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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023134981
(43)【公開日】2023-09-28
(54)【発明の名称】ラベル発行装置及び台紙レスラベル
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/44 20060101AFI20230921BHJP
   B65C 11/02 20060101ALI20230921BHJP
【FI】
B65C9/44
B65C11/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022039964
(22)【出願日】2022-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100180851
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼口 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100186761
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 勇太
(72)【発明者】
【氏名】池田 昌泰
(72)【発明者】
【氏名】吉田 圭織
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 吉昭
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095AA13
3E095BA02
3E095CA02
3E095CA03
3E095DA03
3E095DA13
3E095DA24
3E095DA82
3E095EA02
3E095EA13
3E095EA22
3E095EA26
3E095FA17
(57)【要約】
【課題】台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能なラベル発行装置と、当該ラベルを形成可能な台紙レスラベルを提供する。
【解決手段】ラベル発行装置は、搬送方向において所定間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、アイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、支持部から台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、アイマークを検知するセンサと、台紙レスラベルをカットするカッターと、カッターによるカット動作によって得られるラベル片の長さ情報を記憶する記憶部と、センサの検知結果、ならびに、長さ情報に基づき、カット動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、長さ情報に基づきカット動作を実行するためのアイマークの間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルをカッターにカットさせる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送方向において所定間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、前記薄厚部または前記切り込みに対応して設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、
前記支持部から前記台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、
前記アイマークを検知するセンサと、
前記台紙レスラベルをカットするカッターと、
前記カッターによる前記台紙レスラベルのカット動作によって得られるラベル片の、前記搬送方向における長さに関する長さ情報を記憶する記憶部と、
前記センサの検知結果、ならびに、前記長さ情報に基づき、前記カット動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記長さ情報に基づき前記カット動作を実行するための前記アイマークの間隔を設定し、当該間隔にしたがって前記台紙レスラベルを前記カッターにカットさせる、
ラベル発行装置。
【請求項2】
前記搬送方向において隣り合う2つの前記アイマークの間隔は、前記所定間隔の整数倍である、請求項1に記載のラベル発行装置。
【請求項3】
搬送方向において所定間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、前記薄厚部または前記切り込みに対応して設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、
