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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023135551
(43)【公開日】2023-09-28
(54)【発明の名称】商品情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G07G 1/12 20060101AFI20230921BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20230921BHJP
G07G 1/06 20060101ALI20230921BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20230921BHJP
G06Q 30/0238 20230101ALI20230921BHJP
【ＦＩ】
G07G1/12 321M
G07G1/01 301D
G07G1/06 B
G06Q30/06
G06Q30/02 376
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022040822
(22)【出願日】2022-03-15
【新規性喪失の例外の表示】特許法第３０条第２項適用申請有り 〔１〕開催日（公開日） 令和４年２月１６日～令和４年２月１８日 展示会名、開催場所 第５６回スーパーマーケット・トレードショー２０２２ 一般社団法人 全国スーパーマーケット協会 主催 幕張メッセ（千葉市美浜区中瀬２－１） ＜資 料＞ 第５６回スーパーマーケット・トレードショー２０２２ 開催概要 ＜資 料＞ 第５６回スーパーマーケット・トレードショー２０２２ 会場ＭＡＰ・出展者一覧
(71)【出願人】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100145481
【弁理士】
【氏名又は名称】平野 昌邦
(72)【発明者】
【氏名】岡田 悠里
(72)【発明者】
【氏名】松橋 広巳
(72)【発明者】
【氏名】河村 理華
(72)【発明者】
【氏名】安藤 峻
【テーマコード（参考）】
3E142
5L049
【Ｆターム（参考）】
3E142AA01
3E142DA04
3E142DA08
3E142EA04
3E142FA06
3E142FA12
3E142FA22
3E142FA42
3E142GA41
5L049BB07
5L049BB44
5L049BB56
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】顧客に向けた特典に関する情報の出力が適切なタイミングで行われるようにする。
【解決手段】顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置について、顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段と、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段とを備えて構成する。
【選択図】図５
【解決手段】顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置について、顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段と、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段とを備えて構成する。
【選択図】図５
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置であって、
顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段と、
前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段と
を備える商品情報処理装置。
顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段と、
前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段と
を備える商品情報処理装置。
【請求項2】
顧客の操作に応じた商品登録処理を実行可能な商品登録手段と、
前記特典出力手段が特典情報を出力したことに応じて、表示部における表示を前記商品登録手段による商品登録処理に対応する画面に切り替える表示制御手段とをさらに備える
請求項１に記載の商品情報処理装置。
前記特典出力手段が特典情報を出力したことに応じて、表示部における表示を前記商品登録手段による商品登録処理に対応する画面に切り替える表示制御手段とをさらに備える
請求項１に記載の商品情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、
商品登録手段により登録された商品の表示にあたり、前記特典情報における特典が対応付けられている商品について、前記特典が対応付けられていることを示すように表示を行う
請求項２に記載の商品情報処理装置。
商品登録手段により登録された商品の表示にあたり、前記特典情報における特典が対応付けられている商品について、前記特典が対応付けられていることを示すように表示を行う
請求項２に記載の商品情報処理装置。
【請求項4】
前記特典出力手段が特典情報を出力したことに応じて、表示部における表示を前記精算処理に対応する画面に切り替える表示制御手段をさらに備える
請求項１に記載の商品情報処理装置。
請求項１に記載の商品情報処理装置。
【請求項5】
前記精算処理に対応する決済種別の選択が行われる前の段階にて前記特典出力手段による特典の出力が行われる
請求項４に記載の商品情報処理装置。
請求項４に記載の商品情報処理装置。
【請求項6】
精算が行われた商品のうちで前記特典情報により示される特典が適用された商品について、当該特典が対応付けられていることを示した会計レシートを発行する発行手段をさらに備える
請求項１から５のいずれか一項に記載の商品情報処理装置。
請求項１から５のいずれか一項に記載の商品情報処理装置。
【請求項7】
顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置としてのコンピュータを、
顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段、
前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段
として機能させるためのプログラム。
顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段、
前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
購入金額が設定金額以上であるとの条件を満たしたことに応じてクーポンを発行するようにされたクーポン発行管理システムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開２００９－１２９０２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クーポン等のような特典に関する情報の顧客への出力は、適切なタイミングで行われるようにすることが好ましい。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客に向けた特典に関する情報の出力が適切なタイミングで行われるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置であって、顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段と、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段とを備える商品情報処理装置である。
【0007】
本発明の一態様は、顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置としてのコンピュータを、顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段として機能させるためのプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態における商品情報処理システムの構成例を示す図である。
【図2】本実施形態におけるＰＯＳ端末の設置例を示す図である。
【図3】本実施形態におけるＰＯＳ端末の外観例を示す図である。
【図4】本実施形態におけるＰＯＳ端末の構成例を示す図である。
【図5】本実施形態におけるＰＯＳ端末の画面遷移の一例を示す図である。
【図6】本実施形態における商品登録画面の一例を示す図である。
【図7】本実施形態におけるクーポン情報レシートと会計レシートの一例を示す図である。
【図8】本実施形態におけるＰＯＳ端末が実行する処理手順例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
＜実施形態＞
［商品情報処理システムの構成例］
図１は、本実施形態の商品情報処理システムの構成例を示している。同図の商品販売データ処理システムは、上位装置１０、ＰＯＳ端末２０、及びクーポン管理サーバ３０を備える。
［商品情報処理システムの構成例］
図１は、本実施形態の商品情報処理システムの構成例を示している。同図の商品販売データ処理システムは、上位装置１０、ＰＯＳ端末２０、及びクーポン管理サーバ３０を備える。
【0010】
ＰＯＳ端末２０と上位装置１０は、店舗ＳＴにおいて備えられる。ＰＯＳ端末２０は、会計処理を実行する。つまり、ＰＯＳ端末２０は、客が購入対象とする商品を登録する商品登録処理と、商品登録処理によって登録された商品に対応する精算処理とを実行する。
上位装置１０は、配下のＰＯＳ端末２０と通信可能に接続され、ＰＯＳ端末２０の管理や実績の管理等を行う。上位装置１０は、例えばストアコントローラと呼ばれる端末装置であってもよい。
なお、同図においては、店舗ＳＴにおいて各１つのＰＯＳ端末２０が設置された例を示しているが、店舗ＳＴにおいては複数のＰＯＳ端末２０が設置されてもよい。同様に、店舗ＳＴにおいて、複数の上位装置１０が設置されてよい。
上位装置１０は、配下のＰＯＳ端末２０と通信可能に接続され、ＰＯＳ端末２０の管理や実績の管理等を行う。上位装置１０は、例えばストアコントローラと呼ばれる端末装置であってもよい。
なお、同図においては、店舗ＳＴにおいて各１つのＰＯＳ端末２０が設置された例を示しているが、店舗ＳＴにおいては複数のＰＯＳ端末２０が設置されてもよい。同様に、店舗ＳＴにおいて、複数の上位装置１０が設置されてよい。
【0011】
クーポン管理サーバ３０は、店舗ＳＴの会員としての客（顧客）にクーポンサービスを提供する。
クーポン管理サーバ３０は、店舗ＳＴにて販売する商品のうちから、会員としての顧客のそれぞれに対応して個別にクーポン対象とする商品を決定する。クーポン管理サーバ３０は、１の会員に対応して以下のようにクーポン対象とする商品を決定することができる。
例えば、クーポン管理サーバ３０は、会員プロフィール、会員の商品購入履歴情報（店舗利用履歴情報）、店舗ＳＴが仕入れ状況や在庫状況等の事情に応じて設定した商品へのクーポンの適用情報（店舗クーポン設定情報）、メーカが自社製品の販売促進等のため設定した自社製品としての商品へのクーポンの適用情報（メーカクーポン設定情報）等を利用してよい。さらに、クーポン管理サーバ３０は、天気予報の情報、カレンダー情報も利用してよい。
クーポン管理サーバ３０は、店舗ＳＴにて販売する商品のうちから、会員としての顧客のそれぞれに対応して個別にクーポン対象とする商品を決定する。クーポン管理サーバ３０は、１の会員に対応して以下のようにクーポン対象とする商品を決定することができる。
例えば、クーポン管理サーバ３０は、会員プロフィール、会員の商品購入履歴情報（店舗利用履歴情報）、店舗ＳＴが仕入れ状況や在庫状況等の事情に応じて設定した商品へのクーポンの適用情報（店舗クーポン設定情報）、メーカが自社製品の販売促進等のため設定した自社製品としての商品へのクーポンの適用情報（メーカクーポン設定情報）等を利用してよい。さらに、クーポン管理サーバ３０は、天気予報の情報、カレンダー情報も利用してよい。
