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特開2023-13797画面生成方法、画面生成装置、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023013797
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】画面生成方法、画面生成装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G05B 23/02 20060101AFI20230119BHJP
【FI】
G05B23/02 301N
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021118219
(22)【出願日】2021-07-16
(71)【出願人】
【識別番号】000191009
【氏名又は名称】新東工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】赤塚 成啓
(72)【発明者】
【氏名】中村 直寿
(72)【発明者】
【氏名】田中 義嗣
【テーマコード(参考)】
3C223
【Fターム(参考)】
3C223AA11
3C223BA03
3C223BB12
3C223CC02
3C223DD03
3C223EB01
3C223EB02
3C223EB03
3C223FF03
3C223FF13
3C223FF15
3C223FF16
3C223FF32
3C223FF42
3C223FF48
3C223GG01
3C223HH08
(57)【要約】
【課題】製造施設における設備の状態を示す画面を生成する画面生成装置において、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させる。
【解決手段】画面生成装置として機能するサーバ(20)は、センサ(Cij)から送信される設備(Mi)に関する第1のデータを第1の周期で定期的に取得する第1の取得処理(S211)と、コントローラ(Pi)から送信される設備(Mi)に関する第2のデータを第1の周期より短い第2の周期で定期的に取得する第2の取得処理(S212)と、コントローラ(Pi)から不定期に送信される設備(Mi)に関するアラートを即時的に取得する第3の取得処理(S213)と、第1のデータ、第2のデータ、及び、アラートに基づいて、設備(Mi)の状態を示す管理画面(G)を生成する生成処理(S22)と、を実行する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成方法であって、
1又は複数のプロセッサが、
前記設備に付帯するセンサから送信される、前記設備に関する第1のデータを定期的に取得する第1の取得処理と、
前記設備に内蔵されたコントローラから送信される、前記設備に関する第2のデータを定期的に取得する第2の取得処理と、
前記設備に内蔵されたコントローラから不定期に送信される、前記設備に関するアラートを即時的に取得する第3の取得処理と、
前記第1のデータ、前記第2のデータ、及び、前記アラートに基づいて、前記設備の状態を示す管理画面を生成する生成処理と、を実行する、
ことを特徴とする画面生成方法。
【請求項2】
前記センサは、前記第1のデータを第1の周期で定期的に送信し、
前記第1の取得処理において、前記プロセッサは、前記第1のデータを前記第1の周期よりも短い第2の周期で定期的に取得し、
前記第2の取得処理において、前記プロセッサは、前記第2のデータを前記第2の周期で定期的に取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画面生成方法。
【請求項3】
前記コントローラは、前記第2のデータを不定期に、又は、前記第2の周期よりも短い第3の周期で定期的にゲートウェイに送信し、
前記第2の取得処理において、前記プロセッサは、前記ゲートウェイに蓄積された前記第2のデータを、前記第2の周期で定期的に前記ゲートウェイから取得する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画面生成方法。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記第2の周期と同じ、又は、前記第2の周期よりも短い第4の周期で前記生成処理を繰り返すことによって、前記管理画面に示される前記設備の状態を最新の状態に保つ、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画面生成方法。
【請求項5】
前記第1のデータは、前記設備の温度又は振動を示すデータであり、前記第2のデータは、前記設備の動作状態を示すデータである、
ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の画面生成方法。
【請求項6】
製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成装置であって、
