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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023013785
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20230119BHJP
【FI】
G06F3/12 325
G06F3/12 303
G06F3/12 328
G06F3/12 331
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021118201
(22)【出願日】2021-07-16
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
(71)【出願人】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100174104
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 康一
(72)【発明者】
【氏名】三浦 健
(57)【要約】
【課題】印刷設定の利便性を向上する。
【解決手段】PC2は、複数のプリンタ3の中のプリンタ3aに対応する、プリンタ情報27aにおけるプリンタ名とプリセット情報28aとが関連付けられたプリントキュー26aと、プリンタ情報27aのプリンタ名とプリセット情報28aとを格納可能に設けられたプリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38と、プリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38内の情報を管理するプリントキュー管理部34とを設け、プリントキュー管理部34は、プリントキュー26aを削除する際に、プリントキュー26aに関連付けられている、プリンタ情報27aのプリンタ名とプリセット情報28aとを関連付けて、プリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38に格納する。
【選択図】図10

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像形成装置に印刷ジョブを送信可能な情報処理装置であって、
前記複数の画像形成装置の中の第1の画像形成装置に対応する、第1の識別情報及び第1の印刷設定情報が関連付けられた第1のプリントキューと、
前記第1の識別情報と前記第1の印刷設定情報とを格納可能に設けられた格納部と、
前記格納部内の情報を管理する管理部と
を有し、
前記管理部は、
前記第1のプリントキューを削除する際に、前記第1のプリントキューに関連付けられている、前記第1の識別情報と前記第1の印刷設定情報とを関連付けて、前記格納部に格納する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記複数の画像形成装置の中の第2の画像形成装置に対応する、第2の識別情報が関連付けられ、第2の印刷設定情報が関連付けられていない第2のプリントキュー
をさらに有し、
前記管理部は、
前記格納部に、前記第2の画像形成装置に過去に関連付けられていた前記第2の印刷設定情報が前記第2の識別情報と関連付けて格納されている場合に、前記第2の印刷設定情報を前記第2のプリントキューに関連付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の画像形成装置の中の新たに追加された第3の画像形成装置に対応した第3のプリントキュー
をさらに有し、
前記管理部は、
前記格納部に、前記第3の画像形成装置に過去に関連付けられていた印刷設定情報が格納されていない場合に、前記第3の画像形成装置で利用可能な印刷設定情報の種類を参照し、前記格納部内の前記種類に対応する印刷設定情報を前記第3のプリントキューに関連付ける
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記管理部は、
所定の前記プリントキューによる最後の印刷からの経過時間が第1の閾値を超えた場合、かつ、所定の前記プリントキューに関連付けられた前記画像形成装置からの接続が断たれてからの経過時間が第2の閾値を超えた場合に、前記所定のプリントキューを削除する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記管理部は、
所定の前記プリントキューがドライバレス印刷のプリントキューである場合、かつ、所定の前記プリントキューに関連付けられた前記画像形成装置からの接続が断たれてからの経過時間が第2の閾値を超えた場合に、前記所定のプリントキューを削除する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置に格納された複数のプリントキューと、前記プリントキューに関連付けられる識別情報及び印刷設定情報とを制御するためのプログラムであって、
複数の前記プリントキューの中の第1のプリントキューを削除する際に、前記第1のプリントキューに関連付けられている、第1の識別情報と第1の印刷設定情報とを関連付けて、前記情報処理装置に格納させる格納ステップ
を前記情報処理装置に実行させるためのプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置及びプログラムに関し、例えばドライバレス印刷を行う情報処理装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷設定情報を保存し、プリントキューに関連付けることができる印刷システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-76227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、プリントキューを削除すると、それに関連付けられた印刷設定情報もプリントキューと共に削除されてしまい、その後の印刷設定が煩雑になるという問題がある。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、印刷設定の利便性を向上し得る情報処理装置及びプログラムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明の情報処理装置においては、複数の画像形成装置に印刷ジョブを送信可能な情報処理装置であって、複数の画像形成装置の中の第1の画像形成装置に対応する、第1の識別情報及び第1の印刷設定情報が関連付けられた第1のプリントキューと、第1の識別情報と第1の印刷設定情報とを格納可能に設けられた格納部と、格納部内の情報を管理する管理部とを設け、管理部は、第1のプリントキューを削除する際に、第1のプリントキューに関連付けられている、第1の識別情報と第1の印刷設定情報とを関連付けて、格納部に格納するようにした。
【0007】
また本発明のプログラムにおいては、情報処理装置に格納された複数のプリントキューと、プリントキューに関連付けられる識別情報及び印刷設定情報とを制御するためのプログラムであって、複数のプリントキューの中の第1のプリントキューを削除する際に、第1のプリントキューに関連付けられている、第1の識別情報と第1の印刷設定情報とを関連付けて、情報処理装置に格納させる格納ステップを情報処理装置に実行させるようにした。
【0008】
本発明は、一旦削除した第1のプリントキューが情報処理装置に再度追加された際に、該第1のプリントキューに関連付けられたプリセット情報を情報処理装置から読み出して設定することにより、該プリセット情報を再作成する必要をなくすことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、印刷設定の利便性を向上し得る情報処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図2】プリンタ及びスキャナ設定画面の構成を示す図である。
図3】プリンタ追加画面の構成(1)を示す図である。
図4】プリンタ追加画面の構成(2)を示す図である。