前記支持部から前記台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、
前記アイマークを検知するセンサと、
前記台紙レスラベルをカットするカッターと、
前記カッターによる前記台紙レスラベルのカット動作を実行してラベル片を得るための前記アイマークの間隔に関する間隔情報を記憶する記憶部と、
前記センサの検知結果、ならびに、前記間隔情報に基づき、前記カット動作を制御する制御部と、を備える、
ラベル発行装置。
【請求項4】
前記アイマークの前記間隔は、前記所定間隔の整数倍である、請求項3に記載のラベル発行装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記センサの検知結果に基づき、前記搬送部による前記台紙レスラベルの搬送、ならびに、前記カッターによる前記台紙レスラベルのカット位置の少なくとも一方を調整する、請求項1~4のいずれか一項に記載のラベル発行装置。
【請求項6】
搬送方向に対して第1間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、前記搬送方向に対して第2間隔を空けて設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、
前記支持部から前記台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、
前記アイマークを検知するセンサと、
前記台紙レスラベルをカットするカッターと、
前記カッターによる前記台紙レスラベルのカット動作によって得られるラベル片の、前記搬送方向における長さに関する長さ情報を記憶する記憶部と、
前記長さ情報に基づき前記カット動作を実行するための間隔を設定し、当該間隔にしたがって前記台紙レスラベルを前記カッターにカットさせる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記センサの検知結果に基づき、前記搬送部による前記台紙レスラベルの搬送、ならびに、前記カッターによる前記台紙レスラベルのカット位置の少なくとも一方を調整する、
ラベル発行装置。
【請求項7】
前記台紙レスラベルに少なくともコードを印刷する印刷部をさらに備え、
前記コードと、前記薄厚部及び前記切り込みとは、互いに離間している、請求項1~6のいずれか一項に記載のラベル発行装置。
【請求項8】
所定方向に沿って延在する帯状の本体を備える台紙レスラベルであって、
前記本体には、前記所定方向に対して第1間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、前記所定方向に対して第2間隔を空けて設けられるアイマークが設けられ、
前記第2間隔は、前記第1間隔の整数倍である、
台紙レスラベル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベル発行装置及び台紙レスラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
食品、服飾品などの商品(物品)には、値段、原材料などが記載されるラベルが貼り付けられることがある。下記特許文献1には、貫通部又は薄厚部が設けられる台紙レスラベル用紙を切断して、台紙なしラベルを発行するラベル貼付装置が開示される。下記特許文献1では、台紙なしラベル用紙に設けられた貫通部又は薄厚部、あるいは、貫通部又は薄厚部の近傍で台紙なしラベル用紙が切断される。なお、台紙レスラベル用紙の搬送方向における貫通部又は薄厚部の間隔は、得られる台紙なしラベル用紙の寸法に対応して設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-66446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、台紙レスラベル用紙の搬送方向における貫通部又は薄厚部の間隔は、得られる台紙なしラベルの寸法に対応して設けられる。これにより、容易にラベルを裂けさせるための切り目(スリット)などの脆弱部が、ラベルの端部に設けられる。ここで、商品によってラベルに記載される成分表示等の内容、文字数などが異なる。このため、上記特許文献1のラベル貼付装置にて複数種類の物品にラベルを貼り付ける場合、上記脆弱部をラベルの端部に設けるためには、物品毎に異なる台紙レスラベル用紙を用意しなければならないことがある。
【0005】
