(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134839
(43)【公開日】2023-09-27
(54)【発明の名称】衣類処理装置
(51)【国際特許分類】
D06F 58/10 20060101AFI20230920BHJP
D06F 71/29 20060101ALI20230920BHJP
【FI】
D06F58/10 Z
D06F71/29 D
D06F71/29 E
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023123209
(22)【出願日】2023-07-28
(62)【分割の表示】P 2021083630の分割
【原出願日】2017-11-10
(31)【優先権主張番号】10-2016-0150164
(32)【優先日】2016-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0150163
(32)【優先日】2016-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】チェ,チョンリョル
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジュニョン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソニョン
(72)【発明者】
【氏名】リム,ヒョンギュ
(72)【発明者】
【氏名】ナム,ジュニョン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、衣類の洗濯、乾燥、脱臭、殺菌及びシワ除去が可能な衣類処理装置に関する。
【解決手段】衣類が収容される収容空間が備えられたキャビネット、収容空間の内部に空気又は水分のうち少なくとも1つを供給する供給部、衣類のシワを除去するために衣類を加圧するように収容空間の内部に備えられたプレッサ、およびプレッサで衣類を加圧する前に衣類を加圧して固定する固定部を含む衣類処理装置を提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理装置であって、
衣類が収容される収容空間が備えられたキャビネット;
前記収容空間の内部に空気又は水分のうち少なくとも1つを供給する供給部;
衣類のシワを除去するために、衣類を加圧するように前記収容空間の内部に備えられた
プレッサ;及び
前記プレッサで衣類を加圧する前に、衣類を加圧して固定する固定部を備えてなること
を特徴とする、衣類処理装置。
【請求項2】
前記固定部は、
衣類の中心に備えられた縫い目を加圧しないように、衣類の左右の両端部を着脱自在に
加圧して固定することを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記固定部は、前記プレッサの下側に備えられることを特徴とする、請求項2に記載の
衣類処理装置。
【請求項4】
前記固定部は、
前記収容空間の内部に固定されて衣類を支持する第1の支持部;
前記第1の支持部の左側端に備えられ、前記第1の支持部との間に衣類の左側端部を加
圧して固定する第1の左側クリップ;及び
前記第1の支持部の右側端に備えられ、前記第1の支持部との間に衣類の右側端部を加
圧して固定する第1の右側クリップで構成されることを特徴とする、請求項2に記載の衣
類処理装置。
【請求項5】
前記第1の支持部の中心部は、前記収容空間の内部に固定され、
前記第1の支持部の両端部は、弾性力を有する自由端として備えられることを特徴とす
る、請求項4に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記固定部は、前記収容空間に固定されて衣類の左側端部を固定する第2の左側クリッ
プと、前記収容空間に固定されて衣類の右側端部を固定する第2の右側クリップを備えて
なり、
前記第2の左側クリップは、衣類の左側端部を支持する第2の左側クリップ支持部と、
前記第2の左側クリップ支持部から離隔して回転自在に備えられ、前記第2の左側クリッ
プ支持部との間に衣類が挿入されるとき、衣類の挿入方向に回転して弾性力を貯蔵して、
貯蔵された弾性力が復元力として作用して衣類を加圧する第2の左側クリップ加圧部とで
構成され、
前記第2の右側クリップは、衣類の右側端部を支持する第2の右側クリップ支持部と、
前記第2の右側クリップ支持部から離隔して回転自在に備えられ、前記第2の右側クリッ
プ支持部との間に衣類が挿入されるとき、衣類の挿入方向に回転して弾性力を貯蔵して、
貯蔵された弾性力が復元力として作用して衣類を加圧する第2の右側クリップ加圧部とで
構成されることを特徴とする、請求項5に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記第1の左側クリップは、前記第2の左側クリップ支持部と前記第2の左側クリップ
加圧部との間に挿入される衣類の挿入方向に前記第2の左側クリップ加圧部を回転させる
ために、前記第2の左側クリップ加圧部から延長された第2の左側クリップ取っ手を備え
てなり、
前記第1の右側クリップは、前記第2の右側クリップ支持部と前記第2の右側クリップ
加圧部との間に挿入される衣類の挿入方向に、前記第2の右側クリップ加圧部を回転させ
るために、前記第2の右側クリップ加圧部から延長された第2の右側クリップ取っ手を備
えてなることを特徴とする、請求項6に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記第2の左側クリップは、前記第2の左側クリップ支持部と前記第2の左側クリップ
加圧部との間に挿入される衣類を固定するために、前記第2の左側クリップ支持部及び前
記第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面にゴム材のダンパーを備え、
前記第2の右側クリップは、前記第2の右側クリップ支持部と前記第2の右側クリップ
加圧部との間に挿入される衣類を固定するために、前記第2の右側クリップ支持部及び前
記第2の右側クリップの加圧部のうち少なくとも1つの表面にゴム材のダンパーを備えて
なることを特徴とする、請求項6に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記第2の左側クリップは、前記第2の左側クリップ支持部と前記第2の左側クリップ
加圧部との間に衣類が容易に挿入されるように、前記第2の左側クリップ支持部及び前記
第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面に、前記第2の左側クリップ支持
部と前記第2の左側クリップ加圧部との間の間隔が離れる傾斜部を備えてなり、
前記第2の右側クリップは、前記第2の右側クリップ支持部と前記第2の右側クリップ
加圧部との間に衣類が容易に挿入されるように、前記第2の右側クリップ支持部及び前記
第2の右側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面に、前記第2の右側クリップ支持
部と前記第2の右側クリップ加圧部との間の間隔が離れる傾斜部を備えてなることを特徴
とする、請求項6に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記固定部は、衣類の左側端部を固定するために、前記収容空間に回転自在に備えられ
る左側フォルダと、衣類の右側端部を固定するために、前記収容空間に回転自在に備えら
れる右側フォルダとを備えてなることを特徴とする、請求項2に記載の衣類処理装置。
【請求項11】
前記固定部は、
衣類をプレスするプレス部;及び
前記プレス部に連結され、前記収容空間の内部に回転部によって回転自在に連結された
リンク;を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項12】
前記回転部は、回転の中心が移動可能に備えられることを特徴とする、請求項11に記
載の衣類処理装置。
【請求項13】
前記回転部は、
前記リンクから突出した閉じ突起;
前記リンクの終端から離れる方向に前記閉じ突起から離隔して、前記リンクから突出し
た開き突起;及び、
前記閉じ突起と前記開き突起がガイドされるガイド溝を備えてなることを特徴とする、
請求項11に記載の衣類処理装置。
【請求項14】
前記ガイド溝は、上側に向かうほど衣類から離れる第1のガイド溝を備えてなることを
特徴とする、請求項13に記載の衣類処理装置。
【請求項15】
前記第1のガイド溝の下側終端に前記閉じ突起が到達した場合、前記プレス部は衣類を
プレスするように備えられることを特徴とする、請求項14に記載の衣類処理装置。
【請求項16】
前記ガイド溝は、さらに、前記第1のガイド溝の下側終端において連結され、下側に向
かうほど衣類から離れる第2のガイド溝を備えてなることを特徴とする、請求項14に記
載の衣類処理装置。
【請求項17】
前記第2のガイド溝は、前記第1のガイド溝の長さより短いことを特徴とする、請求項
16に記載の衣類処理装置。
【請求項18】
前記ガイド溝は、さらに、前記第1のガイド溝の上側終端において連結され、衣類から
離れる方向に形成された第3のガイド溝を備えてなることを特徴とする、請求項14に記
載の衣類処理装置。
【請求項19】
前記第3のガイド溝の終端は、前記第1のガイド溝の上端と下端の仮想の水平線の間に
備えられることを特徴とする、請求項18に記載の衣類処理装置。
【請求項20】
前記プレス部がプレスする衣類を支持するように、前記収容空間に備えられた突出部を
備えてなり、
前記突出部は、下側に向かうほど衣類に近づく突出部傾斜部を備えてなることを特徴と
する、請求項11に記載の衣類処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、衣類処理装置とは、衣類を洗濯、すすぎ、乾燥する洗濯装置、ぬれた衣類を乾
燥する乾燥装置、衣類に染み付いた匂いを除去又はシワ(wrinkle)を除去するリ
フレッシャー(refresher)などを含む概念である。
【0003】
従来の衣類処理装置は、回転するドラム内部に衣類を投入して、洗濯、乾燥、リフレッ
シャーを行っている。しかし、ドラムから取り出した衣類はシワが多くて直ぐには着れな
いという問題、洗濯水を用いた頻繁な洗濯は衣類の損傷をもたらすという問題、ドラムを
回転させるためのモータ駆動によって大きいエネルギー消耗が発生するという問題がある
。