1又は複数のプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記設備に付帯するセンサから送信される、前記設備に関する第1のデータを定期的に取得する第1の取得処理と、
前記設備に内蔵されたコントローラから送信される、前記設備に関する第2のデータを定期的に取得する第2の取得処理と、
前記設備に内蔵されたコントローラから不定期に送信される、前記設備に関するアラートを即時的に取得する第3の取得処理と、
前記第1のデータ、前記第2のデータ、及び、前記アラートに基づいて、前記設備の状態を示す管理画面を生成する生成処理と、を実行する、
ことを特徴とする画面生成装置。
【請求項7】
コンピュータを請求項6に記載の画面生成装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータが備える1又は複数のプロセッサに前記各処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成方法および画面生成装置に関する。また、そのような画面生成装置としてコンピュータを動作させるためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
製造施設における設備を管理する管理システムが知られている。このような管理システムは、製造施設に設置されたセンサを有し、設備からの情報とセンサからの情報とを収集することで、設備を管理する。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された製造ライン監視システムでは、製造現場に、製造ラインPLC(Programmable Logic Controller)、データ収集PLC、ゲートウェイ端末が設置され、遠隔地にサーバが設置される。データ収集PLCは、製造ラインPLCより出力される設備の稼働状況を示す製造ラインデータ、各種センサより出力される値をセンサデータとして取得し、取得した製造ラインデータ、センサデータをゲートウェイ端末へ出力する。ゲートウェイ端末は、データ収集PLCにより出力された製造ラインデータ、センサデータを受信し、受信したこれらのデータを遠隔地に設置されたサーバへネットワークを介して送信する。サーバは、ゲートウェイ端末により送信された製造ラインデータ、センサデータを蓄積して、これらの各種データをクライアント端末から閲覧可能にする。
【0004】
また、特許文献2に開示された運転保守支援システムでは、施設場内に運転操作機器、センサ機器、動力盤、およびデータロガーが設置される。データロガーは、動力盤内のPLCから、運転操作機器の運転状態およびセンサ機器の計測データを収集する。データロガーは、計測データを、現場管理者の携帯情報端末から無線ネットワークを介して閲覧可能にする。また、データロガーは、計測データを、遠隔地の専門技術者の情報端末装置に対してネットワークを介して送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】日本国公開特許公報「特開2018-63715号公報(2018年4月19日公開)」
【特許文献2】日本国公開特許公報「特開2004-326468号公報(2004年11月18日公開)」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
製造施設における設備の状態を示す管理画面を、設備およびセンサから取得した情報に基づいて生成する管理システムにおいては、以下のような問題を生じ得る。すなわち、よりリアルタイムに設備の状態を管理画面に反映するためには、より短い周期で設備およびセンサから情報を取得する必要がある。しかしながら、設備およびセンサから情報を取得する周期が短くなると、これらの情報を伝送するためのネットワークの高速化および広帯域化を図る必要が生じ、運用コストが上昇する。また逆に、運用コストを抑えるためにネットワークの高速化および広帯域化を怠ると、リアルタイムに設備の状態を管理画面に反映することが困難になり、設備の状態が急変したときに必要な措置を迅速に講じることが不可能になる。
【0007】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成方法および画面生成装置であって、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させた画面生成方法および画面生成装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
設備に内蔵されたコントローラから送信されるアラートは、リアルタイムに監視することが好ましい。アラートに即応した措置を講じることができなかった場合、直ちに装置の不具合を招来する可能性が高いからである。一方、設備に内蔵されたコントローラから送信されるデータ(例えば、設備の消費電力を表すデータ)、及び、その設備に付帯するセンサから送信されるデータ(例えば、設備の温度を表すデータ)は、定期的に監視することが好ましい。これらのデータに即応できなくても、直ちに装置の不具合を招来する可能性が低いからである。