本発明の一側面の目的は、台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能なラベル発行装置と、当該ラベルを形成可能な台紙レスラベルの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るラベル発行装置は、搬送方向において所定間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、薄厚部または切り込みに対応して設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、支持部から台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、アイマークを検知するセンサと、台紙レスラベルをカットするカッターと、カッターによる台紙レスラベルのカット動作によって得られるラベル片の、搬送方向における長さに関する長さ情報を記憶する記憶部と、センサの検知結果、ならびに、長さ情報に基づき、カット動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、長さ情報に基づきカット動作を実行するためのアイマークの間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルをカッターにカットさせる。
【0007】
このラベル発行装置では、制御部は、搬送方向におけるラベル片の長さに関する長さ情報に基づき、カット動作を実行するためのアイマークの間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルをカッターにカットさせる。これにより、物品に適した上記長さを有し、かつ、その端部に薄厚部または切り込みが設けられるラベル片を容易に形成できる。よって、上記ラベル発行装置を用いることによって、台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能である。
【0008】
搬送方向において隣り合う2つのアイマークの間隔は、所定間隔の整数倍でもよい。
【0009】
本発明の別の一側面に係るラベル発行装置は、搬送方向において所定間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、薄厚部または切り込みに対応して設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、支持部から台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、アイマークを検知するセンサと、台紙レスラベルをカットするカッターと、カッターによる台紙レスラベルのカット動作を実行するアイマークの間隔に関する間隔情報を記憶する記憶部と、センサの検知結果、ならびに、間隔情報に基づき、カット動作を制御する制御部と、を備える。
【0010】
このラベル発行装置では、制御部は、アイマークの間隔に関する間隔情報に基づき、カット動作を制御する。これにより、物品に適したラベル片の長さに応じてアイマークの間隔を設定することによって、その端部に薄厚部または切り込みが設けられるラベル片を容易に形成できる。よって、上記ラベル発行装置を用いることによって、台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能である。
【0011】
アイマークの間隔は、所定間隔の整数倍でもよい。
【0012】
制御部は、センサの検知結果に基づき、搬送部による台紙レスラベルの搬送、ならびに、カッターによる台紙レスラベルのカット位置の少なくとも一方を調整してもよい。この場合、台紙レスラベルのカット位置がずれにくくなるので、ラベル片の歩留まりを向上できる。
【0013】
本発明のさらに別の一側面に係るラベル発行装置は、搬送方向に対して第1間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、搬送方向に対して第2間隔を空けて設けられるアイマークを有する帯状の台紙レスラベルが巻回されるラベルロールを支持する支持部と、支持部から台紙レスラベルを繰り出して搬送する搬送部と、アイマークを検知するセンサと、台紙レスラベルをカットするカッターと、カッターによる台紙レスラベルのカット動作によって得られるラベル片の、搬送方向における長さに関する長さ情報を記憶する記憶部と、長さ情報に基づきカット動作を実行するための間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルをカッターにカットさせる制御部と、を備え、制御部は、センサの検知結果に基づき、搬送部による台紙レスラベルの搬送、ならびに、カッターによる台紙レスラベルのカット位置の少なくとも一方を調整する。
【0014】
このラベル発行装置では、制御部は、長さ情報に基づきカット動作を実行するための間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルをカッターにカットさせる。これにより、物品に適したラベル片の上記長さに応じて、台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能である。加えて、制御部は、センサの検知結果に基づき、搬送部による台紙レスラベルの搬送、ならびに、カッターによる台紙レスラベルのカット位置の少なくとも一方を調整する。これにより、台紙レスラベルのカット位置がずれにくくなるので、ラベル片の歩留まりを向上できる。
【0015】
