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特開2023-134801光源を用いて液体組成物の残量を示すエアロゾル生成装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134801
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】光源を用いて液体組成物の残量を示すエアロゾル生成装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20230920BHJP
   A24F 40/10 20200101ALI20230920BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20230920BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/10
A24F40/40
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023119603
(22)【出願日】2023-07-24
(62)【分割の表示】P 2021531435の分割
【原出願日】2020-10-06
(31)【優先権主張番号】10-2019-0126291
(32)【優先日】2019-10-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(72)【発明者】
【氏名】イム,ハンイル
(72)【発明者】
【氏名】キム,テフン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヒョンジン
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェソン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ジュンホ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザが液体組成物の残量を容易に確認することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【解決手段】一側面によるエアロゾル生成装置1は、バッテリ及び制御部を含む本体部20と、本体部20と結合し、液体組成物を収容する液体保存部及び液体保存部に収容される液体組成物を加熱してエアロゾルを生成する霧化部を含むカートリッジ40と、内部空間にカートリッジが配置されるように本体部と結合して内部空間を形成する蓋10と、を含み、本体部20は、液体保存部の内部に向かって光を放出する光源をさらに含み、蓋10は、光源から液体保存部の内部に向かって放出される光が、蓋10の外部に透過される窓孔101を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置において、
バッテリ及び制御部を含む本体部と、
前記本体部と結合し、液体組成物を収容する液体保存部、及び前記液体保存部に収容さ
れる前記液体組成物を加熱してエアロゾルを生成するように構成される霧化部を含むカー
トリッジと、
内部空間に前記カートリッジが配置されるように前記本体部と結合して前記内部空間を
形成するように構成される蓋と、を含み、
前記本体部は、前記液体保存部の内部に向かって光を放出するように構成される光源を
さらに含み、
前記蓋は、前記光源から前記液体保存部の内部に向かって放出される光が、前記蓋の外
部に透過される窓孔を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記液体保存部に収容される前記液体組成物の残量を感知するように構成されるセンサ
をさらに含み、
前記制御部は、前記センサが感知する前記液体組成物の残量に基づいて、前記光源を制
御する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記センサが感知する前記液体組成物の残量によって前記光源が発光す
る光の色相を変更する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記光源は、前記本体部の内部に配置され、
前記本体部は、前記光源から出射される光を、前記カートリッジに案内する第1光ガイ
ド部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第1光ガイド部の出射面は、前記液体保存部に向かうように配置される、請求項4
に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記液体保存部は、前記第1光ガイド部から出射される光が拡散シートによって拡散さ
れるように、前記第1光ガイド部の出射面に対応する位置に配置される前記拡散シートを
含む、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記霧化部は、前記第1光ガイド部の出射面から出射される光を、前記霧化部を通過し
て前記液体保存部に案内する第2光ガイド部をさらに含む、請求項4に記載のエアロゾル
生成装置。
【請求項8】
前記第2光ガイド部の入射面は、前記第1光ガイド部の出射面に向かうように配置され
、前記第2光ガイド部の出射面は、前記液体保存部に向かうように配置される、請求項7
に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記液体保存部は、前記第2光ガイド部から出射される光が拡散シートによって拡散さ
れるように、前記第2光ガイド部の出射面に対応する位置に配置される前記拡散シートを
含む、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記光源は、前記カートリッジに対して前記エアロゾル生成装置の長手方向に配置され
る、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記光源は、前記カートリッジに対して前記エアロゾル生成装置の長手方向と交差する
方向に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記制御部は、回路基板を含み、
前記光源は、前記回路基板に装着される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記回路基板は、フレキシブル回路基板である、請求項12に記載のエアロゾル生成装
置。
【請求項14】
前記蓋は、シガレット挿入孔をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記蓋は、マウスピースである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置に
関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例
えば、シガレットを燃焼させる代わりに、シガレット内のエアロゾル生成物質を加熱する
ことで、エアロゾルを生成する加熱式エアロゾル生成装置に係わる需要が増加している。
