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特開2023-135680注文装置、情報処理システム、注文方法、情報処理方法、及び、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023135680
(43)【公開日】2023-09-29
(54)【発明の名称】注文装置、情報処理システム、注文方法、情報処理方法、及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20180101AFI20230922BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20230922BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20230922BHJP
【FI】
G06Q50/22
G06Q30/06
G06Q50/12
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022040868
(22)【出願日】2022-03-16
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-01
(71)【出願人】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】澁井 惇
(72)【発明者】
【氏名】松川 佳武人
(72)【発明者】
【氏名】文栄 葵
(72)【発明者】
【氏名】荒生 翔
(72)【発明者】
【氏名】大平 渓介
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB58
5L049CC23
5L099AA15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】注文者の状態に対応して、商品の注文を停止する注文装置、情報処理システム、注文方法、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システム30において、注文装置10は、注文者が注文する商品の情報を取得する注文情報取得部110と、注文者が商品から摂取する摂取エネルギーを取得する摂取エネルギー取得部120と、注文者を観察した結果を用いて判定された、注文者におけるエネルギーの代謝状態を状態更新装置20から取得する状態取得部130と、注文者におけるエネルギーの代謝状態と商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定する注文判定部140と、商品の注文の出力が停止と判定された場合、商品の注文の出力を停止し、商品の注文を出力してよいと判定された場合、商品の注文を出力する商品注文部150と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注文者が注文する商品の情報を取得する注文情報取得手段と、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得する摂取エネルギー取得手段と、
前記注文者を観察した結果を用いて判定された、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する状態取得手段と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定する注文判定手段と、
前記商品の注文の出力が停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する商品注文手段と
を含む注文装置。
【請求項2】
前記注文者を観察した結果を取得する観察取得手段と、
前記注文者を観察した結果を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する状態更新手段と、
前記注文装置に、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力する状態出力手段と
を含む状態更新装置と、
請求項1に記載の注文装置と
を含む情報処理システム。
【請求項3】
前記観察取得手段は、前記注文者を観察した結果として、前記注文者の画像を取得し、
前記状態更新手段は、前記注文者の画像を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記注文装置は、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得する情報取得手段と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を前記状態更新装置に出力する情報出力手段と
を含み、
前記観察取得手段は、前記注文装置における前記情報出力手段から、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記状態更新手段は、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項2又は3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
注文者が注文する商品の情報を取得し、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得し、
前記注文者を観察した結果を用いて判定された、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定し、
前記商品の注文の出力を停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する
注文方法。
【請求項6】
状態更新装置が、
前記注文者を観察した結果を取得し、
前記注文者を観察した結果を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新し、
