傾斜部を有し、
前記施療子取付部は、前記偏角部を介して前記出力軸に取り付けられており、前記出力軸が回転することで左右方向に揺動するマッサージ機構と、
前記マッサージ機構を支持する枠体と、
前記マッサージ機構と前記枠体との間に位置する揺動部材と、を有し、
前記マッサージ機構は、前記揺動部材が動作することで前記枠体に対して上下に揺動することを特徴とするマッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、足を支持する足置台に足裏をマッサージするためのローラーを取り付け、当該ローラーを回転させることにより、被施療者の足裏に対して、刺激を与えることができるマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-143988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のマッサージ機は、足裏のうちの土踏まずあたりの部位をマッサージすることができる第1の施療部と、足裏のうちの第1の施療部によりマッサージされる部位とは別の部位をマッサージすることができる第2の施療部と、を有する足裏施療部を有する。第1の施療部は、複数の凸部(第1の凸部、第2の凸部)と、中央に支持軸が挿通された回転ローラーと、で構成されており、第2の施療部は、偏心軸を介して回転ローラー(より詳しくは、回転ローラーに挿通された支持軸)に取り付けられている。そのため、被施療者の足裏に対して、上下方向に強い印象を与えるマッサージを施すことができるようになっているが、被施療者の足裏に対するマッサージが単調であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、簡単な構成で被施療者の足裏に対して上下方向及び左右方向へマッサージをすることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、被施療者の足裏を施療する足裏施療子と、前記足裏施療子を取り付けるための施療子取付部と、前記足裏施療子を駆動するための出力軸を有する駆動部と、前記施療子取付部を左右方向に揺動させるための偏角部と、を有し、前記偏角部は、前記出力軸に対して傾斜する傾斜部を有し、前記施療子取付部は、前記偏角部を介して前記出力軸に取り付けられており、前記出力軸が回転することで左右方向に揺動することを特徴とする。
このような構成とすることにより、簡単な構成で被施療者の足裏に対して左右方向成分を有するマッサージをすることができ、人の手に似たマッサージをすることができる。
【0006】
また、前記偏角部は、前記施療子取付部を上下方向に揺動させるための偏心部を有し、前記偏心部の中心は、前記出力軸の中に対して偏心して取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、上下方向及び左右方向への揺動を偏心した偏角部により実現することができる。
【0007】
また、前記施療子取付部には、前記偏角部の回転への連れ回りを規制する規制部材が取り付けられており、前記規制部材は、前記施療子取付部の左右方向への揺動を許容するための第1軸を有し、前記第1軸は、上下方向に延出していることが好ましい。
このような構成とすることにより、施療子取付部を左右方向へ揺動させることができる。
【0008】
また、前記規制部材は、前記施療子取付部の前後方向及び上下方向への揺動を許容するための第2軸を有し、前記第2軸は、左右方向に延出していることが好ましい。
このような構成とすることにより、施療子取付部を前後方向及び上下方向へ揺動させることができる。
【0009】
また、被施療者の踵を支持する踵支持部を有し、前記規制部材は、一端が前記施療子取付部に取り付けられており、他端が前記踵支持部に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、被施療者の踵を支持することができる。
【0010】
また、前記規制部材は、ボールジョイントを含み、前記ボールジョイントは、前記施療子取付部に対して取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、簡単な構成で施療子取付部の揺動範囲を360°自在に規制することができる。
【0011】
また、前記足裏施療子は、前後方向に複数設けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、足裏の複数箇所を同時にマッサージすることができる。
【0012】
また、前記施療子取付部は、前記被施療者の足裏を載置するための載置面を有し、前記足裏施療子は、前記載置面に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、被施療者の足裏を支持することができる。
【0013】
また、前記施療子取付部は、側壁を有し、前記側壁には、被施療者の足を側方及び/又は上方から押圧するための押圧部材が取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、足を側方及び/又は上方から押圧してマッサージをすることができる。
【0014】
また、前記側壁は、前記施療子取付部の左右方向内側に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、コンパクトな構成にすることができる。
【0015】
また、前記押圧部材は、エアセルであることが好ましい。
このような構成とすることにより、機械による押圧に比べてソフトな体感によるマッサージをすることができる。
【0016】
また、本発明は、被施療者の足裏を施療する足裏施療子と、前記足裏施療子を取り付けるための施療子取付部と、前記足裏施療子を駆動するための出力軸を有する駆動部と、前記施療子取付部を左右方向に揺動させるための偏角部と、を有し、前記偏角部は、前記出力軸に対して傾斜する傾斜部を有し、前記施療子取付部は、前記偏角部を介して前記出力軸に取り付けられており、前記出力軸が回転することで左右方向に揺動するマッサージ機構と、前記マッサージ機構を支持する枠体と、前記マッサージ機構と前記枠体との間に位置する揺動部材と、を有し、前記マッサージ機構は、前記揺動部材が動作することで前記枠体に対して上下に揺動することを特徴とする。
このような構成とすることにより、被施療者の足裏に対する体感を強くしたり、弱くしたりすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、簡単な構成で被施療者の足裏に対して人の手に似たマッサージをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の模式図である。
図3】マッサージ機のブロック図である。
図4】本発明の一実施形態に係るマッサージ機のフットレスト部を示す斜視図である。