これにより、加熱式シガレット及び加熱式エアロゾル生成装置に係わる研究が活発に進め
られている。
【0003】
その上で、液体組成物を使用するエアロゾル生成装置は、液体組成物の残量をユーザに
示す必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示が解決しようとする課題は、ユーザが液体組成物の残量を容易に確認することが
できるエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面によるエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置は、バッテリ及び制御
部を含む本体部と、前記本体部と結合し、液体組成物を収容する液体保存部及び前記液体
保存部に収容される前記液体組成物を加熱してエアロゾルを生成する霧化部を含むカート
リッジと、内部空間に前記カートリッジが配置されるように前記本体部と結合して前記内
部空間を形成する蓋と、を含み、前記本体部は、前記液体保存部の内部に向かって光を放
出する光源を含み、前記蓋は、前記光源から前記液体保存部の内部に向かって放出される
光が、前記蓋の外部に透過される窓孔を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ユーザは、光源から放出される光を通じてカートリッジに含まれる液
体組成物の残量を把握することができる。また、ユーザは、光源から出射される光からカ
ートリッジに含まれる液体組成物の残量を視覚的かつ直観的に把握することができる。
【0007】
発明の効果は、以上の例示内容によって制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に
含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2】一実施例によるエアロゾル生成装置を示す図面である。
図3】一実施例によるエアロゾル生成装置を示す図面である。
図4】一実施例によるエアロゾル生成装置を示す図面である。
図5】一実施例によるカートリッジを示す図面である。
図6A】エアロゾル生成装置に光源が配置される例を概略的に示す図面である。
図6B】エアロゾル生成装置に光源が配置される例を概略的に示す図面である。
図6C】エアロゾル生成装置に光源が配置される例を概略的に示す図面である。
図7】光が移動する経路の一例を概略的に示す図面である。
図8】光が移動する経路の一例を概略的に示す図面である。
図9】一実施例によるエアロゾル生成装置を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
一側面によるエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置は、バッテリ及び制御部を含む
本体部と、前記本体部と結合し、液体組成物を収容する液体保存部及び前記液体保存部に
収容される前記液体組成物を加熱してエアロゾルを生成する霧化部を含むカートリッジと
、内部空間に前記カートリッジが配置されるように前記本体部と結合して前記内部空間を
形成する蓋と、を含み、前記本体部は、前記液体保存部の内部に向かって光を放出する光
源を含み、前記蓋は、前記光源から前記液体保存部の内部に向かって放出される光が前記
蓋の外部を透過する窓孔を含む。
【0010】
前述したエアロゾル生成装置は、前記液体保存部に収容される液体組成物の残量を感知
するセンサをさらに含み、前記制御部は、前記センサが感知する液体組成物の残量に基づ
いて、前記光源を制御する。
【0011】
前述したエアロゾル生成装置において、前記制御部は、前記センサが感知する前記液体
組成物の残量によって前記光源が発光する光の色相を変更する。
【0012】
前述したエアロゾル生成装置において、前記光源は、前記本体部の内部に配置され、前
記本体部は、前記光源から出射される光を、前記カートリッジに案内する第1光ガイド部
をさらに含む。
【0013】
前述したエアロゾル生成装置において、前記第1光ガイド部の出射面は、前記液体保存
部に向かうように配置される。
【0014】
前述したエアロゾル生成装置において、前記液体保存部は、前記第1光ガイド部から出
射される光が拡散シートによって拡散されるように、前記第1光ガイド部の出射面に対応
する位置に配置される前記拡散シートを含む。
【0015】
前述したエアロゾル生成装置において、前記霧化部は、前記第1光ガイド部の出射面か
ら出射される光を、前記霧化部を通過して前記液体保存部に案内する第2光ガイド部をさ
らに含む。
【0016】
前述したエアロゾル生成装置において、前記第2光ガイド部の入射面は、前記第1光ガ
イド部の出射面に向かうように配置され、前記第2光ガイド部の出射面は、前記液体保存
部に向かうように配置される。
【0017】
前述したエアロゾル生成装置において、前記液体保存部は、前記第2光ガイド部から出
射される光が拡散シートによって拡散されるように、前記第2光ガイド部の出射面に対応
する位置に配置される前記拡散シートを含む。
【0018】
前述したエアロゾル生成装置において、前記光源は、前記カートリッジに対して前記エ
アロゾル生成装置の長手方向に配置される。
【0019】
前述したエアロゾル生成装置において、前記光源は、前記カートリッジに対して前記エ
アロゾル生成装置の長手方向と交差する方向に配置される。
【0020】
前述したエアロゾル生成装置において、前記制御部は、回路基板を含み、前記光源は、
前記回路基板に装着される。
【0021】
前述したエアロゾル生成装置において、前記回路基板は、フレキシブル回路基板である
【0022】
前述したエアロゾル生成装置において、前記蓋は、シガレット挿入孔をさらに含む。
【0023】
前述したエアロゾル生成装置において、前記蓋は、マウスピースである。
【0024】
前述したエアロゾル生成装置において、前記蓋は、複数個の窓孔を含み、前記複数の窓
孔のうち、いずれか2つの窓孔は、前記内部空間を介して対向して配置される。
【0025】
実施例で使用される用語は、本開示での機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用
される一般的な用語を選択したが、これは、当業者の意図または判例、新たな技術の出現
などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その
場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で
使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般
にわたる内容とに基づいて定義されねばならない。
【0026】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に
反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含
んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール
」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、
ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフト
ウェアとの結合によっても具現される。
【0027】
本明細書で使用されたように、「少なくともいずれか1つの」のような表現が配列され
た構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではない全体構成要素を修飾する
。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくともいずれか1つ」という表現は、a、b、
c、または、aとb、aとc、bとc、または、aとbとcを含むと解釈せねばならない
【0028】
構成要素またはレイヤが他の構成要素またはレイヤの「上方の」、「上の」、「連結さ
れ」または「結合され」と言及されるとき、構成要素またはレイヤは、他の構成要素また
はレイヤの直接上にあるか、上にあるか、連結されるか、結合されるか、またはその間の
構成要素またはレイヤが存在することができる。対照的に、構成要素が他の構成要素また
はレイヤの「直ぐ上の」、「直上の」、「直接連結され」、または「直接結合され」と言
及されるとき、その間の構成要素またはレイヤが存在しない。同じ参照番号は、全体とし
て同じ構成要素を指称する。
【0029】
以下、添付した図面に基づいて、本開示の実施例について本開示が属する技術分野で通
常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本開示は、様々
な互いに異なる形態として具現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
【0030】
以下、図面を参照して、本開示の実施例を詳細に説明する。
【0031】
図1は、一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
【0032】
エアロゾル生成装置1は、ハードウェア構成として、バッテリ11000、ヒータ12
000、センサ13000、ユーザインターフェース14000、メモリ15000、及
び制御部16000を含んでもよい。エアロゾル生成装置1に含まれるハードウェア構成
は、本体部及びカートリッジに分けて位置してもよい。
【0033】
バッテリ11000は、エアロゾル生成装置1の動作に用いられる電力を供給する。す
なわち、バッテリ11000は、ヒータ12000が加熱されるように電力を供給するこ
とができる。また、バッテリ11000は、エアロゾル生成装置1内に備えられる他のハ
ードウェア構成、すなわち、センサ13000、ユーザインターフェース14000、メ
モリ15000、及び制御部16000の動作に必要な電力を供給することができる。バ
ッテリ11000は、充電可能なバッテリであるか、使い捨てバッテリである。例えば、
バッテリ11000は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限され
ない。
【0034】
ヒータ12000は、制御部16000の制御によってバッテリ11000から電力を
供給される。ヒータ12000は、バッテリ11000から電力を供給されてエアロゾル
生成装置1に挿入されるシガレットを加熱するか、エアロゾル生成装置1に装着されるカ
ートリッジを加熱することができる。
【0035】
ヒータ12000は、エアロゾル生成装置1の本体部に位置してもよい。または、ヒー
タ12000は、カートリッジに位置してもよい。ヒータ12000がカートリッジに位
置する場合、ヒータ12000は、本体部及びカートリッジのうち少なくともいずれか1
箇所に位置するバッテリ11000から電力を供給されうる。
【0036】
ヒータ12000は、任意の好適な電気抵抗性物質で形成されてもよい。例えば、好適
な電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、ク
ロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、
銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限さ
れない。また、ヒータ12000は、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配置さ
れる金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されるが、それらに制限され
ない。
【0037】
一実施例において、ヒータ12000は、カートリッジに含まれる構成でもある。カー
トリッジは、ヒータ12000、液体伝達手段、及び液体保存部を含んでもよい。液体保
存部に収容されるエアロゾル生成物質は、液体伝達手段に移動し、ヒータ12000は、
液体伝達手段に吸収されるエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。例
えば、ヒータ12000は、ニッケルクロムのような素材を含み、液体伝達手段に巻かれ
るか、液体伝達手段に隣接して配置されてもよい。
【0038】
他の実施例において、ヒータ12000は、エアロゾル生成装置1の収容空間に挿入さ
れるシガレットを加熱することができる。エアロゾル生成装置1の収容空間にシガレット
が収容されることにより、ヒータ12000は、シガレットの内部及び/または外部に位
置してもよい。これにより、ヒータ12000は、シガレット内のエアロゾル生成物質を
加熱してエアロゾルを発生させうる。
【0039】
一方、ヒータ12000は、誘導加熱式ヒータでもある。ヒータ12000は、シガレ
ットまたは液体組成物を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、シガレット
またはカートリッジには、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタが含まれてもよ
い。
【0040】
エアロゾル生成装置1は、少なくとも1つのセンサ13000を含んでもよい。少なく
とも1つのセンサ13000でセンシングされた結果は、制御部16000に伝達され、
センシング結果によって制御部16000は、ヒータの動作制御、喫煙の制限、シガレッ
ト(または、カートリッジ)挿入有/無の判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行
されるように、エアロゾル生成装置1を制御することができる。
【0041】
例えば、少なくとも1つのセンサ13000は、パフ感知センサを含んでもよい。パフ
感知センサは、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうち、いずれか1つ
に基づいて、ユーザのパフを感知することができる。
【0042】
また、少なくとも1つのセンサ13000は、温度感知センサを含んでもよい。温度感
知センサは、ヒータ12000(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知