【0004】
かかる問題点を解決するために、洗濯水を貯留するタブ又は回転するドラムを除去して
、衣類をかけた状態でスチーム又は熱風を供給して、洗濯、乾燥、リフレッシャーを行う
衣類処理装置が発売された。衣類処理装置は、衣類に予め形成された折り目(creas
e)を再度プレスして、衣類の使用によるシワを除去するためのプレッサを含むことがで
きる。
【0005】
しかし、従来のプレッサは、衣類に発生したシワの除去のために衣類を加圧することに
よって、予め形成された折り目(crease)以外のシワを生成してしまい、衣類に二
重にシワを生成するという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
よって、本発明は、従来技術の限界及び欠点に起因する1つ以上の問題点を実質的に解
消する洗濯物処理装置に関する。
【0007】
本発明は、衣類の洗濯、乾燥、脱臭、殺菌、及びシワ除去が可能な衣類処理装置を提
供することを課題とする。
【0008】
また、本発明は、衣類に発生したシワを除去して、衣類の折り目が鮮明になるように
衣類をプレスする衣類処理装置を提供することを課題とする。
【0009】
また、本発明は、衣類に予め形成された折り目以外のシワが生成されないように、衣
類をプレスする衣類処理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のさらなる利点、目的及び特徴は、以下の説明に部分的に記載され、以下の記
載により当業者に明らかになるか、または本発明の実施例から分かることができる。本発
明の目的及び他の利点は、明細書及び添付の図面において特に指摘された構造によって実
現及び達成され得る。
【0011】
本発明の目的は、独立請求項の特徴によって解決される。好ましい実施形態は従属請
求項に記載されている。
【0012】
上述した課題を解決するために、一実施例による本発明は、衣類が収容される収容空
間が備えられたキャビネット;前記収容空間の内部に空気又は水分のうち少なくとも1つ
を供給する供給部;衣類のシワを除去するために、衣類を加圧するように前記収容空間の
内部に備えられたプレッサ;前記プレッサで衣類を加圧する前に、衣類の左右の両端部を
着脱自在に加圧して固定する固定部を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供すること
ができる。
【0013】
一実施例による本発明において、前記固定部は、衣類の中心に備えられた縫い目を加
圧しないように、衣類の左右の両端部を加圧して固定することを特徴とする衣類処理装置
を提供することができる。
【0014】
一実施例による本発明において、前記固定部は、前記プレッサの下側に備えられるこ
とを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0015】
一実施例による本発明において、前記固定部は、前記収容空間の内部に固定されて衣
類を支持する第1の支持部;前記第1の支持部の左側端に備えられ、前記第1の支持部と
の間に衣類の左側端部を加圧して固定する第1の左側クリップ;前記第1の支持部の右側
端に備えられ、前記第1の支持部との間に衣類の右側端部を加圧して固定する第1の右側
クリップで構成されることを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0016】
一実施例による本発明において、前記第1の支持部の中心部は、前記収容空間の内部
に固定され、前記第1の支持部の両端部は、弾性力を有する自由端として備えられること
を特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0017】
別の実施例による本発明において、前記固定部は、前記収容空間に固定されて衣類の
左側端部を固定する第2の左側クリップと、前記収容空間に固定されて衣類の右側端部を
固定する第2の右側クリップとを含み、前記第2の左側クリップは、衣類の左側端部を支
持する第2の左側クリップ支持部と、前記第2の左側クリップ支持部から離隔して回転自
在に備えられ、前記第2の左側クリップ支持部との間に衣類が挿入されるとき、衣類の挿
入方向に回転して弾性力を貯蔵して、貯蔵された弾性力が復元力として作用して衣類を加
圧する第2の左側クリップ加圧部で構成され、前記第2の右側クリップは、衣類の右側端
部を支持する第2の右側クリップ支持部と、前記第2の右側クリップ支持部から離隔して
回転自在に備えられ、前記第2の右側クリップ支持部との間に衣類が挿入されるとき、衣
類の挿入方向に回転して弾性力を貯蔵して、貯蔵された弾性力が復元力として作用して衣
類を加圧する第2の右側クリップ加圧部で構成されることを特徴とする衣類処理装置を提
供することができる。
【0018】
別の実施例による本発明において、前記第1の左側クリップは、前記第2の左側クリ
ップ支持部と、前記第2の左側クリップ加圧部との間に挿入される衣類の挿入方向に前記
第2の左側クリップ加圧部を回転させるために、前記第2の左側クリップ加圧部から延長
された第2の左側クリップ取っ手を含み、前記第1の右側クリップは、前記第2の右側ク
リップ支持部と、前記第2の右側クリップ加圧部との間に挿入される衣類の挿入方向に前
記第2の右側クリップ加圧部を回転させるために、前記第2の右側クリップ加圧部から延
長された第2の右側クリップ取っ手を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供すること
ができる。
【0019】
別の実施例による本発明において、前記第2の左側クリップは、前記第2の左側クリ
ップ支持部と前記第2の左側クリップ加圧部との間に挿入される衣類を固定するために、
前記第2の左側クリップ支持部及び前記第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つ
の表面にゴム材のダンパーを備え、前記第2の右側クリップは、前記第2の右側クリップ
支持部と前記第2の右側クリップ加圧部との間に挿入される衣類を固定するために、前記
第2の右側クリップ支持部及び前記第2の右側クリップの加圧部のうち少なくとも1つの
表面にゴム材のダンパーを備えることを特徴とする衣類処理装置を提供することができる
。
【0020】
別の実施例による本発明において、前記第2の左側クリップは、前記第2の左側クリ
ップ支持と前記第2の左側クリップ加圧部との間に衣類が容易に挿入されるように、前記
第2の左側クリップ支持部及び前記第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表
面に、前記第2の左側クリップ支持部と前記第2の左側クリップ加圧部との間の間隔が離
れる傾斜部を含み、前記第2の右側クリップは、前記第2の右側クリップ支持部と前記第
2の右側クリップ加圧部との間に衣類が容易に挿入されるように、前記第2の右側クリッ
プ支持部及び前記第2の右側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面に、前記第2の
右側クリップ支持部と前記第2の右側クリップ加圧部との間の間隔が離れる傾斜部を含む
ことを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0021】
また別の実施例による本発明において、前記固定部は、衣類の左側端部を固定するた
めに、前記収容空間に回転自在に備えられる左側フォルダと、衣類の右側端部を固定する
ために、前記収容空間に回転自在に備えられる右側フォルダを含むことを特徴とする衣類
処理装置を提供することができる。
【0022】
また、本発明は、上述した課題を解決するために、衣類が収容される収容空間が備え
られたキャビネット;前記収容空間の内部に空気又は水分のうち少なくとも1つを供給す
る供給部;衣類のシワを除去するために衣類を加圧するプレッサ;前記プレッサで衣類を
加圧する前に衣類を固定する固定部を含み、前記固定部は、衣類をプレスするプレス部;
前記プレス部に連結され、前記収容空間の内部に回転部によって回転自在に連結されたリ
ンクを含むことを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0023】
本発明において、前記プレス部はバー状からなることを特徴とする衣類処理装置を提
供することができる。
【0024】
本発明において、前記回転部は、回転の中心が移動可能に備えられることを特徴とす
る衣類処理装置を提供することができる。
【0025】
本発明において、前記回転部は、前記リンクから突出した閉じ突起;前記リンクの終
端から離れる方向に前記閉じ突起から離隔して、前記リンクから突出した開き突起;前記
閉じ突起と前記開き突起がガイドされるガイド溝を含むことを特徴とする衣類処理装置を
提供することができる。
【0026】
本発明において、前記ガイド溝は、上側に向かうほど衣類から離れる第1のガイド溝
を含むことを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0027】
本発明において、前記第1のガイド溝の下側終端に前記閉じ突起が到達した場合、前
記プレス部は衣類をプレスするように備えられることを特徴とする衣類処理装置を提供す
ることができる。
【0028】
本発明において、前記ガイド溝は、さらに、前記第1のガイド溝の下側終端において
連結され、下側に向かうほど衣類から離れる第2のガイド溝を含むことを特徴とする衣類
処理装置を提供することができる。
【0029】
本発明において、前記第2のガイド溝は、前記第1のガイド溝の長さより短いことを
特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0030】
本発明において、前記ガイド溝は、さらに、前記第1のガイド溝の上側終端において
連結され、衣類から離れる方向に形成された第3のガイド溝を含むことを特徴とする衣類
処理装置を提供することができる。
【0031】
本発明において、前記第3のガイド溝の終端は、前記第1のガイド溝の上端と下端の
仮想の水平線の間に備えられることを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0032】
本発明において、前記プレス部がプレスする衣類を支持するように、前記収容空間に
備えられた突出部を含み、前記突出部は、下側に向かうほど衣類に近づく突出部傾斜部を
含むことを特徴とする衣類処理装置を提供することができる。