図5】デフォルト設定適用時の印刷設定画面の構成を示す図である。
図6】プリセット情報適用時の印刷設定画面の構成を示す図である。
図7】プリセット情報適用時において印刷先一覧が表示された状態の印刷設定画面の構成を示す図である。
図8】プリセット情報の構成を示す表である。
図9】プリントキュー情報の構成を示す表である。
図10】プリントキュー制御処理手順(1)を示すフローチャートである。
図11】プリントキュー制御処理手順(2)を示すフローチャートである。
図12】他の実施の形態によるプリントキュー情報の構成を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
【0012】
[1.情報処理システムの構成]
図1に示すように、情報処理システム1は、PC2と複数台のプリンタ3a、3b、3c及び3dとにより構成されている。以下ではプリンタ3a、3b、3c及び3dをまとめてプリンタ3とも呼ぶ。PC2とプリンタ3とは、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)であるネットワーク4により接続されており、相互にデータ通信を行う。プリンタ3は、例えば電子写真方式を用いたプリンタであり、PC2から送信される印刷ジョブを基にしてトナー等の現像剤を用いて用紙に画像を形成することにより印刷を行う。
【0013】
[2.PCの構成]
PC2は、いわゆるパーソナルコンピュータであり、プリンタ3へ印刷ジョブを送信することにより、該プリンタ3において印刷を実行させる。このPC2は、アプリケーション10、OS(Operating System)11の印刷サブシステム12、プリンタドライバ14及び通信インタフェース16により構成されている。
【0014】
このPC2は、図示しない制御部により全体を統括制御する。この制御部は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有しており、所定のプログラムを読み出して実行することにより、様々な処理を実行する。通信インタフェース16は、PC2の外部とデータの送受信を行う。アプリケーション10は、ユーザの操作に基づき、文書を作成及び編集し印刷を実行する。
【0015】
[2-1.印刷サブシステムの構成]
印刷サブシステム12は、OS11内におけるプリントキュー26を管理する箇所に配置され、プリントキュー一覧20、標準印刷設定UI22、標準PDL変換部24及び管理部25により構成されており、アプリケーション10の印刷時に印刷設定の表示やPDL(Page Description Language)変換を制御する。
【0016】
プリントキュー一覧20は、PC2に存在するプリントキュー26(プリントキュー26a、26b、26c及び26d)を管理する。ここで、プリントキュー一覧20とは、図2に示すような、PC2に現在登録されているプリンタ及びスキャナの一覧とその設定とを表すプリンタ及びスキャナ設定画面DIP1における、プリンタの一覧を表すプリントキュー一覧表示部42において表示される情報である。図2においては、4つのプリントキューがプリントキュー一覧表示部42に表示されている。
【0017】
ところで、Apple(登録商標)社のmacOS(登録商標)の場合、ユーザがPC2をネットワーク4に接続しプリンタ3の追加画面に進むと、PC2は、図3に示すようなプリンタ追加画面DIP2において利用可能なプリンタ3を表示し、利用したいプリンタ3がユーザにより選択されると、該プリンタ3のプリントキュー26をプリントキュー一覧20に追加する。
【0018】
それぞれのプリントキュー26(プリントキュー26a、26b、26c及び26d)(図1)は、プリンタ情報27(プリンタ情報27a、27b、27c及び27d)が関連付けられている。またプリントキュー26aには、プリンタ情報27aに加えて、プリセット情報28aも関連付けられている。一方、プリントキュー26b、26c及び26dには、プリンタ情報27b、27c及び27cのみが関連付けられており、プリセット情報は関連付けられていない。このようにプリントキュー26には、プリントキュー26aのように、プリンタ情報27及びプリセット情報28の両方が関連付けられているものと、プリントキュー26b、26c及び26dのように、プリンタ情報27のみが関連付けられているものとが存在する。
【0019】
プリンタ情報27は、プリンタ3が装着しているオプショントレイといった装置情報や、印刷設定でユーザが選択可能な印刷機能等を含んだ情報であり、ネットワーク4を介し接続されたプリンタ3からPC2が受信した情報が格納される。このプリンタ情報27は、プリントキュー26に関わる以下の情報により構成される。
・プリンタ名
・プリンタIP(Internet Protocol)アドレス
・プリンタMAC(Media Access Control)アドレス
・プリンタ接続時のネットワークアドレス
・キュー種別
・スペック情報
【0020】
識別情報としてのプリンタ名は、プリントキュー26が示すプリンタ3毎に固有の情報であり、同一の機種であってもそれぞれのプリンタ3を区別できるものである。本実施の形態においては、プリンタ名として、例えば、プリンタ3の機種名の文字列とプリンタ3毎に固有のプリンタMACアドレスの文字列とを組み合わせてハイフンでつなげたものを用いる。具体的には、プリンタ名は、「プリンタ3の機種名-プリンタMACアドレスの例えば下6桁」という文字列となる。このため、後述するプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図7)における印刷先選択部46に実際に表示されるのは、「プリンタ3の機種名-プリンタMACアドレスの下6桁」という文字列となる。
【0021】
プリンタIPアドレスは、プリントキュー26が示すプリンタ3のIPアドレスである。プリンタMACアドレスは、プリントキュー26が示すプリンタ3のMACアドレスである。プリンタ接続時のネットワークアドレスは、プリントキュー26が示すプリンタ3がPC2に接続された際のPC2のネットワークアドレスである。
【0022】
キュー種別は、例えば、プリンタドライバ又はAirPrint(登録商標)である。キュー種別は、プリントキュー26が示すプリンタ3がUSB(Universal Serial Bus)によりPC2に接続された場合のような、プラグアンドプレイによりOS11の管理部25がプリントキュー26を自動的にプリントキュー一覧20に追加した場合は、AirPrintに設定される。一方、キュー種別は、ユーザが手動でプリントキュー26をプリントキュー一覧20に追加する場合は、図4に示すプリンタ追加画面DIP2のように、AirPrint又はプリンタドライバ14のうちプリントキュー26の追加時にユーザが選択した方が設定される。キュー種別の表示例としては、プリンタ追加画面DIP2の種類表示部44において、「****-AirPrint」のように末尾の文字列が「AirPrint」の場合のキュー種別はAirPrint、ベンダが用意したドライバ名の場合のキュー種別はプリンタドライバとなる。ベンダが用意したドライバ名の例は、プリンタ追加画面DIP2に表示されているように、「OKI C650 PS」となる。
【0023】
印刷設定情報の種類としてのスペック情報は、プリントキュー26が示すプリンタ3が装着しているオプショントレイや利用可能な用紙サイズといった装置情報や、印刷設定においてユーザが選択可能な印刷機能等を含んだ印刷設定情報である。
【0024】
プリセット情報28a(図1)は、ユーザがPC2を用いてプリンタ3で印刷を行う際に該ユーザが頻繁に使用する印刷設定(例えば、用紙サイズはA4、給紙トレイは自動、カラーはモノクロ等)を予め保存しておき、印刷時に呼び出される情報である。以下では、プリントキュー26a、26b、26c及び26dをまとめてプリントキュー26とも呼び、プリンタ情報27a、27b、27c及び27dをまとめてプリンタ情報27とも呼ぶ。また以下では、プリセット情報28aと、図示しないもののプリントキュー26e以降のプリントキュー26に関連付けられたプリセット情報とをまとめて、プリセット情報28とも呼ぶ。