注文装置に、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力し、
前記注文装置が、請求項5に記載の注文方法を実行する
情報処理方法。
【請求項7】
前記状態更新装置は、
前記注文者を観察した結果として、前記注文者の画像を取得し、
前記注文者の画像を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記注文装置は、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を前記状態更新装置に出力し、
前記状態更新装置は、
前記注文装置から、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項6又は7に記載の情報処理方法。
【請求項9】
注文者が注文する商品の情報を取得する処理と、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得する処理と、
前記注文者を観察した結果を用いて判定された、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する処理と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定する処理と、
前記商品の注文の出力が停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する処理と
をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に関連する処理に関し、特に、商品の注文に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの個人情報と、飲食店の情報とに基づいて、注文用の情報を提供するオーダーシステムが開示されている。特許文献2には、摂取制限因子に該当する商品に対して警告フラグを表示するオーダリングシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-175193号公報
【特許文献2】特開2007-299092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
注文者にとって注文が適切ではない商品については、商品の注文を停止できることが望ましい。しかし、特許文献1及び特許文献2は、どちらも、商品の注文を停止する技術を開示していない。
【0005】
本発明の目的は、注文者の状態に対応して、商品の注文の出力を停止する注文装置などを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態における注文装置は、注文者が注文する商品の情報を取得する注文情報取得手段と、注文者が商品から摂取する摂取エネルギーを取得する摂取エネルギー取得手段と、注文者を観察した結果を用いて判定された、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する状態取得手段と、注文者におけるエネルギーの代謝状態と商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定する注文判定手段と、商品の注文の出力が停止と判定された場合、商品の注文の出力を停止し、商品の注文を出力してよいと判定された場合、商品の注文を出力する商品注文手段とを含む。
【0007】
本発明の一形態における情報処理システムは、注文者を観察した結果を取得する観察取得手段と、注文者を観察した結果を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する状態更新手段と、注文装置に注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力する状態出力手段とを含む状態更新装置と、上記の注文装置とを含む。
【0008】
本発明の一形態における注文方法は、注文者が注文する商品の情報を取得し、注文者が商品から摂取する摂取エネルギーを取得し、注文者を観察した結果を用いて判定された、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得し、注文者におけるエネルギーの代謝状態と商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定し、商品の注文の出力が停止と判定された場合、商品の注文の出力を停止し、商品の注文を出力してよいと判定された場合、商品の注文を出力する。
【0009】
本発明の一形態における情報処理方法は、状態更新装置が、注文者を観察した結果を取得し、注文者を観察した結果を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新し、注文装置に、注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力し、注文装置が、上記の注文方法を実行する。
【0010】
本発明の一形態におけるプログラムは、注文者が注文する商品の情報を取得する処理と、注文者が商品から摂取する摂取エネルギーを取得する処理と、注文者を観察した結果を用いて判定された、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する処理と、注文者におけるエネルギーの代謝状態と商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定する処理と、商品の注文の出力が停止と判定された場合、商品の注文の出力を停止し、商品の注文を出力すると判定された場合、商品の注文を出力する処理とをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、注文者の状態に対応して商品の注文の出力を停止するとの効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明における第1実施形態にかかる注文装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2】第1実施形態にかかる注文装置の動作の一例を示すフローチャートとである。