【0033】
前述の一般的な説明および以下の本発明の詳細な説明は、例示的および説明的なもの
であり、本発明の特許請求の範囲の記載に対してさらなる説明を提供することを意図して
いることを理解されたい。
【発明の効果】
【0034】
本発明は、衣類の洗濯、乾燥、脱臭、殺菌及びシワ除去が可能な衣類処理装置を提供
する効果がある。
【0035】
また、本発明は、衣類に発生したシワを除去して、衣類の折り目が鮮明になるように
衣類をプレスする衣類処理装置を提供する効果がある。
【0036】
また、本発明は、衣類に予め形成された折り目以外のシワが生成されないように衣類
をプレスする衣類処理装置を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
本出願に添付された本出願の一部を構成する図は、本発明の実施例を示して本発明の
さらなる理解を提供して、明細書と共に本発明の原理を説明する役割を果たす。
【
図1】本発明の一実施例による衣類処理装置を示す図である。
【
図2】本発明の一実施例による衣類処理装置の断面を示す図である。
【
図3】本発明の一実施例による衣類処理装置の断面を示す図である。
【
図4】第1の実施例による固定部6100を示す図である。
【
図5】第1の実施例による固定部6100の断面を示す図である。
【
図6】第1の実施例による固定部6100の使用例を示す図である。
【
図7】第2の実施例による固定部6300を示す図である。
【
図8】第2の実施例による固定部6300の断面を示す図である。
【
図9】第2の実施例による固定部6300の全体斜視図である。
【
図10】第2の実施例による固定部6300の分解斜視図である。
【
図11】第2の実施例による固定部6300の使用例を示す図である。
【
図12】第3の実施例による固定部6500を示す図である。
【
図14】本発明の別の実施例による衣類処理装置を示す図である。
【
図15】本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた固定部を拡大した図である。
【
図16】本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた固定部の分解斜視図である。
【
図17】本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた回転部の断面図であり、プレス部によって衣類が加圧された状態を示す図である。
【
図18】本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた回転部の断面図であり、プレス部によって衣類への加圧が解除された状態を示す図である。
【
図19】
図15のA-A′を拡大した断面であり、本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた突出部及びプレス部の断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実施例を詳細に説明する。一方、以下に開示
する装置の構成や制御方法は本発明の実施例を説明するためのものであるだけで、本発明
の権利範囲を限定するためではなく、明細書全般にわたって同じに使用された参照符号は
同一構成要素を示す。
【0039】
図1は、本発明の一実施例による衣類処理装置を示す図である。
【0040】
以下、
図1を参考して、本発明の一実施例による衣類処理装置を説明する。
【0041】
本発明の一実施例による衣類処理装置100は、キャビネット1と、キャビネットの
内部に備えられ、衣類が収容される衣類収容部3と、収容空間31を開閉するために、キ
ャビネット1に回動自在に連結されたドア11と、収容空間31に衣類を支持するための
衣類支持部を含むことができる。
【0042】
キャビネット1は、衣類処理装置100の外観を形成することができ、長方体状であ
ってもよい。
【0043】
衣類収容部3は、キャビネット1の内部に位置して、衣類が収容される空間を提供す
る収容空間31を含むことができる。
【0044】
衣類支持部は、収容空間31の内部に備えられる第1の衣類支持部310と、ドア1
1に備えられる第2の衣類支持部312のうち少なくとも1つ以上を備えることができる
。
【0045】
第1の衣類支持部310は、収容空間31の幅方向(ドアの幅方向、Y軸方向)に沿
って備えられるバー(bar)状に形成することができる。
【0046】
第2の衣類支持部312は、衣類が広げられた状態を維持したまま収容空間31の内
部に位置するようにドア11の内側面11aに設けられることができる。
【0047】
図2及び
図3は、本発明の一実施例による衣類処理装置の断面を示す図である。
【0048】
図2を参照すると、第2の衣類支持部312は、ドア11に固定されるベース54、
ベース54から突設され、ドア11の高さ方向(Z軸方向)に沿って配置される少なくと
も1つの支持部51, 52, 53を含むことができる。
【0049】
一例による衣類処理装置100は、キャビネット1の内部に収容空間31と分離され
た機械室7と、機械室7の内部に備えられ、衣類収容部に空気又は水分のうち少なくとも
1つを供給する供給部を含むことができる。
【0050】
機械室7は、収容空間31の下部に位置することができる。
【0051】
供給部によって収容空間31に供給される空気は、加熱された空気(heated
air、熱風)であり、供給部によって収容空間に供給される水分は、スチーム(ste
am)であってもよい。
【0052】
供給部は、収容空間31に空気(加熱された空気又は加熱されていない空気)を供給
する空気供給部71と、収容空間31に水分(steam又はmist)を供給する水分
供給部72とのうち少なくともいずれか1つを含むことができる。
【0053】
以下、説明の便宜のために、供給部が空気供給部71及び水分供給部72をいずれも
含み、空気供給部71は熱風を収容空間31に供給して、水分供給部72はスチームを収
容空間31に供給する場合を基準として説明する。
【0054】
空気供給部71は、収容空間31の内部の空気を循環させる循環ダクト711、循環
ダクト711に沿って流動する空気と熱交換する熱交換部713、収容空間31の内部の
空気が循環ダクト711に沿って流動できるようにするブロア715を含むことができる
。
【0055】
循環ダクト711は、収容空間31に備えられた空気排出部35及び空気吸入部36
を介して収容空間31の内部と連通して、収容空間の内部の空気は、空気吸入部、循環ダ
クト、空気排出部、収容空間の順に循環する。
【0056】
空気排出部35と空気吸入部36は、収容空間31の底面を貫通するように備えられ
る。機械室7の内部に備えられた循環ダクト711の一端は空気吸入部36に連結され、
循環ダクト711の他端は空気排出部35に連結される。
【0057】
熱交換部713は、循環ダクト711へ流入した空気の除湿及び加熱のためにヒット
ポンプ(heat pump)として形成されてもよい。ただし、本発明の衣類処理装置
に備えられた熱交換部がヒットポンプに限られるわけではない。
【0058】
熱交換部713は、循環ダクト711の内部に備えられる蒸発器E、循環ダクト71
1の内部に位置する凝縮器C、循環ダクトの外部に位置する圧縮器P及び膨張器Exを含
むことができる。蒸発器E、圧縮器P、凝縮器C及び膨張器Exは、冷媒管714によっ
て互いに連結される。
【0059】
圧縮器Pは、冷媒が冷媒管714に沿って循環するように冷媒を高圧に圧縮する手段
であり、蒸発器Eは、循環ダクト711の内部の空気から熱を吸収して冷媒を蒸発させる
手段であり、凝縮器Cは、循環ダクト711の内部の空気で熱を放出することで冷媒を凝
縮させる手段である。
【0060】
ブロア715は、循環ダクト711の内部に位置して、収容空間31の内部の空気が
循環ダクト711を介して循環できるようにする手段であって、凝縮器Cと空気排出部3
5との間に位置する。
【0061】
ブロア715が作動するとき、循環ダクト711の内部の空気は空気排出部35を介
して収容空間31へ移動して、収容空間31の内部の空気は空気吸入部36を介して循環
ダクト711へ移動する。
【0062】
空気吸入部36を介して循環ダクト711へ流入される空気は、蒸発器Eを通過しな
がら冷却され、蒸発器Eを通過した空気は凝縮器Cを通過しながら加熱される。
【0063】
蒸発器Eを通過しながら空気が冷却される場合、空気に含有された水分は除去され(
除湿)、空気から除去された水分(凝縮水)は、蒸発器の表面や循環ダクトの内部に残留
する。
【0064】
衣類処理装置100は、蒸発器Eによって発生する凝縮水を除去するための排水部を
含んでもよい。排水部は、循環ダクト711の内部に凝縮水が残留して、熱交換部713
の熱交換の効率を低下させることを防止する。
【0065】
排水部は、機械室ドア74に着脱自在に設けられる排水タンク745、循環ダクト7
11の内部の凝縮水を排水タンク745に供給する排水管747及び排水ポンプ749を
含むことができる。
【0066】
一方、
図3のように、水分供給部72は、機械室7の内部に備えられる貯留部721
、貯留部721の内部に備えられるヒータ725、貯留部721を水分排出部37に連結
する水分供給管727を含むことができる。
【0067】
貯留部721は水が貯留される手段であり、ヒータ725は貯留部721の内部に貯
留された水を加熱して水をスチームに変える手段であり、水分供給管727は貯留部72
1の内部のスチームを収容空間31に導く手段である。
【0068】
貯留部721には給水部を介して水が供給されるが、給水部は機械室ドア74に着脱
自在に備えられた給水タンク743として形成されてもよい。
【0069】
貯留部721には、機械室ドア74が機械室7を閉鎖すると給水タンク743に連結
され、機械室ドア74が機械室7を開放すると給水タンク743から分離される連結管7
23をさらに含んでもよい。
【0070】
給水タンク743を機械室ドア74に着脱自在に形成することは、本発明の衣類処理
装置100が給水源(未図示)から遠く離れた位置に設置される場合を考慮したからであ
る。
【0071】
本発明は、衣類が収容空間31の内部で広げられた状態を維持しながら熱風やスチー
ムを供給するため、スチームや熱風の供給が終った後、衣類にシワが生じることを防止す
ることができる。
【0072】
一方、
図1に示すように、一例による衣類処理装置は、衣類に発生したシワを除去し