【0025】
標準印刷設定UI22は、標準的な印刷設定の選択をユーザに提供する。標準PDL変換部24は、標準的なPDLへの変換を行う。管理部25は、プリンタ3がPC2に接続された際にプリントキュー26を作成して該プリントキュー26にプリンタ情報27及びプリセット情報28を関連付ける等、印刷サブシステム12内の情報を管理する。
【0026】
[2-2.プリンタドライバの構成]
プリンタドライバ14は、ベンダ印刷設定UI30、ベンダPDL変換部32、プリントキュー管理部34、プリントキュー情報格納部36、プリセット格納部38及びデフォルト設定情報格納部40により構成されており、プリンタ3それぞれのベンダ独自の印刷設定及びPDL変換を実現する。
【0027】
ベンダ印刷設定UI30は、ベンダ独自の印刷設定の選択をユーザに提供する。ベンダPDL変換部32は、ベンダ独自のPDLへの変換を行う。
【0028】
またベンダ印刷設定UI30は、アプリケーション10において印刷が実行される際、図5に示すデフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3又は図6に示すプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4を、PC2と接続されたディスプレイに表示する。このデフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3及びプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4には、印刷先選択部46が設けられている。例えばプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4において印刷先選択部46がユーザにより選択されると、ベンダ印刷設定UI30は、図7に示すように、プリセット情報適用時印刷設定画面DIP4にプリントキュー一覧表示部48を表示させる。このプリントキュー一覧表示部48には、プリントキュー一覧20の全てのプリンタ3(プリンタ3a、3b、3c及び3d)のプリンタ名の一覧が表示されている。ユーザは、表示されたプリンタ3(プリンタ3a、3b、3c及び3d)のプリンタ名の一覧の中から、印刷に使用するプリンタ3を選択する。プリントキュー一覧表示部48からユーザに選択されたプリンタ3のプリントキュー26にプリセット情報28が対応付けられていない場合、ベンダ印刷設定UI30は、デフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3(図5)を表示させる。一方、プリントキュー一覧表示部48からユーザに選択されたプリンタ3のプリントキュー26にプリセット情報28が対応付けられている場合、ベンダ印刷設定UI30は、プリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図6)を表示させる(詳細は後述する)。
【0029】
プリセット格納部38(図1)は、所定のプリントキュー26がプリントキュー一覧20から削除される際に、該プリントキュー26に関連付けられているプリセット情報28を、図8に示すプリセット一覧情報39に追加するように格納する。なお図8においてはプリセット一覧情報39の一部分のみを示しており、それ以外の部分は図示せず省略している。
【0030】
プリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36に格納される図9に示すプリントキュー情報37を管理する。なお図9においてはプリントキュー情報37の一部分のみを示しており、それ以外の部分は図示せず省略している。プリントキュー管理部34は、例えばプリントキュー一覧20に新たなプリンタ3のプリントキュー26が追加されると、印刷サブシステム12内の管理部25により提供されるインタフェースを介し、印刷サブシステム12内の該プリントキュー26からプリンタ情報27を取得しプリントキュー情報格納部36におけるプリントキュー情報37に追加する。このプリントキュー情報37は、プリントキュー26毎に、以下の情報により構成される。
・プリンタ名
・プリンタIPアドレス
・プリンタMACアドレス
・プリンタ接続時のネットワークアドレス
・最終ネットワーク接続時刻
・最終印刷時刻
・キュー種別
・スペック情報
・関連付けされたプリセット情報の対応情報
・削除済フラグ
・チェック済フラグ
【0031】
プリンタ名、プリンタIPアドレス、プリンタMACアドレス、プリンタ接続時のネットワークアドレス、キュー種別及びスペック情報は、プリンタ情報27と同様の内容である。最終ネットワーク接続時刻は、プリントキュー26に関連付けられたプリンタ3からの接続が断たれた時刻である。最終印刷時刻は、プリントキュー26による最後の印刷の時間を示している。関連付けされたプリセット情報の対応情報(図9においては単に対応情報と示す)は、プリセット格納部38に格納されたプリセット情報28を参照する情報である。プリントキュー26のプリセット情報28自体は、プリセット格納部38に格納され、プリントキュー情報格納部36のプリントキュー情報37には、関連付けされたプリセット情報の対応情報が格納される。
【0032】
削除済フラグは、プリントキュー情報格納部36に一旦格納されたプリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26がプリントキュー一覧20から削除済みの状態であるか否かを示している。プリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20のプリントキュー26からプリンタ情報27を取得してプリントキュー情報37としてプリントキュー情報格納部36に一旦格納すると、その後該プリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除した場合においても、プリントキュー情報37をプリントキュー情報格納部36からは削除せずに、削除済フラグを立てる(すなわち「1」とする)。一方、プリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36に一旦格納されたプリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26がプリントキュー一覧20から削除された後に、再度該プリントキュー26がプリントキュー一覧20に追加された場合、削除済フラグをクリアする(すなわち「0」とする)。
【0033】
チェック済フラグは、後述するプリントキュー制御処理手順RT1(図10及び図11)において、プリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26が、削除対象プリントキュー、削除後再追加プリントキュー又は新規追加プリントキューの何れかであるか否かをチェック済みであるかを示している(詳細は後述する)。プリントキュー管理部34は、プリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26が未チェックである場合、チェック済フラグをクリアする(すなわち「0」とする)。一方、プリントキュー管理部34は、プリントキュー情報37に対応したプリンタ情報27を有するプリントキュー26をチェックした場合、チェック済フラグを立てる(すなわち「1」とする)。
【0034】
デフォルト設定情報格納部40は、プリンタドライバ14に予め設定された、印刷設定に関する初期設定(デフォルト設定)を格納する。
【0035】
[3.ドライバレス印刷について]
プリンタ3が受信する印刷ジョブは、図形、文字や画像等の描画コマンドを指定するためのページ記述言語(PDL)と、印刷部数や用紙サイズ等の最終的な出力結果を制御するための印刷設定情報とにより構成される。PC2は、プリンタ3の機種に対応した専用のプリンタドライバ14を用いてプリンタ3において印刷を行う他、プリンタ3の機種に対応した専用のプリンタドライバ14を用いずにプリンタ3において印刷を行う、ドライバレス印刷を行うことが可能である。専用のプリンタドライバ14を用いてプリンタ3において印刷を行う場合、PC2は、印刷対象のプリンタ3に固有のプリンタドライバ14を予めPC2にインストールし、ユーザによりプリンタドライバ14が提供するベンダ印刷設定UI30に従い所望の印刷機能を選択されると、プリンタドライバ14のベンダPDL変換部32によりPDLへの変換を行う。
