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特開2023-134434アップリンク制御チャネル送信のためのユーザ機器シフトランダム化
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134434
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】アップリンク制御チャネル送信のためのユーザ機器シフトランダム化
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20230920BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20230920BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20230920BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W28/04 110
H04W76/10
【審査請求】有
【請求項の数】30
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023097582
(22)【出願日】2023-06-14
(62)【分割の表示】P 2020529156の分割
【原出願日】2018-11-29
(31)【優先権主張番号】62/592,391
(32)【優先日】2017-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/202,927
(32)【優先日】2018-11-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】レンチウ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】イー・ファン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザ機器(UE)においてアップリンク制御情報の送信のためのシフト済みベースシーケンスを使用する方法及び装置を提供する。
【解決手段】UEは、アップリンク制御メッセージのベースシーケンスを識別し、ベースシーケンスに適用され得るUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信する。例えば、ランダム化済みシフトを示すシグナリングは、明示的、暗黙的またはこれらの組合せであり得る。UEは、UE固有初期シフトと、アップリンク制御メッセージのペイロードと、ベースシーケンスとに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定した後、送信されることになるシフト済みシーケンスを選択する。ここで、選択は、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づく。例えば、スケジューリング要求、1ビット肯定応答(ACK)、2ビットACKなどのそれぞれの送信のために、異なるシフト済みシーケンスを選択する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える方法。
【請求項2】
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別することと、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、前記シフト済みシーケンスを決定することが、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0または6の値を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、前記シフト済みシーケンスを決定することが、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記アップリンク制御情報を決定することが、
前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ダウンリンクグラント制御メッセージの前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信することと、
制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することと、
リソースの前記サブセットに適用された前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出することとを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスの1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御メッセージのペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスから前記シフト済みシーケンスを選択することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスからの前記シフト済みシーケンスの前記選択をランダム化することをさらに備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える方法。
【請求項18】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
追加のシグナリングを異なるUEに送信することをさらに備え、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信することと、
リソースの前記サブセットに適用された制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であるような前記CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することとを備える、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別するための手段と、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信するための手段と、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定するための手段と、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定するための手段と、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える装置。
【請求項28】
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別するための手段と、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段とをさらに備える、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段を備え、前記シフト値が0または6の値を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段を備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
前記アップリンク制御情報を決定するための前記手段が、前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定するための手段を備える、請求項27に記載の装置。
【請求項33】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信するための手段を備える、請求項27に記載の装置。
【請求項34】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信するための手段を備える、請求項27に記載の装置。
【請求項37】
前記ダウンリンクグラント制御メッセージの前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出するための手段をさらに備える、請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信するための手段と、
制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信するための手段と、
リソースの前記サブセットに適用された前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出するための手段とを備える、請求項27に記載の装置。
【請求項39】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、請求項39に記載の装置。
【請求項41】
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスの1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定するための手段と、
前記アップリンク制御メッセージのペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスから前記シフト済みシーケンスを選択するための手段とをさらに備える、請求項27に記載の装置。
【請求項42】
前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスからの前記シフト済みシーケンスの前記選択をランダム化するための手段をさらに備える、請求項41に記載の装置。
【請求項43】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信するための手段と、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える装置。
【請求項44】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、請求項43に記載の装置。
【請求項45】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信するための手段を備える、請求項43に記載の装置。
【請求項46】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
追加のシグナリングを異なるUEに送信するための手段をさらに備え、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、請求項43に記載の装置。
【請求項49】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信するための手段を備える、請求項43に記載の装置。
【請求項50】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信するための手段と、
リソースの前記サブセットに適用された制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であるような前記CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信するための手段とを備える、請求項43に記載の装置。
【請求項51】
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項54】
前記命令がさらに、
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別することと、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することとを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0または6の値を備える、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、請求項55に記載の装置。
【請求項58】
前記アップリンク制御情報を決定するための前記命令が、
前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項59】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記命令が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項60】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項61】
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記命令が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項60に記載の装置。
【請求項63】
前記命令がさらに、
追加のシグナリングを異なるUEに送信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能であり、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、請求項60に記載の装置。
【請求項64】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、をするためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項65】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、をするためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【相互参照】
【0001】
[0001] 本特許出願は、2018年11月28日に出願されたWang他による「User Equipment Shift Randomization for Uplink Control Channel Transmission」という名称の米国特許出願第16/202,927号、および2017年11月29日に出願されたWang他による「User Equipment Shift Randomization for Uplink Control Channel Format 0 in
New Radio」という名称の米国仮特許出願第62/592,391号の利益を主張するもので、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により明確に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
[0002] 以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、アップリンク制御チャネルフォーマット送信のためのユーザ機器シフトランダム化に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A
Proシステムなどの第4世代(4G)システムおよび新無線(NR:New Radio)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT-s-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE:user equipment)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【0004】
[0004] ワイヤレスシステム中のUEは、(例えば、スケジューリング要求、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)フィードバックなどのために)アップリンク制御情報(uplink control information)を基地局に送信し得、ここで、各UEは、送信のために物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)を利用し得る。しかし、複数のUEがセル内のリソース上で多重化されているとき、異なる複数のUEによるアップリンク制御情報送信は、セル間干渉を引き起こすことがある。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 説明される技法は、アップリンク制御チャネル送信のためのユーザ機器(UE)シフトランダム化をサポートする改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。一般に、説明される技法は、アップリンク制御情報を送信するのに使用されるベースシーケンスのシフトの使用を可能にする。例えば、UEが、アップリンク制御メッセージの送信に使用されるベースシーケンスを識別し得る。UEはまた、識別されたベースシーケンスとともに使用され得る(例えば、それに適用され得る)UE固有初期シフトを示すシグナリングを受信し得る。いくつかの場合には、シグナリングは、明示的(例えば、受信された制御メッセージ中のいくつかのビットを使用する)であり得、または、制御チャネル要素(CCE:control channel element)インデックスのマッピングに基づいて暗黙的であり得る。他の例では、初期シフトの指示に使用される明示的と暗黙的なマッピングとの組合せがあり得る。いくつかの例では、UEは、アップリンク制御情報を決定し、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定し得る。例えば、スケジューリング要求、1ビット肯定応答(ACK:acknowledgment)、2ビットACKなどの送信に、異なるシフト済みシーケンスが使用され得る。UEは、シフト済みシーケンスに基づいて、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得る。基地局が、UEからシフト済みシーケンス(例えば、アップリンク制御メッセージ中のアップリンク制御情報)を受信し得、また、他のUEから異なるシフト済みシーケンスも受信し得る。ベースシーケンスのシフトのおかげで、同じUEが相互と干渉する可能性は低い。複数のUE間の干渉の可能性は依然としてあり得るが、ランダム化されたシフトの結果、シフトがランダム化されていない(しかし常に同じである)場合に相互のアップリンク送信と通常なら干渉するであろうUE間の干渉が回避される。
【0006】
[0006] ワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここで、アップリンク制御情報がシフト済みシーケンスに基づく、を含み得る。
【0007】
[0007] ワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここで、アップリンク制御情報がシフト済みシーケンスに基づく、を装置にさせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0008】
[0008] ワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別するための手段と、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信するための手段と、アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定するための手段と、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定するための手段と、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信するための手段と、ここで、アップリンク制御情報がシフト済みシーケンスに基づく、を含み得る。
【0009】
[0009] ワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここで、アップリンク制御情報がシフト済みシーケンスに基づく、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