上記ラベル発行装置は、台紙レスラベルに少なくともコードを印刷する印刷部をさらに備え、コードと、薄厚部及び切り込みとは、互いに離間してもよい。この場合、外部装置による印刷されたコードの読み取りエラーが発生しにくくなる。
【0016】
本発明のまたさらに別の一側面に係る台紙レスラベルは、所定方向に沿って延在する帯状の本体を備え、本体には、所定方向に対して第1間隔を空けて設けられる薄厚部または切り込み、ならびに、所定方向に対して第2間隔を空けて設けられるアイマークが設けられ、第2間隔は、第1間隔の整数倍である。
【0017】
この台紙レスラベルを例えばアイマークを利用して切断することによって、物品に適した大きさを有し、かつ、その端部に薄厚部または切り込みが設けられるラベル片を形成できる。加えて、当該ラベル片には、端部以外にも薄厚部または切り込みが設けられ得る。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一側面によれば、台紙レスラベルを交換することなく多種類の物品にラベルを貼り付け可能なラベル発行装置と、当該ラベルを形成可能な台紙レスラベルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1(a)は、台紙レスラベルの一部を示す平面図であり、図1(b)は、台紙レスラベルの一部を示す背面図であり、図1(c)は、ラベル片の一例を示す平面図であり、図1(d)は、ラベル片の別例を示す平面図である。
図2図2(a),(b)のそれぞれは、ラベル片が貼り付けられる製品の例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係るラベル発行装置の概念図である。
図4図4は、ラベル発行装置を含む計量包装値付装置を示す外観斜視図である。
図5図5は、制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図6図6(a)は、台紙レスラベルの第1変形例を示す背面図であり、図6(b)は、台紙レスラベルの第2変形例を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の一側面の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0021】
まず、本発明の一実施形態であるラベル発行装置に用いられる台紙レスラベルと、当該台紙レスラベルを切断して得られるラベル片について説明する。図1(a)は、台紙レスラベルの一部を示す平面図であり、図1(b)は、台紙レスラベルの一部を示す背面図である。図1(c)は、ラベル片の一例を示す平面図であり、図1(d)は、ラベル片の別例を示す平面図である。
【0022】
図1(a),(b)に示されるように、台紙レスラベルLRは、所定方向Dに沿って延在する帯状の本体100を備える。使用前の台紙レスラベルLRは、例えば、巻回体(後述する図3に示されるラベルロールR)となっている。このため、本体100の延在方向(所定方向D)は、ラベルロールRの搬送方向A、ならびに、本体100の長手方向に相当する。台紙レスラベルLRの一部が切断されることによって、包装体によって包装される商品などの物品に貼り付けられ、かつ、当該物品に関する情報(例えば、物品を説明する文字、コードなど)が印刷されるラベル片L(後述する図3を参照)が形成される。なお、コードとは、コードリーダによって読み取られる、バーコード、QRコード(登録商標)、電子透かしなどの識別子である。
【0023】
本体100は、物品に関する情報が印刷されるための表面101と、粘着剤が設けられる裏面102とを有する。本体100には、所定方向Dに対して第1間隔S1を空けて設けられる切り込み103、ならびに、所定方向Dに対して第2間隔S2を空けて設けられるアイマーク104が設けられる。第1間隔S1は、所定方向Dにおいて隣り合う2つの切り込み103の間隔であり、例えば10mm以上30mm以下である。第1間隔S1が10mm以上であることにより、表面101に印刷されるコードと、切り込み103とが重なりにくくなる。第1間隔S1が30mm以下であることにより、多様な大きさのラベルを形成できる。第2間隔S2は、所定方向Dにおいて隣り合う2つのアイマーク104の間隔であり、第1間隔S1の整数倍である。本実施形態では、第2間隔S2は、第1間隔S1の等倍である。
【0024】
切り込み103は、表面101から裏面102まで到達する貫通孔Pの集合体であり、所定方向Dに沿った台紙レスラベルLRの破断を容易にするために設けられる。切り込み103には、複数の貫通孔Pが本体100の幅方向に沿って設けられる。貫通孔Pは、例えば、平面視にて所定方向Dに延在する線形状、楕円形状、長方形状などを示す。所定方向Dにおける貫通孔Pの寸法は、例えば、第1間隔S1の10%以上35%以下である。貫通孔Pの寸法が第1間隔S1の10%以上であることにより、所定方向Dにおけるラベル片L1,L2の端部に貫通孔Pの一部を設けやすくなる(図1(c),(d)を参照)。また、貫通孔Pの寸法が第1間隔S1の30%以下であることにより、表面101に印刷されるコードと、切り込み103とが重なりにくくなる。