図3】第2実施形態にかかる情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図4】第2実施形態にかかる情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
図5】第3実施形態にかかる情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図6】情報処理システムの利用例を示すブロック図である。
図7】情報処理システムの利用例の概念図である。
図8】注文装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明における実施形態について図面を参照して説明する。各図面は、実施形態を説明するためのものである。ただし、実施形態は、各図面の記載に限られるわけではない。各図面における同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。なお、各実施形態において、商品は、飲食物のような、注文者が摂取する商品である。また、注文装置は、商品の注文者が、商品の注文に用いる装置である。注文装置は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末など注文者が携帯する装置であるが、これらに限定されない。なお、以下の説明におけるエネルギーは、注文者が、飲食物などの商品を摂取して体内に蓄積するエネルギー、及び、運動などにより消費するエネルギーである。そのため、以下の説明におけるエネルギーは、エネルギーの単位である「カロリー」を用いて表現されることもある。例えば、摂取エネルギー及び消費エネルギーは、摂取カロリー及び消費カロリーと表現されることもある。
【0014】
<第1実施形態>
第1実施形態にかかる注文装置10の構成について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態にかかる注文装置10の構成の一例を示すブロック図である。注文装置10は、注文情報取得部110と、摂取エネルギー取得部120と、状態取得部130と、注文判定部140と、商品注文部150とを含む。
【0015】
注文情報取得部110は、注文者が注文する商品の情報を取得する。注文情報取得部110は、例えば、注文者の操作を検出する機器から、注文される商品の情報を取得する。以下、注文者の操作を検出する機器の一例として、タッチパネルを用いて説明する。ただし、注文者の操作を検出する機器はタッチパネルに限られず、様々な種類の端末が適宜用いられればよい。例えば、注文装置10がタッチパネルを含む場合、注文情報取得部110は、タッチパネルに対する注文者の操作を検出して、注文される商品の情報を取得してもよい。より詳細には、例えば、注文情報取得部110は、次のような動作を実行して、商品の情報を取得してもよい。まず、注文情報取得部110は、商品を提供する店舗の装置のような、商品の注文先装置から商品の一覧を取得する。そして、注文情報取得部110は、タッチパネルに商品の一覧を表示する。注文情報取得部110は、予め保存している商品の一覧を表示してもよい。そして、注文情報取得部110は、タッチパネルに対する注文者の操作を検出して、一覧の中から選択された商品の情報を取得する。
【0016】
摂取エネルギー取得部120は、注文者が商品から摂取する摂取エネルギーを取得する。例えば、商品が食べ物の場合、摂取エネルギー取得部120は、摂取エネルギーとして、注文者が商品を食べたときに体内に蓄えられるエネルギーを取得する。商品が飲み物の場合、摂取エネルギー取得部120は、摂取エネルギーとして、注文者が商品を飲んだときに体内に蓄えられるエネルギーを取得する。摂取エネルギー取得部120は、摂取エネルギーの取得元を限られず、例えば、商品の注文先装置のような他の装置から取得してもよいし、摂取エネルギーを保存する図示しない記憶部から取得してもよい。
【0017】
状態取得部130は、注文者を観察した結果を用いて判定された、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する。例えば、状態取得部130は、注文者の健康状態を観察している装置から、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する。あるいは、例えば、状態取得部130は、室内に設置されたカメラが撮影した注文者の画像に基づいて、注文者における健康状態を判定するシステムから、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得してもよい。状態取得部130は、例えば、エネルギーの代謝状態として、一週間又は一日など所定の期間における摂取エネルギーと消費エネルギーとを取得してもよい。あるいは、状態取得部130は、摂取エネルギーと消費エネルギーとの差を取得してもよい。ただし、エネルギーの代謝状態は、上記に限られず、注文者に対する観察方法、及び、状態の判断方法などに対応して、決定されればよい。
【0018】
注文判定部140は、注文者におけるエネルギーの代謝状態と、商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定する。例えば、注文判定部140は、注文者におけるエネルギーの代謝状態と、商品の摂取エネルギーとが、商品の注文の出力を停止する条件を満足するか否か判定する。以下の説明では、商品の注文の出力を停止する条件を、「停止条件」と呼ぶ。例えば、注文者が商品を摂取するとエネルギー過多となる場合、注文者は、商品を摂取しない方がよい場合が多い。つまり、注文者が商品を摂取するとエネルギー過多となる場合、注文判定部140は、商品の注文の出力を停止と判定することが望ましい。そこで、注文判定部140は、例えば、停止条件として、「注文者が商品を摂取した場合における、その日における判定時点までの摂取エネルギーが、その日における判定時点までの消費エネルギーを超える」という条件を用いてもよい。より詳細には、例えば、代謝状態が摂取エネルギーと消費エネルギーとから求められる場合、停止条件は、「代謝状態の摂取エネルギーと商品の摂取エネルギーとの和が、消費エネルギーを超える」との条件である。あるいは、代謝状態が摂取エネルギーから消費エネルギーを引いた差の場合、停止条件は、例えば、「代謝状態の摂取エネルギーから消費エネルギーを引いた差に、商品の摂取エネルギーを加えると、正の値となる」との条件である。ただし、停止条件は、上記に限定されず、注文者の健康状態など対象となる状態に対応して決定されればよい。
