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特開2023-135954補修器具、及びフレキシブル管の補修方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023135954
(43)【公開日】2023-09-29
(54)【発明の名称】補修器具、及びフレキシブル管の補修方法
(51)【国際特許分類】
   F16L 55/18 20060101AFI20230922BHJP
   F16L 55/1645 20060101ALI20230922BHJP
【FI】
F16L55/18 Z
F16L55/1645
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022041316
(22)【出願日】2022-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐土原 奨
(72)【発明者】
【氏名】川俣 佑太
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 文也
【テーマコード(参考)】
3H025
【Fターム(参考)】
3H025EA02
3H025EB13
3H025ED02
3H025EE04
(57)【要約】
【課題】管の損傷個所を、最小限の補修液で補修可能とする補修器具を提供する。
【解決手段】補修器具10は、内部に補修液を滞留させるチューブ12と、チューブ12の内部に配置されるピグ14と、チューブ12の先端に設けられ、補修液が排出される孔が形成された先端ガイド部材20と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に補修液を滞留させるチューブと、
前記チューブの内部に配置されるピグと、
前記チューブの先端に設けられ、前記補修液が排出される孔が形成された先端ガイド部材と、
を有する補修器具。
【請求項2】
前記チューブと前記先端ガイド部材との間に、線材が密着するように巻回され、前記補修液を通過させるコイル状部材が設けられている、
請求項1に記載の補修器具。
【請求項3】
前記チューブは透明である、請求項1または請求項2に記載の補修器具。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の補修器具を用いたフレキシブル管の補修方法であって、
前記先端ガイド部材と前記ピグとの間の前記チューブに予め設定した量の前記補修液を充填する補修液充填工程と、
前記フレキシブル管の損傷個所の手前に前記先端ガイド部材が位置する様に前記チューブを前記フレキシブル管に挿入するチューブ挿入工程と、
前記ピグを押圧するように前記チューブに空気圧を付与し、前記先端ガイド部材の前記孔から前記補修液を排出する補修液排出工程と、
前記チューブを引き抜いた後、前記フレキシブル管に空気を吹き込んで前記補修液を前記損傷個所の内面に付与する空気吹込工程と、
を有する、フレキシブル管の補修方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補修器具、及びフレキシブル管の補修方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブル管の損傷個所を液状樹脂で補修する修理方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2732022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の修理工法では、フレキシブル管に挿入したチューブの先端から損傷箇所手前に液状樹脂を排出している。チューブには、少なくとも基端から損傷個所までの長さに渡って補修液が満たされて、実際に補修に使用しない液状樹脂がチューブ内に残存して液状樹脂が無駄になっており、改善の余地があった。
特に、フレキシブル管の基端から損傷個所までの距離が長いと、実際に使用されない液状樹脂が大量に無駄になる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、管の損傷個所を、最小限の補修液で補修可能とする補修器具、及びフレキシブル管の補修方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の補修器具は、内部に補修液を滞留させるチューブと、前記チューブの内部に配置されるピグと、前記チューブの先端に設けられ、前記補修液が排出される孔が形成された先端ガイド部材と、を有する。
【0007】
請求項1に記載の補修器具は、以下のようにして、損傷した管の補修を行うことができる。
【0008】
先ず、先端ガイド部材とピグとの間のチューブに予め設定した量の補修液を充填する。なお、予め設定した量とは、管の損傷個所を補修するのに必要な量のことである。
