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特開2023-135144生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置
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  • 特開-生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023135144
(43)【公開日】2023-09-28
(54)【発明の名称】生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置
(51)【国際特許分類】
   G01G 19/387 20060101AFI20230921BHJP
【FI】
G01G19/387 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022040206
(22)【出願日】2022-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100180851
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼口 誠
(72)【発明者】
【氏名】津川 透乃
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 達夫
(72)【発明者】
【氏名】小池 伸治
(72)【発明者】
【氏名】宮本 秀史
(57)【要約】
【課題】組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる、生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置を提供する。
【解決手段】生産管理装置10は、組合せ計量装置1と製袋包装装置3とに通信可能に設けられる通信部83と、通信部83を介し組合せ計量装置1と製袋包装装置3とに通信可能に設けられる管理装置8と、各種情報を記憶する記憶装置9と、を備える。管理装置8は、組合せ計量装置1が製袋包装装置3に対して物品Aを排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置1によって計量された物品Aの計量値と、排出タイミングで排出された物品Aが製袋包装装置3において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品Aの包装フィルムFに付与された識別情報と、を対応付けた生産情報T5を生成し、記憶装置9に記憶させる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を組合せ計算する組合せ計量装置と、前記組合せ計量装置の下流において前記組合せ計量装置から排出された前記物品を包装材によって包装する包装装置と、に通信可能に設けられる通信部と、
前記通信部を介し、前記組合せ計量装置と、前記包装装置と、に通信可能に設けられる管理部と、
各種情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記管理部は、前記組合せ計量装置が前記包装装置に対して前記物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、前記組合せ計量装置によって計量された前記物品の計量値と、前記排出タイミングで排出された前記物品が前記包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、前記物品の前記包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成し、前記記憶部に記憶させる、生産管理装置。
【請求項2】
前記管理部は、前記組合せ計算に対応付けられた計算番号に前記計量値を対応付けた計量情報を前記組合せ計量装置から受け取ると共に、前記計算番号と前記包装タイミングにおいて出力された前記識別情報とを対応付けた包装情報を前記包装装置から受け取り、前記計量情報と前記包装情報とに基づいて前記生産情報を生成する、請求項1記載の生産管理装置。
【請求項3】
前記計量情報には、前記計算番号に対応付けられる情報として、前記計量値の他に、前記組合せ計量が実施されたときの前記組合せ計量装置に関する情報が含まれる、請求項2記載の生産管理装置。
【請求項4】
前記包装情報には、前記計算番号に対応付けられる情報として、前記識別情報の他に、前記物品が包装されたときの前記包装装置に関する情報が含まれる、請求項2又は3記載の生産管理装置。
【請求項5】
物品を組合せ計算する組合せ計量装置と、
前記組合せ計量装置と通信可能に設けられると共に、前記組合せ計量装置の下流において前記組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置と、
前記組合せ計量装置と前記包装装置とに通信可能に設けられる管理装置と、