[0010] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであり得ると識別し、識別されたペイロードに基づいてシフト済みシーケンスを決定するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0011】
[0011] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク制御メッセージはショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ得、アップリンク制御情報のペイロードは1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を含む。
【0012】
[0012] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク制御情報のペイロードは、ペイロードアップリンク制御情報に対応するシフト値に基づいてシフト済みシーケンスを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、シフト値は0または6の値を含む。
【0013】
[0013] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク制御情報は、ペイロードアップリンク制御情報に対応するシフト値に基づいてシフト済みシーケンスを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、シフト値は0、3、6、または9の値を含む。
【0014】
[0014] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク制御情報を決定することは、アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0015】
[0015] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0016】
[0016] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、明示的な指示は、DCIメッセージのACKリソースインジケータ(ARI:ACK resource indicator)ビット内に含まれ得る。
【0017】
[0017] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きくなり得るような、十分に多い数であり得る。
【0018】
[0018] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの導出元となり得るCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0019】
[0019] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンクグラント制御メッセージのCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0020】
[0020] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信することと、CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することと、リソースのサブセットに適用されたCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0021】
[0021] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれ得る。
【0022】
[0022] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さくなり得るような数であり得る。
【0023】
[0023] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定し、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0024】
[0024] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数のシフト済みシーケンスからのシフト済みシーケンスの選択をランダム化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0025】
[0025] ワイヤレス通信の方法について説明される。本方法は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUEに送信することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここで、アップリンク制御情報が、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく、を含み得る。
【0026】
[0026] ワイヤレス通信のための装置について説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUEに送信することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここで、アップリンク制御情報が、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく、を装置にさせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0027】
[0027] ワイヤレス通信のための別の装置について説明される。本装置は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUEに送信するための手段と、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信するための手段と、ここで、アップリンク制御情報が、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく、を含み得る。
【0028】
[0028] ワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUEに送信することと、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここで、アップリンク制御情報が、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0029】
[0029] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンク制御メッセージはショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ得、アップリンク制御情報のペイロードは1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を含む。
【0030】
[0030] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0031】
[0031] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれ得る。
【0032】
[0032] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きくなり得るような、十分に多い数であり得る。
【0033】
[0033] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、追加のシグナリングを異なるUEに送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、追加のシグナリングは、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、異なるUEの各々によってベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す。
【0034】
[0034] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの導出元となり得るCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0035】
[0035] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを送信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信することと、リソースのサブセットに適用されたCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であり得るようなCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することとを行うための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0036】
[0036] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれ得る。
【0037】
[0037] 本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さくなり得るような数であり得る。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのユーザ機器(UE)シフトランダム化をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図。
図2A】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするシステムにおける仮説の例を示す図。
図2B】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするシステムにおけるUE固有シフトの例を示す図。
図3】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図4】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図5】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図6】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図7】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするUEを含むシステムのブロック図。
図8】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図9】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図10】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイスのブロック図。
図11】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートする基地局を含むシステムのブロック図。
図12】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化のための方法を示す図。
図13】本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化のための方法を示す図。
【詳細な説明】
【0039】
[0046] ワイヤレスシステム中のユーザ機器(UE)は、アップリンク制御情報を基地局に送信し得る。例えば、UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で送信されるアップリンク制御情報を使用して、スケジューリング要求(SR:scheduling request)またはフィードバック情報(例えば、ハイブリッド自動再送要求(HARQフィードバック)を送信し得る。しかし、場合によっては、複数のUEがセル内の同じリソース(ここで、リソースは、異なるシンボルインデックス、異なるリソースブロック(RB:resource block)インデックス、および異なるシフトインデックスで一意に識別され得る)上で多重化されているとき、異なるUEによるアップリンク制御情報送信がセル内干渉を引き起こすことがある。例えば、同じセルからのUEが同じRB中で多重化されているときなどに、フォーマット0を使用するPUCCH送信(これは1つまたは2つのアップリンク制御情報(UCI:uplink control information)ビットのみを有し得る)について、複数のUE間でセル内干渉があることがある。
【0040】
[0047] 本明細書で説明されるように、異なるUE間のセル内干渉が緩和されるような、アップリンク制御情報に使用されるシーケンスをランダム化するための技法が利用され得る。例えば、シーケンスベースのアップリンク制御メッセージの送信に使用されるシフトのランダム化があり得、これはまた、複雑度の低い技法を使用して干渉をランダム化し得る。いくつかの場合には、シーケンスベースの制御メッセージのためのシフトは、UE固有であり得、様々な技法に従って示され得る。例えば、初期シフトが、明示的に示され得るか、または暗黙的にマッピングされ得るか、またはこれらの組合せであり得る。いくつかの例では、ダウンリンク制御メッセージ(downlink control message)中のある数のビットを使用した、シフトの明示的な指示があり得る。そのような場合、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)リソースインジケータ(ARI:acknowledgment/negative acknowledgment resource indicator)ビットが、ランダムな初期シフトの明示的な指示に使用され得る。追加または代替として、ダウンリンクグラント制御メッセージ(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)上でUEによって受信される)のCCEインデックスに基づく暗黙的なマッピングがあり得る。他の例では、指示は、無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングを介して提供され得る。追加または代替として、明示的と暗黙的なマッピングとの組合せがあり得、ここで、リソースのサブセットは明示的に示されてよく、サブセット内の特定のリソースは暗黙的に(例えば、CCEインデックスに)マッピングされてよく、特定のリソースから(例えば、シンボルインデックスに少なくとも部分的に基づいて)シフト済みシーケンスが決定され得る。
【0041】
[0048] 最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。さらに、本開示の態様が、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化に関する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、またそれらを参照しながら説明される。
【0042】
[0049] 図1に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNRネットワークであり得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(例えば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
【0043】
[0050] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、(いずれもgNBと呼ばれることがある)次世代ノードBもしくはギガノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそれらで呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0044】
[0051] 各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされ得る特定の地理的カバレージエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0045】
[0052] 基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割され得、各セクタは、セルに関連付けられ得る。例えば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せに通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局105は、移動可能であり、従って、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110が重複し得、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを与える、例えば、異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0046】
[0053] 「セル」という用語は、(例えば、キャリアを介した)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する隣接セルを区別するための識別子(例えば、物理セル識別子(PCID:physical cell identifier)、仮想セル識別子(VCID:virtual cell identifier)など)に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(例えば、マシン型通信(MTC:machine-type communication)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT:narrowband Internet-of-Things)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)など)に従って構成され得る。場合によっては、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレージエリア110の一部分(例えば、セクタ)を指すことがある。
【0047】
[0054] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定型または移動型であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラー電話、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、器具、ビークル、メーターなどの様々な物品中に実装され得るワイヤレスローカルループ(WLL:wireless local loop)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、全てのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すことがある。
【0048】
[0055] MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(例えば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を与え得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定もしくはキャプチャするためにセンサーもしくはメーターを組み込み、情報を利用できる、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を集めるか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。