することができる。エアロゾル生成装置1は、ヒータ12000の温度を感知する別途の
温度感知センサを含むか、別途の温度感知センサを含む代わりに、ヒータ12000自体
が温度感知センサの役割を遂行することができる。または、ヒータ12000が温度感知
センサの役割を遂行すると共に、エアロゾル生成装置1に別途の温度感知センサがさらに
含まれてもよい。
【0043】
また、少なくとも1つのセンサ13000は、カートリッジに含まれる液体組成物の残
量を測定するための残量感知センサを含んでもよい。例えば、残量感知センサは、電極に
伝導性液体であるエアロゾル生成物質が接触すれば、電気の流れを感知して水位を測定す
る水位センサ、インダクタンスが間隙によって変わる性質を用いたインダクティブセンサ
、温度に基づいて残量を測定するための赤外線センサ、静電容量の変化に基づいて残量を
測定するための静電容量センサなどを含んでもよい。
【0044】
ユーザインターフェース14000は、ユーザにエアロゾル生成装置1の状態について
の情報を提供することができる。ユーザインターフェース14000は、視覚情報を出力
するディスプレイ、ランプ、光源、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピー
カ、ユーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O
)インターフェーシング手段(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)とデータ通信を
行うか、充電電力を供給されるための端子、外部デバイスと無線通信(例えば、WI-FI, W
I-FI Direct, Bluetooth, NFC(Near-Field Communication)など)を遂行するための通信
インターフェーシングモジュールなどの多様なインターフェーシング手段を含んでもよい
【0045】
但し、エアロゾル生成装置1には、前記例示された多様なユーザインターフェース14
000のうち、一部のみ取捨選択して具現することができる。
【0046】
メモリ15000は、エアロゾル生成装置1内で処理される各種データを保存するハー
ドウェアであって、メモリ15000は、制御部16000で処理されたデータ及び処理
されるデータを保存することができる。メモリ15000は、DRAM(dynamic random acce
ss memory), SRAM(static random access memory)のようなRAM(random access memory),
ROM(read-only memory), EEPROM(electrically erasable programmable read-only memor
y)などの多様な種類によっても具現される。
【0047】
メモリ15000には、エアロゾル生成装置1の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回
数、少なくとも1つの温度プロファイル及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどが
保存されてもよい。
【0048】
制御部16000は、エアロゾル生成装置1の全般的な動作を制御するハードウェアで
ある。制御部16000は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の
論理ゲートのアレイとしても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロ
セッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。ま
た、他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、本開示が属する技術分
野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0049】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結
果を分析し、引き続き行われる処理を制御する。
【0050】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結
果に基づいて、ヒータ12000の動作が開始または終了するように、ヒータ12000
に供給される電力を制御することができる。また、制御部16000は、少なくとも1つ
のセンサ13000によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ12000が所定
の温度まで加熱されるか、適切な温度を保持するようにヒータ12000に供給される電
力の量、及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0051】
一実施例において、制御部16000は、エアロゾル生成装置1に対するユーザ入力を
受信した後、ヒータ12000の動作を開始するために、ヒータ12000のモードを予
熱モードに設定することができる。また、制御部16000は、パフ感知センサを用いて
ユーザのパフを感知した後、ヒータ12000のモードを予熱モードから動作モードに切
り替えることができる。また、制御部16000は、パフ感知センサを用いてパフ回数を
カウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、ヒータ12000に電力供給を
中断することができる。
【0052】
制御部16000は、少なくとも1つのセンサ13000によってセンシングされた結
果に基づいて、ユーザインターフェース14000を制御することができる。例えば、パ
フ感知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば
、制御部16000は、ランプ、モータ及びスピーカのうち、少なくともいずれか1つを
用いて、ユーザにエアロゾル生成装置1が間もなく終了するということを予告する。
【0053】
制御部16000は、残量感知センサによってセンシングされた結果に基づいて、光源
の発光形態を制御することができる。例えば、制御部16000は、残量感知センサを用
いてカートリッジの液体組成物の残量を感知した後、光源の発光形態を制御してユーザに
液体組成物の残量を知らせる。例えば、制御部16000は、残量感知センサを用いてカ
ートリッジの液体組成物の残量を感知した後、感知された液体組成物の残量によって光源
の発光色相を変更することができる。
【0054】
一方、図1には、示されていないが、エアロゾル生成装置1は、別途のクレードルと共
に、エアロゾル生成システムを構成することができる。例えば、クレードルは、エアロゾ
ル生成装置1のバッテリ11000を充電するのに用いられる。例えば、エアロゾル生成
装置1は、クレードル内部の収容空間に収容された状態で、クレードルのバッテリから電
力が供給されてエアロゾル生成装置1のバッテリ11000を充電することができる。
【0055】
図2ないし図4は、一実施例によるエアロゾル生成装置を示す。