【0009】
このように、管理画面を生成するためにコントローラおよびセンサから取得する情報には、即時的に取得しないと問題が生じる可能性が高いものと、定期的に取得しても問題が生じる可能性が低いものとがある。したがって、前者に分類される情報の取得を即時的に行いながら、後者に分類される情報の取得を定期的に行うようにすれば、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させることが可能になる。本願発明者らは、以上の考察に基づき、本発明の一態様を想到するに至った。
【0010】
本発明の一態様に係る画面生成方法は、製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成方法であって、1又は複数のプロセッサが第1の取得処理と、第2の取得処理と、第3の取得処理と、生成処理とを実行することを特徴としている。また、本発明の一態様に係る画面生成装置は、製造施設における設備の状態を示す管理画面を生成する画面生成装置であって、第1の取得処理と、第2の取得処理と、第3の取得処理と、生成処理とを実行する1又は複数のプロセッサを備えていることを特徴としている。
【0011】
ここで、第1の取得処理は、前記設備に付帯するセンサから送信される、前記設備に関する第1のデータを、定期的に取得する処理である。また、第2の取得処理は、前記設備に内蔵されたコントローラから送信される、前記設備に関する第2のデータを、定期的に取得する処理である。また、第3の取得処理は、前記設備に内蔵されたコントローラから不定期に送信される、前記設備に関するアラートを、即時的に取得する処理である。また、生成処理は、前記第1のデータ、前記第2のデータ、及び、前記アラートに基づいて、前記設備の状態を示す管理画面を生成する処理である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一態様によれば、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に掛かる管理システムの構成を示すブロック図である。
図2図1の管理システムに含まれるサーバの構成を示すブロック図である。
図3図2のサーバが実行する画面生成方法における処理の流れを示すフロー図である。
図4図3に示す画面生成方法におけるデータの流れを示すシーケンス図である。
図5図3に示す画面生成方法により生成される管理画面の具体例を示す画面構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(管理システムの構成)
本発明の一実施形態に係る管理システム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、管理システム1の構成を示すブロック図である。
【0015】
管理システム1は、製造ライン9を管理するためのシステムであり、図1に示すように、ゲートウェイ10と、サーバ20(特許請求の範囲における「画面生成装置」の一例)と、端末30とを含んでいる。
【0016】
製造ライン9は、製造施設90内に設置されたn個(nは1以上の自然数)の設備M1~Mnにより構成されている。各設備Mi(iは1以上n以下の自然数)には、コントローラPiが内蔵されている。コントローラPiは、(1)設備Miの内的な状態を特定し、特定した状態を表すデータを生成する機能、および、(2)特定した状態に基づき、設備Miに関するアラートを生成する機能を有している。また、各設備Miには、センサ群Ciが付帯している。各センサ群Ciは、設備Miの外的な状態を検出し、検出した状態を表す信号を生成する機能を有している。製造施設90内には、更に、センサ親機CPが設置されている。センサ親機CPは、無線センサネットワークを介して各センサ群Ciと接続されている。センサ親機CPは、各設備Miに付帯するセンサ群Ciから、その設備Miの外的な状態を表す信号を取得し、その設備Miの外的な状態を表すデータを生成する機能を有している。製造ライン9の構成については、節を改めて詳述する。
【0017】
ゲートウェイ10は、製造施設90内に配置され、LAN9001を介して設備M1~Mnおよびセンサ親機CPの各々と接続されている。ゲートウェイ10は、各設備Miに内蔵されたコントローラPiから、その設備Miの内的な状態を表すデータ、および、その設備Miに関するアラートを取得する。また、ゲートウェイ10は、センサ親機CPから、各設備Miの外的な状態を表すデータを取得する。サーバ20は、製造施設90外に配置され、WAN(Wide Area Network)1001を介してゲートウェイ10と接続されている。サーバ20は、ゲートウェイ10から、各設備Miの外的な状態を表すデータ、各設備Miの内的な状態を表すデータ、および、各設備Miに関するアラートを取得する。また、サーバ20は、各設備Miに関するデータおよびアラートに基づいて、製造ライン9を管理するための管理画面Gを生成する。端末30は、製造施設90の内外を問わず任意の場所に配置され、WAN1001を介してサーバ20に接続されている。端末30は、サーバ20から管理画面Gを取得すると共に、取得した管理画面Gを表示する。サーバ20の構成および管理画面Gの具体例については、節を改めて詳述する。