【0049】
[0056] いくつかのUE115は、半二重通信(例えば、送信と受信とを同時にではなく送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)などの電力消費量を低減する動作モードを採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで行われ得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に従事していないときに電力節約する「ディープスリープ」モードに入ること、または(例えば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅を介して動作することを含む。場合によっては、UE115は、重要な機能(例えば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能に超高信頼通信を与えるように構成され得る。
【0050】
[0057] 場合によっては、UE115は、(例えば、ピアツーピア(P2P:peer-to-peer)またはデバイス間(D2D:device-to-device)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信できないことがある。場合によっては、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M(one-to-many))システムを利用し得る。場合によっては、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115との間で行われる。
【0051】
[0058] 基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いに通信し得る。例えば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(例えば、S1または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(例えば、基地局105間で直接)または間接的に(例えば、コアネットワーク130を介して)バックホールリンク134を介して(例えば、X2または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
【0052】
[0059] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW:serving gateway)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW:Packet Data Network gateway)とを含む場合がある発展型パケットコア(EPC:evolved packet core)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(例えば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットはS-GWを介して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWはIPアドレス割振りならびに他の機能を与え得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。ネットワーク事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、またはパケット交換(PS:Packet-Switched)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0053】
[0060] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC:access node controller)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなど、副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP: transmission/reception point)と呼ばれることがあるいくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(例えば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(例えば、基地局105)に統合され得る。
【0054】
[0061] ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲なので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特徴によってブロックまたはリダイレクトされる場合がある。しかしながら、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するために構造を十分に透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(例えば、100km未満)に関連付けられ得る。
【0055】
[0062] ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用して超高周波(SHF:super high frequency)領域で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容できるデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0056】
[0063] ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(例えば、25GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、さらに狭い間隔にあり得る。場合によっては、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりさらに大きい大気減衰および短い距離を被る場合がある。本明細書で開示された技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されてよく、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なる場合がある。
【0057】
[0064] 場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、5GHzのISM帯域などの無認可帯域中でライセンス支援型アクセス(LAA:License Assisted Access)、LTE-無認可(LTE-U)無線アクセス技術またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT:listen-before-talk)プロシージャを採用し得る。場合によっては、無認可帯域中の動作は、認可帯域(例えば、LAA)中で動作するCCとともに、CA構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0058】
[0065] いくつかの例では、基地局105またはUE115は、複数のアンテナを装備し得、複数のアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(例えば、基地局105)と受信デバイス(例えば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備し、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、様々な空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することにより、スペクトル効率を上げるためにマルチパス信号伝搬を採用でき、それは空間多重化と呼ばれる場合がある。複数の信号は、例えば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(例えば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法には、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO:single-user MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO:multiple-user MIMO)が含まれる。
【0059】
[0066] 空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(例えば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(例えば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きに伝搬する信号が強め合う干渉を受ける一方で他のものが弱め合う干渉を受けるようにアンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号にある振幅および位相オフセットを適用する送信デバイスまたは受信デバイスを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(例えば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、またはいくつかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0060】
[0067] 一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。例えば、いくつかの信号(例えば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向に複数回基地局105によって送信され得、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されている信号を含み得る。異なるビーム方向への送信は、基地局105によって後続の送信および/または受信のためのビーム方向を識別するために(例えば、基地局105またはUE115などの受信デバイスによって)使用され得る。特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(例えば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に少なくともイン部分的に基づいて決定され得る。例えば、UE115は、異なる方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、それが最高の信号品質または別様の許容できる信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明するが、UE115は、(例えば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回信号を送信すること、または(例えば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信することを行うために同様の技法を採用し得る。
【0061】
[0068] 受信デバイス(例えば、mmWの受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの基地局105からの様々な信号を受信するときに複数の受信ビームを試み得る。例えば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(例えば、データ信号を受信するときに)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向(例えば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向に整列され得る。
【0062】
[0069] 場合によっては、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信もしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。例えば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにコロケートされ得る。場合によっては、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に配置され得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0063】
[0070] 場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤは、場合によっては、論理チャネル上で通信するために、パケットのセグメンテーションおよびリアセンブリを行い得る。媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤは、優先度処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を行い得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを行い得る。物理(PHY:Physical)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0064】
[0071] 場合によっては、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(例えば、巡回冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)を使用する)誤り検出、前方誤り訂正(FEC:forward error correction)、および再送信(例えば、自動再送要求(ARQ:automatic repeat request))の組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線状態(例えば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。場合によっては、ワイヤレスデバイスは、デバイスがスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて特定のスロット中でHARQフィードバックを与え得る同スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中でまたは何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを与え得る。
【0065】
[0072] LTEまたはNRにおける時間間隔は、例えば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期を指す基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム周期は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023までにわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(例えば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング周期を含み得る。場合によっては、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットは、サブフレームよりも短くなり得るか、または(例えば、短縮TTI(sTTI)のバースト中でまたはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア中で)動的に選択され得る。
【0066】
[0073] いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さい単位であり得る。例えば、各シンボルは、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に応じて持続時間中で変化し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが互いにアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用されるスロットアグリゲーションを実施し得る。
【0067】
[0074] 「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。例えば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(例えば、E-UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN:E-UTRA absolute radio frequency channel number))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(例えば、FDDモードで)ダウンリンクまたはアップリンクであり得るか、または(例えば、TDDモードで)ダウンリンクおよびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(例えば、直交周波数分割多重(OFDM)またはDFT-s-OFDMなどのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0068】
[0075] キャリアの組織構造は、無線アクセス技術(例えば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)ごとに異なり得る。例えば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、その各々は、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、キャリアのための動作を協調させる専用の収集シグナリング(例えば、同期信号またはシステム情報など)と制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(例えば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる収集シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
【0069】
[0076] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、例えば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域間で(例えば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)配信され得る。
【0070】
[0077] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。例えば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのための所定のいくつかの帯域幅のうちの1つ(例えば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)であり得る。いくつかの例では、各被サービスUE115は、キャリア帯域幅の部分または全てを介して動作するように構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(例えば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用した動作(例えば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0071】
