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  • 特開-子供見守り装置 図1
  • 特開-子供見守り装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023136583
(43)【公開日】2023-09-29
(54)【発明の名称】子供見守り装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 21/02 20060101AFI20230922BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20230922BHJP
【FI】
G08B21/02
G08B25/04 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022042335
(22)【出願日】2022-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(72)【発明者】
【氏名】大野 宏孝
【テーマコード(参考)】
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086BA01
5C086CA12
5C086CA25
5C086CB15
5C086DA40
5C086FA01
5C086FA11
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA11
5C087AA31
5C087DD03
5C087DD24
5C087EE18
5C087FF02
5C087FF04
5C087GG08
5C087GG66
5C087GG70
5C087GG84
(57)【要約】      (修正有)
【課題】プライヴァシーの問題を回避しつつ子供を的確に見守ることが可能な子供見守り装置を提供する。
【解決手段】子供見守り装置は、安全地帯R1と危険地帯R2との境界に設けられた複数の通過センサー(小通過センサー1、大通過センサー2、通過センサー7)と、通過センサーの検出信号に基づいて子供が境界を通過したか否かを判定する通過判定部(監視部5)と、通過判定部から入力される警報信号に基づいて子供の危険地帯への侵入を報知する報知部6とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
安全地帯と危険地帯との境界に設けられた複数の通過センサーと、
前記通過センサーの検出信号に基づいて子供が前記境界を通過したか否かを判定する監視部と、
前記監視部から入力される警報信号に基づいて前記子供の前記危険地帯への侵入を報知する報知部と
を備える子供見守り装置。
【請求項2】
前記通過センサーは、
前記子供及び大人の通過を検出する小通過センサーと、
前記大人のみの通過を検出する大通過センサーとを備える請求項1に記載の子供見守り装置。
【請求項3】
前記境界には開閉扉が設けられており、
前記開閉扉には開閉センサーが設けられており、
前記監視部は、前記通過センサーの検出信号と、少なくとも前記開閉センサーの検出信号に基づいて前記子供の通過を判定する
請求項1または2に記載の子供見守り装置。
【請求項4】
前記危険地帯には人感センサーが設けられており、
前記監視部は、前記通過センサーの検出信号及び前記人感センサーの検出信号に基づいて前記子供の通過を判定する請求項1~3のいずれか一項に記載の子供見守り装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、子供見守り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
見守り装置には、画像センサーを用いるものや人感センサーを用いるものが知られている。特許文献1には、一例として画像センサーを用いる見守り装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-208671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像センサーを用いる見守り装置では、プライヴァシーの問題があり、設置できる場所が限定的となる。人感センサーを用いる見守り装置では、子供か大人かの判別はできず、誤報知が発生する虞がある。
【0005】
本開示は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、プライヴァシーの問題を回避しつつ子供を的確に見守ることが可能な子供見守り装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、安全地帯と危険地帯との境界に設けられた複数の通過センサーと、前記通過センサーの検出信号に基づいて子供が前記境界を通過したか否かを判定する監視部と、前記監視部から入力される警報信号に基づいて前記子供の前記危険地帯への侵入を報知する報知部とを備える子供見守り装置である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】子供見守り装置Aの機能構成を示すブロック図である。
図2】通過センサーの配置を示す模式図である。
図3】子供見守り装置Aの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本実施形態に係る子供見守り装置Aは、図1に示すように、子供の安全地帯R1から危険地帯R2への侵入を監視する装置である。安全地帯R1は、子供が比較的安全に過ごすことができる環境が担保された空間であり、例えば集合住宅の居室内である。