【0018】
例えば、端末30は、各設備Miのメンテナンスを担当する担当者によって携帯されるノート型コンピュータ、スマートフォン、タブレット等であってもよい。また、例えば、端末30は、製造ライン9のメンテナンスに対応するサポートセンサーに設置されていてもよい。また、例えば、端末30は、製造ライン9の現場担当者が使用するために、製造施設90に設置されていてもよい。また、図1には、管理システム1に1の端末30が含まれる例を示しているが、管理システム1には、複数の端末30が含まれていてもよい。例えば、複数の端末30のうちいずれかが、上述した担当者によって携帯され、他のいずれかが、上述したサポートセンターに設定され、他のいずれかが、製造施設90に設置されていてもよい。
【0019】
(製造ラインの詳細)
製造ライン9の詳細について、再び図1を参照して説明する。製造ライン9は、上述したように、n個の設備M1~Mnと、n個のセンサ群C1~Cnと、センサ親機CPとを含んでいる。本実施形態においては、製造ライン9として、鋳物の製造ラインを想定するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0020】
各設備Miは、コントローラPiを内蔵する。設備Miは、一例として、造型機、ブラスト装置、または集塵機等であるが、これらに限られない。
【0021】
各コントローラPiは、設備Miを制御する。コントローラPiは、一例として、設備Miの各部を制御するプログラムにしたがって動作するPLC(Programmable Logic Controller)である。各コントローラPiは、設備Miの内的な状態を特定し、特定した状態を表すデータを生成する。また、各コントローラPiは、特定した状態に基づいて、設備Miに関するアラートを生成する。ここで、設備Miの内的な状態としては、例えば、動作状態、消費電力、稼働時間、所定部品の点検回数、所定部品の稼働時間、所定部品の交換日時、又は、所定作業に要した処理時間などが挙げられる。ただし、設備Miの内的な状態は、これらに限定されない。また、設備Miに関するアラートとしては、設備Mi又は所定部品が異常であることを示す異常アラート、設備Mi又は所定部品が異常である可能性が高いことを示す警告アラートなどが挙げられる。ただし、設備Miに関するアラートは、これらに限定されない。なお、コントローラPiによる設備Miの内的な状態の特定は、例えば、設備Miに内蔵されたセンサから出力された信号、および/又は、設備Miに内蔵されたメモリに記憶されたパラメータ(例えば、設備Miの動作を規定する設定値)を参照することによって実現される。
【0022】
また、各コントローラPiは、製造施設90に敷設されたLAN(Local Area Network)9001を介して、後述するゲートウェイ10に接続される。なお、LAN9001は、例えば、有線LAN、無線LAN、またはこれらの組み合わせによって構成される。各コントローラPiは、ゲートウェイ10からの要求に応じて、又は、自発的に、設備Miの内的な状態を表すデータ、および、各設備Miに関するアラートを当該ゲートウェイ10に送信する。ここで、各送信タイミングにおいてコントローラPiがゲートウェイ10に送信するデータは、現送信タイミングの直前に生成されたデータであってもよいし、前送信タイミングから現送信タイミングまでの間に生成されたデータの時系列であってもよい。また、各送信タイミングにおいてコントローラPiがゲートウェイに送信するアラートについても同様である。なお、コントローラPiとゲートウェイ10との通信は、ここで説明したようにLAN接続によって実現してもよいし、シリアル接続によって実現してもよい。
【0023】
各センサ群Ciは、設備Miに付帯するmi(miは1以上の自然数)のセンサCi1~Cimiにより構成されている。ここで、付帯するとは、設備Miの外的な状態を検出するために、設備Miに後付けで設置されることをいう。各センサCij(jは1以上mi以下の自然数)の設置場所自体は、設備Miの内部であっても外部であっても構わない。なお、本実施形態において、各設備MiにセンサCi1~Cimiが付帯しているが、本発明は、これに限定されない。すなわち、製造ライン9には、センサが付帯していない設備Miが含まれていてもよい。図1の例では、設備M1には、2つのセンサC11,C12が付帯する。設備M2には、1つのセンサC21が付帯する。設備Mnには、1つのセンサCm1が付帯する。
【0024】