[0078] MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(例えば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(例えば、変調方式の程度(order))に依存し得る。従って、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の程度が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(例えば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
【0072】
[0079] ワイヤレス通信システム100のデバイス(例えば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートできる基地局105および/またはUE115を含み得る。
【0073】
[0080] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。CAは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0074】
[0081] 場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC:enhanced component carrier)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアもしくは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、または変更された制御チャネル構成を含む1つまたは複数の特徴によって特徴付けられ得る。場合によっては、eCCは、(例えば、複数のサービングセルが準最適または非理想バックホールリンクを有するときに)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(例えば、2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使用するように構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴付けられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、場合によっては(例えば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
【0075】
[0082] 場合によっては、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得、これは、他のCCのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加した間隔に関連付けられ得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(例えば、16.67μs)で(例えば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅に従って)広帯域信号を送信し得る。eCC内のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間からなり得る。場合によっては、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
【0076】
[0083] NRシステムなどのワイヤレス通信システムは、特に、認可スペクトル帯域、共有スペクトル帯域、および無認可スペクトル帯域の任意の組合せを利用し得る。eCCシンボル持続時間およびサブキャリア間隔の柔軟性により、複数のスペクトルにわたるeCCの使用が可能になり得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細には、リソースの動的垂直(例えば、周波数にわたる)共有と水平(例えば、時間にわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
【0077】
[0084] PUCCHは、コードと2つの連続的なリソースブロックとによって定義される制御チャネルにマッピングされ得る。アップリンク制御シグナリングは、セルについてのタイミング同期の存在に依存し得る。スケジューリング要求(SR:scheduling request)とチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)報告とのためのPUCCHリソースが、RRCシグナリングを通して割り当てられ得る(また、取り消され得る)。いくつかの場合には、SRのためのリソースは、ランダムアクセスプロシージャを通して(例えば、ランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)を使用して)同期を取得した後で割り当てられ得る。他の場合には、SRは、RACHを通してUE115に割り当てられないことがある(すなわち、同期されたUEは、専用のSRチャネルを有する場合と有さない場合がある)。UE115がもはや同期されなくなったとき、SRとCQIとのためのPUCCHリソースは失われ得る。
【0078】
[0085] ワイヤレス通信システム100は、アップリンク制御情報を送信するのに使用されるベースシーケンスのランダム化されたシフトの使用をサポートし得、これは、異なるUE115間の干渉の低減につながり得る。例えば、UE115は、アップリンクメッセージの送信に使用されるベースシーケンスを識別し得る。UE115はまた、識別されたベースシーケンスに適用され得るUE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信し得る。いくつかの場合には、シグナリングは、明示的(例えば、受信された制御メッセージ中のいくつかのビットを使用する)であり得、または、CCEインデックスのマッピングに基づいて暗黙的であり得る。他の例では、ランダム化された初期シフトの指示に使用される明示的と暗黙的なマッピングとの組合せがあり得る。UE固有初期シフトおよびベースシーケンスに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定した後、UE115は、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいてシフト済みシーケンスを選択し得る。例えば、スケジューリング要求、1ビットACK、2ビットACKなどのそれぞれの送信に、異なるシフト済みシーケンスが使用され得る。UE115は、選択されたシフト済みシーケンスに基づくアップリンク制御メッセージを基地局105に送信し得、異なるUE115が、同様に、基地局105へのそれら自体のそれぞれの送信のために異なる初期シフトを使用し得る。
【0079】
[0086] 図2Aおよび図2Bは、本開示の様々な態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするシステムにおける仮説200およびUE固有シフト201の例をそれぞれ示す。いくつかの例では、仮説200およびUE固有シフト201は、ワイヤレス通信システム100の態様により実施され得る。例えば、UE115は、制御情報を構成するシーケンスのランダム化済み初期シフトを使用して、アップリンク制御メッセージを送信し得る。そのような技法は、同じリソースを共有する(例えば、同じRB上で多重化された)UE115間の干渉をランダム化するのに使用され得る。
【0080】
[0087] いくつかの例では、アップリンク制御情報は、シーケンスベースの設計を利用し得(例えば、アップリンク制御情報は、特定のシーケンスとしてシグナリングされ得)、PUCCHの異なるフォーマットが、異なる目的に使用され得る。例えば、PUCCHフォーマット0はショートPUCCH(sPUCCH:short PUCCH)送信に関連付けられ得、この送信は、ある数のビット(例えば、1または2ビット)を有するアップリンク制御情報を含み得る。そのような場合、(例えば、長さ12の)ベースシーケンスを使用して、UE115に初期シフトが割り当てられ得、次いでUE115は、初期シフトに基づいて他のシフトを導出し得る。いくつかの例では、また後述されるように、他のシフトの導出は、アップリンク制御情報(例えば、1ビットACK、2ビットACK、SR)に基づき得、従って、ベースシーケンスをシフトすることは、初期シフトと、アップリンク制御情報から導出された他のシフトとに基づき得る。例として、長さ12のベースシーケンスが単一のリソース帯域幅において送信され得、循環シフトを(例えば、時間領域中で)使用すると、ベースシーケンスの導出され得る異なる複数のシフトがあり得る。
【0081】
[0088] UE115に初期シフトが割り当てられ得る。UE115は、UE固有のホッピングパターンと、セル固有のホッピングパターンとに基づく初期シフト(例えば、S0’)を決定し得る。いくつかの例では、UE115は、式S0=(S0’+Scell)mod12を使用して、第1のシフトS0を決定し得る。いくつかの場合には、Scellは、事前定義済みであり得、セルIDの関数であり得、S0’は、基地局105によってUE115に提供され得る。
【0082】
[0089] 図2Aに示されるように、異なるシフト205を用いる異なる仮説が使用され得る。例えば、SRの送信に使用される第1の仮説200-aでは、シフト205について12個の可能な場所があり得る。従って、UE115による(単一のビットのみを備え得る)SRの送信は、1つのシフト205のみ(例えば、S0のみ)を含み得る。
【0083】
[0090] 1ビットACKの送信についての仮説200-bなど、別の例では、シフト205間のいくらかのシフト距離を伴う総計2つのシフトがあり得る。仮説200-bのクロック表現に示されるように、仮説200内のシフト205の場所はシフト205の値に対応し得、シフト距離はそれぞれのシフト値間の差に対応し得る。説明的な例として、第1のシフト205-aはシフト値0に対応し得、第2のシフト205-bはシフト値6に対応し得る。いくつかの例では、2つのシフトはACKビットの値(例えば、1または0)に基づき得、ここで、ACKビットの各値は異なるシフトに対応し得る。いくつかの場合には、第1のシフト205-aについて12個の可能な場所があり得、第2のシフト205-bは、6つのシフト205の距離で分離され得る。例えば、シフト距離が6に等しいとき、第1のシフトS0(シフト205-aに対応する)と、第2のシフトS1(シフト205-bに対応する)とがあり得、第2のシフトS1は、式S1=(S0+6)mod12)を使用して計算され得る。
【0084】
[0091] さらに別の例では、2ビットACKについての第3の仮説200-cにおいて、各シフト間のいくらかのシフト距離を伴う総計4つのシフトがあり得、ここで、仮説200-cのクロック表現では、異なるシフトが、異なる値に対応し得る。例えば、3つのシフトのシフト距離について、UE115は、第1のシフトS0(例えば、値0を有する)、S1=(S0+3)mod12を使用して計算された第2のシフトS1(例えば、値3を有する)、(S0+6)mod12を使用して計算された第3のシフトS2(例えば、値6を有する)、または、S3=(S0+9)mod12を使用して計算された第4のシフトS3(例えば、値9を有するを使用し得る。いくつかの例では、4つのシフトは各々、2ビットACKの異なる値に関連付けられ得る(例えば、{0,0}、{0,1}、{1,0}、および {1,1})。言い換えれば、各2ビットACK値ペアは、異なるシフトに対応し得る。例えば、値{0,0}を有する2ビットACKは第1のシフトに対応し得、値{1,1}を有する2ビットACKは第4のシフトに対応し得る。
【0085】
[0092] 図2Bに示されるように、異なるUE115が、異なるシフトを使用して分離され得る。例えば、セルRB当たり総計12個のシフトがあり得る。従って、SR送信では、RB当たり12個までの多重化されたUE115があり得、各UE115は1つのシフトを伴う。1ビットACK送信では、例えば、RB当たり6つまでの多重化されたUE115があり得、各UE115は2つのシフトを伴う。例えば、UE固有シフト201-aに示されるように、第1のUE115は、NACK送信のために第1のシフト210-aを使用し得、また、ACK送信のために第2のシフト210-bを使用し得る。同様に、第2のUE115は、NACK送信のために第1のシフト215-aを使用し得、また、ACK送信のために第2のシフト215-bを使用し得る。追加または代替として、またUE固有シフト201-bに示されるように、2ビットACK送信では、RB当たり3つまでの多重化されたUE115があり得、各UE115は4つのシフト210、215を伴う。いずれにしても、ACKおよびNACKの送信のためにUE115によって使用される異なるシフト間のマッピングがあり得る。いくつかの場合には、マッピングは所定であり得る。
【0086】
[0093] いくつかの場合には、同じRB上で多重化された異なるUE115からの干渉があることがある。例えば、第1の送信について90パーセントの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)復号レートがある場合、ACKチャネルの90パーセントがACK仮説に使用されることがある(例えば、全てのUE115にわたって)。2つのUE115が同じまたは同様のシフトを使用する場合は、それぞれのUE115が相互からの干渉を被ることがある。
【0087】
[0094] 従って、異なるUE115による干渉を緩和するための技法が使用され得る。いくつかの場合には、使用されるランダム化された仮説マッピングがあり得、これは干渉をランダム化し得る。代替として、また本明細書で説明されるように、アップリンク制御メッセージを生成するのに使用されるシフトシーケンスのランダム化があり得、これもまた干渉をランダム化し得る。いくつかの例では、ランダム化された仮説マッピングは、追加の疑似ランダムシーケンスを導入することがあり、この結果、ランダムな初期シフトの使用よりも複雑度が高くなる可能性がある。
【0088】
[0095] 初期シフトは、UE固有であり得、様々な技法を使用して示され得る。例えば、初期シフトは、明示的に示されるかもしくは暗黙的にマッピングされ得、またはこれらの組合せであり得る。例として、ダウンリンク制御メッセージ中のある数のビットを使用した明示的な指示があり得る。そのような場合、ACK/NACKリソースインジケータまたはARIビットが、ランダムな初期シフトの明示的な指示に使用され得る。そのような場合、UE115に対して、(例えば、RRCシグナリングを使用して構成された)Y個の構成済みリソースがあり得る。結果として、X個のARIビットが、PUCCHフォーマット0に使用するリソースのうちの1つまたは複数を示すのに使用され得、ここで、2X≧Yである。説明的な例として、X=2およびY=4リソースであり、ARIビットは、基地局105によって構成された4つのリソースのうちの1つを示し得る。いくつかの場合には、複数のリソースが、異なるシフトを含み得、他のパラメータは同じであり得る。従って、ARIビットは、(例えば、それぞれのリソース上での)異なる送信について異なる初期シフトを示し得る。そのような場合、異なる初期シフトが、異なるARIビット値によって示され得る。
【0089】
[0096] 追加または代替として、(例えば、PDCCH上でUE115によって受信された)ダウンリンクグラント制御メッセージのCCEインデックスに基づく暗黙的なマッピングがあり得る。そのような場合、暗黙的なマッピングがあり得、ここで、DCIに含まれるARIビットはなく、UE115はその代り、RBインデックスとシフトインデックスとを導出するためにCCEインデックスに依拠し得る。各送信につき、PDCCHはランダム化され得、従って初期シフトもまたランダム化され得る。
【0090】
[0097] 別の例では、明示的と暗黙的マッピングとの組合せがあり得る。例えば、2X<Yのとき、Y個のリソースから特定のリソースを選択するのにX個のARIビットでは十分でないことがある。例えば、X=2およびY=8リソースであり、2個のARIビットでは特定のリソースを示すのに十分でないことがある。結果として、UE115は、X個のARIビットを使用してリソースのサブセット(例えば、ceil
【0091】
【数1】
【0092】
個のリソースを有する)を選択し、次いで、CCEインデックスを使用してサブセット中のリソースのうちの1つを選択し得る。例えば、各サブセットは2つのリソースを有し得、CCEインデックスは特定のリソースを識別するのに使用され得る。言い換えれば、リソースのサブセットは暗黙的に示され得、サブセット中のリソースは暗黙的にマッピングされ得る。いくつかの場合には、異なるサブセットが、同じまたは異なる初期シフトに対応し得る。追加または代替として、同じサブセット内の異なるリソースが、同じまたは異なる初期シフトに対応し得る。従って、ランダム化されたシフトは、ARIビット、CCEインデックス、またはこれらの組合せに基づくリソース割振りに関連付けられ得、ランダム化は、リソースのサブセット内でのリソースの選択を通して達成され得る。
【0093】
[0098] 本明細書で説明される技法を使用すれば、UE固有初期シフトの使用は、異なるシフトが、異なる仮説200に使用されること、および異なるUE115によって使用されることを可能にし得る。例えば、第2の仮説200-bを使用して送信するとき、所与のUE115は、1ビットACKの場合のACK/NACKの送信に特定のシフトを使用し得、一方、別のUE115は異なるシフトを使用し得、それにより、両方のUE115について干渉をランダム化し得る。同様に、UE固有シフト201によれば、ACK/NACK(またはスケジューリング要求)の送信はまた、各UE115によって使用される初期シフトに基づくランダム化されたシーケンスを含み得る。そのような技法は、それぞれのUE115(例えば、同じリソース上で多重化されたUE115)間で干渉がランダム化され得る確率がより高まるのを可能にし得る。
【0094】
[0099] 図3は、本開示の様々な態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするシステムにおけるプロセスフロー300の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー300は、ワイヤレス通信システム100の態様を実施し得る。例えば、プロセスフロー300はUE115-aと基地局105-aとを含み、これらは、図1を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る。プロセスフロー300は、セル内のリソース上で送信するワイヤレスデバイス間の干渉を効率的に低減するためのシーケンスのランダム化を示し得る。
【0095】
[0100] 305において、UE115は、アップリンク制御メッセージ中での送信のためのベースシーケンスを識別し得る。310において、基地局105-aは、ベースシーケンスに適用される(例えば、ベースシーケンスとともに利用される)ことになるUE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信し得、UE115-aはこれを受信し得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、異なる複数の(例えば、UE115-aを含む)UE115にシグナリングを送信し得、シグナリングは、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化されるような、それぞれのUE115によってベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示唆し得る。いくつかの場合には、アップリンク制御ペイロードの生成時に使用されるシフト済みシーケンスがそれぞれの送信についてランダム化され得、それぞれのUE115による異なる送信が、異なるシフトを使用し得る。そのような場合、シーケンスは、最小限の複雑度で効率的にランダム化され得る。