【0019】
商品注文部150は、注文判定部140が商品の注文の出力を停止する判定した場合、商品の注文の出力を停止する。つまり、商品の注文の出力が停止と判定された場合、商品注文部150は、商品の注文の出力を停止する。反対に、商品の注文を出力してよいと判定された場合、商品注文部150は、商品の注文を出力する。例えば、商品注文部150は、商品を提供する店舗の装置など注文先装置に、商品の注文を出力する。
【0020】
なお、状態取得部130は、注文情報取得部110の動作とは非同期に動作してもよい。例えば、状態取得部130は、1時間ごとなど、定期的に代謝状態を取得してもよい。そのため、状態取得部130は、注文情報取得部110における商品の情報の取得前に、代謝状態を取得している場合がある。代謝状態を取得済みの場合、注文情報取得部110は、商品の情報の取得において、取得済みの代謝状態を用いてもよい。例えば、商品の情報の取得において、注文情報取得部110は、取得済みの注文者の代謝状態を用いて、商品の一覧から推奨する商品を判定し、商品の一覧を表示する際に、判定した推奨商品を出力してもよい。例えば、注文情報取得部110は、次のように動作してもよい。
【0021】
例えば、代謝状態が摂取エネルギーから消費エネルギーを引いた差の場合、注文情報取得部110は、推奨商品として、摂取エネルギーがその差より小さい商品を判定する。この場合、注文情報取得部110は、商品の摂取エネルギーとして、摂取エネルギー取得部120が取得する摂取エネルギーを用いてもよい。そして、注文情報取得部110は、タッチパネルなどにおける商品の一覧の表示において、推奨商品を他の商品と異なる表示としてもよい。例えば、注文情報取得部110は、推奨商品のフォントとして、他の商品のフォントとは異なる種類又はサイズのフォントを用いてもよい。さらに、注文情報取得部110は、商品の一覧において、商品それぞれの摂取エネルギーを表示してもよい。注文情報取得部110は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を表示してもよい。これらの場合、注文者は、表示された推奨商品、商品の摂取エネルギー、及び、注文者におけるエネルギーの代謝情報を参照して、注文する商品を選択できる。例えば、注文者は、推奨商品を注文してもよい。あるいは、注文者は、商品の摂取エネルギーと、注文者におけるエネルギーの代謝状態とを参照して、注文する商品を選択してもよい。
【0022】
次に、第1実施形態にかかる注文装置10の動作について、図面を参照して説明する。図2は、注文装置10の動作の一例を示すフロー図である。注文情報取得部110は、注文された商品の情報を取得する(ステップS311)。摂取エネルギー取得部120は、商品の摂取エネルギーを取得する(ステップS312)。状態取得部130は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する(ステップS313)。注文判定部140は、注文者におけるエネルギーの代謝状態と、商品の摂取エネルギーとを用いて、商品の注文の出力を停止するか否か判定する(ステップS314)。例えば、注文判定部140は、注文者におけるエネルギーの代謝状態と、商品の摂取エネルギーとが、停止条件を満足するか否かを判定する。商品の注文の出力を停止する判定された場合(ステップS315でYes)、商品注文部150は、商品の注文の出力を停止する。つまり、注文装置10は、処理を終了する。商品の注文を出力してよいと判定された場合(ステップS315でNo)、商品注文部150は、商品の注文を出力する(ステップS316)。
【0023】
なお、注文者におけるエネルギーの代謝状態は、時間とともに変化する。そこで、商品の注文が停止と判定された場合(ステップS315でYes)、注文装置10は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する動作(ステップS312)に戻ってもよい。なお、注文装置10は、一時間ごとなど所定の間隔で注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する動作(ステップS312)に戻ってもよい。このような動作の場合、注文判定部140が商品の注文の出力を停止すると判定している期間において、商品注文部150は、商品の注文の出力を停止した状態となる。そして、注文判定部140が商品の注文を出力してよいと判定すると、商品注文部150は、商品の注文を出力する。
【0024】
このように、注文装置10は、注文者におけるエネルギーの代謝状態に対応して商品の注文の出力を停止する。例えば、注文者が商品を摂取しない方がよい状態の場合、注文装置10は、商品の注文の出力を停止する。その結果、注文装置10は、注文者の健康維持など、注文者への便益を提供する。
【0025】
<第2実施形態>
次に、図面を参照して、第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態にかかる情報処理システム30の構成の一例を示すブロック図である。情報処理システム30は、注文装置10と、状態更新装置20とを含む。状態更新装置20は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新して、注文装置10に出力する。注文装置10は、状態更新装置20から注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得して、第1実施形態と同様に動作する。そのため、注文装置10の詳細な説明を省略し、以下、主として、状態更新装置20について説明する。状態更新装置20は、観察取得部210と、状態更新部220と、状態出力部230とを含む。