【0056】
図2ないし図4を参照すれば、エアロゾル生成装置1は、本体部20、カートリッジ4
0、及び蓋10を含んでもよい。
【0057】
蓋10は、本体部20の一側端部に結合されることで、本体部20と蓋10が共にエア
ロゾル生成装置1の外観を形成することができる。
【0058】
蓋10は、熱をよく伝達しないプラスチック素材や、表面に熱遮断物質がコーティング
された金属素材によっても作製される。蓋10は、例えば、射出成形方式や、3Dプリン
ティング方式や、射出成形によって作製された小型付属を組立てる方式によっても作製さ
れる。
【0059】
本体部20と蓋10との間には、本体部20と蓋10との結合状態を保持するための保
持装置(図示せず)が設けられてもよい。保持装置は、例えば、突起と溝を含んでもよい
。突起が溝に挿入された状態を保持することで、蓋10と本体部20との結合状態が保持
され、ユーザが加圧することができる操作ボタンによって突起が移動し、突起が溝から分
離される構造が用いられてもよい。
【0060】
また、保持装置は、例えば、磁石と磁石に吸い付く金属部材を含んでもよい。保持装置
に磁石を利用する場合、本体部20と蓋10のうち、いずれか1つに磁石を設置し、他の
1つに磁石に吸い付く金属部材を設置し、そうでなければ、本体部20と蓋10にいずれ
も磁石を設けてもよい。
【0061】
蓋10の上面には、摺動自在にキャップ30が設けられてもよい。蓋10の上面には、
キャップ30の摺動方向に沿って延びるレール16と、シガレット7が挿入されるシガレ
ット挿入孔18が設けられてもよい。レール16は、蓋10の外部と内部を連結するよう
に開放されうる。
【0062】
キャップ30が蓋10の上面に形成されたレール16に沿って移動してシガレット挿入
孔18が外部に露出されれば、シガレット7がシガレット挿入孔18に挿入されうる。
【0063】
蓋10の上面に沿ってキャップ30が摺動することで、シガレット挿入孔18が開放さ
れる動作と連携してさまざまな準備動作が実行されてもよい。例えば、キャップ30によ
ってシガレット挿入孔18が開放される瞬間、エアロゾル生成装置1の動作モード変更、
内部のヒータの予備的な加熱動作、光源が発光する動作、光源が発光形態を変更する動作
、またはユーザを認識する動作などが実行されうる。
【0064】
シガレット7は、一般の燃焼型シガレットと類似してもいる。例えば、シガレット7は
、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルタなどを含む第2部分に区分されてもよ
い。または、シガレット7の第2部分にも、エアロゾル生成物質が含まれる。例えば、顆
粒状またはカプセル状に作られたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されうる。
【0065】
シガレット挿入孔18には、第1部分の全体が挿入され、第2部分は、外部に露出され
る。または、エアロゾル生成装置1の内部に第1部分の一部だけ挿入されてもよく、第1
部分の全体及び第2部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分を口にした状態
でエアロゾルを吸い込むことができる。
【0066】
本体部20と蓋10とが結合して形成される内部空間には、カートリッジ40が配置さ
れうる。
【0067】
カートリッジ40は、本体部20の一側端部に着脱可能に設けられる。例えば、ユーザ
がボタン部材28を押圧する場合、カートリッジ40に挿入可能な締結突起が本体部20
に形成されたガイドホールに沿って垂直方向に摺動することで、本体部20とカートリッ
ジ40とを締結するか、分離する作動を遂行することができる。
【0068】
図4は、カートリッジ40が本体部20の側面から接近して本体部20に設けられる様
子を描くが、実施例は、それに限定されない。例えば、カートリッジ40は、蓋10と共
に、本体部20の上側から垂直方向に近付いて本体部20に設けられてもよい。
【0069】
カートリッジ40は、液体組成物を加熱してエアロゾルを生成し、生成されたエアロゾ
ルは、シガレット7を通過してユーザに伝達されうる。すなわち、カートリッジ40によ
って生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置1の気流通路に沿って移動し、気流通
路は、カートリッジ40によって生成されたエアロゾルがシガレットを通過してユーザに
伝達されるように構成されうる。
【0070】
蓋10は、窓孔101を含んでもよい。例えば、蓋10は、正面及び背面のように対向
面にそれぞれ配置される2つの窓孔101を含んでもよい。
【0071】
窓孔101は、カートリッジ40と対応する位置に配置されてもよい。望ましく、窓孔
101は、カートリッジ40の液体保存部と対向して配置されてもよい。
【0072】
窓孔101は、細長型でもある。窓孔101には、少なくとも一部が透明な素材を含む
透明窓が配置されてもよい。透明窓は、プラスチックやガラスなどの素材によっても作製
される。
【0073】
本体部20は、光源を含んでもよい。光源から出射される光は、カートリッジ40の液
体保存部に向かって照射され、窓孔101を通じて出射されてユーザに伝達されうる。
【0074】
一方、エアロゾル生成装置1の本体部20の外部には、ユーザが操作することができる
ボタン(button)28と、さまざまな既設定の色相のうち、1つの色相を選択して発光す
ることで、エアロゾル生成装置1の内部作動状態を表示するランプ29が設けられてもよ
い。ランプ29は、LEDでもある。
【0075】
制御部(図1の16000)は、ランプ29を発光させることで、ヒータ正常作動及び
/またはバッテリの十分な残量状態のような条件に基づいた「正常作動状態」を表示する
ことができる。
【0076】
ユーザがボタン28を押す操作を実施すれば、ランプ29が発光することができる。ユ
ーザは、ランプ29の発光色からバッテリの充電電気量の残量を確認することができる。
例えば、バッテリの充電電気量が十分であれば、ランプ29が緑色光を放出し、バッテリ
の充電電気量が不十分であれば、ランプ29が赤色光を放出することができる。
【0077】
ユーザがボタン28を押す時間の長さによって既設定の互いに異なる動作が実行されて
もよい。例えば、ユーザがボタン28を既設定の第1押し時間の間押せば、エアロゾル生
成装置1のリセット(すなわち、初期化設定)作動が実行されうる。また、ユーザがボタ
ン28を既設定の第2押し時間の間押せば、エアロゾル生成装置1の予備的な加熱動作が
遂行されうる。
【0078】
また、ユーザがボタン28を押す操作を実施すれば、光源が発光することができる。例
えば、ユーザがボタン28を一回だけ短時間押す動作、二回連続して押す動作、既設定の
期間だけ押す動作などを遂行すれば、光源が発光する。光源は、ボタン28が押されてい
る間に発光するか、ユーザがボタン28を押す入力によって既設定の時間の間に発光する
。光源から発光される光は、窓孔101を通じて出射されてユーザに伝達されうる。
【0079】
制御部は、センサを通じて感知した液体組成物の残量に基づいて光源が発光するように