【0096】
[0101] 例えば、UE115-aは、UE固有初期シフトの明示的な指示を受信し得る。いくつかの例では、明示的な指示は、基地局105-aによって送信されたダウンリンクDCIメッセージのARIビット内に含まれる。ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値が、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数以上であるような、十分に多い数であり得る。すなわち、前述のように、2X≧Yである。
【0097】
[0102] いくつかの例では、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトが決定される元となるCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを含む。そのような場合、UE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスが、ダウンリンクグラント制御メッセージのCCEインデックスに基づいて導出され得る。
【0098】
[0103] 追加または代替として、シグナリングを受信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信し、CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを含む。従って、UE115-aは、リソースのサブセットに適用されたCCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて、UE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出し得る。いくつかの例では、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である。すなわち、前述のように、2X<Yである。いくつかの例では、315において、UE115-aは、シグナリングに基づいてUE固有初期シフトを決定し得る。320において、UE115-aは、UE固有初期シフトおよびベースシーケンスに基づいて、1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定し得る。いくつかの例では、UE115-aは、アップリンク制御メッセージに含まれる情報(例えば、1ビットACK、2ビットACK、SRなどを含むペイロード)を決定し得、アップリンク制御メッセージに含まれる情報に基づいてシフト済みシーケンスを決定し得る。例えば、前に言及されたように、PUCCHフォーマット0はsPUCCH送信に関連付けられ得、この送信は、1または2ビットを有するアップリンク制御情報(例えば、SR、ACK/NACKなど)を含み得る。UE115-aは、従って、sPUCCHを使用して送られることになるアップリンク制御情報中のビット数を決定し得、シフト済みシーケンスは、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されたようにペイロードのビット数に基づき得る。従って、UE115-aは、UE固有初期シフトと、ベースシーケンスと、アップリンク制御メッセージを使用して設定されることになるアップリンク制御情報のビット数とに基づいて、シフト済みシーケンスを決定し得る。いくつかの例では、325において、UE115-aは、アップリンク制御メッセージのペイロードに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択し得る。いくつかの例では、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択することは、アップリンク制御メッセージのペイロードがSR、1ビットACK、または2ビットACKのうちの1つであると識別し、次いで、識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいてシフト済みシーケンスを選択することを含み得る。いくつかの場合には、UE115-aは、1つまたは複数のシフト済みシーケンスからのシフト済みシーケンスの選択をランダム化し得る。
【0099】
[0104] 330で、UE115-aは、シフト済みシーケンスに基づいてアップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得、基地局105-aはこれを受信し得る。例えば、アップリンク制御メッセージは、基地局105-aへの送信のための物理リソース(例えばRE)にマッピングされるシフト済みシーケンスを備え得る。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージは、1または2ビットのアップリンク制御情報を有するsPUCCHメッセージとしてフォーマットされ得る。
【0100】
[0105] 図4は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするワイヤレスデバイス405のブロック図400を示す。ワイヤレスデバイス405は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス405は、受信機410と、UE通信マネージャ415と、送信機420とを含み得る。ワイヤレスデバイス405は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0101】
[0106] 受信機410は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびアップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化に関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機410は、図7を参照しながら説明されるトランシーバ735の態様の一例であり得る。受信機410は、単一のアンテナ、またはアンテナのセットを利用し得る。
【0102】
[0107] UE通信マネージャ415は、図7を参照しながら説明されるUE通信マネージャ715の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ415、および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実施される場合、UE通信マネージャ415および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、本開示で説明される機能を行うように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはこれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0103】
[0108] UE通信マネージャ415、および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的場所で実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ415、および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による分離した別個の構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネージャ415、および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得、これらのハードウェア構成要素は、次のものに限定されないが、本開示の様々な態様によるI/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つもしくは複数の他の構成要素、またはこれらの組合せを含む。
【0104】
[0109] UE通信マネージャ415は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別し、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信し、シグナリングに基づいてUE固有初期シフトを決定し得る。いくつかの場合には、UE通信マネージャ415は、アップリンク制御メッセージ基づくのためのアップリンク制御情報を決定し、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定し、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得、ここで、アップリンク制御情報はシフト済みシーケンスに基づく。
【0105】
[0110] 送信機420は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機420は、トランシーバモジュール中で受信機410とコロケートされ得る。例えば、送信機420は、図7を参照しながら説明されるトランシーバ735の態様の一例であり得る。送信機420は、単一のアンテナ、またはアンテナのセットを利用し得る。
【0106】
[0111] 図5は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするワイヤレスデバイス505のブロック図500を示す。ワイヤレスデバイス505は、図4を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス405またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス505は、受信機510と、UE通信マネージャ515と、送信機520とを含み得る。ワイヤレスデバイス505は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0107】
[0112] 受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびアップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化に関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機510は、図7を参照しながら説明されるトランシーバ735の態様の一例であり得る。受信機510は、単一のアンテナ、またはアンテナのセットを利用し得る。
【0108】
[0113] UE通信マネージャ515は、図7を参照しながら説明されるUE通信マネージャ715の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ515はまた、シーケンスマネージャ525と、ランダム化済みシフト構成要素530と、制御メッセージ送信構成要素535とを含み得る。
【0109】
[0114] シーケンスマネージャ525は、アップリンク制御メッセージ中での送信のためのベースシーケンスを識別し、UE固有初期シフトおよびベースシーケンスに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定し、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンスマネージャ525は、識別されたペイロードに基づいてシフト済みシーケンスを選択し得る。いくつかの例では、シーケンスマネージャ525は、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に基づいてベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定し得る。いくつかの例では、シーケンスマネージャ525は、1つまたは複数のシフト済みシーケンスからのシフト済みシーケンスの選択をランダム化し得る。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択することは、アップリンク制御メッセージのペイロードがSR、1ビットACK、または2ビットACKのうちの1つであると識別することを含む。
【0110】
[0115] ランダム化済みシフト構成要素530は、ベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示す(例えば、示唆する)シグナリングを受信し、シグナリングに基づいてUE固有初期シフトを決定し得る。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である。
【0111】
[0116] いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの導出元となるCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを決定することは、ダウンリンクグラント制御メッセージのCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である。
【0112】
[0117] 制御メッセージ送信構成要素535は、選択されたシフト済みシーケンスをアップリンク制御メッセージ中で送信し得る。いくつかの例では、制御メッセージ送信構成要素535は、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいてアップリンク制御情報のビット数を決定し得る。いくつかの例では、制御メッセージ送信構成要素535は、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得、ここにおいて、アップリンク制御メッセージはシフト済みシーケンスに基づく。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージは、1ビットまたは2ビットのアップリンク制御情報のみを有するsPUCCHメッセージとしてフォーマットされる。
【0113】
[0118] 送信機520は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュール中で受信機510とコロケートされ得る。例えば、送信機520は、図7を参照しながら説明されるトランシーバ735の態様の一例であり得る。送信機520は、単一のアンテナ、またはアンテナのセットを利用し得る。
【0114】
[0119] 図6は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするUE通信マネージャ615のブロック図600を示す。UE通信マネージャ615は、図4図5、および図7を参照しながら説明されるUE通信マネージャ415、UE通信マネージャ515、またはUE通信マネージャ715の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ615は、シーケンスマネージャ620と、ランダム化済みシフト構成要素625と、制御メッセージ送信構成要素630と、ダウンリンクグラントマネージャ635と、インデックスマネージャ640とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信し得る。
【0115】
[0120] シーケンスマネージャ620は、アップリンク制御メッセージ中での送信のためのベースシーケンスを識別し、UE固有初期シフトおよびベースシーケンスに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定し、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択し、識別されたペイロードに基づいてシフト済みシーケンスを選択し、1つまたは複数のシフト済みシーケンスからのシフト済みシーケンスの選択をランダム化し得る。いくつかの例では、シーケンスマネージャ620は、UE固有初期シフト、アップリンク制御情報のビット数、およびベースシーケンスに基づいて、シフト済みシーケンスを決定し得る。いくつかの例では、シーケンスマネージャ620は、し得る
[0121] いくつかの例では、シーケンスマネージャ620は、ペイロードアップリンク制御情報に対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて、シフト済みシーケンスを決定し得、シフト値は0または6の値を備える。いくつかの例では、シーケンスマネージャ620は、ペイロードアップリンク制御情報に対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいてシフト済みシーケンスを決定し得、シフト値は0、3、6、または9の値を備える。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいて1つまたは複数のシフト済みシーケンスからシフト済みシーケンスを選択することは、アップリンク制御メッセージのペイロードがSR、1ビットACK、2ビットACKなどを含むと識別することを含む。
【0116】
[0122] ランダム化済みシフト構成要素625は、ベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信し、シグナリングに基づいてUE固有初期シフトを決定し得る。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である。
【0117】
[0123] いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、UE固有初期シフトの導出元となるCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを決定することは、ダウンリンクグラント制御メッセージのCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを受信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である。
【0118】
[0124] 制御メッセージ送信構成要素630は、選択されたシフト済みシーケンスをアップリンク制御メッセージ中で送信し得る。いくつかの例では、制御メッセージ送信構成要素630は、アップリンク制御メッセージのペイロードに基づいてアップリンク制御メッセージのビット数を決定し得る。いくつかの例では、制御メッセージ送信構成要素630は、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得、ここにおいて、アップリンク制御メッセージはシフト済みシーケンスに基づく。いくつかの例では、制御メッセージ送信構成要素630は、アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定し得る。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージは、1ビットまたは2ビットのアップリンク制御情報のみを有するsPUCCHメッセージとしてフォーマットされる。
【0119】
[0125] ダウンリンクグラントマネージャ635は、CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信し得る。インデックスマネージャ640は、リソースのサブセットに適用されたCCEインデックスに基づいて、UE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスを導出し得る。
【0120】
[0126] 図7は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイス705を含むシステム700の図を示す。デバイス705は、例えば図4および図5を参照しながら本明細書で説明されたワイヤレスデバイス405、ワイヤレスデバイス505、またはUE115の一例であり得るか、またはその構成要素を含み得る。デバイス705は、UE通信マネージャ715と、プロセッサ720と、メモリ725と、ソフトウェア730と、トランシーバ735と、アンテナ740と、I/Oコントローラ745とを含めて、通信を送受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(例えば、バス710)を介して電子通信していることがある。デバイス705は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