図5】本発明の一実施形態に係るフットレスト部の本体フレームを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は左から見た図である。
図6】本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニットを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。
図7】本発明の一実施形態に係る左足用の足裏施療ユニットを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は左から見た図である。
図8】本発明の一実施形態に係る足先ユニットを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。
図9】本発明の一実施形態に係る踵ユニットを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。
図10】本発明の一実施形態に係る足先ユニットを左側から見た図である。
図11】本発明の一実施形態に係る偏角部の模式図である。
図12】本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニットの動作を示す平面図である。
図13】本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニットの動作を示す正面図である。
図14】本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニットを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。
図15】本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニットから構成の一部を取り外した状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は右から見た図であり、(c)は平面図である。
図16】本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニットを支持する枠体を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は右から見た図であり、(c)は平面図である。
図17】本発明の他の実施形態に係る左足用の足裏施療ユニットを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は左から見た図である。
図18】本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニットを右から見た図であり、(a)は押上エアセルが収縮した状態を示す図であり、(b)は押上エアセルを膨張させた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3は、マッサージ機1のブロック図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す使用状態のマッサージ機1に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
【0020】
図1図3に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、被施療者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた被施療者の上半身を支持する背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた被施療者の脚及び/又は足を支持するフットレスト部4と、座部2の左右両側には、被施療者の腕を載置する肘掛部5と、を有している。背凭れ部3の上方側面には、肩部ユニット7が取り付けられている。座部2、背凭れ部3、フットレスト部4、肘掛部5、肩部ユニット7は、被施療者の身体を支持する身体支持部として機能する。
【0021】
マッサージ機1の各所には、被施療者の身体を押圧することでマッサージを行うマッサージ部(後述する各マッサージ部a1~a5)が設けられている。背凭れ部3には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部としてのマッサージユニット8が設けられている。肩部ユニット7には、被施療者の肩を左右方向から押圧するための肩マッサージ部a1が取り付けられている。フットレスト部4には、被施療者の足裏をマッサージするための足裏施療ユニット30が設けられている。
【0022】
図1図3に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が床面と略水平となるリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。フットレスト部4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で脚又は足が支持される上昇姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。
【0023】
図1図3に示すとおり、座部2の下方には、エアセルで構成された各マッサージ部a1~a5と、足裏施療ユニットに設けられたエアセルで構成された足(内)マッサージ部60dに対してエアを給排気するポンプ10a及びバルブ10bを有する給排気装置10と、マッサージ機1の各種動作を制御する制御部9と、が設けられている。
制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、第一アクチュエータ11、第二アクチュエータ12、マッサージユニット8、給排気装置10、足裏施療ユニット30を駆動制御する。制御部9には、被施療者が操作するコントローラ(図示せず)が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部6に予め記憶されたプログラム(マッサージコース)に従って動作する他、被施療者によるコントローラ(図示せず)からの指示に従って動作する。
【0024】
[座部の構成]
図1、2に示すとおり、座部2は、被施療者の臀部及び/又は大腿部の背面を支持する。座部2の上面に被施療者の臀部及び/又は大腿部の背面をマッサージするための臀部マッサージ部(図示せず)を左右一対設けてもよい。臀部マッサージ部(図示せず)は、エアの給排気により膨張収縮するエアセルで構成されていることが好ましい。なお、左右一対設けられた臀部マッサージ部(図示せず)は、左右独立して膨張収縮させてもよい。また、座部2の側面に被施療者の臀部及び/又は大腿部の側面をマッサージするための側面マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。
【0025】
[背凭れ部の構成]