【0009】
次に、管の損傷個所の手前に先端ガイド部材が位置する様に補修液が充填されたチューブを管に挿入する。
【0010】
次に、ピグを押圧するようにチューブにガス圧を付与し、先端ガイド部材の孔から補修液を排出する。これにより、損傷個所より手前の管の内部において、内部を塞ぐように補修液を滞留させることができる。
【0011】
次に、チューブを引き抜いた後、管に空気を吹き込むことで、補修液を損傷個所側へ流し、損傷個所を管内面から塞ぐように補修液を損傷個所の内面に付与することができる。
【0012】
請求項1に記載の補修器具では、損傷個所の補修に必要な量の補修液をチューブ内に充填し、管内にチューブを挿入した後、チューブ内における補修液を全て排出することで、損傷個所の補修に必要な量の補修液を管内に付与することができる。これにより、無駄な補修液を消費せずに、損傷個所の補修を行うことができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の補修器具において、前記チューブと前記先端ガイド部材との間に、線材が密着するように巻回され、前記補修液を通過させるコイル状部材が設けられている。
【0014】
線材が密着するように巻回されたコイル状部材は、チューブ本体に比較して屈曲し易くなる。
請求項2に記載の補修器具は、チューブと先端ガイド部材との間にコイル状部材を設けているので、先端ガイド部材を先にしてチューブを管に挿入すると、管の曲がった部分において、コイル状部材が管の曲がりに応じて屈曲してこれに続くチューブのガイドとなり、先端ガイド部材、及びチューブを管の曲がった部分でスムーズに通過させることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の補修器具において、前記チューブは透明である。
【0016】
チューブを透明にすることで、チューブの何処まで補修液が充填されたかを目視で確認することができる。
チューブの内径が分かっていれば、補修液の充填されている部分の長さを測り、チューブの内径と補修液の充填された部分の長さとから、チューブ内に充填された補修液の量が容易に分かる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の補修器具を用いたフレキシブル管の補修方法であって、前記先端ガイド部材と前記ピグとの間の前記チューブに予め設定した量の前記補修液を充填する補修液充填工程と、前記フレキシブル管の損傷個所の手前に前記先端ガイド部材が位置する様に前記チューブを前記フレキシブル管に挿入するチューブ挿入工程と、前記ピグを押圧するように前記チューブに空気圧を付与し、前記先端ガイド部材の前記孔から前記補修液を排出する補修液排出工程と、前記チューブを引き抜いた後、前記フレキシブル管に空気を吹き込んで前記補修液を前記損傷個所の内面に付与する空気吹込工程と、を有する。
【0018】
請求項4に記載のフレキシブル管の補修方法では、補修液充填工程で、先端ガイド部材とピグとの間のチューブに予め設定した量の補修液を充填する。
【0019】
チューブ挿入工程では、フレキシブル管の損傷個所の手前に先端ガイド部材が位置する様に補修液が充填されたチューブをフレキシブル管に挿入する。
【0020】
補修液排出工程では、ピグを押圧するようにチューブに空気圧を付与し、先端ガイド部材の孔から補修液を排出する。これにより、損傷個所より手前のフレキシブル管の内部において、内部を塞ぐように補修液を滞留させることができる。
【0021】
空気吹込工程では、チューブを引き抜いた後、フレキシブル管に空気を吹き込むことで、補修液を損傷個所側へ流し、損傷個所を管内面から塞ぐように補修液を損傷個所の内面に付与することができる。
【0022】
請求項4に記載のフレキシブル管の補修方法では、損傷個所の補修に必要とされる予め設定した量の補修液をチューブ内に充填し、チューブ内における補修液を全て排出することで、損傷個所の補修に必要な量の補修液を管内に付与することができ、無駄な補修液を消費せずに、損傷個所の補修を行うことができる。
【発明の効果】
【0023】
以上説明したように本発明の補修器具を用いることで、無駄な補修液を消費せずに、管の損傷個所の補修を行うことができる。
また、本発明のフレキシブル管の補修方法によれば、無駄な補修液を消費せずに、フレキシブル管の損傷個所の補修を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態に係る補修器具を示す側面図である。
図2】(A)は先端ガイド部材の軸線に沿った断面図であり、(B)は先端ガイド部材の先端側からみた正面図であり、(C)は他の実施形態に係る先端ガイド部材の先端側からみた正面図である。
図3】チューブに補修材を注入する様子を示す説明図である。
図4】フレキシブル管にチューブを挿入した状態を示すフレキシブル管の断面図である。