【0009】
これに対して、危険地帯R2は、安全地帯R1に隣接して設けられているものの、子供にとって安全地帯R1よりも安全性が低下する要注意空間である。危険地帯R2は、例えば集合住宅のベランダであり、子供が浸入した場合に安全を確保し得ない空間である。
【0010】
安全地帯R1と危険地帯R2との境界には開閉扉Gが設けられている。開閉扉Gは、安全地帯R1と危険地帯R2とを区画する開閉自在な仕切りであり、通常状態では閉じている。通常では開閉扉Gが閉じていることによって、安全地帯R1に居る子供は危険地帯R2には容易に侵入できない状態になっている。
【0011】
子供見守り装置Aは、図1に示すように、小通過センサー1、大通過センサー2、開閉センサー3、人感センサー4、監視部5、報知部6及び通過センサー7を構成要素として備える。各構成要素のうち、小通過センサー1及び大通過センサー2は、本開示における複数の通過センサーに相当する。
【0012】
小通過センサー1は、安全地帯R1と危険地帯R2との境界に設けられ、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する子供及び大人を検出する検出器である。小通過センサー1は、例えば赤外線等の検出光を境界に沿って放射し、検出光の反射光を検出することによって子供及び大人を検出する反射型光センサーである。
【0013】
図2に示すように、小通過センサー1は、検出線が安全地帯R1と危険地帯R2との境界の左右方向(水平方向)に設定されている。小通過センサー1は、図示するように安全地帯R1と危険地帯R2との境界のフロア面を基準とした検出線の高さH1が子供の身長H2(頭の位置)よりも低く設定されている。
【0014】
小通過センサー1は、検出線の高さH1が子供の身長H2よりも低く設定されているが故に、境界を通過する子供及び大人を検出することができる。小通過センサー1は、子供及び大人を検出すると検出信号(第1通過信号)を監視部5に出力する。第1通過信号は、子供あるいは大人が安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過したことを示す電気信号である。
【0015】
大通過センサー2は、小通過センサー1と同様に安全地帯R1と危険地帯R2との境界に設けられ、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する大人のみを検出する検出器である。大通過センサー2は、例えば赤外線等の検出光を境界に沿って放射し、検出光の反射光を検出することによって大人のみを検出する反射型光センサーである。
【0016】
図2に示すように、大通過センサー2は、小通過センサー1と同様に検出線が安全地帯R1と危険地帯R2との境界の左右方向(水平方向)に設定されている。大通過センサー2は、図示するように境界のフロア面を基準とした検出線の高さH3が大人の身長H3よりも低いとともに、子供の身長H2よりも高く設定されている。
【0017】
大通過センサー2は、検出線の高さH3が大人の身長H4よりも低いとともに子供の身長H2よりも高く設定されているが故に、境界を通過する大人のみを検出する。大通過センサー2は、大人を検出すると検出信号(第2通過信号)を監視部5に出力する。第2通過信号は、大人が安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過したことを示す電気信号である。
【0018】
開閉センサー3は、開閉扉Gの開閉を検出する検出器である。開閉センサー3は、開閉扉Gの開閉を検出すると検出信号(開閉信号)を監視部5に出力する。開閉信号は、開閉扉Gの開閉状態を示す電気信号である。開閉センサー3は、接触式センサーあるいは非接触式センサーのいずれでも良く、開閉扉Gの構造等を考慮して接触式センサーあるいは非接触式センサーの何れかが採用される。
【0019】
人感センサー4は、危険地帯R2に設けられており、危険地帯R2に存在する人(大人及び子供)を検出する検出器である。より好ましくは、人感センサー4は、危険地帯R2において開閉扉Gの近傍に設けられている。人感センサー4は、例えば人体から放射される赤外線を検出する赤外線センサーである。
【0020】
人感センサー4は、人(大人及び子供)を検出すると検出信号(人感信号)を監視部5に出力する。人感信号は、危険地帯R2に人(大人及び子供)が存在することを示す電気信号である。
【0021】
監視部5は、小通過センサー1の検出信号(第1通過信号)、大通過センサー2の検出信号(第2通過信号)、人感センサー4の検出信号(人感信号)及び開閉センサー3の検出信号(開閉信号)に基づいて子供が安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過したか否かを判定する。
【0022】
詳細については後述するが、監視部5は、小通過センサー1の検出信号(第1通過信号)及び大通過センサー2の検出信号(第2通過信号)を用いることにより、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過したものが大人なのかまたは子供なのかを初期的に判定(初期判定)する。
【0023】
開閉センサー3の検出信号(開閉信号)及び人感センサー4の検出信号(人感信号)は、初期判定を検証するために利用される。監視部5は、人感センサー4の検出信号(人感信号)及び開閉センサー3の検出信号(開閉信号)を用いることにより、初期判定の信ぴょう性を確認し、この上で子供の通過を判定した場合には警報信号を報知部6に出力する。