【0036】
一方で、ドライバレス印刷とは、例えば、AirPrint 、Mopria(登録商標)やIPP Everywhere等であり、実際にドライバレスであるというわけではなく、プリンタ3の機種に対応した専用のプリンタドライバ14をPC2にインストールして使用せずに、予め定められた規格に従い提供される標準の印刷機能を提供する標準印刷設定UI22を利用し、予め用意された標準のPDLへの変換を行う標準PDL変換部24を使用することで印刷を実現するものである。Apple社のmacOSの場合、ユーザがPC2をネットワーク4に接続しプリンタ3の追加画面に進むと、PC2は、図3に示すようなプリンタ追加画面DIP2において利用可能なプリンタ3を表示し、利用したいプリンタ3がユーザにより選択されると、該プリンタ3のプリントキュー26をプリントキュー一覧20に追加する。プリントキュー26はアプリケーション10等から印刷を行う際に印刷先として選択される論理的なプリンタオブジェクトであり、IPアドレスやDNS-SDデバイス名といったプリンタ3の接続情報やオプショントレイの数等の装置オプション情報と関連付けられる。
【0037】
専用のプリンタドライバ14を用いた印刷の場合は、PC2に予めインストールされたプリンタドライバ14がプリントキュー26に関連付けられる。ユーザの印刷実行時に表示される印刷設定画面の表示や印刷データのPDLへの変換処理はプリンタドライバ14が提供するベンダ独自のモジュール(ベンダ印刷設定UI30及びベンダPDL変換部32)によって実行される。一方、ドライバレス印刷の場合は、プリントキュー追加時にプリンタ3から機能情報を取得し、それがプリントキュー26に関連付けられる。そして、ユーザが印刷実行時に表示される印刷設定画面の表示や印刷データへのPDLへの変換処理は、プリンタ3から取得した機能情報を基にOS11の印刷サブシステム12が提供する標準モジュール(標準印刷設定UI22及び標準PDL変換部24)によって実行される。
【0038】
専用のプリンタドライバ14を用いた印刷とドライバレス印刷とを比較すると、前者はプリンタベンダ独自の高度な機能を使用できるがプリンタドライバ14を予めPC2にインストールしておく手間が必要であり、後者は規格で定められた限定的な機能しか利用できないがPC2のプリンタドライバ14のインストールという事前の用意が不要で手軽に利用できるという特徴がある。このことから、日常的に使用するプリンタ3では専用のプリンタドライバ14を用いた印刷を利用し、出先等で一時的に使用するプリンタ3ではドライバレス印刷を利用するという使い分けが想定される。
【0039】
なお、ドライバレス印刷は、ユニバーサルドライバを用いた印刷とは異なっている。ユニバーサルドライバは、専用のプリンタドライバ14として利用可能なプリンタ3を複数有するプリンタドライバである。AirPrint等は、プリンタ3の機種に対応した専用のプリンタドライバ14としてではなく、機能を制限することで利用可能な設定情報の範囲で利用可能なプリンタドライバのようなものを作成するものであるため、ユニバーサルドライバとは異なっている。また、ダイレクトプリントにおけるドライバレス印刷は、プリントキュー26がPC2に作成されないため、本実施の形態とは異なる形態である。
【0040】
[4.プリントキュー制御処理]
次に、PC2による、現在不要なプリントキュー26を削除すると共に適宜プリントキュー26にプリセット情報28をプリセット格納部38から設定する処理であるプリントキュー制御処理の具体的な処理手順について、図10及び図11のフローチャートを用いて説明する。プリンタドライバ14においてベンダ印刷設定UI30が印刷を希望するユーザにより開かれると、CPUは、ROMからプリントキュー制御処理プログラムを読み出して実行することによりプリントキュー制御処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。このプリントキュー制御処理手順RT1は、プリントキュー管理部34が処理を行う。ステップSP1においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20を取得し、ステップSP2へ移る。
【0041】
ここで、プリントキュー26が新たに作成されプリントキュー一覧20に追加されると、OS11の管理部25により自動的にプリンタ情報27が該プリントキュー26に関連付けられる。しかしながら、デフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3(図5)においてユーザが手動で印刷設定を行い、プリセット選択部50を選択し「現在の設定をプリセットとして保存」という項目を選択することにより、その設定をプリセットとして保存する操作を行うまでは、新たに作成されたプリントキュー26にプリセット情報28は関連付けられない。
【0042】
ここで、プリントキュー管理部34が取得したプリントキュー一覧20に記載されているプリンタ3のプリントキュー26(プリントキュー26a、26b、26c及び26d)は、例えば、以下のようなものである。ここで、プリンタ3がネットワーク4から切断されたとしても、ネットワーク4から切断されてから一定時間(例えば1日間)が経過していない場合、該プリンタ3は、ネットワーク4に接続中であると判断される。
【0043】
プリントキュー26aは、PC2が過去に利用したことがあるが、最後に印刷に用いてから一定時間(例えば4日間)が経過し、ネットワーク4から切断されて一定時間(例えば1日間)が経過した(すなわちネットワーク4に接続されていない)、プリセット情報28が関連付けられている、プリンタ3aのプリントキュー26である。第1のプリントキューとしてのプリントキュー26aは、第1の画像形成装置としてのプリンタ3aに対応する、プリンタ情報27aにおける第1の識別情報としてのプリンタ名と、第1の印刷設定情報としてのプリセット情報28aとが関連付けられている。
【0044】
プリントキュー26bは、PC2が過去に利用したことがあり、ネットワーク4から切断されてから一定時間が経過していない(すなわちネットワーク4に接続中の)、過去にプリントキュー一覧20から削除されたことがありプリセット情報28が関連付けられていない、プリンタ3bのプリントキュー26である。第2のプリントキューとしてのプリントキュー26bは、第2の画像形成装置としてのプリンタ3bに対応する、プリンタ情報27bにおける第2の識別情報としてのプリンタ名が関連付けられている。
【0045】
プリントキュー26cは、PC2が過去に利用したことがなく、ネットワーク4から切断されてから一定時間が経過していない(すなわちネットワーク4に接続中の)、過去にプリントキュー一覧20に追加されたことがなく新規にプリントキュー一覧20に追加され、プリセット情報28が関連付けられていない、プリンタ3cのプリントキュー26である。第3のプリントキューとしてのプリントキュー26cは、第3の画像形成装置としてのプリンタ3cに対応する、プリンタ情報27cにおける第3の識別情報としてのプリンタ名が関連付けられている。
【0046】
プリントキュー26dは、PC2が過去に利用したことがなく、ネットワーク4から切断されてから一定時間が経過していない(すなわちネットワーク4に接続中の)、過去にプリントキュー一覧20に追加されたことがあり、プリセット情報28が関連付けられていないプリンタ3dのプリントキュー26である。第4のプリントキューとしてのプリントキュー26dは、第4の画像形成装置としてのプリンタ3dに対応する、プリンタ情報27dにおける第4の識別情報としてのプリンタ名が関連付けられている。具体的にはプリントキュー26dは、例えば、職場内のネットワークに接続されているものの、PC2により一度も使われていないプリンタ3のプリントキュー26である。
【0047】