図5】屈曲部分に先端ガイド部材が位置した状態を示すフレキシブル管の断面図である。
図6】屈曲部分を通り過ぎた先端ガイド部材を示すフレキシブル管の断面図である。
図7】フレキシブル管に補修液を充填している様子を示すフレキシブル管の断面図である。
図8】フレキシブル管に空気を送風している状態を示すフレキシブル管の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1図8を用いて、本発明の一実施形態に係る補修器具10、及補修器具10を用いたフレキシブル管の補修方法について説明する。
(補修器具の構成)
図1に示すように、本実施形態の補修器具10は、チューブ12と、チューブ12の内部に配置されるピグ14と、接続継手16と、コイル状部材18と、先端ガイド部材20とを含んで構成されている。
【0026】
チューブ12は、屈曲可能で、透明または半透明の合成樹脂材料で形成されている。
【0027】
コイル状部材18は、一例として、ステンレススチールの線材をコイル状に巻回した、いわゆる密着コイルバネであり、線材同士が密着しているものである。なお、コイル状部材18は、ピグ14が通過可能な内径を有している。
【0028】
接続継手16は、チューブ12とコイル状部材18とを接続する部材であり、一例として、合成樹脂材料で円筒状に形成されている。なお、接続継手16に対して、チューブ12とコイル状部材18は、着脱可能とされている。
【0029】
図1、及び図2(A)に示すように、先端ガイド部材20は、先端が半球状に形成されており、先端とは反対側には、コイル状部材18を捩じ込む雌螺子20Aが形成されている。図2(B)に示すように、先端ガイド部材20には、先端の半球状部分に、後述する補修液Lを排出する排出孔20Bが2か所形成されている。なお、排出孔20Bは、図2(C)に示すように、3か所であってもよく、その数は、適宜増減される。
また、先端ガイド部材20と、コイル状部材18と、接続継手16とを予め組み付けておき、組み付けたものをチューブ12に装着するようにしてもよい。
【0030】
本実施形態のピグ14は、一例として金属、合成樹脂、ガラスなどからなる球体であり、チューブ12内をスムーズに移動可能なように、その外径がチューブ12の内径、及びコイル状部材18の内径と同等以下とされている。なお、ピグ14は、球形に限らず、円柱形状であってもよい。
【0031】
(補修方法)
以下に、本実施形態の補修器具10を用いたフレキシブル管30の補修方法を説明する。なお、本実施形態のフレキシブル管30は、屈曲させ易いように管壁が凹凸しているものである。なお、補修対象であるフレキシブル管30は、一例としてガス配管に使用されるものであるが、ガス用途に限らず、例えば、水道の配管に用いられるものであってもよい。
【0032】
(1)補修液充填工程
補充工程では、図3に示すように、補修液の充填された樹脂カートリッジ32を装着した注入ガン34を用い、ピグ14を端部に配置させたチューブ12を樹脂カートリッジ32の先端に取り付けられたコネクタ36に接続し、一端部に配置したピグ14を他端側に押し込むように補修液Lをチューブ内に注入する。
【0033】
なお、補修液Lは、一例として、所定時間経過することで硬化する樹脂、一例として2液混合タイプの樹脂、単体樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を使用することができる。また、補修液Lは、当初は液体であり、自然乾燥、その他により、後で硬化するものであれば使用可能である。
【0034】
チューブ12内には、後述するフレキシブル管30の内径、補修液Lの付与範囲(長さ)等を考慮した予め設定した量の補修液Lを注入する。チューブ12は、透明または半透明となっているので、チューブ12の端部から補修液Lが何処まで注入されたかが目視で判断できる。
【0035】
また、チューブ12の内径とコイル状部材18の内径とが予め分かっていれば、チューブ12の内径、コイル状部材18の内径、補修液Lが充填されている長さとから、チューブ12内の補修液Lの量が分かる。
したがって、フレキシブル管30の補修に必要な量の補修液Lの量が決められているのであれば、予めチューブ12に印等を付与し、チューブ12を目視しながら付与した印まで補修液Lを注入すれば、チューブ12に注入する前に補修液Lを計量する必要がなく、補修に必要な量の補修液Lをチューブ12に充填することができる。
【0036】
(2)チューブ挿入工程
図4に示すように、チューブ12に接続継手16、コイル状部材18、及び先端ガイド部材20を取り付け、先端ガイド部材20を先にしてチューブ12をフレキシブル管30に押し込む。
【0037】
フレキシブル管30の途中に形成された、一例として、ガスの漏洩が予想される孔、亀裂等が生じた予め見つけておいた損傷個所38の数cm程度手前に、先端ガイド部材20が位置するように、チューブ12を押し込む。