各種情報を記憶する記憶装置と、を備え、
前記管理装置は、前記組合せ計量装置が前記包装装置に対して前記物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、前記組合せ計量装置によって計量された前記物品に関する計量値と、前記計量値に対応する前記物品が前記包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、前記物品の前記包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成し、前記記憶装置に記憶させる、生産管理システム。
【請求項6】
前記組合せ計量装置は、前記組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を前記排出タイミングで前記包装装置に出力すると共に、前記計算番号に前記計量値を対応付けた計量情報を前記管理装置に出力し、
前記包装装置は、前記組合せ計量装置から出力される前記計算番号を受け取ると共に、受け取った前記計算番号と前記包装タイミングにおいて出力された前記識別情報とを対応付けた包装情報を前記管理装置に出力し、
前記管理装置は、前記組合せ計量装置から受け取った前記計量情報と、前記包装装置から受け取った前記包装情報とに基づいて前記生産情報を生成する、請求項5記載の生産管理システム。
【請求項7】
前記計量情報には、前記計算番号に対応付けられる情報として、前記計量値の他に、前記組合せ計算が実施されたときの前記組合せ計量装置に関する情報が含まれる、請求項6記載の生産管理システム。
【請求項8】
前記包装情報には、前記計算番号に対応付けられる情報として、前記識別情報の他に、前記物品が包装されたときの前記包装装置に関する情報が含まれる、請求項6又は7記載の生産管理システム。
【請求項9】
前記組合せ計量装置では、前記計量情報を前記管理装置に送出するタイミングと、前記計算番号を前記包装装置に送出するタイミングとが互いに異なっている、請求項6~8の何れか一項記載の生産管理システム。
【請求項10】
物品を組合せ計算する組合せ計量装置であって、
前記組合せ計量装置の下流において前記組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置と、前記組合せ計量装置を管理する管理装置と、に通信可能に設けられる通信部と、
前記組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、前記包装装置に対して前記物品を排出する排出タイミングで前記包装装置に出力すると共に、前記計算番号に前記組合せ計算によって計量された前記物品に関する計量値を対応付けた計量情報を、前記管理装置に出力する制御部と、を備える、組合せ計量装置。
【請求項11】
前記制御部では、前記計量情報を前記管理装置に送出するタイミングと、前記計算番号を前記包装装置に送出するタイミングとが互いに異なっている、請求項10記載の組合せ計量装置。
【請求項12】
物品を組合せ計算する組合せ計量装置の下流において前記組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置であって、
前記組合せ計量装置と、前記包装装置を管理する管理装置と、に通信可能に設けられる通信部と、
前記組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、前記組合せ計量装置から前記物品が排出される排出タイミングで受け取ると共に、前記計算番号と前記組合せ計量装置から排出された前記物品を包装する包装タイミングにおいて出力される前記物品の前記包装材に付与された識別情報とを対応付けた包装情報を、前記管理装置に出力する制御部と、を備える、包装装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
菓子等の製造ラインとして、個々の重量にばらつきがある被計量物を目標重量となるように計り分ける組合せ計量装置と、フィルムから袋を製造し、組合せ計量装置によって計り分けられた被計量物を製造した袋に収容する包装装置と、を含む一連の製造ラインが知られている。特許文献1には、このように製造された商品が収容された袋にバーコードを付与し、バーコードが付与された商品の検査結果(X線画像)を蓄積メモリに蓄積する記録装置が開示されている。
【0003】
このような製造ラインでは、上記のようなX線による検査の他、袋に入った状態の被計量物を抜き取り、被計量物を静止計量にて計量し、組合せ計量装置の表示データと比較する抜取検査が人の手を介して行われている。そして、このような抜取検査の結果に基づいて、組合せ計量装置を検証(調整)する作業が実施されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-28821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような抜取検査についても、上記従来の記録装置のように記録を残すことによって人の手を介した検査作業をすることなく、効率的に組合せ計量装置を検証(調整)したい要望がある。ところが、上記の検査結果は、包装装置の上流工程の情報を管理する必要があり、包装装置よりも下流工程の検査結果を管理する上記従来の記録装置では対応できない。