たり、衣類に予め設定された折り目を鮮明にするプレッサ9を含んでもよい。
【0073】
プレッサ(presser)9は、収容空間31に供給されるスチーム及び熱風を利
用して、衣類に発生したシワを除去したり、衣類に予め設定された折り目を固定させるこ
とができる。
【0074】
プレッサ9は、収容空間31内のいずれの位置にも備えられるが、
図1はドア11の
内側面11aに備えられた場合を一例として示している。
【0075】
プレッサ9は、ドア11の内周面に備えられ、衣類が支持される空間(支持空間)を
提供する支持部91と、支持部91又はドア11に回転自在に備えられ、支持部91に位
置した衣類を加圧する圧縮部93で構成することができる。
【0076】
支持部91は、収容空間31に向かうドア11の表面として備えられてもよく、ドア
11の表面に固定される別の部材として備えられてもよい。
図1は支持部91がドア11
の表面に固定される別の支持ボディー911として備えられた場合を一例として示してい
る。
【0077】
圧縮部93は、ドア11の内周面又は支持ボディー911に回転自在に備えられる圧
縮ボディー931、圧縮ボディー931を貫通するように備えられ、収容空間31に流入
したスチームや熱風を支持ボディー911にかけられた衣類に供給するボディー貫通穴9
33で構成することができる。
【0078】
圧縮ボディー931の一端は、ドア11又は支持ボディー911に回転自在に取り付
けられるが、圧縮ボディー931の他端(自由端)は、ドア11又は支持ボディー911
に着脱自在に取り付けられてもよい。
【0079】
圧縮ボディー931は、締結部971,973によってドア11の内周面に着脱自在
である。締結部は、ドア11及び圧縮ボディー931のうちいずれか1つに備えられる着
脱溝971と、ドア11及び圧縮ボディー931のうちその他の1つに備えられ、着脱溝
971に取り付けられる締結突起973で構成することができる。
【0080】
ハンガー200のフックHを第2の衣類支持部5にかけることで、ズボンのような衣
類が広げられた状態で支持ボディー911の表面にかけられる。持ボディー911の表面
に衣類がかけられると、ユーザは、圧縮ボディー931を支持ボディー911方向に回転
させて、締結部971,973を介して圧縮ボディー931と支持ボディー911を結合
させる。衣類が支持ボディー911と圧縮ボディー931の間で圧縮された状態を維持す
る間に、空気供給部71又は水分供給部72が収容空間31の内部に熱風やスチームを供
給すると、収容空間31の内部の熱風又はスチームは、ボディー貫通穴933を介して衣
類に供給される。衣類に発生したシワの除去が可能であるだけではなく、衣類に予め設定
された折り目は鮮明にする効果がある。
【0081】
一方、ズボンのような衣類の場合、縫い目(Sewing Line)が存在するが
、プレッサ9が上述した構造のみで形成されると、縫い目によって衣類に不要なシワが形
成される可能性がある。
【0082】
これを防止するために、プレッサ9には、支持ボディー911及び圧縮ボディー93
1のうち少なくともいずれか1つに備えられ、縫い目のような衣類の一部領域が圧縮され
ないようにする溝913,935などをさらに備えてもよい。
【0083】
図1は、この溝が支持ボディー911に備えられる支持ボディー溝913、圧縮ボデ
ィー931に備えられる圧縮ボディー溝937が形成された場合を一例として示している
。
【0084】
支持ボディー溝913は、ドアの高さ方向(Z軸方向)に沿って備えられるが、支持
ボディー911の表面が凹状に折曲して備えられてもよい。支持ボディー溝913は、支
持ボディー911の表面が収容空間31から離れる方向に凹状に折曲して備えられてもよ
い。
【0085】
圧縮ボディー溝937もドア11の高さ方向(Z軸方向)に沿って圧縮ボディー93
1の表面が支持ボディー911から離れる方向(収容空間31に向かう方向)に向けて凹
状に折曲して備えられてもよい。
【0086】
支持ボディー溝913は支持ボディー911の中央に位置して、圧縮ボディー溝93
7は圧縮ボディー931の中央に位置してもよい。
【0087】
ユーザは衣類に備えられた縫い目を支持ボディー溝913又は圧縮ボディー溝937
に位置させた後、圧縮ボディー931を支持ボディー911方向に回転させて、圧縮ボデ
ィー931を支持ボディー911に結合して衣類を加圧する。この過程において、衣類の
位置が変更したり、衣類の形態が変更されて、衣類に不要なシワが生成される問題がある
。
【0088】
上述した問題を解決するために、一実施例による衣類処理装置は、支持ボディー91
1に位置した衣類を圧縮ボディー931で加圧する前に衣類を固定するための固定部61
00,6300,6500を含んでもよい。
【0089】
ユーザは、衣類の縫い目を支持ボディー溝913に位置させて、衣類に予め設定され
た折り目に合わせた後、固定部6100,6300,6500によって衣類の位置を固定
させることがでるため、圧縮ボディー931を支持ボディー911に結合する過程におい
て、衣類の縫い目が支持ボディー溝913から離脱するか、衣類に二重のシワが発生する
可能性を最小化することができる。
【0090】
固定部6100,6300,6500は、プレッサ9で衣類を加圧する前に、衣類の
左右の両端部を着脱自在に加圧して固定することができる。
【0091】
固定部6100,6300,6500は、衣類の中心に備えられた縫い目を加圧しな
いように、衣類の左右の両端部のみを加圧して固定することができる。
【0092】
固定部6100,6300,6500は、プレッサ9の下部に設けられてもよい。
【0093】
プレッサ9がドア11の内側面11aに設けられた場合には、固定部もドア11の内
側面11aにおいてプレッサ9の下側に設けられてもよい。
【0094】
また、一例において、プレッサ9が収容空間31の内側面に備えられた場合には、固
定部6100,6300,6500も収容空間31の内側面においてプレッサ9の下側に
設けられてもよい。
【0095】
また、一例において、プレッサ9は、衣類支持部にかけられてもよく、この場合には
、固定部6100,6300,6500はプレッサそのものに備えられてもよく、具体的
には、支持ボディーの下側に備えられる。
【0096】
図4は、第1の実施例による固定部6100を示す図である。
図5は、第1の実施例
による固定部6100の断面を示す図である。
【0097】
図4を参照すると、第1の実施例による固定部6100は、収容空間の内部に固定さ
れ、衣類を支持する第1の支持部6110と、第1の支持部6110の左側端に備えられ
、第1の支持部6110との間に衣類の左側端部を加圧して固定する第1の左側クリップ
6130と、第1の支持部6110の右側端に備えられ、第1の支持部6110との間に
衣類の右側端部を加圧して固定する第1の右側クリップ6150で構成することができる
。
【0098】
第1の支持部6110は、支持ボディー911の下側に備えられてもよく、支持ボデ
ィー911から下側に延長して備えられてもよい。
図4は、第1の支持部6110が支持
ボディー911とは別の部材として構成される場合を示している。
【0099】
第1の支持部6110の衣類処理装置の高さ方向(Z軸方向)の長さは、第1の左側
クリップ及び第1の右側クリップの高さ方向(Z軸方向)の長さより長いことが好ましい
。
【0100】
第1の支持部6110は、弾性力を有するように弾性材質で形成され、一例として、
プラスチック、延性を有する金属などで形成されることができる。
【0101】
図5を参照すると、第1の支持部6110の中心部は、収容空間31の内部に固定さ
れ、第1の支持部6110の両端部は、弾性力を有する自由端であってもよい。
【0102】
第1の支持部6110は、ドアの内側面11aに第1の支持部の中心部6111が固
定部材(未図示)によって固定され、第1の支持部6110の中心部から左側方向に延長
された第1の左側翼6113と、右側方向に延長された第1の右側翼6115を含んでも
よい。
【0103】
第1の左側翼6113は、第1の支持部の中心部から衣類に向かって斜めに延長され
た第1の左側翼傾斜部6113aと、第1の左側翼傾斜部に連結され、第1の左側クリッ
プ6130と共に衣類の両面をそれぞれ加圧する第1の左側翼加圧部6113bで構成す
ることができる。
【0104】
第1の左側翼傾斜部6113aは、中心部から離れるほどドアの内側面11aから離
隔するように備えられる。また、第1の左側翼加圧部6113bは、ドアの内週面から所
定間隔で離れて備えられる。
【0105】
第1の左側翼6113は、第1の左側翼加圧部6113bの終端からドアの内側面1
1aに延長される第1の左側翼延長部6113cをさらに含んでもよい。第1の左側翼延
長部6113cの終端は、ドアの内側面11aから離隔して備えられる。
【0106】
第1の左側翼加圧部6113bと第1の左側クリップ6130との間に衣類が挿入さ
れると、第1の左側翼加圧部6113bは、ドア側に外力が加われて移動して、第1の左
側翼延長部6113cは、第1の左側翼加圧部611cがドア側に移動する距離を制限す
る止め具となる。
【0107】
一方、第1の左側翼6113は、第1の左側翼傾斜部6113aからドア側に延長さ
れるか、ドアの内側面11aから第1の左側翼傾斜部6113a側に延長される第1の左
側翼突出部6113dをさらに含んでもよい。
【0108】
第1の左側翼突出部6113dは、第1の左側翼傾斜部6113aをドアの内側面1
1aから離隔させる。第1の左側翼加圧部6113bに外力が作用すると、第1の左側翼
突出部6113dは、第1の左側翼加圧部6113bの回転中心となり、第1の左側翼加
圧部6113bに弾性復元力を提供することができる。
【0109】
第1の右側翼6115は、第1の支持部の中心部から衣類に向かって斜めに延長され
た第1の右側翼傾斜部6115aと、第1の右側翼傾斜部に連結され、第1の右側クリッ
プ6150と共に衣類の両面をそれぞれ加圧する第1の右側翼加圧部6115bで構成す
ることができる。
【0110】
第1の右側翼傾斜部6115aは、中心部から離れるほどドアの内側面11aから離
隔して備えられる。また、第1の右側翼加圧部6115bは、ドアの内週面から所定間隔
で離れて備えられる。
【0111】
第1の右側翼6115は、第1の右側翼加圧部6115bの終端からドアの内側面1
1aに延長される第1の右側翼延長部6115cをさらに含んでもよい。第1の右側翼延
長部6115cの終端は、ドアの内側面11aから離隔して備えられる。