【0121】
[0127] プロセッサ720は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはこれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ720は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ720に組み込まれ得る。プロセッサ720は、様々な機能(例えば、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートする機能またはタスク)を行うために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0122】
[0128] メモリ725は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ725は、実行されたときに本明細書に記載の様々な機能を行うことをプロセッサにさせる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア730を記憶し得る。場合によっては、メモリ725は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
【0123】
[0129] ソフトウェア730は、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実施するためのコードを含み得る。ソフトウェア730は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア730は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(例えば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を行うことをプロセッサにさせ得る。
【0124】
[0130] トランシーバ735は、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ735は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ735はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受け取られたパケットを復調するためのモデムを含み得る。場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ740を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ740を有し得る。
【0125】
[0131] I/Oコントローラ745は、デバイス705のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ745は、デバイス705に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ745は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ745は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ745は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ745は、プロセッサの一部として実施され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ745を介して、またはI/Oコントローラ745によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス705と対話し得る。
【0126】
[0132] 図8は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするワイヤレスデバイス805のブロック図800を示す。ワイヤレスデバイス805は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス805は、受信機810と、基地局通信マネージャ815と、送信機820とを含み得る。ワイヤレスデバイス805は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0127】
[0133] 受信機810は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびアップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化に関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機810は、図11を参照しながら説明されるトランシーバ1135の態様の一例であり得る。受信機810は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0128】
[0134] 基地局通信マネージャ815は、図11を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1115の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ815および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、基地局通信マネージャ815および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0129】
[0135] 基地局通信マネージャ815および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ815および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、分離したおよび別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ815および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
【0130】
[0136] 基地局通信マネージャ815は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUE115に送信し、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信し得、ここで、アップリンク制御情報は、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく。
【0131】
[0137] 送信機820は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機820は、トランシーバモジュールにおいて受信機810とコロケートされ得る。例えば、送信機820は、図11を参照しながら説明されるトランシーバ1135の態様の一例であり得る。送信機820は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0132】
[0138] 図9は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、図8を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス805または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、基地局通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905は、プロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
【0133】
[0139] 受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびアップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化に関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機910は、図11を参照しながら説明されるトランシーバ1135の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0134】
[0140] 基地局通信マネージャ915は、図11を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1115の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ915はまた、シフトシグナリング構成要素925と制御メッセージマネージャ930とを含み得る。
【0135】
[0141] シフトシグナリング構成要素925は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示唆するシグナリングをUE115に送信し得る。いくつかの場合には、シフトシグナリング構成要素925は、異なる複数のUE115にシグナリングを送信し得、ここで、シグナリングは、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化されるような、異なるUE115の各々によってベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示唆し得る。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを含む。
【0136】
[0142] いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの導出元となるCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示はDCIメッセージのARIビット内に含まれ、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である。
【0137】
[0143] 制御メッセージマネージャ930は、UE固有初期シフトに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスを、アップリンク制御メッセージ中で受信し得る。いくつかの例では、制御メッセージマネージャ930は、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信し得、ここで、アップリンク制御情報は、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージは、1または2ビットのアップリンク制御情報のみを有するsPUCCHとしてフォーマットされる。
【0138】
[0144] 送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュールにおいて受信機910とコロケートされ得る。例えば、送信機920は、図11を参照しながら説明されるトランシーバ1135の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0139】
[0145] 図10は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートする基地局通信マネージャ1015のブロック図1000を示す。基地局通信マネージャ1015は、図8図9、および図11を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1115の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1015は、シフトシグナリング構成要素1020と、制御メッセージマネージャ1025と、ダウンリンク制御メッセージ構成要素1030とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信し得る。
【0140】
[0146] シフトシグナリング構成要素1020は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをUE115に送信し、追加のシグナリングを異なる複数のUE115に送信し得る。いくつかの場合には、追加のシグナリングは、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化されるような、異なるUE115によってベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示唆し得る。
【0141】
[0147] いくつかの例では、UE固有初期シフトを示すシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示はDCIメッセージのARIビット内に含まれ、ここで、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信することは、UE固有初期シフトの導出元となるCCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することを含む。いくつかの場合には、UE固有初期シフトを示唆するシグナリングを送信することは、アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信することを含む。いくつかの場合には、明示的な指示は、DCIメッセージのARIビット内に含まれる。いくつかの場合には、ARIビットの数は、2をARIビットの数で累乗した値がアップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である。
【0142】
[0148] 制御メッセージマネージャ1025は、UE固有初期シフトに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスを、アップリンク制御メッセージ中で受信し得る。いくつかの場合には、アップリンク制御メッセージは、1または2ビットのアップリンク制御情報のみを有するsPUCCHとしてフォーマットされる。
【0143】
[0149] ダウンリンク制御メッセージ構成要素1030は、リソースのサブセットに適用されたCCEインデックスに基づいてUE固有初期シフトについてのRBインデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であるような、CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信し得る。
【0144】
[0150] 図11は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするデバイス1105を含むシステム1100の図を示す。デバイス1105は、例えば、図1を参照しながら本明細書で説明された基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれを含み得る。デバイス1105は、基地局通信マネージャ1115と、プロセッサ1120と、メモリ1125と、ソフトウェア1130と、トランシーバ1135と、アンテナ1140と、ネットワーク通信マネージャ1145と、局間通信マネージャ1150とを含めて、通信を送受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(例えば、バス1110)を介して電子通信していることがある。デバイス1105は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信できる。
【0145】
[0151] プロセッサ1120は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。場合によっては、プロセッサ1120は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ1120に組み込まれ得る。プロセッサ1120は、様々な機能(例えば、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートする機能またはタスク)を行うために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0146】
[0152] メモリ1125はRAMとROMとを含み得る。メモリ1125は、実行されたときに、本明細書で説明される様々な機能を行うことをプロセッサにさせる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1130を記憶し得る。場合によっては、メモリ1125は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0147】
[0153] ソフトウェア1130は、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化をサポートするためのコードを含む本開示の態様を実施するためのコードを含み得る。ソフトウェア1130は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。場合によっては、ソフトウェア1130は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(例えば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明される機能を行うことをプロセッサにさせ得る。
【0148】
[0154] トランシーバ1135は、本明細書で説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1135はワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1135はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。場合によっては、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1140を含み得る。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1140を有し得る。
【0149】
[0155] ネットワーク通信マネージャ1145は、(例えば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。例えば、ネットワーク通信マネージャ1145は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0150】
[0156] 局間通信マネージャ1150は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。例えば、局間通信マネージャ1150は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためのUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1150は、基地局105間の通信を行うために、ロングタームエボリューション(LTE)/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを与え得る。
【0151】
[0157] 図12は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化のための方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実施され得る。例えば、方法1200の動作は、図4図7を参照しながら説明されたUE通信マネージャによって行われ得る。いくつかの例では、UE115は、本明細書で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明される機能の態様を行い得る。