【0006】
そこで、本発明の一側面の目的は、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる、生産管理装置、生産管理システム、組合せ計量装置及び包装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る生産管理装置は、物品を組合せ計算する組合せ計量装置と、組合せ計量装置の下流において組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置と、に通信可能に設けられる通信部と、通信部を介し、組合せ計量装置と、包装装置と、に通信可能に設けられる管理部と、各種情報を記憶する記憶部と、を備え、管理部は、組合せ計量装置が包装装置に対して物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置によって計量された物品の計量値と、排出タイミングで排出された物品が包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品の包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成し、記憶部に記憶させる。
【0008】
この構成の生産管理装置では、物品が包装された包装材に付与された識別情報を読み取れば、記憶装置に記憶されている生産情報に基づいて、包装された物品の計量値を取得できる。これにより、包装された状態の物品を包装から取り出して物品を計量する作業の手間を省ける。この結果、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【0009】
本発明の一側面に係る生産管理装置では、管理部は、組合せ計算に対応付けられた計算番号に計量値を対応付けた計量情報を組合せ計量装置から受け取ると共に、計算番号と包装タイミングにおいて出力された識別情報とを対応付けた包装情報を包装装置から受け取り、計量情報と包装情報とに基づいて生産情報を生成してもよい。この構成の生産管理装置では、計算番号をキーとして物品の計量値と包装材に付与された識別情報とを対応付けできる。
【0010】
本発明の一側面に係る生産管理装置では、計量情報には、計算番号に対応付けられる情報として、計量値の他に、組合せ計量が実施されたときの組合せ計量装置に関する情報が含まれてもよい。この構成の生産管理装置では、単純に計量値と識別情報とを対応付けるのではなく、計算番号にその他の組合せ計量が実施されたときの組合せ計量装置に関する情報を対応付けて記憶できる。この結果、包装された商品ごとの計量値を把握できるだけでなく、識別情報によって特定される商品の物品が組合せ計量されたときの組合せ計量装置の状態を事後的に把握できる。
【0011】
本発明の一側面に係る生産管理装置では、包装情報には、計算番号に対応付けられる情報として、識別情報の他に、物品が包装されたときの包装装置に関する情報が含まれてもよい。この構成の生産管理装置では、単純に計量値と識別情報とを対応付けるのではなく、計算番号にその他の物品が包装されたときの包装装置に関する情報を対応付けて記憶できる。この結果、包装された商品ごとの計量値を把握できるだけでなく、物品が包装されたときの包装装置の状態を事後的に把握できる。
【0012】
本発明の一側面に係る生産管理システムは、物品を組合せ計算する組合せ計量装置と、組合せ計量装置と通信可能に設けられると共に、組合せ計量装置の下流において組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置と、組合せ計量装置と包装装置とに通信可能に設けられる管理装置と、各種情報を記憶する記憶装置と、を備え、管理装置は、組合せ計量装置が包装装置に対して物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置によって計量された物品に関する計量値と、計量値に対応する物品が包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品の包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成し、記憶装置に記憶させる。
【0013】
この構成の生産管理システムでは、物品が包装された包装材に付与された識別情報を読み取れば、記憶装置に記憶されている生産情報に基づいて、包装された物品の計量値を取得できる。これにより、包装された状態の物品を包装から取り出して物品を計量する作業の手間を省くことができる。この結果、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【0014】