各センサCijは、設備Miの外的な状態を検出し、検出した状態を表す信号を生成する。ここで、設備Miの外的な状態としては、設備Miの振動、又は、設備Miの温度が挙げられる。設備Miの振動とは、その振動の変位、速度、および加速度の少なくとも何れかであり得る。また、他の例としては、設備Mi内の2室(例えば集塵機内のクリーンルームおよびダーティールーム)の差圧が挙げられる。また、他の例としては、設備Miに内蔵された電子部品(例えば、部品を回転駆動するためのモータなど)の電流値が挙げられる。また、他の例としては、設備Miの作動油の汚れが挙げられる。また、他の例としては、設備Miに注入される湯温等が挙げられる。ただし、設備Miの外的な状態は、これらに限られない。また、センサCijは、一例として、振動センサ、CT(Current Transformer)センサ、マノメータ、油中劣化センサ、非接触温度センサ等であるが、これらに限らず、任意のアナログセンサ(通常、4~20mAの出力を有する)であり得る。
【0025】
また、各センサCijは、センサ親機CPに通信可能に接続される。一例として、各センサCijは、無線センサネットワークを介してセンサ親機CPと通信可能に接続される。無線センサネットワークは、例えば、赤外線やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって構築される。また、センサ親機CPと各センサCijとの間では、所定のプロトコルにしたがって信号が送受信される。センサ親機CPが対応する無線センサネットワークに接続する通信インタフェースを有し、且つ、センサ親機CPが対応するプロトコルにしたがって情報を送受信するセンサであれば、何れかの設備Miに付帯するセンサとして後付けで容易に増設可能である。
【0026】
なお、各センサCijは、検出した設備Miの外的な状態を表す信号を、周期的にセンサ親機CPに送信するように構成されていてもよい。或いは、各センサCijは、検出した設備Miの外的な状態を表す信号を、検出した設備Miの外的な状態が所定条件を満たした時点でセンサ親機CPに送信するように構成されていてもよい。或いは、各センサCijは、検出した設備Miの外的な状態を表す信号を、センサ親機CPから要求を受けた時点でセンサ親機CPに送信するように構成されていてもよい。
【0027】
センサ親機CPは、各センサCijから、設備Miの外的な状態を表す信号を受信する。なお、センサ親機CPが各センサCijから信号を受信するタイミングは、そのセンサCijの構成に応じたタイミングである。センサ親機CPは、各設備Miについて、その設備Miに付帯するセンサCi1~Cimiの各々から受信した信号から、その設備Miの外的な状態を表すデータを生成する。そして、センサ親機CPは、各設備Miについて、その設備Miの外的な状態を表すデータを、その設備Miの識別情報に関連付けてセンサ親機CPのメモリ(図示せず)に記憶する。なお、設備Miと、その設備Miの外的な状態を表すデータの紐づけは、ここで説明したようにセンサ親機CPで行ってもよいし、ゲートウェイ10で行ってもよいし、サーバ20で行ってもよい。
【0028】
また、センサ親機CPは、LAN9001を介して、ゲートウェイ10に接続される。センサ親機CPは、ゲートウェイ10からの要求に応じて、または、自発的に、各設備Miの外的な状態を表す情報を、メモリから読みだしてゲートウェイ10に送信する。ここで、各送信タイミングにおいてセンサ親機CPがゲートウェイ10に送信するデータは、現送信タイミングの直前に生成されたデータであってもよいし、前送信タイミングから現送信タイミングまでの間に生成されたデータの時系列であってもよい。
【0029】
なお、本実施形態では、製造ライン9は1つのセンサ親機CPを有しているが、センサ親機CPと同様に構成される複数のセンサ親機を含んでいてもよい。その場合、各センサCijは、複数のセンサ親機の何れかに接続される。また、複数のセンサ親機の少なくとも1つは、他の少なくとも1つのセンサ親機と異なる無線センサネットワークに接続するものであってもよい。また、複数のセンサ親機の少なくとも1つは、他の少なくとも1つのセンサ親機と異なるプロトコルを用いて各センサCijと通信するものであってもよい。
【0030】
(サーバ20の構成)
サーバ20の詳細について、図2を参照して説明する。図2は、サーバ20のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0031】
サーバ20は、図2に示すように、プロセッサ201と、主メモリ202と、補助メモリ203と、通信インタフェース204とを備えたコンピュータによって構成される。なお、主メモリ202および補助メモリ203は、本発明における、サーバが備えるメモリの一例である。また、通信インタフェース204は、本発明における、サーバが備える通信インタフェースの一例である。
【0032】
プロセッサ201、主メモリ202、補助メモリ203、および通信インタフェース204は、バス209を介して互いに接続されている。プロセッサ201としては、例えば、単一又は複数のマイクロプロセッサ、単一又は複数のデジタルシグナルプロセッサ、単一又は複数のマイクロコントローラ、又はこれらの組み合わせが用いられる。主メモリ202としては、例えば、単一又は複数の半導体RAMが用いられる。補助メモリ203としては、例えば、単一又は複数のHDD、単一又は複数のSSD、又はこれらの組み合わせが用いられる。また、補助メモリ203の一部又は全部は、通信インタフェース204を介して接続されたネットワーク上のストレージであってもよい。通信インタフェース204は、WAN1001に接続される。