【0012】
一例として、クーポン管理サーバ３０は、１の会員に対応して以下のようにクーポン対象とする商品を決定してよい。
つまり、クーポン管理サーバ３０は、対応の会員プロフィール及び商品購入履歴情報等に基づいて、対応の会員がいずれの会員セグメントに属するのかを判定する。クーポン管理サーバ３０は、判定した会員セグメントに適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択する。
また、クーポン管理サーバ３０は、クーポンの提供の予定期間における天候を天気予報の情報を用いて推定し、推定した天候に適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択してもよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、カレンダー情報からクーポンの提供の予定期間において開催される行事、イベント等を特定し、特定された行事、イベント等に適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択してもよい。
クーポン管理サーバ３０は、このようにして店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報からクーポン適用対象の商品を選択することにより、クーポン適用対象の商品を決定することができる。
また、クーポン管理サーバ３０は、上記のように各情報を利用して会員ごとに対応するクーポン適用対象の商品を決定（選択）するにあたり、学習済みモデル（ＡＩ（Artificial Intelligence）モデル）を用いてよい。例えば、このような学習済みモデルは、会員プロフィール、商品購入履歴情報、天気予報の情報、カレンダー情報等からの所定の情報の組み合わせに応じて、最適なクーポン適用対象の商品を決定するように学習器に学習を行わせることにより構築されてよい。
クーポン管理サーバは、例えば上記のように決定したクーポンに関連する情報を、会員番号（会員識別情報の一例）に対応付けてクーポン情報として記憶する。
なお、上記のようなクーポン対象とする商品の決定は、例えば店舗ＳＴが運用し、商品や顧客等の情報を管理する店舗サーバ、クラウド上に設けられたクラウドサーバ、店舗ＳＴにて備えられる上位装置１０、ＰＯＳ端末２０あるいは店舗ＳＴ内のその他の装置が行うようにされてもよい。
つまり、クーポン管理サーバ３０は、対応の会員プロフィール及び商品購入履歴情報等に基づいて、対応の会員がいずれの会員セグメントに属するのかを判定する。クーポン管理サーバ３０は、判定した会員セグメントに適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択する。
また、クーポン管理サーバ３０は、クーポンの提供の予定期間における天候を天気予報の情報を用いて推定し、推定した天候に適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択してもよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、カレンダー情報からクーポンの提供の予定期間において開催される行事、イベント等を特定し、特定された行事、イベント等に適合するクーポン適用対象の商品を、店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報から選択してもよい。
クーポン管理サーバ３０は、このようにして店舗クーポン設定情報やメーカクーポン設定情報からクーポン適用対象の商品を選択することにより、クーポン適用対象の商品を決定することができる。
また、クーポン管理サーバ３０は、上記のように各情報を利用して会員ごとに対応するクーポン適用対象の商品を決定（選択）するにあたり、学習済みモデル（ＡＩ（Artificial Intelligence）モデル）を用いてよい。例えば、このような学習済みモデルは、会員プロフィール、商品購入履歴情報、天気予報の情報、カレンダー情報等からの所定の情報の組み合わせに応じて、最適なクーポン適用対象の商品を決定するように学習器に学習を行わせることにより構築されてよい。
クーポン管理サーバは、例えば上記のように決定したクーポンに関連する情報を、会員番号（会員識別情報の一例）に対応付けてクーポン情報として記憶する。
なお、上記のようなクーポン対象とする商品の決定は、例えば店舗ＳＴが運用し、商品や顧客等の情報を管理する店舗サーバ、クラウド上に設けられたクラウドサーバ、店舗ＳＴにて備えられる上位装置１０、ＰＯＳ端末２０あるいは店舗ＳＴ内のその他の装置が行うようにされてもよい。
【0013】
ＰＯＳ端末２０は、会員としての客は、購入対象の商品の会計を行うにあたり、会員カードに記録されている会員番号をカードリーダ等に読み取らせる。本実施形態において「会計」は、例えば一取引における商品登録から、登録された商品についての精算（決済）までを含む概念である。
ＰＯＳ端末２０は、読み取った会員番号に対応付けられたクーポン情報をクーポン管理サーバ３０から取得する。ＰＯＳ端末２０は、購入対象として登録された商品のうちに、クーポン情報が示す適用対象の商品が含まれている場合、当該適用対象の商品にクーポンを適用したうえで精算処理を実行する。
ＰＯＳ端末２０は、読み取った会員番号に対応付けられたクーポン情報をクーポン管理サーバ３０から取得する。ＰＯＳ端末２０は、購入対象として登録された商品のうちに、クーポン情報が示す適用対象の商品が含まれている場合、当該適用対象の商品にクーポンを適用したうえで精算処理を実行する。
【0014】
なお、会員番号ごとに対応付けられたクーポン情報を記憶する装置はクーポン管理サーバ３０に限定されない。例えば、ＰＯＳ端末２０がクーポン情報を会員番号ごとに対応付けて記憶してよい。この場合、ＰＯＳ端末２０は、自己が記憶するクーポン情報のうちから、読み取った会員番号に対応付けられたクーポン情報を取得してもよい。
あるいは、店舗が運用する顧客管理のための顧客サーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してもよい。あるいは、例えばクラウド上に設けられたサーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してもよい。あるいは、系列店舗の情報を統括して管理する本部のサーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してよい。ＰＯＳ端末２０は、読み取った会員番号に対応付けられたクーポン情報を、上記のサーバ等から取得してもよい。
あるいは、店舗が運用する顧客管理のための顧客サーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してもよい。あるいは、例えばクラウド上に設けられたサーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してもよい。あるいは、系列店舗の情報を統括して管理する本部のサーバが会員番号ごとに対応付けたクーポン情報を記憶してよい。ＰＯＳ端末２０は、読み取った会員番号に対応付けられたクーポン情報を、上記のサーバ等から取得してもよい。
【0015】
また、本実施形態のＰＯＳ端末２０は、会員カードに記録されている会員番号の読み取りに応じて上記のようにクーポン情報を取得すると、取得したクーポン情報の内容を示すクーポン情報レシートを発行する。つまり、本実施形態のＰＯＳ端末２０は、会員番号の読み取りに応じたタイミングで、読み取った会員番号の会員に対応して設定されたクーポン情報の内容を、クーポン情報レシートの発行により会員に報知することができる。
【0016】
［ＰＯＳ端末］
図２は、ＰＯＳ端末２０の設置例を示す図である。図２（Ａ）は、ＰＯＳ端末２０等を客側から見た斜視図である。図２（Ｂ）は、ＰＯＳ端末２０等を店員側から見た斜視図である。図２（Ａ）に示すように客側から見てＰＯＳ端末２０の右側にカウンタが置かれている。
図２は、ＰＯＳ端末２０の設置例を示す図である。図２（Ａ）は、ＰＯＳ端末２０等を客側から見た斜視図である。図２（Ｂ）は、ＰＯＳ端末２０等を店員側から見た斜視図である。図２（Ａ）に示すように客側から見てＰＯＳ端末２０の右側にカウンタが置かれている。
【0017】
図３は、ＰＯＳ端末の外観例を示す図である。図３（Ａ）は、ＰＯＳ端末２０を客側から見た斜視図である。図３（Ｂ）は、ＰＯＳ端末２０を店員側から見た斜視図である。図４は、ＰＯＳ端末２０の構成例を示す図である。図３及び図４において、同一部分には同一符号を付している。
【0018】
以下、図２、図３を参照しつつ、図４に示したＰＯＳ端末２０の構成例を説明する。ＰＯＳ端末２０は、ＣＰＵ２０１と、ＲＯＭ２０２と、ＲＡＭ２０３と、ハードディスク２０４と、客側表示部２０５と、客側スキャナ部２０６と、カードリーダ２０８と、釣銭機２０９と、店員側表示部２１０と、キー操作部２１１と、店員側スキャナ部２１２と、印刷部２１３と、音声出力部２１４と、通信部２１５と、撮像部２１６と、サインポール２１７と、人検出センサ２１８とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
【0019】
ＣＰＵ２０１は、中央演算処理装置であり、ＲＯＭ２０２に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、ＰＯＳ端末２０の動作を制御する。
ＲＯＭ２０２は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてＣＰＵ２０１が利用する各種の情報を記憶する。
ＲＯＭ２０２は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてＣＰＵ２０１が利用する各種の情報を記憶する。
【0020】
ＲＡＭ２０３は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、ＲＡＭ２０３は、外部から取得した情報（例えば、上位装置１０から取得した商品マスタ等）や、処理において生成した情報（例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等）を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報のいずれか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
【0021】
ハードディスク２０４は、種々の情報を記憶する。ハードディスク２０４は、例えば、ＲＯＭ２０２に代えて、ＣＰＵ２０１が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、ＲＡＭ２０３に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
なお、ハードディスク２０４に代えて、例えばＳＳＤ（Solid State Drive）等の記憶装置が備えられてもよい。
なお、ハードディスク２０４に代えて、例えばＳＳＤ（Solid State Drive）等の記憶装置が備えられてもよい。
【0022】
客側表示部２０５は、客用のタッチディスプレイであり、客（顧客）に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部２０６は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード（商品コード等）等を光学的に読み取る。
客側スキャナ部２０６は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード（商品コード等）等を光学的に読み取る。
【0023】
なお、客側スキャナ部２０６は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部２０５に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作（押下）し、商品を登録することができる。
【0024】