【0024】
報知部6は、安全地帯R1または危険地帯R2あるいは安全地帯R1及び危険地帯R2に設けられている。報知部6は、監視部5から入力される警報信号に基づいて子供の危険地帯R2への侵入を安全地帯R1または危険地帯R2あるいは安全地帯R1及び危険地帯R2に報知する。
【0025】
報知部6は、例えば警報音または警報光あるいは警報音及び警報光を用いすることによって、子供が安全地帯R1から危険地帯R2に侵入したことを周囲に知らせる。子供が安全地帯R1から危険地帯R2に侵入した場合、警報音または警報光あるいは警報音及び警報光が報知部6から発生される。
【0026】
例えば、報知部6は、警報音を周囲に発するスピーカーまたは警報光を周囲に発する発光器である。報知部6は、安全地帯R1または危険地帯R2あるいは安全地帯R1及び危険地帯R2に対して、子供が危険地帯R2に侵入したことを聴覚的あるいは視覚的に報知する。
【0027】
通過センサー7は、安全地帯R1と危険地帯R2との境界に設けられ、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する子供及び大人を検出する検出器である。通過センサー7は、小通過センサー1と同様に、安全地帯R1と危険地帯R2との境界のフロア面を基準とした検出線の高さH1に設定されている。通過センサー7は、子供及び大人を検出すると検出信号(第3通過信号)を監視部5に出力する。
【0028】
本実施形態に係る子供見守り装置Aの動作について、図3のフローチャートに沿って詳しく説明する。
【0029】
監視部5は、第1通過信号に基づいて小通過センサー1が大人または子供の通過を検出したか否かを判断する(ステップS1)。小通過センサー1は、図2に示すように、検出線の高さH1が子供の身長H2よりも低く設定されているので、小通過センサー1の通過検出だけでは、大人の通過なのかまたは子供の通過なのかを判別することはできない。
【0030】
監視部5は、続いて第2通過信号に基づいて大通過センサー2が大人の通過を検出したか否かを判断する(ステップS2)。小通過センサー1は、図2に示すように、検出線の高さH3が大人の身長H4よりも低いとともに、子供の身長H2よりも高く設定されているので、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を大人が通過したことを検出する。
【0031】
ステップS1及びステップS2の判断処理の結果、監視部5は、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を子供が通過したことを検知する(ステップS3)。監視部5は、ステップS1の判断が「Yes」かつステップS2の判断が「Yes」の場合、小通過センサー1の通過検出が大人ではなく、子供の通過であることを判定(初期判定)することができる。
【0032】
仮にステップS1の判断が「Yes」かつステップS2の判断が「No」の場合には、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を人が通過したことは判定できるものの、大人が通過したのかまたは子供が通過したのかを判別することができない。この場合、監視部5が実行する処理は、ステップS3ではなくステップS1に戻される。
【0033】
本実施形態は、検出線の高さが異なる小通過センサー1及び大通過センサー2を用いることにより、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する人が大人ではなく子供であることを判別するものである。
【0034】
ステップS1の判断が「No」かつステップS2の判断が「No」の場合には、安全地帯R1と危険地帯R2との境界における人の通過は全く検出されていないので、監視部5が実行する処理は、ステップS1に戻される。
【0035】
ステップS4~S6の判断処理は、ステップS3における子供の通過判定(初期判定)を検証する処理である。監視部5は、第3通過信号に基づいて子供が通過したか否かを判断する(ステップS4)。ステップS3の初期判定が正しければ、子供は安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過するので、通過センサー7によって子供の通過が検出されるはずである。
【0036】
監視部5は、ステップS4の判断が「Yes」となると、監視部5は、ステップS3の初期判定の検証が完了したので、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を子供が通過したことを周囲に報知する(ステップS7)。周囲に居る人(大人)は、危険地帯R2に侵入した子供に対して、安全を確保するための対応を取る。
【0037】
監視部5は、ステップS4の判断が「No」となると、開閉信号に基づいて開閉扉Gの開放が検出されたか否かを判断する(ステップS5)。ステップS3の初期判定が正しければ、子供は安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する際に閉じている開閉扉Gを開放し、開閉扉Gの開放が開閉センサー3によって検出されるはずである。
【0038】
子供が安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する際に閉じている開閉扉Gが必ず開放されるので、ステップS3の初期判定が正しければ、ステップS5の判断は「Yes」となる。ステップS5の判断処理によって、ステップS3の初期判定が開閉センサー3の検出結果によって検証される。