ここで、プリントキュー26b、26c及び26dのような、プリセット情報28が関連付けられていないプリントキュー26を、プリセット情報未関連付けプリントキューとも呼ぶ。また、プリセット情報未関連付けプリントキューに関連付けられているプリンタ情報27が示すプリンタ3を、プリセット情報未関連付け画像形成装置とも呼ぶ。
【0048】
ステップSP2においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20に管理されている全てのプリントキュー26について、削除対象であるかをチェックしたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、プリントキュー一覧20に管理されている全てのプリントキュー26について削除対象であるか否かを未チェックのプリントキュー26が存在することを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP3へ移る。
【0049】
ステップSP3においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20に管理されているプリントキュー26のうち現在チェック対象となってるプリントキュー26である、チェック対象プリントキューがプリントキュー一覧20から削除対象であるか否かを判定する。ここでプリントキュー管理部34は、プリントキュー26に対応する、プリントキュー情報格納部36に格納されているプリントキュー情報37が以下の条件の何れかを満たす場合、該当のプリントキュー26は一時的に使用されたものであり、直ちに再度使用される可能性は低いため削除対象であると判断する。
【0050】
条件1は、PC2が最後に印刷に用いてから一定時間(例えば3日間)が経過し、かつ、ネットワーク4から切断されて一定時間(例えば1日間)が経過したプリンタ3の場合である。
【0051】
条件2は、キュー種別がAirPrintであり、かつ、ネットワーク4から切断されて一定時間(例えば1日間)が経過したプリンタ3の場合である。
【0052】
具体的には、最終印刷時刻からの経過時間が所定値としての第1の閾値を超えた、すなわち、プリントキュー26にある印刷ジョブをプリンタ3に送信し終え、プリントキュー26内の印刷ジョブがなくなってからの経過時間が所定値を超えた場合、PC2が最後に印刷に用いてから一定時間が経過したとプリントキュー管理部34は判定する。
【0053】
また具体的には、プリンタ接続時のネットワークアドレスと現在のPC2のネットワークアドレスとが異なっており、かつ、所定のプリントキュー26に関連付けられたプリンタ3からの接続が断たれた時刻である最終ネットワーク接続時刻からの経過時間が所定値としての第2の閾値を超えた場合、ネットワーク4から切断されて一定時間が経過したとプリントキュー管理部34は判定する。また、接続が断たれるとは、本実施の形態のようにPC2とプリンタ3とがWi-Fiの無線LANのネットワーク4により接続されている場合は、Wi-Fiによる接続が切断された場合であり、PC2とプリンタ3とがUSB等の有線ケーブルにより接続されている場合は、該有線ケーブルが抜かれた場合である。
【0054】
ここで肯定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが削除対象であることを表し、このときプリントキュー管理部34は、ステップSP4へ移る。ステップSP4においてプリントキュー管理部34は、削除対象であると判断したチェック対象プリントキュー(削除対象プリントキューとも呼ぶ)のプリセット情報28を、プリンタドライバ14のプリセット格納部38のプリセット一覧情報39に保存し、ステップSP5(図11)へ移る。またプリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36のプリントキュー情報37における削除対象プリントキューの対応情報に、プリセット格納部38における削除対象プリントキューのプリセット情報28を参照させる。
【0055】
ステップSP5においてプリントキュー管理部34は、印刷サブシステム12における複数のプリントキュー26のうち削除対象プリントキューをプリントキュー一覧20から削除し、ステップSP6へ移る。ステップSP6においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36に格納されている、削除対象プリントキューのプリントキュー情報37において削除済フラグを立て、ステップSP2(図10)へ戻る。
【0056】
具体的に、チェック対象プリントキューがプリントキュー26aである場合、ステップSP3においてプリントキュー管理部34は肯定結果を得てステップSP4へ移り、プリセット情報28aをプリセット格納部38のプリセット一覧情報39に追加することにより保存し、ステップSP5において。プリセット情報28aと共にプリントキュー26aをプリントキュー一覧20から削除する。
【0057】
このようにプリントキュー管理部34は、最初はチェック対象プリントキューをプリントキュー26aとし、次はチェック対象プリントキューをプリントキュー26bとし、以降も同様にチェック対象プリントキューを切り替え、プリントキュー一覧20に管理されている全てのプリントキュー26について、削除対象であるか否かをチェックする。
【0058】
一方、ステップSP3において否定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが削除対象ではないことを表し、このときプリントキュー管理部34は、ステップSP7へ移る。ステップSP7においてプリントキュー管理部34は、チェック対象プリントキューが、プリントキュー一覧20から以前削除されたものの再度追加されたプリントキュー26である(以下では、削除後再追加プリントキューとも呼ぶ)であるか否かを判定する。ここでプリントキュー管理部34は、チェック対象プリントキューに対応する(すなわちチェック対象プリントキューと同一のプリンタ名を有する)、プリントキュー情報格納部36に格納されているプリントキュー情報37において、削除済フラグが立っている場合、該チェック対象プリントキューは削除後再追加プリントキューであると判定する。
【0059】
ここで肯定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが削除後再追加プリントキューである、すなわち過去にPC2が接続経験があるプリンタ3であるため、プリセット格納部38に保管しておいたプリセット情報28を復元することを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP8(図11)へ移る。ステップSP8においてプリントキュー管理部34は、ステップSP4(図10)においてプリンタドライバ14のプリセット格納部38に保存した削除後再追加プリントキューのプリセット情報28を、印刷サブシステム12のプリントキュー一覧20における削除後再追加プリントキュー(プリントキュー26)のプリセット情報28に復元し、復元したプリセット情報28を削除後再追加プリントキュー(プリントキュー26)に関連付け、ステップSP9へ移る。
【0060】
ステップSP9においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36に格納されている、削除後再追加プリントキューのプリントキュー情報37において、削除済フラグをクリアし、ステップSP14へ移る。ステップSP14においてプリントキュー管理部34は、プリセット情報28を復元したプリントキュー26のプリントキュー情報格納部36に格納されている、該プリントキュー26のプリントキュー情報37における、関連付けされたプリセット情報の対応情報を更新し、ステップSP2(図10)へ戻る。
【0061】
具体的に、チェック対象プリントキューがプリントキュー26bである場合、ステップSP7においてプリントキュー管理部34は肯定結果を得てステップSP8へ移り、プリントキュー情報格納部36に格納されている、プリントキュー情報37と、該プリントキュー情報37における関連付けされたプリセット情報の対応情報とから、プリセット格納部38内のプリセット情報28bを取得してプリントキュー26bのプリセット情報28bとして復元し、復元したプリセット情報28bをプリントキュー26bに関連付け、ステップSP9を経てステップSP14へ移り、プリントキュー26bのプリントキュー情報37における、関連付けされたプリセット情報の対応情報を更新する。