本実施形態では、所定方向Dにおける貫通孔Pの寸法は、例えば、1mm以上5mm以下である。各切り込み103内における貫通孔Pの数、形成位置(間隔)等は、適宜設定される。アイマーク104は、センサなどによって読み取られるための印であり、裏面102上にて切り込み103に対応して設けられる。本実施形態では、各アイマーク104は、切り込み103に重なって設けられる。アイマーク104は、幅方向における本体100の中央部のみに設けられるが、これに限られない。例えば、複数のアイマーク104が、本体100の幅方向に並んで設けられてもよい。この場合、アイマーク104を利用して台紙レスラベルLRの幅方向におけるずれの有無などを検出しやすくなる。アイマーク104は、着色されているが、これに限られない。
【0025】
図1(c)に示されるラベル片L1と、図1(d)に示されるラベル片L2とは、互いに同一の台紙レスラベルLRから形成される。ラベル片L1,L2などの作り分けは、台紙レスラベルLRの切断間隔を調整することによって、容易に実現できる。当該切断間隔は、各種条件(詳細は後述)によって変更される。ラベル片L1,L2のいずれにおいても、所定方向Dにおける両端部には、切り込み103の少なくとも一部が設けられる。これにより、所定方向Dにおけるラベル片L1,L2の破断を容易にできる。なお、ラベル片L1,L2のいずれにおいても、所定方向Dにおける少なくとも一方の端部に切り込み103が設けられればよい。切り込み103が設けられる端部が、ラベル片における破断開始部であればよい。一方、所定方向Dに沿ったラベル片L1の長さと、所定方向Dに沿ったラベル片L2の長さとは、互いに異なる。
【0026】
次に、図2(a),(b)を参照しながら、ラベル片の利用例について説明する。図2(a),(b)のそれぞれは、ラベル片が貼り付けられる製品の例を示す図である。図2(a)には、物品αを包む包装体200にラベル片L1が貼付されている。図2(b)には、物品βを包む包装体300にラベル片L2が貼付されている。物品α,βは、互いに異なる食品である。このため、物品αに含まれる物質(例えば、原材料、調味料、添加物、アレルギー成分など)と、物品βに含まれる物質とは、互いに異なる。本実施形態では、物品αに含まれる物質を説明するための文字数は、物品βに含まれる物質を説明するための文字数よりも顕著に少ない。このため、ラベル片L1において物品α自体、物品αに含まれる物質などを説明する文字等が印刷される印刷領域201は、ラベル片L2において物品β自体、物品βに含まれる物質などを説明する文字等が印刷される印刷領域301よりも小さい。
【0027】
ラベル片L1においてコードが印刷される領域202と、ラベル片L2においてコードが印刷される領域302とのそれぞれは、切り込み103に対して離間している。これにより、切り込み103によるコードの分断を防止できる。
【0028】
包装体200には、摘み部203が設けられる。摘み部203を包装体200の破断予定線204に沿って引っ張ることによって、包装体200を容易に切断できる。ラベル片L1は、包装体200の破断予定線204上に貼付されている。ここで、所定方向D(図1(a)~(d)を参照)が破断予定線204に重なるように、ラベル片L1は包装体200に貼り付けられる。これにより、ラベル片L1は破断予定線204に沿って容易に破断可能になっている。特に、所定方向Dにおけるラベル片L1の端部に切り込み103が設けられるので、破断予定線204に沿った包装体200の破断がラベル片L1によって阻害されにくい。なお、包装体300にも摘み部303と破断予定線304とが設けられており、所定方向Dが破断予定線304に重なるように、ラベル片L2は包装体300に貼り付けられる。
【0029】
次に、図3を参照しながら、台紙レスラベルを利用するラベル発行装置の一実施形態について説明する。図3は、実施形態に係るラベル発行装置の概念図である。図3に示されるように、ラベル発行装置1は、ラベルロールRを支持する支持部2と、搬送部3と、センサ4と、印刷部5と、切断部6と、制御部7と、筐体8とを備える。支持部2、搬送部3、センサ4、印刷部5、切断部6及び制御部7は、筐体8内に配置される。筐体8には、ラベル片Lが排出される開口Oが設けられる外装部材である。
【0030】
支持部2は、ラベルロールRを回動可能に支持する部材であり、筐体8に対して固定される。支持部2は、例えば、軸形状を有するが、これに限られない。支持部2は、単一部材でもよいし、複数の部材を含んでもよい。
【0031】
搬送部3は、支持部2から台紙レスラベルLRを繰り出して搬送する部材である。制御部7によって制御される搬送部3の搬送動作にしたがって、台紙レスラベルLRが引き出される。搬送部3は、ガイドローラ3a及びプラテンローラ3bを有するが、これに限られない。本実施形態では、プラテンローラ3bは、台紙レスラベルLRの搬送方向Aにおいてガイドローラ3aよりも下流に位置する。換言すると、プラテンローラ3bは、ガイドローラ3aよりも開口Oに近い。
【0032】