【0152】
[0158] 1205において、UE115は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別し得る。1205の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1205の動作の態様は、図4図7を参照しながら説明されたシーケンスマネージャによって行われ得る。
【0153】
[0159] 1210において、UE115は、ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信し得る。1210の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1210の動作の態様は、図4図7を参照しながら説明されたランダム化済みシフト構成要素によって行われ得る。
【0154】
[0160] 1215において、UE115は、アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定し得る。1215の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1230の動作の態様は、図4図7を参照しながら説明された制御メッセージ送信構成要素によって行われ得る。
【0155】
[0161] 1220において、UE115は、UE固有初期シフトおよびアップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて、ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定し得る。1220の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1220の動作の態様は、図4図7を参照しながら説明されたシーケンスマネージャによって行われ得る。
【0156】
[0162] 1225において、UE115は、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で送信し得、ここで、アップリンク制御情報はシフト済みシーケンスに基づく。1225の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1225の動作の態様は、図4図7を参照しながら説明された制御メッセージ送信構成要素によって行われ得る。
【0157】
[0163] 図13は、本開示の態様による、アップリンク制御チャネル送信のためのUEシフトランダム化のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明される基地局105またはその構成要素によって実施され得る。例えば、方法1300の動作は、図8図11を参照しながら説明された基地局通信マネージャによって行われ得る。いくつかの例では、基地局105は、本明細書で説明される機能を行うようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、本明細書で説明される機能の態様を行い得る。
【0158】
[0164] 1305で、基地局105は、アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを、UE115に送信し得る。1305の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図8図11を参照しながら説明されたシフトシグナリング構成要素によって行われ得る。
【0159】
[0165] 1310で、基地局105は、アップリンク制御情報をアップリンク制御メッセージ中で受信し得、ここで、アップリンク制御情報は、UE固有初期シフトとアップリンク制御情報のペイロードとに従ってベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに基づく。1310の動作は、本明細書で説明される方法に従って行われ得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図8図11を参照しながら説明された制御メッセージマネージャによって行われ得る。
【0160】
[0166] 本明細書で説明される方法が、可能な実施形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかあるいは別の様態で変更され得ること、ならびに他の実施形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0161】
[0167] 本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などのような無線技術を実施し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実施し得る。
【0162】
[0168] OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実施し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-AおよびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上で言及されたシステムと無線技術とならびに他のシステムと無線技術とに使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A ProまたはNRシステムの諸態様が、例として説明される場合があり、LTE、LTE-A、LTE-A ProまたはNR技術が、説明の多くで使用され得るが、本明細書で説明される技術は、LTE、LTE-A、LTE-A ProまたはNR応用例を超えて適用可能である。
【0163】
[0169] マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じかまたは異なる(例えば、認可、無認可などの)周波数帯域で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセルおよびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、例えば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(例えば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE115(例えば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得、また、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用した通信をサポートし得る。
【0164】
[0170] ワイヤレス通信システム100または本明細書で説明されるシステムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0165】
[0171] 本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場、光場、粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0166】
[0172] 本明細書の開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(例えばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)としても実施され得る。
【0167】
[0173] 本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実施形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実施され得る。機能を実施する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
【0168】
[0174] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラム可能読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(disk)(CD)ROMもしくは他の光学ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形で所望のプログラムコード手段を担持しまたは記憶するのに使用され得、汎用コンピュータもしくは特殊目的コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは特殊目的プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0169】
[0175] 特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)内で使用される「または」は、例えば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されるべきでない。例えば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく条件Aと条件Bとの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じように解釈されるべきである。
【0170】
[0176] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルまたは他の次の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0171】
[0177] 添付の図面に関して本明細書に記載した説明は、例示的な構成について説明しており、実施され得るまたは特許請求の範囲内に入る全ての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、記載された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0172】
[0178] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-07-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを決定することと
前記アップリンク制御メッセージのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックのビット数を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記HARQフィードバックの前記ビット数に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記HARQフィードバックを前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、
ここにおいて、前記アップリンク制御メッセージが前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づ
ここにおいて、前記UE固有初期シフトを決定することが、前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの指示を受信することを備える、
を備える方法。
【請求項2】
リソースの前記サブセットの前記指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージのリソース指示ビットを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEが、前記DCIメッセージの前記リソース指示ビットに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトを決定する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記UE固有初期シフトの指示を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UE固有初期シフトの前記指示が、暗黙的な指示である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UE固有初期シフトの前記指示を受信することが、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記UE固有初期シフトの前記指示が、無線リソース制御(RRC)メッセージ中で受信される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
リソースの前記サブセットの前記指示を備えるダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを受信することと、
前記DCIメッセージの制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトを決定することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記HARQフィードバックの1つまたは複数のビットが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備えることを識別することと、
前記HARQフィードバックの前記1つまたは複数のビットに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記UE固有初期シフトを決定することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの前記サブセットの明示的な指示を受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの前記サブセットに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトを決定することと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
リソースの前記サブセットの前記指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)のビット内に含まれ、前記UE固有初期シフトを決定することが、前記DCIの制御チャネル要素(CCE)に少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記UE固有初期シフトおよび前記HARQフィードバックに少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスの1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定することと、
前記HARQフィードバックに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスから前記シフト済みシーケンスを選択することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトの指示をユーザ機器(UE)に送信することと、
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御メッセージが、シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づき、
ここにおいて、前記UE固有初期シフトの前記指示を送信することが、前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットを示すメッセージを送信することを備える、
を備える方法。
【請求項14】
リソースの前記サブセットを示すダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを送信することをさらに備え、前記UE固有初期シフトが、前記DCIメッセージの制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記UE固有初期シフトの前記指示を送信することが、前記UE固有初期シフトの暗黙的な指示を送信することをさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記UE固有初期シフトの前記暗黙的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの制御チャネル要素(CCE)インデックスを備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記UE固有初期シフトの前記指示を送信することが、前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを備える、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記明示的な指示が、前記UEのための無線リソース制御(RRC)構成を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
追加の指示を異なるUEに送信することをさらに備え、前記追加の指示が、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記UE固有初期シフトの前記指示を送信することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの前記サブセットの明示的な指示を備えるダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを送信することを備え、前記DCIメッセージの第1の制御チャネル要素(CCE)インデックスが、前記UE固有初期シフトの前記指示を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
前記明示的な指示が、前記DCIメッセージのリソース指示ビット内に含まれる、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを決定することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックのビット数を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記HARQフィードバックの前記ビット数に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記HARQフィードバックを前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御メッセージが前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づき、
ここにおいて、前記UE固有初期シフトの決定が、前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの指示を受信することを備える、
を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項23】
リソースの前記サブセットの前記指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージのリソース指示ビットを備え、前記UE固有初期シフトの決定が、前記DCIメッセージの前記リソース指示ビットに少なくとも部分的に基づく、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記命令がさらに、
前記UE固有初期シフトの指示を受信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記UE固有初期シフトの前記指示が、暗黙的な指示である、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記UE固有初期シフトの前記指示を受信するために、前記命令がさらに、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項24に記載の装置。