【0112】
第1の右側翼加圧部6115bと第1の右側クリップ6130との間に衣類が挿入さ
れると、第1の右側翼加圧部6115bは、ドア側に外力が加われて移動して、第1の右
側翼延長部6115cは、第1の右側翼加圧部611cがドア側に移動する距離を制限す
る止め具となる。
【0113】
一方、第1の右側翼6115は、第1の右側翼傾斜部6115aからドア側に延長さ
れるか、ドアの内側面11aから第1の右側翼傾斜部6115a側に延長される第1の右
側翼突出部6115dをさらに含んでもよい。
【0114】
第1の右側翼突出部6115dは、第1の右側翼傾斜部6115aをドアの内側面1
1aから離隔させる。第1の右側翼加圧部6115bに外力が作用すると、第1の右側翼
突出部6115dは、第1の右側翼加圧部6115bの回転中心となり、第1の右側翼加
圧部6115bに弾性復元力を提供することができる。
【0115】
第1の左側クリップ6130と第1の右側クリップ6150は、対向するように備え
られ、同じ高さに取り付けられる。
【0116】
第1の左側クリップ6130は、第1の支持部の左側端に備えられ、第1の左側翼加
圧部6113bと共に衣類の左側端部の前後面をそれぞれ加圧して固定する。
【0117】
第1の左側クリップ6130は、ドアの内側面11aに固定して備えられ、支持ボデ
ィー911よりも下側に備えられる。よって、支持ボディーと圧縮ボディーによって加圧
される衣類の位置及び衣類の形態を固定することができる。
【0118】
第1の左側クリップ6130は、ドアの内側面11aに締結される第1の左側クリッ
プ締結部6131と、第1の左側クリップ締結部から第1の支持部の中心部6111方向
に折曲して延長された第1の左側クリップ加圧部6133で構成することができる。
【0119】
第1の左側クリップ締結部6131は、ドアの内側面11aに備えられた第1の左側
締結穴6171に挿入して締結されてもよい。
【0120】
第1の左側クリップ加圧部6133は、第1の左側翼加圧部6113bと共に衣類の
左側端部の両面を加圧して固定することができる。第1の左側クリップ加圧部6133の
左右方向の長さは、第1の左側翼6113の左右方向の長さより短くてもよい。
【0121】
第1の左側翼突出部6113dは、第1の左側クリップ加圧部6133の終端と第1
の支持部の中心部6111の間に備えられてもよい。よって、衣類の縫い目が第1の支持
部と第1の左側クリップによって加圧されないようにする。
【0122】
第1の右側クリップ6150は、第1の支持部の右側端に備えられ、第1の右側翼加
圧部6115bと共に衣類の右側端部の前後面をそれぞれ加圧して固定する。
【0123】
第1の右側クリップ6150は、ドアの内側面11aに固定して備えられ、支持ボデ
ィー911よりも下側に備えられる。よって、支持ボディーと圧縮ボディーによって加圧
される衣類の位置及び衣類の形態を固定することができる。
【0124】
第1の右側クリップ6150は、ドアの内側面11aに締結される第1の右側クリッ
プ締結部6151と、第1の右側クリップ締結部から第1の支持部の中心部6111方向
に折曲して延長された第1の右側クリップ加圧部6153で構成することができる。
【0125】
第1の右側クリップ締結部6151は、ドアの内側面11aに備えられた第1の右側
締結穴6171に挿入して締結されてもよい。
【0126】
第1の右側クリップ加圧部6153は、第1の右側翼加圧部6115bと共に衣類の
右側端部の両面を加圧して固定することができる。第1の右側クリップ加圧部6153の
左右方向の長さは、第1の右側翼6115の左右方向の長さより短くてもよい。
【0127】
第1の右側翼突出部6115dは、第1の右側クリップ加圧部6153の終端と第1
の支持部の中心部6111の間に備えられてもよい。よって、衣類の縫い目が第1の支持
部と第1の右側クリップによって加圧されないようにする。
【0128】
図6は、第1の実施例による固定部6100の使用例を示す図である。
【0129】
図6Aを参照して、第1の実施例による固定部の使用例を説明すると、衣類の終端を
固定したハンガーHを圧縮ボディー931を開放した状態で第2の衣類支持部312にか
けて、衣類にシワが発生したり、折り目が設定された部分を支持ボディー911の表面に
支持させる。この場合、衣類の縫い目が支持ボディー溝913又は圧縮ボディー溝937
に位置するように支持ボディー911の表面に位置させて、予め形成された折り目が圧縮
ボディー931によって加圧されるように衣類の形態を整列する。
【0130】
圧縮ボディー931を閉じる途中に衣類の位置及び形態を維持するために、衣類の左
右の両端部を第1の左側クリップ6130と第1の右側クリップ6150に固定させる。
この後、
図6Bのように、圧縮ボディー931を支持ボディー911に締結して衣類を加
圧して、衣類に発生したシワを除去して、予め形成された折り目を鮮明になるようにプレ
スする。
【0131】
図7は、第2の実施例による固定部6300を示す図である。
図8は、第2の実施例
による固定部6300の端面を示す図である。
【0132】
図7を参照すると、第2の実施例による固定部6300は、収容空間31に固定して
備えられ、衣類の左側端部を固定する第2の左側クリップ6310と、収容空間31に固
定して備えられ、衣類の右側端部を固定する第2の右側クリップ6330を含んでもよい
。
【0133】
第2の左側クリップ6310と第2の右側クリップ6330は対向するように備えら
れ、同じ高さに取り付けられる。
【0134】
第2の左側クリップと第2の右側クリップは、収容空間の内側面又はドアの内側面1
1a又はプレッサ9の下端に備えられ、
図7は、ドアの内側面11aに第2の左側クリッ
プと第2の右側クリップが備えられた場合である。
【0135】
図8を参照すると、第2の左側クリップ6310は、衣類の左側端部を支持する第2
の左側クリップ支持部6311と、第2の左側クリップ支持部と共に衣類の両面を加圧す
る第2の左側クリップ加圧部6312で構成することができる。
【0136】
第2の左側クリップ支持部6311は、ドアの内側面11aに設けられ、固定して備
えられ、衣類の左側端部の一面を支持する。
【0137】
第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップをドアの内側面11aに締結す
るために、第2の左側クリップ支持部6311の左側終端からドアの内側面に延長された
第2の左側クリップ締結部6316を含んでもよい。
【0138】
第2の左側クリップ支持部6311は、その終端から衣類の中心部方向に延長されて
備えられた第2の左側クリップ支持突起6311aを含み、第2の左側クリップ支持突起
6311aは、ドアの内側面11aに備えられた第2の左側支持溝6318に挿入され、
第2の左側クリップ締結部6316は、ドアの内側面11aに備えられた第2の左側締結
穴6317に挿入して固定されるため、第2の左側クリップ6310をドアの内側面に固
定させることができる。
【0139】
第2の左側クリップ加圧部6312は、第2の左側クリップ支持部6311から所定
間隔で離隔して備えられてもよく、又は第2の左側クリップ支持部6311の表面に接す
るように備えられてもよい。
【0140】
第2の左側クリップ加圧部6312は、第2の左側クリップ支持部6311に相対的
に回転自在に備えられる。第2の左側クリップ加圧部6312の回転軸は、衣類処理装置
の高さ方向又は上下方向に備えられてもよい。
【0141】
第2の左側クリップ加圧部6312は、第2の左側クリップ支持部と第2の左側クリ
ップ加圧部との間に衣類が挿入されるとき、衣類の挿入方向に衣類から外力が加われて回
転して弾性力を貯蔵することができ、貯蔵された弾性力は復元力として作用することがで
きる。第2の左側クリップ加圧部6312は、貯蔵された弾性力を復元力として第2の左
側クリップ加圧部と第2の左側クリップ支持部との間に挿入された衣類を加圧して固定す
ることができる。
【0142】
第2の左側クリップ加圧部は、第2の左側クリップ支持部と第2の左側クリップ加圧
部との間に衣類が挿入されるとき、第2の左側クリップ支持部から離れるように回転する
。
【0143】
第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップ加圧部6312の回転による弾
性力を提供するために第2の左側クリップ加圧部6312の回転軸に第2の左側クリップ
弾性部材6313を備えてもよい。(
図10を参照)
【0144】
第2の右側クリップ6330は、衣類の右側端部を支持する第2の右側クリップ支持
部6331と、第2の右側クリップ支持部と共に衣類の両面を加圧する第2の右側クリッ
プ加圧部6332で構成することができる。
【0145】
第2の右側クリップ支持部6331は、ドアの内側面11aに設けられて、固定して
備えられ、衣類の右側端部の一面を支持する。
【0146】
第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップをドアの内側面11aに締結す
るために、第2の右側クリップ支持部6331の右側終端からドアの内側面に延長された
第2の右側クリップ締結部6336を含んでもよい。
【0147】
第2の右側クリップ支持部6331は、その終端から衣類の中心部方向に延長されて
備えられた第2の右側クリップ支持突起6331aを含み、第2の右側クリップ支持突起
6331aは、ドアの内側面11aに備えられた第2の右側支持溝6338に挿入されて
、第2の右側クリップ締結部6336は、ドアの内側面11aに備えられた第2の右側締
結穴6337に挿入されて固定されるため、第2の右側クリップ6330をドアの内側面
に固定させることができる。
【0148】
第2の右側クリップ加圧部6332は、第2の右側クリップ支持部6331から所定
間隔で離隔して備えられてもよく、又は第2の右側クリップ支持部6331の表面に接す
るように備えられてもよい。
【0149】
第2の右側クリップ加圧部6332は、第2の右側クリップ支持部6331に相対的
に回転自在に備えられる。第2の右側クリップ加圧部6332の回転軸は、衣類処理装置
の高さ方向又は上下方向に備えられてもよい。
【0150】
第2の右側クリップ加圧部6332は、第2の右側クリップ支持部と第2の右側クリ
ップ加圧部との間に衣類が挿入されるとき、衣類の挿入方向に衣類から外力が加われて回