【0026】
観察取得部210は、注文者を観察した結果を取得する。例えば、観察取得部210は、注文者を観察した結果として、室内の監視カメラなど、注文者の近傍に設けられたカメラが撮影した注文者の画像を取得してもよい。
【0027】
状態更新部220は、観察取得部210が取得した注文者の観察結果を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する。例えば、観察取得部210が注文者の画像を取得する場合、状態更新部220は、次のように、注文者の画像を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新してもよい。
【0028】
まず、状態更新部220は、一般的な顔認証技術を用いて、画像の含まれる人物の中から、予め登録されている注文者を特定する。そして、状態更新部220は、特定した注文者の行動を判定する。例えば、状態更新部220は、骨格検知の技術を用いて、注文者の行動を判定する。例えば、状態更新部220は、注文者の行動が、飲食であるか、運動であるかを判定する。状態更新部220は、行動の判定において、注文者の周辺の物品を用いてもよい。物品は、例えば、飲食物、又は、運動器具であるが、これらに限定されない。あるいは、状態更新部220は、行動の判定において、注文者がいる場所を用いてもよい。場所は、例えば、飲食店、又は、スポーツ施設であるが、これらに限定されない。
【0029】
そして、注文者の行動を飲食と判定した場合、状態更新部220は、所定の画像認識の技術などを用いて、注文者が飲食している商品を判定する。そして、状態更新部220は、注文者の摂取エネルギーに、商品の摂取エネルギーを加算する。なお、状態更新部220は、商品の摂取エネルギーとして、例えば、商品の販売元が提供している摂取エネルギーを用いればよい。あるいは、注文者の行動を運動と判定した場合、状態更新部220は、所定の画像認識の技術を用いて、運動の種類と、運動時間とを判定する。そして、状態更新部220は、運動の種類と運動時間とを用いて、運動における消費エネルギーを算出する。そして、状態更新部220は、注文者の消費エネルギーに、運動の消費エネルギーを加算する。なお、状態更新部220は、運動の消費エネルギーとして、例えば、健康に関連する企業などが提供している情報を用いればよい。
【0030】
なお、注文者におけるエネルギーの代謝状態に関する情報が未取得の場合、状態更新部220は、上記のように判定した摂取エネルギー及び消費エネルギーを、注文者におけるエネルギーの代謝状態とすればよい。あるいは、状態更新部220は、注文者における基礎代謝など、観察結果とは異なる情報を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新してもよい。
【0031】
状態出力部230は、注文装置10に、注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力する。例えば、注文装置10からの問合せに対応して、状態出力部230は、注文者におけるエネルギーの代謝状態として、注文者の摂取エネルギーと消費エネルギーを出力する。あるいは、状態出力部230は、注文者の摂取エネルギーから消費エネルギーを引いた差を出力してもよい。
【0032】
次に、第2実施形態にかかる情報処理システム30の動作について、図面を参照して説明する。図4は、情報処理システム30の動作の一例を示すシーケンス図である。図4において、注文装置10は、状態更新装置20から代謝状態を取得して、図2に示す場合と同様に動作する。そのため、注文装置10の詳細な説明を省略し、状態更新装置20の動作を説明する。観察取得部210は、注文者を観察した結果を取得する(ステップS321)。状態更新部220は、注文者の観察結果を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する(ステップS322)。状態出力部230は、注文装置10に、更新後のエネルギーの代謝状態を出力する(ステップS323)。状態更新装置20は、上記動作を繰り返してもよい。
【0033】
このように、情報処理システム30における状態更新装置20は、注文者における観察結果を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する。そして、状態更新装置20は、更新した注文者におけるエネルギーの代謝状態を、注文装置10に出力する。その結果、注文装置10は、注文者における観察結果を用いて、適切に商品の注文の出力を停止できる。例えば、カメラから取得した画像などを用いる場合、状態更新装置20は、リアルタイムに、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新できる。その結果、注文装置10は、注文者の行動との時間差を削減して、商品の注文の出力を停止するか否かの判定を実行できる。
【0034】
<第3実施形態>
図面を参照して、第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態にかかる情報処理システム31の構成の一例を示すブロック図である。情報処理システム31は、注文装置11と、状態更新装置21とを含む。注文装置11は、注文装置10の構成に加え、情報取得部160と、情報出力部170とを含む。状態更新装置21は、観察取得部210と状態更新部220とに代えて、観察取得部211と状態更新部221とを含む。その他の構成は、第2実施形態と同様のため、第3実施形態に特有の構成を中心に説明する。
【0035】