図1、2に示すとおり、背凭れ部3は、被施療者の上半身を支持する。背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部としてのマッサージユニット8と、マッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール(図示せず)と、背フレーム3aを被覆するカバー部材(図示せず)と、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材(図示せず)は、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材(図示せず)を介して被施療者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。なお、背凭れ部3に被施療者の背面をマッサージするマッサージ部(図示せず)を設けてもよい。
【0026】
[肘掛部の構成]
図1図3に示すとおり、座部2の左右両側には、被施療者の手先と前腕を支持する肘掛部5が設けられている。肘掛部5は、被施療者の手先と前腕を載置する載置面と、載置面の側部から上方に向かって突出する外壁と、載置面に対向するように外壁から内側方に向かって突出する上壁と、からなるコの字状に形成されている(図1参照)。載置面の上面と上壁の下面には、腕マッサージ部a2が1つずつ設けられている。腕マッサージ部a2は、空気の給排気により膨張収縮するエアセルにより構成されている。なお、取り付ける腕マッサージ部a2の個数については何個であってもよい。また、左右別々に膨張収縮できるように構成してもよい。
【0027】
図4は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1のフットレスト部4を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係るフットレスト部4の本体フレーム70を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は左から見た図である。図6は、本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニット30を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。図7は、本発明の一実施形態に係る右側の足裏施療ユニット50Bを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は左から見た図である。図8は、本発明の一実施形態に係る足先ユニット60を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。図9は、本発明の一実施形態に係る踵ユニット50を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。
【0028】
[フットレスト部の構成]
図4に示すとおり、フットレスト部4には、被施療者の足裏をマッサージするための足裏施療ユニット30と、被施療者の脹脛の内側面をマッサージするための脹脛(内)マッサージ部a3と、被施療者の脹脛の外側面をマッサージするための脹脛(外)マッサージ部a4と、被施療者の足先の左右方向外側の側面をマッサージするための足(外)マッサージ部a5と、が設けられている。脹脛(内)マッサージ部a3と、脹脛(外)マッサージ部a4と、足(外)マッサージ部a5は、エアセルにより構成されている。なお、各マッサージ部a3~a5は、左右それぞれ独立して膨張収縮することができるようになっている。足裏施療ユニット30は、右足用の足裏施療ユニット50Bと、左足用の足裏施療ユニット50Aとからなる。足裏施療ユニット30については、後述する。
【0029】
[本体フレームの構成]
図5に示すとおり、本体フレーム70は、複数の金属製の部材が組み合わされて構成されている。具体的には、左右方向に延設された第1フレーム70aと、第1フレーム70aの左右両端部に取り付けられた第1取付部70bと、脹脛(内)マッサージ部a3を取り付けるための第2取付部70cと、前後方向に延設された第2フレーム70dと、足裏施療ユニット30を取り付けるための第3フレーム71aと、第4フレーム71bと、第3取付部71cと、カバー板71dと、で構成されている。なお、第3フレーム71aと、第4フレーム71bは、左右方向に延設されている。
【0030】
本体フレーム70の左右両側には、足裏施療ユニット30が露出するのを防ぐためのカバー部材40aが取り付けられている(図4参照)。具体的には、カバー部材40aの上側は、第1取付部70bに取り付けられており、カバー部材40bの下側は、第3フレーム71aの端部と第4フレーム71bの端部(より詳しくは、後述する第5フレーム71e、1f(図10図12参照))に取り付けられている。つまり、カバー部材40aは、本体フレーム70に対して、3点で止められている。
【0031】
第1フレーム70aの中央付近には、前後方向に延設された第2フレーム70dが1本取り付けられている。第2フレーム70dは、後方から前方に向かって下方に傾斜して取り付けられている(図5(b)参照)。第2フレーム70dの左右両側には、脹脛(内)マッサージ部a3を取り付けるための第2取付部70cが左右一対設けられている。第2取付部70cの左右方向外側に脹脛(内)マッサージ部a3が取り付けられる。脹脛(内)マッサージ部a3はエアセルで構成されている。第2取付部70cの左右方向外側に脹脛(内)マッサージ部a3を取り付けることで、第2取付部70cは、脹脛(内)マッサージ部a3の反力受けとして機能する。脹脛(内)マッサージ部a3を駆動させることで、被施療者の脹脛の内側をマッサージすることができる。
【0032】
第2フレーム70dの一端は、第1フレーム70aに対して取り付けられている。第2フレーム70dの他端は、第3取付部71c(より詳しくは、第3取付部71cの前端)に対して取り付けられている。なお、本実施例においては、第2フレーム70dの他端を第3取付部71cの前端に対して取り付けた構成としているが、第3取付部71cの後端に対して取り付けてもよい。
【0033】
第3取付部71cには、足裏施療ユニット30が取り付けられている。具体的には、足裏施療ユニット30の駆動部15が取り付けられている。第3取付部71cの下面に足裏施療ユニット30の駆動部15を取り付けることで、足裏施療ユニット30の左右のバランスを安定させることができ、足裏施療ユニット30を安定した状態で取り付けることができる。
【0034】
第3取付部71cの前側には、左右方向に延設された第3フレーム71aが取り付けられている。第3取付部71cの後側には、左右方向に延設された第4フレーム71bが取り付けられている。第3フレーム71aの左右両端部と、第4フレーム71bの左右両端部は、それぞれ前後方向に延設された第5フレーム71e、71fに対して取り付けられている。