転して弾性力を貯蔵することができ、貯蔵された弾性力は復元力として作用することがで
きる。第2の右側クリップ加圧部6332は、貯蔵された弾性力を復元力として第2の右
側クリップ加圧部と第2の右側クリップ支持部との間に挿入された衣類を加圧して固定す
ることができる。
【0151】
第2の右側クリップ加圧部は、第2の右側クリップ支持部と第2の右側クリップ加圧
部との間に衣類が挿入されるとき、第2の右側クリップ支持部から離れるように回転する
。
【0152】
第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップ加圧部6332の回転による弾
性力を提供するために、第2の右側クリップ加圧部6332の回転軸に第2の右側クリッ
プ弾性部材6333を備えてもよい。(
図10を参照)
【0153】
図9は、第2の実施例による固定部6300の全体斜視図であり、
図10は、第2の
実施例による固定部6300の分解斜視図である。
【0154】
図9及び
図10を参照すると、第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップ
支持部6311と第2の左側クリップ加圧部6312との間に挿入される衣類の挿入方向
に第2の左側クリップ加圧部6312を回転させるために、第2の左側クリップ加圧部6
312から延長された第2の左側クリップ取っ手6315を含んでもよい。
【0155】
第2の左側クリップ取っ手6315に力を加えると、第2の左側クリップ加圧部63
12は、衣類を加圧していた力を解除するように回転する。
【0156】
第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップ支持部6311から所定間隔で
離隔して備えられた第2の左側クリップ延長部6314を含んでもよい。第2の左側クリ
ップ延長部6314は、第2の左側クリップ支持部6311から延長されることができる
。第2の左側クリップ延長部6314と第2の左側支持部6311は、衣類側に向かって
開放して備えられてもよく、これは衣類に向かって開放した「コ」字状に形成されること
ができる。
【0157】
また、第2の左側クリップ延長部の衣類の中心方向への長さは、第2の左側クリップ
支持部の衣類の中心方向への長さと同一に備えられる。
【0158】
第2の左側クリップ加圧部6312の回転軸6312aは、第2の左側クリップ延長
部6314の終端又は終端から所定間隔で離隔した位置に備えられる。回転軸6312a
を両側に支持するために、第2の左側クリップ延長部は、第2の左側クリップ加圧部63
12の両側に第2の左側クリップ支持部6311から延長して備えられる。または、
図1
0に示されたように、第2の左側クリップ延長部は、第2の左側クリップ加圧部6312
を内側に挿入可能な第2の左側クリップ貫通穴6314aを備えてもよい。
【0159】
また、第2の左側クリップ加圧部に弾性力を提供する第2の左側クリップ弾性部材6
313が第2の左側クリップ加圧部の回転軸6312aに備えられ、第2の左側クリップ
弾性部材6313は、トーションばねとして備えられてもよい。この場合、弾性力は、第
2の左側クリップ加圧部の終端が第2の左側クリップ支持部側に回転するように備えられ
る。
【0160】
また、第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップ支持部6311と、第2
の左側クリップ加圧部6312との間に挿入される衣類を固定するために、第2の左側ク
リップ支持部及び第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面にゴム材のダン
パー6311bを備えてもよい。よって、ゴム材のダンパー6311aは、衣類との間で
摩擦力を増加させて、衣類が第2の左側クリップから引き出されないように固定すること
ができる。
【0161】
また、第2の左側クリップ6310は、第2の左側クリップ支持部6311と、第2
の左側クリップ加圧部6312との間に衣類が容易に挿入されるように、第2の左側クリ
ップ支持部及び第2の左側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面に、衣類の中心部
側に向かうほど第2の左側クリップ支持部と第2の左側加圧部との間の間隔が離れる傾斜
部6111cを含んでもよい。
【0162】
一方、第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップ支持部6331と第2の
右側クリップ加圧部6332との間に挿入される衣類の挿入方向に第2の右側クリップ加
圧部6332を回転させるために、第2の右側クリップ加圧部6332から延長された第
2の右側クリップ取っ手6335を含んでもよい。
【0163】
第2の右側クリップ取っ手6335に力を加えると、第2の右側クリップ加圧部63
32は、衣類を加圧していた力が解除されるように回転する。
【0164】
第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップ支持部6331から所定間隔で
離隔して備えられた第2の右側クリップ延長部6334を含んでもよい。第2の右側クリ
ップ延長部6334は、第2の右側クリップ支持部6331から延長されることができる
。第2の右側クリップ延長部6334と第2の右側支持部6332は、衣類側に向かって
開放して備えれてもよく、これは衣類に向かって開放した「コ」字状に形成されることが
できる。
【0165】
また、第2の右側クリップ延長部の衣類の中心方向への長さは、第2の右側クリップ
支持部の衣類の中心方向への長さと同一に備えられてもよい。
【0166】
第2の右側クリップ加圧部6332の回転軸6332aは、第2の右側クリップ延長
部6334の終端又は終端から所定間隔で離隔した位置に備えれる。回転軸6332aを
両側に支持するために、第2の右側クリップ延長部は、第2の右側クリップ加圧部633
2の両側に第2の右側クリップ支持部6331から延長して備えられてもよい。または、
図10に示されたように、第2の右側クリップ延長部は、第2の右側クリップ加圧部63
32を内側に挿入可能な第2の右側クリップ貫通穴6334aを備えてもよい。
【0167】
また、第2の右側クリップ加圧部に弾性力を提供する第2の右側クリップ弾性部材6
333が第2の右側クリップ加圧部の回転軸6332aに備えられてもよく、第2の右側
クリップ弾性部材6333は、トーションばねとして備えられもよい。この場合、弾性力
は、第2の右側クリップ加圧部の終端が第2の右側クリップ支持部側に回転するように備
えられる。
【0168】
また、第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップ支持部6331と、第2
の右側クリップ加圧部6332との間に挿入される衣類を固定するために、第2の右側ク
リップ支持部及び第2の右側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面にゴム材のダン
パー6331bを備えてもよい。よって、ゴム材のダンパー6331bは、衣類との間で
摩擦力を増加させて、衣類が第2の右側クリップから引き出されないように固定すること
ができる。
【0169】
また、第2の右側クリップ6330は、第2の右側クリップ支持部6331と、第2
の右側クリップ加圧部6332との間に衣類が容易に挿入されるように、第2の右側クリ
ップ支持部及び第2の右側クリップ加圧部のうち少なくとも1つの表面に、衣類の中心部
側に向かうほど第2の右側クリップ支持部と第2の右側加圧部との間の間隔が離れる傾斜
部6111cを含んでもよい。
【0170】
図11は、第2の実施例による固定部6300の使用例を示す図である。
【0171】
図11Aに示されたように、衣類を固定する場合、衣類を第2のクリップ支持部63
11,6331と第2のクリップ延長部6314,6334との間に衣類を挿入すると、
衣類によって外力が加われる第2のクリップ加圧部6312,6332は回転して(第2
のクリップ取っ手6315,6335)に外力を作用して第2のクリップ加圧部を回転さ
せることもできる)、回転された第2のクリップ加圧部6312,6332の回転軸63
12a,6332aに備えられた第2の左側弾性部材6313,6333によって復元力
を受けて、反対方向に回転して衣類を加圧する。
【0172】
逆に、
図11Bに示されたように、衣類の固定を解除する場合には、第2のクリップ
取っ手6315,6335に外力を作用すると、第2のクリップ加圧部6312,633
2は第2のクリップ支持部6311,6331から離隔するように回転して、これ以上衣
類を加圧しないようにして、衣類に対する固定が解除される。
【0173】
図12は、第3の実施例による固定部6500を示す図である。
図13は、
図12の
B-B´の断面図である。
【0174】
第3の実施例による固定部6500は、衣類の左側端部を固定するために、収容空間
31に回転自在に備えられる左側フォルダ6510と、衣類の右側端部を固定するために
収容空間31に回転自在に備えられる右側フォルダ6530を含んでもよい。
【0175】
左側フォルダと右側フォルダは、対向して並んで備えられてもよく、互いに同一の高
さに設けられるように備えられてもよい。
【0176】
左側フォルダと右側フォルダによって衣類が加圧されても、衣類の縫い目(中心部)
は加圧されないように備えられることができる。
【0177】
第3の実施例による固定部6500は、収容空間31の内側面に取り付けられてもよ
く、ドアの内週面に取り付けられてもよく、プレッサ9に一体に備えられてもよいが、図
12は、プレッサ9に固定部が備えられた場合の一例を示している。
【0178】
図12を参照すると、第3の実施例による固定部6500は、支持ボディー911か
ら下側に延長された支持ボディー延長部911aに備えられてもよい。固定部6500は
、圧縮ボディー931の下側に近づくように備えれてもよい。よって、支持ボディー91
1と圧縮ボディー931にプレスされる衣類において最も近づいた衣類の部分を固定して
衣類の位置及び衣類の形態が変更されないように衣類を固定することができる。
【0179】
図13Aを参照すると、左側フォルダ6510は、衣類の左側端部を加圧する左側フ
ォルダボディー6511と、左側フォルダボディーを支持ボディーの延長部911aに回
動自在に連結させる左側フォルダヒンジ6513で構成することができる。