センサ4は、台紙レスラベルLRのアイマーク104を検知する部材である。センサ4によるアイマーク104の検知結果は、例えば、各アイマーク104の検知間隔なども含む。センサ4によるアイマーク104の検知結果を利用するため、センサ4は、搬送方向Aにおいて印刷部5及び切断部6よりも上流に位置する。換言すると、センサ4は、印刷部5及び切断部6よりも開口Oから遠い。センサ4は、光学センサなどである。
【0033】
印刷部5は、台紙レスラベルLRに文字、コード等を印刷する部材である。印刷部5は、センサ4によるアイマーク104の検知結果に基づいて、台紙レスラベルLRに予め定められる文字、コード等を印刷する。これにより、適切な間隔、かつ、適切な位置に文字、コード等が印刷される。特に、印刷部5は、切り込み103に離間するようにコードを印刷できる。印刷部5は、台紙レスラベルLRを挟んでプラテンローラ3bに対向する位置に設けられる。これにより、印刷部5とプラテンローラ3bとによって台紙レスラベルLRが挟まれるので、文字、コード等が台紙レスラベルLRに良好に印刷されやすくなる。印刷部5は、例えば、サーマルヘッド等の印刷ヘッド、インクジェット式印刷装置、レーザー光印刷装置等である。
【0034】
切断部6は、台紙レスラベルLRを切断する部材(カッター)であり、固定刃6a及び可動刃6bを有する。切断部6が台紙レスラベルLRを切断することによって、ラベル片Lが発行される。切断部6は、搬送方向Aにおいて印刷部5よりも下流に位置する。切断部6は、例えば、印刷部5から所定間隔離れている。切断部6は、センサ4によるアイマーク104の検知結果に基づいて、台紙レスラベルLRを切断する。これにより、適切な位置及び間隔にて台紙レスラベルLRを切断できる。特に、各ラベル片Lの端部に切り込み103が設けられるように、台紙レスラベルLRを切断できる。
【0035】
制御部7は、搬送部3のプラテンローラ3b、センサ4、印刷部5、及び切断部6の可動刃6bの動作を制御する装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリを有する。加えて、制御部7は、SSD(Solid State Drive)等のストレージに相当する記憶部7aを備える。記憶部7aには、例えば、各部分の動作制御に用いられるプログラム(制御プログラム)、ラベル片Lが貼り付けられ得る物品に関する情報(物品マスタ)、ラベル片Lに印刷され得る情報(印字マスタ)、ラベル片Lの設定可能な長さに関する情報(長さマスタ)などが記憶される。物品マスタには、例えば、物品ID、製造メーカID、物品の名称、単価、産地、加工日、消費期限及びJANコード等の情報が含まれる。加えて、物品マスタには、物品の名称などに関連して、当該物品に含まれる物質に関する情報も含まれる。印字マスタは、物品マスタから出力される情報に基づいて構成される文字群である。
【0036】
記憶部7aは、切断部6による台紙レスラベルLRのカット動作によって得られるラベル片Lの、搬送方向Aにおける長さに関する長さ情報を記憶する。当該長さ情報は、手動にて設定されてもよいし、自動的に算出されてもよい。前者の場合、例えば、ラベル発行装置1に設けられる入力部(不図示)を介して記憶部7aに入力されてもよいし、外部装置を介して記憶部7aに入力されてもよい。後者の場合、長さ情報は、例えば、物品マスタ及び/又は印字マスタを利用し、長さマスタに基づいて決定されてもよい。このため、ラベル片Lの長さは、確実に印刷領域及びコード印刷領域が含まれるように設定され、場合によってはラベル片Lに余剰部分が設定される。
【0037】
制御部7は、例えば、センサ4によるアイマーク104の検知結果、ならびに、上記長さ情報などに基づいて、プラテンローラ3bによる台紙レスラベルLRの搬送動作、印刷部5による印刷動作、及び、切断部6によるカット動作を制御する。これらを制御することによって、上記長さ情報に応じた台紙レスラベルLRの搬送速度と、印刷部5の印刷動作(印刷位置及び印刷タイミング)と、台紙レスラベルLRのカット動作(切断位置及び切断タイミング)とが調整される。
【0038】
制御部7は、上記長さ情報に基づき印刷動作及びカット動作を実行するためのアイマーク104の間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルLRを切断部6にカットさせる。ここで、アイマーク104の第2間隔S2は、第1間隔S1(図1(b)を参照)の整数倍に相当する。本実施形態では、第2間隔S2と、第1間隔S1とは同一である。
【0039】
以上に説明した本実施形態に係るラベル発行装置1では、制御部7は、搬送方向Aにおけるラベル片Lの長さに関する長さ情報に基づき、カット動作を実行するためのアイマーク104の間隔もしくはカット動作を実行するための間隔を設定し、当該間隔にしたがって台紙レスラベルLRを切断部6にカットさせる。これにより、ラベル片Lが貼り付けられる物品に適した長さを有し、かつ、その端部に切り込み103が設けられるラベル片Lを容易に形成できる。よって、ラベル発行装置1を用いることによって、台紙レスラベルLRを交換することなく多種類の物品にラベル片Lを貼り付け可能である。