【0035】
より詳しくは、図10に示すように、第3フレーム71aの右側は、前後方向に延設された第5フレーム71eの前側に対して取り付けられており、第4フレーム71bの右側は、前後方向に延設された第5フレーム71eの後側に対して取り付けられている。また、第3フレーム71aの左側は、前後方向に延設された第5フレーム71fの前側に対して取り付けられており、第4フレーム71bの左側は、前後方向に延設された第5フレーム71fの後側に対して取り付けられている。
【0036】
また、第3フレーム71aの中央付近は、第3取付部71cの下面の前側に対して取り付けられており、第4フレーム71bの中央付近は、第3取付部71cの下面の後側に対して取り付けられている。
つまり、第3フレーム71aは、中央付近は第3取付部71cの前側に対して取り付けられ、左右両端部は第5フレーム71e、71fの前側に対して取り付けられ、3点で固定されている。また、第4フレーム71bは、中央付近は第3取付部71cの後側に対して取り付けられ、左右両端部は第5フレーム71e、71fの後側に対して取り付けられ、3点で固定されている。
【0037】
駆動部15の周囲(より詳しくは、第3取付部71cの前端から後端にかけて)には、Uの字状のカバー板71dが取り付けられている(図5(a)(b)参照)。カバー板71dを取り付けることで、駆動部15が露出するのを防ぐことができる。足裏施療ユニット30の後部(より詳しくは、踵ユニット50)は、第4フレーム71bに取り付けられている。踵ユニット50については、後述する。
【0038】
[足裏施療ユニットの構成]
図6は、本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニット30を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図である。図7は、本発明の一実施形態に係る左足用の足裏施療ユニット50Aを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は左から見た図である。図11は、本発明の一実施形態に係る偏角部20の模式図である。より詳しくは、(a)は、偏角部20を偏心偏角カムで構成した図であり、(b)は、出力軸14の端部を傾斜させることで偏角部20を構成した図であり(c)は、偏角部20を偏心偏角カムで構成した図である。図11(a)は、傾斜部Rに偏心部Sを設けた状態を示す図であり、図11(c)は、傾斜部Rの反対側に偏心部Sを設けた状態を示す図である。なお、偏角部20を単に偏心偏角カム又は偏角カムとして、説明する場合がある。
【0039】
図6、7に示すとおり、足裏施療ユニット30は、被施療者の右足をマッサージするための右足用の足裏施療ユニット50Bと、被施療者の左足をマッサージするための左足用の足裏施療ユニット50Aと、で構成されている。右足用の足裏施療ユニット50Bは、偏角部(偏角カム20R)を介して、出力軸14に取り付けられている。左足用の足裏施療ユニット50Aは、偏角部(偏角カム20L)を介して、出力軸14に取り付けられている。右足用の足裏施療ユニット50Bと左足用の足裏施療ユニット50Aは、主として、足先ユニット60と、踵ユニット50と、規制部材Dと、で構成されている。
【0040】
偏角部20は、施療子取付部60bを左右方向に揺動させるための傾斜部Rを有している。図11(a)(c)に示すとおり、偏角部20は、多角形状の部材で構成されている。より詳しくは、多角形状の部材は、偏心偏角カムである。偏心偏角カムは、偏心部Sと傾斜部Rを有する。偏心部Sは、偏心偏角カムの中心X(図11(a)(c)の二点鎖線参照)を出力軸14の中心V(図11(a)(c)の破線参照)に対して偏心させるためのものであり、傾斜部Rは、施療子取付部60bを左右方向に揺動させるためのものである。
【0041】
図11(a)における偏心偏角カムは、左右方向左側に傾斜部Rと偏心部Sが設けられている。図11(c)における偏心偏角カムは、左右方向右側に偏心部Sを設け、左右方向左側に傾斜部Rが設けられている。偏心部Sを設けることで、偏心偏角カムの偏心部Sの中心X(図11(a)(c)の二点鎖線参照)を出力軸14の中心V(図11(a)(c)の破線参照)に対して偏心させることができる。そうすることで、出力軸14を回転させると、偏心部Sの働きにより施療子取付部60bを上下方向に揺動させることができる。傾斜部Rを設けることで、施療子取付部60bは、出力軸14に対して傾斜した姿勢で取り付けられることとなる。そうすることで、出力軸14を回転させると、傾斜部Rの働きにより、施療子取付部を左右方向へ揺動させることができる。
【0042】
なお、本実施例においては、偏角部20として、図11(a)に示すように、左右方向左側に傾斜部Rと偏心部Sを設けた偏心偏角カムを採用した場合について説明しているが、これは一例であり、この限りではない。例えば、図11(b)に示すように、出力軸14の端部を下側に傾斜させることで、傾斜部Rを設け、傾斜部Rに施療子取付部60bを取り付けてもよい。そうすることで、部品点数を削減することができる。また、図11(c)に示すように、傾斜部Rと偏心部Sを左右それぞれに設けた偏心偏角カムを採用してもよい。
【0043】
駆動部15は、モータ(図示せず)と、モータの回転を出力軸14に伝達するための減速機構(図示せず)とで、構成されている。駆動部15を駆動させると、出力軸14が回転する。出力軸14には、施療子取付部60bを左右方向に揺動させるための偏角カム20が取り付けられている。そのため、出力軸14が回転することで偏角カム20が回転し、偏角カム20に取り付けられた施療子取付部60bが回転する。そうすることで、各足裏施療ユニット50A、50Bを左右方向に揺動させることができる。
より詳しくは、本実施例において偏角カム20は、施療子取付部60bを上下方向に揺動させるために偏心した偏心偏角カムを採用している。そのため、施療子取付部60bは、偏角の成分により左右方向に揺動し、偏心の成分により上下方向及び前後方向に揺動する。つまり、施療子取付部60bは、左右方向への揺動に加えて、上下方向及び前後方向にも揺動する3次元的な揺動軌跡を描く。なお、施療子取付部60bについては、後述する。
【0044】
図10、11に示すように、出力軸14の両端部は、前後方向に延設された第5フレーム71e、71fに対して、軸受部21を介して回転自在に取り付けられている。より詳しくは、第5フレーム71eは、足裏施療ユニット30の右側に位置するフレームであり、前後方向に伸びている。第5フレーム71eの前端は、第3フレーム71aに対して取り付けられており、後端は、第4フレーム71bに対して取り付けられている。第5フレーム71eの中央付近には孔が設けられており、孔に軸受部21が嵌め入れられている。つまり、第5フレーム71eは、第3フレーム71aと第4フレーム71bとに亘って取り付けられている。また、第5フレーム71fは、足裏施療ユニット30の左側に位置するフレームであり、前後方向に伸びている。第5フレーム71fの前端は、第3フレーム71aに対して取り付けられており、後端は、第4フレーム71bに対して取り付けられている。第5フレーム71fの中央付近には孔が設けられており、孔に軸受部21が嵌め入れられている。