カードリーダ２０８は、各種カード（クレジットカード、交通系カード等）から情報を読み取って決済に対応する処理を実行可能とされる。また、カードリーダ２０８は、会員カード（会員証）、ポイントカード等の情報を読み取ることが可能とされる。本実施形態のカードリーダ２０８は、例えばカード認識部（読取部）や表示部や操作部を備えてよいが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。
【0025】
釣銭機２０９（現金決済部）は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
【0026】
店員側表示部２１０は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部２１１は、各種のキー（ボタン）から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部２１２は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード（商品コード等）や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
キー操作部２１１は、各種のキー（ボタン）から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部２１２は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード（商品コード等）や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
【0027】
なお、店員側スキャナ部２１２は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部２１１に、商品に対応するキー（例えば、スポーツ新聞に対応するキー等）が配置されている場合、店員は、当該キーを操作（押下）し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部２１０に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
【0028】
印刷部２１３は、媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。印刷部２１３は、店員側から客側、客側から店員側に向き（媒体発行口の方向）を回転自在に変更可能な１台の印刷部である。印刷部２１３の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードの移行に応じて自動的に変更（メカ的に制御等）してもよい。なお、印刷部２１３の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。
【0029】
音声出力部２１４は、音声を出力する。例えば、音声出力部２１４は、音声ガイダンス等を出力する。また、音声出力部２１４は、所定の動作に応じて電子音を出力することも可能である。
通信部２１５は、上位装置１０やクーポン管理サーバ３０等との間において情報を送受信する。
通信部２１５は、上位装置１０やクーポン管理サーバ３０等との間において情報を送受信する。
【0030】
撮像部２１６は、客側の立ち位置にて会計に関する操作を行う客の様子を撮像するように設けられる。撮像部２１６が撮像して得られた撮像画像は、会計を行う客を監視する監視画像として用いることができる。また、ＰＯＳ端末２０撮像部２１６の撮像によって得られた撮像画像をハードディスク２０４等の記憶装置に記憶させることができる。
【0031】
サインポール２１７は、所定のパターン、色で点灯することで、店員に向けて所定の報知を行う部位である。
【0032】
人検出センサ２１８は、ＰＯＳ端末２０の客側に位置する人（客）の有無を検出する。人検出センサ２１８は、例えば焦電型赤外線センサ、カメラ（撮像装置）等を備えて構成されてよい。
なお、人検出センサ２１８は、後述するフルセルフモードで動作する場合には、客により商品コードのスキャンが行われる商品の移動状況を検出するようにされてよい。
なお、人検出センサ２１８は、後述するフルセルフモードで動作する場合には、客により商品コードのスキャンが行われる商品の移動状況を検出するようにされてよい。
【0033】
［ＰＯＳ端末の動作モードについて］
続いて、ＰＯＳ端末２０の動作モードについて説明する。ＰＯＳ端末２０は、通常業務中での会計に対応して４種類の動作モード（応対モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード）を有する。
続いて、ＰＯＳ端末２０の動作モードについて説明する。ＰＯＳ端末２０は、通常業務中での会計に対応して４種類の動作モード（応対モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード）を有する。
【0034】
〔応対モード〕
応対モードは、店員と客とが応対しながら使用されるモードである。具体的に、応対モードは、店員側にて店員の操作に応じて登録処理を実行し、客側にて客の操作に応じて精算処理を実行する動作モードである。応対モードの場合、店員は、客の買上商品を、店員側の店員側スキャナ部２１２、店員側表示部２１０、キー操作部２１１等を利用して登録する。
応対モードは、店員と客とが応対しながら使用されるモードである。具体的に、応対モードは、店員側にて店員の操作に応じて登録処理を実行し、客側にて客の操作に応じて精算処理を実行する動作モードである。応対モードの場合、店員は、客の買上商品を、店員側の店員側スキャナ部２１２、店員側表示部２１０、キー操作部２１１等を利用して登録する。
【0035】
客は、客側にて客側表示部２０５における表示を確認しながら、釣銭機２０９に貨幣を投入する、あるいはカードリーダ２０８に決済に用いるカードを読み取らせて精算を行う。
なお、ＰＯＳ端末２０は、店員による登録処理が完了（合計金額が確定）してから釣銭機２０９への貨幣の投入が可能なようにされてもよいが、登録処理が完了する前の段階から釣銭機２０９に貨幣を投入可能とされてもよい。
なお、ＰＯＳ端末２０は、店員による登録処理が完了（合計金額が確定）してから釣銭機２０９への貨幣の投入が可能なようにされてもよいが、登録処理が完了する前の段階から釣銭機２０９に貨幣を投入可能とされてもよい。
【0036】
〔フルセルフモード〕
フルセルフモードは、客側にて登録処理と精算処理とを実行可能とされる動作モードである。フルセルフモードの場合、客は、ＰＯＳ端末２０の客側において備えられる客側スキャナ部２０６、客側表示部２０５を用いて商品を登録する操作を行う。ＰＯＳ端末２０は、客の操作に応じて商品登録処理を実行する。
フルセルフモードは、客側にて登録処理と精算処理とを実行可能とされる動作モードである。フルセルフモードの場合、客は、ＰＯＳ端末２０の客側において備えられる客側スキャナ部２０６、客側表示部２０５を用いて商品を登録する操作を行う。ＰＯＳ端末２０は、客の操作に応じて商品登録処理を実行する。
【0037】
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部２０５において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機２０９に貨幣を投入、または、クレジットカード決済の場合にはカードリーダ２０８を操作して精算を行う。つまり、ＰＯＳ端末２０は、客の操作等（釣銭機２０９への貨幣の投入、カードリーダ２０８の操作）により、精算処理を実行する。
なお、フルセルフモードにおいて、店員が客による会計の状況を把握可能なように、店員側表示部２１０にて会計の進捗に応じた表示が行われてよい。
なお、フルセルフモードにおいて、店員が客による会計の状況を把握可能なように、店員側表示部２１０にて会計の進捗に応じた表示が行われてよい。
【0038】
〔ダブルスキャンモード〕
ダブルスキャンモードは、店員側での店員の操作に応じた商品登録処理と、客側での客の操作に応じた商品登録処理とが同時並行で実行可能とされ、客側にて客の操作に応じて精算処理を実行可能とされる動作モードである。
ダブルスキャンモードは、店員側での店員の操作に応じた商品登録処理と、客側での客の操作に応じた商品登録処理とが同時並行で実行可能とされ、客側にて客の操作に応じて精算処理を実行可能とされる動作モードである。
【0039】
〔セミセルフモード〕
セミセルフモードは、２台以上のＰＯＳ端末２０による動作モードであって、登録専用モードに設定されたＰＯＳ端末２０が店員側での店員の操作に応じて登録処理を実行し、精算専用モードに設定されたＰＯＳ端末２０が客側での客の操作に応じて精算処理を実行する動作モードである。
セミセルフモードは、２台以上のＰＯＳ端末２０による動作モードであって、登録専用モードに設定されたＰＯＳ端末２０が店員側での店員の操作に応じて登録処理を実行し、精算専用モードに設定されたＰＯＳ端末２０が客側での客の操作に応じて精算処理を実行する動作モードである。
【0040】
登録専用モードのＰＯＳ端末２０は、商品登録処理が完了したことに応じて、精算専用モードのＰＯＳ端末２０のいずれか１つに対して、商品登録処理結果が反映された精算情報を送信する。
精算情報を受信した精算専用モードのＰＯＳ端末２０は、登録専用モードのＰＯＳ端末２０の位置から精算のために赴いてきた客の操作に応じて精算処理を実行する。
精算情報を受信した精算専用モードのＰＯＳ端末２０は、登録専用モードのＰＯＳ端末２０の位置から精算のために赴いてきた客の操作に応じて精算処理を実行する。
【0041】
〔ＰＯＳ端末の会計手順〕
以下、図５～図７を参照して、本実施形態のＰＯＳ端末２０における会計の手順例について説明する。以下の説明では、ＰＯＳ端末２０についてフルセルフモードが設定されている場合を例に挙げる。
以下、図５～図７を参照して、本実施形態のＰＯＳ端末２０における会計の手順例について説明する。以下の説明では、ＰＯＳ端末２０についてフルセルフモードが設定されている場合を例に挙げる。
【0042】
ＰＯＳ端末２０は、客による会計を待機している待機状態において、客側表示部２０５にて待機画面を表示している。
図５（Ａ）は、待機画面の一例を示している。同図の待機画面においては、「セルフレジ」との表示により、ＰＯＳ端末２０としてフルセルフモードが設定されていることが示されている。
また、同図の待機画面においては、登録開始（会計開始）ボタンＢＴ１０が配置されている。フルセルフモードのＰＯＳ端末２０により商品登録を開始しようとする場合、客は、登録開始ボタンＢＴ１０に対する操作（例えば、タップ操作）を行う。
図５（Ａ）は、待機画面の一例を示している。同図の待機画面においては、「セルフレジ」との表示により、ＰＯＳ端末２０としてフルセルフモードが設定されていることが示されている。
また、同図の待機画面においては、登録開始（会計開始）ボタンＢＴ１０が配置されている。フルセルフモードのＰＯＳ端末２０により商品登録を開始しようとする場合、客は、登録開始ボタンＢＴ１０に対する操作（例えば、タップ操作）を行う。
【0043】
また、待機画面においては、所定位置（同図では左下端）にて監視撮像画像ＩＭ－１が配置されるように表示されている。監視撮像画像ＩＭ－１は、現時刻に対応して撮像部２１６が撮像して得られている撮像画像（現撮像画像）を表示している。この場合、撮像部２１６は、ＰＯＳ端末２０にて会計を行う客を撮像するようにされる。監視撮像画像ＩＭ－１は、客が会計を行うことで遷移する画面においても継続して表示される。これにより、会計に際して客が行う不正の監視を行うとともに、客が自分の撮像された撮像画像を見ることで不正抑止の心理がはたらくようにして不正の抑制を図ることができる。
【0044】
待機画面において客が登録開始ボタンＢＴ１０を操作したことに応じて、客側表示部２０５における表示は、待機画面から会員カード確認画面に遷移する。
会員カード確認画面は、客に会員カードを所持しているか否か（会員カードを特典利用やポイント付与等のため利用するか否か）を客に確認する画面である。客は、対応の店舗ＳＴの会員として登録している場合には、店舗ＳＴから会員カードが付与されている。