【0062】
一方、ステップSP7において否定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが削除後再追加プリントキューではない、すなわち過去にPC2が接続経験がないプリンタ3であるため、プリセット格納部38に保管しておいたプリセット情報28にチェック対象プリントキューと互換性があるプリセット情報28が存在する場合は設定することを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP10へ移る。ステップSP10においてプリントキュー管理部34は、チェック対象プリントキューが、プリントキュー一覧20に新規に追加されたプリントキュー26である(以下では、新規追加プリントキューとも呼ぶ)か否かを判定する。
【0063】
ここでプリントキュー管理部34は、チェック対象プリントキューに対応する(すなわちチェック対象プリントキューと同一のプリンタ名を有する)、プリントキュー情報格納部36に格納されているプリントキュー情報37において、チェック済フラグがクリアされている場合、該チェック対象プリントキューは新規追加プリントキューであると判定する。
【0064】
ここで肯定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが新規追加プリントキューであることを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP11(図11)へ移る。
【0065】
ステップSP11においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー情報格納部36に格納されている、新規追加プリントキューのプリントキュー情報37において、チェック済フラグをクリアし、ステップSP12へ移る。ステップSP12においてプリントキュー管理部34は、互換性がある他のプリントキュー26のプリセット情報28がプリセット格納部38に存在するか否かを判定する。ここでプリントキュー管理部34は、新規追加プリントキューのプリンタ3において使用可能な、用紙サイズや給紙トレイ等の複数の設定項目を含む印刷設定に関し、設定可能な印刷設定値の範囲内であるプリセット情報28は、新規追加プリントキューに互換性があると判定する。またプリントキュー管理部34は、例えば、新規追加プリントキューのプリンタ3が印刷可能な最大用紙サイズがA4であり、プリセット格納部38に格納されたプリセット情報28において、印刷用紙サイズがA3である場合、プリセット情報28は、新規追加プリントキューの印刷設定値の範囲内に収まっていないため、該プリセット情報28は、新規追加プリントキューには互換性がないと判定する。さらにプリントキュー管理部34は、複数の設定項目のうち、互換性がない設定項目が1つでもあった場合、そのプリセット情報28は新規追加プリントキューには互換性がないと判定する。
【0066】
ここで肯定結果が得られると、このことは、過去にPC2が接続経験がないプリンタ3ではあるものの、該プリンタ3は、プリセット格納部38に保管されていたプリセット情報28と互換性があるプリンタ3であるため、該プリセット情報28を該プリンタ3のプリントキュー26のプリセット情報28に設定することを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP13へ移る。
【0067】
ステップSP13においてプリントキュー管理部34は、プリセット格納部38に保存されている、新規追加プリントキューと互換性があるプリセット情報28を、印刷サブシステム12のプリントキュー一覧20における新規追加プリントキューのプリセット情報28に設定し、設定したプリセット情報28を新規追加プリントキュー(プリントキュー26)に関連付け、ステップSP14へ移る。ステップSP14においてプリントキュー管理部34は、プリセット情報28を設定したプリントキュー26のプリントキュー情報格納部36に格納されている、該プリントキュー26のプリントキュー情報37における、関連付けされたプリセット情報の対応情報を更新し、ステップSP2(図10)へ戻る。このようにプリントキュー管理部34は、新規追加プリントキューと互換性があるプリセット情報28がプリセット格納部38に複数個保存されている場合、最初に発見した、互換性があるプリセット情報28を新規追加プリントキューに設定する。
【0068】
具体的に、チェック対象プリントキューがプリントキュー26cである場合、ステップSP10においてプリントキュー管理部34は肯定結果を得てステップSP11を経てステップSP12へ移り、互換性があるプリセット情報28がプリセット格納部38に存在する場合、ステップSP12において肯定結果を得てステップSP13へ移り、プリセット格納部38内のプリセット情報28を取得してプリントキュー26cのプリセット情報28cとして設定し、設定したプリセット情報28cをプリントキュー26cに関連付け、ステップSP14へ移り、プリントキュー26cのプリントキュー情報37における、関連付けされたプリセット情報の対応情報を更新する。
【0069】
一方、ステップSP10において否定結果が得られると、このことは、チェック対象プリントキューが新規追加プリントキューではないことを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP2へ戻る。このようにプリントキュー管理部34は、チェック対象プリントキューが新規追加プリントキューではない場合は、ステップSP12における、プリントキュー26と互換性があるプリセット情報28の有無の判定を何度も実施してしまうことを防止している。
【0070】
具体的に、チェック対象プリントキューがプリントキュー26dである場合、ステップSP10においてプリントキュー管理部34は否定結果を得てステップSP2へ戻る。この場合、後述するステップSP15において、デフォルトのプリセット情報がプリントキュー26dに関連付けて表示される。
【0071】
また一方、ステップSP12において否定結果が得られると、このことは、過去にPC2が接続経験がないプリンタ3であり、かつ、プリセット格納部38に保管されていたプリセット情報28と互換性がないプリンタ3であるため、該プリセット情報28を該プリンタ3のプリントキュー26のプリセット情報28に設定しないことを表し、このときプリントキュー管理部34はステップSP2へ戻る。
【0072】
プリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20に管理されている全てのプリントキュー26について、削除対象であるか否かをチェックするまで、上述したステップSP2~SP14の処理を繰り返し、プリントキュー一覧20に管理されている全てのプリントキュー26について、削除対象であるか否かをチェックすると、ステップSP2において肯定結果を得て、ステップSP15(図11)へ移る。
【0073】
ステップSP15においてプリントキュー管理部34は、プリントキュー一覧20を取得し、プリントキュー一覧20に含まれる全てのプリントキュー26を印刷先選択部46(図7)のプリントキュー一覧表示部48に表示することにより、通常の印刷設定選択処理をユーザに提供し、ステップSP16へ移り、プリントキュー制御処理を終了する。これによりプリントキュー管理部34は、印刷先として表示されるプリンタ名の数を削減した状態でプリントキュー一覧表示部48を表示できる。
【0074】
具体的に、プリントキュー26aは、プリントキュー一覧20から削除されたため、プリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図7)におけるプリントキュー一覧表示部48に表示されなくなる。プリントキュー26b及び26cは、関連付けられたプリセット情報28が反映された形でプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図7)に表示される。