【0045】
出力軸14の右端部は、第5フレーム71eの軸受部21に対して挿通されている。出力軸14の左端部は、第5フレーム71fの軸受部21に対して挿通されている。
つまり、駆動部15は、駆動部15本体の上面が第3取付部71cの下面に対して取り付けられており、駆動部15から左右方向に伸びる出力軸14の両端が第5フレーム71e、71fの孔に嵌め入れられた軸受部21を介して前後方向に延設された第5フレーム71e、71fに対して取り付けられている。
【0046】
なお、本実施例においては、偏角カム20は、施療子取付部60bを上下方向に揺動させるために偏心して出力軸14に取り付けられている。そうすることで、足裏施療ユニット30を左右方向だけではなく、前後方向及び上下方向にも揺動させることができる。つまり、足裏施療ユニット30を3次元的(左右方向及び前後方向及び上下方向)に揺動をさせることができる。
【0047】
左足用の足裏施療ユニット50Aを例として、足裏施療ユニット30の構成について説明する。なお、右足用の足裏施療ユニット50Bについては、左足用の足裏施療ユニット50Aと同じ構成のため、説明を省略する。なお、左足用の足裏施療ユニット50Aと、右足用の足裏施療ユニット50Bの構成は左右対称となっている。そのため、図面においては、右足用の部材に対してはR、左足用の部材に対してはLと、付している。
【0048】
[足先ユニットの構成]
図8は、本発明の一実施形態に係る足先ユニット60を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。
足先ユニット60は、施療子取付部60bと、施療子取付部60bに取り付けられた被施療者の足裏を載置するための載置面Aと、載置面Aの左右方向内側で上方向に立設された側壁60aと、からなる。施療子取付部60bの中央付近には、ベアリング(図示せず)を介して偏角カム20が取り付けられている。なお、本実施例においては、偏角カム20は、偏心偏角カムを採用している。偏角カム20には、孔H3が設けられている。孔H3に出力軸14が挿通され、固定される。施療子取付部60bの上方には、被施療者の足裏を載置するための載置面Aが取り付けられている。
【0049】
施療子取付部60bの後方には、軸受部60eが設けられている。軸受部60eには、規制部材D(より詳しくは、ボールジョイント61)の一端が揺動自在に取り付けられている。施療子取付部60bの後方に軸受部60eを設けることで、施療子取付部60bが偏角カム20の回転に連れ回りしてしまうのを規制することができる。規制部材Dについては、後述する。
【0050】
載置面Aは、左右方向に伸びた板状の部材であり、被施療者の足裏を載置することができる。載置面Aには、被施療者の足裏に対して刺激を与えるための足裏施療子60cが設けられている。本実施例においては、足裏施療子60cは、前後方向に2つ(被施療者の足の指の付け根の部分と土踏まずの部分)取り付けられた円形の突起である。より詳しくは、前側の足裏施療子60cと後側の足裏施療子60cが取り付けられた高さは異なっており、前側の足裏施療子60cよりも、後側の足裏施療子60cの方が高い位置に取り付けられている。そうすることで、被施療者の足裏の形状に沿うように足裏施療子60cを合わせることができる。また、載置面Aに対して、足裏施療子60cを2つ取り付けることで、被施療者の足裏の複数の部分に対して、同時に刺激を与えることができる。
【0051】
なお、足裏施療子60cの大きさや形状、個数については、この限りではない。例えば、足裏施療子60cを土踏まずの部分に1つだけ取り付けてもよいし、足の指1つ1つの付け根の部分に取り付けてもよい。また、足の指1つ1つの付け根の部分に対して足裏施療子60cを取り付ける場合には、足裏施療子60cの形状を足の指の大きさに合うように適宜変更してもよい。また、より強い刺激を与えるために三角形としてもよいし、より弱い刺激を与えるために円の突出量を小さくしてもよい。
【0052】
側壁60aは、載置面Aの左右方向内側(より詳しくは、左側の足先ユニットの場合は右側に、右側の足先ユニットの場合は左側に)に取り付けられている。より詳しくは、施療子取付部60の上方に設けられた載置面Aの左右方向内側で上方向に立設して取り付けられている。施療子取付部60bの左右方向内側に取り付けることで、足裏施療ユニット30の大きさをコンパクトにすることができる。
側壁60aには、孔H2が設けられている。孔H2に被施療者の足を被施療者の足を側方及び/又は上方から押圧するための押圧部材が取り付けられている。押圧部材は、エアセルで構成された足(内)マッサージ部60dである(図7参照)。より詳しくは、孔H2は、エアセルから伸びる配管を挿通させるための孔である。エアセルから伸びる配管を孔H2に挿通させることで、エアセルの側面を側壁60aに密着させた状態で取り付けることができる。押圧部材をエアセルで構成することで、機械による押圧に比べてソフトな体感によるマッサージをすることができる。また、足(内)マッサージ部60dの膨張収縮と駆動部15による駆動を組み合わせることで、被施療者の足に対して臨場感のあるマッサージをすることができる。
【0053】
[規制部材の構成]
規制部材Dは、複数の部材から構成されている。規制部材Dは、ボールジョイント61と、ボールジョイント61の他端が取り付けられたジョイント受部61aと、から主として構成されている。ボールジョイント61は、一端が球状となった棒状の部材である。ボールジョイント61の他端には、後述する第1軸62が挿通されるための孔(図示せず)が設けられている。
【0054】
ボールジョイント61の一端は、施療子取付部60bの下側に設けられた軸受部60eに対して取り付けられている。より詳しくは、軸受部60eは、ボールジョイント61の一端に形成された球体を嵌め入れることができるように球状の空間を有する。この空間にボールジョイント61の球体が嵌め入れられることで、ボールジョイント61の一端は、上下方向及び左右方向及び前後方向に揺動自在となっている。
【0055】
ボールジョイント61の他端は、ジョイント受部61aの一端に対して取り付けられている。より詳しくは、ボールジョイント61の他端には孔(図示せず)が設けられており、孔(図示せず)には、上下方向に伸びる第1軸62が挿通されるようになっている。第1軸62は、ジョイント受部61aに対して取り付けられている。つまり、ボールジョイント61は、一端が軸受部60eに対して取り付けられており、他端が第1軸62を介してジョイント受部61aに対して取り付けられている。
ボールジョイント61の一端は、軸受部60eにより、上下方向及び左右方向及び前後方向に揺動自在となる。ボールジョイント61の他端は、第1軸62により、左右方向に揺動自在となる。