【0180】
左側フォルダボディー6511は、衣類と面接触できるように板状に形成されてもよ
い。左側フォルダヒンジ6513は、左側フォルダボディー6511と支持ボディー延長
部911aの間の角度が所定の臨界角度内で回転するとき、左側フォルダボディー651
1が支持ボディー延長部方向に回転するように内部にトーションばね(未図示)を備えて
もよい。
【0181】
また、左側フォルダボディー6511の表面には、衣類との摩擦力を増加させるため
に、ゴム材のダンパー(未図示)を備えてもよい。
【0182】
一方、右側フォルダ6530は、衣類の左側端部を加圧する右側フォルダボディー6
531と、右側フォルダボディーを支持ボディーの延長部911aに回動自在に連結させ
る右側フォルダヒンジ6533で構成することができる。
【0183】
右側フォルダボディー6531は、衣類と面接触できるように板状に形成されてもよ
い。右側フォルダヒンジ6533は、右側フォルダボディー6531と支持ボディー延長
部911aとの間の角度が所定の臨界角度内で回転するとき、右側フォルダボディー65
31が支持ボディー延長部方向に回転するように内部にトーションばね(未図示)を備え
てもよい。
【0184】
また、右側フォルダボディー6531の表面には、衣類と摩擦力を増加させるために
ゴム材のダンパー(未図示)を備えてもよい。
【0185】
図13Bに示されたように、左側フォルダと右側フォルダは、衣類の左側端部と右側
端部をそれぞれ加圧して衣類の位置や形態が変更されることを防止して、支持ボディーに
支持される衣類を圧縮ボディーで加圧するとき、二重シワが生成されることを防止するこ
とができる。
【0186】
図14は、本発明の別の実施例による衣類処理装置を示す図である。以下、
図14を
参照して、本発明の別の実施例による衣類処理装置について説明する。
【0187】
本発明の別の実施例による衣類処理装置100は、キャビネット1と、キャビネット
の内部に備えられ、衣類が収容される衣類収容部3と、収容空間31を開閉するためにキ
ャビネット1に回動自在に連結されたドア11と、収容空間31に衣類を支持するための
衣類支持部を含んでもよい。
【0188】
キャビネット1は、本発明の別の実施例による衣類処理装置100の外観を形成する
ことができ、直方体状であってもよい。
【0189】
衣類収容部3は、キャビネット1の内部に位置して、衣類が収容される空間を提供す
る収容空間31を含んでもよい。
【0190】
衣類支持部は、収容空間31の内部に備えられる第1の衣類支持部310と、ドア1
1に備えられる第2の衣類支持部312のうち少なくとも1つ以上を備えてもよい。
【0191】
第1の衣類支持部310は、収容空間31の幅方向(ドアの幅方向、Y軸方向)に沿
って備えられるバー(bar)状に形成することができる。
【0192】
第2の衣類支持部312は、衣類が広げられた状態を維持したまま収容空間31の内
部に位置するようにドア11の内側面に設けられることができる。
【0193】
一方、本発明の別の実施例による衣類処理装置は、
図2及び
図3に示された構成を含
み、これに関する説明は、上述した説明と重なることを避けるために省略する。
【0194】
図15は、本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた固定部85を拡大し
た図である。
【0195】
ユーザは衣類に形成された縫い目を支持ボディー溝913や圧縮ボディー溝937に
位置させた後、圧縮ボディー931を支持ボディー911方向に回転させて、圧縮ボディ
ー931を支持ボディー911に結合させて衣類を加圧する。この過程において、衣類の
位置が変更されて衣類に不要なシワが生成される問題があった。
【0196】
上述した問題を解決するために、
図15に示したように、本発明の別の実施例による
衣類処理装置は、支持ボディー911に位置した衣類を圧縮ボディー931で加圧する前
に、衣類を固定するための固定部85を含んでもよい。
【0197】
ユーザは衣類の縫い目を支持ボディー溝913に位置させて、衣類に予め設定された
折り目を合わせた後、固定部85によって衣類の位置を固定させることができるため、圧
縮ボディー931を支持ボディー911に結合させる過程において衣類の縫い目が支持ボ
ディー溝913から離脱するか、衣類に二重シワが発生する可能性を最小化することがで
きる。
【0198】
固定部85は、プレッサ9の下部に設けられる。プレッサ9がドア11の内側面11
aに設けられた場合には、固定部85もドア11の内側面11aにおいてプレッサ9の下
側に設けられることができる。
【0199】
図16は、本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた固定部の分解斜視図
である。
【0200】
図16を参照すると、固定部85は、衣類をプレスするプレス部851と、プレス部
851に連結され、収容空間31の内部に回転部855によって回転自在に連結されたリ
ンク853で構成することができる。
【0201】
プレス部851は、支持ボディー911に位置した衣類を圧縮ボディー931で加圧
する前に、衣類の位置及び形態が変更されないように衣類の一面を加圧して固定する役割
を果たすことができる。
【0202】
プレス部851は、バー状であってもよく、バー状のプレス部851が衣類の一面を
加圧して衣類が元の位置から外れることを防止することができる。衣類はドア11の内側
面11aとプレス部851の間に位置するように備えられる。
【0203】
リンク853は、一端がプレス部851に連結されて、他端は収容空間31の内週面
又はドア11の内側面11aに回転自在に連結される。
【0204】
リンク853は、収容空間31の内週面又はドア11の内側面11aに回転部855
によって回転自在に連結され、リンク853は、本発明の別の実施例による衣類処理装置
の高さ方向に回転自在に連結される。この場合、リンク853の回転軸は地面に平行に備
えられる。
【0205】
リンク853の他端を回転中心にリンク853の一端に連結されたプレス部851は
、本発明の別の実施例による衣類処理装置の高さ方向に回転することができ、リンク85
3の回転によってプレス部851は、収容空間31の内週面又はドア11の内側面11a
との間の間隔を調節することができる。
【0206】
ユーザはプレス部851に外力を加えて、プレス部とリンクを回転させることができ
、プレス部851とドアの内側面11aの間には間隔が発生して、この間隔の間に衣類を
挿入して、プレス部851に作用する外力を除去すると、プレス部851はドアの内週面
との間に衣類を加圧して衣類の位置又は形態が変更されることを防止することができる。
【0207】
リンク853は、直線状のバーとして備えられてもよく、衣類から離れる方向に膨ら
んだ弓状に形成されてもよい。
【0208】
リンク853は、衣類の左側/右側のそれぞれに左側リンク及び右側リンクとして2
つ形成されてもよく、プレス部の両端は左側リンクと右側リンクにそれぞれ連結され、左
側リンクと右側リンクのそれぞれはドアに回転部によって回転自在に連結されてもよい。
【0209】
一方、回転部855は、リンク853を収容空間31又はドア11に回転自在に連結
するための構成である。
図16は、ドア11の内週面に回転部855が備えられた一例を
示している。以下、ドア11に回転部855が備えられた場合について説明する。
【0210】
一例として、回転部855は、リンクをドア11に回転軸が動かない固定回転軸に連
結して、リンク又はプレス部をドアに固定するための締結部材(未図示)が備えられ、衣
類を加圧して固定することができる。
【0211】
また、一例として、回転部855は、リンクをドア11に回転軸が動ける流動回転軸
に連結して、別の締結部材なく、衣類を加圧して固定することができる。以下、流動回転
軸を有する回転部855について説明する。
【0212】
一例として、回転部855は、リンクから突出した閉じ突起8551と、閉じ突起8
551から離隔してリンクから突出した開き突起8553と、閉じ突起8551と開き突
起8553がガイドされるガイド溝8572からなる。
【0213】
閉じ突起8551は、リンクの側面終端に備えられ、リンクの側面とは、衣類に向か
う面の反対側の面を意味することができる。
【0214】
開き突起8553は、リンクの側面終端において、閉じ突起から所定間隔で離隔して
備えられる。開き突起8553は、閉じ突起より相対的にリンクの終端から離れて備えら
れる。
【0215】
ガイド溝8572は、閉じ突起8551と開き突起8553が挿入されて内部を移動
可能に所定の空間を提供して、閉じ突起8551と開き突起8553の移動をガイドして
、移動を制限することができる。
【0216】
図17は、本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた回転部の断面図であ
り、プレス部によって衣類が加圧された状態を示す図である。
【0217】
図17を参照すると、ガイド溝8572は、ドア11の内側面に直接備えられてもよ
く、又はドア11に着脱自在に設けられる別のガイド857に備えられてもよい。
図16
は、ガイド溝がガイド857に備えられた一例を示す図である。
【0218】
ガイド857は、ドアの内側面11aに備えられたガイド締結部11bに設けられて
もよい。ガイド締結部11bは、プレッサの下側にドアの両端の内周面に備えられてもよ
く、ガイド857が挿入されるように凹状に備えられてもよい。
【0219】
ガイド溝8572は、ガイド857から衣類に向かう面に形成することができる。ガ
イド溝8672に閉じ突起及び開き突起が挿入されてガイドされると、リンクはガイドよ
りドアの中心部に近づいて備えられる。
【0220】
閉じ突起8551と開き突起8553がガイド溝8572に挿入された場合、閉じ突
起8551は開き突起8553より下側に位置するように備えられる。
【0221】
ガイド溝8572は、本発明の別の実施例による衣類処理装置の高さ方向から上側に
向かうほど衣類から離れる第1のガイド溝8573を含んでもよい。
【0222】
第1のガイド溝8573は、ドアに相対的に斜めに備えられ、閉じ突起と開き突起が
直線運動可能な空間を提供することができる。
【0223】
第1のガイド溝8573は、閉じ突起8551と開き突起8553を本発明の別の実
施例による衣類処理装置の高さ方向にガイドすることができる。閉じ突起と開き突起が下