制御することができる。例えば、制御部は、液体組成物の残量によって光源から出射され
る光の色相を変更するために、光源を制御することができる。ユーザは、窓孔101を通
じて出射される光の色相から液体組成物の残量を把握することができる。他の例として、
制御部は、液体組成物の残量によって強度、点滅頻度のような光の特性を変更するために
、光源を制御することができる。
【0080】
図5は、一実施例によるカートリッジを示す。
【0081】
カートリッジ40は、液体組成物を収容する液体保存部41及び液体保存部41のエア
ロゾル生成物質をエアロゾルに変換する機能を遂行する霧化部42を含んでもよい。
【0082】
例えば、液体保存部41は、液体生成物質を直接収容することができる。または、液体
保存部41は、スポンジ、綿、布地、または多孔性セラミック構造体のようなエアロゾル
生成物質を含む構成要素を含んでもよい。
【0083】
エアロゾル生成物質は、液体組成物を含んでもよい。例えば、液体組成物は、揮発性タ
バコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある
【0084】
液体組成物は、例えば、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、及
びビタミン混合物のいずれか1つの成分や、これら成分の混合物を含んでもよい。香料は
、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、
それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する
成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタ
ミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるもので
はない。また液体組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形
成剤を含んでもよい。
【0085】
例えば、液体組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリン及びプロピ
レングリコール溶液を含んでもよい。液体組成物には、2種以上のニコチン塩が含まれて
もよい。ニコチン塩は、ニコチンに有機酸または無機酸を含む適切な酸を添加することで
形成されてもよい。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであって、
液体組成物の総溶液重量に対する任意の適切な重量の濃度を有することができる。
【0086】
ニコチン塩の形成のための酸は、血中ニコチン吸収速度、エアロゾル発生装置5の作動
温度、香味または風味、溶解度などを考慮して適切に選択されうる。例えば、ニコチン塩
の形成のための酸は、安息香酸、乳酸、サリチル酸、ラウリン酸、ソルビン酸、レブリン
酸、ピルビン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリン酸、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、クエン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレン酸、フェニル酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、グルコン酸、サ
ッカリン酸、マロン酸またはリンゴ酸で構成された群から選択される単独の酸または前記
群から選択される2以上の酸の混合でもあるが、それらに限定されない。
【0087】
霧化部42は、液体組成物を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に保持す
る液体伝達手段、液体伝達手段を加熱してエアロゾルを発生するヒータ、及び液体伝達手
段とヒータを支持し、エアロゾルが生成される空間である霧化チャンバを形成するフレー
ムを含んでもよい。
【0088】
液体伝達手段は、例えば、錦繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックの
うち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0089】
ヒータは、電気抵抗によって熱を発生させることで、液体伝達手段に伝達される液体組
成物を加熱するために銅、ニッケル、タングステンなどの金属素材を含んでもよい。ヒー
タは、例えば、金属熱線(wire)、金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現
され、ニクロム線のような素材を用いて伝導性フィラメントによって具現されるか、液体
伝達手段に巻かれるか、液体伝達手段に隣接して配置されうる。
【0090】
霧化部は、別途の液体伝達手段を使用せず、液体組成物を吸収し、エアロゾルに変換す
るための最適の状態に液体組成物を保有し、エアロゾルを生成するために液体組成物を加
熱するメッシュ状加熱要素または板状加熱要素としても具現される。
【0091】
図6Aないし図6Cは、エアロゾル生成装置に光源が配置される例を概略的に示す。
【0092】
本体部20は、制御部(図1の16000)を含んでもよい。制御部は、回路基板20
1、回路基板201に装着されるマイクロコントローラーなどを含んでもよい。
【0093】
本体部20は、光源202を含んでもよい。光源202は、少なくとも1つの発光素子
を含んでもよい。少なくとも1つの発光素子は、発光ダイオード(LED)でもある。少
なくとも1つの発光素子は、多彩な色相の光を放出するフルカラー(full color)発光ダイ
オードでもある。
【0094】
例えば、図6Aに示されるように、光源202は、回路基板201に装着されてもよい
。光源202を他の回路基板に装着せず、制御部の回路基板201に装着し、他の回路基
板の追加によるエアロゾル生成装置のコスト上昇を防止することができる。
【0095】
他の例として、図6Bに示されるように、光源202’は、制御部の回路基板201で
はない他の回路基板201’に装着されてもよい。回路基板201’は、制御部の回路基
板201と電線205で連結されて電力またはデータを授受することができる。光源20
2’は、制御部の回路基板201ではない回路基板201’に装着されるので、回路基板
201の位置に関係なく、自由に本体部20の内部に配置されうる。
【0096】
さらに他の例として、図6Cに示されるように、光源202’’をフレキシブル回路基
板201’’に装着することができる。図6Cには、90°に折り曲げられたフレキシブ
ル回路基板201’’が示されている。フレキシブル回路基板201’’は、制御部に含
まれてもよい。光源202’’をフレキシブル回路基板201’’に装着することにより
、光源202’’を配置する位置の自由度を高めると共に、他の回路基板の追加によるエ
アロゾル生成装置のコスト上昇を防止することができる。
【0097】
光源202は、光源202から出射される光が液体保存部41の内部に向かって照射さ
れるように配置されてもよい。