情報取得部160は、注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得する。例えば、情報取得部160は、注文者の観察結果を取得してもよい。例えば、注文装置10がカメラを含む場合、情報取得部160は、カメラが撮影した注文者の画像を取得してもよい。あるいは、注文装置10が加速度センサーを含む場合、情報取得部160は、加速度センサーが測定した注文者の加速度を取得してもよい。あるいは、注文装置10がタッチパネルを含む場合、情報取得部160は、注文者が、タッチパネルに入力した情報、例えば、摂取した商品、実行した運動、摂取エネルギー、及び、消費エネルギーの少なくとも一つを取得してもよい。
【0036】
情報出力部170は、情報取得部160が取得した注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を状態更新装置21に出力する。
【0037】
観察取得部211は、観察取得部210と同様に動作する。さらに、観察取得部211は、少なくとも一部の観察結果として、情報出力部170から注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得する。例えば、注文装置11がカメラを含む場合、観察取得部211は、情報出力部170から、注文装置11のカメラが撮影した注文者の画像を取得してもよい。あるいは、注文装置11が加速度センサーを含む場合、観察取得部211は、情報出力部170から、注文装置11の加速度センサーが測定した加速度を取得してもよい。あるいは、観察取得部211は、情報出力部170から、注文者が注文装置11に入力した情報を取得してもよい。例えば、注文者が注文装置11に摂取した商品及び実行した運動の少なくとも一方を入力した場合、観察取得部211は、情報出力部170から、注文者が摂取した商品及び実行した運動の少なくとも一方を取得してもよい。注文者が注文装置11に摂取エネルギー及び消費エネルギーの少なくとも一方を入力した場合、観察取得部211は、情報出力部170から、摂取エネルギー及び消費エネルギーの少なくとも一方を取得してもよい。
【0038】
状態更新部221は、状態更新部220と同様に動作する。さらに、状態更新部221は、観察取得部211が取得した、注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する。例えば、注文装置10から、注文者の観察結果を取得した場合、状態更新部221は、その観察結果を用いて、状態更新部220と同様に、動作すればよい。例えば、注文装置11から注文者の画像を取得した場合、状態更新部221は、状態更新部220と同様に、その画像を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新すればよい。注文装置11から加速度を取得した場合、状態更新部221は、次のように動作してもよい。状態更新部221は、加速度を用いて、注文者が実行した運動の種類と運動時間とを判定する。そして、状態更新部221は、運動の種類と運動時間を用いて、消費エネルギーを算出する。そして、状態更新部221は、算出した消費エネルギーを、注文者の消費エネルギーに加算する。
【0039】
注文者が注文装置11に入力した情報を用いる場合、状態更新部221は、次のように、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新してもよい。例えば、商品の情報を取得した場合、状態更新部221は、商品の摂取エネルギーを、注文者におけるエネルギーの代謝状態に含まれる摂取エネルギーに加算する。あるいは、運動を取得した場合、状態更新部221は、運動の消費エネルギーを、注文者におけるエネルギーの代謝状態に含まれる消費エネルギーに加算する。あるいは、摂取エネルギー及び消費エネルギーの少なくとも一方を取得した場合、状態更新部221は、取得した摂取エネルギー及び消費エネルギーの少なくとも一方を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新してもよい。
【0040】
このよう、情報処理システム31における状態更新装置21は、注文装置11から注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、その情報を用いて注文者の代謝状態を更新して出力できる。例えば、屋外での飲食及び運動などでは、注文者の周辺にカメラがない場合がある。このような場合、状態更新装置20は、代謝状態を更新するための情報を取得できない。しかし、このような場合でも、状態更新装置21は、注文装置11からの情報を用いて、代謝状態を更新できる。
【0041】
なお、状態更新装置21は、注文装置11からの情報を用いるか否かを、切り替えてもよい。状態更新装置21が注文装置11からの情報を用いるか否かを切り替える場合、注文者が、切り替えを決定してもよい。例えば、情報処理システム31は、次のように動作してもよい。注文装置11の消費電力を節約するため、状態更新装置21は、通常状態では、注文装置11からの情報を用いない。しかし、代謝状態を更新するための情報を取得できなくなった場合、観察取得部211は、情報出力部170に対して、情報の依頼を出力する。観察取得部211から情報の依頼を取得すると、情報出力部170は、注文者に対して、情報の出力の可否を問い合わせる。例えば、情報出力部170は、タッチパネルに情報出力の可否を表示し、注文者からの回答を取得する。そして、出力可の場合、情報出力部170は、観察取得部211に、注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を出力する。出力不可の場合、情報出力部170は、情報を提供できないことを、観察取得部211に出力してもよい。
【0042】
<実施形態を利用するシステムの説明>
次に、注文装置10などの説明として、情報処理システム30を利用するシステムについて説明する。図6は、情報処理システム30を利用するシステムの一例を示すブロック図である。図7は、システムの概念図である。図6及び7において、注文装置10は、状態更新装置20と、注文先装置50と接続されている。状態更新装置20は、注文装置10と、カメラ40とに接続されている。