本発明の一側面に係る生産管理システムでは、組合せ計量装置は、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を排出タイミングで包装装置に出力すると共に、計算番号に計量値を対応付けた計量情報を管理装置に出力し、包装装置は、組合せ計量装置から出力される計算番号を受け取ると共に、受け取った計算番号と包装タイミングにおいて出力された識別情報とを対応付けた包装情報を管理装置に出力し、管理装置は、組合せ計量装置から受け取った計量情報と、包装装置から受け取った包装情報とに基づいて生産情報を生成してもよい。この構成の生産管理システムでは、計算番号をキーに、物品の計量値と包装材に付与された識別情報とを対応付けできる。
【0015】
本発明の一側面に係る生産管理システムでは、計量情報には、計算番号に対応付けられる情報として、計量値の他に、組合せ計算が実施されたときの組合せ計量装置に関する情報が含まれてもよい。この構成の生産管理システムでは、単純に計量値と識別情報とを対応付けるのではなく、計算番号にその他の情報を対応付けて記憶できる。この結果、包装された商品ごとの計量値を把握できるだけでなく、識別情報によって特定される商品の物品が組合せ計量されたときの組合せ計量装置の状態を事後的に把握できる。
【0016】
本発明の一側面に係る生産管理システムでは、包装情報には、計算番号に対応付けられる情報として、識別情報の他に、物品が包装されたときの包装装置に関する情報が含まれてもよい。この構成の生産管理システムでは、単純に計量値と識別情報とを対応付けるのではなく、計算番号にその他の情報を対応付けて記憶できる。この結果、包装された商品ごとの計量値を把握できるだけでなく、物品が包装されたときの包装装置の状態を事後的に把握できる。
【0017】
本発明の一側面に係る生産管理システムの組合せ計量装置では、組合せ計量装置では、計量情報を管理装置に送出するタイミングと、計算番号を包装装置に送出するタイミングとが互いに異なってもよい。この構成の生産管理システムでは、互いの送出タイミングを変えることで通信負荷または処理負荷を軽減できる。言い換えると、生産時において即時必要となる包装装置への送信タイミングを、管理装置への送信タイミングよりも先に送信できる。このように送信タイミングを異なるものとすることにより、通信負荷または処理負荷を低減できる。
【0018】
本発明の一側面に係る組合せ計量装置は、物品を組合せ計算する組合せ計量装置であって、組合せ計量装置の下流において組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置と、組合せ計量装置を管理する管理装置と、に通信可能に設けられる通信部と、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、包装装置に対して物品を排出する排出タイミングで包装装置に出力すると共に、計算番号に組合せ計算によって計量された物品に関する計量値を対応付けた計量情報を、管理装置に出力する制御部と、を備える。
【0019】
この構成の組合せ計量装置では、組合せ計量装置が包装装置に対して物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置によって計量された物品に関する計量値と、計量値に対応する物品が包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品の包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成するのに必要な情報を管理装置に出力できる。これにより、包装された状態の物品を包装から取り出して物品を計量する作業の手間を省ける。この結果、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【0020】
本発明の一側面に係る組合せ計量装置の制御部では、制御部では、計量情報を管理装置に送出するタイミングと、計算番号を包装装置に送出するタイミングとが互いに異なってもよい。この構成の組合せ計量装置では、互いの送出タイミングを変えることで通信負荷を軽減できる。言い換えると、生産時において即時必要となる包装装置への送信タイミングを、管理装置への送信タイミングよりも先に送信できる。このように送信タイミングを異なるものとすることにより、通信負荷または処理負荷を低減できる。
【0021】
本発明の一側面に係る包装装置は、物品を組合せ計算する組合せ計量装置の下流において組合せ計量装置から排出された物品を包装材によって包装する包装装置であって、組合せ計量装置と、包装装置を管理する管理装置と、に通信可能に設けられる通信部と、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、組合せ計量装置から物品が排出される排出タイミングで受け取ると共に、計算番号と組合せ計量装置から排出された物品を包装する包装タイミングにおいて出力される物品の包装材に付与された識別情報とを対応付けた包装情報を、管理装置に出力する制御部と、を備える。