【0039】
監視部5は、ステップS5の判断が「Yes」となると、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を子供が通過したことを周囲に報知する(ステップS7)。監視部5は、ステップS5の判断が「No」となると、人感信号に基づいて危険地帯R2で人が検出されたか否かを判断する(ステップS6)。初期判定が正しければ、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過した子供が人感センサー4によって検出され、ステップS6の判断は「Yes」となるはずである。
【0040】
監視部5は、ステップS6の判断が「Yes」となると、ステップS3の初期判定の検証が完了したので、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を子供が通過したことを周囲に報知する(ステップS7)。仮に人感センサー4が危険地帯R2の人(子供)を検出しなかった場合、ステップS6の判断は「No」となる。監視部5は、ステップS6の判断が「No」となると、初期判定の信ぴょう性が否定され、監視部5が実行する処理は、ステップS1に戻される。ステップS6の判断処理によって、ステップS3の初期判定が人感センサー4の検出結果によって検証される。
【0041】
人感センサー4は、危険地帯R2において開閉扉Gの近傍に設けられているので、開閉扉Gを通過して危険地帯R2に侵入した子供を比較的早期に検出する。仮に人感センサー4が開閉扉Gから離れた場所に設置されていた場合、子供の早期検出ができない場合が危惧される。
【0042】
本実施形態では人感センサー4が開閉扉Gの近傍に設けられているので、より確実かつ早期に危険地帯R2の子供を検出することができる。本実施形態によれば、ステップS7における報知をより早期に行うことが可能である。
【0043】
本実施形態によれば、検出線の高さが異なる小通過センサー1及び大通過センサー2を用いることにより、安全地帯R1と危険地帯R2との境界を通過する人が大人ではなく子供であることを判別するので、プライヴァシーの問題を回避しつつ子供を的確に見守ることが可能である。本実施形態によれば、プライヴァシーの問題を回避しつつ子供を的確に見守ることが可能な子供見守り装置Aを提供することが可能である。
【0044】
本実施形態によれば、ステップS3の初期判定をステップS4~S6の検証処理によって検証するので、子供の危険地帯R2への侵入をより確実に判定することが可能である。例えば小通過センサー1または大通過センサー2の故障等により誤った初期判定がなされた場合、本実施形態によれば、報知部6による誤った報知を回避することが可能である。
【0045】
なお、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が考えられる。
【0046】
(1)本実施形態では、検出線の高さが異なる小通過センサー1及び大通過センサー2(2つの通過センサー)を用いる場合について説明したが、本開示における複数の通過センサーは2つの通過センサーに限定されない。検出線の高さが異なる3つ以上の通過センサーを用いて安全地帯R1と危険地帯R2との境界における子供の通過を初期判定してもよい。
【0047】
(2)本実施形態では、図2に示されているように検出線が安全地帯R1と危険地帯R2との境界の左右方向(水平方向)となるように小通過センサー1及び大通過センサー2(2つの通過センサー)を設けたが、本開示はこれに限定されない。
【0048】
例えば、検出線が境界の上下方向(垂直方向)に設定された通過センサーを境界に沿うとともに境界の上側に所定間隔で複数配置してもよい。通過センサーとして反射型光センサを採用することにより、下側を通過する人間の頭までの距離を検出することができるので、安全地帯R1と危険地帯R2との境界における子供の通過を的確に検出することが可能である。
【0049】
(3)本実施形態では、開閉センサー3及び人感センサー4を設けることによりステップS3の初期判定を検証したが、本開示はこれに限定されない。監視部5における開閉センサー3の検出信号(開閉信号)及び人感センサー4の検出信号を用いた初期判定の検証処理(ステップS4~S6)については、必要に応じて省略してもよい。
【0050】
初期判定の検証処理(ステップS4~S6)の省略の仕方には、ステップS4~S6の全てを省略する他にいずれか一つまたは二つを省略する場合が考えられる。通過センサー7の検出信号(第3通過信号)を用いた初期判定の検証処理(ステップS4)、開閉センサー3の検出信号(開閉信号)を用いた初期判定の検証処理(ステップS5)または人感センサー4の検出信号を用いた初期判定の検証処理(ステップS6)のいずれかを省略してもよい。
【0051】
(4)本開示の報知部は、警報音または警報光あるいは警報音及び警報光を用いするものに限定されない。子供が危険地帯R2に侵入したことを警報音及び警報光の届く範囲外に報知する場合、報知部として通信装置を採用することが考えられる。
【0052】
例えば報知部をホームネットワークや携帯電話回線と通信可能な通信装置とすることにより、供が危険地帯R2に侵入したことを通信を介して外部に報知することが可能である。通信装置としては、従来型の携帯電話やスマートフォン等が考えられる。
【符号の説明】
【0053】
A…子供見守り装置、G…開閉扉、R1…安全地帯、R2…危険地帯、1…小通過センサー、2…大通過センサー、3…開閉センサー、4…人感センサー、5…監視部、6…報知部、7…通過センサー
図1
図2
図3