【0075】
プリントキュー26dは、関連付けられたプリセット情報28が存在しない。このためプリントキュー26dは、関連付けられているプリンタ情報27d内のキュー種別が「プリンタドライバ」の場合は、OS11内の管理部25がデフォルト設定情報格納部40を参照してデフォルト設定を取得し、取得したデフォルト設定を関連付け、反映された状態でデフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3(図5)に表示させる。一方プリントキュー26dは、関連付けられているプリンタ情報27d内のキュー種別が「AirPrint」の場合は、管理部25がデフォルト設定をプリンタ3dから取得し、取得したデフォルト設定を関連付け、反映された状態で表示させる。
【0076】
[5.効果等]
ドライバレス印刷においては、プリンタ3の機種毎に専用のプリンタドライバ14をPC2にインストールする手間を必要とせず容易にプリンタ3を使用することが可能である。しかしながらその反面、ドライバレス印刷に対応したPC2では容易にプリントキュー26を作成することが可能であるがゆえに大量のプリントキュー26が存在してしまい、ユーザが印刷時に使用するプリントキュー26の選択が煩雑になってしまう傾向がある。
【0077】
これに対しPC2は、所定の条件を満たし使用される可能性が低いと判断したプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除するようにした。このためPC2は、印刷時に印刷先選択部46(図7)のプリントキュー一覧表示部48において表示されるプリントキュー26の個数を削減し、プリンタ選択が煩雑になることを抑止し、ユーザが所望のプリンタ3を選択しやすくできる。
【0078】
さらにPC2は、最後に印刷に用いてから一定時間が経過し、かつ、ネットワーク4から切断されて一定時間が経過したプリンタ3のプリントキュー26を、プリントキュー一覧20から削除するようにした。このためPC2は、最近印刷に用いられていない今後の利用可能性が低いプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除できると共に、ネットワーク4を介して接続可能な今後の利用可能性が高いプリントキュー26をプリントキュー一覧20に残すことができ、利便性を向上させることができる。
【0079】
さらにPC2は、キュー種別がAirPrintであり、かつ、ネットワーク4から切断されて一定時間が経過したプリンタ3のプリントキュー26を、プリントキュー一覧20から削除するようにした。このためPC2は、最近印刷に用いられていたとしても、ネットワーク4に接続中でなくなった、今後の利用可能性が低いプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除できると共に、ネットワーク4を介して接続可能な今後の利用可能性が高いAirPrintのプリントキュー26をプリントキュー一覧20に残すことができ、利便性を向上させることができる。
【0080】
このようにPC2は、ネットワーク4に接続中のプリンタ3(すなわちネットワーク4から切断されてから一定時間(例えば1日間)が経過していないプリンタ3)のプリントキュー26は削除対象にしないようにした。このためPC2は、プリントキュー制御処理手順RT1(図11)のステップSP15において、プリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図7)のプリントキュー一覧表示部48で、そのようなプリントキュー26を必ず表示させることができる。これによりPC2は、例えば、職場でネットワーク4に接続されているプリンタ3はもちろんのこと、出張先等の出先でネットワーク4に接続されているプリンタ3が意図せずプリントキュー一覧表示部48に表示されずユーザが直ちに利用できないという状況の発生を避けることができる。一方でPC2は、出先で利用されてから一定時間が経過したプリンタ3のプリントキュー26は削除対象にした。このためPC2は、プリントキュー26が残り続けてプリントキュー一覧表示部48においてプリンタの選択が煩雑になることを避けることができる。
【0081】
またプリントキュー26には、ユーザが頻繁に使用する印刷設定が保存されたプリセット情報28を関連付けることができる。しかしながら、PC2がプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除すると、該プリントキュー26に関連付けられたプリセット情報28もプリントキュー26と共に削除されてしまう。
【0082】
これに対しPC2は、プリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除する際に、該プリントキュー26に関連付けられたプリセット情報28をプリセット格納部38に格納するようにした。またPC2は、以前プリントキュー一覧20から削除したプリントキュー26を再追加した際に、該プリントキュー26に対応したプリセット情報28をプリセット格納部38から読み出して、プリントキュー一覧20の該プリントキュー26のプリセット情報28として復元するようにした。このためPC2は、プリントキュー一覧20から一旦削除したプリントキュー26を再度追加した際に、プリセット情報28を再度作成するために、該プリントキュー26に対し印刷設定を再度設定するという煩雑な作業をユーザに強いることがないようにできる。
【0083】
さらにプリントキュー26は、新規追加プリントキューに対し、該新規追加プリントキューに設定可能な印刷設定値の範囲内であるプリセット情報28を、該新規追加プリントキューに互換性があるとして、プリセット格納部38から読み出して、該新規追加プリントキューのプリセット情報28として設定するようにした。このためPC2は、プリントキュー一覧20に新規で追加されたプリントキュー26のプリセット情報28を新たに作成するために、該プリントキュー26に対し印刷設定を設定するという作業をユーザに強いることがないようにできる。
【0084】
以上の構成によれば情報処理装置としてのPC2は、複数の画像形成装置としてのプリンタ3(プリンタ3a、3b、3c及び3d)に印刷ジョブを送信可能な情報処理装置であって、複数のプリンタ3の中の第1の画像形成装置としてのプリンタ3aに対応する、プリンタ情報27aにおける第1の識別情報としてのプリンタ名と、第1の印刷設定情報としてのプリセット情報28aとが関連付けられたプリントキュー26aと、プリンタ情報27aのプリンタ名とプリセット情報28aとを格納可能に設けられたプリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38と、プリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38内の情報を管理するプリントキュー管理部34とを設け、プリントキュー管理部34は、プリントキュー26aを削除する際に、プリントキュー26aに関連付けられている、プリンタ情報27aのプリンタ名とプリセット情報28aとを関連付けて、プリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38に格納するようにした。
【0085】
これによりPC2は、一旦削除したプリントキュー26aがPC2に再度追加された際に、該プリントキュー26aに関連付けられたプリセット情報28aをプリセット格納部38から読み出して設定することにより、該プリセット情報28aを再作成する必要をなくすことができる。
【0086】
[6.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、プリントキュー情報37(図9)に示すように、1つのプリントキュー26に1つのプリセット情報28を対応付ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、図12に示すプリントキュー情報37のように、1つのプリントキュー26に複数のプリセット情報28を対応付けても良い。