【0022】
この構成の包装装置では、組合せ計量装置が包装装置に対して物品を排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置によって計量された物品に関する計量値と、計量値に対応する物品が包装装置において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品の包装材に付与された識別情報と、を対応付けた生産情報を生成するのに必要な情報を管理装置に出力できる。これにより、包装された状態の物品を包装から取り出して物品を計量する作業の手間を省ける。この結果、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の一側面によれば、組合せ計量装置と包装装置とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、一実施形態に係る生産管理システムが管理する製造ラインの概略構成である。
図2図2は、組合せ計量装置の概略構成を示す図である。
図3図3は、製袋包装装置の概略構成を示す図である。
図4図4は、生産管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図5図5(A)は、計量情報の一例を示す図であり、図5(B)は、包装情報の一例を示す図である。
図6図6(A)は、重量検査情報の一例を示す図であり、図6(B)は、袋厚み検査情報の一例を示す図であり、図6(C)は、生産情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照して一実施形態に係る生産管理システム100について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0026】
生産管理システム100は、図1に示されるように、少なくとも、組合せ計量装置1と、製袋包装装置(包装装置)3と、生産管理装置10と、を備えている。生産管理システム100は、これらの構成に加え、重量検査装置5と、シール検査装置6と、箱詰装置7と、を備える。組合せ計量装置1と、製袋包装装置3と、重量検査装置5と、シール検査装置6と、箱詰装置7と、からなる装置群は、物品Aの計量及び包装から商品Mの検査、箱詰めまでを実行する製造ラインを構成する。物品Aは、例えばスナック、農産物、水産物、加工食品等のように、単体質量にばらつきのある物品である。
【0027】
組合せ計量装置1は、物品Aを組合せ計算する装置である。組合せ計量装置1は、図2に示されるように、組合せ計量装置1は、投入シュート12と、分散フィーダ13と、複数の放射フィーダ14と、複数のプールホッパ15と、複数の計量ホッパ16と、集合シュート17と、タイミングホッパ18と、計量部11と、表示操作部24と、通信部26と、制御部22と、を備える。組合せ計量装置1は、物品Aを複数の計量ホッパ16に供給して計量し、得られた複数の計量ホッパ16の各物品の計量値に基づいて複数の計量ホッパ16の組合せを求め、求めた組合せの中から目標重量値に近い物品Aの組合せを選び、選んだ当該組合せに係る複数の計量ホッパ16から物品を排出するサイクルを繰り返す。
【0028】
計量部11は、フレーム20に支持されたケース21内に配置される。計量部11は、複数のロードセル11Aを有する。各ロードセル11Aは、対応する計量ホッパ16を支持する。計量部11は、各計量ホッパ16に物品Aが一時的に貯留される際に、各計量ホッパの重量値(物品Aの質量に応じた計量値)を計量(取得)する。本実施形態では、計量部11は、複数の計量ホッパ16の少なくとも一つにおいて、リアルタイム計量(逐次的に計量)して時系列の計量値を取得する。
【0029】
通信部26は、他の装置との通信を可能にするインタフェイスである。通信部26は、製袋包装装置3と、管理装置8と、に通信可能に設けられる。製袋包装装置3と管理装置8との通信は、有線であっても無線であってもよい。
【0030】
制御部(制御部)22は、ケース21内に配置される。制御部22は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する。制御部22は、組合せ計量装置1を構成する各部を制御する。図4に示されるように、制御部22は、製袋包装装置3及び管理装置8の両方に通信部26を介して通信可能に接続される。
【0031】
制御部22は、計量部11によって計量した計量値と、当該計量値に対応する物品Aを貯留する計量ホッパ16とを対応付けて記憶する。制御部22は、計量部11によって計量され、かつ各計量ホッパ16に対応付けられた各物品Aの複数の計量値から、合計値が目標重量値となるように物品Aの組合せを選択する。より具体的には、制御部22は、各計量部11によって出力されたそれぞれの物品Aの計量値を組み合わせて、組合せ合計値が目標重量値に近く、所定範囲内に収まるような物品Aの組合せを選択する(組合せ計算する)。そして、制御部22は、計算した当該組合せに係る物品Aの計量ホッパ16から物品Aを排出させる。