【0033】
補助メモリ203には、後述するサーバ20の画面生成方法S20をプロセッサ201に実行させるためのプログラムP20が格納されている。プロセッサ201は、補助メモリ203に格納されたプログラムP20を主メモリ202上に展開し、主メモリ202上に展開されたプログラムP20に含まれる各命令を実行する。これによって、プロセッサ201は、画面生成方法S20に含まれる各ステップを実行する。また、補助メモリ203には、画面生成方法S20を実行するためにプロセッサ201が参照する各種データが格納されている。
【0034】
通信インタフェース204は、WAN1001を介してゲートウェイ10および端末30と通信するためのインフェースである。通信インタフェース204としては、例えば、イーサネット(登録商標)インタフェースが用いられる。
【0035】
なお、ここでは、内部記憶媒体である補助メモリ203に格納されているプログラムP20に従ってプロセッサ201が画面生成方法S20を実行する形態について説明したが、これに限定されない。すなわち、外部記録媒体に格納されているプログラムP20に従ってプロセッサ201が画面生成方法S20を実行する形態を採用してもよい。この場合、外部記録媒体としては、コンピュータが読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、又はプログラマブル論理回路などを用いることができる。あるいは、通信インタフェース204を介して接続されるネットワーク上から取得したプログラムP20に従ってプロセッサ201が画面生成方法S20を実施する形態を採用してもよい。
【0036】
また、ここでは、単一のコンピュータによってサーバ20の機能を実現する形態について説明したが、これに限定されない。すなわち、互いに通信可能に構成された複数のコンピュータによってサーバ20の機能を実現する形態を採用してもよい。この場合、画面生成方法S20を構成する各ステップを、これらのコンピュータにより並列的に実行することが可能になる。
【0037】
(画面生成方法の流れ)
サーバ20が実行する画面生成方法S20の流れについて、図3および図4を参照して説明する。図3は、画面生成方法S20における処理の流れを示すフロー図である。図4は、画面生成方法S20におけるデータの流れを示すシーケンス図である。
【0038】
画面生成方法S20は、図3に示すように、取得処理S21と、生成処理S22と、含む。取得処理S21は、サーバ20のプロセッサ201が、各設備Miに関するデータおよびアラートを取得する処理である。生成処理S22は、サーバ20のプロセッサ201が、取得処理S21にて取得したデータおよびアラートに基づいて、設備Miの状態を示す管理画面Gを生成する処理である。生成処理S22にて生成された管理画面Gは、端末30に送信される。
【0039】
サーバ20のプロセッサ201が実行する取得処理S21は、図4に示すように、第1の取得処理S211と、第2の取得処理S212と、第3の取得処理S213と、を含んでいる。
【0040】
第1の取得処理S211は、設備Miに付帯するセンサCijから送信された、設備Miの外的な状態を表すデータ(特許請求の範囲における「第1のデータ」の一例)を、サーバ20のプロセッサ201がゲートウェイ10から定期的に取得する処理である。センサ親機CPは、設備Miの外的な状態を表すデータを第1の周期T1で定期的にゲートウェイ10に送信する。これに対して、第1の取得処理S211は、第1の周期T1よりも短い第2の周期T2で定期的に実行される。なお、第1の周期T1は、例えば、10分であり、第2の周期T2は、例えば、10分以下である。これにより、管理画面Gに表示する設備Miの外的な状態を、必要にして十分な頻度で更新することが可能になる。
【0041】
第2の取得処理S212は、設備Miに内蔵されたコントローラPiから送信された、設備Miの内的な状態を表すデータ(特許請求の範囲における「第2のデータ」の一例)を、サーバ20のプロセッサ201がゲートウェイ10から定期的に取得する処理である。コントローラPiは、設備Miの内的な状態を表すデータを、不定期に、又は、第2の周期T2よりも短い第3の周期T3で定期的にゲートウェイ10に送信する。図4においては、後者のケースを図示している。これに対して、第2の取得処理S212は、第1の取得処理S211と同様、第2の周期T2で定期的に実行される。第2の取得処理S212にてプロセッサ201が取得するデータは、第2の周期T2の間にゲートウェイ10に蓄積された、設備Miの内的な状態を表すデータとなる。これにより、管理画面Gに表示する設備Miの内的な状態を、必要にして十分な頻度で更新することが可能になる。なお、第2の取得処理S212は、第1の取得処理S211は、同時に実行してもよい。これにより、同時に実行しない場合と比べて、ゲートウェイ10とサーバ20との接続回数を減らすことができ、その結果、通信コストを下げることができる。