【0038】
チューブ12を挿入するフレキシブル管30の端部から損傷個所38までの長さは、チューブ12を押し込む前に、予めメジャー等で計測しておく。また、先端ガイド部材20を損傷個所38の数cm程度手前まで到達させるため、予め、補修器具10の全長(チューブ12の長さ+接続継手16の長さ+コイル状部材18の長さ+先端ガイド部材20)+α(補修器具10の操作等に必要な余裕分)を決めておく。また、損傷個所38の位置は、ファイバースコープのような検知器具を管内に挿入して管内を見る方法等、公知の方法で把握すればよい。
なお、フレキシブル管30の端部から損傷個所38までの長さをメジャー等で計測した後、補修器具10の上記全長を決定し、チューブ12をどこまで押し込めば先端ガイド部材20が損傷個所38の数cm程度手前に到達するかが分かるように、チューブ12に目印を付与することが好ましい。一例として、目印の位置がフレキシブル管30の端部と一致したときに、先端ガイド部材20が損傷個所38の数cm程度手前に配置されるように目印を付与する。
【0039】
ところで、フレキシブル管30は、図5に示すように、途中で屈曲している場合がある。フレキシブル管30の屈曲した部分30Aにおいて、先端ガイド部材20が管内壁に対して角度を持った状態で押し込まれると、先端が半球状とされた先端ガイド部材20は管内壁を摺動し、かつコイル状部材18が図6に示すように曲がり、チューブ12をスムーズに押し込むことができる。
【0040】
したがって、先端ガイド部材20が屈曲した部分30Aに引っ掛かり、チューブ12を押し込み難くなったり、押し込むことができなくなるようなことはない。
【0041】
(3)補修液排出工程
損傷個所38の手前に先端ガイド部材20を到達させた後、図7に示すように、チューブ12の端部からエアコンプレッサ40の圧縮空気を注入し、ピグ14で補修液Lを押圧して、先端ガイド部材20の排出孔20Bから補修液Lの全量を排出する。なお、チューブ12の端部から、空気ボンベ、及びレギュレータからの圧縮空気を注入してもよい。
【0042】
チューブ12は透明または半透明なので、補修液Lの全量が排出されたか否かは、目視にて容易に判断することができる。
【0043】
これにより、損傷個所38より手前のフレキシブル管30の内部において、内部を塞ぐように所定量の補修液Lをプラグ状にして滞留させることができる。
補修液Lの全量を排出させた後、フレキシブル管30からチューブ12を引き抜く。
【0044】
(4)空気吹込工程
フレキシブル管30チューブ12を引き抜いた後、フレキシブル管30の端部に、ブロア42を用いて空気を吹き込み、管内に滞留させておいた補修液Lを損傷個所38側へ流し、損傷個所38付近の管内周面全体に補修液Lが行き渡るように、即ち、損傷個所38を管内面側から覆うように補修液Lを損傷個所38の内面に膜状に形成する。
その後、補修液Lを固化させて、補修作業は終了する。
【0045】
このように、補修器具10を用いたフレキシブル管30の補修方法では、損傷個所38の補修に必要とされる予め設定した量の補修液Lをチューブ12内に充填し、チューブ12内における補修液Lを全て排出することで、損傷個所38の補修に必要な量の補修液Lを管内に付与することができ、無駄な補修液Lを消費せずに、損傷個所38の補修を行うことができる。
【0046】
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0047】
上記実施形態のチューブ12は、透明または半透明であったが、フレキシブル管30への注入量が把握できれば不透明であってもよい。
なお、合成樹脂製のチューブ12が長くなると(フレキシブル管30の端部から損傷個所38までの距離が長い場合。また、屈曲部分が多い場合等)、チューブ12とフレキシブル管30との摩擦が大きくなり、チューブ12を押し込み難くなる場合がある。このような場合には、チューブ12の外周にステンレススチール等の金属の被覆を施す、一例として、コイル状部材18と同様の密着コイルバネを外挿してもよい。チューブ12の外周に密着コイルバネを外挿することで、フレキシブル管30との摩擦を小さくすることができ、チューブ12が長い場合、屈曲部分が多い場合であっても、チューブ12をスムーズに押し込むことができる。
【0048】
上記実施形態では、補修器具10を用いてフレキシブル管30の損傷個所を補修する例を説明したが、補修器具10は、フレキシブル管30以外の、内面に凹凸が無い通常の配管の損傷個所の補修にも使用可能である。
【0049】
なお、コイル状部材18の内側に、可撓性のチューブが内挿されていてもよい。
【符号の説明】
【0050】
10 補修器具
12 チューブ
14 ピグ
18 コイル状部材
20 先端ガイド部材
20B 排出孔(孔)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8