【0056】
ジョイント受部61aの一端には、後述する第2軸51を挿通させるための孔(図示せず)が設けられている。ジョイント受部61aの一端は、踵ユニット50の前方に設けられた第4取付部50bに対して、左右方向に伸びる第2軸51を介して上下方向に揺動自在となるように取り付けられている。ジョイント受部61aの他端は、ボールジョイント61の他端に対して、上下方向に伸びる第1軸62を介して取り付けられている。つまり、ジョイント受部61aは、左右方向に伸びる第2軸51を介して上下方向に揺動することができるようになっている。
【0057】
従って、規制部材Dのジョイント受部61aは、踵ユニット50に対して左右方向に伸びる第2軸51を介して上下方向に揺動することができる。また、規制部材Dのボールジョイント61の他端は、ジョイント受部61aに対して上下方向に伸びる第1軸62を介して左右方向に揺動することができ、ボールジョイント61の一端は、軸受部60eに対して、上下方向及び左右方向及び前後方向に揺動することができる。
つまり、施療子取付部60bは、偏角部としての偏角カム20の回転に連れ回りすることなく、左右方向に揺動することができる。また、偏角カム20は偏心しているため、前後方向及び上下方向にも揺動することができる。
なお、規制部材Dの構成は一例であり、この限りではない。施療子取付部60bの偏角カム20の回転への連れ回りを規制することができる構造であれば、どのような構造であってもよい。
【0058】
[踵ユニットの構成]
図9は、本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニット30の踵ユニット50を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は左から見た図である。
図9に示すとおり、踵ユニット50は、踵を支持する踵受部50aと、踵ユニット50の前方に設けられた第4取付部50bと、踵ユニット50を第4レーム71bに固定するための固定部50cと、で構成されている。踵ユニット50は、被施療者の踵を支持する踵支持部としての機能を有する。
踵ユニット50は、踵受部50aの下面と固定部50cの上面との間にできた凹部Bに第4フレーム71bを嵌め入れ、ねじ止めすることによって固定されている。踵受部50aは、正面視で上面が凹状に緩やかなカーブを描いている(図9(b)参照)。踵受部50aの上面を凹状に緩やかにカーブさせることで、被施療者の踵を置きやすくしている。
【0059】
第4取付部50bには、規制部材Dの他端が取り付けられている。具体的には、第4取付部50bには、孔H1が設けられている。孔H1には、左右方向に延出された第2軸51が挿通されている。規制部材Dの他端は、第2軸51を介して、第4取付部50b(より詳しくは、第4取付50bを有する踵受部)に取り付けられている。第2軸51を介して規制部材Dを取り付けることで、施療子取付部60bは第2軸51を支点に前後方向及び上下方向へ揺動することができる。
つまり、施療子取付部60bは、前後方向及び上下方向への揺動が第2軸51によって、許容されている。
【0060】
[マッサージ動作]
図10は、本発明の一実施形態に係る足先ユニット60を左側から見た図である。図12は、本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニット30の動作を示す平面図である。図13は、本発明の一実施形態に係る足裏施療ユニット30の動作を示す正面図である。足裏施療ユニット30の各足裏施療ユニット50A、50Bは、出力軸14を回転させることで、偏角カム20の動きに連動して移動し、被施療者の足裏に対してマッサージをすることができる。
【0061】
足裏施療ユニット30を駆動させた際の揺動軌跡(揺動動作)について説明する。なお、フットレスト部4に取り付けられた各マッサージ部a3~a5、60dのエアセル全てを膨張させた状態で足裏施療ユニット30を駆動させてもよいし、一部のマッサージ部を膨張させた状態で足裏施療ユニット30を駆動させてもよい。また、足裏施療ユニット30の駆動に合わせて、各マッサージ部a3~a5、60dを膨張収縮させるようにしてもよい。
【0062】
図10図12(a)、13(a)に示すとおり、足裏施療ユニット30の初期位置は、左足用の足裏施療ユニット50A、右足用の足裏施療ユニット50Bの側壁60aR、60aLを基準として見たときに、側壁60aR、60aLの上下方向上側が最も開いた逆ハの字となる状態である。なお、本実施例においては、偏角カム20は、偏心偏角カムを採用しているため、初期位置では、偏角カム20の軸心Oは、出力軸14の軸心に対して下側に位置ずれした状態となっている(図10左上参照)。なお、この状態が初期位置であり、0°の状態とする。
【0063】
より詳しくは、初期位置は、足裏施療ユニット50Aと足裏施療ユニット50Bの間における左右の間隔が正面視で最も広い状態であり、各足裏施療ユニット50A、50Bの側壁60aの上側が左右方向外側に向かって傾斜し、下側が左右方向内側に向かって傾斜した逆ハの字の状態である。つまり、上方から下方に向かって左右の間隔が狭くなるように傾斜した状態である。
【0064】
初期位置(0°の状態)から、足裏施療ユニット30を駆動(正転)させる(0°の状態から90°回転させた状態)と、各足裏施療ユニット50A、50Bの側壁60aの上側が左右方向内側に傾斜していき、左右の側壁60aの位置関係は、正面視で上下方向に略平行となる。このとき、側壁60aの後側は左右方向内側に向かって傾斜し、側壁60aの前側は左右方向外側に向かって傾斜していく。また、初期位置(0°)から90°回転させた状態では、偏角カム20の軸心Oは、出力軸14の軸心に対して下側に位置した状態から、出力軸14の軸心に対して後側に位置ずれした状態となる(図10左下参照)。
つまり、左右の足裏施療ユニット50Aと足裏施療ユニット50Bの間における左右の間隔は、平面視でハの字(図12(b)参照)となる。なお、このとき、足(内)マッサージ部60dは、収縮状態であってもよいし、膨張状態であってもよい。
【0065】
その状態(90°の状態)から、足裏施療ユニット30を駆動(正転)させる(90°の状態から180°回転させた状態)と、各足裏施療ユニット50A、50Bの側壁60aの上側が左右方向内側に更に傾斜し、左右の側壁60aの位置関係は、正面視でハの字(図13(c)参照)となる。このとき、側壁60aの前側は左右方向内側に向かって傾斜し、側壁60aの後側は左右方向外側に向かって傾斜していく。また、90°から180°回転させた状態では、偏角カム20の軸心Oは、出力軸14の軸心に対して後側に位置した状態から、出力軸14の軸心に対して上側に位置ずれした状態となる(図10右下参照)。
つまり、左右の足裏施療ユニット50Aと足裏施療ユニット50Bの間における左右の間隔は、平面視で略平行(図12(c)参照)となる。なお、このとき、足(内)マッサージ部60dは、収縮状態であってもよいし、膨張状態であってもよい。