【0040】
本実施形態では、搬送方向Aにおいて隣り合う2つのアイマーク104の第2間隔S2は、第1間隔S1の整数倍である。
【0041】
本実施形態では、制御部7は、センサ4の検知結果に基づき、搬送部3による台紙レスラベルLRの搬送、ならびに、切断部6による台紙レスラベルLRのカット位置の少なくとも一方を調整する。このため、台紙レスラベルLRのカット位置がずれにくくなるので、ラベル片Lの歩留まりを向上できる。
【0042】
本実施形態では、ラベル発行装置1は、台紙レスラベルLRに少なくともコードを印刷する印刷部5を備え、コードと、切り込み103とは、互いに離間する。このため、コードリーダなどの外部装置による印刷されたコードの読み取りエラーが発生しにくくなる。
【0043】
以下では、上記実施形態の変形例について説明する。以下の変形例において、上記実施形態と重複する箇所の説明は省略する。したがって以下では、上記実施形態と異なる箇所を主に説明する。
【0044】
変形例に係る記憶部7aは、切断部6による台紙レスラベルLRのカット動作を実行するアイマーク104の間隔に関する間隔情報を記憶する。間隔情報は、例えば、アイマーク104のスキップ数である。当該スキップ数は、所定のアイマーク104を切断した後、次のアイマーク104を切断するまでに切断部6を通過するアイマークの数に相当する。間隔情報は、例えば、上記実施形態と同様の手法にて手動にて設定される。第1変形例では、制御部7は、センサ4の検知結果、ならびに、上記間隔情報に基づき、カット動作を制御する。
【0045】
以上に説明する変形例に係るラベル発行装置1では、制御部7は、アイマーク104の間隔に関する間隔情報に基づき、カット動作を制御する。これにより、上記実施形態と同様の作用効果が発揮される。
【0046】
次に、図4及び図5を参照しながら、ラベル発行装置の利用例として、ラベル発行装置を計量包装値付装置1001に適用した場合について詳細に説明する。図4は、ラベル発行装置を含む計量包装値付装置を示す外観斜視図である。図5は、制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【0047】
図4に示される計量包装値付装置1001は、商品を計量し、包装した後に、当該商品に関する情報が印刷されたラベル片Lを発行して商品に貼付する装置である。計量包装値付装置1001は、計量機構が内部に組み込まれた計量搬入機構1002と、その後段に配置されて、商品を包装ステーション1003まで上昇させる図示しないリフト機構と、フィルムロール支持機構1004と、フィルム送出機構1005と、フィルム搬送機構1006と、折込機構1007と、シール機構1008と、値付機1010と、制御装置1009と、を備える。
【0048】
計量搬入機構1002は、本体1001aの正面中央部に設けられている。計量搬入機構1002は、ロードセル等の荷重センサに負荷されて、トレーに載置された食品等の商品の重量を計量する計量台1021と、計量台1021に載置された商品を包装ステーション1003まで搬送する搬送機構1025と、を有している。計量台1021上に商品が載置されると、商品の重量が計量台1021を支持する荷重センサにより計量された後、商品が搬送機構1025により搬送されて、包装ステーション1003にまで搬送される。フィルムロール支持機構1004は、本体1001aの両側部に配設されており、それぞれフィルムロールを保持する。フィルム送出機構1005は、フィルムロールから引き出されたフィルムを上方に送り出す。フィルム搬送機構1006は、フィルム送出機構からフィルムを受け取り、本体1001a内に形成される空間である包装ステーション1003へとフィルムを搬送する。
【0049】
図示しないリフト機構は、計量搬入機構1002から受け取った商品を上昇させて、包装ステーション1003に張られたフィルムを下から持ち上げる。折込機構1007は、包装ステーション1003において、商品によって持ち上げられたフィルムを商品の回りに折り込むことによって、商品を包装する。シール機構1008は、折込機構1007により商品の底面側に折り込まれたフィルムに対して、熱シールを施す。値付機1010は、商品に関する情報である商品情報(商品の名称、価格、商品に含まれる物質の名称など)が印刷されたラベル片L(図3を参照)を発行すると共に、当該ラベル片Lを商品に自動で又は手動で貼付する。値付機1010は、折込機構1007及びシール機構1008の上方に配置されている。
【0050】
値付機1010は、ラベル発行装置1と、貼付機1012と、を有し、ラベル発行装置1と貼付機1012とは一体的に構成されている。貼付機1012は、ラベル発行装置1とラベル片Lが貼付される商品との間を移動可能に設けられ、ラベル発行装置1から受け取ったラベル片Lをフィルムによって包装された商品に貼付する。
【0051】