【0098】
図6Aに示されるように、光源202は、カートリッジ40に対してエアロゾル生成装
置の長手方向に配置されてもよい。すなわち、光源202は、カートリッジ40の下側に
配置されてもよい。
【0099】
本体部20は、光源202から出射される光がカートリッジ40に向かうように案内す
る第1光ガイド部203を含んでもよい。第1光ガイド部203の入射面は、光源202
に向かい、第1光ガイド部203の出射面は、カートリッジ40に向かうように配置され
てもよい。
【0100】
光源202がカートリッジ40に向かうように配置される場合、すなわち、光源202
が本体部20の外部に露出されるように配置される場合、本体部20は、第1光ガイド部
203を含まなくてもよい。
【0101】
カートリッジ40の霧化部42は、光を第1光ガイド部203から液体保存部41に案
内する第2光ガイド部401を含んでもよい。第2光ガイド部401の入射面は、第1光
ガイド部203の出射面に向かい、第2光ガイド部401の出射面は、液体保存部41に
向かうように配置されてもよい。
【0102】
第2光ガイド部401は、霧化部42の霧化チャンバと離隔して配置されてもよい。し
たがって、第2光ガイド部401がヒータによって熱変形されることを防止することがで
きる。また、第2光ガイド部401は、霧化部42のフレームによって支持されてもよい
【0103】
第2光ガイド部401は、霧化部42を貫通するように配置されてもよい。例えば、第
2光ガイド部401は、霧化部42の内部に配置されて霧化部42を貫通するように配置
されてもよい。一実施例において、第2光ガイド部401は、霧化部42の表面と接しつ
つ、霧化部42を貫通するように配置されてもよい。
【0104】
液体保存部41は、第2光ガイド部401の出射面と対応する位置に配置される拡散シ
ート402を含んでもよい。第2光ガイド部401を通過する光は、拡散シート402に
よって拡散されうる。すなわち、拡散シート402は、光源202から出射される光をさ
らに均一な明るさの面光源に変形させる機能を遂行することができる。
【0105】
拡散シート402は、液体保存部41の表面に付着されうる。例えば、拡散シート40
2は、第2光ガイド部401の出射面に対向する液体保存部41の表面に付着することが
できる。例えば、拡散シート402は、液体保存部41の下面に付着することができる。
また、拡散シート402は、液体保存部41の側面に付着することができる。また、拡散
シート402は、液体保存部41の側面において、蓋の窓孔(図2の101)に対向する
部分に付着されうる。
【0106】
第1光ガイド部203及び第2光ガイド部401は、光が容易に透過するようにガラス
、シリコン、プラスチックなどで形成されてもよい。例えば、第1光ガイド部203及び
第2光ガイド部401は、ガラス繊維、プラスチック繊維のような光ファイバを含んでも
よい。
【0107】
霧化部42のフレームの一部が透明な場合、第1光ガイド部203を通過した光は、フ
レームの透明部分を通過して液体保存部41に到逹することができる。その場合、霧化部
42は、第2光ガイド部401を含まなくてもよい。
【0108】
または、図6B及び図6Cに示されたように、光源202’、202’’は、カートリ
ッジ40に対してエアロゾル生成装置の長手方向と交差する方向に配置されてもよい。す
なわち、光源202’、202’’は、カートリッジ40の側方に配置されてもよい。こ
の場合、第1光ガイド部203’203’’の出射面は、液体保存部41に向かって配置
されてもよい。第1光ガイド部203’203’’を通過する光が液体保存部41に向か
って直接照射されるので、霧化部42は、第2光ガイド部401を含まなくてもよい。
【0109】
液体保存部41は、第1光ガイド部203’、203’’の出射面と対応する位置に配
置される拡散シート402’、402’’を含んでもよい。第1光ガイド部203’、2
03’’を通過した光は、拡散シート402’、402’’によっても拡散される。
【0110】
拡散シート402’、402’’は、液体保存部41の表面に付着されうる。例えば、
拡散シート402’、402’’は、第1光ガイド部203’、203’’の出射面に対
向する液体保存部41の表面に付着されうる。例えば、拡散シート402’、402’’
は、液体保存部41の側面に付着されうる。また、拡散シート402’、402’’は、
液体保存部41の側面において、蓋の窓孔と対向する部分に付着されうる。
【0111】
光源202’、202’’がカートリッジ40に向かうように配置される場合、すなわ
ち、光源202’、202’’が本体部20の外部に露出されるように配置される場合、
本体部20は、第1光ガイド部203’、203’’を含まなくてもよい。
【0112】
図7及び図8は、光が移動する経路の一例を概略的に示す。
【0113】
図7は、図6Aに示される光源から出射される光が移動する経路の一例を概略的に示す
図7及び図8には、光の移動する経路が矢印で概略的に示されている。
【0114】
図7及び図8を参照すれば、制御部(図1の16000)は、光源202が光を放出す
るように制御することができる。制御部は、既設定の時間に光源202が光を放出するよ
うに制御する。例えば、制御部は、パフとパフとの間の期間、パフが一定回数に到逹した
とき、または喫煙開始後、既設定の時間が徒過したとき、光源202が光を放出するよう
に制御することができる。
【0115】
または、制御部は、入力信号によって光源202が光を放出するように制御することが
できる。例えば、制御部は、ユーザがボタン28を押せば、光源202が光を放出するよ
うに制御する。他の例として、制御部は、ユーザがキャップ30を摺動させれば、光源2
02が光を放出するように制御する。
【0116】
または、制御部は、液体組成物の残量によって光源202が光を放出するように制御す
る。例えば、制御部は、残量感知センサで感知する液体組成物の残量が既定値に到逹すれ
ば、光源202が光を放出するように制御することができる。
【0117】
制御部は、光源202が光を放出する発光形態を制御する。例えば、制御部は、光源2
02が放出する光の色相及び強度を変更することができる。他の例として、制御部は、光
源202が光を放出する期間及び周期を変更することができる。
【0118】
制御部は、液体保存部41に収容される液体組成物の残量によって光源202が放出す
る光の色相を変更する。例えば、制御部は、液体組成物の残量の数値の変化に従って光源
202が放出する光の色相を変更することができる。他の例として、制御部は、液体組成
物の残量でパフ可能な回数の変化によって光源202が放出する光の色相を変更すること
ができる。
【0119】
制御部は、液体保存部41に収容された液体組成物の残量によって光源202が放出す
る光の色相を3種以上の色相に変更する。光源202が放出する色相の個数は、制限され
ない。制御部は、液体組成物の残量によって光源202の色相を多様に変化させ、ユーザ
が液体組成物の残量を視覚的に容易に認識可能にしうる。
【0120】
光源202から出射される光は、第1光ガイド部203を通過してカートリッジ40に