【0032】
制御部22は、組合せ計算の実施ごとに計算番号を発行(生成)する。より詳細には、図5(A)に示されるように、制御部22は、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号に、少なくとも計量値を関連付けた計量情報T1を生成する。計量値とは、複数の計量ホッパ16に対応するロードセル11Aの計量値によって組合せ計算された目標重量値に近い値である。本実施形態の計量情報T1には、計算番号に対応付けられる情報として、計量値の他に、組合せ計算が実施されたときの組合せ計量装置に関する情報が含まれる。この組合せ計量装置に関する情報の例には、組合せ計算が実施されたときの時間情報であるタイムスタンプ1、上記組合せ計算に用いられた計量ホッパ16の数であるヘッド数、上記組合せ計算に用いられた計量ホッパ16を特定するホッパ特定情報等が含まれる。
【0033】
図4に示されるように、制御部22は、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、製袋包装装置3に対して物品Aを排出する排出タイミングで出力する。組合せ計算が実施されたときに選択された計量ホッパ16から排出された物品Aは、上述した連動機構によってタイミングホッパ18から一斉に排出される。制御部22は、上述連動機構を制御すると共に、組合せ計算が実施されたときに選択された計量ホッパ16から排出された物品Aが、タイミングホッパ18から排出されるタイミングを監視している。これにより、制御部22は、製袋包装装置3に対して物品Aを排出する排出タイミングで出力できる。
【0034】
また、制御部22は、上記計量情報T1を、通信部26を介して管理装置8に出力する。制御部22が上記計量情報T1を管理装置8に出力するタイミングは、計算番号を製袋包装装置3に送出するタイミングと異なっている。言い換えれば、制御部22では、計算番号を製袋包装装置3に送出するタイミングと、計量情報T1を管理装置8に送出するタイミングと、が互いに異なっている。例えば、制御部22は、計量情報T1を管理装置8へ送信するタイミングに先立ち、計量番号を製袋包装装置3に送信する。このようにすることで、生産に必要となる情報をリアルタイムに送信しながら、制御部22および通信部26における通信負荷または処理負荷を低減できる。
【0035】
図1に示される製袋包装装置3は、物品Aを包装する袋を製袋しながら、組合せ計量装置1によって組合せ計算された物品Aを包装して商品Mを製造する装置である。図3に示されるように、製袋包装装置3は、組合せ計量装置1から供給された物品Aを袋詰めする。製袋包装装置3は、製袋包装ユニット31と、フィルム供給ユニット37と、印字部40と、表示操作部44と、制御部42と、を備える。
【0036】
印字部40は、袋Bを形成する包装フィルム(包装材)Fに、袋Bを識別する袋シリアル番号(識別情報)を印字(付与)する。袋シリアル番号は、例えば、一定期間に製造される袋Bを一意に区別できる番号である。印字部40によって印字された袋シリアル番号は、制御部42によって取得される。
【0037】
通信部46は、他の装置との通信を可能にするインタフェイスである。通信部46は、組合せ計量装置1と、管理装置8と、に通信可能に設けられる。組合せ計量装置1と管理装置8との通信は、有線であっても無線であってもよい。
【0038】
制御部42は、製袋包装装置3の本体部(図示せず)の内部に配置される。制御部42は、CPU、ROM、RAM等を有する。制御部42は、製袋包装装置3を構成する各部を制御する。制御部42は、組合せ計量装置1及び管理装置8の両方に通信部46を介して通信可能に接続される。
【0039】
制御部42は、組合せ計量装置1から排出された物品Aを包装する包装タイミングにおいて出力される袋シリアル番号(識別情報)を、物品Aの包装フィルムF(すなわち袋B)に付与する。より詳細には、制御部42は、袋Bを形成するごとに袋シリアル番号を発行(生成)し、印字部40を制御して、発行した袋シリアル番号を、組合せ計量装置1から排出された物品Aが包装された袋Bに印字させる。
【0040】
制御部42は、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を、組合せ計量装置から物品Aが排出される排出タイミングで通信部46を介して受け取る。そして、図5(B)に示されるように、制御部42は、計算番号と組合せ計量装置1から排出された物品Aを包装する包装タイミングにおいて出力される物品Aの包装フィルムFに付与された袋シリアル番号とを対応付けた包装情報T2を生成する。図4に示されるように、制御部42は、包装情報T2を通信部46を介して管理装置8に出力する。
【0041】
本実施形態の包装情報T2には、計算番号に対応付けられる情報として、袋シリアル番号の他に、組合せ計量装置から排出された物品Aが包装されたときの製袋包装装置3に関する情報が含まれる。この製袋包装装置3に関する情報の例には、製袋包装装置3が実施されたときの時間情報であるタイムスタンプ2、上記物品Aが包装されたときの噛み込みの有無等の情報が含まれる。