図4及び図5に示されるように、本体1001aの上部には、表示パネル1091、操作キー1092、制御部(印刷制御部)1093、及び記憶部1094を有する制御装置1009が配置されている。制御装置1009は、上記の各機構(計量搬入機構1002、図示しないリフト機構、包装ステーション1003、フィルムロール支持機構1004、フィルム送出機構1005、フィルム搬送機構1006、折込機構1007、シール機構1008及び値付機1010)の動作を制御する。
【0052】
表示パネル1091は、作業者向けに各種情報を表示すると共に作業者の操作を受け付けることができるタッチパネルである。操作キー1092は、作業者による確認操作等を受け付ける。操作キー1092を介して、ラベル片Lの搬送方向Aにおける長さに関する長さ情報などが入力されてもよい。
【0053】
制御部1093は、外部との信号の入出力等を行う入出力インタフェイス、処理を行うためのプログラム及び情報等が記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路等を有する。制御部1093は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで各種処理を実行する。
【0054】
制御部1093は、作業者による操作キー1092の操作によって選択された商品が計量台1021に載置されると、計量された商品の重量に基づいて商品の価格の算出等を行う。制御部1093は、商品ごとに記憶された原材料等の商品情報を記憶部1094から読み出して、ラベル発行装置1を制御して、商品情報が印刷されたラベル片Lを発行させる。なお、ラベル片Lの発行処理については後段にて詳述する。制御部1093は、貼付機1012を制御して、フィルム包装された商品に当該ラベル片Lを貼付させる。なお、ラベル発行装置の制御部7は、制御部1093から出力される指令に沿って動作してもよい。記憶部1094は、商品に関する複数の商品情報を記憶する。記憶部1094には、記憶部7aに記憶されるデータの一部が記憶されてもよい。
【0055】
以上に説明する計量包装値付装置1001を利用することによって、台紙レスラベルLRを交換することなく多種類の物品に対して包装及び値付けが可能である。
【0056】
以上、本発明の一側面に係るラベル発行装置及びそれに用いられる台紙レスラベルの実施形態及びその変形例について説明したが、本発明の一側面は、上記実施形態及び上記変形例に限定されない。
【0057】
上記実施形態及び上記変形例では、センサによるアイマークの検知結果を利用して、切断部による台紙レスラベルのカット動作を制御するが、これに限られない。例えば、センサによる切り込みの検知結果を利用して、切断部による台紙レスラベルのカット動作を制御してもよい。切り込みは、所定方向において第1間隔を空けて設けられる。このため、センサによる切り込みの検知結果を利用した場合であっても、アイマークを利用した場合と同様の作用効果が奏され得る。
【0058】
上記実施形態及び上記変形例に係る台紙レスラベルでは、アイマークは切り込みに重なっており、かつ、第1間隔と第2間隔とは互いに同一であるが、これに限られない。図6(a)は、台紙レスラベルの第1変形例を示す背面図である。図6(b)は、台紙レスラベルの第2変形例を示す背面図である。図6(a)に示されるように、台紙レスラベルLR1の裏面においては、所定方向Dに沿ってアイマーク104が第3間隔S3を空けて設けられる。図6(b)に示されるように、台紙レスラベルLR2の裏面においては、所定方向Dに沿ってアイマーク104が第4間隔S4を空けて設けられる。第4間隔S4は、例えば第1間隔S1の数十倍以上である。台紙レスラベルLR2では、アイマーク104は、切り込み103に対して重なっていない。第3間隔S3と第4間隔S4とのそれぞれは、例えば第1間隔S1の2倍以上数十倍以下であり、形成予定のラベルの長さよりも大きいことがある。この場合、センサによるアイマーク104の検出結果は、印刷位置などのずれを修正することを目的として、搬送部の制御等に利用される。加えて、ラベル片の長さ情報は、手動にて設定されてもよいし、センサによる切り込みの検知脚気を利用して設定されてもよい。
【0059】
上記実施形態及び上記変形例では、台紙レスラベルに切り込みが設けられるが、これに限られない。例えば、台紙レスラベルには、所定間隔を空けて薄厚部が設けられてもよい。この場合であっても、ラベル片の意図した効果が発揮され得る。
【符号の説明】
【0060】
1…ラベル発行装置、2…支持部、3…搬送部、3a…ガイドローラ、3b…プラテンローラ、4…センサ、5…印刷部、6…切断部、6a…固定刃、6b…可動刃、7…制御部、7a…記憶部、8…筐体、101…表面、102…裏面、103…切り込み、104…アイマーク、200,300…包装体、201,301…印刷領域、202,302…領域、203,303…摘み部、204,304…破断予定線、A…搬送方向、D…所定方向、L,L1,L2…ラベル片、LR,LR1,LR2…台紙レスラベル、P…貫通孔、R…ラベルロール、S1…第1間隔、S2…第2間隔、S3…第3間隔、S4…第4間隔。
図1
図2
図3
図4
図5
図6