【請求項27】
前記UE固有初期シフトの前記指示が、無線リソース制御(RRC)メッセージ中で受信される、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記命令がさらに、
ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを受信することと、
前記DCIメッセージの制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトを決定することと
を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項29】
前記命令がさらに、
前記HARQフィードバックの1つまたは複数のビットが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備えることを識別することと、
前記1つまたは複数のビットに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することと
を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項30】
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトの指示をユーザ機器(UE)に送信することと、
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックを前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御メッセージが、シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づき、
ここにおいて、前記UE固有初期シフトの前記指示を送信することが、前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットを示すメッセージを送信することを備える、
を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
[0178] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える方法。
[C2]
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別することと、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、前記シフト済みシーケンスを決定することが、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0または6の値を備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、前記シフト済みシーケンスを決定することが、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、C3に記載の方法。
[C6]
前記アップリンク制御情報を決定することが、
前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定することを備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C7に記載の方法。
[C9]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、C8に記載の方法。
[C10]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することを備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記ダウンリンクグラント制御メッセージの前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出することをさらに備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信することと、
制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信することと、
リソースの前記サブセットに適用された前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出することとを備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C12に記載の方法。
[C14]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、C13に記載の方法。
[C15]
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスの1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御メッセージのペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスから前記シフト済みシーケンスを選択することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C16]
前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスからの前記シフト済みシーケンスの前記選択をランダム化することをさらに備える、C15に記載の方法。
[C17]
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える方法。
[C18]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、C17に記載の方法。
[C19]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを備える、C17に記載の方法。
[C20]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C19に記載の方法。
[C21]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、C20に記載の方法。
[C22]
追加のシグナリングを異なるUEに送信することをさらに備え、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、C17に記載の方法。
[C23]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することを備える、C17に記載の方法。
[C24]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信することが、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信することと、
リソースの前記サブセットに適用された制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であるような前記CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信することとを備える、C17に記載の方法。
[C25]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C24に記載の方法。
[C26]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、C25に記載の方法。
[C27]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別するための手段と、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信するための手段と、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定するための手段と、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定するための手段と、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える装置。
[C28]
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別するための手段と、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段とをさらに備える、C27に記載の装置。
[C29]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、C28に記載の装置。
[C30]
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段を備え、前記シフト値が0または6の値を備える、C29に記載の装置。
[C31]
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定するための手段を備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、C29に記載の装置。
[C32]
前記アップリンク制御情報を決定するための前記手段が、前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定するための手段を備える、C27に記載の装置。
[C33]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信するための手段を備える、C27に記載の装置。
[C34]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C33に記載の装置。
[C35]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、C34に記載の装置。
[C36]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信するための手段を備える、C27に記載の装置。
[C37]
前記ダウンリンクグラント制御メッセージの前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出するための手段をさらに備える、C36に記載の装置。
[C38]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記手段が、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を受信するための手段と、
制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを受信するための手段と、
リソースの前記サブセットに適用された前記CCEインデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスを導出するための手段とを備える、C27に記載の装置。
[C39]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C38に記載の装置。
[C40]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、C39に記載の装置。
[C41]
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスの1つまたは複数のシフト済みシーケンスを決定するための手段と、
前記アップリンク制御メッセージのペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスから前記シフト済みシーケンスを選択するための手段とをさらに備える、C27に記載の装置。
[C42]
前記1つまたは複数のシフト済みシーケンスからの前記シフト済みシーケンスの前記選択をランダム化するための手段をさらに備える、C41に記載の装置。
[C43]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信するための手段と、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信するための手段と、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を備える装置。
[C44]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、C43に記載の装置。
[C45]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信するための手段を備える、C43に記載の装置。
[C46]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C45に記載の装置。
[C47]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも大きいような、十分に多い数である、C46に記載の装置。
[C48]
追加のシグナリングを異なるUEに送信するための手段をさらに備え、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、C43に記載の装置。
[C49]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記UE固有初期シフトの導出元となる制御チャネル要素(CCE)インデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信するための手段を備える、C43に記載の装置。
[C50]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記手段が、
前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースのサブセットの明示的な指示を送信するための手段と、
リソースの前記サブセットに適用された制御チャネル要素(CCE)インデックスに少なくとも部分的に基づいて前記UE固有初期シフトについてのリソースブロック(RB)インデックスおよびシフトインデックスが導出されることが可能であるような前記CCEインデックスを有するダウンリンクグラント制御メッセージを送信するための手段とを備える、C43に記載の装置。
[C51]
前記明示的な指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの肯定応答(ACK)リソースインジケータ(ARI)ビット内に含まれる、C50に記載の装置。
[C52]
前記ARIビットの数が、2を前記ARIビットの数で累乗した値が前記アップリンク制御メッセージのために構成されたリソースの数よりも小さいような数である、C51に記載の装置。
[C53]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C54]
前記命令がさらに、
前記アップリンク制御情報のペイロードがスケジューリング要求(SR)、1ビット肯定応答、または2ビット肯定応答のうちの1つであると識別することと、
前記識別されたペイロードに少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することとを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、C53に記載の装置。
[C55]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答または前記2ビット肯定応答を備える、C54に記載の装置。
[C56]
前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが前記1ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0または6の値を備える、C55に記載の装置。
[C57]
前記アップリンク制御情報が前記2ビット肯定応答を備え、
前記アップリンク制御情報前記ペイロードに対応するシフト値に少なくとも部分的に基づいて前記シフト済みシーケンスを決定することを備え、前記シフト値が0、3、6、または9の値を備える、C55に記載の装置。
[C58]
前記アップリンク制御情報を決定するための前記命令が、
前記アップリンク制御情報中の肯定応答情報のサイズを決定することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、C53に記載の装置。
[C59]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを受信するための前記命令が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を受信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、C53に記載の装置。
[C60]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、を前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C61]
前記アップリンク制御メッセージがショート物理アップリンク制御チャネルメッセージとしてフォーマットされ、前記アップリンク制御情報の前記ペイロードが1ビット肯定応答または2ビット肯定応答を備える、C60に記載の装置。
[C62]
前記UE固有初期シフトを示す前記シグナリングを送信するための前記命令が、
前記UE固有初期シフトの明示的な指示を送信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能である、C60に記載の装置。
[C63]
前記命令がさらに、
追加のシグナリングを異なるUEに送信することを前記装置にさせるために前記プロセッサによって実行可能であり、前記追加のシグナリングが、アップリンク制御メッセージの送信間の干渉がランダム化され得るような、前記異なるUEの各々によって前記ベースシーケンスに適用されることになる異なるUE固有初期シフトを示す、C60に記載の装置。
[C64]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスを識別することと、
前記ベースシーケンスとともに使用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングを受信することと、
前記アップリンク制御メッセージのためのアップリンク制御情報を決定することと、
前記UE固有初期シフトおよび前記アップリンク制御情報に少なくとも部分的に基づいて前記ベースシーケンスのシフト済みシーケンスを決定することと、
前記アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で送信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が前記シフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、をするためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C65]
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク制御メッセージの送信のためのベースシーケンスに適用されることになるUE固有初期シフトを示すシグナリングをユーザ機器(UE)に送信することと、
アップリンク制御情報を前記アップリンク制御メッセージ中で受信することと、ここにおいて、前記アップリンク制御情報が、前記UE固有初期シフトと前記アップリンク制御情報のペイロードとに従って前記ベースシーケンスに対してシフトされたシフト済みシーケンスに少なくとも部分的に基づく、をするためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【外国語明細書】