【0043】
注文先装置50は、注文装置10から、商品の注文を受け、商品を提供に関する処理を実行する装置である。例えば、注文先装置50は、商品の店舗のサーバである。あるいは、注文先装置50は、通販サイトのサーバである。カメラ40は、注文者の画像を取得して状態更新装置20に出力する。カメラ40は、例えば、室内の監視カメラである。状態更新装置20は、カメラ40から取得した画像を用いて、注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新して、更新した代謝状態を注文装置10に出力する。注文装置10は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を状態更新装置20から取得する。そして、注文装置10は、注文者におけるエネルギーの代謝状態を用いて商品の注文の出力を停止するか否かを判定する。そして、商品の注文の出力を停止すると判定した場合、注文装置10は、商品の注文の出力を停止する。一方、商品の注文を出力してよいと判定した場合、注文装置10は、注文先装置50に商品の注文を出力する。
【0044】
<ハードウェア構成>
次に、注文装置10及び11のハードウェア構成について、注文装置10を用いて説明する。注文装置10の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。あるいは、注文装置10は、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。例えば、注文装置10は、スマートフォン又はタブレット端末と、スマートフォン又はタブレット端末に接続するサーバとを用いて構成されてもよい。あるいは、注文装置10において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。
【0045】
注文装置10は、中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))と、読み取り専用メモリ(Read Only Memory(ROM))と、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory(RAM))とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。注文装置10は、上記構成に加え、さらに、通信回路(Communication Circuit(CC))を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。図8は、注文装置10のハードウェア構成の一例であるコンピュータ装置600の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置600は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、記憶装置640と、CC650とを含む。
【0046】
CPU610は、ROM620及び記憶装置640の少なくとも一方から、プログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムを用いて、RAM630と、記憶装置640と、CC650とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータ装置600は、これらの構成を制御して、注文情報取得部110と、摂取エネルギー取得部120と、状態取得部130と、注文判定部140と、商品注文部150としての各機能を実現する。コンピュータ装置600は、情報取得部160と、情報出力部170としての機能を実現してもよい。
【0047】
CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は記憶装置640を、プログラム及びデータの一時的な記憶媒体として、使用してもよい。また、CPU610は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記録媒体690が含むプログラムを、読み込んで動作でもよい。あるいは、CPU610は、CC650を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM630又は記憶装置640に保存して、保存したプログラムを用いて動作してもよい。
【0048】
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、プログラマブルROM(Programmable-ROM(P-ROM))又はフラッシュROMである。RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、ダイナミックRAM(Dynamic-RAM(D-RAM))である。記憶装置640は、コンピュータ装置600が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作してもよい。記憶装置640は、例えば、フラッシュメモリカード、ソリッド・ステート・ドライブ(Solid State Drive(SSD))、又は、ハードディスク装置である。ROM620と記憶装置640とは、不揮発性(non-transitory)の記録媒体である。一方、RAM630は、揮発性(transitory)の記録媒体である。そして、CPU610は、ROM620、記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを用いて動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記録媒体又は揮発性記録媒体を用いて動作可能である。
【0049】
CC650は、携帯電話回線又は無線ローカル・エリア・ネットワーク(Radio Local Area Network(無線LAN))など無線通信を介して、図示しない外部の装置とのデータのやり取りを中継する。CC650は、例えば、状態更新装置20とのデータのやり取りを中継する。CC650は、例えば、携帯電話回線用の回路、又は、無線LANカードである。CC650は、無線に限らず、有線を用いてもよい。