【0042】
第3の取得処理S213は、設備Miに内蔵されたコントローラPiから不定期に送信された、設備Miに関するアラート(特許請求の範囲における「アラート」の一例)を、サーバ20のプロセッサ201がゲートウェイ10から取得する処理である。この第3の取得処理S213は、ゲートウェイ10がコントローラPiからアラートを受信した時点で即時的に実行される。なお、コントローラPiがアラートをゲートウェイ10に送信するタイミングは、コントローラPiが設備Miの内的な状態を表すデータをゲートウェイ10に送信するタイミングの何れかと一致していてもよい。
【0043】
生成処理S22は、第2の周期T2と同じ、または、第2の周期T2よりも短い第4の周期T4で繰り返し実行される。図4においては、第4の周期T4が第2の周期T2と同じ周期であるケースを図示している。
【0044】
なお、センサ親機CPは、上述したように、設備Miの外的な状態を表すデータを、第1の周期T1で定期的にゲートウェイ10に送信する。この場合、各送信タイミングにおいてセンサ親機CPがゲートウェイ10に送信するデータは、前送信タイミングから現送信タイミングまでの間に検出された設備Miの外的な状態の時系列を表すデータとなる。
【0045】
また、設備Miに内蔵されたコントローラPiは、上述したように、設備Miの内的な状態を表すデータを、不定期にゲートウェイ10に送信する。この場合、コントローラPiがデータを送信する送信タイミングは、例えば、設備Miの内的な状態が変化したタイミングである。この場合、各送信タイミングにおいてコントローラPiがゲートウェイ10に送信するデータは、変化後の内的な状態を表すデータとなる。或いは、設備Miに内蔵されたコントローラPiは、上述したように、設備Miの内的な状態を表すデータを、第3の周期T3で定期的にゲートウェイ10に送信する。この場合、各送信タイミングにおいてコントローラPiがゲートウェイ10に送信するデータは、前送信タイミングから現送信タイミングまでの間に検出された設備Miの内的な状態の時系列を表すデータとなる。
【0046】
また、設備Miに内蔵されたコントローラPiは、例えば、設備Miに関するアラートを、不定期にゲートウェイ10に送信する。この場合、コントローラPiがアラートを送信するタイミングは、例えば、設備Miの内的な状態が変化したタイミングである。この場合、各送信タイミングにおいてコントローラPiがゲートウェイ10に送信するアラートは、変化後の内的な状態に基づいて生成されたアラートとなる。
【0047】
(管理画面の具体例)
サーバ20により生成され、端末30により表示される管理画面Gの一具体例について、図5を参照して説明する。図5は、管理画面Gの一具体例を示す画面構成図である。本具体例に係る管理画面Gは、4つの設備M1~M4の状態を同時に示す管理画面である。
【0048】
管理画面Gは、図5に示すように、第1の表示領域G1、第2の表示領域G2、第3の表示領域G3、および第4の表示領域G4を含む。
【0049】
第1の表示領域G1は、第1の設備M1の状態を示すための表示領域である。第2の表示領域G2は、第2の設備M2の状態を示すための表示領域である。第3の表示領域G3は、第3の設備M3の状態を示すための表示領域である。第4の表示領域G4は、第4の設備M4の状態を示すための表示領域である。これら4つの表示領域G1~G4は、同様に構成されているので、以下、第1の表示領域G1について説明し、他の表示領域G2~G4についてはその説明を割愛する。
【0050】
第1の表示領域G1は、図5に示すように、外的状態表示領域G11、内的状態表示領域G12、およびアラート表示領域G13を含む。
【0051】
外的状態表示領域G11は、上述した第1の取得処理S211にて取得したデータの表す、設備M1の外的な状態を表示するための領域である。図5においては、設備Miの外的な状態として、設備M1の温度、および、設備M1の振動(より具体的には、振動の加速度)を表示する外的状態表示領域G11を例示している。
【0052】
内的状態表示領域G12は、上述した第2の取得処理S212にて取得したデータの表す、設備M1の内的な状態を表示するための領域である。図5においては、設備Miの内的な状態として、設備Miの消費電力、および、設備Miの稼働時間を表示する内的状態表示領域を例示している。
【0053】
アラート表示領域G13は、上述した第3の取得処理S213にて取得した、設備Miに関するアラートを表示するための領域である。図5においては、設備Miに関するアラートとして、警告アラート(「警告」という文字列)を表示するアラート表示領域G13を例示している。上述した第3の取得処理S213において設備Miに関するアラートを取得しなかった場合、アラート表示領域G13には、例えば「正常」という文字列が表示される。
【0054】
(まとめ)