会員カード確認画面は、客に会員カードを所持しているか否か（会員カードを特典利用やポイント付与等のため利用するか否か）を客に確認する画面である。客は、対応の店舗ＳＴの会員として登録している場合には、店舗ＳＴから会員カードが付与されている。
【0045】
図５（Ｂ）は、会員カード確認画面の一例を示している。会員カード確認画面においては、案内エリアＡＲ２０、カード利用ボタンＢＴ２１、及びカード非利用ボタンＢＴ２２が配置されている。
案内エリアＡＲ２０には会員カードを所持しているか否か（会員カードを利用する意志があるか否か）に応じて、カード利用ボタンＢＴ２１とカード非利用ボタンＢＴ２２とのいずれかを操作してもらうことを客に案内するメッセージが表示されている。
客は、会員カードを利用する意志のある場合にはカード利用ボタンＢＴ２１を操作し、会員カードを所持していない、あるいは所持していても利用する意志のない場合にはカード非利用ボタンＢＴ２２を操作する。
カード利用ボタンＢＴ２１が操作された場合、客側表示部２０５における表示は、会員カード確認画面から会員カード読取案内画面に遷移する。
案内エリアＡＲ２０には会員カードを所持しているか否か（会員カードを利用する意志があるか否か）に応じて、カード利用ボタンＢＴ２１とカード非利用ボタンＢＴ２２とのいずれかを操作してもらうことを客に案内するメッセージが表示されている。
客は、会員カードを利用する意志のある場合にはカード利用ボタンＢＴ２１を操作し、会員カードを所持していない、あるいは所持していても利用する意志のない場合にはカード非利用ボタンＢＴ２２を操作する。
カード利用ボタンＢＴ２１が操作された場合、客側表示部２０５における表示は、会員カード確認画面から会員カード読取案内画面に遷移する。
【0046】
図５（Ｃ）は、会員カード読取案内画面の一例を示している。なお、会員カード読取案内画面の表示が開始された初期状態においては、レシート発行画面Ｐ１０は表示されていない状態である。
会員カード読取案内画面の案内エリアＡＲ２０においては、会員カードをカードリーダ２０８に読み取らせてもらうことを客に案内するメッセージが表示されている。客は、案内に従って、カードリーダ２０８に自分の会員カードを読み取らせる操作を行う。カードリーダ２０８は、会員カードに記録されている会員識別情報（会員番号）を取得する。
また、会員カードを使用する意志がなかったのであるが誤ってカード利用ボタンＢＴ２１を操作したことで会員カード読取案内画面に遷移してしまった、あるいはカード利用ボタンＢＴ２１を操作して会員カード読取案内画面に遷移させてから会員カードを所持していないことに気が付くといった場合がある。このような場合、客は会員カード読取案内画面に配置された戻るボタンＢＴ３０を操作する。戻るボタンＢＴ３０が操作されたことに応じて、客側表示部２０５における表示は、会員カード確認画面に戻る。
会員カード読取案内画面の案内エリアＡＲ２０においては、会員カードをカードリーダ２０８に読み取らせてもらうことを客に案内するメッセージが表示されている。客は、案内に従って、カードリーダ２０８に自分の会員カードを読み取らせる操作を行う。カードリーダ２０８は、会員カードに記録されている会員識別情報（会員番号）を取得する。
また、会員カードを使用する意志がなかったのであるが誤ってカード利用ボタンＢＴ２１を操作したことで会員カード読取案内画面に遷移してしまった、あるいはカード利用ボタンＢＴ２１を操作して会員カード読取案内画面に遷移させてから会員カードを所持していないことに気が付くといった場合がある。このような場合、客は会員カード読取案内画面に配置された戻るボタンＢＴ３０を操作する。戻るボタンＢＴ３０が操作されたことに応じて、客側表示部２０５における表示は、会員カード確認画面に戻る。
【0047】
会員カード読取案内画面が表示された状態でカードリーダ２０８による会員カードの読み取りが行われたことに応じて、ＰＯＳ端末２０は、読み取った会員カードの会員番号が示す会員に対応付けられたクーポン情報の内容を示すクーポン情報レシートを印刷部２１３により印刷し、発行する。
即ち、本実施形態においては、客が会員カードをＰＯＳ端末２０に読み取らせる操作を行ったことに応じて、即座に当該客に対応するクーポン情報レシートが発行される。
即ち、本実施形態においては、客が会員カードをＰＯＳ端末２０に読み取らせる操作を行ったことに応じて、即座に当該客に対応するクーポン情報レシートが発行される。
【0048】
図７（Ａ）は、クーポン情報レシートの一例を示している。同図のクーポン情報レシートにおいては、会員名エリアＡＲ５１、タイトルエリアＡＲ５２、有効期間エリアＡＲ５３、及びクーポンリストエリアＡＲ６０を含む。
【0049】
会員名エリアＡＲ５１は、対応の会員の名前、もしくは、対応の会員の会員番号を示すエリアである。会員名エリアＡＲ５１において示される会員の名前は、もしくは会員番号は、ＰＯＳ端末２０が読み取った会員カードから取得した会員番号に基づくものである。
タイトルエリアＡＲ５２は、本レシートがクーポン情報レシートであることを示す文字や絵柄等によるタイトルが印刷されるエリアである。
有効期間エリアＡＲ５３は、クーポンリストエリアＡＲ６０において示されるクーポンの有効期間を示すエリアである。
タイトルエリアＡＲ５２は、本レシートがクーポン情報レシートであることを示す文字や絵柄等によるタイトルが印刷されるエリアである。
有効期間エリアＡＲ５３は、クーポンリストエリアＡＲ６０において示されるクーポンの有効期間を示すエリアである。
【0050】
クーポンリストエリアＡＲ６０は、対応の会員としての客に適用されるクーポンのリストが示されるエリアである。クーポンリストエリアＡＲ６０においては、適用されるクーポンごとのリスト項目が配置されている。同図においては、適用されるクーポンが５つであることに応じて上から下にかけて５つのリスト項目ｉｔｍ（ｉｔｍ１～ｉｔｍ５）が配置された例が示されている。
【0051】
１つのリスト項目ｉｔｍにおいては、商品名エリアＡＲ６１、クーポン内容エリアＡＲ６２、商品番号（ＰＬＵ）エリアＡＲ６３が配置されている。
商品名エリアＡＲ６１は、対応のクーポン適用対象の商品の名称（商品名）を示すエリアである。
クーポン内容エリアＡＲ６２は、具体的なクーポンの内容を示すエリアである。
商品番号エリアＡＲ６３は、クーポン適用対象の商品の商品番号を示すエリアである。
商品名エリアＡＲ６１は、対応のクーポン適用対象の商品の名称（商品名）を示すエリアである。
クーポン内容エリアＡＲ６２は、具体的なクーポンの内容を示すエリアである。
商品番号エリアＡＲ６３は、クーポン適用対象の商品の商品番号を示すエリアである。
【0052】
リスト項目ｉｔｍ１は、対応のクーポン適用対象の商品が「カップ麺」であり、購入の場合にはクーポンの適用により２０円引きとなることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「スティック菓子」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ３は、対応のクーポン適用対象の商品が「ラップフィルム」であり、購入の場合にはクーポンの適用により、会員向けのポイントが１０ポイント増加して加算されることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「ポテトチップス」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「ハラペーニョソース」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
なお、クーポン適用対象の商品のリスト項目ｉｔｍにおいて、対応の商品がクーポン適用対象として選ばれたことの理由（推奨理由）や、クーポン適用をアピールするようなメッセージが印刷されてよい。
また、クーポン適用対象の商品のリスト項目ｉｔｍにおいて、対応の商品のメーカのウェブサイトのＵＲＬもしくは二次元コード等が印刷されてもよい。
また、クーポン情報レシートの所定の位置にて、クーポン情報レシートであることを示す所定の形状、絵柄等によるマークが印刷されてよい。このようなマークが印刷されることで、クーポン情報レシートと会計レシート等の他のレシートとを区別しやすくなる。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「スティック菓子」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ３は、対応のクーポン適用対象の商品が「ラップフィルム」であり、購入の場合にはクーポンの適用により、会員向けのポイントが１０ポイント増加して加算されることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「ポテトチップス」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
リスト項目ｉｔｍ２は、対応のクーポン適用対象の商品が「ハラペーニョソース」であり、購入の場合にはクーポンの適用により１０円引きとなることが示されている。
なお、クーポン適用対象の商品のリスト項目ｉｔｍにおいて、対応の商品がクーポン適用対象として選ばれたことの理由（推奨理由）や、クーポン適用をアピールするようなメッセージが印刷されてよい。
また、クーポン適用対象の商品のリスト項目ｉｔｍにおいて、対応の商品のメーカのウェブサイトのＵＲＬもしくは二次元コード等が印刷されてもよい。
また、クーポン情報レシートの所定の位置にて、クーポン情報レシートであることを示す所定の形状、絵柄等によるマークが印刷されてよい。このようなマークが印刷されることで、クーポン情報レシートと会計レシート等の他のレシートとを区別しやすくなる。
【0053】
説明を図５（Ｃ）に戻す。ＰＯＳ端末２０は、会員カードを読み取ったことに応じて上記のようにクーポン情報レシートを発行する際、レシート発行画面Ｐ１０を表示させる。レシート発行画面Ｐ１０は、現在においてクーポン情報レシートを発行中であることを客に報知する画面である。同図では、レシート発行画面Ｐ１０が、会員カード読取案内画面上に重畳して表示されるポップアップである例を示している。この場合、背景の会員カード読取案内画面は、例えば操作不可とされてグレーアウト等の態様に変化してよい。
なお、例えば店舗ＳＴにおいて、ＰＯＳ端末２０ごとの状況の情報を取得して、ＰＯＳ端末２０ごとの状況を店員に向けて表示するアシストモニタ（監視装置）においても、レシート発行画面Ｐ１０を表示中のＰＯＳ端末２０についての状況として、クーポン情報レシートを発行中であることが示される表示が行われてよい。
なお、例えば店舗ＳＴにおいて、ＰＯＳ端末２０ごとの状況の情報を取得して、ＰＯＳ端末２０ごとの状況を店員に向けて表示するアシストモニタ（監視装置）においても、レシート発行画面Ｐ１０を表示中のＰＯＳ端末２０についての状況として、クーポン情報レシートを発行中であることが示される表示が行われてよい。
【0054】
そして、クーポン情報レシートの発行が完了すると、ＰＯＳ端末２０は、客側表示部２０５においてレシート発行画面Ｐ１０を消去するとともに、会員カード読取案内画面から商品登録画面に表示を遷移させる。
【0055】
図５（Ｄ）は、会員カード読取案内画面から遷移した直後に表示された商品登録画面の例を示している。同図の商品登録画面においては、登録案内エリアＡＲ１１、登録商品エリアＡＲ１２、及び精算移行指示ボタンＢＴ４０が配置されている。
【0056】
登録案内エリアＡＲ１１は、商品登録に関する客向けの案内が行われるエリアである。また、登録案内エリアＡＲ１１においては、客に向けて、登録対象の商品に付されたバーコード（例えば、２次元コード等の他のコードであってもよい）を客側スキャナ部２０６に読み取らせるようにして商品登録操作を行ってもらうことを案内するメッセージ、画像等が表示されている。
また、同図の登録案内エリアＡＲ１１においては、登録対象の商品にバーコードが付されていない場合に、当該登録対象の商品を登録するための操作（ボタン利用登録操作）として、最初の品目指定を行うための品目指定ボタンが配置された品目指定ボタンエリアＡＲ１１１が含まれている。
品目指定ボタンが操作されることに応じて、例えば操作された品目に該当する商品のリストが表示され、客は、表示されたリストのうちから登録対象の商品を選択する操作を行うことで、商品登録を行うことができる。