【0087】
また上述した実施の形態においては、プリントキュー26にプリセット情報28が対応付けられている場合、該プリセット情報28が印刷設定に反映された状態でプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図6)を表示する場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリントキュー26にプリセット情報28が対応付けられている場合と対応付けられていない場合とに関わらず、全てのプリントキュー26において、デフォルト設定情報格納部40に予め格納されているデフォルト設定に従い、デフォルト設定適用時印刷設定画面DIP3(図5)のように表示し、プリセット選択部50がユーザにより選択されるとプリントキュー26に対応付けられているプリセット情報28を表示し、該プリセット情報28がユーザに選択されると、該プリセット情報28が反映された形でプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図6)のように表示しても良い。
【0088】
そのとき、1つのプリントキュー26に複数のプリセット情報28が対応付けられている場合、プリセット選択部50がユーザにより選択されるとプリントキュー26に対応付けられている複数のプリセット情報28の一覧を表示し、所望のプリセット情報28がユーザに選択されると、該プリセット情報28が反映された形でプリセット情報適用時印刷設定画面DIP4(図6)のように表示しても良い。
【0089】
さらに上述した実施の形態においては、プリントキュー制御処理手順RT1(図10)におけるステップSP3においてプリントキュー情報37が上述した2つの条件の何れかを満たす場合、該当のプリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除する場合について述べた。本発明はこれに限らず、上述した2つの条件から何れか1つのみを適宜採用しても良い。
【0090】
さらに上述した実施の形態においては、プリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除する条件2として、キュー種別がAirPrintであり、かつ、ネットワーク4から切断されて一定時間(例えば1日間)が経過したプリンタ3とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリントキュー26をプリントキュー一覧20から削除する条件2として、キュー種別がAirPrintであり、かつ、ネットワーク4から切断された直後以降のプリンタ3としても良い。
【0091】
さらに上述した実施の形態においては、識別情報としてのプリンタ名として、「プリンタ3の機種名-プリンタMACアドレスの下6桁」の文字列を用いる場合について述べた。本発明はこれに限らず、識別情報として、例えば、プリンタMACアドレスのみ、プリンタIPアドレスのみ又はプリンタ3の機種名のみを用いても良い。識別情報をプリンタMACアドレスのみとした場合、プリンタMACアドレスはプリンタ3毎に固有であるため問題なく利用可能である。また、識別情報をプリンタIPアドレスのみとした場合、プリンタIPアドレスは変更される可能性があるものの、プリンタIPアドレスでプリンタ3を判断して設定を反映する際にエラーが発生した場合に反映を取り消す等、判定の手順を加えれば、利用可能である。さらに、識別情報をプリンタ3の機種名のみとした場合、プリンタ3毎に過去に利用された細やかな設定を反映することができないものの、基本的に利用したデフォルトの設定を反映するのであれば、十分に利用可能である。またさらに、識別情報として、プリンタ3の機種名、プリンタMACアドレス及びプリンタIPアドレスのうちの任意の2つ以上の文字列を組み合わせても用いても良い。
【0092】
さらに上述した実施の形態においては、プリントキュー制御処理手順RT1(図10)におけるステップSP4においてプリセット情報28をプリンタドライバ14内のプリセット格納部38に保存する場合について述べた。本発明はこれに限らず、PC2における例えばRAM、ROMやHDD(ハードディスクドライブ)等、情報を記憶する他の種々の格納部にプリセット情報28を保存しても良い。
【0093】
さらに上述した実施の形態においては、macOSにより動作しドライバレス印刷としてAirPrintを用いるPC2に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、Windowsにより動作し他の種々の方式のドライバレス印刷を用いるPCに本発明を適用しても良い。
【0094】
さらに上述した実施の形態においては、プリンタドライバ14に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばサービスやデーモン等の、バックグラウンドで動作するソフトウェアに本発明を適用しても良い。
【0095】
さらに上述した実施の形態においては、無線LANであるネットワーク4によりプリンタ3と接続されたPC2に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、Bluetooth(登録商標)、有線LAN又はUSB等、他の種々の通信方法によりプリンタ3と接続されたPC2に本発明を適用しても良い。
【0096】
さらに上述した実施の形態においては、据え置き型の機器であるPC2に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、可搬型機器としての携帯端末に本発明を適用しても良い。
【0097】
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態にも本発明の適用範囲が及ぶものである。また、本発明は、上述した各実施の形態及び上述した他の実施の形態のうち任意の実施の形態に記載された構成の一部を抽出し、上述した実施の形態及び他の実施の形態のうちの任意の実施の形態の構成の一部と置換・転用する場合や、該抽出された構成の一部を任意の実施の形態に追加する場合にも本発明の適用範囲が及ぶものである。
【0098】
さらに上述した実施の形態においては、第1のプリントキューとしてのプリントキュー26aと、格納部としてのプリントキュー情報格納部36及びプリセット格納部38と、管理部としてのプリントキュー管理部34とによって、情報処理装置としてのPC2を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる第1のプリントキューと、格納部と、管理部とによって、情報処理装置を構成しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明は、情報処理装置から画像形成装置に印刷データを送信して画像形成装置で印刷を行う場合にも利用できる。
【符号の説明】
【0100】
1……情報処理システム、2……PC、3……プリンタ、4……ネットワーク、10……アプリケーション、11……OS、12……印刷サブシステム、14……プリンタドライバ、16……通信インタフェース、20……プリントキュー一覧、22……標準印刷設定UI、24……標準PDL変換部、25……管理部、26……プリントキュー、27……プリンタ情報、28……プリセット情報、30……ベンダ印刷設定UI、32……ベンダPDL変換部、34……プリントキュー管理部、36……プリントキュー情報格納部、37……プリントキュー情報、38……プリセット格納部、39……プリセット一覧情報、40……デフォルト設定情報格納部、DIP1……プリンタ及びスキャナ設定画面、42……プリントキュー一覧表示部、DIP2……プリンタ追加画面、44……種類表示部、DIP3……デフォルト設定適用時印刷設定画面、DIP4……プリセット情報適用時印刷設定画面、46……印刷先選択部、48……プリントキュー一覧表示部、50……プリセット選択部。


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12