【0050】
このように構成されたコンピュータ装置600は、CPU610がプログラムを用いて注文装置10及び11における構成と同様の機能を実現する。なお、状態更新装置20又は21が、コンピュータ装置600と同様のハードウェア構成を用いて実現されてもよい。
【0051】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0052】
10 注文装置
11 注文装置
20 状態更新装置
21 状態更新装置
30 情報処理システム
31 情報処理システム
40 カメラ
50 注文先装置
110 注文情報取得部
120 摂取エネルギー取得部
130 状態取得部
140 注文判定部
150 商品注文部
160 情報取得部
170 情報出力部
210 観察取得部
211 観察取得部
220 状態更新部
221 状態更新部
230 状態出力部
600 コンピュータ装置
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 記憶装置
650 CC
690 記録媒体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-06-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注文者が注文する商品の情報を取得する注文情報取得手段と、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得する摂取エネルギー取得手段と、
前記注文者の画像を用いて判定された、前記注文者における摂取エネルギー及び消費エネルギー、又は、前記注文者における摂取エネルギーと消費エネルギーとの差である前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する状態取得手段と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定する注文判定手段と、
前記商品の注文の出力が停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する商品注文手段と
を含む注文装置。
【請求項2】
前記注文者の画像を取得する観察取得手段と、
前記注文者の画像を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する状態更新手段と、
前記注文装置に、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力する状態出力手段と
を含む状態更新装置と、
請求項1に記載の注文装置と
を含む情報処理システム。
【請求項3】
前記注文装置は、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得する情報取得手段と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を前記状態更新装置に出力する情報出力手段と
を含み、
前記観察取得手段は、前記注文装置における前記情報出力手段から、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記状態更新手段は、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
コンピュータが、
注文者が注文する商品の情報を取得し、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得し、
前記注文者の画像を用いて判定された、前記注文者における摂取エネルギー及び消費エネルギー、又は、前記注文者における摂取エネルギーと消費エネルギーとの差である前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定し、
前記商品の注文の出力を停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する
注文方法。
【請求項5】
状態更新装置が、
前記注文者を観察した結果を取得し、
前記注文者を観察した結果を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新し、
注文装置に、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を出力し、
前記注文装置が、請求項4に記載の注文方法を実行する
情報処理方法。
【請求項6】
前記注文装置は、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を前記状態更新装置に出力し、
前記状態更新装置は、
前記注文装置から、前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を取得し、
前記注文者におけるエネルギーの代謝に関連する情報を用いて、前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を更新する
請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
注文者が注文する商品の情報を取得する処理と、
前記注文者が前記商品から摂取する摂取エネルギーを取得する処理と、
前記注文者の画像を用いて判定された、前記注文者における摂取エネルギー及び消費エネルギー、又は、前記注文者における摂取エネルギーと消費エネルギーとの差である前記注文者におけるエネルギーの代謝状態を取得する処理と、
前記注文者におけるエネルギーの代謝状態と前記商品の前記摂取エネルギーとを用いて、前記商品の注文の出力を停止するか否か判定する処理と、
前記商品の注文の出力が停止と判定された場合、前記商品の注文の出力を停止し、前記商品の注文を出力してよいと判定された場合、前記商品の注文を出力する処理と
をコンピュータに実行させるプログラム。