また、同図の登録案内エリアＡＲ１１においては、登録対象の商品にバーコードが付されていない場合に、当該登録対象の商品を登録するための操作（ボタン利用登録操作）として、最初の品目指定を行うための品目指定ボタンが配置された品目指定ボタンエリアＡＲ１１１が含まれている。
品目指定ボタンが操作されることに応じて、例えば操作された品目に該当する商品のリストが表示され、客は、表示されたリストのうちから登録対象の商品を選択する操作を行うことで、商品登録を行うことができる。
【0057】
登録商品エリアＡＲ１２は、これまでにおいて登録された商品に関する情報が提示されるエリアである。同図の登録商品エリアＡＲ１２においては、登録された商品ごとのリスト項目と、登録された商品の点数（登録点数）と、登録された商品の合計金額とが示される。
この場合には、商品登録画面が表示されてから、まだ１つ目の商品が登録されていない段階にある。このため、登録商品エリアＡＲ１２においては、登録された商品のリスト項目は存在せず、登録された商品の点数（登録点数）は０点であることを示し、登録された商品の合計金額も０円を示している状態にある。
この場合には、商品登録画面が表示されてから、まだ１つ目の商品が登録されていない段階にある。このため、登録商品エリアＡＲ１２においては、登録された商品のリスト項目は存在せず、登録された商品の点数（登録点数）は０点であることを示し、登録された商品の合計金額も０円を示している状態にある。
【0058】
客は、図５（Ｄ）の商品登録画面の表示に遷移した後において、自分が購入対象とする商品を登録する操作（商品登録操作）をＰＯＳ端末２０に行っていく。商品登録操作は、購入対象の商品の商品コードを客側スキャナ部２０６に読み取らせる操作、もしくは品目指定ボタンエリアＡＲ１１１に対する操作により登録対象の商品の品目を指定する操作である。ＰＯＳ端末２０は、商品登録操作に応じて登録対象として指定された品目の商品の商品登録処理を実行する。
【0059】
図６は、購入対象の全ての商品の登録が完了した段階での商品登録画面の一例を示している。同図の商品登録画面は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートが発行された後において行われた商品登録の結果の一例を示している。
【0060】
同図の商品登録画面の登録商品エリアＡＲ１２は、５つの商品が登録されたことに応じて、登録された５つの商品ごとに対応するリスト項目が配置された状態となっている。リスト項目は上から下にかけて例えば登録された順で配置されている。
１つ目のリスト項目においては、「カップ麺」の商品が登録され、価格が１４９円であることが示されている。「カップ麺」の商品は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートにおいてクーポン適用対象として示されていた。このため、「カップ麺」の商品のリスト項目においては、適用内容エリアＡＰと適用理由（適用した施策の名称（施策名称））エリアＲＳとが配置されている。
１つ目のリスト項目においては、「カップ麺」の商品が登録され、価格が１４９円であることが示されている。「カップ麺」の商品は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートにおいてクーポン適用対象として示されていた。このため、「カップ麺」の商品のリスト項目においては、適用内容エリアＡＰと適用理由（適用した施策の名称（施策名称））エリアＲＳとが配置されている。
【0061】
適用内容エリアＡＰは対応のサービス（クーポンや通常値下げ等）による具体的な適用内容が示されるエリアである。
適用理由エリアＲＳは、対応のサービスが適用された理由が示されるエリアである。
適用理由エリアＲＳは、対応のサービスが適用された理由が示されるエリアである。
【0062】
１つ目のリスト項目が対応する「カップ麺」の商品の場合には、適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとにより、クーポンの適用によって２０円引きとなったことが示される。
適用理由エリアＲＳにおける「来店頻度ランクアップ」とのメッセージは、来店頻度が一定の条件を満たしたことで会員のランクがアップしたことに応じてクーポン管理サーバ３０が設定したクーポン情報におけるクーポンが適用されたことを示す。
適用理由エリアＲＳにおける「来店頻度ランクアップ」とのメッセージは、来店頻度が一定の条件を満たしたことで会員のランクがアップしたことに応じてクーポン管理サーバ３０が設定したクーポン情報におけるクーポンが適用されたことを示す。
【0063】
本実施形態において、対応の会員のクーポン情報に含まれているのと同じ商品が登録された場合には、ＰＯＳ端末２０がクーポン適用の処理を実行するようにされる。つまり、客は、自身がクーポンを適用するための操作を行う必要がない。
【0064】
２つ目のリスト項目においては、「お茶」の商品が登録され、価格が８９円であることが示されている。「お茶」の商品は、特にサービスの適用はない。
【0065】
３つ目のリスト項目においては、「やきとり」の商品が登録され、価格が１１９円であることが示されている。「やきとり」の商品は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートにおいてクーポン適用対象として示されていた。このため、「やきとり」の商品のリスト項目においては、適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとが配置されている。当該適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとによっては、「やきとり」の商品についてクーポンの適用により加算ポイントが１０ポイント増加されることが示されている。
【0066】
４つ目のリスト項目においては、「ハラペーニョソース」の商品が登録され、価格が３９８円であることが示されている。「ハラペーニョソース」の商品は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートにおいてクーポン適用対象として示されていた。このため、「やきとり」の商品のリスト項目においては、適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとが配置されている。当該適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとによっては、「ハラペーニョソース」の商品についてクーポンの適用により５０円値引きとなったことが示されている。
【0067】
５つ目のリスト項目においては、「生卵」の商品が登録され、価格が１５０円であることが示されている。「生卵」の商品は、図７（Ａ）のクーポン情報レシートにおいてクーポン適用対象として示されている商品ではないが、対応の店舗ＳＴにて行っている通常値下げの対象品となっていた。この場合にも、「生卵」の商品のリスト項目において、適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとが配置される。当該適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとによっては、「生卵」の商品が通常値下げの対象品であることで１０円値引きとなったことが示されている。なお、通常値下げの対象品のリスト項目においては、適用理由エリアＲＳが配置されなくともよい。適用理由エリアＲＳが配置されないことで、適用理由エリアＲＳが配置されるクーポン適用対象の商品のリスト項目と、通常値下げの対象品のリスト項目とを区別しやすくなる。
【0068】
また、同図の登録商品エリアＡＲ１２においては、登録された商品の点数が５点であることと、登録された５点の商品に対応する合計金額が８９１円であることが示される。
【0069】
また、同図の登録商品エリアＡＲ１２においては、値引額エリアＡＲ１２１が配置される。値引額エリアＡＲ１２１は、値引額に関する情報が表示されるエリアである。具体的に、同図の値引額エリアＡＲ１２１においては、値引き合計金額が８０円であることが示される。さらに、値引額エリアＡＲ１２１においては、値引き合計金額の内訳が、通常値下げによる１０円の値引きとクーポンの適用による７０円であることが示される。
【0070】
上記のように、クーポン適用対象の商品のリスト項目において適用理由エリアＲＳにより適用理由が示されたり、値引額エリアＡＲ１２１において通常値下げとクーポン適用とで内訳を示すように値下げ額が示されたりすることで、今回の会計におけるクーポンの適用状況が把握しやすくなる。また、適用理由エリアＲＳにより示されるクーポン適用対象についての適用理由は、例えば来店頻度が一定以上であることを示すといったように、客を優待する内容となっている。客は値引額エリアＡＲ１２１の値引合計の内訳を見ることで、クーポン適用での値下げ金額を具体的に把握し、これによっても自分が優待されていることの実感を覚えることができる。これにより、客の店舗ＳＴでの購買意欲を高めたり、店舗ＳＴへの来店頻度の増加等につなげることができる。
【0071】
客は、同図の商品登録画面が表示されている段階で、購入対象の商品の全ての登録を完了させた。そこで、客は、商品登録画面において配置されている精算移行指示ボタンＢＴ４０を操作する。精算移行指示ボタンＢＴ４０が操作されたことに応じて、ＰＯＳ端末２０は、これまでの商品登録を終了させ、精算に移行する。
【0072】
精算への以降に応じて、ＰＯＳ端末２０は、客側表示部２０５において客による精算に対応する精算画面（図示は省略）を表示する。客は、精算画面が表示された状態のもとで、決済種別の選択、貨幣の投入（現金決済の場合）、クレジットカードや電子マネーカードの利用等による精算対応の操作を行う。ＰＯＳ端末２０は、客の精算対応の操作に応じて精算処理を実行する。ＰＯＳ端末２０は、精算処理の完了に際して、これまでの会計の結果を示す会計レシートを発行する。
【0073】
図７（Ｂ）は、会計レシートの一例を示している。同図の会計レシートは、図６の商品登録画面において示されていた商品登録結果に応じて精算を行ったことに応じて発行されたものとなる。
同図の会計レシートにおいては、購入商品エリアＡＲ７１、小計エリアＡＲ７２、精算結果エリアＡＲ７３、会員番号エリアＡＲ７４、会員氏名エリアＡＲ７５、及びポイントエリアＡＲ７６が配置されている。
同図の会計レシートにおいては、購入商品エリアＡＲ７１、小計エリアＡＲ７２、精算結果エリアＡＲ７３、会員番号エリアＡＲ７４、会員氏名エリアＡＲ７５、及びポイントエリアＡＲ７６が配置されている。
【0074】
購入商品エリアＡＲ７１は、購入された商品（購入商品）のリストが示されるエリアである。購入商品の内訳は、図６の登録商品エリアＡＲ１２において示されていた５つの商品と同じとなる。つまり、登録商品エリアＡＲ１２においては、「カップ麺」、「お茶」、「ラップフィルム」、「ハラペーニョソース」、及び「生卵」の５つの商品ごとのリスト項目が示されている。
リスト項目のそれぞれにおいては、対応の商品の商品名と価格とが示されている。また、クーポンもしくは通常値下げのサービスが適用された商品については、図６と同様の適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとが配置される。
リスト項目のそれぞれにおいては、対応の商品の商品名と価格とが示されている。また、クーポンもしくは通常値下げのサービスが適用された商品については、図６と同様の適用内容エリアＡＰと適用理由エリアＲＳとが配置される。
【0075】
小計エリアＡＲ７２は、購入商品エリアＡＲ７１において示される購入商品に対応する小計結果が示されるエリアである。具体的に、小計エリアＡＲ７２においては、小計金額、課税対象金額、消費税額、及び買上点数が示される。
【0076】
精算結果エリアＡＲ７３は、対応の会計（取引）についての精算結果を示すエリアである。具体的に、精算結果エリアＡＲ７３においては、合計金額、決済種別及び決済種別ごとに対応する決済金額、釣銭金額が示される。
【0077】
会員番号エリアＡＲ７４は、対応の会員の会員番号が示されるエリアである。
会員氏名エリアＡＲ７５は、対応の会員の氏名が示されるエリアである。