【0066】
その状態(180°の状態)から、足裏施療ユニット30を駆動(正転)させる(180°の状態から270°回転させた状態)と、各足裏施療ユニット50A、50Bの側壁60aの上側が左右方向外側に傾斜していき、左右の側壁60aの位置関係は、略平行となる。このとき、側壁60aの後側は左右方向外側に向かって傾斜し、側壁60aの前側は左右方向内側に向かって傾斜していく。また、180°から270°回転させた状態では、偏角カム20の軸心Oは、出力軸14の軸心に対して上側に位置した状態から、出力軸14の軸心に対して前側に位置ずれした状態となる(図10右上参照)。
つまり、左右の足裏施療ユニット50Aと足裏施療ユニット50Bの間における左右の間隔は、平面視で逆ハの字(図12(d)参照)となる。なお、このとき、足(内)マッサージ部60dは、収縮状態であってもよいし、膨張状態であってもよい。
【0067】
その状態(270°の状態)から、足裏施療ユニット30を駆動(正転)させる(270°の状態から360°回転させた状態(初期位置))と、各足裏施療ユニット50A、50Bの側壁60aの上側が左右方向外側に傾斜し、左右の側壁60aの位置関係は、正面視で逆ハの字(図13(a)参照)となる。このとき、側壁60aの前側は左右方向外側に向かって傾斜し、側壁60aの後側は左右方向内側に向かって傾斜していく。また、270°から360°回転させた状態では、偏角カム20の軸心Oは、出力軸14の軸心に対して前側に位置した状態から、出力軸14の軸心に対して下側に位置ずれした状態となる(図10左上参照)。
つまり、左右の足裏施療ユニット50Aと足裏施療ユニット50Bの間における左右の間隔は、平面視で略平行(図12(a)参照)となる。なお、このとき、足(内)マッサージ部60dは、収縮状態であってもよいし、膨張状態であってもよい。
【0068】
このようにすることで、被施療者の足裏に対して、偏角カム20による左右方向の揺動を与えることができる。なお、このとき、偏角カム20を偏心させておく(偏心偏角カムを使用する)ことで、被施療者の足裏に対して、左右方向の揺動に加えて前後方向及び上下方向の揺動を与えることができる。
【0069】
また、駆動部15の駆動は、反転させることもできるようになっている。反転させる場合における足裏施療ユニット50A、50Bの揺動軌跡は、上記説明と逆の動作となる。なお、駆動部15の駆動は、正転と反転を繰り返すように構成されていてもよい。
【0070】
[他の実施例形態]
図14は、本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニット301を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。本実施形態に係る足裏施療ユニット30との構成上の違いは、足置部74L,74Rの有無と、足先ユニット60の形状、第3取付部71cの上部に設けられたマッサージ部の有無である。
【0071】
図14に示すとおり、第3取付部71cの上部には、三角形の補助部材72が取り付けられている。補助部材72の左右の斜辺には、それぞれ足(内)マッサージ部60dL,60dRとしてのエアセルが取り付けられており、それぞれのエアセルには、被施療者の足の甲を左右方向内側から押圧するための押圧部材73L,73Rが取り付けられている。なお、押圧部材73L,73Rの構成は一例であり、この限りではない。例えば、表面に突起を設けてもよい。突起を設けることで、被施療者の足の甲に対する刺激を変化させることができる。
また、足(内)マッサージ部60dL,60dRを足先ユニット600から独立させることで、足先ユニット600の動きに影響されることなく、足(内)マッサージ部60dL,60dRを左右それぞれ独立して膨張収縮させることができる。足置部74L,74Rと、足先ユニット600については、後述する。
【0072】
図15は、本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニット301から構成の一部を取り外した状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は右から見た図であり、(c)は平面図である。より詳しくは、足裏施療ユニット301から、左右の足裏施療ユニット500A,500Bと、踵ユニット50aL,50aRと、支持部72c(エアセル60dL,60dR、押圧部材73L,73Rを含む)を取り外した状態を示す図である。なお、本実施形態に係る足裏施療ユニット30と他の実施形態に係る足裏施療ユニット301との構成上の違いは、足先ユニット60,600の形状である(図7図17参照)。詳細については、後述する。
【0073】
図15(a)~(c)に示すとおり、足裏施療ユニット301は、二層構造となっている。より詳しくは、足裏施療ユニット301の底面に位置する枠体83と、枠体83に対して上下に揺動するカバー部材80と、の二層構造となっている。枠体83とカバー部材80との間には、カバー部材80を枠体83に対して上下に揺動させるための揺動部材が設けられている。揺動部材は、一例として、空気の給排気により膨張収縮するエアセル(押上エアセル84)で構成されている(図14(b)、図18(a)(b)参照)。そのため、押上エアセル84を膨張させると、枠体83はフットレスト部4に対して固定されているため、カバー部材80が枠体83に対して揺動軸85L,85Rを支点に上下に揺動することとなる。つまり、フットレスト部4に対して、足裏施療ユニット301のみを上下に揺動させることができる。枠体83と押上エアセル84については、後述する。
【0074】
図16は、本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニット301を支持する枠体83を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は右から見た図であり、(c)は平面図である。
図16(a)~(c)に示すとおり、枠体83の底面は、左右方向に長寸となった長方形の板状の部材で構成されている。枠体83の左右両辺と後辺は、それぞれ上方に向かって屈曲している。また、枠体83の左右両側には、取付部82L,82Rが位置している。取付部82L,82Rは、正面視でZ形状に屈曲して構成されており(図14(b)参照)、一端が枠体83に対してねじ止めして固定される。他端は、フットレスト部4に対してねじ止めして固定される。つまり、取付部82L,82Rは、足裏施療ユニット301をフットレスト部4に固定するための部材である。
【0075】