側に第1のガイド溝によってガイドされるほど、リンク853及びプレス部851は下側
に移動して、衣類との間隔が狭くなり得、プレス部851は衣類を加圧することができる
。
【0224】
第1のガイド溝8573の下側終端に閉じ突起8551が到達した場合、プレス部8
51は衣類をプレスするように備えられてもよい。
【0225】
逆に、閉じ突起と開き突起が上側に第1のガイド溝によってガイドされるほど、リン
ク及びプレス部は上側に移動して、衣類との間隔が広くなり得、衣類へのプレス部の加圧
が解除されて衣類の位置及び形態を調節することができる。
【0226】
一方、閉じ突起8551と開き突起8553の間の距離は、第1のガイド溝8573
の長さより短くて、第1のガイド溝8573によって閉じ突起8551と開き突起855
3が共に直線運動可能な十分な空間を提供する。
【0227】
一方、一実施例において、ガイド溝8572は、第1のガイド溝8573の下側終端
に連結され、下側に向かうほど衣類から離れる第2のガイド溝8575を含んでもよい。
【0228】
第2のガイド溝8575は、ドアに相対的に斜めに備えられ、閉じ突起8551が直
線運動できるように所定の空間を提供することができる。
【0229】
第2のガイド溝8575と第1のガイド溝8573とは互いに連通するように備えら
れ、第1のガイド溝の内部においてガイドされる閉じ突起8551は、第2のガイド溝の
内部に移動することができる。第1のガイド溝と第2のガイド溝とが合う部分から各々の
ガイド溝が離れるほどドアに相対的に離れるように備えられる。
【0230】
第2のガイド溝8575の長さは、第1のガイド溝8573の長さより短く備えられ
る。また、第2のガイド溝8575の長さは閉じ突起8551と開き突起8553の間の
長さより短く備えられる。よって、第1のガイド溝8573の内部でガイドされる閉じ突
起と開き突起において、閉じ突起8551のみが第2のガイド溝の内部によってガイドさ
れ、開き突起8553は第2のガイド溝の内部に入れず、第1のガイド溝の内部でのみガ
イドされる。
【0231】
閉じ突起8551が第1のガイド溝8573の内部から下側方向に移動して、第1の
ガイド溝の終端に連結された第2のガイド溝の内部に入る瞬間に、プレス部851がドア
に近づくようにリンク853は衣類側に回転する。プレス部は衣類の位置や形態が変更さ
れないように衣類を加圧する。
【0232】
第2のガイド溝8575から閉じ突起8551が離脱しないようにする止め具の役割
を果たしてリンクが回転しないようにして、プレス部851による衣類の加圧力を高める
ことができる。
【0233】
図18は、本発明の別の実施例による衣類処理装置に備えられた回転部の断面図であ
り、プレス部によって衣類への加圧が解除された状態を示す図である。
【0234】
図18を参照すると、一実施例において、ガイド溝8572は、第1のガイド溝85
73の上側終端に連結され、衣類から離れる方向に形成された第3のガイド溝8577を
含む。
【0235】
第3のガイド溝8577は、固定部で衣類を加圧することを解除して、衣類をプレス
部とドアの間に挿入可能にする構成である。
【0236】
第3のガイド溝8577の内部は、第1のガイド溝8573の内部と連通して、開き
突起8553は第1のガイド溝8573の内部を移動して第3のガイド溝8577の内部
に移動することができる。
【0237】
第3のガイド溝8577は、開き突起8553が衣類から離れる方向に直線又は曲線
移動可能な空間を提供することができる。ただし、
図18は、第3のガイド溝は、開き突
起が曲線移動可能に備えられた空間を提供する。
【0238】
一例において、第3のガイド溝8577は、「U」字状を上下に反転させた形状であ
ってもよい。一例において、第3のガイド溝8577の終端は、第1のガイド溝8573
によって垂直な方向に投射された高さの間に備えられてもよい。一例として、第3のガイ
ド溝8577の終端が第1のガイド溝の上端と下端においてそれぞれ延長された仮想の水
平線の間に位置することができる。一例において、第3のガイド溝8577の終端は、第
1のガイド溝8573の内部を成す一部の空間と同じ高さに位置することができる。一例
において、第3のガイド溝8577は、第1のガイド溝の終端において衣類から離れて下
側に弧を成して形成されてもよい。
【0239】
第3のガイド溝8577は、固定部85が衣類を加圧しない場合、開き突起8553
がかけられる空間を提供することができる。
【0240】
固定部に外力を作用して固定部を上側に移動させる場合、閉じ突起8551と開き突
起8553は第1のガイド溝によって上側方向にガイドされ、開き突起8553のみが第
3のガイド溝8577に入ってガイドされ、閉じ突起8551は第3のガイド溝に入れず
第1のガイド溝に留まる。
【0241】
開き突起8553が第3のガイド溝8577に入って、リンクは共に衣類から離れる
方向に回転して、衣類を加圧していたプレス部も衣類から離れるように移動する。
【0242】
図19は、
図15のA-Aを拡大した断面であり、本発明の別の実施例による衣類処
理装置に備えられた突出部とプレス部の断面を示す図である。
【0243】
図19を参照すると、別の実施例による衣類処理装置は、収納空間又はドアに備えら
れる突出部859を含んでもよい。
【0244】
突出部859とプレス部851の間に衣類が位置するように備えられ、プレス部85
1によって衣類が加圧される場合、衣類を支持する構成である。
【0245】
突出部859は、収容空間31の内側面又はドア11の内側面11aから突出する突
出部ボディー8591と、突出部ボディー8591において衣類に接触する面に備えられ
た突出部傾斜部8593で構成することができる。
【0246】
突出部ボディー8591は、収容空間の内側面又はドアの内側面11aに一体に又は
着脱自在に備えられてもよい。
図16は、ドアの内側面に一体に形成された突出部ボディ
ーの一例を示す図である。
【0247】
突出部傾斜部8593が衣類の一面を支持すると、プレス部851が衣類の他面を加
圧して、衣類の位置及び衣類の形態を一定に固定することができる。
【0248】
突出部傾斜部8593は、下側に向かうほど衣類に近づくように備えられる。換言す
れば、突出部ボディー8591は、下側に向かうほど厚さが大きくなるように、突出部傾
斜部8593は斜めに備えられてもよい。
【0249】
突出部傾斜部8593は、下側に向かうほど傾斜度が低くなるように備えられてもよ
い。プレス部851は、突出部傾斜部8593の下部をプレスするように備えられてもよ
い。
【0250】
本発明は多様な形態に変形されて実施可能であり、前述した実施例にその権利範囲が
限定されない。したがって、変形された実施例が本発明特許請求範囲の構成要素を含んで
いれば本発明の権利範囲に属するものに見なさなければならない。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理装置であって、
衣類を収容する収容空間を備えるキャビネット;
前記キャビネットに結合され、及び、前記収容空間を開閉するように構成されたドア;
前記収容空間の内部に空気及び水分のうち少なくとも1つを供給するように構成された供給部;
前記ドアの内側面に備えられた衣類圧縮部;を備えてなり、
前記衣類圧縮部は、
(1)前記ドアの幅方向と平行な回転軸を中心に回転するように構成され、及び、
(2)前記ドアの高さ方向に回転し、前記衣類を圧縮するように構成されることを特徴とする、衣類処理装置。
【請求項2】
前記ドアの内側面の直交角から見たとき、前記衣類圧縮部により圧縮された前記衣類と前記回転軸が重なるように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記衣類圧縮部は、
前記衣類と接触し、前記衣類を圧縮する圧縮ユニット、及び
前記圧縮ユニットに連結されたリンク、を備え、
前記リンクは、前記圧縮ユニットを回転し、前記圧縮ユニットと前記ドアの内側面との間隔を調整することを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記圧縮ユニットは、前記リンクにより、前記ドアの内側面から間隔を空けてられていることを特徴とする、請求項3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記衣類圧縮部の下部は、前記ドアに回転可能に結合されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記衣類圧縮部は、前記ドアの内側面に近接する方向に上向きに回転することを特徴とする、請求項5に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記衣類圧縮部は、
前記衣類と接触し、前記衣類を圧縮する圧縮ユニット、及び
前記圧縮ユニットに連結されたリンク、を備え、
前記リンクは、前記圧縮ユニットを回転し、前記圧縮ユニットと前記ドアの内側面との間隔を調整することを特徴とする、請求項5に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記リンクは、
前記圧縮ユニットの一方側に連結された左リンク、
前記圧縮ユニットの他方側に連結された右リンク、を備え
前記圧縮ユニットの一方側及び前記圧縮ユニットの他方側は、前記圧縮ユニットの幅方向に設定されていることを特徴とする、請求項7に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記ドアの内側面に備えられた垂直軸回転衣類圧縮部;を更に備えてなり、
前記垂直軸回転衣類圧縮部は、
(1)前記ドアの高さ方向と平行な垂直回転軸を中心に回転するように構成され、及び、
(2)前記ドアの横方向に回転し、前記衣類を圧縮するように構成されることを特徴とすることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記衣類圧縮部により前記衣類を圧縮すること、及び、
前記垂直軸回転衣類圧縮部により前記衣類を加圧すること、を併用可能とすることを特徴とする、請求項9に記載の衣類処理装置。
【請求項11】
前記衣類圧縮部は、前記垂直軸回転衣類圧縮部よりも下に配置されることを特徴とする、請求項10に記載の衣類処理装置。
【請求項12】
前記ドアの内側面に備えられ、前記衣類と接触する突出面;を更に備え、
前記衣類は、前記突出面と前記衣類圧縮部との間で加圧されることを特徴とする、請求項1に記載の衣類処理装置。