ポイントエリアＡＲ７６は、対応の会員に付与されるポイントに関する情報が示されるエリアである。具体的にポイントエリアＡＲ７６においては、今回の会計に応じて付与されたポイント数（本日ポイント）と、現時点において累積されたポイント数（累計ポイント）が示されている。
会員氏名エリアＡＲ７５は、対応の会員の氏名が示されるエリアである。
ポイントエリアＡＲ７６は、対応の会員に付与されるポイントに関する情報が示されるエリアである。具体的にポイントエリアＡＲ７６においては、今回の会計に応じて付与されたポイント数（本日ポイント）と、現時点において累積されたポイント数（累計ポイント）が示されている。
【0078】
なお、会計レシートにおいて、例えば、購入商品エリアＡＲ７１と小計エリアＡＲ７２との間において、図６における値引額エリアＡＲ１２１と同様に、値引き合計金額と値引合計金額の内訳とが示されてよい。
会計レシートにおいても、商品登録画面における登録商品エリアＡＲ１２（図６）と同様に、クーポン適用対象の商品のリスト項目において適用理由エリアＲＳにより適用理由が示されたり、値引き合計金額と値引合計金額の内訳とが示されたりすることで、客の店舗ＳＴでの購買意欲を高めたり、店舗ＳＴへの来店頻度の増加等につなげることができる。
会計レシートにおいても、商品登録画面における登録商品エリアＡＲ１２（図６）と同様に、クーポン適用対象の商品のリスト項目において適用理由エリアＲＳにより適用理由が示されたり、値引き合計金額と値引合計金額の内訳とが示されたりすることで、客の店舗ＳＴでの購買意欲を高めたり、店舗ＳＴへの来店頻度の増加等につなげることができる。
【0079】
［処理手順例］
図８のフローチャートを参照して、ＰＯＳ端末２０が一取引の会計に応じて実行する処理手順例について説明する。
ステップＳ１００：客は、ＰＯＳ端末２０により商品登録（会計）を開始するにあたり、客側表示部２０５にて表示されている待機画面（図５（Ａ））における登録開始ボタンＢＴ１０に対する操作（登録開始指示操作）を行う。ＰＯＳ端末２０は、登録開始ボタンＢＴ１０に対して行われた登録開始指示操作を受け付ける。
図８のフローチャートを参照して、ＰＯＳ端末２０が一取引の会計に応じて実行する処理手順例について説明する。
ステップＳ１００：客は、ＰＯＳ端末２０により商品登録（会計）を開始するにあたり、客側表示部２０５にて表示されている待機画面（図５（Ａ））における登録開始ボタンＢＴ１０に対する操作（登録開始指示操作）を行う。ＰＯＳ端末２０は、登録開始ボタンＢＴ１０に対して行われた登録開始指示操作を受け付ける。
【0080】
ステップＳ１０２：ＰＯＳ端末２０は、ステップＳ１００により登録開始指示操作を受け付けたことに応じて、客側表示部２０５に会員カード確認画面（図５（Ｂ））を表示させる。
【0081】
ステップＳ１０４：会員カード確認画面を表示している状態のもとで、ＰＯＳ端末２０は、カード利用ボタンＢＴ２１に対する操作（会員カード利用宣言操作）とカード非利用ボタンＢＴ２２に対する操作とのいずれが行われたか否かを判定する。
【0082】
ステップＳ１０６：会員カード利用宣言操作が行われたと判定された場合、ＰＯＳ端末２０は、客側表示部２０５に会員カード読取案内画面（図５（Ｃ））を表示させる。
【0083】
ステップＳ１０８：客は、会員カード読取案内画面が表示されている状態のもとで、会員カードをカードリーダ２０８（または客側スキャナ部２０６）により読み取らせる操作を行う。ＰＯＳ端末２０は、会員カードに記憶された情報の読み取りをカードリーダ２０８に実行させる。
【0084】
ステップＳ１１０：ＰＯＳ端末２０は、ステップＳ１０８により会員カードから読み取られた情報から会員番号を取得する。
【0085】
ステップＳ１１２：ＰＯＳ端末２０は、クーポン管理サーバ３０からステップＳ１１０により取得した会員番号に対応付けられたクーポン情報を取得する。この際、ＰＯＳ端末２０は、クーポン管理サーバ２００にクーポン情報要求を送信する。クーポン情報にはステップＳ１００により取得された会員番号が含まれる。
クーポン管理サーバ３０は、自己が記憶するクーポン情報のうちから、受信されたクーポン情報要求に含まれる会員番号に対応付けられたクーポン情報を検索する。クーポン管理サーバ３０は、検索したクーポン情報をＰＯＳ端末２０に送信する。ＰＯＳ端末２０は送信されたクーポン情報を受信する。このようにして当該ステップＳ１１２にてクーポン情報が取得される。
クーポン管理サーバ３０は、自己が記憶するクーポン情報のうちから、受信されたクーポン情報要求に含まれる会員番号に対応付けられたクーポン情報を検索する。クーポン管理サーバ３０は、検索したクーポン情報をＰＯＳ端末２０に送信する。ＰＯＳ端末２０は送信されたクーポン情報を受信する。このようにして当該ステップＳ１１２にてクーポン情報が取得される。
【0086】
ステップＳ１１４：ステップＳ１１２によりクーポン情報を取得すると、ＰＯＳ端末２０は、レシート発行画面Ｐ１０を会員カード読取案内画面上に表示させる（図５（Ｃ））。つまり、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートが発行されることを客に報知する。クーポン情報レシートが発行されることの報知として、レシート発行画面Ｐ１０の表示とともに、音声による報知も行われてよい。
【0087】
ステップＳ１１６：レシート発行画面Ｐ１０が表示されている状態のもとで、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシート（図７（Ａ））を発行する。つまり、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの印刷データを生成し、生成した印刷データにより用紙に印刷が行われるように印刷部２１３を制御する。
【0088】
ステップＳ１１８：ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの発行が完了したことに応じて、これまで表示させていたレシート発行画面Ｐ１０を消去する。
【0089】
ステップＳ１２０：ステップＳ１１８の処理の後、あるいはステップＳ１０４にてカード非利用ボタンＢＴ２２に対する操作が行われたと判定された場合、ＰＯＳ端末２０は、客側表示部２０５にて商品登録画面を表示させる。
ステップＳ１１８から当該ステップＳ１２０に至った場合には、客が会員カードを読み取らせる操作を行ったことに応じて、クーポン情報レシートが発行される。そして、クーポン情報レシートの発行が完了したことに応じて、これまでの会員カード読取案内画面の表示から商品登録画面の表示に遷移し、客は商品登録の操作が可能となる。
ステップＳ１１８から当該ステップＳ１２０に至った場合には、客が会員カードを読み取らせる操作を行ったことに応じて、クーポン情報レシートが発行される。そして、クーポン情報レシートの発行が完了したことに応じて、これまでの会員カード読取案内画面の表示から商品登録画面の表示に遷移し、客は商品登録の操作が可能となる。
【0090】
ステップＳ１２２：ＰＯＳ端末２０は、客による商品登録の操作に応じて商品登録処理を実行する。
【0091】
ステップＳ１２４：客は、購入対象の商品の全ての登録を完了させると、商品登録画面における精算移行指示ボタンＢＴ４０を操作する。精算移行指示ボタンＢＴ４０が操作されたことに応じて、ＰＯＳ端末２０は、客の精算のための操作に応じて精算処理を実行する。
【0092】
ステップＳ１２６：ステップＳ１２４による精算処理の完了に応じて、会計レシート（図７（Ｂ））を発行する。
【0093】
＜変形例＞
以下、本実施形態の変形例について説明する。
［第１変形例］
上記実施形態において、クーポン情報レシートは、客が店舗ＳＴにて買い物をする都度にＰＯＳ端末２０にて会計を行うごとに発行される。
本変形例のもとでは、例えばクーポン情報レシートの発行履歴をクーポン管理サーバ３０が管理するようにしたうえで、同じ内容（例えば、同じ有効期限において同じクーポン適用商品の内訳）のクーポン情報レシートについての発行回数の上限を設定するようにされてよい。発行回数の上限を超えてから客が買い物でＰＯＳ端末２０を利用するにあたって会員カードを読み取らせた場合、ＰＯＳ端末２０は、発行回数の上限を超えたがクーポン情報レシートを発行してもよいか否かの問合せを客に向けて行うようにされてもよい。
また、ＰＯＳ端末２０は、前回と同じ内容のクーポン情報レシートを発行することに代えて、前回と同じ内容のクーポン情報レシートの情報を表示するようにしてもよい。この際に、ＰＯＳ端末２０は、前回と同じ内容のクーポン情報レシートの情報を表示してもよいか否かを客に問い合わせようにしてもよい。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
［第１変形例］
上記実施形態において、クーポン情報レシートは、客が店舗ＳＴにて買い物をする都度にＰＯＳ端末２０にて会計を行うごとに発行される。
本変形例のもとでは、例えばクーポン情報レシートの発行履歴をクーポン管理サーバ３０が管理するようにしたうえで、同じ内容（例えば、同じ有効期限において同じクーポン適用商品の内訳）のクーポン情報レシートについての発行回数の上限を設定するようにされてよい。発行回数の上限を超えてから客が買い物でＰＯＳ端末２０を利用するにあたって会員カードを読み取らせた場合、ＰＯＳ端末２０は、発行回数の上限を超えたがクーポン情報レシートを発行してもよいか否かの問合せを客に向けて行うようにされてもよい。
また、ＰＯＳ端末２０は、前回と同じ内容のクーポン情報レシートを発行することに代えて、前回と同じ内容のクーポン情報レシートの情報を表示するようにしてもよい。この際に、ＰＯＳ端末２０は、前回と同じ内容のクーポン情報レシートの情報を表示してもよいか否かを客に問い合わせようにしてもよい。
【0094】
また、クーポン管理サーバ３０は、一度クーポンが適用された商品をリスト項目から削除したクーポン情報レシートをＰＯＳ端末２０により発行させるようにされてもよい。
あるいは、クーポン管理サーバ３０は、同じ有効期間においてクーポン適用対象の商品の組み合わせを異ならせた複数のクーポン情報を記憶しておき、例えば１つのクーポン情報に基づくクーポン情報レシートを発行し、発行したクーポン情報レシートに含まれる商品が購入された後は、別のクーポン情報に基づくクーポン情報の発行に切り替えるようにされてよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、客が一定以上の頻度で購入している商品（高頻度商品）がクーポン適用対象である場合には、当該高頻度商品について、ＰＯＳ端末２０に発行させるクーポン情報レシートのリスト項目に含めないようにしてよい。客が一定以上の頻度で購入しているか否かは、例えば対応の客の商品購入履歴情報に基づいて判定できる。
そのうえで、ＰＯＳ端末２０は、クーポン適用対象とされている高頻度商品が購入される際には、クーポン情報レシートに該当のリスト項目が有るか否かにかかわらずクーポンを適用して会計処理を行ってよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、クーポン適用対象の商品のうちで、客の購入頻度が一定以下の商品を選択し、選択した商品がリスト項目として提示されるクーポン情報レシートをＰＯＳ端末２０に発行させてもよい。この場合には、普段購入しない商品を客に購入してもらうよう販売促進を図ることができる。
あるいは、クーポン管理サーバ３０は、同じ有効期間においてクーポン適用対象の商品の組み合わせを異ならせた複数のクーポン情報を記憶しておき、例えば１つのクーポン情報に基づくクーポン情報レシートを発行し、発行したクーポン情報レシートに含まれる商品が購入された後は、別のクーポン情報に基づくクーポン情報の発行に切り替えるようにされてよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、客が一定以上の頻度で購入している商品（高頻度商品）がクーポン適用対象である場合には、当該高頻度商品について、ＰＯＳ端末２０に発行させるクーポン情報レシートのリスト項目に含めないようにしてよい。客が一定以上の頻度で購入しているか否かは、例えば対応の客の商品購入履歴情報に基づいて判定できる。
そのうえで、ＰＯＳ端末２０は、クーポン適用対象とされている高頻度商品が購入される際には、クーポン情報レシートに該当のリスト項目が有るか否かにかかわらずクーポンを適用して会計処理を行ってよい。