【0042】
重量検査装置5は、製袋包装装置3において製造された商品Mの重量を検査する装置である。図6(A)に示されるように、重量検査装置5は、カメラ51によって読み取られた袋シリアル番号と、重量検査装置5によって検査された重量値と、検査時間(タイムスタンプ3)と、を対応付けた重量検査情報T3を生成する。図4に示されるように、制御部は、重量検査情報T3を通信部53を介して管理装置8に出力する。
【0043】
シール検査装置6は、商品Mの袋厚みと空気漏れの有無を検査する装置である。図6(B)に示されるように、シール検査装置6は、カメラ61によって読み取られた袋シリアル番号と、シール検査装置6によって検査された袋厚みと、検査時間(タイムスタンプ4)と、を対応付けた袋厚み検査情報T4を生成する。図4に示されるように、制御部は、袋厚み検査情報T4を通信部63を介して管理装置8に出力する。箱詰装置7は、商品Mを段ボール箱に詰める装置である。箱詰装置7は、複数の商品Mを段ボール箱に詰め、下流工程に搬送する。
【0044】
図4に示されるように、生産管理装置10は、通信部83と、管理装置(管理部)8と、記憶装置(記憶部)9と、を備えている。通信部83は、他の装置との通信を可能にするインタフェイスである。通信部83は、組合せ計量装置1と、製袋包装装置3と、重量検査装置5と、シール検査装置6と、箱詰装置7と、に通信可能に設けられる。他の装置との通信は、有線であっても無線であってもよい。
【0045】
管理装置8は、組合せ計量装置1と、製袋包装装置3と、重量検査装置5と、シール検査装置6と、箱詰装置7と、記憶装置9と、を統合的に管理する装置である。管理装置8は、CPU、ROM及びRAM等を有するコンピュータ装置である。管理装置8は、組合せ計量装置1が製袋包装装置3に対して物品Aを排出した排出タイミングにおいて出力される、組合せ計量装置1によって計量された物品Aの合計値の計量値と、排出タイミングで排出された物品Aが製袋包装装置3において包装された包装タイミングにおいて出力される、物品Aの包装フィルムFに付与された袋シリアル番号と、を対応付けた図6(C)に示される生産情報T5を生成し、記憶装置9に記憶させる。
【0046】
図4に示されるように、本実施形態では、管理装置8は、組合せ計算に対応付けられた計算番号に計量値を対応付けた図5(A)に示される計量情報T1を組合せ計量装置1から受け取る。また、管理装置8は、計算番号と包装タイミングにおいて出力された識別情報とを対応付けた図5(B)に示される包装情報T2を製袋包装装置3から受け取る。そして、管理装置8は、計算番号をキーとして、組合せ計量装置1から受け取った計量情報T1と、製袋包装装置3から受け取った包装情報T2とを結合し、生産情報T5を生成する。
【0047】
記憶装置9は、管理装置8によって生成された生産情報(後段にて詳述)T5を記憶する装置である。記憶装置9は、ハードディスクドライブ(hard disk drive)又はソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等の装置である。記憶装置9は、管理装置8によって生成された生産情報T5を記憶する。
【0048】
上記実施形態の生産管理システム100における作用効果について説明する。上記実施形態の生産管理システム100では、物品Aが包装された包装フィルムFに印字された袋シリアル番号を読み取れば、記憶装置9に記憶されている生産情報T5に基づいて、包装された物品Aの計量値を取得できる。これにより、包装された状態の物品Aを包装から取り出して物品Aを計量する作業の手間を省くことができる。この結果、組合せ計量装置1と製袋包装装置3とを含む製造ラインにおいて、抜取検査にかかる工数を削減できる。
【0049】
上記実施形態の生産管理システム100では、組合せ計量装置1は、組合せ計算の実施ごとに生成される計算番号を排出タイミングで製袋包装装置3に出力すると共に、計算番号に計量値を対応付けた計量情報T1を管理装置8に出力する。製袋包装装置3は、組合せ計量装置1から出力される計算番号を受け取ると共に、受け取った計算番号と包装タイミングにおいて出力された袋シリアル番号とを対応付けた包装情報T2を管理装置8に出力する。管理装置8は、組合せ計量装置1から受け取った計量情報T1と、製袋包装装置3から受け取った包装情報T2とに基づいて生産情報T5を生成している。これにより、計算番号をキーに、物品Aの計量値と包装フィルムFに付与された袋シリアル番号とを対応付けることが可能になる。
【0050】
上記実施形態の生産管理システム100では、単純に計量値と袋シリアル番号とを対応付けるのではなく、計算番号に、ヘッド数、ホッパ特定情報、組合せ計算が実施されたときの時間情報であるタイムスタンプ等の情報を対応付けて記憶できる。これにより、包装された商品ごとの計量値を把握できるだけでなく、袋シリアル番号によって特定される商品Mの物品Aが組合せ計量されたときの組合せ計量装置1の状態を事後的に把握することが可能になる。