本実施形態の側面1に係る画面生成方法は、製造施設における設備の状態を示す画面を生成する画面生成方法であって、1又は複数のプロセッサが、前記設備に付帯するセンサから第1の周期で送信される、前記設備に関する第1のデータを、第1の周期よりも短い第2の周期で定期的に取得する第1の取得処理と、前記設備に内蔵されたコントローラから送信される、前記設備に関する第2のデータを、前記第2の周期で定期的に取得する第2の取得処理と、前記設備に内蔵されたコントローラから不定期に送信される、前記設備に関するアラートを即時的に取得する第3の取得処理と、前記第1のデータ、前記第2のデータ、及び、前記アラートに基づいて、前記設備の状態を示す画面を生成する生成処理と、を実行する、ことを特徴とする。
【0055】
上記の方法によれば、設備に内蔵されたコントローラから送信されるアラートを即時的に取得すると共に、設備に付帯するセンサ及び設備に内蔵されたコントローラから送信されるデータを第2の周期で定期的に取得することができる。したがって、上記の方法によれば、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させることができる。
【0056】
本実施形態の側面2に係る画面生成方法は、側面1に係る画面生成方法の特徴に加えて、前記コントローラは、前記第2のデータを不定期に、又は、前記第2の周期よりも短い第3の周期で定期的にゲートウェイに送信し、前記第2の取得処理において、前記プロセッサは、前記ゲートウェイに蓄積された前記第2のデータを、前記第2の周期で定期的に前記ゲートウェイから取得する、ことを特徴とする。
【0057】
上記の方法によれば、コントローラから不定期に又は定期的に送信される第2のデータを即時的に取得する場合と比べて、ゲートウェイとの間の通信頻度を低下させることができる。
【0058】
本実施形態の側面3に係る画面生成方法は、側面1又は2に係る画面生成方法の特徴に加えて、前記プロセッサは、前記第2の周期と同じ、又は、前記第2の周期よりも短い第4の周期で前記生成処理を繰り返すことによって、前記管理画面に示される前記設備の状態を最新の状態に保つ、ことを特徴とする。
【0059】
上記の方法によれば、生成される管理画面のリアルタイム性を更に高めることができる。
【0060】
本実施形態の側面4に係る画面生成方法は、側面1~3の何れか一側面に係る画面生成方法の特徴に加えて、前記第1のデータは、前記設備の温度又は振動を示すデータであり、前記第2のデータは、前記設備の動作状態を示すデータである、ことを特徴とする。
【0061】
上記の方法によれば、設備の温度又は設備の振動、および、設備の動作状態を反映した管理画面を生成することができる。
【0062】
本実施形態の側面5に係る画面生成装置は、製造施設における設備の状態を示す画面を生成する画面生成装置であって、1又は複数のプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記設備に付帯するセンサから第1の周期で送信される、前記設備に関する第1のデータを、前記第1の周期よりも短い第2の周期で定期的に取得する第1の取得処理と、前記設備に内蔵されたコントローラから送信される、前記設備に関する第2のデータを、前記第2の周期で定期的に取得する第2の取得処理と、前記設備に内蔵されたコントローラから不定期に送信される、前記設備に関するアラートを即時的に取得する第3の取得処理と、前記第1のデータ、前記第2のデータ、及び、前記アラートに基づいて、前記設備の状態を示す画面を生成する生成処理と、を実行する、ことを特徴とする。
【0063】
上記の構成によれば、設備に内蔵されたコントローラから送信されるアラートを即時的に取得すると共に、設備に付帯するセンサ及び設備に内蔵されたコントローラから送信されるデータを第2の周期で定期的に取得することができる。したがって、上記の構成によれば、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させることができる。
【0064】
本実施形態の側面6に係るプログラムは、コンピュータを側面5に係る画面生成装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータが備える1又は複数のプロセッサに前記各処理を実行させることを特徴とする。
【0065】
上記の構成によれば、実際の製造施設において求められる管理画面のリアルタイム性を確保しつつ、ネットワークの高速化および広帯域化に対する要求水準を低下させることが可能な画面生成装置としてコンピュータを機能させることができる。
【0066】
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。上述した実施形態に含まれる個々の技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0067】
1 管理システム
10 ゲートウェイ
20 サーバ(管理画面生成装置)
201 プロセッサ
202 主メモリ
203 補助メモリ
204 通信インタフェース
30 端末
90 製造施設
9 製造ライン
Mi 設備
Pi コントローラ
CP センサ親機
Ci センサ群
図1
図2
図3
図4
図5