また、クーポン管理サーバ３０は、クーポン適用対象の商品のうちで、客の購入頻度が一定以下の商品を選択し、選択した商品がリスト項目として提示されるクーポン情報レシートをＰＯＳ端末２０に発行させてもよい。この場合には、普段購入しない商品を客に購入してもらうよう販売促進を図ることができる。
【0095】
［第２変形例］
上記実施形態においては、ＰＯＳ端末２０にて商品登録を開始する前の段階にて会員カードを読み取らせる手順となるようにされており、会員カードの読み取りに応じてクーポン情報レシートの発行を行うと、商品登録画面を表示するようにされていた。
上記実施形態においては、ＰＯＳ端末２０にて商品登録を開始する前の段階にて会員カードを読み取らせる手順となるようにされており、会員カードの読み取りに応じてクーポン情報レシートの発行を行うと、商品登録画面を表示するようにされていた。
【0096】
本変形例において、ＰＯＳ端末２０は、商品登録が開始されてから精算が終了するまでにおける任意のタイミングで会員カードの読み取りを受け付け可能とされている。例えば、本変形例においては、商品登録画面や精算画面にて、客が会員カードの読み取りの受け付けをＰＯＳ端末２０に指示するボタン等が配置されてもよい。
そのうえで、ＰＯＳ端末２０は、会員カードの読み取りに応じたタイミングでクーポン情報レシートを発行するようにされてよい。また、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートを発行しているときには、会計（商品登録、精算）に応じた操作の受け付けを不可としてよい。ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの発行が完了したことに応じて操作の受け付けが可能な状態に復帰し、クーポン情報レシートの発行前の状態を引き継いで会計に応じた処理を実行してよい。
そのうえで、ＰＯＳ端末２０は、会員カードの読み取りに応じたタイミングでクーポン情報レシートを発行するようにされてよい。また、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートを発行しているときには、会計（商品登録、精算）に応じた操作の受け付けを不可としてよい。ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの発行が完了したことに応じて操作の受け付けが可能な状態に復帰し、クーポン情報レシートの発行前の状態を引き継いで会計に応じた処理を実行してよい。
【0097】
また、本変形例のもとで商品登録が完了して精算に移行した後において会員カードの読み取りを行ってクーポン情報レシートを発行した場合には、商品登録段階で会員番号が取得されていないことから、登録された商品に対してはクーポン情報に基づくサービスが適用されていない。
そこで、本変形例のＰＯＳ端末２０は、精算に移行した後において会員カードの読み取りを行ってクーポン情報レシートを発行した場合、クーポン情報に基づいて、登録済みの商品のうちでクーポン適用対象の商品にクーポンを適用して商品登録情報を更新してよい。この際、ＰＯＳ端末２０は、更新した商品登録情報の内容を示す小計画面の表示に戻るようにされてよい。この場合、客は、表示された小計画面を見てクーポンの適用結果を確認したうえで、再度、精算移行指示ボタンＢＴ４０を操作して精算に移行させることができる。また、この場合にも、会員カードの読み取りが行われたことに応じたタイミングでクーポン情報レシートが発行されてよい。あるいは、会計の終了に応じて会計レシートを発行した後にクーポン情報レシートを発行してもよい。この場合、会計レシートを先に発行し、クーポン情報レシートを後に発行することで、客がクーポン情報レシートを会計レシートと間違えにくくなる。
そこで、本変形例のＰＯＳ端末２０は、精算に移行した後において会員カードの読み取りを行ってクーポン情報レシートを発行した場合、クーポン情報に基づいて、登録済みの商品のうちでクーポン適用対象の商品にクーポンを適用して商品登録情報を更新してよい。この際、ＰＯＳ端末２０は、更新した商品登録情報の内容を示す小計画面の表示に戻るようにされてよい。この場合、客は、表示された小計画面を見てクーポンの適用結果を確認したうえで、再度、精算移行指示ボタンＢＴ４０を操作して精算に移行させることができる。また、この場合にも、会員カードの読み取りが行われたことに応じたタイミングでクーポン情報レシートが発行されてよい。あるいは、会計の終了に応じて会計レシートを発行した後にクーポン情報レシートを発行してもよい。この場合、会計レシートを先に発行し、クーポン情報レシートを後に発行することで、客がクーポン情報レシートを会計レシートと間違えにくくなる。
【0098】
［第３変形例］
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行は、店員の操作に応じて商品登録処理を行う登録装置と、登録装置による商品登録処理に応じた精算情報を利用して客の操作に応じて精算処理を行う精算装置とを備える商品情報処理システムに適用されてよい。このような商品情報処理システムは、上記実施形態のＰＯＳ端末２０を用いる場合には、例えばセミセルフモードのもとで複数のＰＯＳ端末２０に登録専用モードと精算専用モードとを設定することで実現される。
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行は、店員の操作に応じて商品登録処理を行う登録装置と、登録装置による商品登録処理に応じた精算情報を利用して客の操作に応じて精算処理を行う精算装置とを備える商品情報処理システムに適用されてよい。このような商品情報処理システムは、上記実施形態のＰＯＳ端末２０を用いる場合には、例えばセミセルフモードのもとで複数のＰＯＳ端末２０に登録専用モードと精算専用モードとを設定することで実現される。
【0099】
このようなセミセルフモードによる商品情報処理システムの場合、客は、精算装置にて精算を開始するにあたり、例えば精算装置にて表示される案内画面の案内に従って精算装置に備えられたカードリーダに会員カードを読み取らせるようにする。精算装置は、会員カードの読み取りに応じて客に対応するクーポン情報レシートを発行する。この際、精算装置は、読み取った会員カードから取得した会員番号に対応付けられたクーポン情報をクーポン管理サーバから取得する。精算装置は、取得したクーポン情報の内容を示すクーポン情報レシートを発行する。
【0100】
精算装置は、クーポン情報レシートを発行する際に、クーポン情報レシートの発行について報知するレシート発行画面を表示させてよい。また、この際に、音声によりレシートの発行を報知するようにされてもよい。
精算装置は、クーポン情報レシートの発行を完了させたことに応じて、客が精算の操作に用いる精算画面の表示を行うようにされてよい。この際、クーポン情報レシートの発行の完了後において最初に表示される精算画面は、客が決済種別を選択する操作を行う決済種別選択画面であってよい。
精算装置は、クーポン情報レシートの発行を完了させたことに応じて、客が精算の操作に用いる精算画面の表示を行うようにされてよい。この際、クーポン情報レシートの発行の完了後において最初に表示される精算画面は、客が決済種別を選択する操作を行う決済種別選択画面であってよい。
【0101】
なお、セミセルフモードによる商品情報処理システムにおいて、登録装置に会員カードの読み取りを行わせることが可能なようにされてもよい。この場合、精算装置が、登録装置での商品登録結果に応じた精算情報を取得したタイミングでクーポン情報レシートを発行してもよい。
【0102】
［第４変形例］
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行は、客が自分の所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末を利用して商品登録を行い、商品登録に応じた精算を客が精算装置を操作して行うようにされた商品情報処理システムにも適用されてよい。
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行は、客が自分の所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末を利用して商品登録を行い、商品登録に応じた精算を客が精算装置を操作して行うようにされた商品情報処理システムにも適用されてよい。
【0103】
本変形例の携帯端末は、本変形例の商品販売データ処理システムに対応するショッピングアプリケーションがインストールされている。客は、店舗にて、ショッピングアプリケーションが動作する携帯端末を操作して商品登録を行う。商品登録結果に応じた精算情報は、クラウド上に設けられた取引管理サーバにて管理される。客は、商品登録を完了すると精算移行宣言操作を携帯端末に対して行う。精算移行宣言操作に応じて携帯端末は、今回の取引を示す取引識別情報を示すコード（例えば二次元コード）を表示する。客は、精算装置に赴いて、携帯端末にて表示されているコードを精算装置のコードスキャナに読み取らせる。精算装置は、読み取ったコードが示す取引識別情報に対応付けられた精算情報を取引管理サーバから取得し、取得した精算情報を利用して客の操作に応じた精算処理を実行する。
【0104】
このような商品情報処理システムにおいて、例えば客が精算装置にて会員カードを読み取らせたことに応じて精算装置がクーポン管理サーバからクーポン情報を取得し、取得したクーポン情報に応じたクーポン情報レシートを発行するようにされてよい。
あるいは、携帯端末にて表示されるコードにおいて取引識別情報とともに会員番号も含めるようにし、精算装置が読み取ったコードに含まれる会員番号に対応付けられたクーポン情報を取得し、取得したクーポン情報に応じたクーポン情報レシートを発行するようにされてもよい。
あるいは、携帯端末にて表示されるコードにおいて取引識別情報とともに会員番号も含めるようにし、精算装置が読み取ったコードに含まれる会員番号に対応付けられたクーポン情報を取得し、取得したクーポン情報に応じたクーポン情報レシートを発行するようにされてもよい。
【0105】
［第５変形例］
本変形例において、客は、店舗ＳＴでの買い物にあたり携帯端末を利用する。本変形例の携帯端末には、店舗を利用する会員向けの会員アプリケーションがインストールされる。なお、本変形例の携帯端末が第４変形例の携帯端末である場合には、ショッピングアプリケーションが本変形例の会員アプリケーションの機能を含むものであってよい。
携帯端末は、会員アプリケーションが起動されると、店舗選択画面表示する。店舗選択画面は、例えば現在位置を基準とする地図上にて、系列の店舗の位置を示す画面である。客は、店舗選択画面の地図上にて示される店舗のうちから、自分がこれから買い物をしようとする店舗を選択する操作を行うことで利用店舗を指定するようにされる。あるいは、利用店舗の指定は、店舗の入り口等の所定の場所にて設けられた店舗識別情報のコード（例えば二次元コード）を携帯端末に読み取らせ、携帯端末に店舗識別情報を取得させることで利用店舗の指定が行われるようにされてもよい。
本変形例において、客は、店舗ＳＴでの買い物にあたり携帯端末を利用する。本変形例の携帯端末には、店舗を利用する会員向けの会員アプリケーションがインストールされる。なお、本変形例の携帯端末が第４変形例の携帯端末である場合には、ショッピングアプリケーションが本変形例の会員アプリケーションの機能を含むものであってよい。
携帯端末は、会員アプリケーションが起動されると、店舗選択画面表示する。店舗選択画面は、例えば現在位置を基準とする地図上にて、系列の店舗の位置を示す画面である。客は、店舗選択画面の地図上にて示される店舗のうちから、自分がこれから買い物をしようとする店舗を選択する操作を行うことで利用店舗を指定するようにされる。あるいは、利用店舗の指定は、店舗の入り口等の所定の場所にて設けられた店舗識別情報のコード（例えば二次元コード）を携帯端末に読み取らせ、携帯端末に店舗識別情報を取得させることで利用店舗の指定が行われるようにされてもよい。
【0106】