【0051】
上記実施形態の生産管理システム100では、単純に計量値と袋シリアル番号とを対応付けるのではなく、計算番号に、製袋包装装置3が実施されたときの時間情報であるタイムスタンプや、上記物品Aが包装されたときの噛み込みの有無等の情報を対応付けて記憶できる。これにより、包装された商品Mごとの計量値を把握できるだけでなく、物品Aが包装されたときの製袋包装装置3の状態を事後的に把握することが可能になる。
【0052】
上記実施形態の生産管理システム100の組合せ計量装置1では、計量情報T1を管理装置8に送出するタイミングと、計算番号を製袋包装装置3に送出するタイミングとが互いに異ならせており、互いの送出タイミングを変えることで通信負荷を軽減できる。
【0053】
以上、一実施形態について説明したが、本発明の一側面は、上記実施形態に限られない。発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0054】
上記実施形態では、組合せ計量装置1が発行する計算番号について数値と英字との組合せから構成される例を挙げて説明したが、例えば数字のみ、英字のみ、これらと記号との組み合わせ等、他の計量時と区別できればどのようなものでもよい。製袋包装装置3が発行する袋シリアル番号についても同様である。
【0055】
上記実施形態及び変形例では、製袋包装装置3によって製造される袋に袋シリアル番号が印字される例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、袋シリアル番号が記憶されたICタグを取り付けてもよいし、袋シリアル番号に一意に変換可能なコード(一次元コード、二次元コード、図柄、色、模様、色彩)であってもよい。
【0056】
上記実施形態及び変形例では、製袋包装装置3が物品Aを袋Bに封入し、封入した袋Bに袋シリアル番号を印字する例を挙げて説明したが、例えば包装フィルムFに予め袋シリアル番号が付与されており、封入した袋Bに印字されている袋シリアル番号をカメラ等で読み取ることによって、袋シリアル番号を生成(取得)してもよい。
【0057】
上記実施形態及び変形例では、組合せ計量装置1が製袋包装装置3に計算番号を送信する例を挙げて説明したが、組合せ計量装置1が製袋包装装置3に計量値を送信し、製袋包装装置3が計量値と袋シリアル番号とを関連付けた包装情報を生成して管理装置8に送信し、管理装置8は製袋包装装置3から受け取った包装情報を記憶装置9に記憶させてもよい。
【0058】
上記実施形態及び変形例では、組合せ計量装置1と、製袋包装装置3と、重量検査装置5と、シール検査装置6と、箱詰装置7と、を含む装置群からなる製造ラインを例に挙げて説明したが、組合せ計量装置1と製袋包装装置3とが含まれていれば、重量検査装置5、シール検査装置6及び箱詰装置7は全て含まれていなくてもよいし、一部の装置だけ含まれていてもよいし、他の装置が含まれていてもよい。また、製造ラインを構成する装置にかからず、管理装置8は、少なくとも計量値と当該計量値に対応する物品Aが包装された袋Bの袋シリアル番号とが関連付けられた包装情報を記憶装置9に記憶させてもよい。
【0059】
上記実施形態及び変形例では、包装装置の例として袋Bを製造しながら製造した袋Bに物品Aを収容する装置を適用した例を挙げて説明したが、予め製造された袋Bに物品Aを収容する装置に適用してもよい。
【0060】
上記実施形態及び変形例の管理装置8の機能に加えて、生産情報T5として取得される袋シリアル番号によって特定される袋Bに収容されている物品Aの計量値が、生産情報T5によって取得される計量値と一致しているか否かをチェックする組合せ計量(以下、チェック計量)を設けてもよい。具体的には、管理装置8は、所定のタイミングで、組合せ計量装置1において設定されている目標重量値よりも多い重量値(例えば5%増量)を計量するように組合せ計量装置1の制御部22を制御する。
【0061】
なお、所定のタイミングには、例えば、数回の通常計量ごとに一回のチェック計量を実行するパターンや、1回の通常計量→1回のチェック計量→2回の通常計量→1回のチェック計量→3回の通常計量→1回のチェック計量を実行するパターン等がある。管理装置8は、生産情報T5において、チェック計量を実行したときの計量番号と、計量値と、重量検査装置5によって検査された重量値とが略一致しているか否か、チェック計量時の計量値の出現パターンが上記所定のタイミングに一致しているか否かに基づいて、生産情報T5として取得される袋シリアル番号によって特定される袋Bに収容されている物品Aの計量値が、生産情報T5によって取得される計量値と一致しているか否かをチェックしてもよい。
【符号の説明】
【0062】
1…組合せ計量装置、3…製袋包装装置(包装装置)、5…重量検査装置、6…シール検査装置、7…箱詰装置、8…管理装置(管理部)、9…記憶装置(記憶部)、10…生産管理装置、100…生産管理システム、A…物品、B…袋、F…包装フィルム(包装材)、M…商品、T1…計量情報、T2…包装情報、T5…生産情報。

図1
図2
図3
図4
図5
図6