枠体83の前辺には、後述する足置部74L,74Rを取り付けるための取付部81L,81Rが所定間隔を空けて左右で一対となるようにねじ止めして固定されている。より詳しくは、図16(b)に示すように、取付部81L,81Rは、上下に長寸の板状の部材であり、上端部は前後方向前側から後側に向かって下方に傾斜するように屈曲しており、下端部は、前後方向前側から後側に向かって水平に屈曲している。このように、上下で屈曲させる方向を異ならせることで、上端部は、足置部74L,74Rを傾斜した姿勢でねじ止めして固定することができ、下端部は、枠体83に対して、取付部81L,81Rを密着させた状態でねじ止めして固定することができるようになっている。
【0076】
枠体83の後辺は、上方に向かって屈曲している。なお、便宜上、この屈曲している部分を第一支持壁84L,84Rとしており、第一支持壁84L,84Rは、取付部81L,81Rと同じように枠体83とは別の部材として構成されていてもよい。第一支持壁84L,84Rの上端部は、前後方向後側から前側に向かって屈曲しており、この屈曲した部分には、足裏施療ユニット301を上下方向に揺動させるための揺動軸85L,85Rがねじ止めして取り付けられている。第一支持壁84L,84Rは、所定間隔を空けて左右一対設けられている。
【0077】
枠体83の左右両辺は、上方に向かって屈曲している。なお、便宜上、この屈曲している部分を第二支持壁86L,86Rとしており、第二支持壁86L,86Rは、取付部81L,81Rと同じように枠体83とは別の部材として構成されていてもよい。第二支持壁86L,86Rは、下方から上方に向かうにつれて先端が二股に分かれた形状となっている。第二支持壁86L,86Rの上端部は、左右方向外側から内側に向かって屈曲している。より詳しくは、上端部は前後方向前側から後側に向かって下方に傾斜するように屈曲しており、その傾斜角度は、取付部81L,81Rの上端部の傾斜角度と同じとなっている(図16(b)参照)。つまり、足置部74L,74Rは、取付部81L,81Rと、第二支持壁86L,86Rと、により、傾斜した姿勢でねじ止めして固定されている。
このように、足置部74L,74Rを傾斜させることで、使用者が足裏施療ユニット301に足を載置する際、自然と足先が上方に傾斜した姿勢となるようにすることができる。
【0078】
第二支持壁86L,86Rの先端側にある二股の前側部分には、補助部材87L,87Rがそれぞれ取り付けられている。前側部分と補助部材87L,87Rには、それぞれ同径の孔H4が設けられており、補助部材87L,87Rは、第二支持壁86L,86Rの前側部分に対して、孔H4を介してねじ止めして固定されている。補助部材87L,87Rは、足裏施療ユニット301が上下揺動する際に左右にずれてしまうのを抑制するめのものである。
【0079】
図15に示すように、足置部74L,74Rは、L字型に構成されている。足置部74L,74Rは、被施療者の足の爪先側と左右方向外側との2点を支持することができるように取り付けられている。より詳しくは、L字型の短寸の方は取付部81L,81Rに対して取り付けられ、L字型の長寸の方は第二支持壁86L,86Rに対して取り付けられている。つまり、被施療者の足は、足置部74L,74Rと、踵ユニット50aL,50aRとの3点で安定して支持されている。
【0080】
図17は、本発明の他の実施形態に係る左足用の足裏施療ユニット500Aを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は左から見た図である。なお、右足用の足裏施療ユニット500Bは、左足用の足裏施療ユニット500Aと同じ構成のため説明を省略する。
足先ユニット600は、施療子取付部60bと、施療子取付部60bに取り付けられた被施療者の足裏を載置するための載置面Aと、からなる。施療子取付部60bの中央付近には、ベアリング(図示せず)を介して偏角カム20が取り付けられている。なお、他の実施例においては、偏角カム20は、偏心偏角カムを採用している。偏角カム20には、孔H3が設けられている。孔H3に出力軸14が挿通され、固定される。
【0081】
施療子取付部60bの上方には、被施療者の足裏を載置するための載置面Aが取り付けられている。また、載置面Aの左右方向の長さは、本実施形態における足先ユニット60の載置面Aよりも左右方向の寸法が短くなっている。
つまり、足先ユニット60とは、側壁60aの有無と載置面Aの左右方向の寸法に違いがある。なお、それ以外の構成については足先ユニット60と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0082】
図18は、本発明の他の実施形態に係る足裏施療ユニット301を右から見た図であり、(a)は押上エアセル84が収縮した状態を示す図であり、(b)は押上エアセル84を膨張させた状態を示す図である。なお、図18における足裏施療ユニット301は、上下揺動をわかりやすくするために、左右の足(外)マッサージ部a5を取り外した状態となっている。
【0083】
足裏施療ユニット301は、枠体83の後方に設けられた揺動軸85L,85Rを介して、枠体83に対して上下方向へ揺動自在となるように取り付けられている。枠体83の上面には、足裏施療ユニット301を上方へ揺動させるための押上エアセル84が取り付けられている。より詳しくは、押上エアセル84は、足裏施療ユニット301のカバー部材80と枠体83との間に位置している。押上エアセル84は、前後方向後側を支点として膨張収縮するように枠体83に対して取り付けられている。
【0084】
押上エアセル84を膨張させると、足裏施療ユニット301は、揺動軸85L,85Rを支点として上方へ揺動する。このとき、足置部74L,74Rの下方に設けられた切欠き部74aL,74aRに第3フレーム71aが当接することで、足裏施療ユニット301がそれ以上上方へ揺動してしまうのを防ぐことができる。つまり、切欠き部74aL,74aRは、足裏施療ユニット301の揺動範囲を規制する規制部としての機能を有している。押上エアセル84を収縮させると、足裏施療ユニット301は、揺動軸85L,85Rを支点として下方へ揺動する。
そうすることで、足裏施療ユニット301は、枠体83に対して揺動軸85L,85Rを支点として上下方向揺動することができる。つまり、フットレスト部4全体を上下に揺動させるのではなく、フットレスト4に設けられた足裏施療ユニット301だけを上下方向に揺動させることができる。足裏施療ユニット301を上方向に揺動させた場合には、被施療者の足裏に対する体感を強くすることができる。足裏施療ユニット301を下方向に揺動させた場合には、被施療者の足裏に対する体感を弱くすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明は、簡単な構成で、被施療者の足裏に対して、上下方向及び左右方向成分を有するマッサージをすることができ、人の手に似たマッサージをすることができるマッサージ機に適用することができる。
【符号の説明】
【0086】
出力軸 14
駆動部 15
偏角部 20
施療子取付部 60b
足裏施療子 60c
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18