本変形例において、携帯端末は、上記のように利用店舗の指定が行われたことに応じて、選択された店舗に対応して客の会員番号に対応付けられたクーポン情報を表示してもよい。この際、携帯端末は、客が店舗を選択する操作を行ったことに応じて、選択された店舗の店舗識別情報と会員番号とをクーポン管理サーバに送信する。クーポン管理サーバは、受信した店舗識別情報が示す店舗に対応するクーポン情報のうちから、受信した会員番号に対応付けられたクーポン情報を携帯端末に送信する。携帯端末は、受信したクーポン情報を表示する。
なお、上記のように利用店舗の指定に応じてクーポン情報が表示されて以降は、客が店内で購入対象の商品を選びながら商品登録を行っている間（つまり、精算移行指示操作が行われて商品登録が完了するまでの間）、商品登録画面における一部領域にて所定の態様でクーポン情報が継続して表示されるようにしてよい。この際、クーポン適用対象の商品ごとの情報を、時間経過に応じて切り替えて表示させたり、文字や絵柄等が一方向に流れるようにして表示させたりしてよい。
なお、例えば携帯端末が店舗で貸し出すものであるような場合には、携帯端末に会員カードを読み取らせることで会計を行う客が特定されるようにしてもよい。このような場合において、会員カードの読み取りが行われたタイミングで、携帯端末の画面上でクーポン情報が表示されるようにしてもよい。
なお、上記のように利用店舗の指定に応じてクーポン情報が表示されて以降は、客が店内で購入対象の商品を選びながら商品登録を行っている間（つまり、精算移行指示操作が行われて商品登録が完了するまでの間）、商品登録画面における一部領域にて所定の態様でクーポン情報が継続して表示されるようにしてよい。この際、クーポン適用対象の商品ごとの情報を、時間経過に応じて切り替えて表示させたり、文字や絵柄等が一方向に流れるようにして表示させたりしてよい。
なお、例えば携帯端末が店舗で貸し出すものであるような場合には、携帯端末に会員カードを読み取らせることで会計を行う客が特定されるようにしてもよい。このような場合において、会員カードの読み取りが行われたタイミングで、携帯端末の画面上でクーポン情報が表示されるようにしてもよい。
【0107】
［第６変形例］
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行の構成は、店員が商品登録と精算の操作とを行うようにされたＰＯＳ端末にも適用されてよい。このようなＰＯＳ端末は、上記実施形態のＰＯＳ端末２０を利用する場合には、応対モードを設定することにより得られる。
上記実施形態のクーポン情報レシートの発行の構成は、店員が商品登録と精算の操作とを行うようにされたＰＯＳ端末にも適用されてよい。このようなＰＯＳ端末は、上記実施形態のＰＯＳ端末２０を利用する場合には、応対モードを設定することにより得られる。
【0108】
本変形例の場合、ＰＯＳ端末は、会計における或る段階で、店員または客がカードリーダに会員カードを読み取らせたことに応じてクーポン情報レシートを発行するようにされてよい。この際、ＰＯＳ端末は、店員の操作に応じて登録される商品のうちクーポン適用対象の商品にはクーポンを適用して商品登録処理を行ってよい。
【0109】
［第７変形例］
また、上記実施形態のＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの発行専用の装置として店舗にて設置されてよい。この場合、クーポン情報レシートの発行専用のＰＯＳ端末２０は、客がカードリーダ２０８に会員カードを読み取らせる操作を行ったことに応じてクーポン情報レシートを発行し、クーポン情報レシートの発行から所定時間を経過して待機画面に遷移するようにされてよい。
また、上記実施形態のＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシートの発行専用の装置として店舗にて設置されてよい。この場合、クーポン情報レシートの発行専用のＰＯＳ端末２０は、客がカードリーダ２０８に会員カードを読み取らせる操作を行ったことに応じてクーポン情報レシートを発行し、クーポン情報レシートの発行から所定時間を経過して待機画面に遷移するようにされてよい。
【0110】
＜実施形態の総括＞
［技術分野］
本発明は、商品情報処理装置及びプログラムに関する。
［背景技術］
購入金額が設定金額以上であるとの条件を満たしたことに応じてクーポンを発行するようにされたクーポン発行管理システムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
［先行技術文献］
［特許文献］
［特許文献１］特開２００９－１２９０２９号公報
［発明の概要］
［発明が解決しようとする課題］
クーポン等のような特典に関する情報の顧客への出力は、適切なタイミングで行われるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客に向けた特典に関する情報の出力が適切なタイミングで行われるようにすることを目的とする。
［技術分野］
本発明は、商品情報処理装置及びプログラムに関する。
［背景技術］
購入金額が設定金額以上であるとの条件を満たしたことに応じてクーポンを発行するようにされたクーポン発行管理システムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
［先行技術文献］
［特許文献］
［特許文献１］特開２００９－１２９０２９号公報
［発明の概要］
［発明が解決しようとする課題］
クーポン等のような特典に関する情報の顧客への出力は、適切なタイミングで行われるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客に向けた特典に関する情報の出力が適切なタイミングで行われるようにすることを目的とする。
【0111】
［課題を解決するための手段］
（１）本実施形態の一態様は、顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置（例えば、ＰＯＳ端末２０）であって、顧客の会員識別情報（例えば、会員番号）を取得する会員情報取得手段と、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報（クーポン情報）を出力する特典出力手段とを備える商品情報処理装置である。
（１）本実施形態の一態様は、顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置（例えば、ＰＯＳ端末２０）であって、顧客の会員識別情報（例えば、会員番号）を取得する会員情報取得手段と、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報（クーポン情報）を出力する特典出力手段とを備える商品情報処理装置である。
【0112】
上記構成によれば、ＰＯＳ端末２０は、会員カードを読み取らせたタイミングでクーポン情報の内容を示すクーポン情報レシートを発行（出力）することができる。この場合、クーポン情報レシートは、精算完了後に発行される会計レシートと異なるタイミングで発行することが可能となるので、客が発行されたクーポン情報レシートを会計レシートであると勘違いしなくなる。このように本実施形態においては、クーポン情報レシートについて、例えば会計レシートと混同されないような適切なタイミングで発行することができる。
【0113】
また、本実施形態のクーポン情報は、会員番号に対応付けられている。つまり、クーポン情報は、会員ごとに個別のものとすることができる。このように客ごとに適用対象商品の内訳が異なるようにしてクーポン情報レシートが発行されることで、客のプロフィールや来店履歴等に応じて適切な商品をクーポン適用対象としたクーポン情報とすることができる。これにより、例えば店舗にとっては販売促進効果の向上を期待できる。また、客にとっては、自分が優待されているとの意識を持てることにもなり、この点も販売促進効果を高めることが期待できる。
【0114】
（２）本実施形態の一態様は、（１）に記載の商品情報処理装置であって、顧客の操作に応じた商品登録処理を実行可能な商品登録手段と、前記特典出力手段が特典情報を出力したことに応じて、表示部における表示を前記商品登録手段による商品登録処理に対応する画面に切り替える表示制御手段とをさらに備える。
【0115】
上記構成によれば、クーポン情報レシートを商品登録前のタイミングで発行させることができ、ＰＯＳ端末２０は、クーポン情報レシート発行後の商品登録処理のもとで、発行されたクーポン情報レシートが示すクーポンを適用していくことが可能になる。
【0116】
（３）本実施形態の一態様は、（２）に記載の商品情報処理装置であって、前記表示制御手段は、商品登録手段により登録された商品の表示にあたり、前記特典情報における特典が対応付けられている商品について、前記特典が対応付けられていることを示すように表示を行う。
【0117】
上記構成によれば、クーポン情報レシート発行後の商品登録処理のもとで、商品登録結果を表示するにあたり、発行されたクーポン情報レシートのクーポンの今回の買い物における適用状況を反映させることが可能となる。
【0118】
（４）本実施形態の一態様は、（１）に記載の商品情報処理装置であって、前記特典出力手段が特典情報を出力したことに応じて、表示部における表示を前記精算処理に対応する画面に切り替える表示制御手段をさらに備える。
【0119】
上記構成によれば、例えば客が精算装置にて精算を行うにあたり、精算装置は、会員カードの読み取りに応じてクーポン情報レシートを発行し、クーポン情報レシートの発行に応じて精算画面を表示して精算処理を実行していくことができる。
【0120】
（５）本実施形態の一態様は、（４）に記載の商品情報処理装置であって、前記精算処理に対応する決済種別の選択が行われる前の段階にて前記特典出力手段による特典の出力が行われる。
【0121】
上記構成によれば、精算装置は、精算にあたり決済種別を選択する操作が行われる前の段階で、会員カードの読み取りに応じたクーポン情報レシートの発行を行わせることができる。
【0122】
（６）本実施形態の一態様は、（１）から（５）のいずれか１つに記載の商品情報処理装置であって、精算が行われた商品のうちで前記特典情報により示される特典が適用された商品について、当該特典が対応付けられていることを示した会計レシートを発行する発行手段をさらに備える。
【0123】
上記構成によれば、精算結果が示される会計レシートにおいて、クーポン情報により示されるクーポンが適用された商品についてはその旨が示される。これにより、客は会計レシートを見ることで、いずれの商品にクーポンが適用されて会計が行われたのかを把握することが可能となる。
【0124】
（７）本実施形態の一態様は、顧客の操作に応じた精算処理を実行可能な商品情報処理装置としてのコンピュータを、顧客の会員識別情報を取得する会員情報取得手段、前記会員情報取得手段による会員情報の取得に応じたタイミングで、取得された会員識別情報に対応付けられた特典情報を出力する特典出力手段として機能させるためのプログラムである。
【0125】
なお、上述の上位装置１０、ＰＯＳ端末２０、及びクーポン管理サーバ３０等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の上位装置１０、ＰＯＳ端末２０、及びクーポン管理サーバ３０の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやＷＡＮ、ＬＡＮ、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、ＣＤ－ＲＯＭ等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ（ＲＡＭ）のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル（差分プログラム）であってもよい。
【符号の説明】
【0126】
１０ 上位装置、２０ ＰＯＳ端末、３０ クーポン管理サーバ、２０１ ＣＰＵ、２０２ ＲＯＭ、２０３ ＲＡＭ、２０４ ハードディスク、２０５ 客側表示部、２０６ 客側スキャナ部、２０８ カードリーダ、２０９ 釣銭機、２１０ 店員側表示部、２１１ キー操作部、２１２ 店員側スキャナ部、２１３ 印刷部、２１４ 音声出力部、２１５ 通信部、２１６ 撮像部、２１７ サインポール、２１８ 人検出センサ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】