向かって照射されてもよい。第1光ガイド部203の出射面から出射される光は、第2光
ガイド部401を通過して液体保存部41に向かって照射されてもよい。第2光ガイド部
401の出射面から出射される光は、液体保存部41の拡散シート402によって拡散さ
れうる。拡散シート402によって拡散される光は、窓孔101を通じてユーザに伝達さ
れうる。ユーザは、窓孔101を通じて光を視覚的に認識し、光に基づいて液体保存部4
1に収容された液体組成物の残量を直観的に把握することができる。
【0121】
図9は、一実施例によるエアロゾル生成装置を示す。
【0122】
エアロゾル生成装置2は、本体部70、カートリッジ90、及び蓋60を含んでもよい
。エアロゾル生成装置2は、前述したエアロゾル生成装置の構成及び機能を含んでもよい
。但し、エアロゾル生成装置2は、シガレットと係わる構成を含まなくてもよい。
【0123】
エアロゾル生成装置2の蓋60は、カートリッジ90で生成されたエアロゾルが通過す
るマウスピースの機能を遂行することができる。蓋60は、開口部61を含み、開口部6
1を通じて放出されるエアロゾルがユーザの口腔に伝達されうる。
【0124】
また、蓋60は、窓孔62を含んでもよい。本体部70に設けられる光源から出射され
る光は、カートリッジ90及び窓孔62を通じて外部に出射される。ユーザは、窓孔62
を通じて出射される光からカートリッジ90の液体組成物の残量を把握することができる
【0125】
図1の制御器16000のようにブロックで表現される構成、構成要素、モジュール、
またはユニット(この段落で総称して「構成」)のうち、少なくとも1つは、例示的な実
施例によって前述したそれぞれの機能を行う多様な個数のハードウェア、ソフトウェア、
及び/またはファームウェアストラクチャとしても具現される。例えば、これら構成のう
ち、少なくとも1つは、メモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブルのような
1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置の制御を通じてそれぞれの機能を行う
直接回路構造を使用することができる。また、これら構成のうち、少なくとも1つは、特
定の論理機能を遂行するための1つ以上の実行可能な命令を含み、1つ以上のマイクロプ
ロセッサまたは他の制御装置によって実行されるモジュール、プログラム、またはコード
の一部によっても具体的に具現される。また、これら構成のうち、少なくとも1つは、そ
れぞれの機能を遂行する中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサなどのプロセッサ
を含むか、それによっても具現される。これら構成のうち、2以上は、1以上の単一構成
によって結合され、結合された2以上の構成の全ての動作または機能を遂行することがで
きる。また、これら構成のうち、少なくとも1つの機能の少なくとも一部は、これら構成
のうち、他の構成によっても行われる。また、バス(bus)は、ブロック図に図示され
ていないが、構成の通信は、バスを通じて遂行されうる。前記例示的な実施例の機能的側
面は、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムによってもで具現される。また、
ブロックまたはプロセッシング段階で表現された構成は、電子構成、信号プロセッシング
及び/または制御、データプロセッシングのための任意の関連技術を利用してもよい。
【0126】
本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外
れない範囲で変形された形態として具現可能であるということを理解できるであろう。し
たがって、本開示の方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばなりま
せん。本開示の範囲は、前述した説明ではなく、請求範囲に示されており、それと同等な
範囲内にある全ての相違点は、本開示に含まれるものと解釈されねばならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-07-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置において、
バッテリ及び制御部を含む本体部と、
前記本体部と結合し、液体組成物を収容する液体保存部及び前記液体保存部に収容された液体組成物を加熱してエアロゾルを生成する霧化部を含むカートリッジと、
前記液体保存部に収容された液体組成物の残量を感知するセンサと、を含み、
前記本体部は、前記液体保存部の内部に向かって照射されるように光を放出する光源をさらに含み、
前記制御部は、センサが感知した液体組成物の残量に基づいて、光源の発光形態を制御する、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記センサが感知した液体組成物の残量によって光源が発光する光の色相を変更する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記光源は、前記本体部の内部に配置され、
前記本体部は、前記光源から出射された光が前記カートリッジに到達するように案内する第1光ガイド部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記第1光ガイド部の出射面は、前記液体保存部に向かうように配置される、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記液体保存部は、前記第1光ガイド部から出射された光が拡散シートによって拡散されるように、前記第1光ガイド部の出射面と対応する位置に配置される前記拡散シートを含む、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記霧化部は、前記第1光ガイド部の出射面から出射された光が、前記霧化部を通過して前記液体保存部に到達するよう案内する第2光ガイド部をさらに含む、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記第2光ガイド部の入射面は、前記第1光ガイド部の出射面に向かうように配置され、前記第2光ガイド部の出射面は、前記液体保存部に向かうように配置される、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記液体保存部は、前記第2光ガイド部から出射された光が拡散シートによって拡散されるように、前記第2光ガイド部の出射面と対応する位置に配置される前記拡散シートを含む、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記光源は、前記カートリッジに対して前記エアロゾル生成装置の長手方向に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記光源は、前記カートリッジに対して前記エアロゾル生成装置の長手方向と交差する方向に配置される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。